JPH062859B2 - 可塑剤含有の熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力を低下させる方法 - Google Patents

可塑剤含有の熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力を低下させる方法

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JPH062859B2 JP9815185A JP9815185A JPH062859B2 JP H062859 B2 JPH062859 B2 JP H062859B2 JP 9815185 A JP9815185 A JP 9815185A JP 9815185 A JP9815185 A JP 9815185A JP H062859 B2 JPH062859 B2 JP H062859B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、接着力低下剤(Antihaftungsmi-ttel)とし
てスルホン酸のまたは硫酸半エステルのマグネシウム塩
またはこれら化合物の混合物を含有する低下された対ガ
ラス接着力の可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール
成形材料、特にフィルム、その製造方法並びにそれを複
合ガラスの製造に用いることに関する。
複合ガラスは、合成樹脂フイルムによつて結合された2
枚以上の板ガラスより成る。合成樹脂より成る中間層
は、積層された板ガラスが衝突の際に貫通されないこと
およびこの衝突においてガラス破片が飛び散らないこと
を保証する。
フィルムがこの課題を満足し得る為には、該フイルムの
ガラスに対してその接着力が一定範囲内になればならな
い。この接着力が強過ぎる場合には、衝撃の影響のもと
でガラスはフイルムから全然離れず、その代りにフイル
ムがガラスの割れ目の所で直ちに過剰伸張しそして裂け
る。接着力が弱過ぎる場合には、ガラス破片がフイルム
から離れてしまう。適正な対ガラス接着力の場合にの
み、フイルムがガラスの割れ目の所で僅かに剥離し、そ
の結果フイルムは過剰伸張することなく且つ衝撃が、複
合体からガラスの破片が飛散してしまうことなしに、弾
力的に吸収され得るのである。
可塑剤含有のポリビニルブチラール−フイルムは従来か
ら複合ガラスの為の中間層として実証されている。ポリ
ビニルブチラールの、一般に強過ぎる対ガラス接着力を
一定範囲内に低下させることは公知である。これは水の
添加によつて行なうのが最も容易である。しかし強い接
着力のフイルムの場合には、水含有量が、複合体中に気
泡を生ぜしめ得る程に多量(>0.8重量%)でなければ
ならない。
更に、種々のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩おび
その他の金属塩を加えることによつて対ガラス接着力を
調整することも公知である。アルカリ反応性カリウム化
合物、例えば水酸化カリウムおよび酢酸カリウムまた
は、例えばドイツ特許第1,289,261号明細書に対ガラス
接着力を低下させる為に記載されている如きカリウム塩
が特に有利であることが実証されている。
度々、接着力低下剤としてモノ−およびジカルボン酸の
マグネシウム塩も挙げられている。例えば米国特許第3,
249,487号および第3,249,490号には種々のカルボン酸の
マグネシウム塩が記されている。
更に、好ましい接着力低下剤には、例えばドイツ特許出
願公開第2,646,380号明細書に記されている如きベタイ
ン類並びにベタイン構造を有するその他の化合物があ
る。
上記の化合物は、可塑性化ポリビニルブチラール−フイ
ルムの対ガラス接着力を選択的に低下させてそしてそれ
故にこの種のフイルムで製造された複合ガラスの貫通強
度を高めるのに、若干の場合非常に適している。
しかし上記の接着力低下剤はまだ全ての点で満足し得る
もとではない。例えばベタイン類およびレシチンは厳し
い加工条件のもとでは完全に安定であるわけではない。
