JP3857993B2 - 風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法 - Google Patents

風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法に関し、特に、風呂給湯器の設置時や補修時に必要とされていた浴槽の基準水位データの初期設定操作を不要にした風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気温水器を用いた風呂給湯器においては、浴槽の水位を検出する水位検出手段と、浴槽への給湯量と浴槽の水位の変化量とから浴槽の基準水位データを算出する基準水位データ算出手段と、前記基準水位データを記憶する不揮発性メモリを備えた水位設定手段と、前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶された基準水位データに従って浴槽へ給湯を行う給湯手段とを備え、自動で湯張りを行うことができるようにしている。
【0003】
ところで、自動で湯張りを行うことができるようにするためには、浴槽の容積や形状等によって変わる浴槽への給湯量と浴槽の水位の変化量との関係(本明細書において、「浴槽の基準水位データ」又は「基準水位データ」という。)を算出し、これを、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶しておき、湯張りを行う際に、この基準水位データに従って給湯手段を稼動して浴槽へ給湯を行う必要がある。
【0004】
このため、従来は、風呂給湯器の設置時や補修時には、実際に浴槽に湯張りを行う前に、浴槽への所定の給湯量毎に前記水位検出手段によって浴槽の水位を検出し、これに基づいて前記基準水位データ算出手段によって浴槽の基準水位データを算出して、該算出した基準水位データを前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶する浴槽の基準水位データの初期設定操作を行うようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の風呂給湯器においては、風呂給湯器の設置時や補修時に、浴槽の基準水位データの初期設定操作を必ず行う必要があり、操作に手数を要するだけでなく、その操作は特殊操作となるため、専門の技術者が行う必要があるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の風呂給湯器が有する問題点に鑑み、風呂給湯器の設置時や補修時に必要とされていた浴槽の基準水位データの初期設定操作を不要にした風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法は、浴槽の水位を検出する水位検出手段と、浴槽への給湯量と浴槽の水位の変化量とから浴槽の基準水位データを算出する基準水位データ算出手段と、前記基準水位データを記憶する不揮発性メモリを備えた水位設定手段と、前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶された基準水位データに従って浴槽へ給湯を行う給湯手段とを備えた風呂給湯器における湯張り制御方法において、前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに基準水位データの記憶がされていない場合に、設定温度及び設定湯量の湯張りを実施しながら、浴槽への所定の給湯量毎に前記水位検出手段によって浴槽の水位を検出し、これに基づいて前記基準水位データ算出手段によって浴槽の基準水位データを算出して、該算出した基準水位データを前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶するに際して、浴槽への所定の給湯量毎に行う前記水位検出手段によって浴槽の水位の検出を、一定量の給湯を行った後、それより少ない所定の給湯量毎に行うようにすることを特徴とする。
【0008】
この風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法は、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに基準水位データの記憶がされていない場合に、設定温度及び設定湯量の湯張りを実施しながら、浴槽の基準水位データの設定を自動で行うことができる。
【0009】
そして、浴槽への所定の給湯量毎に行う前記水位検出手段によって浴槽の水位の検出を、一定量の給湯を行った後、それより少ない所定の給湯量毎に行うようにすることにより、湯張りに時間を要することなく、精度よく浴槽の基準水位データの設定を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1に、本発明の風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法を実施する風呂給湯器の一例を示す。
