JPH062859B2 - 可塑剤含有の熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力を低下させる方法 - Google Patents
可塑剤含有の熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力を低下させる方法Info
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- JPH062859B2 JPH062859B2 JP9815185A JP9815185A JPH062859B2 JP H062859 B2 JPH062859 B2 JP H062859B2 JP 9815185 A JP9815185 A JP 9815185A JP 9815185 A JP9815185 A JP 9815185A JP H062859 B2 JPH062859 B2 JP H062859B2
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- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
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- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
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- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、接着力低下剤(Antihaftungsmi-ttel)とし
てスルホン酸のまたは硫酸半エステルのマグネシウム塩
またはこれら化合物の混合物を含有する低下された対ガ
ラス接着力の可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール
成形材料、特にフィルム、その製造方法並びにそれを複
合ガラスの製造に用いることに関する。
てスルホン酸のまたは硫酸半エステルのマグネシウム塩
またはこれら化合物の混合物を含有する低下された対ガ
ラス接着力の可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール
成形材料、特にフィルム、その製造方法並びにそれを複
合ガラスの製造に用いることに関する。
複合ガラスは、合成樹脂フイルムによつて結合された2
枚以上の板ガラスより成る。合成樹脂より成る中間層
は、積層された板ガラスが衝突の際に貫通されないこと
およびこの衝突においてガラス破片が飛び散らないこと
を保証する。
枚以上の板ガラスより成る。合成樹脂より成る中間層
は、積層された板ガラスが衝突の際に貫通されないこと
およびこの衝突においてガラス破片が飛び散らないこと
を保証する。
フィルムがこの課題を満足し得る為には、該フイルムの
ガラスに対してその接着力が一定範囲内になればならな
い。この接着力が強過ぎる場合には、衝撃の影響のもと
でガラスはフイルムから全然離れず、その代りにフイル
ムがガラスの割れ目の所で直ちに過剰伸張しそして裂け
る。接着力が弱過ぎる場合には、ガラス破片がフイルム
から離れてしまう。適正な対ガラス接着力の場合にの
み、フイルムがガラスの割れ目の所で僅かに剥離し、そ
の結果フイルムは過剰伸張することなく且つ衝撃が、複
合体からガラスの破片が飛散してしまうことなしに、弾
力的に吸収され得るのである。
ガラスに対してその接着力が一定範囲内になればならな
い。この接着力が強過ぎる場合には、衝撃の影響のもと
でガラスはフイルムから全然離れず、その代りにフイル
ムがガラスの割れ目の所で直ちに過剰伸張しそして裂け
る。接着力が弱過ぎる場合には、ガラス破片がフイルム
から離れてしまう。適正な対ガラス接着力の場合にの
み、フイルムがガラスの割れ目の所で僅かに剥離し、そ
の結果フイルムは過剰伸張することなく且つ衝撃が、複
合体からガラスの破片が飛散してしまうことなしに、弾
力的に吸収され得るのである。
可塑剤含有のポリビニルブチラール−フイルムは従来か
ら複合ガラスの為の中間層として実証されている。ポリ
ビニルブチラールの、一般に強過ぎる対ガラス接着力を
一定範囲内に低下させることは公知である。これは水の
添加によつて行なうのが最も容易である。しかし強い接
着力のフイルムの場合には、水含有量が、複合体中に気
泡を生ぜしめ得る程に多量(>0.8重量%)でなければ
ならない。
ら複合ガラスの為の中間層として実証されている。ポリ
ビニルブチラールの、一般に強過ぎる対ガラス接着力を
一定範囲内に低下させることは公知である。これは水の
添加によつて行なうのが最も容易である。しかし強い接
着力のフイルムの場合には、水含有量が、複合体中に気
泡を生ぜしめ得る程に多量(>0.8重量%)でなければ
ならない。
更に、種々のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩おび
その他の金属塩を加えることによつて対ガラス接着力を
調整することも公知である。アルカリ反応性カリウム化
合物、例えば水酸化カリウムおよび酢酸カリウムまた
は、例えばドイツ特許第1,289,261号明細書に対ガラス
接着力を低下させる為に記載されている如きカリウム塩
が特に有利であることが実証されている。
その他の金属塩を加えることによつて対ガラス接着力を
調整することも公知である。アルカリ反応性カリウム化
合物、例えば水酸化カリウムおよび酢酸カリウムまた
は、例えばドイツ特許第1,289,261号明細書に対ガラス
接着力を低下させる為に記載されている如きカリウム塩
が特に有利であることが実証されている。
度々、接着力低下剤としてモノ−およびジカルボン酸の
