JP3377233B2 - 合わせガラス - Google Patents

合わせガラス

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動車のフロントガラス
やサイドガラス、建築物の窓ガラス、防音ガラス等に用
いられる合わせガラスに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、合わせガラスの中間層としてはポ
リビニルブチラール系樹脂が最も一般的に用いられてき
たが、ポリビニルブチラール系樹脂は熱可塑性樹脂であ
るため以下の問題点を有していた。 【0003】(1)軟化点が比較的低いために、貼合わ
せた後に熱によりガラス板がずれたり気泡の発生が認め
られる。 【0004】(2)水分の影響を受けやすいために、高
湿度雰囲気下に長期間に亘り放置しておくと周辺部から
次第に白色化すると共にガラスとの接着力の低下が認め
られる。 【0005】(3)耐衝撃破壊性能が温度に依存し、特
に室温を超えた温度領域即ち約30℃以上では耐貫通性
能が急激に低下する。 【0006】ポリビニルブチラール系樹脂が有する上記
問題点を解決するために、本発明者らはエチレン−酢酸
ビニル共重合体に有機過酸化物を配合した熱硬化性樹脂
をガラス板間に介在させて一体化し、熱硬化性樹脂層を
熱硬化させる合わせガラスを提案し、先に特許出願した
(例えば、特開昭57−196747号)。 【0007】従来から、合わせガラスの耐衝撃破壊性や
耐貫通性は、ガラス板間に介在させる樹脂層とガラスと
の間の接着力に関係があることが知られており、接着力
が強すぎるとガラスと樹脂層の界面で衝撃を吸収するこ
とができないため、合わせガラスとしての耐衝撃破壊性
や耐貫通性が不充分であり、接着力が弱すぎると衝撃時
にガラスが樹脂層から剥離してしまい、安全ガラスとし
ての機能を果たさなくなる問題があった。 【0008】前記、エチレン−酢酸ビニル共重合体に有
機過酸化物を配合した熱硬化性樹脂の場合は、ガラスと
の間の接着力を適切に制御することが困難であり、従っ
て、耐破壊特性が不充分であった。従来、この系で用い
られていた接着力向上剤は下記一般式(I)で表される
シランカップリング剤であった。 【0009】 【化1】 (式中、Aは、ビニル基、エポキシ基、アミノ基、メタ
クリロキシ基等の反応性の官能基を表し、ORはアルコ
キシ基を表す。) 【0010】該シランカップリング剤は、ガラス表面の
シラノール基と樹脂層を強固に接着させるために、アル
コキシ基を3官能性のものとし、反応性の官能基も前記
共重合体との反応性の高いものが用いられていた。この
ため、接着力の有効な制御を行うことは困難であった。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】前記の如く、合わせガ
ラスの大きな要求特性の一つである安全性を考えた場
合、耐衝撃性、耐貫通性は、充分とはいえなかった。 【0012】本発明の目的は、樹脂層とガラスの間の接
着力を制御することにより、従来の合わせガラスの耐衝
撃性、耐貫通性を改良し、外力の作用によって破損した
場合にも安全な合わせガラスを提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明の合わせガラス
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体に有機過酸化物を配
合した熱硬化性樹脂をガラス板間に介在させ一体化し、
この樹脂層を熱硬化してなる合わせガラスにおいて、
熱硬化性樹脂に、2官能基又は1官能基のシランカップ
リング剤を接着力調整剤として用いることにより、該熱
硬化性樹脂とガラスとの間の接着力を、引張り試験機に
よる180度剥離試験法により幅2.54cmの試験片
で測定した値で0.3kg〜3.5kgとしたことを特
徴とする。 【0014】即ち、本発明者らは、合わせガラスの耐衝
撃性、耐貫通性を改良するため、熱硬化性樹脂とガラス
との間の接着力を前記範囲に制御することによって、目
的を達成し、本発明を完成するに至った。 【0015】以下に本発明を詳細に説明する。本発明者
らは、接着力調整剤として2官能基又は1官能基のシラ
ンカップリング剤を選択することによって、該熱硬化性
樹脂とガラスとの間の接着力を有効に調整し、該接着力
引張り試験機による180度剥離試験法により測定し
た値で0.3kg/2.54cm〜0.3kg/2.5
4cmの範囲とすることにより、耐衝撃性、耐貫通性と
衝撃時ガラス剥離性のバランスがとれた優れた性能を示
す合わせガラスを得ることができた。 【0016】本発明において接着力とは、引張り試験機
による180度剥離試験法によって測定されるものを指
す。即ち、樹脂試験片を、幅2.54cm(1イン
チ)、厚さ0.4mmに調整し、ガラスは3mmのフロート
ガラスを洗浄してボトム面(フロートガラス製造工程に
おいて錫に接する面)を用いて、該ガラスボトム面と樹