【0012】
この風呂給湯器は、電気温水器を用いたもので、電気温水器は、所要の容量を有する円筒状のタンク1と、タンク1の上部と下部に設置され、タンク1内の水を設定温度まで加温するための上部ヒータ2及び下部ヒータ3と、上部ヒータ2の上方に配設され、タンク1の外部から供給される水をタンク1内に貯留された温水により加温する熱交換器4とを備えている。
【0013】
熱交換器4は、特に限定されるものではないが、例えば、螺旋状に形成し、その中心軸が、タンク1の中心軸と略一致するように配設するようにすることにより、熱交換器4の周囲の熱交換によって冷却された温水が下降流となり、この下降流に対応して熱交換器4の中心部に上昇流が生じ、このタンク1内に貯留された温水の対流により、温水の循環が良好に維持され、熱交換を効率よく、かつ、確実に行うことができるようにしている。
【0014】
電気温水器のタンク1は、その底部位置に給水管5、上部位置に出湯管6を設けて、給水管5から給水することによりタンク1内の湯を押し上げるようにして、出湯管6から出湯するようにし、また、タンク1の胴部に取り付けた温度センサ32によって、温度の低下を迅速、かつ、正確に検知することがでるようにし、必要に応じて行う上部ヒータ2及び/又は下部ヒータ3による追加的な加熱を適切に実施することができるようにしている。
【0015】
そして、本実施例では、このような風呂給湯器を基本として、2本の配管、すなわち、出湯管6と水道水側配管9とを浴槽10に接続し、出湯管6を介して浴槽10にタンク1の温水を、水道水側配管9を介して浴槽10に水道水を、それぞれ供給することができるようにしている。
【0016】
出湯管6は、逃し弁30を接続した配管と分岐した温水側配管61を形成し、この温水側配管61の温水は、熱交換器4の配管8との合流部T2を経て、配管63、64を介して浴槽10に供給される。
また、水道水側配管9は、減圧逆止弁11の下流で水道管Sから分岐され、この水道水側配管9の水は、熱交換器4の配管7との合流部T1を経て、水道水側配管91、92を介して浴槽10に供給される。
【0017】
また、温水側配管61の合流部T2の上流側には、ソレノイドバルブ19、流量センサ20及び逆止弁21を備えた制御手段22が、水道水側配管9の合流部T1の上流側には、制御手段23が、それぞれ設けられ、この制御手段22の下流側と、制御手段23の上流側には、それぞれ温度センサ31が配設されている。
これらの制御手段22、23は、同じ構成で、温水側の出湯管6から電気温水器の温水を、水道管S、水道水側配管9から水道水を、それぞれ浴槽10に供給するに際し、浴槽10に供給される温水及び水道水の温度に基づいて、電気温水器の温水及び水道水の水量を調節し、浴槽10の湯の温度及び湯量を制御するものである。
【0018】
このように、制御手段22、23によって風呂給湯器の温水及び水道水の水量を調節し、浴槽10の湯の温度及び湯量を制御するとともに、2本の配管、すなわち、出湯管6と、水道水側配管9とを用いて浴槽10に給湯することにより、浴槽10の湯の温度や湯量を適正にしながら、給湯速度を上げて給湯時間を大幅に短縮することができる。
この場合、温水側配管63と水道水側配管91とを、逆止弁25を備えた接続管24により接続し、少なくとも水道水の一部を、電気温水器の温水と共に、温水側配管63より分岐した温水側配管64を介して浴槽10に供給するようにしている。
これにより、温水側配管64で高温の温水に水道水を混合し、温水の温度を下げることによって、水道水側配管92からの水道水と温度ムラのできにくい状態で浴槽10に給湯することができる。
【0019】
また、浴槽10に温水側配管64を介して接続した温水側配管63を合流部T2で熱交換器4の配管8に接続し、また、浴槽10と水道水側配管91、92を介して接続した水道水側配管9を合流部T1で熱交換器4の配管7に接続し、これにより、熱交換器4に浴槽10内の湯を循環させ、浴槽10内の湯の追い炊きができるようにしている。
また、熱交換器4の配管7には、水位センサ12、ストレーナ13、温度センサ14、循環用ポンプ15、ソレノイドバルブ16及び逆止弁17がそれぞれ上流側から順に配設されており、水位センサ12と温度センサ14で浴槽10の水位と温度を検出するとともに、循環用ポンプ15によって浴槽10内の湯を吸い上げ、熱交換器4に浴槽10内の湯を循環させるようにしている。
そして、このように構成することにより、特に、深夜電力を利用する電気温水器を使用する場合には、低コストの深夜電力の利用を促進することができる。
【0020】
