JP2805936B2

JP2805936B2 - 給湯機付風呂釜

Info

Publication number: JP2805936B2
Application number: JP1342617A
Authority: JP
Inventors: 昌彦山本; 信夫浜野; 光成小西
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1989-12-28
Filing date: 1989-12-28
Publication date: 1998-09-30
Anticipated expiration: 2013-09-30
Also published as: JPH03204560A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、浴槽へ自動的にお湯はりを行う自動風呂釜
に関するものである。

従来の技術従来、この種の給湯機付風呂釜は、たとえば第５図に
記載されるような構成を採っていた。その詳細を説明す
ると、１は給湯機付風呂釜であり、給湯用熱交換器２と
風呂追いだき用熱交換器18が内蔵され各々台所やシャワ
ーへの給湯と風呂湯の追いだきに使用される。まず給水
側から説明する。水道管に接続される給水管３によって
給湯機付風呂釜１に水が導びかれると、分岐されて一方
は水量センサー４と給湯用熱交換器２へ導びかれ、他方
はバイパス弁26へ導びかれた後、給湯用熱交換器２で加
熱された湯と合流されて給湯管６を経てその先に設けら
れた水量比例弁５に至る。湯は水量比例弁５を出ると、
自動給湯用電磁弁７に接続される給湯管Ｂ・８と台所等
に設置される給湯栓９に導びかれる給湯管Ａ・10に分岐
部11で分岐されている。給湯管Ｂ・８の先には自動給湯
用電磁弁７があり、第１逆止弁27を通ってからバキュー
ムブレーカー28を介して、第２逆止弁29を通ってから風
呂回路分岐部36にて分岐して、一方に二方弁31が接続さ
れている。二方弁31は内部にボールバルブ（図示せず）
があり、ボールバルブはモータ32によって回転するよう
にしてある。二方弁31はボールバルブの回転によって、
「開」「閉」ができる。

今、浴槽21へ給湯しようとすると、二方弁31のバルブ
を「閉」にしておくと、お湯はフロースイッチ30と風呂
用熱交換器18を介して風呂往き管19を通り風呂アダプタ
ー20を介して浴槽21へ導びかれる。34は給湯機付風呂釜
１の制御器で、後述する自動給湯シーケンスを有し、リ
モコン32とともにシーケンスを実行する。35は給湯機付
風呂釜１を自動制御する自動給湯スイッチである。37は
運転スイッチである。38は電源コンセントである。自動
給湯シーケンスを第７図、第８図を基に説明する。ここ
で、水量センサー４とフロースイッチ30がともに「ON」
し、水が流れていることを確認すると次のシーケンスへ
移行する。しかし、ここで自動給湯用電磁弁７が「開」
になって所定時間T₁（たとえば10秒）以内に上記水量セ
ンサー４とフロースイッチ30が「ON」しない場合はリモ
コン32（たとえば風呂リモコン）等に数字（たとえば5
3）等でエラー表示33を行い、且つ、自動給湯用電磁弁
７を「閉」にして、風呂往き管19が凍結により閉塞して
いた場合の異常を検出する風呂往き管閉塞判定部38が設
けてある。風呂往き管19等の閉塞がないことを確認する
と、風呂往き管19での自動給湯はそのまま継続する。こ
の時二方弁31は閉じているので、水位センサー23によ
り、浴槽21内に水位検出できる。

浴槽21内の水位が風呂アダプター20の風呂戻り管22の
所に来ると水位センサー23の出力が上昇しはじめるの
で、たとえば10ビット（水位で約2.5cm）上昇した所を
変曲点とすると浴槽水変曲点判定部40を設けている。

さらに、追加落し込みを10ビット（水位で約2.5cm）
をした後、所定時間T₅（たとえば30秒間）二方弁31を開
いて、風呂往き管19と風呂戻り管22の両管で再度搬送
し、管内の空気を抜くようにする。

この後、自動給湯用電磁弁７を「閉」にしてから、循
環ポンプ17を「ON」して、循環水チェックを行い、管内
の空気を完全に抜くようにする。この時は、フロースイ
ッチ30が「ON」する。この後、二方弁31を「閉」にしな
がら、循環ポンプ17を「OFF」にしてから、再度、自動
給湯用電磁弁７を「ON」し、所定時間T₇（たとえば20秒
間）後の水位を基準値とする浴槽水水位基準点判定部43
を設けている。