効果の高いカリウム−およびマグネシウム塩は塩基性で
あり、このことがまた、厳しい加工条件のもとではフイ
ルムの性質の悪化および変色をもたらし得る。更に上記
の全ての接着力低下剤は、重合体/可塑剤−混合物中に
決して容易に均一に分散され得ないことで互に共通して
いる。この場合、水溶液より成る接着力低下剤をポリビ
ニルブチラール上で乾燥させるのが最も有利な方法であ
る。
しかし従来技術によると既製のフイルムまたはガラス
を、複合ガラスの製造前に接着力低下剤溶液で処理する
ことも可能である。更に接着力低下剤を溶液状態で可塑
剤に添加することも既に開示されている。しかし一般に
接着力低下剤は可塑剤から分離してしまう。多くの場合
短時間の間にしか使用できない不安定な懸濁物が生ず
る。
それ故、塩基性でなく且つ更に、他の処理をすることな
しに可塑剤に必要な濃度で溶解するかまたは接着力低下
剤が分離することなしに溶液状態で可塑剤に加えること
ができる色々な種類を含む接着力低下剤を見出すこと
が、本発明に導びく研究の目的であった。
本発明者は驚ろくべきことに、スルホン酸のまたは硫酸
半エステルのマグネシウム塩が可塑剤含有ポリビニルブ
チラールフイルムの為の接着力低下剤として卓越的に適
していることを見出した。これらの塩は従来に開示され
た最良の接着力低下剤と反対に塩基性ではないので、厳
しい加工条件のもとでポリビニルブチラール−フイルム
の性質に悪影響を及ぼすことがない。
それ故に本発明の対象は、成形材料の各成分をマグネシ
ウム塩の群の内の接着力低下剤と混合することによつて
可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブラリール成形材料の対
ガラス接着力を低下させるに当つて、接着力低下剤とし
てスルホン酸または硫酸半エステルのマグネシウウ塩ま
たはこれら化合物の混合物を用いることを特徴とする、
上記可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料
の対ガラス接着力を低下させる方法である。
可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料はフ
イルムであるのが有利であり得る。
それ故に本発明の対象は更に、複合ガラスを製造する為
に用いる、本発明に従つて低下された対ガラス接着力を
有する可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラールフイル
ム並びに本発明に従つて低下された対ガラス接着力を有
する可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール−フイル
ムを結合用層として含む複合ガラスである。
本発明の接着力低下剤は、多くの場合、少なくとも溶剤
あるいは溶解化剤の存在下に可塑剤と一緒にされて長時
間安定している透明な溶液に成る。
原則として接着力低下剤としてはあらゆるスルホン酸の
あるいは硫酸半エステルのマグネシウム塩が適してい
る。スルホン酸のマグネシウム塩が有利である。
特に有利な接着力低下剤は脂肪族−、芳香族−および脂
環族スルホン酸、例えば特にベンゼンスルホン酸、トル
エンスルホン酸、o−クロロベンゼンスルホン酸、ナフ
タリンスルホン酸シクロヘキサンスルホン酸およびエタ
ンスルホン酸のマグネシウム塩である。
更に脂肪族アルコールの硫酸半エステルのマグネシウム
塩も有利である。
同様に有利な接着力低下剤には、殊に炭素原子数6〜3
0の長鎖の線状また分岐脂肪族基を有するスルホン酸、
例えばヘキサン−、ドデカン−およびオクタデカン−ス
ルホン酸のマグネシウム塩がある。ドデシルベンゼンス
ルホン酸のマグネシウム塩が特に有利である。これら化
合物群の有利な代表的なものは一般式 〔R−(C−SOMg 〔式中、R=(C〜C30)−アルキル、 x=0または1を意味する。〕 に相当する。
更に、有利な接着力低下剤には、例えばイソトリデシル
アルコールの如き長鎖アルコールの硫酸半エステルのマ
グネシウム塩または、かゝる長鎖アルコールまたは好ま
しくは6〜18の炭素原子数の1つの長鎖脂肪族基を持
つ置換フエノール類のエトキシ化生成物の硫酸半エステ
ルのマグネシウム塩がある。かゝる化合物群の内の特に
有利な代表的なものは一般式 〔R−(C −(O−CH−CH−O
SO Mg 〔式中、R=(C〜C18)−アルキル x=0または1 y=0〜5 を意味する。〕 に相当する。
ポリビニルブチラール中で必要とされる接着力低下剤濃
度は変えることができ、そして本発明の場合ポリビニル
ブチラールの種類、特にビニルアルコール単位の含有
量、更には用いる可塑剤の種類および用いるガラスの品
質に依存している。一般にこの濃度は、可塑剤含有ポリ
ビニルブチラールを基準として0.003と0.3重量%との間
にあるのが好ましい。0.01〜0.2重量%の接着力低下濃
度を用いるのが特に有利である。
重合体としては原則として、接合用フイルムを製造する
のに適するあらゆるポリビニルブチラールを用いること
ができる。これは例えば15〜28重量%、殊に16〜
24重量%のビニルアルコール単位を含有し且つ殊に1
〜3重量%のビニルアセテート単位を含有するものがあ
る(多重量%はポリビニルブチラールを基準とする)。
ポリビニルブチラールは任意の方法、例えば特許第2,73
2,717号明細書の方法によつて製造することができる。
用いるべき重合体の粘度は通例の範囲内である。粘度が
5重量%濃度のエタノール溶液で23℃のもとで測定し
て30〜200mPa.sである(DIN53,015に従って測定)
ポリビニルブチラールが特に適している。
接着力低下剤は加工前または−中に任意の方法で重合体
あるいは重合体/可塑剤−混合物と混合するとができ
る。
本発明の種々の接着力低下剤は可塑剤に非常に容易に混
入できる。この場合、マグネシウム塩を適当な溶剤、例
えばメタノールの如きアルコール、例えばアセトンの如
きケトン、例えばエチルアセテートの如きエステルまた
は例えばジブチルエーテルの如きエーテルに溶解しそし
てその溶液を可塑剤に加えるのが有利である。
接着力低下剤の添加御に溶剤が、フイルウの性質に悪影
響を及ぼすことのない程の低い濃度で重合体/可塑剤−
混合物中に存在していてもよい。しかしこの溶剤はフイ
ルム用成分混合物を蒸発または脱気によつてフイルムに
加工する前または該加工の際に除いてもよい。
用いる可塑剤成分は従来技術によつて公知のものであ
る。殊に、維持されるべき条件のもとで、本発明に従っ
て用いられる重合体と相容性にある如き可塑剤を用いる
のが有利である。例えば、組み入れられたほぼ21〜2
2重量%までのビニルアルコール単位を有する重合体に
とつては、炭素原子数5〜10の脂肪族線状−または分
岐カルボン酸のジ−、トリ−およびテトラエチレングリ
コールのエステルまたは炭素原子数4〜10のアルコー
ルのフタル酸エステルを用いることができる。ビニルア
ルコール単位の割合の多い重合体の場合には、相容性を
改善する為にリン酸エステルを上記可塑剤との混合状態
で用いるのが有利であり得る。
上述のトリエチレングリコール−エステルが特に有利で
ある。
更に他の可塑剤、例えばアジピン酸−、およびセバシン
酸エステル並びにリン酸エステル等を単独でまたは相互
の混合状態で用いることもできる。
重合体/可塑剤−混合物中の可塑剤濃度は20〜40重
量%、殊に25〜35重量%である。27〜32重量%
の可塑剤濃度が特に有利である。可塑剤濃度が低過ぎる
場合には、混合物の加工性が悪影響を受け、可塑剤濃度
が高過ぎる場合には度々、必要とされるフイルム強度が
もはや達成されない。
重合体/可塑剤−混合物は本発明の接着力低下剤の他に
慣用の接着力低下剤、例えば公知のカリウム−またはマ
グネシウム塩並びにべタイン類およびレシチン、更には
他の慣用添加物、例えば安定剤およびブロッキング化防
止剤を普通に用いられる濃度、例えば混合物を基準とし
て0.01〜1重量%含有していてもよい。
重合体、可塑剤および添加物は公知の様にカレンダー成
形機または押出成形機で好ましくは0.3〜1.5mmの厚さの
フイルムに加工することができる。
製造された複合ガラス用フイルムは、場合によつては約
0.2〜0.8重量%の水分含有量に調整するのに必要とされ
る空調処理の後に、板ガラスを用いて普通に行なわれる
方法で複合体に加工する。水分含有量の調整は、水分が