マグネシウム塩も挙げられている。例えば米国特許第3,
249,487号および第3,249,490号には種々のカルボン酸の
マグネシウム塩が記されている。
マグネシウム塩も挙げられている。例えば米国特許第3,
249,487号および第3,249,490号には種々のカルボン酸の
マグネシウム塩が記されている。
更に、好ましい接着力低下剤には、例えばドイツ特許出
願公開第2,646,380号明細書に記されている如きベタイ
ン類並びにベタイン構造を有するその他の化合物があ
る。
願公開第2,646,380号明細書に記されている如きベタイ
ン類並びにベタイン構造を有するその他の化合物があ
る。
上記の化合物は、可塑性化ポリビニルブチラール−フイ
ルムの対ガラス接着力を選択的に低下させてそしてそれ
故にこの種のフイルムで製造された複合ガラスの貫通強
度を高めるのに、若干の場合非常に適している。
ルムの対ガラス接着力を選択的に低下させてそしてそれ
故にこの種のフイルムで製造された複合ガラスの貫通強
度を高めるのに、若干の場合非常に適している。
しかし上記の接着力低下剤はまだ全ての点で満足し得る
もとではない。例えばベタイン類およびレシチンは厳し
い加工条件のもとでは完全に安定であるわけではない。
効果の高いカリウム−およびマグネシウム塩は塩基性で
あり、このことがまた、厳しい加工条件のもとではフイ
ルムの性質の悪化および変色をもたらし得る。更に上記
の全ての接着力低下剤は、重合体/可塑剤−混合物中に
決して容易に均一に分散され得ないことで互に共通して
いる。この場合、水溶液より成る接着力低下剤をポリビ
ニルブチラール上で乾燥させるのが最も有利な方法であ
る。
もとではない。例えばベタイン類およびレシチンは厳し
い加工条件のもとでは完全に安定であるわけではない。
効果の高いカリウム−およびマグネシウム塩は塩基性で
あり、このことがまた、厳しい加工条件のもとではフイ
ルムの性質の悪化および変色をもたらし得る。更に上記
の全ての接着力低下剤は、重合体/可塑剤−混合物中に
決して容易に均一に分散され得ないことで互に共通して
いる。この場合、水溶液より成る接着力低下剤をポリビ
ニルブチラール上で乾燥させるのが最も有利な方法であ
る。
しかし従来技術によると既製のフイルムまたはガラス
を、複合ガラスの製造前に接着力低下剤溶液で処理する
ことも可能である。更に接着力低下剤を溶液状態で可塑
剤に添加することも既に開示されている。しかし一般に
接着力低下剤は可塑剤から分離してしまう。多くの場合
短時間の間にしか使用できない不安定な懸濁物が生ず
る。
を、複合ガラスの製造前に接着力低下剤溶液で処理する
ことも可能である。更に接着力低下剤を溶液状態で可塑
剤に添加することも既に開示されている。しかし一般に
接着力低下剤は可塑剤から分離してしまう。多くの場合
短時間の間にしか使用できない不安定な懸濁物が生ず
る。
それ故、塩基性でなく且つ更に、他の処理をすることな
しに可塑剤に必要な濃度で溶解するかまたは接着力低下
剤が分離することなしに溶液状態で可塑剤に加えること
ができる色々な種類を含む接着力低下剤を見出すこと
が、本発明に導びく研究の目的であった。
しに可塑剤に必要な濃度で溶解するかまたは接着力低下
剤が分離することなしに溶液状態で可塑剤に加えること
ができる色々な種類を含む接着力低下剤を見出すこと
が、本発明に導びく研究の目的であった。
本発明者は驚ろくべきことに、スルホン酸のまたは硫酸
半エステルのマグネシウム塩が可塑剤含有ポリビニルブ
チラールフイルムの為の接着力低下剤として卓越的に適
していることを見出した。これらの塩は従来に開示され
た最良の接着力低下剤と反対に塩基性ではないので、厳
しい加工条件のもとでポリビニルブチラール−フイルム
の性質に悪影響を及ぼすことがない。
半エステルのマグネシウム塩が可塑剤含有ポリビニルブ
チラールフイルムの為の接着力低下剤として卓越的に適
していることを見出した。これらの塩は従来に開示され
た最良の接着力低下剤と反対に塩基性ではないので、厳
しい加工条件のもとでポリビニルブチラール−フイルム
の性質に悪影響を及ぼすことがない。
それ故に本発明の対象は、成形材料の各成分をマグネシ
ウム塩の群の内の接着力低下剤と混合することによつて
可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブラリール成形材料の対
ガラス接着力を低下させるに当つて、接着力低下剤とし
てスルホン酸または硫酸半エステルのマグネシウウ塩ま
たはこれら化合物の混合物を用いることを特徴とする、
上記可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料
の対ガラス接着力を低下させる方法である。
ウム塩の群の内の接着力低下剤と混合することによつて
可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブラリール成形材料の対
ガラス接着力を低下させるに当つて、接着力低下剤とし
てスルホン酸または硫酸半エステルのマグネシウウ塩ま
たはこれら化合物の混合物を用いることを特徴とする、
上記可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料
の対ガラス接着力を低下させる方法である。
可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料はフ
イルムであるのが有利であり得る。
イルムであるのが有利であり得る。
それ故に本発明の対象は更に、複合ガラスを製造する為
に用いる、本発明に従つて低下された対ガラス接着力を
有する可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラールフイル
ム並びに本発明に従つて低下された対ガラス接着力を有
