JPH0615164Y2 - 回転用シール - Google Patents

回転用シール

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JPH0615164Y2
JPH0615164Y2 JP1988017387U JP1738788U JPH0615164Y2 JP H0615164 Y2 JPH0615164 Y2 JP H0615164Y2 JP 1988017387 U JP1988017387 U JP 1988017387U JP 1738788 U JP1738788 U JP 1738788U JP H0615164 Y2 JPH0615164 Y2 JP H0615164Y2
Authority
JP
Japan
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peripheral surface
ring
shaft
housing
seal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988017387U
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English (en)
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JPH01121765U (ja
Inventor
武夫 最上
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、互いに同心に組合わされて相対回転運動をな
すハウジング及びシャフト間に使用される液体の密封に
有効な回転用シールの構造に関するものである。
(従来の技術) 液体を密封するための回転用シールとして、第4図に例
示するものが多く使用されている。
同図の回転用シールは、略L字様の断面形状を呈する被
装着リング10と、略へ字様の断面形状を呈して被装着
リング10に添えられた四弗化エチレン樹脂材料からな
る第1のシールリング11と、略フ字様の断面形状を呈
して被装着リング10に挿入され、被装着リング10と
の間に第1のシールリング11を挟持する固定リング1
2と、固定リング12の端部に接着されて、シャフト2
の周面と弾性摺動するゴム様弾性材料からなる第2のシ
ールリング13とを有し、被装着リング10をハウジン
グ1に装着されて、第1のシールリング11及び第2の
シールリング13をシャフト2の周面に弾性摺動させて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の技術による回転用シールにおいては、四
弗化エチレン樹脂材料からなる第1のシールリング11
が主に大気中のダストを遮断し、ゴム様弾性材料からな
る第2のシールリング13が液体を密封するのである
が、第1のシールリング11がやや硬質であるために、
粉体が第2のシールリング13側へ漏れることがあり、
一方、第2のシールリング13の耐摩耗性が低いため
に、摺動に伴う摩耗により、密封機能の低下を招くこと
があった。
本考案は、大気中のダストを遮断して、長期間にわたり
良好な密封機能を維持し得る回転用シールの構造を提示
することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述した従来の技術による回転用シールにお
ける問題点を考慮して、ゴム様弾性材料からなり、ハウ
ジング及び前記ハウジングと同心に組み合わされたシャ
フトの一方に取り付けられる弾性リングと、弗素樹脂材
料の膜材からなり、前記弾性リングの周面に接着されて
前記ハウジング及びシャフトの他方の周面と面接触にて
摺動する軸受部、及び前記弾性リングの周面から密封流
体側軸方向に延びて前記ハウジング及びシャフトの他方
の周面と線接触にて摺動するリップ部から成るシール部
材とを備える構成と成すものである。
(作用) 上述した構成を備えた本考案の回転用シールにおいて
は、ゴム様弾性材料からなり、ハウジング及び前記ハウ
ジング及びシャフトのいずれか一方に取り付けられる弾
性リングが、弗素樹脂材料の膜材からなり、弾性リング
の周面に接着されてハウジング及びシャフトの他方の周
面と面接触にて摺動する軸受部、及び弾性リングの周面
から密封流体側軸方向に延びてハウジング及びシャフト
の他方の周面と線接触にて摺動するリップ部から成るシ
ール部材を、背面より弾性をもって押圧して、粉体混入
の液体を密封する。
(実施例) まず第1図に示す実施例において説明する。
略山型で、その頂部に軸方向平坦部を持つ断面形状を呈
する環状体に形成され、ゴム様弾性材料からなる弾性リ
ング3の内周面に、その形状に合わせ、屈曲した断面形
状を呈する略円筒形状に形成された四弗化エチレン樹脂
材料の膜材からなるシール部材4が接着されている。
さらに、そのシール部材4は、略円筒形状に形成された
部分から軸方向に延びた先細りの円錐形状のリップ5を
有している。
