JPH06281243A - 浴槽への自動湯張り方法 - Google Patents

浴槽への自動湯張り方法

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JPH06281243A
JPH06281243A JP5096833A JP9683393A JPH06281243A JP H06281243 A JPH06281243 A JP H06281243A JP 5096833 A JP5096833 A JP 5096833A JP 9683393 A JP9683393 A JP 9683393A JP H06281243 A JPH06281243 A JP H06281243A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容積の異なる種々の浴槽に対しても、浴槽水
位を検出するのに必要な基準水位を、期待される循環金
具の循環穴より少し上の、有るべき水位とすることがで
き、従って設定された水位に正確に湯張りすることがで
きる浴槽への自動湯張り方法の提供を目的とする。 【構成】 浴槽水位センサの出力値の変曲点検出後に予
め定めた一定水量を落とし込んで確認循環判定し、この
ときの浴槽水位に対応した基準出力値を浴槽水位センサ
に付与し、更に浴槽水位センサが設定水位に対応する出
力値を検出するまで落とし込む自動湯張り方法であっ
て、前記変曲点検出後に行う一定水量の落とし込みは、
湯張り運転の初回においては、大型浴槽であっても水位
が追い焚き循環可能水位になる量として予め定めた水量
を落とし込み、湯張り運転の二回目以降は、初回の湯張
り運転を行った際に演算した当該浴槽の底面積に一定の
水位差を乗じた水量を落とし込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽への給湯器からの自
動湯張り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽に給湯器からの温水を自動湯張りす
る場合、先ず、落とし込みによって浴槽水位が浴槽の循
環金具の循環穴以上の水位、即ち追い焚き循環可能な水
位以上となったか否かが判定され、以上であると判定さ
れると、その判定された時点での浴槽水位(実際の水位
は不明であるが、循環金具の循環穴を少し越える程度の
水位にあると推定できる。)を基準水位として、この基
準水位に対応する基準出力値を前記追い焚き循環回路の
浴槽水位センサに付与し、該基準出力値をもとにして更
に浴槽水位センサが設定水位に対応する出力値を検出す
るまで落とし込みを行うようにして、設定された浴槽水
位まで自動的に湯張りを行う方法が従来より提供されて
いる。そして前記浴槽水位を追い焚き循環可能な水位以
上の基準水位に一旦するための方法として、浴槽水位セ
ンサの出力の変曲点検出による方法がある。この変曲点
検出方法は浴槽水位センサの出力の変曲点を検出するこ
とで、この変曲点検出時における浴槽水位が循環金具の
循環穴のレベルに達したことを検出し、これに循環金具
の循環穴の径を考慮した水位差分の水量を加えること
で、浴槽水位を循環金具の循環穴より少し上の循環金具
水没レベル、即ち追い焚き循環可能水位に調整する方法
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の変
曲点検出方法を用いる湯張り方法においては、変曲点検
出後に落とし込む一定水量は、容積の異なる複数種類の
浴槽に対しても循環金具の循環穴を越える水位とするた
め、大型浴槽に合わせた量を採用していた。このため、
容量の小さい浴槽に適用される場合には、前記一定水量
の落とし込みを行った後の浴槽水位が、循環金具を越え
てかなり高い水位になってしまい、よって循環金具の循
環穴の少し上程度のレベルにあるべき基準水位自体が上
昇し、よって基準水位に対する水位差によって検出され
る設定水位も上方へズレて検出されるという欠点があっ
た。
【0004】そこで、本発明は上記従来方法の欠点を解
消し、変曲点検出による方法を用いる場合において、容
積の異なる種々の浴槽に対しても、浴槽水位を検出する
のに必要な基準水位を、期待される循環金具の循環穴よ
り少し上の、有るべき水位とすることができ、従って設
定された水位に正確に湯張りすることができる浴槽への
