JPH06280278A - 耐食性金属を用いた防食鋼管 - Google Patents
耐食性金属を用いた防食鋼管Info
- Publication number
- JPH06280278A JPH06280278A JP9377293A JP9377293A JPH06280278A JP H06280278 A JPH06280278 A JP H06280278A JP 9377293 A JP9377293 A JP 9377293A JP 9377293 A JP9377293 A JP 9377293A JP H06280278 A JPH06280278 A JP H06280278A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- corrosionproof
- corrosion
- thin plate
- outer peripheral
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋼管に耐食性金属薄板を直接巻きつけて被覆
鋼管を形成し寿命の延長を図ると共に、製造コストの低
減を図る。 【構成】 所要の幅を有し、且つ被覆される鋼管の外周
の長さの耐食性金属の薄板を、鋼管の長手方向及び外周
方向の薄板継目部分近傍に接着テープを貼り付けこれを
介して直接鋼管に順次巻きつけ、且つ薄板の片側外周端
及び鋼管の長手方向の片側端近傍表面に接着テープを貼
り付けこれを介して他方端を重合してなる防食鋼管。 【効果】 鋼管の大径、小径にかかわらず耐食性金属で
被覆することが容易に確保でき、鋼管の寿命を延長でき
る等効果がある。
鋼管を形成し寿命の延長を図ると共に、製造コストの低
減を図る。 【構成】 所要の幅を有し、且つ被覆される鋼管の外周
の長さの耐食性金属の薄板を、鋼管の長手方向及び外周
方向の薄板継目部分近傍に接着テープを貼り付けこれを
介して直接鋼管に順次巻きつけ、且つ薄板の片側外周端
及び鋼管の長手方向の片側端近傍表面に接着テープを貼
り付けこれを介して他方端を重合してなる防食鋼管。 【効果】 鋼管の大径、小径にかかわらず耐食性金属で
被覆することが容易に確保でき、鋼管の寿命を延長でき
る等効果がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼管杭又はパイプライ
ン用鋼管の耐久性向上に関するものである。
ン用鋼管の耐久性向上に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から海中の橋脚に使用する鋼管杭と
して例えば実公平２−１３５６０号公報に示されている
ように、防食カバーにチタン又はチタン合金を用い、緩
衝材を鋼管との間に設置しボルトナットで防食カバーを
締結するものが提案されている。しかし、この防食カバ
ーの寿命はボルトなどの寿命が決定する場合となること
があり、耐食性金属の耐久性が活かされない。しかも緩
衝材を鋼管との間に設置しボルトナットで防食カバーを
締結するとコスト高となる。或いは、特開平２−２５６
７１３号公報に示すような、鋼管杭の外表面に耐食性及
び弾力性を有する接着性樹脂を被覆し、更にその上にエ
ンボス状凸凹を加工した耐食性金属薄板を被覆し、これ
を巻締めした被覆鋼管が提案されているが、鋼管の大き
さにより被覆する為の薄板の大きさ、又は加工に問題点
がある。
して例えば実公平２−１３５６０号公報に示されている
ように、防食カバーにチタン又はチタン合金を用い、緩
衝材を鋼管との間に設置しボルトナットで防食カバーを
締結するものが提案されている。しかし、この防食カバ
ーの寿命はボルトなどの寿命が決定する場合となること
があり、耐食性金属の耐久性が活かされない。しかも緩
衝材を鋼管との間に設置しボルトナットで防食カバーを
締結するとコスト高となる。或いは、特開平２−２５６
７１３号公報に示すような、鋼管杭の外表面に耐食性及
び弾力性を有する接着性樹脂を被覆し、更にその上にエ
ンボス状凸凹を加工した耐食性金属薄板を被覆し、これ
を巻締めした被覆鋼管が提案されているが、鋼管の大き
さにより被覆する為の薄板の大きさ、又は加工に問題点
がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
のない手軽に加工して作れる耐食性金属を被覆した鋼管
を目的とする。
のない手軽に加工して作れる耐食性金属を被覆した鋼管
