JPH10238855A - 浴槽湯温検出装置 - Google Patents

浴槽湯温検出装置

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JPH10238855A
JPH10238855A JP9055397A JP5539797A JPH10238855A JP H10238855 A JPH10238855 A JP H10238855A JP 9055397 A JP9055397 A JP 9055397A JP 5539797 A JP5539797 A JP 5539797A JP H10238855 A JPH10238855 A JP H10238855A
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良彦 田中
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康雄 中西
Nobuyuki Emoto
信之 江本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一缶二経路式の循環加熱装置において、浴槽
湯温の誤検出の誤判定を防ぐことのできる浴槽湯温検出
装置を提供することである。 【解決手段】 風呂保温或いは風呂昇温の操作スイッチ
をオンする又はオンしている時に、MOQ以上の通水即
ち給湯が行われているか確認し、給湯が行われている場
合は、不都合な湯温検出状態である回数をカウントする
NGカウンタをリセットする。入水量Qc がMOQ未満
である場合は、給湯が行われていないと判断して通常の
風呂温度センサ異常検出動作を実行し、NGカウンタが
所定カウント数N(例えば、3)になると風呂温度セン
サが異常であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一缶体内に二経路
の熱交換器を備え、一基のバーナで浴槽の湯と給湯との
二経路の熱交換器を加熱する所謂一缶二経路式の循環加
熱装置において、浴槽の湯温を検出する浴槽湯温検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一缶二経路式の循環加熱装置にお
いては、浴槽に通じる配管内に温度センサを設け、該配
管内の湯温を検出することによって浴槽内の湯温を検出
していた。ところが、上記従来の浴槽湯温検出方法にお
いては、直接浴槽内の湯温を測定するものではなく、浴
槽内の湯温と、温度センサの設置位置の湯温とが一致し
ない状態が生じ、浴槽内の湯温を適切に測定することが
できないという問題があった。
【0003】この問題を解決するために、浴槽に通じる
配管内に温度センサを設け、該配管内の現在湯温を検出
して、前回検出した湯温データと比較し、前回検出した
湯温よりも現在湯温が低い場合に、前回検出した湯温を
誤検出したデータであると判定し、現在湯温を浴槽温度
として更新する浴槽温度検出装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の浴槽湯温検出装置においては、以下に述べるような
問題があった。一缶二経路式の循環加熱装置に上記従来
の浴槽湯温検出装置を適用した場合、一方の経路の単使
用時には加熱能力が十分であるから問題は無いものであ
るが、二経路を同時使用すると、給湯側に加熱能力を取
られて浴槽に連通する側の経路に対する加熱能力が不足
し、現在湯温が前回検出した湯温より低くなり、前回検
出した湯温を誤検出したデータであると判定するという
問題があった。
【0005】本発明の目的は、一缶体内に二経路の熱交
換器を備え、一基のバーナで加熱する一缶二経路式の循
環加熱装置において、浴槽湯温の誤検出の誤判定を防ぐ
ことのできる浴槽湯温検出装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の浴槽湯温検出装置は、一缶体内に二経路の熱
交換器と一基のバーナを備えた一缶二経路式の循環加熱
装置において、風呂側循環回路に風呂温度センサを設
け、該風呂温度センサの検出した現在湯温が、所定時間
前に検出して比較風呂温度データとして記憶している前
回検出湯温よりも低い場合は、現在湯温を比較風呂温度
データとして更新して記憶する風呂温度センサ異常検出
動作を行う浴槽湯温検出装置において、風呂と給湯の同
時運転が開始された時に、風呂温度センサ異常検出動作
を停止することにより、風呂加熱運転中に給湯運転が行
われている場合に、NGカウンタをリセットして風呂温
度センサの異常検出動作を停止させるから、風呂温度セ
ンサの異常の誤検出を防止することができる。また、一
缶体内に二経路の熱交換器と一基のバーナを備えた一缶
二経路式の循環加熱装置において、風呂側循環回路に風
呂温度センサを設け、該風呂温度センサの検出した現在
湯温が、所定時間前に検出して比較風呂温度データとし
て記憶している前回検出湯温よりも低い場合は、現在湯
温を比較風呂温度データとして更新して記憶する風呂温
度センサ異常検出動作を行う浴槽湯温検出装置におい
て、風呂と給湯の同時運転が開始された時に、給湯運転
が停止されるまで風呂温度センサ異常検出動作を中断す
ることにより、給湯及び風呂の同時使用で、風呂加熱能
力が低下しても、風呂温度センサ異常検出の誤動作を防
ぐことができるとともに、給湯運転が停止すると、第2
所定時間t2 を計測するタイマをリセットし、比較風呂
温度データを再び検出するが、NGカウンタをリセット
しないことで、正確に且つ速やかに風呂温度センサの異
常を検出できる。さらに、一缶体内に二経路の熱交換器
と一基のバーナを備えた一缶二経路式の循環加熱装置に
おいて、風呂側循環回路に風呂温度センサを設け、該風
呂温度センサの検出した現在湯温が、所定時間前に検出
して比較風呂温度データとして記憶している前回検出湯
温よりも低い場合は、現在湯温を比較風呂温度データと
して更新して記憶する風呂温度センサ異常検出動作を行
う浴槽湯温検出装置において、風呂と給湯の同時運転が
開始された時に、給湯側の運転による風呂側加熱能力が
低下が大きい場合に、風呂温度センサ異常検出動作を停
止することにより、同時使用中に風呂側加熱能力が低下
した場合にのみ風呂温度センサ異常検出動作を停止させ
て誤検出を防止する一方、風呂側加熱能力が低下しない
場合は風呂温度センサ異常検出動作を継続して、速やか
且つ正確な風呂温度センサ異常検出を実行することがで
きる。また、同時使用中に風呂側加熱能力が低下した場
合に風呂温度センサ異常検出動作を停止させて誤検出を
防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施例を説
明する。図6において、本発明を適用する一缶二経路一
バーナ形式の循環加熱装置の概略構成を説明すると、循
環加熱装置1は、給湯用熱交換器2と、風呂用熱交換器
3と、バーナノズル4、点火装置5及びファン6とを有
するオイルバーナとを備えている。
【0008】給湯用熱交換器2には、給湯入水路7と、
給湯用カランに接続される給湯出湯路8とがそれぞれ連
通されており、給湯入水路7には、入水量Qc を検出す
る給湯入水量センサ9及び入水温度Tc を検出する入水
温度センサ10が設けられ、給湯出湯路8には出湯量Q
o を調節する出湯量調整弁11及び出湯温度To を検出
する出湯湯温センサ12が設けられている。給湯入水路
7の水量センサ9及び入水温度センサ10の設置箇所よ
り上流側位置と、給湯出湯路8の出湯量調整弁11及び
出湯湯温センサ12の設置箇所より上流側位置即ち給水
源側位置とに、それぞれ両端が接続開口される給湯バイ
パス路13が設けられており、該給湯バイパス路13に
はバイパス水量を調節するバイパス調整弁14が設置さ
れている。
【0009】風呂用熱交換器3には、一端が浴槽に接続
開口され、浴槽内の湯を循環加熱装置1に送る風呂戻り
管路15と、一端が浴槽に接続開口され、循環加熱装置
1で加熱された湯を浴槽に送る風呂往き管路16とがそ
れぞれ接続されて風呂側循環回路が形成されており、風
呂戻り管路15には、循環ポンプ19、風呂温度センサ
20及び水流スイッチ21が上流側即ち浴槽側から順に
設けられ、風呂温度センサ20と水流スイッチ21の間
と、風呂往き管路16とに、それぞれ両端が接続開口さ
れ、逆止弁24を有する風呂バイパス路18が設けられ
ている。
【0010】給湯出湯路8の出湯量調整弁11及び出湯
湯温センサ12の設置箇所より下流側位置と、風呂往き
管路16の風呂バイパス路18分岐位置より上流側位置
即ち循環加熱装置1側の位置とに、両端が接続開口され
た落とし込み管路17が設けられており、落とし込み管
路17には、逆止弁22,23、落とし込み水量センサ
24、落とし込み電磁弁25及び真空破壊弁26が設け