する可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール−フイル
ムを結合用層として含む複合ガラスである。
に用いる、本発明に従つて低下された対ガラス接着力を
有する可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラールフイル
ム並びに本発明に従つて低下された対ガラス接着力を有
する可塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール−フイル
ムを結合用層として含む複合ガラスである。
本発明の接着力低下剤は、多くの場合、少なくとも溶剤
あるいは溶解化剤の存在下に可塑剤と一緒にされて長時
間安定している透明な溶液に成る。
あるいは溶解化剤の存在下に可塑剤と一緒にされて長時
間安定している透明な溶液に成る。
原則として接着力低下剤としてはあらゆるスルホン酸の
あるいは硫酸半エステルのマグネシウム塩が適してい
る。スルホン酸のマグネシウム塩が有利である。
あるいは硫酸半エステルのマグネシウム塩が適してい
る。スルホン酸のマグネシウム塩が有利である。
特に有利な接着力低下剤は脂肪族−、芳香族−および脂
環族スルホン酸、例えば特にベンゼンスルホン酸、トル
エンスルホン酸、o−クロロベンゼンスルホン酸、ナフ
タリンスルホン酸シクロヘキサンスルホン酸およびエタ
ンスルホン酸のマグネシウム塩である。
環族スルホン酸、例えば特にベンゼンスルホン酸、トル
エンスルホン酸、o−クロロベンゼンスルホン酸、ナフ
タリンスルホン酸シクロヘキサンスルホン酸およびエタ
ンスルホン酸のマグネシウム塩である。
更に脂肪族アルコールの硫酸半エステルのマグネシウム
塩も有利である。
塩も有利である。
同様に有利な接着力低下剤には、殊に炭素原子数6〜3
0の長鎖の線状また分岐脂肪族基を有するスルホン酸、
例えばヘキサン−、ドデカン−およびオクタデカン−ス
ルホン酸のマグネシウム塩がある。ドデシルベンゼンス
ルホン酸のマグネシウム塩が特に有利である。これら化
合物群の有利な代表的なものは一般式 〔R−(C6H4)x−SO3〕2Mg 〔式中、R=(C6〜C30)−アルキル、 x=0または1を意味する。〕 に相当する。
0の長鎖の線状また分岐脂肪族基を有するスルホン酸、
例えばヘキサン−、ドデカン−およびオクタデカン−ス
ルホン酸のマグネシウム塩がある。ドデシルベンゼンス
ルホン酸のマグネシウム塩が特に有利である。これら化
合物群の有利な代表的なものは一般式 〔R−(C6H4)x−SO3〕2Mg 〔式中、R=(C6〜C30)−アルキル、 x=0または1を意味する。〕 に相当する。
更に、有利な接着力低下剤には、例えばイソトリデシル
アルコールの如き長鎖アルコールの硫酸半エステルのマ
グネシウム塩または、かゝる長鎖アルコールまたは好ま
しくは6〜18の炭素原子数の1つの長鎖脂肪族基を持
つ置換フエノール類のエトキシ化生成物の硫酸半エステ
ルのマグネシウム塩がある。かゝる化合物群の内の特に
有利な代表的なものは一般式 〔R−(C6H4 x−(O−CH2−CH2)y−O
SO3〕2 Mg 〔式中、R=(C6〜C18)−アルキル x=0または1 y=0〜5 を意味する。〕 に相当する。
アルコールの如き長鎖アルコールの硫酸半エステルのマ
グネシウム塩または、かゝる長鎖アルコールまたは好ま
しくは6〜18の炭素原子数の1つの長鎖脂肪族基を持
つ置換フエノール類のエトキシ化生成物の硫酸半エステ
ルのマグネシウム塩がある。かゝる化合物群の内の特に
有利な代表的なものは一般式 〔R−(C6H4 x−(O−CH2−CH2)y−O
SO3〕2 Mg 〔式中、R=(C6〜C18)−アルキル x=0または1 y=0〜5 を意味する。〕 に相当する。
ポリビニルブチラール中で必要とされる接着力低下剤濃
度は変えることができ、そして本発明の場合ポリビニル
ブチラールの種類、特にビニルアルコール単位の含有
量、更には用いる可塑剤の種類および用いるガラスの品
質に依存している。一般にこの濃度は、可塑剤含有ポリ
ビニルブチラールを基準として0.003と0.3重量%との間
にあるのが好ましい。0.01〜0.2重量%の接着力低下濃
度を用いるのが特に有利である。
度は変えることができ、そして本発明の場合ポリビニル
ブチラールの種類、特にビニルアルコール単位の含有
量、更には用いる可塑剤の種類および用いるガラスの品
質に依存している。一般にこの濃度は、可塑剤含有ポリ
ビニルブチラールを基準として0.003と0.3重量%との間
にあるのが好ましい。0.01〜0.2重量%の接着力低下濃
度を用いるのが特に有利である。
重合体としては原則として、接合用フイルムを製造する
のに適するあらゆるポリビニルブチラールを用いること
ができる。これは例えば15〜28重量%、殊に16〜
24重量%のビニルアルコール単位を含有し且つ殊に1
〜3重量%のビニルアセテート単位を含有するものがあ
る(多重量%はポリビニルブチラールを基準とする)。
ポリビニルブチラールは任意の方法、例えば特許第2,73
2,717号明細書の方法によつて製造することができる。
のに適するあらゆるポリビニルブチラールを用いること
ができる。これは例えば15〜28重量%、殊に16〜
24重量%のビニルアルコール単位を含有し且つ殊に1
〜3重量%のビニルアセテート単位を含有するものがあ
る(多重量%はポリビニルブチラールを基準とする)。
ポリビニルブチラールは任意の方法、例えば特許第2,73
2,717号明細書の方法によつて製造することができる。
用いるべき重合体の粘度は通例の範囲内である。粘度が
5重量%濃度のエタノール溶液で23℃のもとで測定し
て30〜200mPa.sである(DIN53,015に従って測定)
ポリビニルブチラールが特に適している。
5重量%濃度のエタノール溶液で23℃のもとで測定し
