JPH0627805Y2 - 機械式過給機 - Google Patents

機械式過給機

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JPH0627805Y2
JPH0627805Y2 JP1989128771U JP12877189U JPH0627805Y2 JP H0627805 Y2 JPH0627805 Y2 JP H0627805Y2 JP 1989128771 U JP1989128771 U JP 1989128771U JP 12877189 U JP12877189 U JP 12877189U JP H0627805 Y2 JPH0627805 Y2 JP H0627805Y2
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JP
Japan
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shaft
engine
clutch mechanism
clutch
mechanical supercharger
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JP1989128771U
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JPH0368530U (ja
Inventor
真 柴田
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、内燃機械(以下、エンジンともいう)の吸
気系に組み込まれる機械式過給機に関する。
(従来技術) 内燃機関に対する過給システムとしてよく知られている
スーパーチャージャーは、第4図に示すような構成のも
のが一般的である。即ち、ハウジング内には一対のロー
タ100,101が並列に組み込まれており、これらロ
ータ100,101はロータシャフト100a,101
aの両端側がハウジング等102より突出した部分にお
いて、それぞれベアリング103a〜103dを介して
回転可能に支持されている。そして、両ロータシャフト
100a,101aのうち同図における下側に配設され
たものはクランクシャフトからの駆動力が電磁クラッチ
104を介して入力される駆動側となっている。そし
て、図示上側に配置される従動側のロータシャフト10
1aに駆動力を伝達するために、両ロータシャフト10
0a,101aの図示右側にはタイミングギヤ105
a,105bが噛み合っている。
ところで、第5図及び第6図に示すように、エンジンE
のクランクシャフトSにはベルトB〜Bを介して上記の
ような過給機SCに加えて、ファンF,オルタネータA
L,エアコンコンプレッサーAC,パワーステアリング
ポンプPS等種々の装置が連動可能に連結されている。
(考案が解決しようとする課題) エンジンEの駆動力はベルトB〜Bを介して過給機SC
等に個々に伝達されるものであるため、ベルトB〜Bの
取り回しが困難であり、又、これらの機構を含むエンジ
ンの軸方向寸法が長くなってエンジンルーム内に入りき
らなくなるという問題点を有していた。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案の機械式過給機は、駆
動側のロータシャフトの軸端に、エンジンとベルトを介
し連係されるクランクプーリーを有する電磁式のクラッ
チ機構を備え、該クラッチ機構のON時に前記エンジン
の駆動力を前記ロータシャフトに伝達するように構成し
てなる機械式過給機において、前記ロータシャフトの外
周に、前記クランクプーリーの回転により常に回転する
中空状の駆動軸を配設するとともに、前記クラッチ機構
の側方に取り付けられたパワーステアリングポンプの軸
端に固設された歯車と前記駆動軸の軸端に設けられた歯
車とを噛合させたことである。
(作用) 本考案の機械式過給機では、クラッチ機構のクラッチプ
ーリーにはベルトにより常にエンジンの回転が伝達さ
れ、この回転は駆動軸により歯車を介してパワーステア
リングポンプの軸に伝達され、常にはパワーステアリン
グポンプがエンジンの駆動力により駆動される。一方、
機械式過給機のロータシャフトはクラッチ機構のON作
動の時のみエンジン側からの回転力が伝達されて駆動さ
れる。
このように、機械式過給機及びパワーステアリングポン
プの動力伝達を単一のベルトにより行なうことができ
て、ベルトの数が少なくて済み、対応するプーリーの数
も少なくて済み、従ってベルトの取り回しが楽になり、
エンジンの軸方向寸法が少なくて済み、エンジンルーム
への搭載が容易となる。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を第1図〜第3図を参照して説
明する。
過給機1のハウジング2の内部には一対のロータ3a,
3bが配置されている。ロータ3a,3bのロータシャ
フト4a,4bはハウジング2に対し軸受5〜5を介し
て互いに平行状態で支持されている。ハウジング2の一
端側にはロータシャフト4a,4bの端部に取り付けら
れて相互に噛み合うタイミングギヤ6a,6bを収容す
るギヤハウジング2aが一体で形成されている。
ギヤハウジング2aには該ギヤハウジング2aの外側に
取り付けられたパワーステアリングポンプPSの軸7が
軸受8を介して支持されている。又、ロータシャフト4
aはギヤハウジング2aを通ってギヤハウジング2aと
連続するシャフトハウジング2b内に突出しており、そ
の突出部分に中空状の駆動軸9が相対回転可能に外嵌さ
れている。この駆動軸9は後述するクラッチ機構14の
一部を構成しており、一端側をシャフトハウジング2b
の先端部に軸受10を介して支持され、他端側をギヤハ
ウジング2aに軸受11を介して支持されている。上記
パワーステアリングポンプPSの軸7及び駆動軸9に
は、ギヤハウジング2a内において相互に噛み合う歯車
12,13が取り付けられている。
次に、エンジンの駆動力をロータシャフト4aに伝達す
る電磁式のクラッチ機構14の構成を説明すると、駆動
軸9の上記一端側にはクラッチプーリー15が一体で設
けられており、ベルトBによってエンジンEの駆動力が
伝達されるようになっている。又、クラッチプーリー1
5の内部には外周面にコイルが巻かれたクラッチステー
タ16が収納されており、さらに、クラッチプーリー1
5の前面側にはクラッチステータ16の励磁によってク
ラッチプーリー15へ吸着するリング状のクラッチプレ