この基準値は浴槽水水位基準値記憶部45で記憶させて
ある。また、前回基準値から設定水位までの落し込み積
算流量を落し込み積算流量記憶部44に記憶させてあり、
この積算記憶流量に１より小さい係数（たとえば0.8）
を掛けた流量を風呂往き管19と風呂戻り管22の両方で搬
送させることにより、自動給湯時間を、風呂往き管19の
みの場合より搬送量の増加した分だけ短縮できるように
してある。上記給湯終了後、風呂往き管19で設定水位ま
で給湯し、その間は風呂戻り管に設けた水位センサー23
で水位を確認しながら設定水位まで自動給湯させるもの
である。設定水位に至ると循環水チェックを行い、設定
湯温より低い場合は追いだきするようにしてある。

発明が解決しようとする課題しかし、上記の従来例の浴槽21への自動給湯シーケン
スでは、次のような課題が生じる。

（１）自動給湯の搬送量が多い時には風呂往き管19と
風呂戻り管22の両方で搬送している状態での各々の管内
は充分、水（又は湯）で充満した状態であるので異常に
はならないが、例えば低水圧になった時などでは、両方
の管内に空気が入った状態で流れるようになるときがあ
る。このような状態で二方弁31をしめて、風呂往き管19
のみで給湯しようとしても、特に風呂戻り管22に多い空
気層のために、浴槽の水位上昇の圧力変化が前記戻り管
22に中にたまった空気層の圧縮にエネルギーが変換され
る分だけ、浴槽水位上昇分の水位変化として水位センサ
ー23は検出できない。つまり、管内に空気層ができるこ
とにより、正確な水位検出ができるという課題がある。

一般に、内径φ11.5mmの管では両方の管内を水で充満
して流すには約７/min以上が必要である。故に例え
ば、10/min以下のトータル流量（給水管に入ってくる
全体流量）時には、安全をみて風呂往き管19のみで搬送
するようにしないと、空気層による水位検出誤差を吸収
できないこととなる。

（２）また、台所等にある給湯栓９の全開してお湯を
使われたり、多数の箇所で給湯栓が開けられたときに、
自動給湯運転での風呂往き管と風呂戻り管の両管での搬
送と重なると、前項（１）で示したのと同じ状態、つま
り両搬送の管に流れる流量が少なくなり、空気層ができ
ることとなる。これにより前項（１）と同様に水位検出
誤差が大きくなる。

（３）また、一旦記憶した落し込み積算流量を落し込
む時にたとえば、浴槽21からの浴槽水のあふれないよう
に安全をみて80％だけ落し込むようにしておいても、リ
モコン32の設定水位を、高→低に変更されたときは、高
の設定水位の80％の水位が、変更した低の水位より高い
場合は、正確な低の位置で落し込みがおわらずに低の位
置より高い位置までおとし込みまれてしまうこととな
り、設定水水位より高い所で自動給湯が終わり、正確な
自動お湯はりができないという課題がある。

（４）また、前回の記憶した基準値に対して、今回の
基準値が所定水位誤差分よりずれていた場合、そのずれ
た分だけ水位が狂うことになるので正確な自動お湯はり
ができなくなる。例えば前回の記憶した基準値に対して
＋10cmのところで基準値ができた場合、両管による搬送
で80％いれた時点でもその水位がリモコンの設定した目
指すお湯はり水位から、さらに上のところまで入ってし
まうという課題がある。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、空気層に
よる水位検出誤差の出ないようにすることを目的として
いる。

課題を解決するための手段上記目的を達成するための本発明は給湯用熱交換器に
流入する総流量（給水管に入ってくる全体流量）が規定
流量（例えば10/min）以下の場合には、浴槽水水位基
準値からの往き管と戻り管の両管による搬送モードであ
ったとしても、風呂往き管のみでのおとし込み給湯に切
替えるものである。

また本発明は台所で給湯栓を使用された時に浴槽水水
位基準値からの風呂往き管と風呂戻り管の両管搬送モー
ドであっても、他栓スイッチが入れば、風呂往き管のみ
でのおとし込み給湯に切替えるものである。

さらに本発明は、リモコンの設定水位を変更された場
合には、浴槽水水位基準値からの風呂往き管と風呂戻り
管の両管搬送モードであってもリモコンの水位設定を高
から低にした場合の水位差程度のお湯はり完了誤差が生
じないようにするものである。

