JPH0627888Y2 - メカニカルシール - Google Patents
メカニカルシールInfo
- Publication number
- JPH0627888Y2 JPH0627888Y2 JP1989129989U JP12998989U JPH0627888Y2 JP H0627888 Y2 JPH0627888 Y2 JP H0627888Y2 JP 1989129989 U JP1989129989 U JP 1989129989U JP 12998989 U JP12998989 U JP 12998989U JP H0627888 Y2 JPH0627888 Y2 JP H0627888Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mechanical seal
- ring
- rotary
- rotary shaft
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば自動車用ウオーターポンプなどの機体
の回転軸部を軸封するメカニカルシールの改良に関する
ものである。
の回転軸部を軸封するメカニカルシールの改良に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、この種のメカニカルシールにおいては、第2図に
示すように、機体1のハウジング2内に挿通されたステ
ンレス製の回転軸3に、例えば鉄系鋳物製のインペラー
4を固定し、このインペラー4の内周面に、緩衝ゴム5
を介してセラミック素材からなる回転環6を固定する一
方、この回転環6に、カーボン素材からなる固定環7を
摺接させるとともに、この固定環7を前記ハウジング2
側に固定したケーシング8、パッキン9及びスプリング
抑え10を介してコイルスプリング11の付勢力により
軸方向に押圧付勢し得るように組付けてなる構成を有す
るものがある。
示すように、機体1のハウジング2内に挿通されたステ
ンレス製の回転軸3に、例えば鉄系鋳物製のインペラー
4を固定し、このインペラー4の内周面に、緩衝ゴム5
を介してセラミック素材からなる回転環6を固定する一
方、この回転環6に、カーボン素材からなる固定環7を
摺接させるとともに、この固定環7を前記ハウジング2
側に固定したケーシング8、パッキン9及びスプリング
抑え10を介してコイルスプリング11の付勢力により
軸方向に押圧付勢し得るように組付けてなる構成を有す
るものがある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来構造のメカニカルシール
にあっては、回転環6と固定環7との摺動面が帯電状態
にあると、密封液F中の金属イオン等が摺動面上で結合
反応を起こして付着し堆積することから、摺動面が押し
広げられてシール性を低下させるという問題があった。
にあっては、回転環6と固定環7との摺動面が帯電状態
にあると、密封液F中の金属イオン等が摺動面上で結合
反応を起こして付着し堆積することから、摺動面が押し
広げられてシール性を低下させるという問題があった。
[考案の目的] 本考案は、上記の事情のもとになされたもので、その目
的とするところは、摺動面の帯電によるシール性の低下
を確実に防止することができるようにしたメカニカルシ
ールを提供することにある。
的とするところは、摺動面の帯電によるシール性の低下
を確実に防止することができるようにしたメカニカルシ
ールを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した課題を解決するために、本考案は、回転軸側に
固定されるセラミック素材からなる回転環に、前記機体
のハウジング側に固定されるカーボン素材からなる固定
環を摺接してなるメカニカルシールにおいて、前記回転
軸に導電性ブラシ部材を回転環に接触させて取付けてな
る構成としたものである。
固定されるセラミック素材からなる回転環に、前記機体
のハウジング側に固定されるカーボン素材からなる固定
環を摺接してなるメカニカルシールにおいて、前記回転
軸に導電性ブラシ部材を回転環に接触させて取付けてな
る構成としたものである。
[作用] すなわち、本考案は、回転軸に導電性ブラシ部材を回転
環に接触させて取付けてなるために、回転環の摺動面に
帯電しようとする電荷が導電性ブラシ部材及び回転軸を
通してアースされ、密封液中の金属イオン等が摺動面に
付着して堆積することがない。
環に接触させて取付けてなるために、回転環の摺動面に
帯電しようとする電荷が導電性ブラシ部材及び回転軸を
通してアースされ、密封液中の金属イオン等が摺動面に
付着して堆積することがない。
[実施例] 以下、本考案を第1図に示す一実施例を参照しながら説
明する。なお、本考案に係る図示の実施例において、第
2図に示す従来のメカニカルシールと構成が重複する部
分は同一符号を用い、その説明は省略する。
明する。なお、本考案に係る図示の実施例において、第
2図に示す従来のメカニカルシールと構成が重複する部
分は同一符号を用い、その説明は省略する。
すなわち、本考案は、第1図に示すように、回転軸3側
に固定されるセラミック素材からなる回転環6に、機体
1のハウジング2側に固定されるカーボン素材からなる
固定環7を摺接してなるメカニカルシールにおいて、前
記回転軸2に例えばカーボンあるいは金属製等の電気伝
導性の高い導電性ブラシ部材12を回転環6の内径面6
aに接触させて取付けてなる構成としたものである。
に固定されるセラミック素材からなる回転環6に、機体
1のハウジング2側に固定されるカーボン素材からなる
固定環7を摺接してなるメカニカルシールにおいて、前
記回転軸2に例えばカーボンあるいは金属製等の電気伝
導性の高い導電性ブラシ部材12を回転環6の内径面6
aに接触させて取付けてなる構成としたものである。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、回転
軸に導電性ブラシ部材を回転環に接触させて取付けてな
ることから、回転環の摺動面上に帯電しようとする電荷
を導電性ブラシ部材及び回転軸を通してアースすること
ができ、これによって、密封液中の金属イオン等が摺動
面に付着して堆積することがなく、シール性の低下を確
実に防止することができるというすぐれた効果を奏する
ものである。
軸に導電性ブラシ部材を回転環に接触させて取付けてな
ることから、回転環の摺動面上に帯電しようとする電荷
を導電性ブラシ部材及び回転軸を通してアースすること
ができ、これによって、密封液中の金属イオン等が摺動
面に付着して堆積することがなく、シール性の低下を確
実に防止することができるというすぐれた効果を奏する
ものである。
第1図は本考案に係るメカニカルシールの一実施例を示
す概略的要部半断面図、第2図は従来のメカニカルシー
ルの概略的要部半断面図である。 1……機体、2……ハウジング、 3……回転軸、4……インペラー、 6……回転環、6a……内径面、 7……固定環、12……導電性ブラシ部材、 F……密封液。
す概略的要部半断面図、第2図は従来のメカニカルシー
ルの概略的要部半断面図である。 1……機体、2……ハウジング、 3……回転軸、4……インペラー、 6……回転環、6a……内径面、 7……固定環、12……導電性ブラシ部材、 F……密封液。
Claims (1)
- 【請求項1】回転軸側に固定されるセラミック素材から
なる回転環に、前記機体のハウジング側に固定されるカ
ーボン素材からなる固定環を摺接してなるメカニカルシ
ールにおいて、 前記回転軸に導電性ブラシ部材を回転環に接触させて取
付けたことを特徴とするメカニカルシール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989129989U JPH0627888Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | メカニカルシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989129989U JPH0627888Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | メカニカルシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0368677U JPH0368677U (ja) | 1991-07-05 |
JPH0627888Y2 true JPH0627888Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31677586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989129989U Expired - Lifetime JPH0627888Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | メカニカルシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627888Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018051867A1 (ja) * | 2016-09-14 | 2018-03-22 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
JP7214716B2 (ja) * | 2018-03-23 | 2023-01-30 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
-
1989
- 1989-11-07 JP JP1989129989U patent/JPH0627888Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0368677U (ja) | 1991-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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