JPH06280052A - エッチング方法及び装置 - Google Patents

エッチング方法及び装置

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JPH06280052A
JPH06280052A JP9208893A JP9208893A JPH06280052A JP H06280052 A JPH06280052 A JP H06280052A JP 9208893 A JP9208893 A JP 9208893A JP 9208893 A JP9208893 A JP 9208893A JP H06280052 A JPH06280052 A JP H06280052A
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JP
Japan
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etching
thin film
resist pattern
resist
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9208893A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shimamune
正幸 島宗
Senichi Hayashi
専一 林
Takashi Enomoto
隆 榎本
Tatsuo Murata
辰雄 村田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガラス基板の上に形成されたレジストパターン
の残渣(残りかす)を除去し、所定形状のレジストパタ
ーンを得ると共に、液晶装置に使用した場合におけるシ
ョート(短絡)の問題を解消する。 【構成】ガラス基板Gの上に金属薄膜を形成し、さらに
その上にレジスト膜を形成する。そして、フォトリソグ
ラフィによってレジストパターンを形成した後に、0.
5J/cm2 〜20J/cm2 の紫外線を紫外線照射室
1内で照射する。したがって、レジストパターンが所望
形状でなく残渣が残っている場合でも、該残渣は紫外線
により除去される。次に、エッチング室2にて金属薄膜
のエッチングを行い、所定形状の電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜のエッチング方法
及びその方法の実施に際して使用するエッチング装置に
係り、詳しくはレジストパターンにおける残渣の除去に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォトリソグラフィによるパター
ン形成技術は広く知られている。例えば、液晶装置の金
属電極を例にして説明すると、まずガラス基板上に金属
薄膜を形成して、さらにその上に厚さ約1μmのレジス
ト膜を形成する。次に、レジスト膜の仮乾燥行った後、
所定のパターンを有するマスクを介して紫外線光(UV
光)で露光し、現像液にて現像し、さらに本硬化を行な
う。これにより、レジスト膜が所望形状のパターン(以
下、“レジストパターン”とし、金属電極のパターン
(“電極パターン”とする)と区別する)にされてパタ
ーニングが終了する。そして、次のエッチング工程にお
いては、レジスト膜によって被覆されていない部分の金
属薄膜がエッチングされて、所望形状の電極パターンが
形成される。なお、かかるエッチングを行うための装置
としては、図1に示すようなスプレー方式のエッチング
装置が用いられている。この装置は、エッチング液を噴
霧してエッチングするエッチング室2と、純水を噴霧し
てエッチング液を洗い流す洗浄室3と、いわゆるエアー
ナイフで前記純粋の水切りを行う除去室5とを備えてい
る。このように、エッチング装置はエッチング室2、洗
浄室3及び除去室5が組み合わされたものであり、これ
らの室2,3,5の内部をガラス基板Gが搬送されて、
エッチング・洗浄・乾燥が効率良く行われるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したフ
ォトリソグラフィの現像工程においては現像液によって
レジスト膜が溶解されるが、その溶解速度はガラス基板
からの距離に応じて異なり、ガラス基板の近傍では遅く
なる。したがって、レジスト膜はガラス基板界面に残渣
(残りかす)として残り易く、エッチング工程において
金属薄膜を所定の電極パターンに形成しようとしても、
レジスト膜が残渣として残った部分の金属薄膜はエッチ
ングされずに残ってしまっていた。そして、このような
エッチング残りはショート(短絡)の原因となってい
た。また、かかるエッチング残りをレーザや再度のエッ
チングで除去することも可能ではあるが、生産工程の複
雑化を招き、大型のガラス基板を製造するに際してはか
なり大きな問題となっていた。
【0004】そこで、本発明は、紫外線を照射してレジ
ストパターンの残渣を除去することにより、ショート
(短絡)の問題を解消し、また生産工程の複雑化の問題
もないエッチング方法及び装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、その第1の発明は、基板上に
薄膜を形成し、該薄膜上に所望形状のレジストパターン
を形成し、さらに該薄膜をエッチングして所望形状にす
るエッチング方法において、前記レジストパターンを形
成した後であって前記薄膜をエッチングする前に、0.