ート17が近接して設けられ、さらにその前面にはロー
タシャフト4aの軸端にスプラインを介して結合するク
ラッチ取付板19が固定されている。
従って、クラッチ機構14のオンによって、クラッチプ
ーリー15とともにクラッチプレート17及びクラッチ
取付板19が共転することとなり、これに伴ってロータ
シャフト4aが回転する。本実施例において、クラッチ
機構14のクラッチプーリー15にはベルトBにより常
にエンジンのクランクシャフトの回転が伝達され、この
回転はクラッチプーリー15と一体の駆動軸9により歯
車12,13を介して減速されつつパワーステアリング
ポンプPSの軸7に伝達される。
一方、ロータシャフト4aはクラッチ機構14のオン作
動の時にのみエンジン側からの回転力が伝達され、ロー
タシャフト4aの回転はタイミングギヤ6a,6bを介
してロータシャフト4bに伝達され、ロータ3a,3b
が回転して所定の過給作用を行なうことができる。
上記のように本実施例の過給機1はそのクラッチ機構1
4の駆動軸9によりパワーステアリングポンプPSを駆
動する構成となっている。
従って、第2図,第3図に示したエンジンEのクランク
シャフトからの過給機1等(従来例の対応する第5図,
第6図と同様な部材には同一符号が付してある。)への
動力伝達構造に示すように、過給機1及びパワーステア
リングポンプPSへの動力伝達を単一のベルトBにより
行なうことができるので、ベルトBの数が少なくて済
み、又、これによって対応するプーリーの数も少なくて
済む。従って、ベルトB〜Bの取り回しが楽になり、エ
ンジンの軸方向寸法が少なくて済み、容易にエンジンル
ームに搭載できる。
(考案の効果) 本考案は、駆動側のロータシャフトの軸端に、エンジン
とベルトを介し連係されるクランクプーリーを有する電
磁式のクラッチ機構を備え、該クラッチ機構のON時に
前記エンジンの駆動力を前記ロータシャフトに伝達する
ように構成してなる機械式過給機において、前記ロータ
シャフトの外周に、前記クランクプーリーの回転により
常に回転する中空状の駆動軸を配設するとともに、前記
クラッチ機構の側方に取り付けられたパワーステアリン
グポンプの軸端に固設された歯車と前記駆動軸の軸端に
設けられた歯車とを噛合させたことにより、クラッチ機
構のクラッチプーリーにはベルトにより常にエンジンの
回転が伝達され、この回転は駆動軸により歯車を介して
パワーステアリングポンプの軸に伝達され、常にはパワ
ーステアリングポンプがエンジンの駆動力により駆動さ
れる。一方、機械式過給機のロータシャフトはクラッチ
機構のON作動の時のみエンジン側からの回転力が伝達
されて駆動される。
このように、機械式過給機及びパワーステアリングポン
プの動力伝達を単一のベルトにより行なうことができ
て、ベルトの数が少なくて済み、対応するプーリーの数
も少なくて済み、従ってベルトの取り回しが楽になり、
エンジンの軸方向寸法が少なくて済み、エンジンルーム
への搭載が容易となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は過給機の縦断面図、第2図はエンジンからの第1図
に示した過給機を含む種々の機構への動力伝達構造を概
略で示す側面図、第3図は第2図の平面図、第4図は従
来の過給機の縦断面図、第5図及び第6図は従来の動力
伝達構造のそれぞれの第2図,第3図と同様な側面図及
び平面図である。 1……過給機 3a,3b……ロータ 4a,4b……ロータシャフト 7……軸 9……駆動軸 12,13……歯車 14……クラッチ機構 15……クラッチプーリー E……エンジン PS……パワーステアリングポンプ B……ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動側のロータシャフト4aの軸端に、エ
    ンジンとベルトBを介し連係されるクランクプーリー1
    5を有する電磁式のクラッチ機構14を備え、該クラッ
    チ機構14のON時に前記エンジンの駆動力を前記ロー
    タシャフト4aに伝達するように構成してなる機械式過
    給機において、前記ロータシャフト4aの外周に、前記
    クランクプーリー15の回転により常に回転する中空状
    の駆動軸9を配設するとともに、前記クラッチ機構14
    の側方に取り付けられたパワーステアリングポンプPS
    の軸7端に固設された歯車12と前記駆動軸9の軸端に
    設けられた歯車13とを噛合させたことを特徴とする機
    械式過給機。
JP1989128771U 1989-11-02 1989-11-02 機械式過給機 Expired - Lifetime JPH0627805Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989128771U JPH0627805Y2 (ja) 1989-11-02 1989-11-02 機械式過給機

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JP1989128771U JPH0627805Y2 (ja) 1989-11-02 1989-11-02 機械式過給機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0368530U JPH0368530U (ja) 1991-07-05
JPH0627805Y2 true JPH0627805Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=31676455

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989128771U Expired - Lifetime JPH0627805Y2 (ja) 1989-11-02 1989-11-02 機械式過給機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61286530A (ja) * 1985-06-12 1986-12-17 Aichi Mach Ind Co Ltd 機械式過給機

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Publication number Publication date
JPH0368530U (ja) 1991-07-05

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