られている。
【0011】動作について説明すると、給湯運転時に
は、給湯カランを開くと、給湯入水路7から給湯用熱交
換器2を経て給湯出湯路8への給湯加熱路が形成され、
給湯入水路7から給湯用熱交換器2への入水量を給湯入
水量センサ9で、入水温度を入水温度センサ10で検出
し、その検出データに基づいて、出湯量調整弁11の開
度並びにバイパス水量を調節するバイパス調整弁14の
開度を調節して、給湯出湯路8からの出湯湯温を調節す
る。
【0012】浴槽に湯を補給する落とし込み運転の場合
は、給湯カランは閉じたままで落とし込み電磁弁25を
開くと、給湯入水路7、給湯用熱交換器2、給湯出湯路
8、落とし込み管路17、風呂往き管路16で落とし込
み加熱路が形成され、給湯用熱交換器2で加熱された給
湯出湯路8からの湯を、落とし込み管路17を介して風
呂往き管路16に導き、浴槽に供給する。浴槽内の水位
が空焚きの恐れのない第1所定値(例えば、接続金具の
開口を覆う水位)に達すると、浴槽内の湯温が低い場合
は、落とし込み運転を継続しながら、後述の風呂追焚運
転を開始する。
【0013】浴槽内の水位が十分な第2所定値(例え
ば、浴槽の上縁から10〜15cm)に達すると、落とし
込み電磁弁25が閉じられて落とし込み運転が停止さ
れ、浴槽内の湯温が低くなると、浴槽内の湯を追い焚き
する風呂追焚運転が開始される。風呂追焚運転において
は、落とし込み電磁弁25が閉じられて循環ポンプ19
の運転が開始され、水流スイッチ21が浴槽の湯の循環
を検出し、風呂戻り管路15に設けられた風呂温度セン
サ20が、湯温Te が設定温度Ts 以下であることを検
出すると、オイルバーナが燃焼を開始する。
【0014】次に、風呂温度センサ20の異常検出動作
について説明する。図1において、第1実施例を説明す
ると、風呂保温或いは風呂昇温の操作スイッチをオンす
る又はオンしている(ステップS1)時に、給湯入水路
7の入水量Qc を検出する給湯入水量センサ9の検出デ
ータにより、給湯側に最低必要流量(MOQ)以上の通
水が行われているか、即ち給湯が行われているか確認し
(ステップS2)、MOQ以上の入水量Qc (MOQ≦
Qc )である即ち給湯が行われている場合は、不都合な
湯温検出状態である回数をカウントするNGカウンタを
リセットする(ステップS3)。ここで、NGカウンタ
は、湯温検出状態が不都合である(例えば、バーナが燃
焼しているのに、風呂温度センサ20の検出する湯温T
e が前回検出湯温Tb より低下している)ことが発生し
た回数を所定時間毎にカウント(NGカウント)するも
のである。
【0015】これは、MOQ以上の入水量Qc (MOQ
≦Qc )である即ち給湯が行われている場合は、循環加
熱装置1の加熱能力が、給湯用熱交換器2を加熱するの
に大きく摂られることになり、風呂用熱交換器3の加熱
量が不足し、上述のバーナが燃焼しているのに、風呂温
度センサ20が正常であるにも拘らず、その検出する湯
温Te が前回検出湯温Tb より低下する等の不都合を生
じる恐れがあるため、NGカウンタをリセットするもの
である。
【0016】入水量Qc がMOQ未満(Qc <MOQ)
である場合は、給湯が行われていないと判断して後述す
る通常の風呂温度センサ異常検出動作を実行し(ステッ
プS4)、NGカウンタが所定カウント数N(例えば、
3)になる(ステップS5)と風呂温度センサ20が異
常であると判定する(ステップS6)。
【0017】図2のフローチャートを参照して通常の風
呂温度センサ異常検出動作(ステップS4)を説明する
と、通常の風呂温度センサ異常検出動作に入ると、循環
ポンプ19を運転し(ステップS7)、水流スイッチ2
1のオンによって循環ポンプ19の運転を確認するとと
もに、水流スイッチ21のオンから第1所定時間t
1(例えば、25秒間)継続した、即ち循環ポンプ19
の運転が第1所定時間t1(25秒間)継続したことを
確認し(ステップS8)、風呂温度センサ20によって
比較風呂温度データとして湯温A0 (前述の前回検出湯
温Tb )を検出する(ステップS9)。なお、水流スイ
ッチ21を備えていない場合は、直接循環ポンプ19が
運転されている時間を計測する。
【0018】湯温A0 の検出後第2所定時間t2 (例え
ば、5分間)経過(ステップS10)後、現在風呂温度
データとして現在湯温A1 (前述の湯温Te )を検出す