5J/cm2 〜20J/cm2 の紫外線を前記レジスト
パターンに照射する、ことを特徴とする。
【0006】この場合、前記レジストパターンが、ポジ
形のレジスト樹脂により形成される、ようにすると好ま
しい。
【0007】また、前記基板が液晶装置を構成するガラ
ス基板であり、前記薄膜が透明導電膜である、ようにし
てもよい。
【0008】さらに、前記薄膜が、Al,Mo,Cr,
Ta,Cu,Ni,Si,Au,Agまたはこれらの合
金からなる金属薄膜である、ようにしてもよい。
【0009】一方、第2の発明は、0.5J/cm2
20J/cm2 の紫外線を照射する紫外線照射室と、エ
ッチング液を噴霧するエッチング室と、を備え、かつ、
薄膜が形成されると共に該薄膜の上に所望形状のレジス
トパターンが形成された基板に対して紫外線を照射し、
該紫外線照射後の基板にエッチング液を噴霧する、こと
を特徴とする。
【0010】
【作用】以上構成に基づき、0.5J/cm2 〜20J
/cm2 の紫外線を前記レジストパターンに照射する
と、該レジストパターンの表面部分は除去される。した
がって、レジストパターンに残渣が形成されている場合
でも、該残渣が紫外線により除去され、レジストパター
ンは所望の形状となる。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。なお、図1に示すものと同一部分は同一符
号を付して説明を省略する。
【0012】本実施例においても上述したと同様の方法
でレジストパターンを形成するが、金属薄膜(透明導電
膜)の材質はモリブデン(Mo)とした。また、ガラス
基板Gの大きさは、たて300mm、よこ300mm、
厚さ1.0mmとし、ガラス基板Gの上にMo薄膜を厚
さ1500Åだけ成膜した。この成膜にはスパッタリン
グ法を使用した。次に、ロールコータを用いて、Mo薄
膜の上にレジスト膜を約1μmの厚さに形成し、レジス
ト膜の仮乾燥(プリべーク)を行った。そして、上述し
たと同様に露光・現像・本硬化(ポストべーク)を行な
った。このようにして、ラインピッチ:200μm、ラ
イン巾:197μm、ライン間:3μm、ライン間長
さ:250mmのストライプ状のレジストパターンを1
200本形成した。
【0013】次に、Mo薄膜のエッチングを行うが、本
実施例においては図2に示すエッチング装置を用いた。
すなわち、本実施例のエッチング装置は、紫外線を照射
する紫外線照射室1を備えており、レジストパターンに
対して紫外線を照射するようになっている。なお、この
紫外線照射室1にはエッチング室2、洗浄室3及び除去
室5が連設されており、紫外線の照射されたガラス基板
Gを上述と同様にエッチングするようになっている。
【0014】本発明者は、上記形状のレジストパターン
の形成されたガラス基板Gを使って本実施例の効果を確
かめた。但し、紫外線照射室1においては0.6m/m
inの速度でガラス基板Gを搬送し、これに10J/c
2 の紫外線を照射した。また、エッチング液には、リ
ン酸(85wt%):硝酸(60wt%):酢酸(98
wt%):水=16:2:1:1(vol%)の混合溶
液を用いて、エッチング室2にて90秒間噴霧した(但
し、液温は室温とした)。さらに、洗浄室3における純
粋の噴霧時間は90秒とした。また、比較のために同形
状のガラス基板Gを図1に示すエッチング装置にてエッ
チングした。そして、電極パターン形成後にレジスト膜
を剥離してエッチング残りをチェックしたが、図2の装
置によるものにおいては残渣は全く発見されなかった。
これに対して、図1の装置によるものにおいては100
0ケ所以上のエッチング残りが発生していた。
【0015】以上、本実施例によれば、現像工程におい
てレジスト樹脂(レジスト膜)が残渣として残った場合
でも、紫外線を照射することによりレジストパターンの
表面部分は除去され、それに伴い残渣も除去される。し
たがって、レジストパターンは所望の形状となり、エッ
チング室2にてエッチングを行うことによって所望形状
の電極パターンが形成される。このため、かかる方法に
よって製造されたガラス基板Gを液晶装置に使用しても
ショート(短絡)の問題が解消され、またエッチング残
り除去のためにレーザ照射や再エッチングを施す必要が
なく生産工程の複雑化の問題もない。
【0016】なお、上述実施例においてはMo薄膜のパ