さらにまた、本発明は前回の浴槽水位基準値に対して
今回の浴槽水水位基準値が所定水位誤差分よりずれてい
た場合、前期風呂往き管と風呂戻り管の両管搬送モード
でおこなわず、風呂往き管のみでのおとし込み給湯を行
なうものである。

作用（１）給湯用熱交換器に流入する流量が規定流量以下
の場合に、浴槽水水位基準値からの両管搬送モードを風
呂往き管のみに切替えて、風呂戻り管が水又は湯で満た
されるようにして、水位検出誤差の出ないようにする。

（２）また、台所等で給湯栓が開かれたことを他栓ス
イッチ（バタフライスイッチ）で検出し、基準値からの
両管搬送モードを風呂往き管のみに切替えて、風呂戻り
管が水又は湯で満されるようにする。

（３）また、リモコンの設定水位を変更された場合に
も、浴槽水水位基準値からの両管搬送モードを風呂往き
管のみに切替えて、風呂戻り管が水又は湯で満されるよ
うにする。

（４）さらに、前回の基準値に対して今回の基準値が
所定水位誤差分よりズレていた場合、浴槽水水位基準値
からの両管搬送モードを風呂往き管のみに切替えて、風
呂戻り管が水又は湯に満たされるようにする。

実施例以下、その実施例を第１図〜第４図の図面をもとにし
て説明する。なお、実施例の構成と同一部分には同一符
号を付して詳細な説明を略し、異なる部分を中心に説明
する。すなわち、分岐部11と給湯栓９との間に他栓スイ
ッチ51が設けてある。制御器34は上記従来例と同様のシ
ーケンスにもとづく制御を行なうが、さらに後述する落
し込み積算量記憶部キャンセル手段50を備えている。す
なわち、制御器34は、トータル流量（給水管３に入っ
てくる流量）が規定流量以下である時（ステップ46）
や、他栓スイッチ51がONした時（ステップ47）、リ
モコン32の設定水位変更（ステップ48）や、前回の基
準値とのズレが規定以上（ステップ49）の時には、記憶
された落し込み積算量をキャンセルするための落し込み
積算量記憶部キャンセル手段50によって、落し込み積算
量記憶部44にある落し込み積算量をキャンセルさせるよ
うにしてある。落し込み積算量をキャンセルされると、
水位基準値からの風呂往き管と風呂戻り管の両管による
注湯である両搬送を風呂往き管のみに切替えるように二
方弁31を閉じる。このようにして、上記〜の条件時
には、前記両搬送をやめ、風呂往き管のみでおとし込み
を行い、水位誤差をなくすようにしたものである。

さらに上記両搬送のキャンセルを判断するまでのフロ
ーを詳しく説明すると、水量センサー４とフロースイッ
チ30がともにONし、水が流れていることを確認すると次
にシーケンスへ移行する。しかし、ここで自動給湯用電
磁弁７が「開」になって所定時間T₁（たとえば10秒）以
内に上記水量センサー４とフロースイッチ30が「ON」し
ない場合はリモコン32等に数字（例えば53）等でエラー
表示33を行いかつ、自動給湯用電磁弁７「閉」にして風
呂往き管19が凍結により閉塞していた場合の異常を検出
する風呂往き管閉塞判定部38が設けてある。風呂往き管
19等の閉塞がないことを確認すると、風呂往き管での自
動給湯はそのまま継続する。この時二次弁31は閉じてい
るので水位センサー23により、浴槽21内の水位検出がで
きる。

浴槽21内の水位が風呂アダプター20の風呂戻り管22の
所に来ると水位センサー23の出力が上昇しはじめるので
たとえば10ビット（水位で約2.5cm）上昇した所を変曲
点とする浴槽変曲点判定部42を設けてある。さらに、追
加落し込みを10ビット（水位で2.5cm）をした後、所定
時間T₅（たとえば30秒間）二方弁31を開いて、風呂往き
管19と風呂戻り管22の両管で再度搬送し、管内の空気を
抜くようにする。この後、自動給湯用電磁弁７を「閉」
にしてから、循環ポンプ17を「ON」して、循環水チェッ
クを行い、管内の空気を完全にぬくようにする。この
時、フロースイッチ30が「ON」する。この後、二方弁31
を「閉」にしながら、循環ポンプ17を「OFF」にしてか
ら、再度、自動給湯用電磁弁７を「ON」し、所定時間T₇
（例えば20秒）後の水位を基準値とする浴槽水水位基準
点判定部43を設けている。この基準値は浴槽水水位基準
点記憶部45で記憶させてある。

