JPS6052428A

JPS6052428A - 給紙装置

Info

Publication number: JPS6052428A
Application number: JP16112883A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Nabeta; 鍋田　正明
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1983-08-31
Filing date: 1983-08-31
Publication date: 1985-03-25
Also published as: JPS6311257B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、給紙装置に関するもので、詳しくは、用紙が
載置されたトレイの端部上方に搬送ベルトを配設し、か
つ上記用紙の端面にエアーを噴出して上記用紙を互いに
離反させるエアー噴出手段を設置するとともに、上記搬
送ベルトに上記用紙を吸着させる吸着手段を設置し、上
記エアー噴出手段によって浮揚された上記用紙のうち最
上位の用紙のみを上記吸着手段によって上記搬送ベルト
に吸着させ、該最上位の用紙を上記搬送ベルトの駆動に
より搬送するようにした給紙装置に関する。

（従来技術）従来より、エアーによる吸引力を利用してトレイ上の用
紙を給紙するようにしたー装置がある。

第１図は、そのような従来の給紙装置の一例を示すもの
である。

このような給紙装置では、複数枚の用紙１が載置された
トレイ２の端部上方に搬送ベルト３を配設し、かつトレ
イ２の前方にエアー噴出手段１０を設置するとともに、
搬送ベルト３に吸着手段２０を設置している。ここで、
搬送ベルト３は、全体に渡って多数の孔３ａ’が形成さ
れたもので、搬送ベルト駆動ロール４ａとその従動ロー
ル４ｂとに巻掛けられている。なお、搬送ベルト３は、
後に説明するように、所定のタイミングで駆動される。

また、エアー噴出手段１０は、ブロワ１１、ダクト１２
およびノズルプリーナム１３等から成る。

ノズルプリーナム１３には、ノズル１３ａ、１３ｂが形
成されている。すなわち、エアー噴出手段１゜において
は、エアーが大気中からブロワ１１内に吸い込まれてダ
クト１２を介してノズルプリーナム１３内に送り込まれ
る。さらに、そのエアーは、ノズルプリーナム１３から
、ノズル１３ａを介して用紙１の端面に噴出されるとと
もに、ノズル１３ｂを介して搬送ベルト３の前方端部に
噴出される。吸着手段２０は、バキュームポンプ２１゜
ダクト２２およびバキュームプリーナム２３等から成る
。バキュームプリーナム２３は、その底面が開口されて
いる。すなわち、この吸着手段２゜においては、バキュ
ームプリーナム２３内のエアーがダクト２２を介してバ
キュームポンプ２１に吸い込まれ、該バキュームポンプ
から大気中に放出される。その際、バキュームプリーナ
ム２３内に生じる負圧によって該バキュームプリーナム
の開口部２３ａおよび搬送ベルト３の孔３ａを介してト
レイ２上の用紙１に吸引力を作用させる。なお、第１図
において、５はトレイ２を上下方向に移動可能に支持す
るエレベータトレイ、６ａおよび６ｂはトレイ２に設置
した用紙ガイド、７ａは用紙搬送用駆動ロール、７ｂは
用紙搬送用従動ロール、８は搬送用紙検出スイッチ（復
帰形常開スイッチ）、９は用紙搬送ガイド、２４は吸引
側ダクト２２内に設置された常閉のシャットダウンバル
ブ、３０はスタック高さくエレベータトレイ５の底板５
ａからトレイ２上め用紙１の最上位の用紙１ａまでの高
さ）検出用スイッチ（自己復帰形常開スイッチ）である
。

次に、第２図（ａ）　、　（ｂ）　、　（Ｃ）を参照し
ながら、上記給紙装置の作用ζこついて説明する。

このような給紙装置では、電源スィッチが閉成されるこ
とにより、図示しない制御部からスタート信号が発せら
れ、ブロワ１１詔よびバキュームポンプ２１が作動され
る。すると、ノズル１３ａから噴出されるエアーによっ
て、用紙１の上方に位置する用紙は互いに離反されて浮
揚させられる（第２図（ａ）参照）。次にオペレータに
よって図示しない給紙開始ボタンが操作されることによ
り上記制御部からフィード信号が発せられる。すると図
示しないシャットダウンバルブ駆動用ソレノイドが作動
され、シャットダウンバルブ２４が開かれる。それによ
って、用紙１の浮揚された用紙のうち最上位にある用紙
１ａに、吸着手段２ｏによる吸引力が作用され、用紙１
ａが搬送ベルト３に吸着される（第２図（ｂ）参照）。

