JPH06278884A - 積重ね枚葉紙の逐次供給装置 - Google Patents

積重ね枚葉紙の逐次供給装置

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JPH06278884A
JPH06278884A JP10714793A JP10714793A JPH06278884A JP H06278884 A JPH06278884 A JP H06278884A JP 10714793 A JP10714793 A JP 10714793A JP 10714793 A JP10714793 A JP 10714793A JP H06278884 A JPH06278884 A JP H06278884A
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vacuum
sheet
suction
sheets
suction cup
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JP10714793A
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Yukiaki Aragaki
行章 新垣
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SHIYUUKOUSHIYA SOKEN KK
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SHIYUUKOUSHIYA SOKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来可能なよりも更に薄い枚葉紙にも真空吸
着疵を与えずに、高速で逐次送り可能の、積重ね枚葉紙
の逐次供給装置を提供する。 【構成】 真空ポンプ(10)を、制御回路の反復出力
信号により制御される電磁弁(15;15’及び1
5”)を介して吸盤装置(3)及び吸着ローター(5)
に接続し、送り出される枚葉紙が所定位置に達する都度
発される検出信号(9)により前記制御回路を制御し
て、出力信号が前記電磁弁を、真空が吸盤装置に与えら
れる時には吸着ローターを遮断し、吸着ローターに真空
が与えられる時には吸盤装置を遮断するように制御し、
吸盤装置と吸着ローターとが同時吸着作用を行うのを禁
止して、送り出される枚葉紙に真空吸着疵をを与えない
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積重ね枚葉紙の逐次供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の積重ね枚葉紙の逐次供給
装置は枚葉紙のミシン入れ自動切取ミシン機、枚葉紙の
折込み用紙折機等広く製本機械に利用されている。
【0003】このような供給装置に於ては、枚葉紙を1
枚宛供給する為に負の空気圧即ち真空を利用して、枚葉
紙の積重ね体の頂部から枚葉紙を1枚宛吸着して持上げ
て送り出すようになっている。
【0004】図1、図3、図4、図6及び図7を参照し
て従来装置の例を説明すると、この装置は例えば切取ミ
シン機に応用された積重ね枚葉紙の逐次供給装置1が示
されていて、この装置1は機枠にロッド2により支持さ
れた吸盤装置3と、機枠に回転軸4によって回転するよ
うに支持された吸着ローター5と、積重ね枚葉紙6を支
持し、積重ね枚葉紙6から1枚宛枚葉紙が送り出されて
高さが減小するにつれて適当に上昇されるテーブル7
と、送り出しプレート8に設けられて、送り出される枚
葉紙が所定の位置に達した時に検出信号を発生する例え
ば光電的作動の検出装置9と、これらの吸盤装置3及び
吸着ローター5に真空を与える真空ポンプ10(図6参
照)と、真空ボンプ10及び吸着ローター5を連通させ
る真空導管11内に配置され、、検出装置9からの検出
信号により生じる制御回路の制御出力によって制御され
る電磁弁12(図7参照)と、真空ポンプ10及び吸盤
装置3を連通させる真空導管13とを含んでいる。この
電磁弁12は最初押釦(図示せず)によって制御信号が
出されると、この信号による制御回路からの制御出力に
より電磁弁12が開いて、真空ポンプ10と吸着ロータ
ー5とを連通させ、これに真空を与えるので、吸着ロー
ター5がこれに当接している枚葉紙を送り出し、検出装
置9の位置に達した時に検出装置9から検出信号が発さ
れ、この信号により電磁弁12が遮断されるが、送り出
された枚葉紙はその後は後続の搬送ベルトによって所定