自動湯張り方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の浴槽への自動湯張り方法は、給湯器からの
温水を、浴槽の追い焚き循環回路を介して、浴槽内に自
動落とし込みすると共に、追い焚き循環回路の浴槽水位
センサを監視することで該浴槽水位センサの出力値の変
曲点をとらえ、これによって浴槽水位が追い焚き循環可
能な水位より少し下の循環金具レベルに達したことを検
出すると共に、前記変曲点検出後に予め定めた一定水量
を落とし込んで循環金具の循環穴が水没する前記循環可
能水位以上になったことを確認循環判定し、このときの
浴槽水位をある一定の基準水位であると仮定すると共に
この基準水位に対応する基準出力値を前記追い焚き循環
回路の浴槽水位センサに付与し、該基準出力値をもとに
して更に浴槽水位センサが設定水位に対応する出力値を
検出するまで落とし込みを行うようにした浴槽への自動
湯張り方法であって、前記変曲点検出後に行う一定水量
の落とし込みは、湯張り運転の初回においては、大型浴
槽であっても水位が追い焚き循環可能水位になる量とし
て予め定めた水量を落とし込み、湯張り運転の二回目以
降は、初回の湯張り運転を行った際に演算した当該浴槽
の底面積に一定の水位差を乗じた水量を落とし込むよう
にしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の特徴によれば、湯張り運転の初回
においては、浴槽水位センサの出力値の変曲点が検出さ
れると、最初に定められた一定水量が落とし込まれ、浴
槽水位を循環金具の循環穴が水没する前記循環可能水位
以上とされる。確認循環判定が行われた後、基準水位か
ら設定水位まで落とし込まれた際に、該落とし込み水量
と水位差とから浴槽の底面積が演算される。そして、湯
張り運転の二回目以降においては、浴槽水位センサの出
力値の変曲点が検出されると、初回の湯張り運転の際に
得られた浴槽底面積に一定の水位差を乗じた水量が落と
し込まれる。そして循環判定がなされた後、基準水位か
ら設定水位に対応する浴槽水位センサの出力値になるま
で落とし込みがなされる。本発明の方法においては、二
回目以降の湯張り運転においては、水位センサの出力値
の変曲点が検出された後に落とし込まれる一定水量は、
当該浴槽の底面積を考慮した水量であるので、どのよう
な容積の浴槽であっても、浴槽循環金具の循環穴が水没
する少し上の水位を基準水位とすることができるので、
湯張り水位を設定水位に正確に制御することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明方法を実施した風呂釜機能付給
湯装置の構成図で、図2は本発明方法の実施例を説明す
るフローチャートである。
【0008】図1において、10は浴槽で、該浴槽10から
風呂戻り管21と風呂往き管22とからなる追い焚き循環回
路20が、追い焚き用熱交換缶体30に循環している。40は
給湯器で、入水管41を通って給湯器40に入った水がそこ
で加熱され、温水となり、出湯管42に出湯される。出湯
管42の温水は混水弁43等を経て一般給湯路44と風呂自動
給湯路45に別れる。前記入水管41からは風呂自動給水路
46が別れている。
【0009】前記風呂自動給湯路45は途中に落とし込み
水量センサ45a を備え、温水は落とし込み温水電磁弁45
b を経て逆流防止ホッパー47に注がれる。また前記風呂
自動給水路46も落とし込み水電磁弁46b を経て逆流防止
ホッパー47に注がれる。逆流防止ホッパー47からは共通
落とし込み路48が三方弁51を介して前記追い焚き循環回
路20の風呂戻り管21に接続されている。前記風呂戻り管
21には浴槽水位センサ52、両搬送電磁弁53、循環ポンプ
54、風呂水流スイッチ55、風呂温度センサ56等が設けら
れている。23は追い焚き用熱交換缶体30を迂回するバイ
パス管で、途中に開閉弁23a が設けられている。
【0010】前記浴槽10は循環金具11が設けられ、二重
管の外側管11a に風呂戻り管21が接続され、内側管11b
に風呂往き管22が接続されている。60はコントローラ
で、マイコンを内蔵し、給湯運転、浴槽への自動湯張り
運転、追い焚き運転等の各運転において、装置各部の制
御を行う。今、風呂追い焚き運転が指令されると、コン