脂試験片を接着し、該ガラス面と樹脂試験片との間の接
着力を、180度剥離試験法によって、引張り試験機の
引張り速度100mm/分で測定したものを接着力とす
る。 【0017】本発明では、前記熱硬化性樹脂とガラスと
の間の接着力が0.3kg/2.54cm〜0.3kg
/2.54cmの範囲に制御されれば、その制御方法に
制限はないが、典型的な制御方法としては熱硬化性樹脂
中の接着力調整剤の種類及び/又は添加量を適切に選択
する方法、ガラス表面に液体を塗布して、ガラス表面の
活性を調整する方法等を挙げることができる。 【0018】ガラス表面の活性を調整する方法は、ガラ
ス表面に熱硬化性樹脂との反応性を調整するために液体
を塗布してから、合わせガラスを作製するものであり、
該液体としては、ガラス表面のみと反応するテトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン等のシラン系化合物
や、フッ素化合物等の離形剤を好ましく用いることがで
きる。 【0019】接着力調整剤を用いる方法は、樹脂に適切
な接着力調整剤を添加し、該樹脂を用いて合わせガラス
を作製するものであり、該接着力調整剤としては、樹脂
に添加して接着力の制御を有効に行いうる化合物であれ
ばよいが、シランカップリング剤及びチタンカップリン
グ剤、アルミニウムカップリング剤にようなシランカッ
プリング剤以外のカップリング剤から選択される少なく
とも一種の化合物を用いることができ、シランカップリ
ング剤が好ましく用いられる。該シランカップリング剤
としては、一般式(I)で表される従来のシランカップ
リング剤と比較するに、(1)アルコキシ基(OR)の
数を減らすこと。(2)反応性の官能基(A)に樹脂と
の反応性の弱いものを含有させること。の2点のうち少
なくとも1点を満足する化合物が好ましく用いられる。 【0020】前記、シランカップリング剤の具体的な化
合物の例としてはジメトキシジメチルシラン、ジエト
キシシランメトキシ(ジメチル)ビニルシランジエ
トキシメチルシラン、ジメトキシメチル−3,3,3−
トリフルオロプロピルシラン、ジエトキシジメチルシラ
ジエトキシ(メチル)ビニルシラン3−アミノプ
ロピルジメチルエトキシシラン、ジエトキシジビニルシ
ラン、ジエトキシジエチルシラン3−アミノプロピル
ジエトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミ
ノプロピル)ジメトキシメチルシラン3−メタクリロ
キシプロピルジメトキシメチルシラン、ジメチルエトキ
シ−3−グリシドキシプロピルシラン3−ジメチルア
ミノプロピルジエトキシメチルシラン、ジメチル−p−
アニシルビニルシラン、ジエトキシ−3−グリシドキシ
プロピルメチルシランジエトキシドデシルメチルシラ
ン、ジエトキシメチルオクタデシルシラン3−メタク
リロキシプロピルジメトキシメチルシラン、3−メタク
リロキシプロピルジエトキシメチルシラン等が挙げられ
る。また、前記チタンカップリング剤としては、イソプ
ロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピル
トリ−n−ドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イ
ソプロピルトリス(ジオクチルピロホスフェート)チタ
ネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファ
イト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシル
ホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリル
オキシメチル−1−ブチル)ビス(ジ−トリデシル)ホ
スファイトチタネート、ビス(ジオクチルバイロホスフ
ェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチ
ルバイロホスフェート)エチレンチタネート、イソプロ
ピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタ
クリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソ
ステアロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ
(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロピル
トリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリ(N
−アミノエチル−アミノエチル)チタネート等が挙げら
れ、アルミニウムカップリング剤としては、アセトアル
コキシアルミニウムイソプロピレートに代表される化合
物等が挙げられる。 【0021】本発明で用いられる接着力調整剤の配合量