このように、本実施例では、熱交換器4に浴槽10内の湯を循環させるように構成している関係上、熱交換器4の内部圧力が、電気温水器のタンク1の内部圧力より常に低くなるように構成するようにしている。
これにより、万一、熱交換器4に孔があいた場合でも、熱交換器4内を流通する水が、電気温水器のタンク1内に流出することを防止することができ、熱交換器4内を流通する水によって、電気温水器のタンク1の内部が汚染されることを確実に防止することができるものとなる。
【0021】
また、浴槽10に直接接続した2本の配管、すなわち、温水側配管64と水道水側配管92は、浴槽10内に配設したアダプタ33に接続され、電気温水器のタンク1内に貯留されていた温水及び水道管より供給される水道水を、浴槽10に接続したこれら2本の配管64、92を介して、アダプタ33の混合室内で混合した後、その吐出口から浴槽10に供給するようにすることにより、入浴中の人に電気温水器のタンク1内に貯留されていた高温の温水が、そのまま直接当たることを確実に防止することができるようにしている。
【0022】
また、循環用ポンプ15によって、熱交換器4に浴槽10内の湯を循環させるようにする場合には、浴槽10に接続した2本の配管64、92のうちの一方の配管92の吸引口から、循環用ポンプ15によって浴槽10内の湯を吸引し、熱交換器4に浴槽10内の湯を循環させた後、熱交換器4において加温した湯を、他方の配管64の吐出口からアダプタ33の混合室内に導入し、混合室から浴槽10に供給するようにすることにより、熱交換器4において加温した湯が、アダプタ33の位置でショートパスしないようにしている。
【0023】
また、水道水側配管91を、熱交換器4の配管7に接続し、その下流側の水道水側配管91に配設したソレノイドバルブ18を調節することにより、少なくとも水道水の一部を熱交換器4に導入して加温した後、熱交換器4の配管8から温水側配管64を介して浴槽10に供給することも可能であり、これにより、浴槽10に供給する温水の温度を適度な温度にすることができるとともに、タンク1内に貯留された温水を減らすことなく浴槽10に給湯できるようになっている。
なお、水道水側配管91に配設したソレノイドバルブ18は、必須のものではなく、省略することもできる。
【0024】
また、水道水側配管9の制御手段23の上流側で水道水側配管93を分岐するとともに、温水側配管61の制御手段22の上流側で温水側配管62を分岐し、これら分岐した水道水側配管93と温水側配管62とを混合弁26を介して接続するとともに、この混合弁26より他の配管経路29を接続し、この配管経路29に温度センサ27と流量センサ28を備えている。
この配管経路29では、設定された温度に基づいて、電気温水器の温水と水道水の水量を調節し、配管経路29を経て供給される湯の水温を制御して、カラン等より給湯することができるようにする。
【0025】
また、この風呂給湯器を、寒冷地などで使用する場合には、循環用ポンプ15を所定時間又は水循環用配管、例えば、配管7内の水温が設定された温度に上昇するまで駆動することにより、浴槽10内の湯を、配管92、7を介して熱交換器4に導入し、配管8、63、64を介して浴槽10に戻すことにより凍結防止運転を行うことができるようにされている。
【0026】
ところで、この風呂給湯器は、浴槽10の水位を検出する水位検出手段として、配管7に配設した水位センサ12のほか、各種制御を行うための制御部(図示省略)を備え、この制御部には、浴槽10への給湯量と浴槽10の水位の変化量とから浴槽10の基準水位データ(浴槽10の容積や形状等によって変わる浴槽10への給湯量と浴槽の水位の変化量との関係)を算出する基準水位データ算出手段と、この基準水位データを記憶する不揮発性メモリを備えた水位設定手段とを設けるようにする。
そして、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶された基準水位データに従って浴槽10へ給湯を行うようにしている。
【0027】
そして、この風呂給湯器は、従来、風呂給湯器の設置時や補修時に必要とされていた浴槽の基準水位データの初期設定操作を不要にするため、図2に示すように、風呂給湯スイッチをONにすることにより(操作S0)、通常の風呂給湯運転を開始し(操作S1)、設定温度及び設定湯量の湯張りを実施しながら、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに基準水位データの記憶がされているか、否かを検出し(操作S2)、基準水位データの記憶がある場合には、基準水位データに従って浴槽10へ給湯を行って自動で湯張りを行い、浴槽10への給湯を完了するようにし(操作S3)、一方、風呂給湯器の設置時や補修時等で、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに基準水位データの記憶がされていない場合には、浴槽10への所定の給湯量毎に水位検出手段によって浴槽10の水位を検出し、これに基づいて基準水位データ算出手段によって浴槽の基準水位データを算出する基準水位データ算出運転を設定温度及び設定湯量の湯張りと並行して行い(操作S4)、この算出した基準水位データを水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶し(操作S5)、浴槽10への給湯を完了するようにする(操作S3)。