そして、そのシール部材4は、その背面に位置している
弾性リング3の弾性力によって付勢されているから、軸
受部6はシャフト2の周面と面接触を保って押圧されて
おり、リップ部5はシャフト2の周面と線接触を保って
押圧されている。
第2図に示す実施例においては、ゴム様弾性材料からな
る弾性リング3の外側に、断面略L字形状に形成された
金属板材からなる補強リング7が接着されており、それ
以外は第1図に示す実施例と同様に形成されている。
第3図に示す実施例においては、弾性リング3内周面全
体がストレートの円筒面に形成され、その弾性リング3
の内面に接着されたシール部材4における円筒形状の軸
受部6は、段付に形成されたシャフト2の大径部分の周
面と弾性摺動しており、リップ部5はシャフト2の小径
部分の周面と弾性摺動している。
図示の実施例においては、弾性リング3がハウジング1
に取り付けられてシール部材4がシャフト2の周面と摺
動しているが、弾性リング3をシャフト2側に取り付け
てシール部材4をハウジング1の内周面と摺動させる態
様と成すこともできる。
(考案の効果) 以上に詳述したように、本考案の回転用シールは、ゴム
様弾性材料からなり、ハウジング及び前記ハウジングと
同心に組み合わされたシャフトの一方に取り付けられる
弾性リングと、弗素樹脂材料の膜材からなり、前記弾性
リングの周面に接着されて前記ハウジング及びシャフト
の他方の周面と面接触にて摺動する軸受部、及び前記弾
性リングの周面から密封流体側軸方向に延びて前記ハウ
ジング及びシャフトの他方の周面と線接触にて摺動する
リップ部から成るシール部材とを備えることにより、軸
受とシールの両方の機能が同時に発揮され、さらに軸受
部とリップ部が一つの弾性リングに一体に設けられてい
るので、軸の偏心に対して、軸受部がその全体の変位を
受止める。
したがって、弗素樹脂材料製リップ部の先端部の摺動相
手面に対する押圧力は常に一定に保たれ、安定したシー
ル性が確保されるとともに偏摩耗も防止できるから、ゴ
ム製リップに比べ弾力性で劣るが低摩擦性・耐摩耗性に
富む弗素樹脂材料の特性を十分引き出すことができる。
また特に、弗素樹脂材料製リップ部が摺動相手面に線接
触を保って押圧されるので、大気中のダストの遮断機能
が維持される。
以上から、長期間にわたって正常な密封機能が安定して
維持できるといった実用面の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、それぞれ本考案の実施例に係る回
転用シールの断面図であり、第4図は、従来の技術に係
る回転用シールの一例の断面図である。 1……ハウジング、 2……シャフト、 3……弾性リング、 4……シール部材、 5……リップ部、 6……軸受部、 7……補強リング、 10……被装着リング、 11……第1のシールリング、 12……固定リング、 13……第2のシールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム様弾性材料からなり、ハウジング
    (1)及び前記ハウジング(1)と同心に組み合わされ
    たシャフト(2)の一方に取り付けられる弾性リング
    (3)と、弗素樹脂材料の膜材からなり、前記弾性リン
    グ(3)の周面に接着されて前記ハウジング(1)及び
    シャフト(2)の他方の周面と面接触にて摺動する軸受
    部(6)、及び前記弾性リング(3)の周面から密封流
    体側軸方向に延びて前記ハウジング(1)及びシャフト
    (2)の他方の周面と線接触にて摺動するリップ部
    (5)から成るシール部材(4)とを備える回転用シー
    ル。
JP1988017387U 1988-02-12 1988-02-12 回転用シール Expired - Lifetime JPH0615164Y2 (ja)

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JP1988017387U JPH0615164Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 回転用シール

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JPH01121765U JPH01121765U (ja) 1989-08-17
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JPS5414513Y2 (ja) * 1974-07-12 1979-06-15
JPS5310055U (ja) * 1976-06-18 1978-01-27

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JPH01121765U (ja) 1989-08-17

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