位置に送り出される。前記電磁弁12に対する出力信号
はタイマーによって枚葉紙の寸法や送り出し速度等に関
係して適当な時間間隔にて反復出力されるようになって
いて、積重ね枚葉紙6がある限り、枚葉紙の逐次送り出
しを反復して行い得るようになっている。
【0005】吸盤装置3は図3に示されるように、本体
3aの二重シリンダー部間を上下運動可能に支持され、
ばね3bによって下方に押圧されるように附勢されて吸
盤3cを下端部に取付けられた吸盤筒3dとより成って
いて、吸盤3cは積重ね枚葉紙6の後端部に近い位置
で、その頂面に当接離隔するようになされていて、真空
導管13に連結される吸引口3eに与えられる真空がに
より吸盤筒3dがばね3bの作用に抗して上昇される傾
向を与えられている。
【0006】吸着ローター5は図4に示されるように回
転軸4に固定されてこれと共に回転し、周面に密接して
間隔をおかれた多数の吸着孔5a及びこれらの吸引孔5
aに夫々連通する端面側吸引孔5bを設けられた吸着ロ
ーター部5c及び機枠の固定部にキー止めされて回転軸
4上に静止状態に保持されて吸着ローター部5cの端面
にその端面が当接するように配置される円板状真空供給
部5dより成っていて、この真空供給部5dには真空導
管11に連結される真空供給孔5eに連通する真空供給
孔5fが設けられているが、この真空供給孔5fは、吸
着ローラー部5cが回転する間に、積重ね枚葉紙に当接
する位置に来た吸着孔5aに連通している端面側吸着孔
5bに丁度整合し、これに真空を与えるような位置に位
置決めされている。図6は従来装置に於ける真空作用系
列の配管状態を示している。
【0007】作動に際し、最初に吸盤装置3の吸盤筒3
dは図3の(a)に示されるようにばね3bの作用によ
り下方に押されて吸盤3cが積重ね枚葉紙6の最頂部の
枚葉紙に当接した状態にある。こゝで真空ポンプ10を
作動させ、吸着ローター5を回転させると、吸盤装置3
は吸盤3cに枚葉紙が当接している為に吸引口3eに与
えられる真空によって図3の(a)の状態から吸盤筒3
dがばね3bの作用に抗して上昇されて図3の(b)の
状態になり、積重ね枚葉紙6の最頂部の1枚の枚葉紙を
残りの積重ね枚葉紙から離隔させる。この間に送風装置
14は最頂部の1枚だけの枚葉紙の離隔を確実になす。
【0008】最初押釦で電磁弁12を作動させて吸着ロ
ーター5に真空ポンプ10からの真空を与えると、枚葉
紙に接触している吸着ローター5の吸着孔5aに真空が
与えられ、吸盤装置3によって吸着保持されている枚葉
紙をその吸着作用に抗して引離して送り出す。その間に
枚葉紙が引離されることによって吸盤装置3は吸盤3c
が大気に露出されて真空吸引力が消えるからばね3bの
作用によって押下げられて、積重ね枚葉紙6に当接する
と(図3の(c)参照)再度吸盤3cが大気から遮断さ
れて真空作用を生じて枚葉紙を吸着し、吸盤筒3dがば
ね3bの作用に抗して吸着された枚葉紙を伴って上昇さ
れて図3の(b)の状態になされる。
【0009】送り出された枚葉紙が所定距離送られた時
に検出装置によって検出信号が発されると、電磁弁12
が復帰されて、吸盤装置3が次の枚葉紙を吸着待機し、
調時された適当な時間後に反復して制御信号が出力され
て、電磁弁12が作動され、枚葉紙がテーブル7上にあ
る限り逐次送り出し作動を繰返す。
【0010】このように構成されている従来の装置に於
ては、吸盤装置に常時真空作用が与えられて、枚葉紙を
吸着保持しているから、吸着ローター5が送り出し作動
を行う為に真空作用を与えられる時にも枚葉紙が吸盤3
cによって吸着保持されていて、その為に吸盤装置と吸
着ローターとが同時に吸引し合っており、枚葉紙は吸盤
装置の吸着作用に抗して無理に送り出すのに大なる真空
作用を必要とする。吸盤3cの吸着作用を弱める為に吸
着筒3dが上昇した時に真空作用を大気に連通させる連
通孔3fを設けることも行われるが、しかし吸盤装置3
には常時真空が与えられていて、その為に吸盤3c及び
吸着ローター5に吸着されている枚葉紙に吸着疵や摩擦
による擦過疵を生じ、時には皺や亀裂を生じさせる欠点
を免れず、又上述のように吸盤装置3に常時真空が与え
られている為に枚葉紙の送り出し速度を高めることが出
来なかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術の積重ね枚葉紙の逐次供給装置の欠点を排除して、
送り出される枚葉紙に何等吸着疵、皺又は亀裂を生じさ
ないで、しかも従来装置に於て可能であったよりも更に
薄い枚葉紙の送り出しも著しく高速で行い得るようにな
