JPH0628477Y2 - 保温形単位体パネル - Google Patents

保温形単位体パネル

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JPH0628477Y2
JPH0628477Y2 JP1987193567U JP19356787U JPH0628477Y2 JP H0628477 Y2 JPH0628477 Y2 JP H0628477Y2 JP 1987193567 U JP1987193567 U JP 1987193567U JP 19356787 U JP19356787 U JP 19356787U JP H0628477 Y2 JPH0628477 Y2 JP H0628477Y2
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JP
Japan
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heat
cover
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unit panel
heat insulating
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JP1987193567U
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JPH0196896U (ja
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孝司 加藤
栄 砂岡
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、複数個の単位体パネルを相互に組合せ接合
し、各種壁面を構成することのできる保温形タンクに関
するものである。
(従来の技術) 一般に単位体パネルは、第4図に示すようにプラスチッ
ク又は鉄等の材料で作られているため比較的熱を通しや
すく、特に高い保温性能、耐結露性能を要求される場合
には、単位体パネルに保温層を設けて熱を通しにくい構
造とした単位体パネル1を使用するのが一般的である。
この保温形単位体パネル1は、第5図及び第6図に示す
ようにプラスチック又は鉄等の単位体パネル1本体にプ
ラスチック発泡体、グラスウール等の熱が通りにくい部
材からなる保温層3を取付け、さらにこの保温層3を単
位体パネル1と同材質又は他の材質でできたカバー4で
覆ったものである。
単位体パネル1の形状は、第5−1図に示すように方形
の受圧面aの周縁に受圧面と90°をなす接合用縁辺b
を槽外となる方向に連接したもの、又は第5−2図に示
すように方形の受圧面aの周縁に槽外となる方向に45
°傾斜した斜辺cを連接し該辺cの外周縁に受圧面と9
0°をなす接合用縁辺bを同じく内向きに連接した形状
のものである。
以下第5図及び第6図に基づき従来使用の保温形単位体
パネルについて説明する。
第5−1図、第5−2図に示す保温形単位体パネルは、
従来より給水タンク用として一般に使用されて来たもの
で、保温層厚が約10mmから30mmと比較的薄いため、
常温飲料水の貯溜用タンクの保温及び結露防止用パネル
として使われているものである。そして、第5図の保温
形単位体パネル1は保温層厚が比較的薄いために、保温
層3とカバー4とを単位体パネル1に取付けた状態でボ
ルト・ナット5により単位体パネル1同志の締結が可能
である。そして、単位体パネル1への保温層3とカバー
4の取付けは工場で行い、タンク設置現場ではボルト・
ナット5による単位体パネル1同志の締結作業のみで良
く現場作業性の良いパネルである。
又、第6図に示す保温形単位体パネル1は、従来より高
い断熱性能が要求される蓄熱槽等に使用されてきたもの
で、保温層厚は約50mmから100mmと厚いため、タン
ク設置現場にてボルト・ナット5による単位体1同志の
締結作業が完了した後に保温層3とカバー4とを設置現
場にて取り付ける必要がある。
(考案が解決しようとする課題) 一方、前記の構成において、第5−1図、第5−2図に
示す保温形単位体パネル1にあっては、作業性は良好な
ものの保温層厚が薄く十分な断熱性能が得られないこ
と、又第6図に示す保温形単位体パネル1にあっては、
保温性能は良好なものの保温層3の取付けがタンク組立
て後の現場作業となることに起因する品質の低下を来す
こと等の課題を有する。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、断熱
性能が優れ、しかも現場作業が容易で品質の低下がない
保温形単位体パネルを提供することを目的としたもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対
応する第1図〜第3図を用いて説明すると、本考案は、
方形の受圧面(a)の周縁に槽外方向に接合用縁辺
(b)を連設した単位体パネル(7)の接合用縁辺
(b)の内部に保温層(3)を設けた複数の保温形単位
体パネルを接合用縁辺(b)同志を相互に組合せボルト
・ナット(5)で接合してなる保温タンクにおいて、底
部が単位体パネル(7)の受圧面(a)に当接し側面が
単位体パネル(7)接合用縁辺(b)のボルト・ナット
(5)締結位置より下位の接合用縁辺(b)に当接する
保温層(8)を形成し、保温層(8)の上面をカバー
(10)で覆うとともに、底部が該カバー(10)の上
面に当接し側面が単位体パネル(7)の接合用縁辺
(b)のボルト・ナット(5)締結位置より上位の接合
用縁辺(b)に当接し、且つボルト・ナット(5)と対
向する側面にボルトまたはナットが挿入される空洞部
(6)を設けた外部保温層(9)を形成し、外部保温層
(9)の上面を外部カバー(11)で覆って保温層を2
分割した技術手段を講じたものである。
(実施例) 本考案の実施例を第1図〜第3図に基づき以下説明す
る。
第1−1図において、7は方形の受圧面aの周縁に該受
圧面aに直交して接合用縁辺bを連接した単位体パネル
であり、該パネル7はF.R.P等の合成樹脂又はステ
ンレス等の金属により形成される。5は、単位体パネル
7の接合用縁辺b同志を水封用パッキング2を介して締
結するホルト・ナツトであり、複数の単位体パネル7の
接合用縁辺bを槽外となる方向に位置させて相互接続す
ることによりタンクの底壁、側壁が形成される。8は、
単位体パネル7の直交する接合用縁辺bに固定されるボ
ルト・ナット5の位置より低い位置に接着剤等で貼付さ
れた約10mm〜30mmの厚さからなる板状体の保温層で
あり、該保温層8の上面はカバー10によって一帯に覆
われている。そして、保温層8とカバー10とは予め工
場において取付けられる。9は、カバー10上面に現地
取付け可能な約20mm〜70mmの厚さからなる板状体の
外部保温層であり、外部保温層9の四周のボルト・ナッ
ト5が当接する部分には切り欠きが設けられて空洞部6
が形成されている。そして、外部保温層9の上面は現地
取付け可能な外部カバー11によって一帯に覆われてい
る。
現地において保温型単位体パネルを組合せタンクを形成
するには、特に高い断熱性能を要求されない場合にあっ
ては、工場より保温層8及びカバー10を取り付けた単
位体パネル7をパッキング2を介して複数のボルト・ナ
ット5で締結するのみでよい。また、高い断熱性能を要
求される場合にあっては、工場より保温層8及びカバー
10を取り付けた複数の単位体パネル7をパッキングを
介して締結し、カバー10上面に工場で生産された外部
保温層9及び外部カバー11を接着剤等で固定する。
尚、単位体パネル7を複数接続して断熱性能の良好な貯
湯タンクとして用いる場合には、保温層8に耐熱グレー
ドの保温材を採用し、熱い部分に直接接しない外部保温
層9には、一般グレードの安い保温材を採用することが
できる等、異種保温材をそれぞれ内部及び外部保温材層
に採用することができる。同様にカバーについても、タ
ンクを屋外に設置する場合には、外部カバー11に耐候
性の良い材料を採用し、内部のカバー10には一般の材
料を採用することもできる。
第1−2図は、本考案の他の実施例を示す略断面図であ
る。保温層8とカバー10がタンク設置現場にて品質の
バラツキもなく確実に取付けられるように、単位体パネ
ル7に複数のボスdが一体に形成され、このボスdにカ
バー10の上からタッピングネジ12をねじ込んで、単
位体パネル7と保温層8とカバー10とを一体にしたも
のである。又、ボルト・ナット5取付けに起因する空洞
部6に、別に準備した追加保温材16を挿入し、本部位
の断熱性能の低下を防止することもできる。
第2図は、本考案の保温形単位体パネル7の配管フラン
ジ14及び配管取付け部を示したものである。従来は、
配管フランジ14の取付け部全域に保温材層がなく、断
熱構造上の大きな欠陥となっていたが、本考案のように
保温層を保温層8と外部保温層9の2層に分割すること
により、配管フランジ14の取付けのための保温層の削
除は保温層8のみで良く、断熱性能の大幅な改善が可能
となる。
第3図は本考案の他の実施例を示す略断面図である。第
3−1図は、保温層8を等肉厚の形状とし、さらに外部
カバー11を平面形状としたもので、特に高い断熱製が
要求されない場合には、外部保温層9と外部カバー11
を取外し、保温層8とカバー10のみにて断熱すること
ができる。又、外部カバー11が平板なためカバー成形
用の型が不要で、しかも汚れ等が付着しにくい特徴があ
る。
第3−2図は、カバー10と外部カバー11を共に平板
形状としたもので、両カバーが共に平板形状のためカバ
ー成形用の型が不要で、しかもカバー10と外部保温材
9との接合面が平面のため外部保温材9と外部カバー1
1の取付けが容易にしかも確実に行える特徴がある。
(考案の効果) 本考案は、底部が単位体パネルの受圧面に当接し側面が
単位体パネル接合用縁辺のボルト・ナット締結位置より
下位の接合用縁辺に当接する保温層を形成し、保温層の
上面をカバーで覆うとともに、底部が該カバーの上面に
当接し側面が単位体パネル接合用縁辺のボルト・ナット
締結位置より上位の接合用縁辺に当接し、且つボルト・
ナットと対向する側面にボルトまたはナットが挿入され
る空洞部を設けた外部保温層を形成し、外部保温層の上
面を外部カバーで覆って保温層を2分割した構成とした
ので下記の効果を奏するものである。
1)現場での外部保温層の取付けが容易になったため、
品質のばらつきがなくなる。
2)外部保温層と外部カバーの有無によって標準断熱タ
ンクと高断熱タンクの2機種に対応可能になる。
3)保温層と外部保温層及びカバーと外部カバーとをそ
れぞれ別材質とすることができるため、合理的なタンク
が形成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示す部分断面図、
第4図は単位体パネル組立式タンクの斜視図、第5図及
び第6図は従来の実施例を示す部分断面図である。 符号の説明 1……単位体パネル、2……水封用バッキング 3……保温層、4……カバー 5……ボルト・ナット、6……空洞部 7……単位体バネル、8……保温層 9……外部保温層、10……カバー 11……外部カバー、12……タッピングネジ 13……水封用バッキング、14……配管フランジ 15……配管、16……追加保温材 a……受圧面、b……接合用縁辺 c……斜辺、d……ボス

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の受圧面の周縁に槽外となる方向に接
    合用縁辺を連設した単位体パネルの接合用縁辺の内部に
    保温層を設けた複数の保温形単位体パネルを接合用縁辺
    同志を相互に組合せボルト・ナットで接合してなる保温
    タンクにおいて、底部が単位体パネルの受圧面に当接し
    側面が単位体パネル接合用縁辺のボルト・ナット締結位
    置より下位の接合用縁辺に当接する保温層を形成し、保
    温層の上面をカバーで覆うとともに、底部が該カバーの
    上面に当接し側面が単位体パネル接合用縁辺のボルト・
    ナツト締結位置より上位の接合用縁辺に当接し、且つボ
    ルト・ナットと対向する側面にボルトまたはナットが挿
    入される空洞部を設けた外部保温層を形成し、外部保温
    層の上面を外部カバーで覆って保温層を2分割したこと
    を特徴とする保温形単位体パネル。
  2. 【請求項2】保温層が、約10mmから30mmの厚さに形
    成されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の保温形単位体パネル。
  3. 【請求項3】外部保温層のカバーを平板状としたことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の保温形
    単位体パネル。
  4. 【請求項4】外部保温層と保温層あるいは外部保温層の
    カバーと保温層のカバーとを別材質としたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項、第2項又は第3項
    記載の保温形単位体パネル。
JP1987193567U 1987-12-21 1987-12-21 保温形単位体パネル Expired - Lifetime JPH0628477Y2 (ja)

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