このとき、ノズル１３ｂから噴出されるエアーが上記最
上位にある用紙１ａとその用紙１ａの直下の用紙１ｂと
の間に入り込み、それによって、用紙１ａと用紙１ｂは
大きく離反される。さらに、そのフィード信号が発せら
れてから所定時間経過後に、上記制御部からフィード信
号が発せられて図示しない搬送ベルト駆動用電磁クラッ
チが作動され、それによって図示しない駆動装置の動力
が搬送ベルト駆動ロール４ａに伝達され、搬送ベルト３
は回転駆動される。それによって、搬送ベルト３に吸着
されている用紙１ａは、該搬送ベルトに沿って用紙搬送
用ロール７ａ　、７ｂまで送り出される。さらｉこ、用
紙１ａは、用紙搬送用ロール７ａ　、７ｂにニップされ
て次の図示しない用紙処理工程へ送られる。

その際、用紙１ａは、搬送用紙検出スイッチ８のアクチ
ーエータ８ａを作動させて該搬送用紙検出スイッチを閉
成させる（第２図（Ｃ）参照）。この搬送用紙検出スイ
ッチ８の閉成信号を上記制御部が受けることによって、
該制御部は、上記フィード信号および搬送ベルト駆動信
号の発生を断ち、シャットダウンバルブ２４を閉じると
ともに、搬送ベルト３の回転を停止させる。用紙１ａが
用紙搬送ロール７ａ、７ｂから完全に送り出された後は
、搬送用紙検出スイッチ８のアクチュエータ８ａが元の
位置Ｉこ復帰して該搬送用紙検出スイッチが開成し、次
の給紙動作可能状態となる。そして、次のフィード信号
が上記制御部Ｉこよって発せられると、上記給紙動作を
繰り返す。なお、この給紙装置では、給紙が進んで用紙
１のスタック高さが低くなった場合、それに伴なって、
その時における用紙１の最上位の用紙がスタック高さ検
出スイッチ３０のアクチュエータ３０ａに当接して該ス
タック高さ検出スイッチが閉成されるまで図示しないエ
レベータ手段によりトレイ２を上動させ、上記最上位の
用紙を一定範囲の高さに位置させるようにしている。

ところで、このような給紙装置では、吸引用ポンプ２１
として一般的に小容量高圧力のラジアルファンが採用さ
れているが、厚紙を吸引するためには十分な風量を得る
必要があり、したがって吸引用ポンプ２　］、が大型化
し、大きな騒音を発生するという不具合があった。また
、このように、吸引用ポンプ２１として大型のラジアル
ファンを採用すれば、吸引力が過大となり、薄紙の吸引
時には、複数枚の薄紙を搬送ベルト３に吸着させ、その
状態で次の用紙処理工程に送り出す、いわゆる重送が発
生し易くなるという問題があった。

し発明の目的〕本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、小型で、
かつ騒音も少なく、しかも用紙の重送を防止できる給紙
装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

本発明では、上記目的を達成するために、吸着手段を大
流量低圧力のポンプと小流量高圧力ポンプとにより構成
し、かつ搬送ベルトにトレイ上の用紙の最上位の用紙が
吸着されたことを検出する検出手段を設置するとともに
、上記大流量低圧力のポンプと上記小流量高圧力ポンプ
とを選択して作動させる制御手段を設置し、上記最上位
の用紙が上記搬送ベルトに吸着される前には上記大流量
低圧力のポンプを作動させ、上記最上位の用紙が上記搬
送ベルトに吸着された後には上記小流量高圧力のポンプ
を作動させるようにし、上記最上位の用紙の状態やその
厚さや剛性等に応じて適宜な吸引力を上記最上位の用紙
に作用させるようにしている。

