JPH06282830A - 磁気ヘッドスライダー - Google Patents
磁気ヘッドスライダーInfo
- Publication number
- JPH06282830A JPH06282830A JP6810593A JP6810593A JPH06282830A JP H06282830 A JPH06282830 A JP H06282830A JP 6810593 A JP6810593 A JP 6810593A JP 6810593 A JP6810593 A JP 6810593A JP H06282830 A JPH06282830 A JP H06282830A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- core chip
- magnetic core
- slider
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気流出端部の加工時のクラック発生を防止
することができる磁気ヘッドスライダーを提供する。 【構成】 非磁性材料よりなるスライダーに磁気コアチ
ップを挿入し、ガラスまたは樹脂により固着させた磁気
ヘッドスライダーにおいて、前記スライダーの空気流出
端部の傾斜面の深さよりも深い切り欠きを前記磁気コア
チップの空気流出端部に設ける。
することができる磁気ヘッドスライダーを提供する。 【構成】 非磁性材料よりなるスライダーに磁気コアチ
ップを挿入し、ガラスまたは樹脂により固着させた磁気
ヘッドスライダーにおいて、前記スライダーの空気流出
端部の傾斜面の深さよりも深い切り欠きを前記磁気コア
チップの空気流出端部に設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性材料よりなるス
ライダーに磁気コアチップを挿入し、ガラスまたは樹脂
により固着させたいわゆるコンポジット型の磁気ヘッド
スライダーに関するものである。
ライダーに磁気コアチップを挿入し、ガラスまたは樹脂
により固着させたいわゆるコンポジット型の磁気ヘッド
スライダーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３〜図５は従来のコンポジット型の磁
気ヘッドスライダーの製造工程の一例の構成を示す図で
ある。図３は磁気コアチップを製造する例を示す図であ
り、まず図３（ａ）に示すように、フェライト等の磁性
材料からなる棒状の磁性部材３１と、コの字状の磁性部
材３２とをガラス３３を使用して接合し、コイルを巻回
するヨーク部３４とギャップ部３５を有するコア３６を
形成する。次に、図３（ｂ）に示すように、ギャップ部
３５の上面がトラックの幅となるように、コア３６上面
に溝部３７を形成するトラック加工を行い、所定のトラ
ック幅を有する磁気コアチップ３８を形成する。
気ヘッドスライダーの製造工程の一例の構成を示す図で
ある。図３は磁気コアチップを製造する例を示す図であ
り、まず図３（ａ）に示すように、フェライト等の磁性
材料からなる棒状の磁性部材３１と、コの字状の磁性部
材３２とをガラス３３を使用して接合し、コイルを巻回
するヨーク部３４とギャップ部３５を有するコア３６を
形成する。次に、図３（ｂ）に示すように、ギャップ部
３５の上面がトラックの幅となるように、コア３６上面
に溝部３７を形成するトラック加工を行い、所定のトラ
ック幅を有する磁気コアチップ３８を形成する。
【０００３】上述した磁気コアチップ３８の製造と同時
に、図４（ａ）に示すように、空気浮上面４１−１、４
１−２と、一方の空気浮上面４１−１に設けた磁気コア
チップ搭載部４２とを有し、チタン酸カルシウム等の非
磁性材料からなるスライダー４３を加工して得る。次
に、図４（ｂ）に示すように、図３（ｂ）に示す構造の
磁気コアチップ３８を空気浮上面４１−１に設けた磁気
コアチップ搭載部４２に挿入し、磁気コアチップ３８の
上部と磁気コアチップ搭載部４２の上部とをガラス４４
により固着するとともに、磁気コアチップ３８の下部と
磁気コアチップ搭載部４２の下部とを樹脂４５により固
着する。
に、図４（ａ）に示すように、空気浮上面４１−１、４
１−２と、一方の空気浮上面４１−１に設けた磁気コア
チップ搭載部４２とを有し、チタン酸カルシウム等の非
磁性材料からなるスライダー４３を加工して得る。次
に、図４（ｂ）に示すように、図３（ｂ）に示す構造の
磁気コアチップ３８を空気浮上面４１−１に設けた磁気
コアチップ搭載部４２に挿入し、磁気コアチップ３８の
上部と磁気コアチップ搭載部４２の上部とをガラス４４
により固着するとともに、磁気コアチップ３８の下部と
磁気コアチップ搭載部４２の下部とを樹脂４５により固
着する。
【０００４】この際、スライダー４３中のトラックの位
置を正確に決定するため、図４（ｂ）に示すように、磁
気コアチップ３８の右側面と磁気コアチップ搭載部４２
との間には、ガラス４４および樹脂４５が介在しないよ
う構成する。次に、図４（ｃ）に示すように、スライダ
ー４３の上面を研摩して、スライダー４３の上面にはみ
出した余分のガラス４４を除去するとともに、磁気コア
３８のギャップデプスを決定する。
置を正確に決定するため、図４（ｂ）に示すように、磁
気コアチップ３８の右側面と磁気コアチップ搭載部４２
との間には、ガラス４４および樹脂４５が介在しないよ
う構成する。次に、図４（ｃ）に示すように、スライダ
ー４３の上面を研摩して、スライダー４３の上面にはみ
出した余分のガラス４４を除去するとともに、磁気コア
３８のギャップデプスを決定する。
【０００５】最後に、図５（ａ）（図４（ｃ）と同じ図
である。）に示すデプス研摩の終了したスライダー４３
に対し、図５（ｂ）に示すように、その空気浮上面４１
−１、４１−２の進行方向に向かって前端の空気流入部
に、傾斜面からなるリーディングランプ部５１−１、５
１−２を加工して設けるとともに、図５（ｃ）に示すよ
うに、その空気浮上面４１−１、４１−２の進行方向に
向かって後端の空気流出部に傾斜面からなるトレーリン
グランプ部５２−１、５２−２を加工して設けることに
より、コンポジット型の磁気ヘッドスライダー６１を形
成している。
である。）に示すデプス研摩の終了したスライダー４３
に対し、図５（ｂ）に示すように、その空気浮上面４１
−１、４１−２の進行方向に向かって前端の空気流入部
に、傾斜面からなるリーディングランプ部５１−１、５
１−２を加工して設けるとともに、図５（ｃ）に示すよ
うに、その空気浮上面４１−１、４１−２の進行方向に
向かって後端の空気流出部に傾斜面からなるトレーリン
グランプ部５２−１、５２−２を加工して設けることに
より、コンポジット型の磁気ヘッドスライダー６１を形
成している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気ヘ
ッドスライダー６１の製造方法では、磁気浮上スライダ
ー部４１−１の空気流出側にトレーリングランプ部５２
−１形成する際、上述したように磁気コアチップ３８の
トラックの位置決めのため、磁気コアチップ３８と磁気
コアチップ搭載部４２との間にガラス４４および樹脂４
５が存在しない接合面が存在している。
ッドスライダー６１の製造方法では、磁気浮上スライダ
ー部４１−１の空気流出側にトレーリングランプ部５２
−１形成する際、上述したように磁気コアチップ３８の
トラックの位置決めのため、磁気コアチップ３８と磁気
コアチップ搭載部４２との間にガラス４４および樹脂４
５が存在しない接合面が存在している。
【０００７】そのため、トレーリングランプ部５２−１
を形成するための機械加工を受ける面に、接着用ガラス
４４または樹脂４５が全く流入していない部分が存在す
ることとなり、図６（ａ）、（ｂ）にトレーリングラン
プ部５２−１を拡大して示すように、加工時に接着部と
の境界のＡ部に応力が集中し、図６（ａ）に示すように
接着用ガラス４４内または図６（ｂ）に示すように磁気
コアチップ搭載部４２からスライダー４３内に、クラッ
ク６２が発生する問題があった。
を形成するための機械加工を受ける面に、接着用ガラス
４４または樹脂４５が全く流入していない部分が存在す
ることとなり、図６（ａ）、（ｂ）にトレーリングラン
プ部５２−１を拡大して示すように、加工時に接着部と
の境界のＡ部に応力が集中し、図６（ａ）に示すように
接着用ガラス４４内または図６（ｂ）に示すように磁気
コアチップ搭載部４２からスライダー４３内に、クラッ
ク６２が発生する問題があった。
【０００８】本発明の目的は上述した課題を解消して、
空気流出端部の加工時のクラック発生を防止することが
できる磁気ヘッドスライダーを提供しようとするもので
ある。
空気流出端部の加工時のクラック発生を防止することが
できる磁気ヘッドスライダーを提供しようとするもので
ある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッドスラ
イダーは、非磁性材料よりなるスライダーに磁気コアチ
ップを挿入し、ガラスまたは樹脂により固着させた磁気
ヘッドスライダーにおいて、前記スライダーの空気流出
端部の傾斜面の深さよりも深い切り欠きを前記磁気コア
チップの空気流出端部に設けたことを特徴とするもので
ある。
イダーは、非磁性材料よりなるスライダーに磁気コアチ
ップを挿入し、ガラスまたは樹脂により固着させた磁気
ヘッドスライダーにおいて、前記スライダーの空気流出
端部の傾斜面の深さよりも深い切り欠きを前記磁気コア
チップの空気流出端部に設けたことを特徴とするもので
ある。
【００１０】
【作用】上述した構成において、磁気コアチップの空気
流出端部に設けた、スライダーの空気流出端部の傾斜面