る(ステップS11)。比較風呂温度データ(前回湯温
0 )と現在風呂温度データ(現在湯温A1 )とを比較
し(ステップS12)、比較風呂温度データ(前回湯温
0 )より現在風呂温度データ(現在湯温A1 )が低い
(A0 >A1 )場合には、誤検出と判断して比較風呂温
度データを現在湯温A1 に更新する(ステップS1
3)。
【0019】この比較風呂温度データ(前回湯温A0
より現在風呂温度データ(現在湯温A1 )が低い(A0
>A1 )状態は、正常な状態ではないものであるから、
NGカウンタにNGカウントを1カウントする(ステッ
プS14)。NGカウンタが所定カウント数N(例え
ば、3)に達すると(ステップS15)、風呂温度セン
サ20が異常であると判定する(ステップS16)。
【0020】NGカウンタが所定カウント数N(3)に
達していない(ステップS15)時は、比較風呂温度デ
ータの計測(ステップS9)直後の状態に戻し、第2所
定時間t2 (5分間)経過(ステップS10)後、現在
風呂温度データとして現在湯温A2 を検出し(ステップ
S11)、比較風呂温度データ(前回湯温A1 )と現在
風呂温度データ(現在湯温A2 )を比較し(ステップS
12)、比較風呂温度データ(前回湯温A1 )より現在
風呂温度データ(現在湯温A2 )が低い(A1>A2
場合には、比較風呂温度データを現在湯温A2 に更新す
る(ステップS13)とともに、NGカウントを1カウ
ントする(ステップS14)。以下、同様にして比較風
呂温度データを更新する。
【0021】ステップS12において、現在風呂温度デ
ータ(現在湯温A1 )が比較風呂温度データ(前回湯温
0 )以上(A0 ≦A1 )である場合、その温度差が設
定値ΔT(例えば、ΔT=1度)未満である時(0°≦
1 ーA0 <ΔT、即ち0°≦A1 ーA0 <1°)は、
正常な状態ではないと判定して、NGカウンタにNGカ
ウントを1カウントする(ステップS14)。現在風呂
温度データ(現在湯温A1 )と比較風呂温度データ(前
回湯温A0 )の差が設定値ΔT以上である(A1 ーA0
≧ΔT、即ちA1 ーA0 ≧1°)場合は、比較風呂温度
データを現在湯温A1 に更新し(ステップS18)、N
Gカウンタをリセットして(ステップS19)比較風呂
温度データの計測(ステップS9)直後の状態に戻す。
【0022】この構成により、風呂保温或いは風呂昇温
の操作スイッチがオンした時、又はオンしている時即ち
風呂加熱運転中に給湯運転が行われて風呂側加熱能力の
低下が大きい場合には、NGカウンタをリセットして風
呂温度センサの異常検出動作を停止させるから、風呂温
度センサの異常の誤検出を防止することができる。
【0023】図3において第2実施例を説明すると、ス
テップS7からステップS19までは上述の通常の風呂
温度センサ異常検出動作であり、比較風呂温度データと
して湯温A0 の検出後第2所定時間t2 (例えば、5分
間)が経過(ステップS10)していない時に、MOQ
がオンして給湯運転が始まる(ステップS20)と、M
OQがオフして給湯運転が停止する(ステップS21)
まで、風呂温度センサ異常検出動作を停止する。MOQ
がオフする即ち給湯運転が停止する(ステップS21)
と、第2所定時間t2 を計測するタイマをリセットし
(ステップS22)、比較風呂温度データとして湯温A
0 を再び検出する(ステップS9)。
【0024】この構成によると、風呂の加熱運転が行わ
れている最中にMOQがオンして給湯運転が始まると、
MOQがオフして給湯運転が停止するまで、風呂温度セ
ンサ異常検出動作を停止することにより、給湯及び風呂
の同時使用で、風呂加熱能力が低下しても、風呂温度セ
ンサ異常検出の誤動作を防ぐことができる。また、MO
Qがオフして給湯運転が停止すると、第2所定時間t2
を計測するタイマをリセットし、比較風呂温度データと
して湯温A0 を再び検出するが、NGカウンタをリセッ
トしないことで、正確に且つ速やかに風呂温度センサの
異常を検出できる。
【0025】図4において第3実施例を説明すると、ス
テップS7からステップS18までは上述の通常の風呂
温度センサ異常検出動作であり、比較風呂温度データと
して湯温A0 の検出後第2所定時間t2 (例えば、5分
間)が経過(ステップS10)していない時に、MOQ
がオンして給湯運転が始まる(ステップS20)と、給
湯側入水温度Tc が入水所定温度B以下であり(ステッ