て30〜200mPa.sである(DIN53,015に従って測定)
ポリビニルブチラールが特に適している。
接着力低下剤は加工前または−中に任意の方法で重合体
あるいは重合体/可塑剤−混合物と混合するとができ
る。
あるいは重合体/可塑剤−混合物と混合するとができ
る。
本発明の種々の接着力低下剤は可塑剤に非常に容易に混
入できる。この場合、マグネシウム塩を適当な溶剤、例
えばメタノールの如きアルコール、例えばアセトンの如
きケトン、例えばエチルアセテートの如きエステルまた
は例えばジブチルエーテルの如きエーテルに溶解しそし
てその溶液を可塑剤に加えるのが有利である。
入できる。この場合、マグネシウム塩を適当な溶剤、例
えばメタノールの如きアルコール、例えばアセトンの如
きケトン、例えばエチルアセテートの如きエステルまた
は例えばジブチルエーテルの如きエーテルに溶解しそし
てその溶液を可塑剤に加えるのが有利である。
接着力低下剤の添加御に溶剤が、フイルウの性質に悪影
響を及ぼすことのない程の低い濃度で重合体/可塑剤−
混合物中に存在していてもよい。しかしこの溶剤はフイ
ルム用成分混合物を蒸発または脱気によつてフイルムに
加工する前または該加工の際に除いてもよい。
響を及ぼすことのない程の低い濃度で重合体/可塑剤−
混合物中に存在していてもよい。しかしこの溶剤はフイ
ルム用成分混合物を蒸発または脱気によつてフイルムに
加工する前または該加工の際に除いてもよい。
用いる可塑剤成分は従来技術によつて公知のものであ
る。殊に、維持されるべき条件のもとで、本発明に従っ
て用いられる重合体と相容性にある如き可塑剤を用いる
のが有利である。例えば、組み入れられたほぼ21〜2
2重量%までのビニルアルコール単位を有する重合体に
とつては、炭素原子数5〜10の脂肪族線状−または分
岐カルボン酸のジ−、トリ−およびテトラエチレングリ
コールのエステルまたは炭素原子数4〜10のアルコー
ルのフタル酸エステルを用いることができる。ビニルア
ルコール単位の割合の多い重合体の場合には、相容性を
改善する為にリン酸エステルを上記可塑剤との混合状態
で用いるのが有利であり得る。
る。殊に、維持されるべき条件のもとで、本発明に従っ
て用いられる重合体と相容性にある如き可塑剤を用いる
のが有利である。例えば、組み入れられたほぼ21〜2
2重量%までのビニルアルコール単位を有する重合体に
とつては、炭素原子数5〜10の脂肪族線状−または分
岐カルボン酸のジ−、トリ−およびテトラエチレングリ
コールのエステルまたは炭素原子数4〜10のアルコー
ルのフタル酸エステルを用いることができる。ビニルア
ルコール単位の割合の多い重合体の場合には、相容性を
改善する為にリン酸エステルを上記可塑剤との混合状態
で用いるのが有利であり得る。
上述のトリエチレングリコール−エステルが特に有利で
ある。
ある。
更に他の可塑剤、例えばアジピン酸−、およびセバシン
酸エステル並びにリン酸エステル等を単独でまたは相互
の混合状態で用いることもできる。
酸エステル並びにリン酸エステル等を単独でまたは相互
の混合状態で用いることもできる。
重合体/可塑剤−混合物中の可塑剤濃度は20〜40重
量%、殊に25〜35重量%である。27〜32重量%
の可塑剤濃度が特に有利である。可塑剤濃度が低過ぎる
場合には、混合物の加工性が悪影響を受け、可塑剤濃度
が高過ぎる場合には度々、必要とされるフイルム強度が
もはや達成されない。
量%、殊に25〜35重量%である。27〜32重量%
の可塑剤濃度が特に有利である。可塑剤濃度が低過ぎる
場合には、混合物の加工性が悪影響を受け、可塑剤濃度
が高過ぎる場合には度々、必要とされるフイルム強度が
もはや達成されない。
重合体/可塑剤−混合物は本発明の接着力低下剤の他に
慣用の接着力低下剤、例えば公知のカリウム−またはマ
グネシウム塩並びにべタイン類およびレシチン、更には
他の慣用添加物、例えば安定剤およびブロッキング化防
止剤を普通に用いられる濃度、例えば混合物を基準とし
て0.01〜1重量%含有していてもよい。
慣用の接着力低下剤、例えば公知のカリウム−またはマ
グネシウム塩並びにべタイン類およびレシチン、更には
他の慣用添加物、例えば安定剤およびブロッキング化防
止剤を普通に用いられる濃度、例えば混合物を基準とし
て0.01〜1重量%含有していてもよい。
重合体、可塑剤および添加物は公知の様にカレンダー成
形機または押出成形機で好ましくは0.3〜1.5mmの厚さの
フイルムに加工することができる。
形機または押出成形機で好ましくは0.3〜1.5mmの厚さの
フイルムに加工することができる。
製造された複合ガラス用フイルムは、場合によつては約
0.2〜0.8重量%の水分含有量に調整するのに必要とされ
る空調処理の後に、板ガラスを用いて普通に行なわれる
方法で複合体に加工する。水分含有量の調整は、水分が
対ガラス接着力を更に低下させるので望まれている。加
工時に気泡の形成を回避する為には、上記の水分濃度を
超えるべきでない。
0.2〜0.8重量%の水分含有量に調整するのに必要とされ
る空調処理の後に、板ガラスを用いて普通に行なわれる
方法で複合体に加工する。水分含有量の調整は、水分が
対ガラス接着力を更に低下させるので望まれている。加
工時に気泡の形成を回避する為には、上記の水分濃度を
超えるべきでない。
複合ガラスを製造する場合、フイルムを例えば1〜3mm
の厚さの板ガラスの間に置きそして60〜100℃のも
とで圧縮し予備複合体とする。このものから例えばオー
トクレーブ中の120〜160℃、8〜16barのもと
で最終的複合体を製造する。後に挙げる実施例に記録の
試験においては複合体の製造前に板ガラスを脱塩水にて
洗浄してある。
の厚さの板ガラスの間に置きそして60〜100℃のも
とで圧縮し予備複合体とする。このものから例えばオー
トクレーブ中の120〜160℃、8〜16barのもと
で最終的複合体を製造する。後に挙げる実施例に記録の