の深さよりも深い切り欠きが、空気流出端部の加工面か
ら接着用ガラスの全く存在しない部分を無くし、その結
果空気流出端部の加工時のクラック発生を防止すること
ができる。
流出端部に設けた、スライダーの空気流出端部の傾斜面
の深さよりも深い切り欠きが、空気流出端部の加工面か
ら接着用ガラスの全く存在しない部分を無くし、その結
果空気流出端部の加工時のクラック発生を防止すること
ができる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の磁気ヘッドスライダーの磁気
コアチップの一例の構成を示す図である。図１に示す例
において、磁気コアチップ８は、フェライト等の磁性材
料からなる棒状の磁性部材１と、コの字状の同じくフェ
ライト等の磁性材料からなる磁性部材２とを、接合用の
ガラス３を使用して接合し、コイルを巻回するヨーク部
４と磁界を発生するギャップ部５とを有するコア６を形
成し、このコア６のギャップ部５の上面がトラックの幅
となるように、コア６の上面に溝部７を形成するトラッ
ク加工を行い形成している。
コアチップの一例の構成を示す図である。図１に示す例
において、磁気コアチップ８は、フェライト等の磁性材
料からなる棒状の磁性部材１と、コの字状の同じくフェ
ライト等の磁性材料からなる磁性部材２とを、接合用の
ガラス３を使用して接合し、コイルを巻回するヨーク部
４と磁界を発生するギャップ部５とを有するコア６を形
成し、このコア６のギャップ部５の上面がトラックの幅
となるように、コア６の上面に溝部７を形成するトラッ
ク加工を行い形成している。
【００１２】上述した構成は従来の磁気ヘッドスライダ
ーと何等変わるところはなく、本発明で重要なのは、図
１に示すように、磁気コアチップ８の空気流出端部すな
わちトレーリングランプ部を形成する側の端部に、傾斜
面の深さｄが空気流出端部すなわちトレーリングランプ
部の傾斜面の深さよりも深い切り欠き部１１を設けた点
である。すなわち、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、
磁気コアチップ８をスライダーの磁気コアチップ搭載部
に搭載した状態で、磁気コアチップ８の空気流出側端部
の斜面の深さｄ２が、空気浮上面における空気流出側端
部の傾斜面の深さｄ１より深くしている。
ーと何等変わるところはなく、本発明で重要なのは、図
１に示すように、磁気コアチップ８の空気流出端部すな
わちトレーリングランプ部を形成する側の端部に、傾斜
面の深さｄが空気流出端部すなわちトレーリングランプ
部の傾斜面の深さよりも深い切り欠き部１１を設けた点
である。すなわち、図２（ａ）、（ｂ）に示すように、
磁気コアチップ８をスライダーの磁気コアチップ搭載部
に搭載した状態で、磁気コアチップ８の空気流出側端部
の斜面の深さｄ２が、空気浮上面における空気流出側端
部の傾斜面の深さｄ１より深くしている。
【００１３】なお、本発明の磁気ヘッドスライダーの磁
気コアチップ８以外の部材およびその製造方法は、上述
した従来の例と同じであるため、ここではその説明を省
略する。
気コアチップ８以外の部材およびその製造方法は、上述
した従来の例と同じであるため、ここではその説明を省
略する。
【００１４】このように構成することにより、磁気コア
チップ８をスライダーの磁気コアチップ搭載部に載置し
た後、トレーリングランプ部を形成するための加工をす
る際に、機械加工を受ける面に接着用ガラス４４または
樹脂４５が全く流入していない部分が存在しなくなるた
め、この部分からのクラックの発生はない。
チップ８をスライダーの磁気コアチップ搭載部に載置し
た後、トレーリングランプ部を形成するための加工をす
る際に、機械加工を受ける面に接着用ガラス４４または
樹脂４５が全く流入していない部分が存在しなくなるた
め、この部分からのクラックの発生はない。
【００１５】本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではなく、幾多の変形、変更が可能である。例え
ば、磁気コアチップの切り欠き部の傾斜面の深さを深く
する方法として、図２（ａ）、（ｂ）に示す方法を例示
したが、これらの方法に限定されるものではなく、加工
時に磁気コアチップ３８と磁気コアチップ搭載部４２の
間のガラスおよび樹脂が存在しない接合面が加工面に露
出しない形状であればどの様な形状でもとれることはい
うまでもない。また、磁気コアチップの形状も図１に示
す例に限定されるものでないことはいうまでもない。
ものではなく、幾多の変形、変更が可能である。例え
ば、磁気コアチップの切り欠き部の傾斜面の深さを深く
する方法として、図２（ａ）、（ｂ）に示す方法を例示
したが、これらの方法に限定されるものではなく、加工
時に磁気コアチップ３８と磁気コアチップ搭載部４２の