また、前回基準値から設定水位までの落し込み積算流
量を落し込み積算流量記憶部に記憶させてあり、この積
算記憶流量に１より小さい係数（例えば0.8）を掛けた
流量を風呂往き管19と風呂戻り管22の両方で搬送させる
ことにより、自動給湯時間を風呂往き管19のみの場合よ
り搬送量の増加した分だけ短縮できるようにしてある。
しかし、下記条件〜の場合、水位誤差が生ずること
となるので、これらをなくすため両搬送をやめ、風呂往
き管19のみで落とし込みを行う。そして水位を検出しな
がら設定水位まで給湯を行った後、循環水チェックを行
い、設定温度より低い場合は追いだきするようにしてあ
る。トータル流量が規定流量以上、他栓スイッチが
ON、リモコン設定水位変更、前回の基準値とのズレ
が規定以上であれば落し込み積算流量記憶部キャンセル
手段50により、両搬送をやらず風呂往き管のみで設定水
位まで搬送し、循環水チェック後、設定温度より低い場
合、沸き上げるようにしてある。

発明の効果以上のように、本発明によれば以下のような作用効果
を期待できる。

すなわち、下記の場合に、落し込み積算流量キャンセ
ル手段によって記憶された落し込み積算量をキャンセル
させて、水位基準値からの両管による湯の搬送（風呂往
き管と風呂戻り管）を風呂往き管に切替えるようにして
あり、水位誤差をなくすことができる。

（イ）トータル流量（給水管に入ってくる流量）が規定
流量（たとえば10/min）以下の場合（ロ）他栓スイッチ作動時（ハ）リモコンの設定水位変更時（ニ）前回の水位基準点と今回の水位基準点が所定水位
以上ズレた時