トローラ60を介して、循環ポンプが駆動し、浴槽水が循
環金具11の外側管11a から風呂戻り管21に入り、追い焚
き用熱交換缶体30に循環して加熱され、風呂往き管22を
通って、循環金具11の内側管11b から浴槽10に戻る。ま
た風呂自動湯張り運転が指令されると、落とし込み温水
電磁弁45b が開放され、給湯器40からの温水が、風呂自
動給湯路45から、逆流防止ホッパー47、共通落とし込み
路48、三方弁51を通って、風呂戻り管21に入る。そして
片搬送の場合は風呂戻り管21を追い焚き循環時とは逆に
流れて、循環金具11の外側管11a から浴槽10に導入され
る。また両搬送の場合には循環ポンプ54が駆動し、両搬
送電磁弁53も開放されて、風呂戻り管21に導入された温
水が風呂往き管22側にも流れ、風呂戻り管21と風呂往き
管22の両方から循環金具11を通って浴槽10に流れ込む。
【0011】次に図2のフローチャートに従って、自動
湯張り運転におけるコントローラ60による制御を説明す
る。今、図示しないリモコン等により、浴槽の水位設定
がなされ、浴槽への自動湯張り運転スイッチがオンされ
ると、先ず、落とし込み温水電磁弁45b を開放し(S
1)、三方弁51を介して循環回路20に温水を導入し、両
搬送で、最大量として30リットルになるまで、風呂戻り
管21と風呂往き管22から循環金具11を介して浴槽10へ落
とし込む(S2)。そしてこの間、コントローラ60は落
とし込み水量センサ45a からの情報によって、単位時間
当たりの落とし込みの流量が一定以上であるかを監視す
る(S3)。実施例の場合、例えば、入水圧が1.3Kgf/
cmで15リットル/分を前記一定流量としている。
【0012】単位時間当たりの流量が一定以上の場合
(S3でイエス)には、コントローラ60は制御フローと
して変曲点検出モードを採用する。即ち、その時点で前
記両搬送を終了し、浴槽への落とし込みを、風呂戻り管
21から浴槽循環金具11の外側管11a を介して行う片搬送
で行いながら(S4)、浴槽水位センサ52の検出出力値
をコントローラで監視、この検出出力値の変曲点を検出
する(S5)。この変曲点というのは、浴槽水位Hが循
環金具11の外側管11a に達する水位Hc になってくる
と、落とし込みが行われている風呂戻り管21へも浴槽水
位による圧力が加わってくるので、浴槽水位センサ52の
検出出力値にそれまでの出力曲線とは異なる状況、即
ち、検出出力曲線の増加が顕著になる等の変化が生じ
る。この変化の開始点が変曲点である。前記変曲点が検
出されると(S5でイエス)、ほぼ前記の水位Hc あた
りに達したということが推定できるので、今度は、循環
金具11の循環穴を少し越えるあたりの水位H1 となるよ
うに一定水量を両搬送で浴槽10に落とし込むことにな
る。
【0013】前記落とし込む一定水量は、自動湯張り運
転が初回であるか、否かによって異なる。即ち自動湯張
り運転が初回であるか否かが判断され(S6)、初回の
自動湯張り運転の場合には(S6でイエス)、最初から
決められた一定水量を両搬送で落とし込む(S7)。こ
の一定水量は、容積が種々異なる浴槽の何れにおいて
も、浴槽循環金具の循環穴を越えて追い焚き循環可能水
位となるように、大型浴槽に合わせた一定水量として予
め決めておく。この場合、循環金具11の循環穴の大きさ
は浴槽の大きさによらずほぼ一定であるので、上昇させ
るべき水位はほぼ一定である。一方、二回目以降の自動
湯張り運転の場合には(S6でノー)、初回の運転の際
に得た浴槽底面積を用いて、これに循環金具11の循環穴
の大きさを考慮した水位差を乗じた一定水量として、こ
の量を落とし込む(S8)。
【0014】ステップS7又はS8で一定量を両搬送で
浴槽10に落とし込むことで、浴槽水位Hが追い焚き循環
可能な水位H1 、即ち循環金具11の循環穴より少し上の
水位となるはずであるが、さらに確認循環判定(S13)
を行って確認した後、この水位をもって一定の基準水位
1 と仮定して、この基準水位H1 を記憶する。またこ
のときの浴槽水位センサ52の出力値を基準出力値P1
して設定、記憶する(S14)。前記確認循環判定(S1
3)のステップにおいては、循環回路20内の空気を排除
するエアーパージ動作も兼ねている。即ち、三方弁51を
切り換えて、追い焚き循環回路20を完成するようにする
と共に循環ポンプ54を強の状態で駆動し、浴槽水を循環