試験においては複合体の製造前に板ガラスを脱塩水にて
洗浄してある。
品質の試験の為に複合ガラスを広範な試験プログラムに
委ねる。
委ねる。
複合体の品質、特に対ガラス接着力を評価する為に、度
々いわゆるブメル試験(Pummeltest)が用いられる。こ
の場合複合ガラスを−18℃に冷却し、金属基体上に置
きそして500gの重さのハンマーで粉砕する。この時
にフイルムから剥離するガラスの量に相応して、0(接
着力なし)と10(完全な接着力)との間のプメル値で
複合体を評価する。この試験の説明は、英国特許第1,09
3,846号にある。
々いわゆるブメル試験(Pummeltest)が用いられる。こ
の場合複合ガラスを−18℃に冷却し、金属基体上に置
きそして500gの重さのハンマーで粉砕する。この時
にフイルムから剥離するガラスの量に相応して、0(接
着力なし)と10(完全な接着力)との間のプメル値で
複合体を評価する。この試験の説明は、英国特許第1,09
3,846号にある。
対ガラス接着力は、ドイツ特許出願公開第3,038,449号
明細書に記載されている剪断試験によつて非常に都合よ
く測定される。後記実施例において実施した測定では、
脱塩水で洗浄した3mmの厚さのフロートガラスと各実施
例に記した厚さのポリビニルブチラール−フイルムとの
複合細片を用いる。この細片は約100×15mmの寸法
を有し、各引張試験の正確に測定されている剪断変形す
べき複合体表面は約15×7mmの寸法を有している。
明細書に記載されている剪断試験によつて非常に都合よ
く測定される。後記実施例において実施した測定では、
脱塩水で洗浄した3mmの厚さのフロートガラスと各実施
例に記した厚さのポリビニルブチラール−フイルムとの
複合細片を用いる。この細片は約100×15mmの寸法
を有し、各引張試験の正確に測定されている剪断変形す
べき複合体表面は約15×7mmの寸法を有している。
複合体細片はインストロン(Instron)社の市販の装置
で20cm/分の速度で引裂く。
で20cm/分の速度で引裂く。
最適な剪断強度--これは調整で耐衝撃性の符号ガラスが
もたらされる--は一般に1.5〜5N/mm2、殊に2〜4N
/mm2である。特に有利な範囲は2.5〜3.5N/mm2であ
る。この場合高い強度のフイルムは低い強度のフィルム
よりも僅かに高い剪断強度を何ら実なく示し得る。この
ことで同時に、破砕時にガラスがはがれる危険が減少す
る。
もたらされる--は一般に1.5〜5N/mm2、殊に2〜4N
/mm2である。特に有利な範囲は2.5〜3.5N/mm2であ
る。この場合高い強度のフイルムは低い強度のフィルム
よりも僅かに高い剪断強度を何ら実なく示し得る。この
ことで同時に、破砕時にガラスがはがれる危険が減少す
る。
実地にとつて最も重要な試験方法はDIN 52,306(力学
的方法)に従う球落下試験である。この試験の為に2枚
の3mmの厚さのフロート板ガラスと約0.8mmの厚さの可
塑剤含有ポリビニルブチラールフイルムとより成る約3
0×30cmの寸法の複合ガラスを製造する。この複合ガ
ラスによつて2.26Kgの重さの鋼鉄製球を用いて平均の破
砕高さを測定する。この高さは試験した板ガラスの半分
が破砕される高さである。
的方法)に従う球落下試験である。この試験の為に2枚
の3mmの厚さのフロート板ガラスと約0.8mmの厚さの可
塑剤含有ポリビニルブチラールフイルムとより成る約3
0×30cmの寸法の複合ガラスを製造する。この複合ガ
ラスによつて2.26Kgの重さの鋼鉄製球を用いて平均の破
砕高さを測定する。この高さは試験した板ガラスの半分
が破砕される高さである。
本発明を以下の実施例によつて更に詳細に説明する。
実施例1 以下の成分より成るポリビニルブチラール/可塑剤−混
合物を次の様に製造する: 71.0重量%の、20.7重量%のビニルアルコール単位含有
量および71mPa.sの粘度(5重量%濃度エタノール溶
液、23℃で測定)を有するポリビニルブチラール、 28.45重量%のビス−ヘプタン酸トリエチレングリコー
ルエステル、 0.05重量%のペンタデシルスルホン酸マグネシウムおよ
び 0.5重量%のメタノール。
合物を次の様に製造する: 71.0重量%の、20.7重量%のビニルアルコール単位含有
量および71mPa.sの粘度(5重量%濃度エタノール溶
液、23℃で測定)を有するポリビニルブチラール、 28.45重量%のビス−ヘプタン酸トリエチレングリコー
ルエステル、 0.05重量%のペンタデシルスルホン酸マグネシウムおよ
び 0.5重量%のメタノール。
最初にマグネシウム塩をメタノールに溶解し、得られる
溶液を可塑剤と混合しそしてポリビニルブチラールを添
加する。次にこの混合物を入念に混合する。得られる混
合物から0.8mmの厚さの押出成形フイルムを普通の方法
で製造する。2枚の厚さ3mmのフロートガラスとこのフ
イルムとより成る複合体は次の性質を有している: 剪断強度=2.8N/mm2、プメル試験=5、平均破砕高さ
=6.9m。同じ成分より成るが接着力低下剤を含有して
ないフイルムは7.3N/mm2の剪断強度、10のブメル試
験値および3.6mの平均破砕高さを有している。
溶液を可塑剤と混合しそしてポリビニルブチラールを添
加する。次にこの混合物を入念に混合する。得られる混
合物から0.8mmの厚さの押出成形フイルムを普通の方法
で製造する。2枚の厚さ3mmのフロートガラスとこのフ
イルムとより成る複合体は次の性質を有している: 剪断強度=2.8N/mm2、プメル試験=5、平均破砕高さ
=6.9m。同じ成分より成るが接着力低下剤を含有して
ないフイルムは7.3N/mm2の剪断強度、10のブメル試
験値および3.6mの平均破砕高さを有している。
実施例2 実施例1に記載の重合体上で2重量%濃度のドデシルベ
ンゼンスルホン酸マグネシウウ水溶液を乾燥させて0.1
重量%(重合体と可塑剤との混合物を基準とする)のド
デシルベンゼンスルホン酸マグネシウムを適用する。可
塑剤としては8重量部のジオクチルフタレートと2重量
部のトリオクチルホスフェートとの混合物を用いる。こ
の混合物によって実施例1に記載の如く、29.5重量%の
可塑剤を含有する0.8mmの厚さの押出成形フィルムを製
造する。このものから実施例1と同様に製造した複合ガ
ラスは7.1mの平均破砕高さを有している。
ンゼンスルホン酸マグネシウウ水溶液を乾燥させて0.1
重量%(重合体と可塑剤との混合物を基準とする)のド
デシルベンゼンスルホン酸マグネシウムを適用する。可
塑剤としては8重量部のジオクチルフタレートと2重量
部のトリオクチルホスフェートとの混合物を用いる。こ
の混合物によって実施例1に記載の如く、29.5重量%の
可塑剤を含有する0.8mmの厚さの押出成形フィルムを製
造する。このものから実施例1と同様に製造した複合ガ
ラスは7.1mの平均破砕高さを有している。
実施例3 0.02重量%(重合体/可塑剤−混合物を基準とする)の
ドデシルベンゼンスルホン酸マグネシウムを加温下にト
リエチレングリコール−ビス−2−エチル酪酸エステル
に溶解する。29重量部のこの可塑剤溶液を、実施例1に
記載の71重量部のポリビニルブチラールと一緒に0.8m
mの厚さの押出成形フィルムに加工し、その際該フィル
ムを製造する際の押出成形温度を230℃にまで高め
る。このフィルムより成る複合ガラスの剪断強度は接着
力低下剤の添加によつて5.7から3.7N/mm2に低下し、
フイルムの機械的強度、特に抗張力は接着力低下剤の添
加によつて悪影響を受けない。
ドデシルベンゼンスルホン酸マグネシウムを加温下にト
リエチレングリコール−ビス−2−エチル酪酸エステル
に溶解する。29重量部のこの可塑剤溶液を、実施例1に
記載の71重量部のポリビニルブチラールと一緒に0.8m
mの厚さの押出成形フィルムに加工し、その際該フィル
ムを製造する際の押出成形温度を230℃にまで高め
る。このフィルムより成る複合ガラスの剪断強度は接着
力低下剤の添加によつて5.7から3.7N/mm2に低下し、
フイルムの機械的強度、特に抗張力は接着力低下剤の添
加によつて悪影響を受けない。
実施例4 実施例1に記載の如く、以下の成分から次のポリビニル
ブチラール/可塑剤−混合物を製造する: 72.0重量%の、ビニルアルコール単位20.1 量%および80mPa.sの粘度(5重量%濃度のエタノー
ル溶液にて23℃で測定)を有するポリビニルブチラー
ル、 0.04重量%の〔C12H25−(OCH2−CH2)3−OS
O3〕2Mg 0.36重量%のエタノール、 2.76重量%のトリエチレングリコール−ビス−2−エチ
ル酪酸エステル。
ブチラール/可塑剤−混合物を製造する: 72.0重量%の、ビニルアルコール単位20.1 量%および80mPa.sの粘度(5重量%濃度のエタノー
ル溶液にて23℃で測定)を有するポリビニルブチラー
ル、 0.04重量%の〔C12H25−(OCH2−CH2)3−OS
O3〕2Mg 0.36重量%のエタノール、 2.76重量%のトリエチレングリコール−ビス−2−エチ
ル酪酸エステル。
この混合物から製造したフイルムは、透明で且つ変色し
ておらずそして球落下試験で6.9mの平均破砕高さを有
する複合ガラスをもたらす。
ておらずそして球落下試験で6.9mの平均破砕高さを有
する複合ガラスをもたらす。
実施例5 100gのトリエチレングリコール−ビス−2−エチル
酪酸エステルに、メタノールにドデシルベンゼンスルホ
ン酸マグネシウム塩を溶解した5重量%濃度溶液2gを
加える。40℃で20日貯蔵した後にもこの溶液は全く
透明であり、接着力低下剤としてその効力においても変
化がない。
酪酸エステルに、メタノールにドデシルベンゼンスルホ
ン酸マグネシウム塩を溶解した5重量%濃度溶液2gを
加える。40℃で20日貯蔵した後にもこの溶液は全く
透明であり、接着力低下剤としてその効力においても変
化がない。
比較する為に本発明のマグネシウム塩を公知の接着力低
下剤の蟻酸カリウムに代えた場合には、既に短時間の後
に可塑剤からの分離現象が生じそして接着力低下剤とし
てこの混合物の効力が減退する。
下剤の蟻酸カリウムに代えた場合には、既に短時間の後
に可塑剤からの分離現象が生じそして接着力低下剤とし
てこの混合物の効力が減退する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム・エビヒト ドイツ連邦共和国、フランクフルト・ア ム・マイン 90、フラウエンロープストラ ーセ、76アー
Claims (5)
- 【請求項1】成形材料の各成分のマグネシウム塩の群の
内の接着力低下剤と混合することによって可塑剤含有熱
可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力
を低下させる方法において、接着力低下剤としてスルホ
ン酸のまたは硫酸半エステルのマグネシウム塩またはこ
れら化合物の混合物を用いることを特徴とする、上記可
塑剤含有熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガ
ラス接着力を低下させる方法。 - 【請求項2】マグネシウム塩を可塑剤含有ポリビニルブ
チラールを基準として0.003〜0.3重量%の量で
使用する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】接着力低下剤を、場合によっては溶剤ある
いは溶解化剤の併用下に、可塑剤に溶解して用いる特許
請求の範囲第1項または第2項記載の方法。 - 【請求項4】マグネシウム塩を他の慣用の接着力低下剤
および場合によってはさらに別の慣用の添加物と一緒に
用いる特許請求の範囲第1〜3項の何れか一つに記載の
方法。 - 【請求項5】成形材料がフィルムである特許請求の範囲
第1〜4項の何れか一つに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3417653.5 | 1984-05-12 | ||
DE19843417653 DE3417653A1 (de) | 1984-05-12 | 1984-05-12 | Weichmacherhaltige thermoplastische polyvinylbutyralformmassen mit reduziertem haftvermoegen an glas |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60250055A JPS60250055A (ja) | 1985-12-10 |
JPH062859B2 true JPH062859B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=6235664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9815185A Expired - Lifetime JPH062859B2 (ja) | 1984-05-12 | 1985-05-10 | 可塑剤含有の熱可塑性ポリビニルブチラール成形材料の対ガラス接着力を低下させる方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4600655A (ja) |
EP (1) | EP0161584B1 (ja) |
JP (1) | JPH062859B2 (ja) |
AT (1) | ATE39362T1 (ja) |
DE (2) | DE3417653A1 (ja) |
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JP3377233B2 (ja) * | 1992-11-30 | 2003-02-17 | 株式会社ブリヂストン | 合わせガラス |
DE4323897A1 (de) * | 1993-07-16 | 1995-01-19 | Hoechst Ag | Plastifizierte Polymerformkörper aus modifizierten Polyvinylbutyralen |
US6559212B1 (en) | 1995-12-29 | 2003-05-06 | Monsanto Company | Plasticized polyvinyl butyral and sheet |
US7060358B2 (en) * | 2003-06-09 | 2006-06-13 | Solutia, Incorporated | Polyvinyl butyral sheet with bifunctional surface modifying agent |
US7041375B2 (en) * | 2003-06-09 | 2006-05-09 | Solutia Incorporated | Polyvinyl butyral sheet with bifunctional surface modifying agent |
US20060216501A1 (en) * | 2005-03-24 | 2006-09-28 | Solutia, Inc. | Polymer interlayers comprising antiblocking layers |
KR20140027014A (ko) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | 주식회사 엘지화학 | 가소제 조성물 |
JP7084140B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2022-06-14 | 積水化学工業株式会社 | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
CN113136154B (zh) * | 2020-01-20 | 2022-04-22 | 华南理工大学 | 一种绿色低毒的高粘性多金属氧酸盐基玻璃胶黏剂及其制备方法与应用 |
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US3249487A (en) * | 1963-10-23 | 1966-05-03 | Monsanto Co | Safety laminates |
US3262835A (en) * | 1964-11-02 | 1966-07-26 | Monsanto Co | Laminated safety glass |
US3434915A (en) * | 1965-11-17 | 1969-03-25 | Du Pont | Glass laminate |
JPS5241647A (en) * | 1975-09-30 | 1977-03-31 | Matsushita Electric Works Ltd | Remoistening pastes |
DE2646280C2 (de) * | 1976-10-14 | 1985-10-10 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Weichmacherhaltige Polyvinylbutyralfolien mit reduzierter Haftung an Glas |
DE2732717C3 (de) * | 1977-07-20 | 1980-06-04 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung von Polyvinylbutyral mit verbesserten Eigenschaften |