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は所要の幅を有
し、且つ被覆される鋼管の外周の長さの耐食性金属の薄
板を、鋼管の長手方向及び外周方向の薄板継目部分近傍
に接着テープを貼り付けこれを介して直接鋼管に順次巻
きつけ、且つ薄板の片側外周端及び鋼管の長手方向の片
側端近傍表面に接着テープを貼り付けこれを介して他方
端を重合してなる防食鋼管、及び所要の幅を有し、且つ
被覆される鋼管の外周の長さの耐食性金属の薄板を鋼管
に順次接着材を介して直接巻きつけ、且つ薄板の片側外
周端及び鋼管の長手方向の片側端近傍表面に順次接着材
を介して他方端を重合してなる防食鋼管である。
し、且つ被覆される鋼管の外周の長さの耐食性金属の薄
板を、鋼管の長手方向及び外周方向の薄板継目部分近傍
に接着テープを貼り付けこれを介して直接鋼管に順次巻
きつけ、且つ薄板の片側外周端及び鋼管の長手方向の片
側端近傍表面に接着テープを貼り付けこれを介して他方
端を重合してなる防食鋼管、及び所要の幅を有し、且つ
被覆される鋼管の外周の長さの耐食性金属の薄板を鋼管
に順次接着材を介して直接巻きつけ、且つ薄板の片側外
周端及び鋼管の長手方向の片側端近傍表面に順次接着材
を介して他方端を重合してなる防食鋼管である。
【０００５】
【作用】本発明について図面を示して説明する。図１に
示すように、鋼管１に両面接着テープを鋼管１の長手方
向耐食性金属薄板の継目の位置２及び外周方向の耐食性
金属薄板の継目の位置３とに接着し、その上に金属薄板
４の片側外周端および鋼管の長手方向の外側端を接着
し、且つ金属薄板４の片側外周端表面部５及び鋼管の長
手方向の片側端表面部６に接着テープを貼り付け、その
上に金属薄板の他方端を接着する。
示すように、鋼管１に両面接着テープを鋼管１の長手方
向耐食性金属薄板の継目の位置２及び外周方向の耐食性
金属薄板の継目の位置３とに接着し、その上に金属薄板
４の片側外周端および鋼管の長手方向の外側端を接着
し、且つ金属薄板４の片側外周端表面部５及び鋼管の長
手方向の片側端表面部６に接着テープを貼り付け、その
上に金属薄板の他方端を接着する。
【０００６】１例として図面の如く鋼管１の軸に直角方
向には金属薄板の外周方向継目７は直線状に、又軸方向
は各薄板の軸方向継目８をくいちがいに接着する。図２
は図１のＡ−Ａ断面図である。接着テープはアクリル
系、ウレタン系等の合成樹脂、又は金属箔の両面に接着
材を塗布したものを使用するとよい。この被覆鋼管は接
着材が節約できる。
向には金属薄板の外周方向継目７は直線状に、又軸方向
は各薄板の軸方向継目８をくいちがいに接着する。図２
は図１のＡ−Ａ断面図である。接着テープはアクリル
系、ウレタン系等の合成樹脂、又は金属箔の両面に接着
材を塗布したものを使用するとよい。この被覆鋼管は接
着材が節約できる。
【０００７】特に本発明は被覆金属薄板として切り板を
使用するので、鋼管としては径の大きなもの或いは長い
ものができる。被覆金属薄板として大きなものを必要と
しない。従って複雑な構造の耐食性金属薄板が使用でき
る。耐食金属としてはチタン、チタン合金、ステンレ
ス、アルミニウム板、亜鉛溶融めっき鋼板、アルミニウ
ム溶融めっき鋼板等が使用できる。
使用するので、鋼管としては径の大きなもの或いは長い
ものができる。被覆金属薄板として大きなものを必要と
しない。従って複雑な構造の耐食性金属薄板が使用でき
る。耐食金属としてはチタン、チタン合金、ステンレ
ス、アルミニウム板、亜鉛溶融めっき鋼板、アルミニウ
ム溶融めっき鋼板等が使用できる。
【０００８】接着材としてアクリル系、エポキシ系、ブ
チル系、ポリエチレン系、ビニル系の合成樹脂が使用で
きる。又接着する耐食性金属薄板の大きさとしては６０
０ｍｍ×１０００ｍｍ〜１２００ｍｍ×６５００ｍｍの
ものが使用される。又本発明の耐食性金属を被覆した鋼
管は、切張りするので製造方法が簡単である。
チル系、ポリエチレン系、ビニル系の合成樹脂が使用で
きる。又接着する耐食性金属薄板の大きさとしては６０
０ｍｍ×１０００ｍｍ〜１２００ｍｍ×６５００ｍｍの
ものが使用される。又本発明の耐食性金属を被覆した鋼
管は、切張りするので製造方法が簡単である。
【０００９】操作が簡単であるため現場で防食鋼管を仕
上げることが可能である。本発明について接着テープで
被覆する場合について説明したが、鋼管の全面に接着材
を塗布して金属を接着できる。これはコスト高となるが
使用環境が厳しい所に使用する。
上げることが可能である。本発明について接着テープで