プS23)、且つ現在風呂戻り湯温Te が風呂戻り所定
温度D以上である(ステップS24)場合は、第2所定
時間t2 を計測するタイマをリセットして(ステップS
22)、風呂温度センサ異常検出動作を停止させ、比較
風呂温度データとして湯温A0 を再び検出する(ステッ
プS9)。
【0026】これは、風呂追焚運転と給湯運転の同時使
用において、給湯と追焚との能力バランスが、給湯は、
給湯側入水温度Tc が低い、即ち給湯側入水温度Tc が
入水所定温度B以下である場合には吸熱しやすくなる、
即ち吸熱量が大きくなり、追焚運転は、風呂戻り湯温T
e が高い、即ち風呂戻り湯温Te が風呂戻り所定温度D
以上である場合には吸熱しにくくなる、即ち吸熱量が小
さくなる。したがって、給湯側入水温度Tc が入水所定
温度B以下で、且つ風呂戻り湯温Te が風呂戻り所定温
度D以上である場合には、風呂側加熱能力が低下するか
らである。
【0027】この構成によると、風呂追焚運転と給湯運
転の同時使用において、給湯側入水温度Tc が入水所定
温度B以下で、且つ風呂戻り湯温Te が風呂戻り所定温
度D以上である場合には、第2所定時間t2 を計測する
タイマをリセットして風呂温度センサ異常検出動作を停
止させるものであるから、同時使用中に風呂側加熱能力
が低下した場合にのみ風呂温度センサ異常検出動作を停
止させて誤検出を防止する一方、風呂側加熱能力が低下
しない場合は風呂温度センサ異常検出動作を継続して、
速やか且つ正確な風呂温度センサ異常検出を実行するこ
とができる。
【0028】図5を参照して第4実施例を説明すると、
ステップS7からステップS19までは上述の通常の風
呂温度センサ異常検出動作であり、比較風呂温度データ
として湯温A0 の検出後、第2所定時間t2 (例えば、
5分間)が経過(ステップS10)していない時に、M
OQがオンして給湯運転が始まる(ステップS20)
と、現在給湯号数Ga を次の式で算出する(ステップS
24)。 Ga =(To ─Tc )×Qo /25 ここで、To :給湯側出湯温度 Tc :給湯側入水温度 Qo :給湯側出湯量
【0029】次に、現在風呂号数Gb を次の式で算出す
る(ステップS26)。 Gb =Gc ─Ga 但し、Gc :現在のバーナ出力号数(バーナの燃焼量か
ら算出) さらに、現在風呂号数Gb を所定号数Gs (例えば、5
号)と比較し(ステップS27)、現在風呂号数Gb が
所定号数Gs (例えば、5号)より低い(Gb<Gs )
場合には、第2所定時間t2 を計測するタイマをリセッ
トして(ステップS22)、風呂温度センサ異常検出動
作を停止させ、比較風呂温度データとして湯温A0 を再
び検出する(ステップS9)。
【0030】この構成によると、現在のバーナ出力号数
Gc と、実際値である現在給湯号数Ga とから現在風呂
号数Gb を算出し、現在風呂号数Gb が所定号数Gs
(5号)未満の場合には、風呂温度センサ異常検出動作
を停止させるから、同時使用中に風呂側加熱能力が低下
した場合に風呂温度センサ異常検出動作を停止させて誤
検出を防止することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から次に述べる効果を奏する。一缶二経路式の循環加熱
装置において、風呂側循環回路に風呂温度センサを設
け、該風呂温度センサの検出した現在湯温が、所定時間
前に検出して比較風呂温度データとして記憶している前
回検出湯温よりも低い場合は、現在湯温を比較風呂温度
データとして更新して記憶する風呂温度センサ異常検出
動作を行う浴槽湯温検出装置において、風呂と給湯の同
時運転が開始された時に、風呂温度センサ異常検出動作
を停止することにより、風呂加熱運転中に給湯運転が行
われている場合に、NGカウンタをリセットして風呂温
度センサの異常検出動作を停止させるから、風呂温度セ
ンサの異常の誤検出を防止することができる。また、風
呂と給湯の同時運転が開始された時に、給湯運転が停止
されるまで風呂温度センサ異常検出動作を中断すること
により、給湯及び風呂の同時使用で、風呂加熱能力が低
下しても、風呂温度センサ異常検出の誤動作を防ぐこと
ができるとともに、給湯運転が停止すると、第2所定時
間t2 を計測するタイマをリセットし、比較風呂温度デ
ータを再び検出するが、NGカウンタをリセットしない
ことで、正確に且つ速やかに風呂温度センサの異常を検