回路20に循環させる。そして一定時間継続して風呂水流
スイッチ55がオンすることをもって確認循環判定がOK
とされる。
【0015】前記基準水位H1 の記憶と、それに対応す
る浴槽水位センサ52の基準出力値P1 が決まると(S1
4)、設定水位HS に対応する浴槽水位センサ52の出力
値PSも決まるので、該出力値PS を浴槽水位センサ52
が検出するまで、両搬送を行い(S15、S16)、落とし
込み温水電磁弁46b を閉止する(S17)。そして前記電
磁弁46b の閉止と共に、運転が初回であったか否かを判
断し(S18)、初回の場合には、浴槽底面積Sの演算を
行い、得られた値を記憶する(S19)。前記浴槽底面積
Sの演算は、前記ステップS14において、水位センサ52
の基準出力値P1 を設定した後、両搬送落とし込みに
(S15)によって、水位センサ52が出力値PS を検出す
るまでに落とし込んだ水量Qと、前記出力値PS とP1
の差に相当する水位差とから、S=Q÷(PS −P1
で得ることができる。前記演算記憶された浴槽底面積S
は二回目以降の自動湯張り運転の際の前記ステップS8
において、浴槽底面積Sに一定の水位差を乗じた形で提
供される。この一定の水位差は、循環金具11の循環穴の
径を考慮した値であり、予め定めておく。循環金具11の
循環穴の径は浴槽10の大きさによらずほぼ一定であるの
で、例えば、前記循環穴径程度の寸法を前記一定の寸法
穴として採用しておくことができる。なお、前記浴槽底
面積Sに一定の水位差を乗じた値をステップS19で演
算、記憶させてもよい。
【0016】上記ステップS3において、30リットルの
両搬送がなされる間に、単位時間当たりの流量が一定以
上にならない場合(S3でノー)には、コントローラ60
は制御フローとして、実際に循環を行って循環の有無を
判定する循環判定モードを採用する。即ち、前記両搬送
を終了した後、先ず三方弁51を切り換え、循環ポンプ54
を駆動して、浴槽水が循環回路20を循環するかの循環判
定を行う(S9)。そして通常(残水がない場合)は、
浴槽水位が循環可能な水位に不足しているのでさらに一
定水量を両搬送し(S10)、この両搬送と循環判定(S
11)とを、循環判定がOKとされるまで繰り返す。そし
て循環判定がOKとなると、さらに念のための一定水量
が落とし込まれ(S12)た後、確認循環判定がなされる
(S13)。以後の操作S14〜S19は既に説明したのと同
様である。尚、循環判定モードにおいても、自動湯張り
運転の初回に得た浴槽底面積Sを用いて、二回目以降の
前記ステップS12における落とし込み水量を同様に求め
るようにすることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用よりなり、請
求項1に記載の浴槽への自動湯張り方法によれば、変曲
点検出後に行う一定水量の落とし込みは、湯張り運転の
初回においては、大型浴槽であっても水位が追い焚き循
環可能水位になる量として予め定めた水量を落とし込
み、湯張り運転の二回目以降は、初回の湯張り運転を行
った際に演算した当該浴槽の底面積に一定の水位差を乗
じた水量を落とし込むようにしたので、どのような容積
の浴槽であっても、浴槽循環金具の循環穴が水没する少
し上の水位を基準水位とすることができ、湯張り水位を
設定水位に正確に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施した風呂釜機能付給湯装置の
構成図である。
【図2】本発明方法の実施例を説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
10 浴槽 11 循環金具 20 追い焚き循環回路 21 風呂戻り管 22 風呂往き管 30 追い焚き用熱交換缶体 40 給湯器 45 風呂自動給湯路 45a 落とし込み水量センサ 51 三方弁 52 風呂水位センサ 53 両搬送電磁弁 54 循環ポンプ 55 風呂水流スイッチ 56 風呂温度センサ 60 コントローラ
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】前記浴槽10は循環金具11が設けられ、
二重管の外側管11aに風呂戻り管21が接続され、内
側管11bに風呂往き管22が接続されている。60は