US4180620A (en) * | 1978-02-02 | 1979-12-25 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Plasticized polyvinyl butyral sheeting with a divalent metal salt of neo decanoic acid adhesion control agent |
DE2820780A1 (de) * | 1978-05-12 | 1979-11-15 | Dynamit Nobel Ag | Weichmacherhaltige folien aus teilacetalisierten polyvinylalkoholen |
FR2489346B1 (fr) * | 1980-09-01 | 1985-06-21 | Saint Gobain Vitrage | Melange de plastifiants pour polyvinylbutyral, application a la realisation d'intercalaires pour vitrages feuilletes de securite et produits ainsi obtenus |
DE3038449A1 (de) * | 1980-10-11 | 1982-06-16 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Verfahren und pruefkoerper zur bestimmung der glashaftung von glasverbund-zwischenschichten im zugscherversuch |
US4341674A (en) * | 1980-12-01 | 1982-07-27 | Owens-Corning Fiberglas Corporation | Composition for impregnating glass fiber cords for reinforcing elastomeric products |
US4386183A (en) * | 1981-04-16 | 1983-05-31 | Air Products And Chemicals, Inc. | Release coatings based on polyvinyl alcohol |
JPS58190844A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 合せガラス用中間膜 |
DE3246605A1 (de) * | 1982-12-16 | 1984-06-20 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Feinteilige polyvinylacetale, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung fuer einbrennbeschichtungen |
DE3303156A1 (de) * | 1983-01-31 | 1984-08-02 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Weichmacherhaltige polyvinylbutyralfolien mit reduziertem haftvermoegen an glas |
DE3303111A1 (de) * | 1983-01-31 | 1984-08-02 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Thermoplastische formmassen aus weichmacherhaltigem polyvinylbutyral |
-
1984
- 1984-05-12 DE DE19843417653 patent/DE3417653A1/de not_active Withdrawn
-
1985
- 1985-05-02 AT AT85105329T patent/ATE39362T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-05-02 EP EP19850105329 patent/EP0161584B1/de not_active Expired
- 1985-05-02 DE DE8585105329T patent/DE3566899D1/de not_active Expired
- 1985-05-10 JP JP9815185A patent/JPH062859B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1985-05-10 US US06/732,732 patent/US4600655A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60250055A (ja) | 1985-12-10 |
US4600655A (en) | 1986-07-15 |
EP0161584A3 (en) | 1986-10-08 |
DE3566899D1 (en) | 1989-01-26 |
EP0161584A2 (de) | 1985-11-21 |
DE3417653A1 (de) | 1985-11-14 |
EP0161584B1 (de) | 1988-12-21 |
ATE39362T1 (de) | 1989-01-15 |
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