【0028】
次に、基準水位データ算出運転の具体的方法について、その手順の一例を説明する。
(1)まず、水道水側配管92から水のみ10リットル給水する。
(2)次に、給湯量を次式に基づいて算出する。
給湯量=((設定湯温−水温)/(湯温−水温))×80リットル
(最大値は70リットル)
給水量=70リットル−給湯量
(3)(2)で算出した給湯量及び給水量に従って、配管64及び水道水側配管9から同時に合計70リットル給湯、給水する。
(4)給湯、給水の残り≦10リットルになると、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにし、浴槽10内の湯を循環させ、温度の均一化を図るとともに、循環回路内のエア抜きを行う。
(5)給湯、給水完了で、一旦、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をOFFにし、その後、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにして40秒経過後、残水の有無のチェックを行う。
(6)残水なしの場合、給湯量を次式に基づいて算出する。
給湯量=((設定湯温−水温)/(湯温−水温))×20リットル
(最大値は20リットル、最小値は0リットル)
給水量=20リットル−給湯量
(7)(6)で算出した給湯量及び給水量に従って、配管64及び水道水側配管9から同時に合計20リットル給湯、給水する。
(8)給湯、給水の残り≦3リットルになると、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにし、浴槽10内の湯を循環させ、温度の均一化を図るとともに、循環回路内のエア抜きを行う。
(9)給湯、給水完了で、一旦、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をOFFにし、その後、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにして残水の有無のチェックを行う。
(10)残水なしの場合、(6)〜(9)を所定回数繰り返す。
(11)残水ありの場合、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにして40秒経過後、浴槽10の温度を検出する。
(12)次に、追加給湯量を次式に基づいて算出する。
給湯量=(現在までの給湯、給水量の合計+20リットル)((設定湯温−水温)/(湯温−水温))−(現在までの給湯、給水量の合計)((設定湯温−水温)/(湯温−水温))
(最大値は20リットル、最小値は0リットル)
給水量=20リットル−給湯量
(13)(12)で算出した給湯量及び給水量に従って、配管64及び水道水側配管9から同時に合計20リットル給湯、給水する。
(14)給湯、給水の残り≦3リットルになると、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにし、浴槽10内の湯を循環させ、温度の均一化を図るとともに、循環回路内のエア抜きを行う。
(15)給湯、給水完了で、一旦、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をOFFにし、その後、循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにして40秒経過後、浴槽10の温度を検出する。
(16)(12)〜(15)を設定湯量になるまで所定回数繰り返す。
(17)一定量の給湯、給水(ここでは、80リットル。ただし、50〜100リットル程度の任意に値に設定することができる。)を行った後、それより少ない所定の給湯、給水量(ここでは、20リットル。ただし、10〜50リットル程度の任意に値に設定することができる。)毎に、水位検出手段によって浴槽10の水位を検出し、これに基づいて基準水位データ算出手段によって浴槽の基準水位データを算出し、この算出した基準水位データを水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶する。
(18)この場合、基準水位(基準水量)以外に、あと2点の水位データが取得できなかった場合は、基準水位データの水位設定手段に備えた不揮発性メモリへの記憶は行わない。