〔実施例〕

以下、本発明ζこ係る給紙装置について、添付図面を参
照しながら詳細に説明する。

第３図および第４図は、本発明に係る給紙装置の一実施
例を示すものである。なお、第３図において、第１図に
示した要素と同一のものについては、同一符号を付して
いる。

この実施例の給紙装置は、吸着手段４０を大流量低圧力
のポンプ４１と小流量高圧力のポンプ４２とを用いて構
成され、あとは第１図に示した給紙装置とほぼ同様に構
成されている。ここで、大流量低圧力のポンプ４１とし
ては、軸流ポンプを採用し、また、小流量高圧力のポン
プ４２としては、遠心ポンプを採用するが、勿論これら
のものに限らないことは言うまでもない。この吸着手段
４０は、第４図に示すように、搬送ベルト３の中央部に
バキーームプリーナム４３が配設され、このバキューム
プリーナム４３の両側にバキュームプリーナム４４，４
４が配設されている。中央のバキュームプリーナム４３
は、常閉のシャットダウンバルブ４５ａを有するダクト
４５を介して小流量高圧力のポンプ４２に連通されてい
る。また、その両側のバキーームプリーナム４４．４４
は、常閉のシャットダウンバルブ４６ａを有するダクト
４６を介して大流量低圧力のポンプ４１に連通されてい
る。なお、これらのバキュームプリーナム４３．４４．
４４の底板には、それぞれ複数の孔４３ａ、４４ａ、４
４ａが穿設されている。また、この給紙装置には、大流
量低圧力のポンプ４１と小流量高圧力のポンプ４２とを
選択して作動させる図示しない制御手段が設置されてい
る。

次に、第５図を一部参照しながら本実施例の作用につい
て説明し、併せて本実施例の構成をより明らかにする。

なお、第５図において、Ａはポンプ４工の特性曲線、Ｂ
はポンプ４２の特性曲線、Ｃはポン１４１作動時の吸引
力Ｐと流量Ｑとの関係を示す曲線、Ｄはポン１４２作動
時の吸引力Ｐと流量Ｑとの関係を示す曲線である。電源
スィッチが閉成されることにより、上記制御手段からス
タート信号が出力され、それによってブロワ１１、ポン
プ４１およびポンプ４２が一斉に作動される。

このとき、トレイ２上の用紙１の最上位の用紙１ａは、
第１図に示した給紙装置の場合と同様にスタック高さ検
出スイッチ３０および図示しないエレベータ手段により
一定範囲の高さに位置される。

また、このとき、トレイ２上の用紙の上方に位置する用
紙は、エアー噴出手段１０のノズル１３ａから噴出され
るエアーによって互いに離反されて浮揚される。そこで
、オペレータによって図示しない給紙開始ボタンが操作
されることにより、上記制御手段は、ブリフィード信号
を出力し、ダクト４６のバルブ４６ａを開成させる。す
ると、吸着手段４０の作動点は工となり、上記浮揚され
た用紙の最上位の用紙１ａは、大流量低圧力のポンプ４
１の吸引力Ｐａが、ダクト４６、バキュームプリーナム
４４．４４およびこれらバキュ−ムプリーナム４４の孔
４４ａを介して作用されて搬送ベルト３に吸着される。

このとき、ポンプ４１によるエアーの吸入量Ｑａが十分
に大きいため、用紙が厚紙の場合でも搬送ベルト３に確
実に吸着できる。さらに、上記最上位の用紙１ａの搬送
ベルト３への吸着が図示しないセンサ（例えば、バキュ
ームプリーナム４４内に設置するようにした圧力センサ
等）によって検出されると、上記制御手段は、フィード
信号を出力し、ダクト４５のバルブ４５ａを開成すると
ともにダクト４６のバルブ４６ａを閉成させ、次いで、
搬送ベルト３を回転駆動させる。それによって、吸着手
段４ｏの作動点はＩから「に移り、ポンプ４１の弱い吸
引力Ｐａによって搬送ベルト３に吸着されていた最上位
の用紙１ａは、ポンプ４２０強い吸引力Ｐｂによって搬
送ベルト３に確実に吸着されて用紙搬送用ロール７ａ　
、７ｂ７で送り出される。このとき、ポンプ４２による
エアーの吸入量Ｑｂが小さいため、用紙１ａが薄紙の場
合に、一度に複数枚の用紙を搬送ベルト３に吸着させる
ことはない。さらに、用紙１ａは、用紙搬送用ロール７
ａ、７ｂにニップされて次の用紙処理工程へ送られる。

そして、所望の枚数だけ送られた用紙の最後の用紙によ
る搬送用紙検出スイッチ８のアクチュエータ８ａの作動
により、上記制御手段は、上記ブリフィード信号および
フィード信号の出力を断ち、次に上記給紙開始ボタンが
操作されるまで当該給紙装置を停止させる。以下、上記
動作を繰り返すことによって、用紙は１膿次給紙される
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係る給紙装置は、トレイ
上の用紙の最上位の用紙が搬送ベルトに吸着される前に
は大流量低圧力のポンプを作動させ、上記最上位の用紙
が上記搬送ベルトに吸着された後には小流量高圧力のポ
ンプを作動させるようにしているため、上記最上位の用
紙の状態や厚さや剛性等に応じて適宜な吸引力を該最上
位の用紙に作用させることができ、したがって、用紙の
重送を防止できる。また、吸着手段を、一般的に小型な
割に大流量の性能を有する軸流ポンプと一般的に小型な
割に高圧力の性能を有する遠心ポンプとを採用して構成
することにより、当該給紙装置の小型化が図ることが可
能となるとともに、その騒音を減少させることが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の給紙装置を示す概念図、第２図（ａ）、
Φ）　、　（Ｃ）はその作用を示す概念図、第３図は本
発明に係る給紙装置の一実施例を示す概念図、第４図は
その吸着手段の一例を示す概念図、第５図はその吸着手
段の作用を示すグラフである。 ■・・・用紙、１ａ・・・最上位の用紙、２・・トレイ
、３・・・搬送ベルト、３ａ・・孔、４ａ・・搬送ベル
ト駆動ｏ−＃、４ｂ・従動ロール、５・・・エレベータ
トレイ、５ａ　、　６ｂ・・・用紙ガイド、７ａ・・用
紙搬送用駆動ロール、７ｂ・・用紙搬送用従動ロール、
８・・・搬送用紙検出スイッチ、９・・用紙搬送ガイド
、クト、１３・・ノズルプリーナム、１３ａ、１３ｂ・
・ノズル、３０・スタック高さ検出スイッチ、４０・・
吸着手段、４１　大流量低圧力ポンプ、４２・・小流量
高圧力ポンプ、４３．４４・・・バキュームプリーナム
、４３ａ、４４ａ・孔、４５．４６・ダクト、４５ａ、
４５ａ　・・シャットダウンバルブ。

Claims

【特許請求の範囲】

用紙が載置されたトレイの端部上方に搬送ベルトを配設
し、かつ上記用紙の端面にエアーを噴出して上記用紙を
互いに離反させるエアー噴出手段を設置するとともに、
上記搬送ベルトに上記用紙を吸着させる吸着手段を設置
し、上記エアー噴出手段によって浮揚された上記用紙の
うち最上位の用紙のみを上記吸着手段によって上記搬送
ベルトに吸着させ、該最上位の用紙を上記搬送ベルトの
駆動により搬送するようにした給紙装置に詔いて、上記
吸着手段を大流量低圧力のポンプと小流量高圧力ポンプ
と冬こより構成し、かつ上記搬送ベルトに上記最上位の
用紙が吸着されたことを検出する検出手段を設置すると
ともに、上記大流量低圧力のポンプと上記小流量高圧力
ポンプとを選択して作動させる制御手段を設置し、上記
最上位の用紙が上記搬送ベルトに吸着される前には上記
大流量低圧力のポンプを作動させ、上記最上位の用紙が
上記搬送ベルトに吸着された後には上記小流量高圧力の
ポンプを作動させるようにしたことを特徴とする給紙装
置。