JPH061585Y2 - 吊り治具 - Google Patents

吊り治具

Info

Publication number
JPH061585Y2
JPH061585Y2 JP7789288U JP7789288U JPH061585Y2 JP H061585 Y2 JPH061585 Y2 JP H061585Y2 JP 7789288 U JP7789288 U JP 7789288U JP 7789288 U JP7789288 U JP 7789288U JP H061585 Y2 JPH061585 Y2 JP H061585Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
screw shaft
shackle
cylindrical body
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7789288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01180488U (ja
Inventor
正行 竹内
Original Assignee
正行 竹内
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 正行 竹内 filed Critical 正行 竹内
Priority to JP7789288U priority Critical patent/JPH061585Y2/ja
Publication of JPH01180488U publication Critical patent/JPH01180488U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH061585Y2 publication Critical patent/JPH061585Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばコンクリート成型体等の被吊り物体に
ねじ係合して吊り装置のフックあるいはワイヤに連結さ
れる吊り治具に関するものである。
(従来の技術) 従来の吊り治具として、第5図に示す構造のものがあっ
た。
即ち、ねじ軸1の上端部に左右面を切欠きして偏平な軸
着部2を形成し、この軸着部2の左右面にU字状に屈曲
したシャックル3の両端部3a・3bを配置し、これら
両端部3a・3bおよび上記軸着部2に連結ピン4をね
じ軸1の軸線と直交する方向から貫通して両者を互いに
回動可能に連結する。
そして、上記ねじ軸1に上面が面取りされた座金5およ
びワッシャ状の樹脂ベース6を挿通するとともに、これ
らをシャックル3の両端部3a・3b直下方に配置して
なる構造のものがあった(特開昭62−275992号
公報)。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものは、軸着部2がねじ軸1の両側を切欠か
れて偏平に形成され、さらにこの部に連結ピン4を貫通
するようにしているため、軸着部の有効断面積が少なく
なって引張り応力が低減する欠点があった。
また、シャックル3は、ねじ軸1に対して連結ピン4の
軸線を中心として回動するのみであったため、シャック
ル3に係止したフック(またはワイヤ)の吊り揚げ力
が、連結ピン4の軸線と平行する方向に作用したり、ま
たは上記吊り揚げ力がねじ軸1に対して接線方向に作用
したりすると、ねじ軸1に大きな曲げモーメントが発生
したり、またはねじ軸1が被吊り物体に対して締まり方
向あるいは緩み方向に回転したりする欠点があった。
さらに、吊り揚げた状態で吊り物体を回転させることが
できず、被吊り物体の運搬あるいは設置作業の自由度が
制限される欠点があった。
本考案は、吊り装置と吊り物体とを、水平軸心あるいは
垂直軸心を中心として回転自在に連結するとともに、強
度の高い吊り治具を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、以下の如く構成
したものである。
即ち、筒体の内周下部に小径の段部を形成し、筒体内に
ボルトを下方に向けて挿通するとともに、該ボルトの頭
部を前記段部に回転可能に係止し、ボルトのねじ軸を筒
体から下方に大きく突出させ、外面を非円形に形成した
操作体を筒体の直下方に配置してねじ軸の上端部に一体
的に固定し、操作体の下部外周に大径の当て座を回転か
つ脱落不能に嵌合係止し、U字状に屈曲したシャックル
を前記筒体の上部に該筒体の軸線と直交する方向に貫通
した連結ピンを介して回動可能に連結する構成にしたも
のである。
(作用) 本考案は上記構成にしたものであるから、ねじ軸を被吊
り物体のねじ孔に当て、操作体を回転させると、ボルト
のねじ軸が上記ねじ孔に螺合し、この螺合が完了する
と、当て座が被吊り物体のねじ孔周縁部に当接すること
になる。
次いでシャックルを吊り装置のフック(またはワイヤ)
に係止して該吊り装置を起動させると、その揚上力がシ
ャックル、連結ピン、外筒、ボルトを経て被吊り物体に
伝達され、該被吊り物体が揚上されることになる。
この場合、シャックルに係止した吊り装置のフックの吊
り揚げ力が、ねじ軸の軸線に対して直交方向に作用した
際には、シャックルが連結ピンを中心として回転し、ま
た、上記吊り揚げ力がねじ軸に対して接線方向に作用し
た際には、上記シャックルが外筒を介してねじ軸を中心
として回転することになる。
また、上記吊り揚げ力が、ねじ軸の軸線に対して直交方
向に作用した際には、当て座が被吊り物体のねじ孔周縁
部を広面積で押圧し、ねじ軸の基部に加わる曲げモーメ
ントが低減されることになる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、第1図は本考案の実施例を示す要部断面
側面図、第2図はその左側面図、第3図および第4図は
被吊り物体の吊り状態を示す略画した側面図である。
第1図および第2図において、10は金属資材により形
成した吊り治具であり、以下のようになっている。
即ち、11は円筒状の筒体であり、その内周は上部を大
径孔11aに下部を小径孔11bにして中間部に段部1
1cを形成し、また、内周の下端に大径の嵌合凹部11
dを形成してなる。
上記筒体11内にボルト12を上方から挿通する。この
ボルト12は、その頭部12aを大径孔11aに遊嵌さ
せ、そのねじ軸12bを小径孔11bに若干の隙間を保
持して挿通するとともに筒体11の下面から下方に大き
く突出させる。
上記ボルト12のねじ軸12bに、操作体13を螺合す
る。この操作体13は、その上部13aの外周を筒体1
1の小径孔11bよりも小径の円形面にかつ上記小径孔
11bよりも若干長く形成し、下部13bの外周を筒体
11の嵌合凹部11dよりも若干小径となる大径の六角
面にかつ該嵌合凹部11dよりも長く形成してなる。
そして、操作体13の上部13aを筒体11の小径孔1
1bに回転可能に嵌挿し、下部13bの上端部を筒体1
1の嵌合凹部11dに回転可能に嵌合して上部13aの
上端がボルト12の頭部12a下面に強固に圧接する如
くねじ軸12b上部にねじ込み固定し、これにより、ボ
ルト12と操作体13とは一体的に、またボルト12と
筒体11とは回転可能に連結する。
上記操作体13の下部に大径かつ円板状の当て座14を
回転かつ脱落不能に取付ける。
即ち、操作体13の下端外周を小径かつ段状に形成し、
この部に上記当て座14の軸心部を回転可能に嵌合させ
た後、止め環13cを操作体13の下端に溶接固定して
当て座14の脱落を阻止してなる。
また、上記当て座14は、厚さ略5mmの板材によりその
直径が口述するシャックル15の左右端幅に対応する寸
法に形成してなる。
15はU字状に屈曲したシャックルであり、連結ボルト
(連結ピン)16により、筒体11の上端部、つまりボ
ルト12の頭部12aの直上方に位置する上端部に回動
可能に連結する。
上記連結ボルト16の先端部(右端部)は、シャックル
15右方の開放端部15bに螺合させ、その先端にロッ
クナット16aを螺合させて抜け止めする。なお、19
は埋栓である。
次に上記実施例の使用態様について説明する。
まず、第3図に示すように、横転したり被吊り物体17
を起立および揚上する際には、吊り治具10の操作体1
3をスパナ等の工具を用いて右回転させることにより、
ねじ軸12bを被吊り物体17の側部に形成したねじ孔
に螺合する。この螺合状態は当て座14が被吊り物体1
7の側面17aに当接するまで螺合させる。
次いで吊り装置のフック(またはワイヤ)18にシャッ
クル15を係止して吊り装置を巻き上げ作動させる。
さすれば、シャックル15が、連結ボルト16を中心と
して回動しつつ、被吊り物体17が横転状態から起立方
向に回動された後、吊り揚げられることになる。
この場合、シャックル15は連結ボルト16を中心とし
て回転しつつ、常にフック18の吊り揚げ方向に向くこ
とになる。
また、第4図に示すように、下向きになったU字溝1
7′(被吊り物体)を反転させる際には、前述と同様に
して一対の吊り治具10をU字溝17′の両側部に螺合
し、シャックル15にフック18を係止して吊り装置を
巻き上げ作動させて上記U字溝17′を吊り揚げる。
この状態で上記U字溝17′をねじ軸12bの軸線を中
心として回転させると、ねじ軸12bが筒体11に対し
て回転しつつ、上記U字溝17′が反転し、その開口面
が上向きとなる。
このため、シャックル15は常にフック18の吊り揚げ
方向に向くことになる。
また、上記フック18の吊り揚げ力が、ねじ軸12bの
軸線に対して直交方向に作用した際には、当て座14が
被吊り物体17のねじ孔周縁部に広面積で圧接し、ねじ
軸12bの基部に加わる曲げモーメントが低減されるこ
とになる。
(考案の効果) 本考案は、以上の如く構成したので、シャックルはボル
トに対して回転するとともに、その直交方向に回動する
ことになり、また、シャックルにねじ軸の軸線に対して
直交方向の負荷が作用した際には、当て座が被吊り物体
のねじ孔周縁部を広面積で押圧することになる。
また、シャックルが連結される筒体の内周に段部を形成
し、この段部にボルトの頭部を係止するようにしたの
で、ボルトの張力をそのまま生かせることができる。
従って本考案は、耐久性が増大するとともに、被吊り物
体の運搬および設置作業が容易に行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部断面側面図、第2図