した枚葉紙の逐次供給装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】上述の目的を達成する為に
本発明による積重ね枚葉紙の逐次供給装置は、真空ポン
プ装置と、積重ね枚葉紙の後端部付近の上部に配置さ
れ、この積重ね枚葉紙の頂面に当接離隔するように上下
往復運動し、当接した時に前記真空ポンプ装置に接続さ
れる第1の真空導管によって与えられる吸引力により最
頂部の枚葉紙を1枚宛吸上げて上昇位置に保持する吸盤
装置と、前記積重ね枚葉紙の前端部付近の頂面に当接す
るように配置されて回転駆動され、回転の際に前記枚葉
紙との当接部付近に移動した周面に前記真空ポンプ装置
に接続される第2の真空導管によって与えられる吸引力
により前記吸上げられた枚葉紙を吸着してその回転によ
り前記上昇位置にある枚葉紙を所定方向に送り出す吸着
ローターと、前記送り出された枚葉紙が所定位置に達し
た位置を検出して検出信号を発生する検出装置と、前記
真空ポンプ装置を前記第1及び第2の真空導管に接続す
る電磁弁と、調節可能の時間間隔にて反復して前記電磁
弁を作動させる出力信号を発生し、前記検出装置からの
検出信号によって前記出力信号を遮断するように制御さ
れる制御回路とを含む積重ね枚葉紙の逐次供給装置に於
て、前記電磁弁は、前記出力信号を受けた時に前記第2
の真空導管を遮断し、前記第1の真空導管のみを前記真
空ポンプ装置に連通させると共に、前記検出装置からの
検出信号により出力信号が遮断された時に前記第1の真
空導管を遮断して、前記第2の真空導管を前記真空ポン
プ装置に連通させるようになされていて、これにより前
記吸盤装置に吸着保持された枚葉紙に対する吸引作用が
解除された状態で前記吸着ローターによる枚葉紙の送り
出しを可能になしたことを特徴とする。
【0013】上述の電磁弁を3路電磁弁として構成し
て、真空ポンプ装置をこの3路電磁弁の1つの通路に連
結すると共に、前記第1及び第2の真空導管をこの3路
電磁弁の残りの2つの通路に夫々連通させるのが構造を
簡単にする為には望ましいが、2つの2路電磁弁を設け
て、真空ポンプ装置をこれらの電磁弁を介して夫々前記
第1及び第2の真空導管に連通させ、これらの電磁弁が
常時は前記第2の真空導管を遮断し、前記第1の真空導
管のみを前記真空ポンプ装置に連通させるように接続さ
せるが、前記出力信号を受けた時に前記第1の真空導管
を遮断して前記第2の真空導管のみを前記真空ポンプ装
置に連通させ、前記検出信号を受けた時直ちに前記第2
の真空導管を遮断し、前記第1の真空導管のみを前記真
空ポンプ装置に連通させるように構成することも出来
る。
【0014】上述のように構成されているから、本発明
による積重ね枚葉紙の逐次供給装置によれば、吸盤によ
って吸着されて持上げられている枚葉紙は吸盤に対する
真空作用が遮断されると同時に吸着ローターに真空作用
が与えられ、吸盤による吸着作用がない状態で吸着ロー
ターによって枚葉紙が送り出されるから、従来技術の装
置のように枚葉紙が吸盤装置及び吸着ローターの両者に
よって同時に吸着保持されることがなく、従って、従来
装置よりも更に小さい真空度を利用し、従来装置では送
り得なかったような薄い枚葉紙でも真空作用による枚葉
紙に対する吸着疵、摩擦疵、皺、亀裂のような欠点を生
じないで、しかも従来装置よりも遙かに高速で確実に1
枚宛枚葉紙を送ることが出来る優れた効果を得ることが
出来るのである。
【0015】
【実施例】本発明による積重ね枚葉紙の逐次供給装置
は、全体的構成が前述のような従来装置と実質的に同様
である。
【0016】即ち、本発明による装置は図1に示される
ように例えば切取ミシン機に応用された積重ね枚葉紙の
逐次供給装置1を含み、この装置1は機枠にロッド2に
より支持された吸盤装置3と、機枠に回転軸4によって
回転するように支持された吸着ローター5と、積重ね枚
葉紙6を支持し、積重ね枚葉紙から1枚宛枚葉紙が送り
出されて高さが滅小するにつれて適当に上昇されるテー
ブル7と、送り出しプレート8に設けられて、送り出さ
れる枚葉紙が所定の位置に達した時に検出信号を発生す
る例えば光電的検出装置9と、これらの吸盤装置3及び
吸着ローター5に真空を与える真空ポンプ10(図2参
照)とを含んでいる。
【0017】本発明の装置の従来装置と異なる点は、図
2の(a)に示されるように、真空ポンプ10に真空導
管14が接続され、この真空導管14に3路電磁弁15
(図5参照)の1つの通路15aが連結され、残りの通
路15b及び15cには吸盤装置3に接続される第1の
真空導管16及び吸着ローター5に接続される第2の真
空導管17が夫々連結されていることである。この電磁
弁15は、図示されない調節可能の時間間隔にて反復し
てこの電磁弁15を作動させる出力信号を発生して前記
検出装置9からの検出信号によって前記出力信号を遮断
するように制御される制御回路からの出力信号によって
制御され、前記出力信号を受けた時に前記第2の真空導
管17を遮断し、前記第1の真空導管16のみを前記真
空ポンプ10に連通させると共に、前記検出装置9から
の検出信号により出力信号が遮断された時に前記第1の
真空導管16を遮断して、前記第2の真空導管17を前
記真空ポンプ10に連通させるようになされていて、こ
れにより前記吸盤装置3に吸着保持されている枚葉紙に
対する吸引作用が解除された状態で前記吸着ローター5
による枚葉紙の送り出しを可能になすようになってい
る。従って、吸盤装置3と吸着ローターとは同時に両者
に吸引作用が与えられることがないから、枚葉紙に何等
の疵を与えないで極めて良好な枚葉紙の送り出し作動を
保証するのである。
【0018】前記3路電磁弁15の代りに図2の(b)
に示されるように2つの2路電磁弁15’及び15”を
設けて、真空ポンプ装置10をこれらの2つの電磁弁1
5’及び15”を介して夫々吸盤装置3及び吸着ロータ
ー5に連通させて、これらの電磁弁15’及び15”
を、常時は前記第2の真空導管を遮断し、前記第1の真
空導管のみを前記真空ポンプ装置に連通させるように接
続させるが、前記出力信号を受けた時に前記第1の真空
導管を遮断して前記第2の真空導管のみを前記真空ポン
プ装置に連通させ、その後検出信号検出後直ちに前記第
2の真空導管を遮断し、前記第1の真空導管のみを前記
真空ポンプ装置に連通させるように夫々調時された関係
で作動するようになすことも出来る。
【0019】吸盤装置3は図3に示された前述の従来装
置のものと同様に、本体3aの二重シリンダー間を上下
運動可能に支持され、ばね3bによって下方に押圧され
るように附勢されて吸盤3cを下端部に取付けられた吸
盤筒3dとより成っていて、吸盤3cは積重ね枚葉紙6
の後端部に近い位置で、その頂面に当接離隔するように
なされていて、真空導管16に連結される吸引口3eに
与えられる真空により吸盤筒3dがばね3bの作用に抗
して上昇される傾向を与えられている。
【0020】吸着ローター5は前述と同様に図4に示さ
れるように回転軸4に固定されてこれと共に回転し、周
面に密接して間隔をおかれた多数の吸着孔5a及びこれ
らの吸引孔5aに夫々連通する端面吸引孔5bを設けら
れた吸着ローター部5c及び機枠の固定部にキー止めさ
れて回転軸4上で静止状態に保持されて吸着ローラー部
9aに端面が当接するように配置される円板状真空供給
部5dより成っていて、この真空供給部5dには前述の
ように3路電磁弁15を介して真空ポンプ10に連結さ
れる真空供給孔5eに連通する真空供給孔5fが設けら
れているが、この真空供給孔5fは吸着ローラー部5c
が回転する間に、積重ね枚葉紙に当接する位置に来た吸
着孔5aに連通する端面側吸着孔5bに対して丁度整合
してこれに真空を与えるようになっている。図2は本発
明の装置に於ける真空作用系列の配管状態を示してい
る。
【0021】本発明の装置の作動に際し、前述と同様
に、最初に吸盤装置3の吸盤筒3dは図3の(a)に示
されるようにばね3bの作用により下方に押されて吸盤
3cが積重ね枚葉紙6の最頂部の枚葉紙に当接した状態
にある。こゝで押釦によって真空ポンプ10を作動さ
せ、吸着ローター5を回転させ、制御回路の附勢により
出力信号を電磁弁15(又は2路電磁弁15’及び1
5”)に与えると、電磁弁は図5の(b)に示されるよ
うに切換えられて、吸盤装置3を真空ポンプ10から遮
断し、吸着ローター5の吸着孔5aを真空ポンプ10に
連通させ、枚葉紙を送り出すが、枚葉紙が検出装置9の
位置に達して検出信号が発されると、制御回路からの出
力信号が遮断され、電磁弁が復帰し(図5の(a))、
吸着ローター5が真空作用を遮断されて、吸盤装置3の
吸引口3eに真空作用が与えられ、これによって枚葉紙
を吸着保持して上昇位置に保持し(図3の(b))、そ
の後制御回路からの所定の調節可能の時間間隔で反復出
力される出力信号により電磁弁15(又は2路電磁弁1
5’及び15”)が再度作動されて吸盤装置3を真空作
用から遮断し、吸着ローター5に真空作用を与え、枚葉
紙が吸盤装置3に真空作用で吸着されない状態で何等の
抵抗も受けないで枚葉紙の送り出しを可能になし、この
ような,順序作動で枚葉紙の送り出し作動が反復される
のである。吸盤装置3に対する真空作用が遮断された時