間のガラスおよび樹脂が存在しない接合面が加工面に露
出しない形状であればどの様な形状でもとれることはい
うまでもない。また、磁気コアチップの形状も図１に示
す例に限定されるものでないことはいうまでもない。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁気コアチップの空気流出端部に、スライダ
ーの空気流出端部の傾斜面の深さよりも深い切り欠きを
設けたため、空気流出端部の加工面から接着用ガラスの
全く存在しない部分を無くし、その結果空気流出端部の
加工時のクラック発生を防止することができる。
によれば、磁気コアチップの空気流出端部に、スライダ
ーの空気流出端部の傾斜面の深さよりも深い切り欠きを
設けたため、空気流出端部の加工面から接着用ガラスの
全く存在しない部分を無くし、その結果空気流出端部の
加工時のクラック発生を防止することができる。
【図１】本発明の磁気ヘッドスライダーに用いる磁気コ
アチップの一例の構成を示す図である。
アチップの一例の構成を示す図である。
【図２】本発明の磁気ヘッドスライダーに用いる磁気コ
アチップの切り欠き部の一例を説明するための図であ
る。
アチップの切り欠き部の一例を説明するための図であ
る。
【図３】従来の磁気ヘッドスライダーに用いる磁気コア
チップの製造工程の一例を示す図である。
チップの製造工程の一例を示す図である。
【図４】従来の磁気ヘッドスライダーの製造工程の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図５】従来の磁気ヘッドスライダーの製造工程の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図６】従来の磁気ヘッドスライダーにおけるトレーリ
ングランプ部の問題点を説明するための図である。
ングランプ部の問題点を説明するための図である。
１、２ 磁性部材 ３ ガラス ４ 孔部 ５ ギャップ部 ６ コア ７ 溝部 ８ 磁気コアチップ
Claims (1)
- 【請求項１】 非磁性材料よりなるスライダーに磁気コ
アチップを挿入し、ガラスまたは樹脂により固着させた
磁気ヘッドスライダーにおいて、前記スライダーの空気
流出端部の傾斜面の深さよりも深い切り欠きを前記磁気
コアチップの空気流出端部に設けたことを特徴とする磁
気ヘッドスライダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6810593A JPH06282830A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 磁気ヘッドスライダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6810593A JPH06282830A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 磁気ヘッドスライダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06282830A true JPH06282830A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13364133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6810593A Withdrawn JPH06282830A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 磁気ヘッドスライダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06282830A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6741696B1 (en) | 1999-11-12 | 2004-05-25 | Nec Corporation | Automatic call distributing method and system |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP6810593A patent/JPH06282830A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6741696B1 (en) | 1999-11-12 | 2004-05-25 | Nec Corporation | Automatic call distributing method and system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |