JPS6344387Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6344387Y2
JPS6344387Y2 JP5689980U JP5689980U JPS6344387Y2 JP S6344387 Y2 JPS6344387 Y2 JP S6344387Y2 JP 5689980 U JP5689980 U JP 5689980U JP 5689980 U JP5689980 U JP 5689980U JP S6344387 Y2 JPS6344387 Y2 JP S6344387Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
retaining
receiving surface
unit panel
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5689980U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56160292U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5689980U priority Critical patent/JPS6344387Y2/ja
Publication of JPS56160292U publication Critical patent/JPS56160292U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6344387Y2 publication Critical patent/JPS6344387Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数個の単位体パネルを相互に組合
せ、接合し、各種壁面を構成することのできる保
温形水タンクに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に単位体パネルによつて形成されたタンク
は第1図に示すごとくプラスチツク又は鉄等の材
料で作られているため比較的熱を通しやすく、特
に高い保温性能、耐結露性能を要求される場合
は、内容液に当接する側壁及び底壁の単位体パネ
ルに保温材層を設けて熱を通しにくい構造とした
単位体パネルを使用するのが一般的である。
この保温形単位体パネルは、第2図、および第
3図に示すように、プラスチツク又は鉄等の単位
体パネル本体1の受圧面又は受圧面と斜辺にプラ
スチツク発泡体、グラスウール等の熱が通りにく
い部材からなる保温層3を取り付け、さらにこの
保温層3を単位体パネル1と同材質または他の材
質でできたカバー4で覆つたものである。
単位体パネル1の形状は、方形の受圧面aの周
辺に内向きに、45゜傾斜した斜辺bを連設し該辺
の外周縁に受圧面と90゜をなす接合用縁辺cを同
じく内向きに連接した形のものである。
以下第2図及び第3図に基き従来仕様の保温形
単位体パネル1について説明すると、第2図に示
す保温形単位体パネル1は従来より一般に使用さ
れて来たもので、単位体パネル1を接合用縁辺c
にて接続する場合は、第2−1図に示すごとく保
温層3が受圧面aと斜辺bを覆い又斜辺bにて接
続する場合には、第2−2図に示すごとく受圧面
aのみ覆う構造としたものである。
すなわち、保温形タンクの水洩れ防止を図るた
めには、ボルト5等を完全に締結させるため弾力
性のある保温層3を避ける必要性があつた。この
ように単位体パネル1の接続位置の相違により保
温層3の形状を変えると1個の任意形状のタンク
を形成させるのに6種類の保温形パネルが必要で
あつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように6種類の保温形パネルを作るには6
種類の保温層とカバーとが必要になるため、極め
て量産性が低く、又生産管理も困難であり、さら
に保温層とカバーを型により成形すると、それぞ
れ6種類の型が必要となるため、型費の大巾な増
加を招来することになつていた。
上記欠点を解決するため第3−1図、第3−2
図に示すごとく単位体パネル1の接続位置が変つ
た場合でも、保温形単位体パネル1の保温層3と
カバー4とを受圧面aのみを覆う単一形状とした
ものが使用されるようになり、保温形単位体パネ
ル1を1種類としたことにより、従来に比べ量産
性が極めて高く、又生産管理も容易で且つ、成形
用の型費も極めて安価となつた。
しかし、第3−1図のように接合用縁辺cにて
単位体パネル1を接続する場合は、斜辺bが内容
液と接しているにもかかわらず、保温層3がない
ため特にタンク側壁、底壁の保温性能の低下を招
来することになつていた。このように、従来の保
温形単位体パネル1は、上記のような種々の欠点
を有するものであつた。
本考案は上述の欠点に鑑みてなされたもので、
第3図にて示した1種類の保温形単位体パネル1
を用い、しかも接合用縁辺にて単位体パネル1を
接続する場合でも斜辺を保温層3が覆うように考
案したもので、保温性、耐結露性の極めて優れた
保温形水タンクを提供することを目的としたもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため本考案の構成を、実
施例に対応する第4図、第5図を用いて説明する
と、本考案は、方形の受圧面aの周縁に内向きに
45゜傾斜した斜辺bを連設し、該辺の外周辺cを
同じく内向きに連設して単位体パネル1を形成
し、該パネル1内側の受圧面aに保温層3とその
上面にカバー4とを設けた複数の保温形単位体パ
ネルの側壁底壁の斜辺b及び接合用縁辺cを外向
きに組立ててなる保温形タンクにおいて、該タン
ク側壁、底壁の内側となる保温形単位体パネルの
斜辺の全域に亘つて保温層6と保温層6を覆うカ
バー7とを設けた技術手段を講じている。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を第4図、第5図に基き説
明する。
第4−1図は本考案の実施例を示すタンク側壁
の平面部分断面図であり、第4−2図はタンク側
壁と底壁との接続部の部分断面図である。
第4−1図は単位体パネル1を接続用縁辺cに
て接合した場合に示したもので、1は方形の受圧
面aの周縁に内向きに45゜傾斜した斜辺bを形成
し、その外周縁に受圧面と90゜をなす接合用縁辺
cを設けF.R.P等の合成樹脂により一体形成させ
た単位体パネルであり、単位体パネル1の受圧面
aの内側には台形状のプラスチツク発泡体又はグ
ラスウール等の保温層3が形成され、その上面及
び側面にはF.R.P等の合成樹脂によつて形成され
たカバー4がその四周を単位体パネル1の受圧面