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明給湯機付風呂釜の第１実施例を示す構成
図、第２図は同制御ブロック図、第３図は自動給湯シー
ケンス図、第４図は同フローチャート、第５図は従来例
の構成図、第６図は従来例の制御ブロック図、第７図は
従来例の自動シーケンス図、第８図は従来例のフローチ
ャートである。２……給湯用熱交換器、３……給水管、４……水量セン
サー、７……自動給湯電磁弁、８……給湯管Ｂ、９……
給湯栓、10……給湯管Ａ、11……分岐部、17……循環ポ
ンプ、18……風呂用熱交換器、19……風呂往き管、21…
…浴槽、22……風呂戻り管、23……水位センサ、30……
フロースイッチ、31……二方弁、34……制御器、36……
風呂回路分岐部、42……浴槽水変曲点判定部、43……浴
槽水水位基準点判定部、44……落し込み積算量記憶部、
45……浴槽水水位基準点記憶部、49……落し込み積算量
記憶部キャンセル手段、51……他栓スイッチ。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】給水管に接続された水量センサーと、給水
管からの水を湯に交換する給湯用熱交換器の出力分岐部
の一方に接続され、給湯栓に湯を導びく給湯管Ａと、前
記分岐部の他方に接続され、自動給湯用電磁弁を介して
接続した給湯管Ｂと、給湯管Ｂに設けられた風呂回路分
岐部と、前記風呂回路分岐部の一方に接続され、かつ湯
の流れを検出するロースイッチと追いだき用の風呂熱交
換器を介して浴槽へ接続される風呂往き管と、前記風呂
回路分岐部の他方に接続され、かつ二方弁と湯を循環さ
せる循環ポンプと浴槽水水位を検出する水位センサを介
して浴槽へ導く風呂戻り管と、制御器とを備え、この制
御器は浴槽水水位基準点記憶部と、浴槽への落し込み積
算量記憶部と、浴槽水水位基準点記憶部に基準点が記憶
されているときは、基準点から設定水位までの落し込み
積算流量に１より小さい係数を掛けた積算流量を風呂往
き管と風呂戻り管の両方で搬送する時において、給湯側
に入るトータル流量が規定流量以下の時に、前記落し込
み積算量記憶部の積算量をキャンセルする落し込み積算
量記憶部キャンセル手段とを有し、かつ落し込み積算量
記憶部の積算量をキャンセルし、風呂往き管と風呂戻り
管での湯の搬送を、風呂往き管のみに切替える給湯機付
風呂釜。
【請求項２】給水管に接続された水量センサーと、給水
管からの水を湯に変換する給湯用熱交換器の出力分岐部
の一方に接続され、給湯栓に湯を導びき、途中に流れを
検出する他栓スイッチを設けた給湯管Ａと、前記分岐部
の他方に接続され、自動給湯用電磁弁を介して接続した
給湯管Ｂと、給湯管Ｂに設けられた風呂回路分岐部と、
前記風呂回路分岐部の一方に接続され、かつ湯の流れを
検出するロースイッチと追いだき用の風呂熱交換器を介
して浴槽へ接続される風呂往き管と、前記風呂回路分岐
部の他方に接続され、かつ二方弁と湯を循環させる循環
ポンプと浴槽水水位を検出する水位センサを介して浴槽
へ導く風呂戻り管と、制御器とを備え、この制御器は浴
槽水水位基準点記憶部と、浴槽への落し込み積算量記憶
部と、浴槽水水位基準点記憶部に基準点が記憶されてい
るときは、基準点から設定水位までの落し込み積算流量
に１より小さい係数を掛けた積算流量を風呂往き管と風
呂戻り管の両方で搬送する時において、前記落し込み積
算量記憶部の積算量をキャンセルする落し込み積算量記
憶部キャンセル手段とを有し、かつ落し込み積算量記憶
部の積算量をキャンセルし、風呂往き管と風呂戻り管で
の湯の搬送を風呂往き管のみに切替える給湯機付風呂
釜。
【請求項３】給水管に接続された水量センサーと、給水
管からの水を湯に変換する給湯用熱交換器の出力分岐部
の一方に接続され、給湯栓に湯を導びく給湯管Ａと、前
記分岐部の他方に接続され、自動給湯用電磁弁を介して
接続した給湯管Ｂと、給湯管Ｂに設けられた風呂回路分
岐部と、前記風呂回路分岐部の一方に接続され、かつ湯
の流れを検出するロースイッチと追いだき用の風呂熱交
換器を介して浴槽へ接続される風呂往き管と、前記風呂
回路分岐部の他方に接続され、かつ二方弁と湯を循環さ
せる循環ポンプと浴槽水水位を検出する水位センサを介
して浴槽へ導く風呂戻り管と、制御器とを備え、この制
御器は浴槽水水位基準点記憶部と、浴槽への落し込み積
算量記憶部と、浴槽水水位基準点記憶部に基準点が記憶
されているときは、基準点から設定水位までの落し込み
積算流量に１より小さい係数を掛けた積算流量を風呂往
き管と風呂戻り管の両方で搬送する時において、前記落
し込み積算量記憶部の積算量をキャンセルする落し込み
積算量記憶部キャンセル手段とを有し、かつ落し込み積
算量記憶部の積算量をキャンセルし、風呂往き管と風呂
戻り管の搬送を風呂往き管のみに切替える給湯機付風呂
釜。
【請求項４】給水管に接続された水量センサーと、給水
管からの水を湯に変換する給湯用熱交換器の出口分岐部
の一方に接続され、給湯栓に湯を導びく給湯管Ａと、前
記分岐部の他方に接続され、自動給湯用電磁弁を介して
接続した給湯管Ｂと、給湯管Ｂに設けられた風呂回路分
岐部と、前記風呂回路分岐部の一方に接続され、かつ湯
の流れを検出するロースイッチと追いだき用の風呂熱交
換器を介して浴槽へ接続される風呂往き管と、前記風呂
回路分岐部の他方に接続され、かつ二方弁と湯を循環さ
せる循環ポンプと浴槽水位を検出する水位センサを介し
て浴槽へ導く風呂戻り管と、制御器とを備え、この制御
器は浴槽水水位基準点記憶部と、浴槽への落し込み積算
量記憶部と、浴槽水水位基準点記憶部に基準点が記憶さ
れているときは、基準点から設定水位までの落し込み積
算流量に１より小さい係数を掛けた積算流量を風呂往き
管と風呂戻り管の両方で搬送する時において、上記第一
項で、浴槽水水位基準部に記憶された前回の水位基準点
と今回の基準点が所定水位以上ずれた時、前記落し込み
積算量記憶部の積算量をキャンセルする落し込み積算量
記憶部キャンセル手段とを有し、かつ落し込み積算量記
憶部の積算量をキャンセルし、風呂往き管と風呂戻り管
での搬送を風呂往き管のみに切替える給湯機付風呂釜。