JPH062780Y2 - 塗 布 用 ブ レ ー ド - Google Patents

塗 布 用 ブ レ ー ド

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JPH062780Y2
JPH062780Y2 JP1985144304U JP14430485U JPH062780Y2 JP H062780 Y2 JPH062780 Y2 JP H062780Y2 JP 1985144304 U JP1985144304 U JP 1985144304U JP 14430485 U JP14430485 U JP 14430485U JP H062780 Y2 JPH062780 Y2 JP H062780Y2
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JP
Japan
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coating
convex curved
edge
curved surface
base material
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JP1985144304U
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JPS6256177U (ja
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義成 康井
隆司 岩崎
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Yasui Seiki Co Ltd
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Yasui Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は連続走行する基材に塗料を均一に塗布せしめる
塗布用ブレードに関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般に、長尺な薄膜状の基材を連続走行させつつ、その
表面に塗料を均一に塗布させるために塗布用ブレードが
用いられている。
このような塗布用ブレードを用いて行なう塗布方法には
第2図に示すグラビアコーティング方法と、第3図に示
すドクターコーティング方法とがある。
一方の第2図においては、基材1を多数のテンションロ
ール2,2およびバックアップロール3、スムージング
ロール4を巻回させて同図矢印方向に走行させ、グラビ
アロール5によって塗料用バット6中から塗料7を付着
させてすくい上げ、ドクターブレード8によって塗布に
不用な塗料7を掻き落し、グラビアロール5の彫刻部
(図示せず)内に所定量供給された塗料7をバックアッ
プロール3の下半部を走行する基材1の下面にコーティ
ングする。基材1の下面にコーティングされた塗料7は
グラビアロール5の彫刻部の形状が逆転した状態に凹凸
しているため、スムージングロール4の前方においてス
ムーザと称される塗布用ブレード9を基材1に向けて近
接させ、塗布用ブレード9によって凹凸している塗料7
を平らに塗り潰すことにより、均一に塗布している。
他方の第3図においてはバックアップロール10の上半
部を同図矢印方向に走行する基材1の上面に塗布用ブレ
ード11を近接させ、基材1と塗布用ブレード11との
間にパドル(図示せず)により塗料7を供給し、塗布用
ブレード11のエッジ部を抜ける基材1に塗料7を均一
に塗布している。
これらの塗布用ブレード9および11は、第4図に示す
ように、基材1と近接する表面は滑らかな凸曲面12に
形成されており、その凸曲面12の端部は塗料7に剪断
効果を与えて光沢を良くするためにエッジ13状に形成
されている。そして、塗布用ブレード9および11は、
そのエッジ13部分の耐摩耗性を向上させるために、研
摩仕上げした金属性本体の表面にハードクロムメッキ1
4を施すとともに、エッジ13部に膨らむようにして形
成されるメッキ溜り部15を研摩して正確な角度に仕上
げている。
ところが、このエッジ13部分を研摩仕上げする時に、
メッキ溜り部15が硬く脆弱であるため、クラックが発
生することが多い。クラックがある塗布用ブレード9ま
はた11によって塗布を施すと、塗布された塗料7にク
ラック部に相当する縦すじが形成され塗布不良となる。
また、エッジ13部分のメッキ溜り部15をクラックを
発生させないようにし、かつ、エッジ13部分を一直線
状に精度良く研摩仕上げするには熟練を要し、またその
歩留まりは非常に低く、コストも高いという不都合があ
った。
〔考案の目的〕
本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであり、エッ
ジ部の精度が出し易く、表面の平滑性に優れており、適
度の硬度を有して耐摩耗性にも優れており、コストも低
廉な塗布用ブレードを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案の塗布用ブレードは、走行する基材に近接させら
れる凸曲面と、これらの基材と凸曲面との間に供給され
る塗料を最終的に基材の幅方向に均一にならして塗布せ
しめる凸曲面の基材の走行方向先端に形成されたエッジ
とを有する塗布用ブレードにおいて、少なくとも前記凸
曲面およびエッジ部分を強靱性を有し、耐摩耗性を有
し、所定の硬度を有する耐熱性ガラス材によって製した
ことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図について説明する。
第1図は本考案の一実施例を示し、第3図に示すドクタ
ーコーティングに用いる塗布用ブレード16である。
この塗布用ブレード16は全体をガラス材によって一体
的に形成されている。ガラス材としては強靱性を有し、
耐摩耗性に優れており、所定の硬度すなわち仕上げ加工
の際にクラックを発生させない適度な硬度を有する耐熱
ガラスを用いている。そして、塗布用ブレード16の基
材1に近接する凸曲面17およびエッジ18は、耐熱ガ
ラスを研摩することにより容易に、かつ、精度よく形成
される。すなわち、耐熱ガラスが有する研摩容易性並び
に強靱性等の性質から、凸曲面17は所定の形状にして
鏡面状に平滑に形成され、エッジ18は所定の角度をも
って一直線状に精度よく形成される。この場合、ガラス
は従来のハードクロムメッキ14のメッキ溜り部15よ
りはるかにねばりがあるので、クラックが発生すること
なく極めて精度よく仕上げることができる。
次に、本実施例の作用を説明する。
このようにして形成された塗布用ブレード16をそのボ
ルト挿入孔19に緊締ボルトを挿通して基台部(共に図
示せず)に緊定して、第3図と同様にしてドクターコー
ティングを行なう。
本実施例の塗布用ブレード16は、耐熱ガラスによって
製せられているので凸曲面17の平滑性が従来の凸曲面
12に比べて極めて優れているので、基材1と凸曲面1
7との間隙が基材1の幅方向に亘って均一となり、基材
1と凸曲面17との間に供給された塗料7が均一になら
され、しかもエッジ18が精度よく一直線状に形成され
ているため、基材1の幅方向に亘って均一に剪断効果が
発揮され、均一にしてかつ光沢の良い塗料7の塗布が行
なわれる。そして、塗布用ブレード16の材質である耐
熱ガラスの硬度は耐摩耗性に優れた適度の硬度を有する
ものであり、耐久性に優れており、長時間に亘って同一
の精度を維持し、かつ、同一の剪断効果を発揮しつつ使
用することができる。また、塗布用ブレード16をガラ
スで製するものであるから、従来より歩留りも極めて高
く、しかもコストも低廉なものとなる。
更に説明すれば、仕上がり精度がよく耐久性のよい塗布
用ブレードを得るためには、硬いエッジが必要とされ
る。
硬いエッジを製造するために、焼入れ可能な鋼等の材料
を用いると、その荒仕上げ工程から最終仕上げ工程まで
の間の精度管理が非常に大変であり、しかも高い精度を
有するエッジを製造することには大きな困難性を伴い、
熟練を要するものであった。
一方、柔らかく加工が容易な材料を用い、その表面に硬
質クロム鍍金を施し、研磨仕上げによりエッジを形成す
るようにすると、硬質クロム鍍金の際にエッジ効果によ
りエッジ部分にクロムが多く鍍金され、研磨仕上げ時に
エッジ部分のクロムに欠けが出易く、精度の高いエッジ
を製造することが極めて困難であった。
そこで、従来においては、エッジ部分に超硬チップを取
付けて前記不都合を解消するようにしているのが実情で
あるが、超硬チップは極めて高価であり、単に使用頻度
の少ない試験用として塗布効率を測定する場合等に用い
るのに適していない。
これらに対し、前記のように構成されている本考案の塗
布用ブレードは、耐熱性ガラスをもってエッジ部分が形
成されているものであり、この耐熱性ガラスはほどほど
の硬さを有し、加工時に欠けも発生せず、エッジの直線
精度も高くすることができ、極めて精度の高いエッジ部
分を容易に加工することができ、安価に製造することが
でき、これにより例えば使用頻度の少ない試験用に用い
られる塗布用ブレードとして極めて好適である。
なお、本考案の塗布用ブレードにおいては、少なくとも
凸曲面17およびエッジ18の部分がガラス材によって
製せられているものであればよく、第1図のボルト挿入
孔19部分を一体的にガラス材によって製しないで、凸
曲面17およびエッジ18部分だけをガラス材で製し適
当な取付具に取付けたり、接着したりして用いてもよ
い。また、凸曲面17およびエッジ18の形状は使用目
的に応じて適宜変形して用いるとよい。
〔考案の効果〕
このように本考案の塗布用ブレード16は構成され作用
するものであるから、エッジ部の精度が出し易く、表面
の平滑性に優れており、適度の硬度を有して耐摩耗性に
も優れており、コストも低廉であり、均一で光沢に優れ
た極めて良好な塗布を施すことができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の塗布用ブレードの一実施例を示す斜視
図、第2図は従来の塗布用ブレードを用いたグラビアコ
ーティングを示す概略図、第3図は従来の塗布用ブレー
ドを用いたドクターコーティングを示す概略図、第4図
は第2図のIV部拡大図である。 1…基材、7…塗料、16…塗布用ブレード、17…凸
曲面、18…エッジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−140549(JP,A) 実公 昭48−14663(JP,Y1) 実公 昭60−12605(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行する基材に近接させられる凸曲面と、
    これらの基材と凸曲面との間に供給される塗料を最終的
    に基材の幅方向に均一にならして塗布せしめる凸曲面の
    基材の走行方向先端に形成されたエッジとを有する塗布
    用ブレードにおいて、少なくとも前記凸曲面およびエッ
    ジ部分を強靱性を有し、耐摩耗性を有し、所定の硬度を
    有する耐熱性ガラス材によって製したことを特徴とする
    塗布用ブレード。
JP1985144304U 1985-09-24 1985-09-24 塗 布 用 ブ レ ー ド Expired - Lifetime JPH062780Y2 (ja)

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JP1985144304U JPH062780Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24 塗 布 用 ブ レ ー ド

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JPS6256177U JPS6256177U (ja) 1987-04-07
JPH062780Y2 true JPH062780Y2 (ja) 1994-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814663U (ja) * 1971-06-24 1973-02-19
JPS5932190B2 (ja) * 1976-05-19 1984-08-07 富士写真フイルム株式会社 塗布方法及び装置
JPS6012605U (ja) * 1983-07-05 1985-01-28 トヨタ自動車株式会社 ころがり式ロツカア−ム

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JPS6256177U (ja) 1987-04-07

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