コントローラで、マイコンを内蔵し、給湯運転、浴槽へ
の自動湯張り運転、追い焚き運転等の各運転において、
装置各部の制御を行う。今、風呂追い焚き運転が指令さ
れると、コントローラ60を介して、循環ポンプが駆動
し、浴槽水が循環金具11の外側管11aから風呂戻り
管21に入り、追い焚き用熱交換缶体30に循環して加
熱され、風呂往き管22を通って、循環金具11の内側
管11bから浴槽10に戻る。また風呂自動湯張り運転
が指令されると、落とし込み温水電磁弁45bが開放さ
れ、給湯器40からの温水が、風呂自動給湯路45か
ら、逆流防止ホッパー47、共通落とし込み路48、三
方弁51を通って、風呂戻り管21に入る。そして片搬
送の場合は風呂戻り管21から風呂往き管22を通っ
て、循環金具11の内側管11bから浴槽10に導入さ
れる。また両搬送の場合には、両搬送電磁弁53も開放
されて、風呂戻り管21に導入された温水が風呂往き管
22と風呂戻り管21の両方から循環金具11を通って
浴槽10に流れ込む。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】単位時間当たりの流量が一定以上の場合
(S3でイエス)には、コントローラ60は制御フロー
として変曲点検出モードを採用する。即ち、その時点で
前記両搬送を終了し、浴槽への落とし込みを、風呂戻り
管21から風呂往き管22を通して、浴槽循環金具11
の内側管11bを介して行う片搬送で行いながら(S
4)、浴槽水位センサ52の検出出力値をコントローラ
で監視、この検出出力値の変曲点を検出する(S5)。
この変曲点というのは、浴槽水位Hが循環金具11の外
側管11aに達する水位Hになってくると、風呂戻り
管21へも浴槽水位による圧力が加わってくるので、浴
槽水位センサ52の検出出力値にそれまでの出力曲線と
は異なる状況、即ち、検出出力曲線の増加が顕著になる
等の変化が生じる。この変化の開始点が変曲点である。
前記変曲点が検出されると(S5でイエス)、ほぼ前記
の水位Hあたりに達したということが推定できるの
で、今度は、循環金具11の循環穴を少し越えるあたり
の水位Hとなるように一定水量を両搬送で浴槽10に
落とし込むことになる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器からの温水を、浴槽の追い焚き循
    環回路を介して、浴槽内に自動落とし込みすると共に、
    追い焚き循環回路の浴槽水位センサを監視することで該
    浴槽水位センサの出力値の変曲点をとらえ、これによっ
    て浴槽水位が追い焚き循環可能な水位より少し下の循環
    金具レベルに達したことを検出すると共に、前記変曲点
    検出後に予め定めた一定水量を落とし込んで循環金具の
    循環穴が水没する前記循環可能水位以上になったことを
    確認循環判定し、このときの浴槽水位をある一定の基準
    水位であると仮定すると共にこの基準水位に対応する基
    準出力値を前記追い焚き循環回路の浴槽水位センサに付
    与し、該基準出力値をもとにして更に浴槽水位センサが
    設定水位に対応する出力値を検出するまで落とし込みを
    行うようにした浴槽への自動湯張り方法であって、 前記変曲点検出後に行う一定水量の落とし込みは、湯張
    り運転の初回においては、大型浴槽であっても水位が追
    い焚き循環可能水位になる量として予め定めた水量を落
    とし込み、湯張り運転の二回目以降は、初回の湯張り運
    転を行った際に演算した当該浴槽の底面積に一定の水位
    差を乗じた水量を落とし込むようにしたことを特徴とす
    る浴槽への自動湯張り方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02219952A (ja) * 1989-02-20 1990-09-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水位検知装置
JPH04203843A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動風呂装置

Patent Citations (2)

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