(19)なお、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶された水位データの最高値以上の水位データを検出した時は、最高値と最高値の1つ前のデータより水量を推定する。
【0029】
このように、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに基準水位データの記憶がされていない場合に、設定温度及び設定湯量の湯張りを実施しながら、浴槽の基準水位データの設定を自動で行うことができ、これにより、従来、風呂給湯器の設置時や補修時に必要とされていた専門の技術者が行う浴槽の基準水位データの初期設定操作が不要となり、風呂給湯器の設置工事や補修工事の簡易化を図ることができる。
また、浴槽10への所定の給湯量毎に行う水位検出手段によって浴槽の水位の検出を、一定量の給湯を行った後、それより少ない所定の給湯量毎に行うようにすることにより、湯張りに時間を要することなく、精度よく浴槽の基準水位データの設定を行うことができる。
さらに、風呂給湯運転を行う際に、定期的に循環用ポンプ15及びソレノイドバルブ16をONにし、浴槽10内の湯を循環させることにより、浴槽10内の湯の温度の均一化を図ることができるとともに、配管内のエアパージを確実に行うことができ、これにより、精度よく浴槽の基準水位データの設定を行うことができる。
【0030】
以上、本発明の風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【0031】
【発明の効果】
本発明の風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法によれば、水位設定手段に備えた不揮発性メモリに基準水位データの記憶がされていない場合に、設定温度及び設定湯量の湯張りを実施しながら、浴槽の基準水位データの設定を自動で行うことができ、これにより、従来、風呂給湯器の設置時や補修時に必要とされていた専門の技術者が行う浴槽の基準水位データの初期設定操作が不要となり、風呂給湯器の設置工事や補修工事の簡易化を図ることができる。
【0032】
そして、浴槽への所定の給湯量毎に行う前記水位検出手段によって浴槽の水位の検出を、一定量の給湯を行った後、それより少ない所定の給湯量毎に行うようにすることにより、湯張りに時間を要することなく、精度よく浴槽の基準水位データの設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法を実施する風呂給湯器の一例を示す概略構造図である。
【図2】 本発明の風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法の一実施例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 タンク
2 上部ヒータ
3 下部ヒータ
4 熱交換器
5 給水管
6 温水側配管
7 熱交換器の配管
8 熱交換器の配管
9 水道水側配管
10 浴槽
11 減圧逆止弁
12 水位センサ
13 ストレーナ
14 温度センサ
15 循環用ポンプ
16 ソレノイドバルブ
17 逆止弁
18 ソレノイドバルブ
19 ソレノイドバルブ
20 流量センサ
21 逆止弁
22 制御手段
23 制御手段
24 接続管
25 逆止弁
26 混合弁
27 温度センサ
28 流量センサ
29 配管経路
30 逃し弁
31 温度センサ
32 温度センサ
33 アダプタ

Claims (1)

  1. 浴槽の水位を検出する水位検出手段と、浴槽への給湯量と浴槽の水位の変化量とから浴槽の基準水位データを算出する基準水位データ算出手段と、前記基準水位データを記憶する不揮発性メモリを備えた水位設定手段と、前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶された基準水位データに従って浴槽へ給湯を行う給湯手段とを備えた風呂給湯器における湯張り制御方法において、前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに基準水位データの記憶がされていない場合に、設定温度及び設定湯量の湯張りを実施しながら、浴槽への所定の給湯量毎に前記水位検出手段によって浴槽の水位を検出し、これに基づいて前記基準水位データ算出手段によって浴槽の基準水位データを算出して、該算出した基準水位データを前記水位設定手段に備えた不揮発性メモリに記憶するに際して、浴槽への所定の給湯量毎に行う前記水位検出手段によって浴槽の水位の検出を、一定量の給湯を行った後、それより少ない所定の給湯量毎に行うようにすることを特徴とする風呂給湯器における浴槽の基準水位データの設定方法。
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