対ガラス接着力を更に低下させるので望まれている。加
工時に気泡の形成を回避する為には、上記の水分濃度を
超えるべきでない。
複合ガラスを製造する場合、フイルムを例えば1〜3mm
の厚さの板ガラスの間に置きそして60〜100℃のも
とで圧縮し予備複合体とする。このものから例えばオー
トクレーブ中の120〜160℃、8〜16barのもと
で最終的複合体を製造する。後に挙げる実施例に記録の
試験においては複合体の製造前に板ガラスを脱塩水にて
洗浄してある。
品質の試験の為に複合ガラスを広範な試験プログラムに
委ねる。
複合体の品質、特に対ガラス接着力を評価する為に、度
々いわゆるブメル試験(Pummeltest)が用いられる。こ
の場合複合ガラスを−18℃に冷却し、金属基体上に置
きそして500gの重さのハンマーで粉砕する。この時
にフイルムから剥離するガラスの量に相応して、0(接
着力なし)と10(完全な接着力)との間のプメル値で
複合体を評価する。この試験の説明は、英国特許第1,09
3,846号にある。
対ガラス接着力は、ドイツ特許出願公開第3,038,449号
明細書に記載されている剪断試験によつて非常に都合よ
く測定される。後記実施例において実施した測定では、
脱塩水で洗浄した3mmの厚さのフロートガラスと各実施
例に記した厚さのポリビニルブチラール−フイルムとの
複合細片を用いる。この細片は約100×15mmの寸法
を有し、各引張試験の正確に測定されている剪断変形す
べき複合体表面は約15×7mmの寸法を有している。
複合体細片はインストロン(Instron)社の市販の装置
で20cm/分の速度で引裂く。
最適な剪断強度--これは調整で耐衝撃性の符号ガラスが
もたらされる--は一般に1.5〜5N/mm2、殊に2〜4N
/mm2である。特に有利な範囲は2.5〜3.5N/mm2であ
る。この場合高い強度のフイルムは低い強度のフィルム
よりも僅かに高い剪断強度を何ら実なく示し得る。この
ことで同時に、破砕時にガラスがはがれる危険が減少す
る。
実地にとつて最も重要な試験方法はDIN 52,306(力学
的方法)に従う球落下試験である。この試験の為に2枚
の3mmの厚さのフロート板ガラスと約0.8mmの厚さの可
塑剤含有ポリビニルブチラールフイルムとより成る約3
0×30cmの寸法の複合ガラスを製造する。この複合ガ
ラスによつて2.26Kgの重さの鋼鉄製球を用いて平均の破
砕高さを測定する。この高さは試験した板ガラスの半分
が破砕される高さである。
本発明を以下の実施例によつて更に詳細に説明する。
実施例1 以下の成分より成るポリビニルブチラール/可塑剤−混
合物を次の様に製造する: 71.0重量%の、20.7重量%のビニルアルコール単位含有
量および71mPa.sの粘度(5重量%濃度エタノール溶
液、23℃で測定)を有するポリビニルブチラール、 28.45重量%のビス−ヘプタン酸トリエチレングリコー
ルエステル、 0.05重量%のペンタデシルスルホン酸マグネシウムおよ
び 0.5重量%のメタノール。
最初にマグネシウム塩をメタノールに溶解し、得られる
溶液を可塑剤と混合しそしてポリビニルブチラールを添
加する。次にこの混合物を入念に混合する。得られる混
合物から0.8mmの厚さの押出成形フイルムを普通の方法
で製造する。2枚の厚さ3mmのフロートガラスとこのフ
イルムとより成る複合体は次の性質を有している: 剪断強度=2.8N/mm2、プメル試験=5、平均破砕高さ
=6.9m。同じ成分より成るが接着力低下剤を含有して
ないフイルムは7.3N/mm2の剪断強度、10のブメル試
験値および3.6mの平均破砕高さを有している。
実施例2 実施例1に記載の重合体上で2重量%濃度のドデシルベ
ンゼンスルホン酸マグネシウウ水溶液を乾燥させて0.1
重量%(重合体と可塑剤との混合物を基準とする)のド
デシルベンゼンスルホン酸マグネシウムを適用する。可
塑剤としては8重量部のジオクチルフタレートと2重量
部のトリオクチルホスフェートとの混合物を用いる。こ
の混合物によって実施例1に記載の如く、29.5重量%の
可塑剤を含有する0.8mmの厚さの押出成形フィルムを製
造する。このものから実施例1と同様に製造した複合ガ