出できる。さらに、風呂と給湯の同時運転が開始された
時に、風呂側加熱能力が低下した場合に、風呂温度セン
サ異常検出動作を停止することにより、同時使用中に風
呂側加熱能力が低下した場合にのみ風呂温度センサ異常
検出動作を停止させて誤検出を防止する一方、風呂側加
熱能力が低下しない場合は風呂温度センサ異常検出動作
を継続して、速やか且つ正確な風呂温度センサ異常検出
を実行することができる。また、同時使用中に風呂側加
熱能力が低下した場合に風呂温度センサ異常検出動作を
停止させて誤検出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のフローチャートであ
る。
【図2】 本発明を適用する異常検出動作のフローチャ
ートである。
【図3】 本発明の第2実施例のフローチャートであ
る。
【図4】 本発明の第3実施例のフローチャートであ
る。
【図5】 本発明の第4実施例のフローチャートであ
る。
【図6】 本発明を適用する循環加熱装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
1 循環加熱装置、2 給湯用熱交換器、3 風呂用熱
交換器 4 バーナノズル、6 ファン、7 給湯入水路、8
給湯出湯路 13 給湯バイパス路、15 風呂戻り管路、16 風
呂往き管路 17 落とし込み管路、18 風呂バイパス路、19
循環ポンプ 20 風呂温度センサ、21 水流スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝野 公明 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一缶体内に二経路の熱交換器と一基のバ
    ーナを備えた一缶二経路式の循環加熱装置において、風
    呂側循環回路に風呂温度センサを設け、該風呂温度セン
    サの検出した現在湯温が、所定時間前に検出して比較風
    呂温度データとして記憶している前回検出湯温よりも低
    い場合は、現在湯温を比較風呂温度データとして更新し
    て記憶する風呂温度センサ異常検出動作を行う浴槽湯温
    検出装置において、風呂と給湯の同時運転が開始された
    時に、風呂温度センサ異常検出動作を停止することを特
    徴とする浴槽湯温検出装置。
  2. 【請求項2】 一缶体内に二経路の熱交換器と一基のバ
    ーナを備えた一缶二経路式の循環加熱装置において、風
    呂側循環回路に風呂温度センサを設け、該風呂温度セン
    サの検出した現在湯温が、所定時間前に検出して比較風
    呂温度データとして記憶している前回検出湯温よりも低
    い場合は、現在湯温を比較風呂温度データとして更新し
    て記憶する風呂温度センサ異常検出動作を行う浴槽湯温
    検出装置において、風呂と給湯の同時運転が開始された
    時に、給湯運転が停止されるまで風呂温度センサ異常検
    出動作を中断することを特徴とする浴槽湯温検出装置。
  3. 【請求項3】 一缶体内に二経路の熱交換器と一基のバ
    ーナを備えた一缶二経路式の循環加熱装置において、風
    呂側循環回路に風呂温度センサを設け、該風呂温度セン
    サの検出した現在湯温が、所定時間前に検出して比較風
    呂温度データとして記憶している前回検出湯温よりも低
    い場合は、現在湯温を比較風呂温度データとして更新し
    て記憶する風呂温度センサ異常検出動作を行う浴槽湯温
    検出装置において、風呂と給湯の同時運転が開始された
    時に、給湯側の運転による風呂側加熱能力が低下が大き
    い場合に、風呂温度センサ異常検出動作を停止すること
    を特徴とする浴槽湯温検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009162445A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Corona Corp 給湯風呂装置
JP2017211128A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 株式会社ノーリツ 1缶2水型給湯装置

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