ターンを形成する場合について説明したが、もちろんこ
れに限るものではなく、他の材質(例えば、Al,M
o,Cr,Ta,Cu,Ni,Si,Au,Agまたは
これらの合金)の電極パターンを形成するのに用いても
よい。例えば、ITO薄膜をエッチングする場合には、
45℃に加温したヨウ化水素酸55%のエッチング液を
120秒間スプレーしてエッチングを行なえばよい。こ
の場合にもエッチング残りがないことを本発明者は確認
した。また、本発明者は、紫外線の照射量として0.5
〜20J/cm2望ましいことも確かめた。さらに、レ
ジストパターンはポジ形のレジスト樹脂にて形成される
ようにすることが望ましい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
残渣が紫外線により除去されるため、レジストパターン
は所望の形状となる。したがって、本発明に係るエッチ
ング方法によって製造された基板を液晶装置に使用して
もショート(短絡)の問題が解消され、またエッチング
残り除去のためにレーザ照射や再エッチングを施す必要
がなく生産工程の複雑化の問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエッチング装置の構成を示す模式図。
【図2】本実施例に用いるエッチング装置の構成を示す
模式図。
【符号の説明】
1 紫外線照射室 2 エッチング室 3 洗浄室 5 除去室 G 基板(ガラス基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 辰雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に薄膜を形成し、該薄膜上に所望
    形状のレジストパターンを形成し、さらに該薄膜をエッ
    チングして所望形状にするエッチング方法において、 前記レジストパターンを形成した後であって前記薄膜を
    エッチングする前に、0.5J/cm2 〜20J/cm
    2 の紫外線を前記レジストパターンに照射する、 ことを特徴とするエッチング方法。
  2. 【請求項2】 前記レジストパターンが、ポジ形のレジ
    スト樹脂により形成される、 請求項1記載のエッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記基板が液晶装置を構成するガラス基
    板であり、前記薄膜が透明導電膜である、 請求項1又は2記載のエッチング方法。
  4. 【請求項4】 前記薄膜が、Al,Mo,Cr,Ta,
    Cu,Ni,Si,Au,Agまたはこれらの合金から
    なる金属薄膜である、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の
    エッチング方法。
  5. 【請求項5】 0.5J/cm2 〜20J/cm2 の紫
    外線を照射する紫外線照射室と、エッチング液を噴霧す
    るエッチング室と、を備え、かつ、 薄膜が形成されると共に該薄膜の上に所望形状のレジス
    トパターンが形成された基板に対して紫外線を照射し、
    該紫外線照射後の基板にエッチング液を噴霧する、 ことを特徴とするエッチング装置。
JP9208893A 1993-03-26 1993-03-26 エッチング方法及び装置 Pending JPH06280052A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011004789A1 (ja) * 2009-07-09 2011-01-13 株式会社Adeka 銅含有材料のウエットエッチングシステム及びパターニング方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011004789A1 (ja) * 2009-07-09 2011-01-13 株式会社Adeka 銅含有材料のウエットエッチングシステム及びパターニング方法
CN102471897A (zh) * 2009-07-09 2012-05-23 株式会社Adeka 含铜材料的湿式蚀刻系统和图案化方法

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