aと斜辺bとの境に接着剤等で固定されて保温形
単位体パネルが形成されている。
そして、保温形タンクを組立てするには、保温
形単位体パネルを複数枚用いて四周側壁及び底壁
に於て斜辺b及び接合用縁辺cをタンク外方に位
置させてパツキンを介してボルト・ナツトにより
締結し、側壁及び底壁を構成するものである。
尚、天井は斜辺b及び接合用縁辺cをタンク外方
に向けて組立てると天井全体の単位体パネルに雨
水が溜るので側壁及び底壁とは逆の接続構造にす
ることが好ましい。
6は、複数の保温形単位体パネルの接合用縁辺
c同志をボルト・ナツト5により締結した際にタ
ンク側壁内及び底壁内の斜辺b,b間に形成され
た縦又は横方向の三角状の溝であり、溝には対向
する斜辺b,bの各々には斜辺b全面に亘つて三
角状のプラスチツク発泡体又はグラスウール等の
長尺保温層6が独立して設けられ、そして各々の
保温層6の外面にはF.R.P等の合成樹脂によつて
形成された断面L字状のカバー7が取付けられて
いる。
この長尺保温層6とカバー7は単位体パネルに
予め取り付けておいても良く、又単位体パネルを
接合后取り付けても良い。
他方、第4−2図で示したように単位体パネル
1が斜辺bにて接合されている場合、即ち、側壁
と底壁との接続部(又は側壁同志)には長尺保温
層6を取り付ける必要はない。すなわち、単位体
パネル1が接合用縁絶cにて接合されている箇所
の斜辺bにのみ長尺保温層6を取り付けることに
より、壁面全面が保温層に覆われた保温性能及び
結露防止性能の極めて優れた保温形水タンクを組
み立てることができる。
この考案の保温層3とカバー4及び長尺保温層
6とそのカバー7は、それぞれ1種類の型から成
形できるため煩雑さがなく極て量産性が良い。こ
の保温層3と長尺保温層6には、プラスチツク発
泡体又はグラスウール等の熱が通りにくい部材を
使用する。
第5図に本考案の他の実施例を示す。
第4図に示した実施例との違いは個々の単位体
パネル1に取り付けていた長尺保温層6を一体化
して取り付けたことにあり、長尺保温層6と単位
体パネル1との間の水密性が得られる場合は水封
用パツキンを省略することができる。
従つて本考案は上記構成よりなるので下記の効
果を奏するものである。
1 タンク側壁、底壁を断熱性能の高い保温層で
覆うことができるため保温性能及び結路防止性
能を極めて良好となつた。
2 同一形状の保温層3とカバー4及び同一形状
の長尺保温層6とカバー7により保温形単位体
パネルを構成しタンクを組み立てることができ
るので、量産が可能になるとともに生産管理を
容易となる。また、それらは各1種類の型から
成形できるため型費が極めて安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は単位体パネル組立式タンクの斜視図、
第2図、第3図は従来の実施例を示す部分断面
図、第4図、第5図は本考案の実施例を示す部分
断面図である。 符号の説明、1……単位体パネル、2……水封
用パツキン、3……保温層、4……カバー、5…
…ボルト・ナツト、6……長尺保温層、7……カ
バー、a……受圧面、b……斜辺、c……接合用
縁辺。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形の受圧面の周縁に内向きに45゜傾斜した斜
    辺を連設し、該辺の外周縁に受圧面と90゜をなす
    接合用縁辺を同じく内向きに連設して単位体パネ
    ルを形成し、該パネル内側の受圧面に保温層とそ
    の上面にカバーとを設けた複数の保温形単位体パ
    ネルを側壁、底壁の斜辺及び接合用縁辺を外向き
    に組立ててなる保温形タンクにおいて、該タンク
    側壁、底壁の内側となる保温形単位体パネルの斜
    辺の全域に亘つて保温層と保温層を覆うカバーと
    を設けたことを特徴とする保温形水タンクの構
    造。
JP5689980U 1980-04-24 1980-04-24 Expired JPS6344387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5689980U JPS6344387Y2 (ja) 1980-04-24 1980-04-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5689980U JPS6344387Y2 (ja) 1980-04-24 1980-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56160292U JPS56160292U (ja) 1981-11-28
JPS6344387Y2 true JPS6344387Y2 (ja) 1988-11-17

Family

ID=29651421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5689980U Expired JPS6344387Y2 (ja) 1980-04-24 1980-04-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6344387Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56160292U (ja) 1981-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5927430Y2 (ja) 構造パネル
JPS6344387Y2 (ja)
KR100407231B1 (ko) 패널수조 제조방법 및 패널수조
JPS5855195Y2 (ja) 保温形水タンクの構造
JPH0628477Y2 (ja) 保温形単位体パネル
JPS5820022Y2 (ja) 防水目地部
JPS6143597B2 (ja)
JPS6211825Y2 (ja)
JPH0219426Y2 (ja)
JPH0232434Y2 (ja)
CN209324032U (zh) 一种防水集装箱房屋
JPH0331380Y2 (ja)
JPS6224644Y2 (ja)
JP2519920Y2 (ja) 型材接続部のシール部材
JPH0354249Y2 (ja)
JPS6227835Y2 (ja)
KR200261146Y1 (ko) 패널수조
JPH0635016Y2 (ja) ハゼ巻式屋根水勾配上端のハゼ巻部シール構造
JPH0419142Y2 (ja)
JPH037343Y2 (ja)
JPS6021713Y2 (ja) 太陽熱集熱器
JPS6243053Y2 (ja)
JPH03424Y2 (ja)
JP2000265633A (ja) パッシブソーラーハウスの太陽熱集熱部
JPH0541189Y2 (ja)