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対し
て、0.1〜5重量部であることが好ましい。 【0022】本発明で用いられるエチレン−酢酸ビニル
共重合体としては、その酢酸ビニル含有率が10〜50
重量%、特に15〜40重量%であることが好ましい。
この酢酸ビニル含有率が10重量%未満であると、高温
で架橋硬化させる場合に得られる樹脂の透明度が充分で
なく、逆に50重量%を越えると合わせガラスにした場
合の耐衝撃性、耐貫通性が不足する傾向がある。 【0023】本発明の合わせガラスの製造に際してエチ
レン−酢酸ビニル共重合体の硬化剤として使用される有
機過酸化物としては、100℃以上の温度で分解してラ
ジカルを生ずるものであればいずれも使用可能である。
配合時の安定性を考慮した場合、半減期10時間の分解
温度が70℃以上であるものが好ましく、例えば、2,
5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサ
イド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン−3、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ
クミルパーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパ
ーオキシイソプロピル)ベンゼン、n−ブチル−4,4
−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,2−
ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンズエート、ベ
ンゾイルパーオキサイド等を挙げることができる。有機
過酸化物としては、これらの内の少なくとも1種が選択
され、その配合量は、エチレン−酢酸ビニル共重合体1
00重量部に対して0.1〜5重量部であることが好ま
しい。 【0024】本発明では、エチレン−酢酸ビニル樹脂の
初期モジュラスを向上させて耐貫通性を高めるために、
硬化助剤として、アクリロキシ基含有化合物、メタクリ
ロキシ基含有化合物及びアリル基含有化合物よりなる群
から選ばれた少なくとも1種の化合物を添加することが
できる。 【0025】これら化合物のうち、アクリロキシ基含有
化合物、メタクリロキシ基含有化合物としては、アクリ
ル酸誘導体又はメタクリル酸誘導体、例えば、そのエス
テルを用いることができる。この場合、エステルのアル
コール残基としては、メチル基、エチル基、ドデシル
基、ステアリル基、ラウリル基のようなアルキル基の他
に、シクロヘキシル基、テトラヒドロフルフリル基、ア
ミノエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル基
等を挙げることができる。更に、エチレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール等の
多官能アルコールとのエステルも同様に用いることがで
きる。 【0026】また、アリル基含有化合物としては、ジア
リルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルマレエ
ート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌ
レートが好ましく用いられる。 【0027】なお、これら化合物の配合量はエチレン−
酢酸ビニル共重合体100重量部に対して50重量部以
下とするのが好ましい。 【0028】本発明においては、樹脂硬度の調整剤とし
て炭化水素樹脂をエチレン−酢酸ビニル共重合体に添加
することができる。 【0029】本発明に用いられる炭化水素樹脂は、天然
樹脂系及び合成樹脂系のいずれでも差し支えない。天然
樹脂系ではロジン、ロジン誘導体、テルペン系樹脂等が
好適に用いられる。これらのうち、ロジンとしてはガム
系樹脂、トール油系樹脂、ウッド系樹脂等を用いること
ができる。ロジン誘導体としては上記ロジンをそれぞれ
水素化、不均化、重合、エステル化又は金属塩化したも
の等を用いるこができる。テルペン系樹脂としてはα−
ピネン、β−ピネン等のテルペン樹脂のほか、テルペン
フェノール樹脂等を用いることができる。また、その他
の天然樹脂としてダンマル、コーパル、シェラックなど
を用いてもよい。 【0030】一方、合成樹脂系では石油系樹脂、フェノ
ール系樹脂、キシレン系樹脂等が好適に用いられる。こ
れらのうち、石油系樹脂としては脂肪族系石油樹脂、芳
香族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、共重合系石油樹
脂、水素化石油樹脂、純モノマー系石油樹脂、クマロン
インデン樹脂等を用いることができる。フェノール系樹
脂としてしはアルキルフェノール樹脂、変性フェノール