はその左側面図、第3図および第4図は被吊り物体17
の吊り状態を示す略画した側面図、第5図は従来例を示
す要部断面側面図である。 10:吊り治具、11:筒体、11a:大径孔、11
b:小径孔、11c:段部、11d:嵌合凹部、12:
ボルト、12a:頭部、12b:ねじ軸、13:操作
体、13a:上部、13b:下部、13c:止め環、1
4:当て座、15:シャックル、15a・15b:開放
端部、16:連結ボルト(連結ピン)、17:被吊り物
体、18:フック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体の内周下部に小径の段部を形成し、筒
    体内にボルトを下方に向けて挿通するとともに、該ボル
    トの頭部を前記段部に回転可能に係止し、ボルトのねじ
    軸を筒体から下方に大きく突出させ、外面を非円形に形
    成した操作体を筒体の直下方に配置してねじ軸の上端部
    に一体的に固定し、操作体の下部外周に大径の当て座を
    回転かつ脱落不能に嵌合係止し、U字状に屈曲したシャ
    ックルを前記筒体の上部に該筒体の軸線と直交する方向
    に貫通した連結ピンを介して回動可能に連結したことを
    特徴とする吊り治具。
JP7789288U 1988-06-13 1988-06-13 吊り治具 Expired - Lifetime JPH061585Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7789288U JPH061585Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 吊り治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7789288U JPH061585Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 吊り治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01180488U JPH01180488U (ja) 1989-12-26
JPH061585Y2 true JPH061585Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=31302848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7789288U Expired - Lifetime JPH061585Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13 吊り治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061585Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4369989B1 (ja) * 2009-05-15 2009-11-25 浪速鉄工株式会社 揺動連結具
JP5755846B2 (ja) * 2010-06-30 2015-07-29 イーグルクランプ株式会社 穴吊り治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01180488U (ja) 1989-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5125861A (en) Lifting eyebolt assembly
US5743576A (en) Hoist device
JPH07217630A (ja) アイボルト
US5054982A (en) Lifting eyebolt assembly
US5183360A (en) Lifting eyebolt assembly
JP2019509232A (ja) 引揚用締結具
JP2554969Y2 (ja) カム座金
JPH061585Y2 (ja) 吊り治具
CA2145645A1 (en) Load-engaging device for hoisting concrete building elements
JPH0532407U (ja) 覆工板の締結構造
JPH0637158Y2 (ja) クランプハンガー
JP3023683U (ja) 簡易クレーン
CN216662190U (zh) 一种用于港口吊具钢丝绳接头的钢丝绳拉紧装置
JP3026010U (ja) 大梁吊り金具
JP3133487B2 (ja) 吊り金具
JPH038704Y2 (ja)
JP2662852B2 (ja) クレーンのハッカ
JPS6022109Y2 (ja) キリンジヤツキ補助具
JP2587394Y2 (ja) ワイヤーロープ緊張補助具
KR20010001542U (ko) 그레이팅 탑재 전용 클램프
JPH058984A (ja) 形鋼吊上げ用クランプ
JPH0226177Y2 (ja)
JP3012271U (ja) クランプ装置
JP2533295Y2 (ja) 吊り上げ挾持具における挾持カム
JPH0645686Y2 (ja) アイボルト