JPH07994U - 鎖とフックの連結ボルト - Google Patents

鎖とフックの連結ボルト

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JPH07994U
JPH07994U JP3680893U JP3680893U JPH07994U JP H07994 U JPH07994 U JP H07994U JP 3680893 U JP3680893 U JP 3680893U JP 3680893 U JP3680893 U JP 3680893U JP H07994 U JPH07994 U JP H07994U
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JP
Japan
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chain
intermediate shaft
connecting bolt
shaft portion
bolt
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JP3680893U
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Inventor
勝久 石田
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株式会社 ニッチ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 せん断強度の増加、及び、曲げ強度の増加を
図り、鎖の線径の細径化に対応する。 【構成】 頭部14と中間軸部15と先端ネジ部16を備えて
いる。中間軸部15は、その横断面形状が、平行な2辺1
7,17を有する略長円形とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、牽引巻上機等に使用される鎖とフックとの連結ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の連結ボルトは、図6に示すように、頭部41と中間軸部42と先端 ネジ部43を有し、特に中間軸部42は横断面円形の丸柱型であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、牽引巻上機に於て、そのコンパクト化のためにしだいに使用される 鎖の径が小さなものが用いられるようになってきた。即ち、チェーンシーブ等の 大きさは、鎖を構成するリンクの大きさ(及び線材の外径)によって直接的に影 響されるため、牽引巻上機のコンパクト化を図る手段として、鎖のリンクの形状 (線径を含む)の小さいものが、最近用いられるようになってきた。
【0004】 鎖の最先端のリンクと、テールフックとは、連結ボルトをその最先端リンクへ 挿通し、かつテールフック基端へ挿通して、ナットで締付けて行われるが、牽引 荷重(巻上荷重)が同一で、リンクが小さいと、この連結ボルトが強度的に極め て苦しくなる。
【0005】 つまり、従来の図6に示したような形状のボルトでは、曲げ強度及びせん断強 度が不足することが判明した。
【0006】 勿論、この円形横断面の外径Dを増加すれば、上記強度不足は補充出来るはず であるが、小型化したリンクの孔へこのボルトを挿通せねばならないから、自ら 、その外径Dに制約がある。
【0007】 本考案の目的は、このような最近の牽引巻上機のコンパクト化を実現するため に、鎖の最端とテールフック等を連結するボルトを、小型化したリンクに好適で あって、かつ、十分な曲げ強度とせん断強度を、確保した連結ボルトを提供する ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、頭部と中間軸部と先端ネジ部を備えたボルトであって、該中間軸部 の横断面形状が、平行な2辺を有する略長円形とした。
【0009】
【作用】
鎖を構成するリンクの孔は、比較的細長い長円形であるため、この孔へ挿通す ると、本考案のボルトの、横断面が略長円形の中間軸部は、この孔の無駄な間隙 を、有効活用できる。
【0010】 しかも、中間軸部が略長円形であることによって、断面積が増えてせん断強度 が増大し、また、曲げに対する強度───断面係数───が増大できる。
【0011】 かつ、平行2辺を有する横断面形状であるためボルト廻り止めが簡単に実現で きて、ナットの螺着作業が著しく楽となる。
【0012】
【実施例】
以下、図示の実施例に基き本考案を説明する。
【0013】 図2に於て牽引巻上機1の一例を示す。2は手動操作用ハンドルであり、ロー ドシーブを内有したケーシング3のシャフトにこのハンドル2が取付けられてい る。
【0014】 ロードシーブには鎖4が懸架され、その一端側が吊下して、その下端に連結ボ ルト7とテールホルダ5を介してフック6が付設される。
【0015】 図3にその要部拡大部分断面図を示す。本考案の連結ボルト7は、このように 鎖4とフック6とを連結するのに用いられるボルトであって、具体的にはテール ホルダ5と共働して、鎖4とフック6とを連結している。
【0016】 図3及び図4と図5に於て、テールホルダ5は2個の対称形の部品をリベット 8…等にて連結一体化して、フック6の基端頭部6aを回転自在に保持する空室 部9を形成している。
【0017】 また、鎖4の最下端のリンク4aが上方から差込まれる溝部10も形成されてい る。連結ボルト7は、この溝部10に差込まれた最下端のリンク4aの孔11を挿通 状として、テールホルダ5の孔12,12へ挿通されて、ナット13にて締付けられる 。テールホルダ5の孔12は図4に示すように平行な2辺を有する略長円形である 。
【0018】 そして、連結ボルト7は、図1と図3に示すように、頭部14と中間軸部15と先 端ネジ部16を備えている。中間軸部15の横断面形状は、平行な2辺17,17を有す る略長円形とする。
【0019】 つまり、図1の(ニ)に示すように、H>Tなる関係寸法に設定した略長円形 の横断面形状である。従って、図4に示した前記略長円形の孔12,12は、この連 結ボルト7の横断面形状よりも僅かに大きいが、略同一形に設定されている。
【0020】 頭部14は例えば六角形とし、先端ネジ部16の外径は、上記平行2辺17,17の間 隔寸法Tと同一か、僅かに小に、設定する。
【0021】 図3に於て、各部寸法の一例を示すと、鎖4を構成するリンク4a,4b…の 線材径をd、孔の短径をWとすると、d=9mm,11mm≦W≦12mmの場合に、図1 の(ニ)に於て、T=10mm,H=13mm,R=6mmに設定する。
【0022】 下記に示す表1は、図1の(ニ)に於て、中間軸部15を、T=10mm,H=13mm ,R=6mmとした本考案実施品と、図6に示した従来品であって中間軸部42の径 Dを、D=10mmとした場合について、断面積S、断面2次モーメントI,断面係 数Zを、夫々比較のために示した表である。(なお、断面2次モーメントIと断 面係数Zについては、図1の(ニ)と図6の(ハ)に示したX軸とY軸に関する 夫々の値を示す。)
【0023】
【表1】
【0024】 この表1から、図3に示したリンク4aの孔11に挿通可能な連結ピンとして、 本考案の実施品は、断面積Sが従来品よりも増加して、せん断応力が低減できる ことが分る。かつ、断面係数Zに於て、特に、X軸に関する断面係数Zx の増加 が著しくて、曲げ強度が著しく向上している。
【0025】
【考案の効果】
本考案は上述の構成により、鎖4のリンク4aに挿通して用いられる連結ボル トとしては、合理的な形状に設定され、せん断強度及び曲げ強度が著しく増加で きる。
【0026】 かつ、組立作業に於て、平行な2辺17,17は廻り止めの役目をなし、ナット13 の螺着が容易・確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本考案の適用例を示す正面図である。
【図3】本考案の使用状態を示す部分断面側面図であ
る。
【図4】要部正面図である。
【図5】要部側面図である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
4 鎖 14 頭部 15 中間軸部 16 先端ネジ部 17 辺

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と中間軸部と先端ネジ部を備えたボ
    ルトであって、該中間軸部の横断面形状が、平行な2辺
    を有する略長円形としたことを特徴とする鎖とフックの
    連結ボルト。
JP3680893U 1993-06-11 1993-06-11 鎖とフックの連結ボルト Expired - Lifetime JPH0745519Y2 (ja)

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JP3680893U JPH0745519Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 鎖とフックの連結ボルト

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JP3680893U JPH0745519Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 鎖とフックの連結ボルト

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JPH07994U true JPH07994U (ja) 1995-01-06
JPH0745519Y2 JPH0745519Y2 (ja) 1995-10-18

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ID=12480084

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JPH0745519Y2 (ja) 1995-10-18

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