樹脂等を用いることができる。キシレン系樹脂としては
キシレン樹脂、変性キシレン樹脂等を用いることができ
る。 【0031】本発明で炭化水素樹脂が添加される量は、
エチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部に対して1
〜100重量部であり、好ましくは2〜80重量部であ
る。 【0032】炭化水素樹脂としては、その重量平均分子
量が200〜50000のものを用いることができ、重
量平均分子量が200〜10000のものを用いること
が好ましい。 【0033】本発明では、更に、必要に応じて、樹脂層
の安定性を向上させる目的で、ハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエーテル、p−ベンゾキノン、メチ
ルハイドロキノン等の重合抑制剤を、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体100重量部に対して5重量部以下で添加
することができる。また、これらの添加剤以外にも着色
剤、紫外線吸収剤、老化防止剤、変色防止剤等を必要に
応じて添加することもできる。 【0034】また、本発明では、光安定性、熱安定性を
一層向上させる目的で酸化防止剤を用いることができ
る。この酸化防止剤としては、フェノール系、イオウ
系、リン系、アミン系、ヒンダードフェノール系、ヒン
ダードアミン系、ヒドラジン系等を挙げることができる
が特に好ましいのはヒンダードアミン系である。 【0035】 【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。 【0036】〔実施例〕 (接着力測定法) 引張り試験機による180度剥離試験を行う。接着力測
定用サンプルの樹脂層を2.54cm(1インチ)幅に
切りだし、引張り試験機:島津製作所(株)製のオート
グラフAG−10TB型を用いて、100mm/分の引張
り速度で、ガラス部分と樹脂層の180度剥離試験を行
い、接着力〔(kg/2.54cm):2.54cm幅
の試験片における接着力(kg)〕とする。 【0037】(耐衝撃性評価法)JIS R3205
(1983)ショットバック試験法に準拠して、落下高
さ75cmで、1試料につき供試体4枚を用いてショット
バック試験を行い、亀裂の有無を確認した。 【0038】(試料の調整と評価)表1に示される割合
で各成分を配合し、80℃に加熱したロールミルで混合
して本発明品1〜3用の熱可塑性樹脂を調整した。この
樹脂組成物をプレスを使用して厚さ0.76mmのシート
及び厚さ0.4mmのシートとした。厚さ0.76mmのシ
ートについては、予め洗浄乾燥しておいた2枚の3mm厚さ
のフロートガラス間に挟み、合わせガラス用の積層体と
なし、厚さ0.4mmのシートについては、予め洗浄乾燥
しておいた3mm厚さのフロートガラスのボトム面側に該
樹脂シートを積層して、接着力測定用の積層体となし、
その後、これらをゴム袋に入れて真空脱気し、80℃の
温度で予備圧着した。次に、この予備圧着サンプルをオ
ーブン中に入れ、130℃の条件下で30分間処理し
た。 【0039】前記接着力測定法にしたがって、本発明品
1〜3接着力測定用の積層体の接着力を測定した結果を
表1に示す。 【0040】前記ショットバック試験法にしたがって、
得られた本発明品1〜3の合わせガラスを評価した結果
を表1に示す。 【0041】(比較品の調整と評価)接着力調整剤とし
て3−メタクリロキシプロピルメトキシシランを用いた
外は本発明品と同様に比較品用の熱硬化性樹脂を調整
し、比較品の合わせガラス、及び接着力測定用サンプル
を作製し、評価を実施した。結果を表1に示す。 【0042】(結果)表1に記載の如く、本発明品1〜
3の合わせガラスは、供試体4枚とも、亀裂が認められ
ず良好な耐衝撃性、耐貫通性を示したが、比較例品は長
さ60mmの亀裂を生じ、耐衝撃性が不足していることが
確認された。 【0043】 【表1】【0044】 【発明の効果】本発明の合わせガラスは上記構成とした
ので、耐衝撃性、耐貫通性に優れ、外力の作用によって
破損した場合にも安全であるという優れた効果を有す
る。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エチレン−酢酸ビニル共重合体に有機過
    酸化物を配合した熱硬化性樹脂をガラス板間に介在させ
    一体化し、この樹脂層を熱硬化してなる合わせガラスに
    おいて、該熱硬化性樹脂に、2官能基又は1官能基のシ
    ランカップリング剤を接着力調整剤として用いることに
    より、該熱硬化性樹脂とガラスとの間の接着力を、引張
    り試験機による180度剥離試験法により幅2.54c
    mの試験片で測定した値で0.3kg〜3.5kgとし
    ことを特徴とする合わせガラス。
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