に吸盤装置3はばね3bの作用により押下げられて図3
の(c)のように下降されて積重ね枚葉紙6に当接し、
次の吸着作動の準備状態になされる。この間送風装置1
8から排出される空気は既述と同様に最頂部の1枚だけ
の枚葉紙の離隔を確実になしている。
【0022】本発明に於ては、特に薄い枚葉紙に対して
真空吸着疵を与えないよにする為に、吸着ローター5と
電磁弁5(又は15”)との間に流量調整用手動バルブ
18を設けて適当に真空度を調節するようになすことが
出来る。
【0023】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているか
ら、枚葉紙は吸着ローターによって送り出される時には
吸盤装置の真空吸着作用が解除されている為に、吸盤装
置と吸着ローターとが同時に真空吸引作用を行い得ない
構成にとされている為に、吸着作用によって送り出され
る枚葉紙には何等吸盤装置と吸着ローターの吸引作用に
よる相互干渉を受けないから、真空吸着作用による吸着
疵、摩擦疵、皺、亀裂等の損傷を受けることがなく、従
来よりも薄い枚葉紙を従来よりも遙かに高速で能率よく
逐次供給出来る優れた積重ね枚葉紙の逐次供給装置を提
供出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】例として示した全自動切取ミシン機械に組込ま
れた積重ね枚葉紙の逐次供給装置を示す斜視図。
【図2】本発明による積重ね枚葉紙の逐次供給装置に於
ける真空作用系統の配管を示す説明図。
【図3】吸盤装置の種々の作動状態を示す断面図。
【図4】吸着ローターの構造を示す説明図。
【図5】本発明の3路電磁弁の構造を示す断面図。
【図6】従来技術の積重ね枚葉紙逐次供給装置に於ける
しきく作用系統の配管を示す説明図。
【図7】従来技術の積重ね枚葉紙の逐次供給装置に使用
されている電磁弁の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 積重ね枚葉紙の逐次供給装置 2 ロッド 3 吸盤装置 4 回転軸 5 吸着ローター 6 積重ね枚葉紙 9 検出装置 10 真空ポンプ 15 3路電磁弁 15’ 2路電磁弁 15” 2路電磁弁 16 第1の真空導管 17 第2の真空導管 18 流量調整用手動バルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空ポンプ装置と、積重ね枚葉紙の後端
    部付近の上部に配置され、この積重ね枚葉紙の頂面に当
    接離隔するように上下往復運動し、当接した時に前記真
    空ポンプ装置に接続される第1の真空導管によって与え
    られる吸引力により最頂部の枚葉紙を1枚宛吸上げて上
    昇位置に保持する吸盤装置と、前記積重ね枚葉紙の前端
    部付近の頂面に当接するように配置されて回転駆動さ
    れ、回転の際に前記枚葉紙との当接部付近に移動した周
    面に前記真空ポンプ装置に接続される第2の真空導管に
    よって与えられる吸引力により前記吸上げられた枚葉紙
    を吸着してその回転により前記上昇位置にある枚葉紙を
    所定方向に送り出す吸着ローターと、前記送り出された
    枚葉紙が所定位置に達した位置を検出して検出信号を発
    生する検出装置と、前記真空ポンプ装置を前記第1及び
    第2の真空導管に接続する電磁弁と、調節可能の時間間
    隔にて反復して前記電磁弁を作動させる出力信号を発生
    し、前記検出装置からの検出信号によって前記出力信号
    を遮断するように制御される制御回路とを含む積重ね枚
    葉紙の逐次供給装置に於て、前記電磁弁は、前記出力信
    号を受けた時に前記第2の真空導管を遮断し、前記第1
    の真空導管のみを前記真空ポンプ装置に連通させると共
    に、前記検出装置からの検出信号により出力信号が遮断
    された時に前記第1の真空導管を遮断して、前記第2の
    真空導管を前記真空ポンプ装置に連通させるようになさ
    れていて、これにより前記吸盤装置に吸着保持された枚
    葉紙に対する吸引作用が解除された状態で前記吸着ロー
    ターによる枚葉紙の送り出しを可能になしたことを特徴
    とする積重ね枚葉紙の逐次供給装置。
JP10714793A 1993-03-30 1993-03-30 積重ね枚葉紙の逐次供給装置 Pending JPH06278884A (ja)

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