ラスは7.1mの平均破砕高さを有している。
実施例3 0.02重量%(重合体/可塑剤−混合物を基準とする)の
ドデシルベンゼンスルホン酸マグネシウムを加温下にト
リエチレングリコール−ビス−2−エチル酪酸エステル
に溶解する。29重量部のこの可塑剤溶液を、実施例1に
記載の71重量部のポリビニルブチラールと一緒に0.8m
mの厚さの押出成形フィルムに加工し、その際該フィル
ムを製造する際の押出成形温度を230℃にまで高め
る。このフィルムより成る複合ガラスの剪断強度は接着
力低下剤の添加によつて5.7から3.7N/mm2に低下し、
フイルムの機械的強度、特に抗張力は接着力低下剤の添
加によつて悪影響を受けない。
実施例4 実施例1に記載の如く、以下の成分から次のポリビニル
ブチラール/可塑剤−混合物を製造する: 72.0重量%の、ビニルアルコール単位20.1 量%および80mPa.sの粘度(5重量%濃度のエタノー
ル溶液にて23℃で測定)を有するポリビニルブチラー
ル、 0.04重量%の〔C1225−(OCH2−CH23−OS
32Mg 0.36重量%のエタノール、 2.76重量%のトリエチレングリコール−ビス−2−エチ
ル酪酸エステル。
この混合物から製造したフイルムは、透明で且つ変色し
ておらずそして球落下試験で6.9mの平均破砕高さを有
する複合ガラスをもたらす。
実施例5 100gのトリエチレングリコール−ビス−2−エチル
酪酸エステルに、メタノールにドデシルベンゼンスルホ
ン酸マグネシウム塩を溶解した5重量%濃度溶液2gを
加える。40℃で20日貯蔵した後にもこの溶液は全く
透明であり、接着力低下剤としてその効力においても変
化がない。
比較する為に本発明のマグネシウム塩を公知の接着力低
下剤の蟻酸カリウムに代えた場合には、既に短時間の後
に可塑剤からの分離現象が生じそして接着力低下剤とし
てこの混合物の効力が減退する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム・エビヒト ドイツ連邦共和国、フランクフルト・ア ム・マイン 90、フラウエンロープストラ ーセ、76アー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形材料の各成分のマグネシウム塩の群の
    内の接着力低下剤と混合することによって可塑剤含有熱
    可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力
    を低下させる方法において、接着力低下剤としてスルホ
    ン酸のまたは硫酸半エステルのマグネシウム塩またはこ
    れら化合物の混合物を用いることを特徴とする、上記可
    塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガ
    ラス接着力を低下させる方法。
  2. 【請求項2】マグネシウム塩を可塑剤含有ポリビニルブ
    チラールを基準として0.003〜0.3重量%の量で
    使用する、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】接着力低下剤を、場合によっては溶剤ある
    いは溶解化剤の併用下に、可塑剤に溶解して用いる特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】マグネシウム塩を他の慣用の接着力低下剤
    および場合によってはさらに別の慣用の添加物と一緒に
    用いる特許請求の範囲第1〜3項の何れか一つに記載の
    方法。
  5. 【請求項5】成形材料がフィルムである特許請求の範囲
    第1〜4項の何れか一つに記載の方法。
JP9815185A 1984-05-12 1985-05-10 可塑剤含有の熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力を低下させる方法 Expired - Lifetime JPH062859B2 (ja)

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