JPH0745519Y2 - 鎖とフックの連結ボルト - Google Patents

鎖とフックの連結ボルト

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Publication number
JPH0745519Y2
JPH0745519Y2 JP3680893U JP3680893U JPH0745519Y2 JP H0745519 Y2 JPH0745519 Y2 JP H0745519Y2 JP 3680893 U JP3680893 U JP 3680893U JP 3680893 U JP3680893 U JP 3680893U JP H0745519 Y2 JPH0745519 Y2 JP H0745519Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
chain
connecting bolt
bolt
intermediate shaft
shaft portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3680893U
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English (en)
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JPH07994U (ja
Inventor
勝久 石田
Original Assignee
株式会社 ニッチ
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Filing date
Publication date
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  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、牽引巻上機等に使用さ
れる鎖とフックとの連結ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の連結ボルトは、図6に示
すように、頭部41と中間軸部42と先端ネジ部43を有し、
特に中間軸部42は横断面円形の丸柱型であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、牽引巻上機
に於て、そのコンパクト化のためにしだいに使用される
鎖の径が小さなものが用いられるようになってきた。即
ち、チェーンシーブ等の大きさは、鎖を構成するリンク
の大きさ(及び線材の外径)によって直接的に影響され
るため、牽引巻上機のコンパクト化を図る手段として、
鎖のリンクの形状(線径を含む)の小さいものが、最近
用いられるようになってきた。
【0004】鎖の最先端のリンクと、テールフックと
は、連結ボルトをその最先端リンクへ挿通し、かつテー
ルフック基端へ挿通して、ナットで締付けて行われる
が、牽引荷重(巻上荷重)が同一で、リンクが小さい
と、この連結ボルトが強度的に極めて苦しくなる。
【0005】つまり、従来の図6に示したような形状の
ボルトでは、曲げ強度及びせん断強度が不足することが
判明した。
【0006】勿論、この円形横断面の外径Dを増加すれ
ば、上記強度不足は補充出来るはずであるが、小型化し
たリンクの孔へこのボルトを挿通せねばならないから、
自ら、その外径Dに制約がある。
【0007】本考案の目的は、このような最近の牽引巻
上機のコンパクト化を実現するために、鎖の最端とテー
ルフック等を連結するボルトを、小型化したリンクに好
適であって、かつ、十分な曲げ強度とせん断強度を、確
保した連結ボルトを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、頭部と中間軸
部と先端ネジ部を備えたボルトであって、該中間軸部の
横断面形状が、平行な2辺を有する略長円形とした。
【0009】
【作用】鎖を構成するリンクの孔は、比較的細長い長円
形であるため、この孔へ挿通すると、本考案のボルト
の、横断面が略長円形の中間軸部は、この孔の無駄な間
隙を、有効活用できる。
【0010】しかも、中間軸部が略長円形であることに
よって、断面積が増えてせん断強度が増大し、また、曲
げに対する強度───断面係数───が増大できる。
【0011】かつ、平行2辺を有する横断面形状である
ためボルト廻り止めが簡単に実現できて、ナットの螺着
作業が著しく楽となる。
【0012】
【実施例】以下、図示の実施例に基き本考案を説明す
る。
【0013】図2に於て牽引巻上機1の一例を示す。2
は手動操作用ハンドルであり、ロードシーブを内有した
ケーシング3のシャフトにこのハンドル2が取付けられ
ている。
【0014】ロードシーブには鎖4が懸架され、その一
端側が吊下して、その下端に連結ボルト7とテールホル
ダ5を介してフック6が付設される。
【0015】図3にその要部拡大部分断面図を示す。本
考案の連結ボルト7は、このように鎖4とフック6とを
連結するのに用いられるボルトであって、具体的にはテ
ールホルダ5と共働して、鎖4とフック6とを連結して
いる。
【0016】図3及び図4と図5に於て、テールホルダ
5は2個の対称形の部品をリベット8…等にて連結一体
化して、フック6の基端頭部6aを回転自在に保持する
空室部9を形成している。
【0017】また、鎖4の最下端のリンク4aが上方か
ら差込まれる溝部10も形成されている。連結ボルト7
は、この溝部10に差込まれた最下端のリンク4aの孔11
を挿通状として、テールホルダ5の孔12,12へ挿通され
て、ナット13にて締付けられる。テールホルダ5の孔12
は図4に示すように平行な2辺を有する略長円形であ
る。
【0018】そして、連結ボルト7は、図1と図3に示
すように、頭部14と中間軸部15と先端ネジ部16を備えて
いる。中間軸部15の横断面形状は、平行な2辺17,17を
有する略長円形とする。
【0019】つまり、図1の(ニ)に示すように、H>
Tなる関係寸法に設定した略長円形の横断面形状であ
る。従って、図4に示した前記略長円形の孔12,12は、
この連結ボルト7の横断面形状よりも僅かに大きいが、
略同一形に設定されている。
【0020】頭部14は例えば六角形とし、先端ネジ部16
の外径は、上記平行2辺17,17の間隔寸法Tと同一か、
僅かに小に、設定する。
【0021】図3に於て、各部寸法の一例を示すと、鎖
4を構成するリンク4a,4b…の線材径をd、孔の短
径をWとすると、d=9mm,11mm≦W≦12mmの場合に、
図1の(ニ)に於て、T=10mm,H=13mm,R=6mmに
設定する。
【0022】下記に示す表1は、図1の(ニ)に於て、
中間軸部15を、T=10mm,H=13mm,R=6mmとした本
考案実施品と、図6に示した従来品であって中間軸部42
の径Dを、D=10mmとした場合について、断面積S、断
面2次モーメントI,断面係数Zを、夫々比較のために
示した表である。(なお、断面2次モーメントIと断面
係数Zについては、図1の(ニ)と図6の(ハ)に示し
たX軸とY軸に関する夫々の値を示す。)
【0023】
【表1】
【0024】この表1から、図3に示したリンク4aの
孔11に挿通可能な連結ピンとして、本考案の実施品は、
断面積Sが従来品よりも増加して、せん断応力が低減で
きることが分る。かつ、断面係数Zに於て、特に、X軸
に関する断面係数Zx の増加が著しくて、曲げ強度が著
しく向上している。
【0025】
【考案の効果】本考案は上述の構成により、鎖4のリン
ク4aに挿通して用いられる連結ボルトとしては、合理
的な形状に設定され、せん断強度及び曲げ強度が著しく
増加できる。
【0026】かつ、組立作業に於て、平行な2辺17,17
は廻り止めの役目をなし、ナット13の螺着が容易・確実
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本考案の適用例を示す正面図である。
【図3】本考案の使用状態を示す部分断面側面図であ
る。
【図4】要部正面図である。
【図5】要部側面図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
4 鎖 14 頭部 15 中間軸部 16 先端ネジ部 17 辺

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と中間軸部と先端ネジ部を備えたボ
    ルトであって、該中間軸部の横断面形状が、平行な2辺
    を有する略長円形としたことを特徴とする鎖とフックの
    連結ボルト。
JP3680893U 1993-06-11 1993-06-11 鎖とフックの連結ボルト Expired - Lifetime JPH0745519Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3680893U JPH0745519Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 鎖とフックの連結ボルト

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JP3680893U JPH0745519Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 鎖とフックの連結ボルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07994U JPH07994U (ja) 1995-01-06
JPH0745519Y2 true JPH0745519Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=12480084

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JP3680893U Expired - Lifetime JPH0745519Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 鎖とフックの連結ボルト

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JPH07994U (ja) 1995-01-06

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