被覆する場合について説明したが、鋼管の全面に接着材
を塗布して金属を接着できる。これはコスト高となるが
使用環境が厳しい所に使用する。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本考案の被覆鋼管
杭、パイプライン用鋼管は厳しい環境や設置作業におけ
る機械的力に耐え、かつ長期に安定した防食性能を保持
することができた。又保守も損傷した箇所の金属薄板が
小さいので簡単である。
杭、パイプライン用鋼管は厳しい環境や設置作業におけ
る機械的力に耐え、かつ長期に安定した防食性能を保持
することができた。又保守も損傷した箇所の金属薄板が
小さいので簡単である。
【図１】本発明防食鋼管の斜視図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
１ 鋼管 ２ 長手方向の継目位置 ３ 外周方向の継目位置 ４ 耐食性金属 ５ 外周方向の外周端表面部 ６ 長手方向の端表面部 ７ 外周方向継目 ８ 軸方向継目
Claims (2)
- 【請求項１】 所要の幅を有し、且つ被覆される鋼管の
外周の長さの耐食性金属の薄板を、鋼管の長手方向及び
外周方向の薄板継目部分近傍に接着テープを貼り付けこ
れを介して直接鋼管に順次巻きつけ、且つ薄板の片側外
周端及び鋼管の長手方向の片側端近傍表面に接着テープ
を貼り付けこれを介して他方端を重合してなる防食鋼
管。 - 【請求項２】 所要の幅を有し、且つ被覆される鋼管の
外周の長さの耐食性金属の薄板を鋼管に順次接着材を介
して直接巻きつけ、且つ薄板の片側外周端及び鋼管の長
手方向の片側端近傍表面に順次接着材を介して他方端を
重合してなる防食鋼管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9377293A JPH06280278A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 耐食性金属を用いた防食鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9377293A JPH06280278A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 耐食性金属を用いた防食鋼管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280278A true JPH06280278A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14091723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9377293A Withdrawn JPH06280278A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 耐食性金属を用いた防食鋼管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06280278A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6325185B1 (en) | 1998-07-29 | 2001-12-04 | Nissan Motor Co., Ltd. | Brake disc rotor |
| JP2008240435A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Steel Corp | 防食鋼管抗およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP9377293A patent/JPH06280278A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6325185B1 (en) | 1998-07-29 | 2001-12-04 | Nissan Motor Co., Ltd. | Brake disc rotor |
| JP2008240435A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Nippon Steel Corp | 防食鋼管抗およびその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |