JPH11230012A - スタータモータを用いる補機駆動装置 - Google Patents

スタータモータを用いる補機駆動装置

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JPH11230012A
JPH11230012A JP10037822A JP3782298A JPH11230012A JP H11230012 A JPH11230012 A JP H11230012A JP 10037822 A JP10037822 A JP 10037822A JP 3782298 A JP3782298 A JP 3782298A JP H11230012 A JPH11230012 A JP H11230012A
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章 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構成の複雑化を回避しつつ車両用補機をエンジ
ン駆動及び電動駆動の任意の一方で駆動可能なスタータ
モータを用いる補機駆動装置を提供すること。 【解決手段】エンジン200の停止状態においてモータ
100を正転することによりエンジン200を始動し、
この時、モータ100から補機300へのトルクの伝達
を遮断して無駄な電力消費を防ぐ。また、エンジン20
0の停止状態においてモータ100を逆転させることに
より補機300を駆動可能とし、この時、モータ100
からエンジン200へのトルク伝達を遮断して無駄な電
力消費を防ぐ。更に、エンジン200の運転中において
はエンジン200により補機300を駆動可能とし、こ
の時、モータ100から補機300へのトルク伝達及び
エンジン200からモータ100へのトルク伝達を遮断
することにより、無駄な電力消費を防ぎ、エンジントル
クとモータトルクの干渉を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタータモータを
用いる補機駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭56ー135314号公報は、モ
ータ及びエンジンからそれぞれ一方向クラッチを通じて
コンプレッサへトルク伝達する2原動機1負荷切り換え
駆動形式のトルク伝達機構を提案している。特開昭57
ー49067号公報は、スタータモータから一方向クラ
ッチを通じてエンジンへ始動トルクを伝達し、更にこの
スタータモータから他の一方向クラッチを通じて車両用
補機へトルクを伝達し、上記トルク伝達の切り換えをモ
ータの正他方向への回転で行う1原動機2負荷切り換え
駆動形式のトルク伝達機構を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、実開
昭56ー135314号公報のトルク伝達機構では、2
つの一方向クラッチを用いることにより、モータ及びエ
ンジンの任意のどちらかで車両用補機を駆動することが
できる。ところが、このトルク伝達機構では、エンジン
停止時でも車両用補機を電動駆動できるものの、そのた
めに、専用のモータと2つの一方向クラッチ及びそれら
の間のトルク伝達機構を装備しなければならず、利便増
大の程度に比較して構成増大の程度が大きいという難点
があった。
【0004】次に、特開昭57ー49067号公報のト
ルク伝達機構は、スタータモータを利用して車両用補機
を駆動するから、モータを採用することなく一方向クラ
ッチを一個追加するのみで車両用補機の電動駆動が実現
するという利点を生じるものの、車両用補機は常に電動
駆動せねばならず、エンジンによる直接駆動ができない
ので、常に発電機、スタータモータ、バッテリなどの損
失があり、経済性が悪かった。また、スタータモータは
通常は始動トルクが大きい直流モータで構成されるため
整流機構を有するので、その損耗が増大する不具合も懸
念される。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、構成の複雑化を回避しつつ車両用補機をエンジン
駆動及び電動駆動の任意の一方で駆動可能なスタータモ
ータを用いる補機駆動装置を提供することをその解決す
べき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成によ
れば、エンジンの停止状態においてモータを所定方向へ
回転することによりエンジンを始動し、この時、モータ
から補機へのトルクの伝達を遮断して無駄な電力消費を
防ぐ。また、エンジンの停止状態においてモータを他方
向へ回転させることにより補機を駆動可能とし、この
時、モータからエンジンへのトルク伝達を遮断して無駄
な電力消費を防ぐ。更に、エンジン運転中においてはエ
ンジンにより補機を駆動可能とし、この時、モータから
補機へのトルク伝達及びエンジンからモータへのトルク
伝達を遮断することにより、無駄な電力消費を防ぎ、エ
ンジントルクとモータトルクの干渉を防ぐ。
【0007】このようにすれば、単一のモータによるエ
ンジン始動と補機駆動との切り換えを実現できる上にエ
ンジンによる補機駆動を行うので、構成の複雑化を排し
つつ電力消費の低減、燃費向上を実現することができ
る。請求項2記載の構成によれば請求項1記載のスター
タモータを用いる補機駆動装置において更に、モータの
出力軸から出力される所定方向への回転トルクをモータ
の他方向への回転トルクと同一回転方向へ反転減速して
からエンジンへ始動トルクとして伝達する減速機構、た
とえば遊星減速ギヤ機構を設ける。
【0008】このようにすれば、トルク伝達機構特にベ
ルト、プーリを用いたそれにおいて、トルク反転が減速
機構内にて実現できるので、機構を簡素化することがで
きる。すなわち、モータの他方向への回転トルクで補機
を駆動するということは、補機は上記他方向への回転に
より仕事をなすことになる。しかるに、モータの所定方
向への回転トルクでエンジンが始動されるということ
は、トルク反転がないとすると、エンジンは所定方向へ
の回転方向へ始動されるので、エンジントルクを反転し
ないとエンジンにより通常、正逆回転駆動不可な補機を
駆動することができない。エンジンと補機との間にトル
ク反転機構を設けることは、エンジンによる補機駆動が
主要動作モードとすれば動力損失が大きいし、構成の複
雑化が必要となる。モータとエンジンとの間に専用のト
ルク反転機構を設ける場合でも、同じく構成の複雑化を
避けることはできない。
【0009】本構成は、モータのエンジン始動トルクを
減速増倍する減速機構として出力が入力と逆方向となる
減速機構たとえば遊星減速ギヤ機構を用いるので、専用
のトルク反転機構を用いることなく、ベルト、プーリと
いった簡素なトルク伝達部を用いて、請求項1のトルク
授受関係を簡単に実現できる。また、伝動方向が変わる
ことで有効な作動が難しくなるベルトのオートテンショ
ナ等の配置などにも有利である。
【0010】また、反転機構として用いる減速機が、始
動時にモータトルクを増大させることにより、補機駆動
に比べて高トルクが必要な始動に有利な構成となる。請
求項3記載の構成によれば請求項2記載のスタータモー
タを用いる補機駆動装置において更に、二系統のトルク
伝達部(たとえばベルト、プーリ)と、少なくとも二つ
クラッチとが設けられ、そのうちの一つは一方向クラッ
チとされる。
【0011】更に詳しく説明する。モータの減速機構の
出力軸、エンジンのクランク軸及び補機の駆動軸をトル
ク伝達可能に連結する第一のトルク伝達部(三者結合
部)と、モータの出力軸と補機の駆動軸とをトルク伝達
可能に連結する第二のトルク伝達部(二者結合部)と
が、並列に配設される。更に、減速機構の出力軸から出
力される反転減速トルクを第一のトルク伝達部へ伝達す
る第一のクラッチ(一方向クラッチ)と、モータの出力
軸から第二のトルク伝達部を通じて補機の駆動軸へのト
ルク伝達を行う第二のクラッチとを設ける。
【0012】このようにすれば、第一のクラッチは、通
常のスタータモータ付設のエンジン始動後におけるエン
ジンからモータへのトルク伝達を防止するので、エンジ
ンによる補機駆動時においてもモータへの影響を排除す
ることができる。また、このモータによるエンジン始動
時に第二のクラッチを遮断することにより、モータから
補機へのトルク伝達を遮断することができる。
【0013】また、第二のクラッチを通じてのモータに
よる補機駆動時に第一のクラッチは一方向クラッチであ
るので自動的に遮断され、これによりモータによって補
機を駆動する際にモータがエンジンを駆動するのを防止
することができる。請求項4記載の構成によれば請求項
3記載のスタータモータを用いる補機駆動装置において
更に、第一のトルク伝達部と補機の駆動軸とを接離自在
に連結する第三のクラッチを備える。
【0014】このようにすれば、モータにより補機を駆
動する際にこの第三のクラッチを遮断することにより、
このモータにより駆動される補機からエンジンへの逆駆
動を防止することができ、更に、モータによりエンジン
を始動する場合にエンジンから補機への更なるトルク伝
達を防止することができる。請求項5記載の構成によれ
ば請求項2記載のスタータモータを用いる補機駆動装置
において更に、単一系統のトルク伝達部(たとえばベル
ト、プーリ)と、少なくとも二つクラッチとが設けら
れ、そのうち、モータからエンジンへエンジン始動トル
クを伝達する側のクラッチは一方向クラッチとされる。
【0015】更に詳しく説明する。減速機構の出力軸、
エンジンのクランク軸及び補機の駆動軸をトルク伝達可
能に連結する単一のトルク伝達部が設けられる。減速機
構の出力軸から出力される反転減速トルクは、エンジン
始動トルク(エンジン始動のためのトルク)として一方
向クラッチからなる第一のクラッチを通じてこのトルク
伝達部へ伝達される。この時、第二のクラッチを遮断す
ることにより、モータの出力軸による直接の補機駆動を
防止する。当然、トルク伝達部とエンジンとを接続する
第三のクラッチはオン(接続)する。
【0016】エンジン始動後は、第一のクラッチ(一方
向クラッチ)が遮断され、第三のクラッチはオンされ、
この時、第二のクラッチを遮断することにより、エンジ
ンによりモータの出力軸を直接駆動することを防止す
る。次に、エンジン停止時には第三のクラッチをオフ
し、モータを他方向への回転することによりモータは第
二のクラッチを通じて補機を駆動する。この時、第一の
クラッチは一方向クラッチであり、空転して逆回転トル
クがトルク伝達部に伝達されるのが防止される。
【0017】このようにすればクラッチの増設は必要と
はなるが、ベルト、プーリなどのトルク伝達部を減らせ
るので、省スペース化、構成の簡素化を図ることができ
る。なお、第三のクラッチはノーマリオン形式のものが
好適である。請求項6記載の構成によれば請求項5記載
のスタータモータを用いる補機駆動装置において更に、
トルク伝達部と補機の駆動軸とを接離自在に連結する第
四のクラッチを備える。
【0018】このようにすれば、モータによりエンジン
を始動する際にこの第四クラッチを遮断することにより
モータによる補機駆動を回避して電力消費を低減でき、
また、エンジン駆動中において、任意の期間だけ補機駆
動を行うことができる。請求項7記載の構成によれば請
求項2記載のスタータモータを用いる補機駆動装置にお
いて更に、モータ及び補機は一体化され、モータの中空
の出力軸内に補機の駆動軸が同軸配置される。更に、減
速機構の出力軸、エンジンのクランク軸及び補機の駆動
軸をトルク伝達可能に連結する単一のトルク伝達部が設
けられる。
【0019】減速機構の出力軸から出力される反転減速
トルクは、エンジン始動トルク(エンジン始動のための
トルク)として一方向クラッチからなる第一のクラッチ
を通じてこのトルク伝達部へ伝達される。更に、第二の
クラッチをオンしてモータを他方向への回転することに
よりモータの出力軸はトルク伝達部を介することなく補
機を駆動し、この時、第一のクラッチは一方向クラッチ
であるので空転する。
【0020】このようにすれば、モータと補機とを一体
とすることで、エンジン搭載の際の取付の簡素化、省ス
ペース化、プーリの数の削減を図ることができ、構成を
簡素化することができる。請求項8記載の構成によれ
ば、請求項7記載のスタータモータを用いる補機駆動装
置において更に、減速機構の出力軸とトルク伝達部とを
接離自在に連結する第三のクラッチを備える。
【0021】このようにすれば、モータによりエンジン
を始動する際にこの第三クラッチを遮断することにより
モータによる補機駆動を回避して電力消費を低減でき、
また、エンジン駆動中において、任意の期間だけ補機駆
動を行うことができる。請求項9記載の構成によれば請
求項3乃至8のいずれか記載のスタータモータを用いる
補機駆動装置において、第2クラッチは一方向クラッチ
により構成される。このようにすれば、クラッチの断続
制御を自動的に行うことができるので、第二のクラッチ
の構造及び制御が簡単となり、電力消費も不要となる。
【0022】請求項10記載の構成によれば請求項2乃
至9のいずれか記載のスタータモータを用いる補機駆動
装置において更に、一方向クラッチを遠心力分離式一方
向クラッチで構成したので、エンジンの高速回転時に摺
動部材が遠心分離による相互に分離するので、摩耗を減
らすことができる。請求項11記載の構成によれば請求
項10記載のスタータモータを用いる補機駆動装置にお
いて更に、一方向クラッチからなる第一のクラッチは、
たとえば遊星減速ギヤ機構のごとき減速機構の出力軸を
なす外周部の外側に配置される。
【0023】このようにすれば、減速機構の出力軸をな
す減速機構の外周部をこの第一のクラッチをなす一方向
クラッチのクラッチインナとすることができるので、構
成の簡素化、コンパクト化を図ることができる。請求項
12記載の構成によれば請求項10又は11のいずれか
記載のスタータモータを用いる補機駆動装置において更
に、減速機構として、遊星歯車がハウジングに自転自在
に支承され、モータ出力軸とともに回転する太陽歯車の
トルクを遊星歯車により外側のインターナルギヤに伝達
する遊星減速機構が採用され、更に、一方向クラッチと
して、インターナルギヤを兼ねるクラッチインナ軸と、
クラッチインナの外周側に回転自在に配設されるクラッ
チアウタ軸と、両軸間に配設されて両軸間の一方向のト
ルク伝達を行う接続部材とを有する遠心力分離式一方向
クラッチが採用される。すなわち、本構成によれば、遊
星減速機構の外側に、このインターナルギヤをクラッチ
インナとする遠心分離式一方向クラッチが設けられる。
【0024】このようにすれば、減速機構の回転部材で
あるインターナルギヤがそのまま遠心分離式一方向クラ
ッチの回転部材であるクラッチインナを兼ねるので、減
速機構から一方向クラッチへのトルク伝達部材を省略で
き、ハウジングもこのトルク伝達部材を支承する必要が
なく、モータ、減速機構及び一方向クラッチからなる装
置の軸方向長を短縮できるいため、装置構成の大幅な簡
素化及び小型軽量化を実現できる。
【0025】請求項13記載の構成によれば請求項12
記載のスタータモータを用いる補機駆動装置において更
に、一方向クラッチに遠心力により自転回動してトルク
断続を行うスプラグを用いる遠心分離型一方向クラッチ
が採用されるので、簡素な構成で大きなトルク伝達を実
現ことができる。請求項14記載の構成によれば請求項
10又は11のいずれか記載のスタータモータを用いる
補機駆動装置において更に、減速機構に偏心減速機構が
採用され、一方向クラッチに遠心力により自転回動して
トルク断続を行うスプラグを用いる遠心分離型一方向ク
ラッチが採用され、上記偏心減速機構の公転する出力ピ
ンがこの偏心減速機構に隣接するこの遠心分離型一方向
クラッチのクラッチインナ軸に一体化されるので、スタ
ータモータに一体に減速機構および遠心分離型一方向ク
ラッチを設けることができ、簡素な構成で高い減速比を
得ることができる。更に、一方向クラッチは減速機構に
軸方向に隣接して配置されるので、小径化による体格の
コンパクト化を図ることができる。
【0026】請求項15記載の構成によれば、請求項2
乃至14のいずれか記載のスタータモータを用いる補機
駆動装置において更に、エンジンのアイドルリング状態
が所定時間継続する場合に前記エンジンの停止を行うと
ともに、この時に補機をなすコンプレッサの駆動が必要
とされる場合に、スタータモータによりコンプレッサを
電動駆動する。
【0027】このようにすれば、簡素な構成でかつエン
ジンアイドリング状態における二酸化炭素の排出及び燃
料消費の増大を抑止しつつエンジンのアイドルストップ
における空調を確保することができる。
【0028】
【発明を実施するための態様】以下、本発明のスタータ
モータを用いる補機駆動装置の好適な態様を以下の実施
例に基づいて説明する。
【0029】
【実施例1】実施例1のスタータモータを用いる補機駆
動装置を図1〜図4を参照して以下に説明する。 (構成)このスタータモータを用いる補機駆動装置は、
モータ100と、エンジン200と、補機としての車両
空調用のコンプレッサ300と、トルク伝達機構400
とからなる。
【0030】(モータ100)モータ100は周知のD
Cモータであって、その電機子1は、軸受2、3によっ
てハウジング4に回転自由に支持されており、ハウジン
グ4には、コンミテータ5に摺接するブラシ6、ブラシ
6を保持するブラシホルダ7、及び、電機子1の外周面
に対向する界磁子8が配設されている。ハウジング4に
は更に、トルク伝達機構400の一部をなす遊星減速ギ
ヤ機構401が収容されている。
【0031】(遊星減速ギヤ機構401)電機子1の出
力軸16には、遊星減速ギヤ401の太陽歯車9が嵌
着、固定されており、太陽歯車9は遊星歯車10に噛合
している。遊星歯車10は、ハウジング4に固定された
ピン部11に回転自在に支承されて太陽内歯車(インタ
ーナルギヤ)12と噛合している。太陽内歯車12は、
軸受13を介してハウジング4に回転自由に支承されて
おり、軸方向反モータ側に隣接する一方向クラッチ40
2に減速出力を出力している。
【0032】(一方向クラッチ402)本発明でいう第
一のクラッチをなす一方向クラッチ402の径方向断面
図(A−A矢視断面図)を図2に示す。トルク伝達機構
400の一部をなす一方向クラッチ402は、モータ1
00のハウジング4内に配設されている。遊星減速ギヤ
機構401の太陽内歯車12は、一方向クラッチ402
のクラッチインナー軸(クラッチインナ)を兼ねている
ので、以下において太陽内歯車兼クラッチインナー軸と
も称する。
【0033】一方向クラッチ402の軸方向反モータ側
にはトルク伝達機構400の一部をなすエンジン始動用
のプーリ14が設けられており、エンジン始動用のプー
リ14は、一方向クラッチ402のクラッチアウター軸
(クラッチアウタ)15に固定され、このエンジン始動
用プーリ14及びクラッチアウター軸15は電機子1の
出力軸16に軸受17、18を介して回転自在に支承さ
れている。
【0034】一方向クラッチ402は、太陽内歯車兼ク
ラッチインナー軸12、クラッチアウター軸15ととも
に、スプラグ19、リテーナ20及びスプリング21か
ら構成され、スプラグ19、リテーナ20及びスプリン
グ21は、太陽内歯車兼クラッチインナー軸12の外周
面とクラッチアウター軸15の内周面との間に介設され
ている。
【0035】合計8個のスプラグ19は、図4に示すよ
うに、それぞれ略円筒形状を有する径外側のリテーナ2
0および径内側のスプリング21にそれぞれ設けられた
穴22、23に揺動自在に嵌入されている。スプラグ1
9は、クラッチアウター軸15の内周面と点Aで接し、
かつ、太陽内歯車兼クラッチインナー軸12の外周面と
点Bで接しており、スプラグ19の重心Gは、点Aと軸
心とを結んだ径方向に伸びる線に対して周方向一方側へ
所定距離だけずれている。
【0036】リテーナ20は、クラッチアウター軸15
に固定されており、スプリング21は、スプラグ19の
図示省略する部位(図4では裏側となる)を径内側へ向
けて所定の付勢力で付勢し、これによりスプラグ19は
クラッチインナー軸12の外周面へ押し付けられてい
る。 (ベルト、プーリ機構403)次に、本発明でいうトル
ク伝達部をなすベルト、プーリ機構403について説明
する。
【0037】クラッチアウター軸15は、上述したよう
に軸方向反モータ側に隣接するエンジン始動用のプーリ
14に固定されており、プーリ14はエンジン200の
クランク軸に固定されるプーリ24、及び、電磁クラッ
チ内蔵のコンプレッサ300のプーリ27に、にベルト
26を介して連結されている。ベルト26により連結さ
れている。
【0038】電機子1とともに回転子をなす出力軸16
には、ナット29によりコンプレッサ電動用のプーリ2
8が固定され、プーリ28はコンプレッサ(補機)30
0のプーリ30にベルト31を介して連結されている。
プーリ30は、コンプレッサ300の駆動軸32に一対
の軸受33を介して回転自在に支承され、一方向クラッ
チ404を介して駆動軸32に連結されている。34は
一対の軸受33を係止し、中空の駆動軸32をコンプレ
ッサ300のシャフト40に係止するためのナットであ
る。
【0039】(一方向クラッチ404)次に、本発明で
いう第二のクラッチをなす一方向クラッチ404の径方
向断面図を図3に示す。トルク伝達機構400の一部を
なす一方向クラッチ404は、プーリ30の径内側に配
設され、プーリ30に固定される内側軸部(クラッチイ
ンナ)38の外周面と、コンプレッサ300の駆動軸3
2に固定される中空軸部(クラッチアウタ)39の内周
面と、それらの間に介設されるスプラグ35、リテーナ
36およびスプリング37とからなる。これらスプラグ
35、リテーナ36およびスプリング37の構成自体は
図4に示すように一方向クラッチ402のそれと同じで
あり、説明を省略する。
【0040】(電磁クラッチ405)次に、本発明でい
う第三のクラッチをなす電磁クラッチ405を以下に説
明する。コンプレッサ300は、トルク伝達機構400
の一部をなす電磁クラッチ405を有しており、電磁ク
ラッチ405はプーリ27の内周側に収容されている。
【0041】電磁クラッチ405は、コンプレッサ30
0のハウジングに軸受41、42を介して回転自在に支
承される回転コア43と、同じくコンプレッサ300の
ハウジングに固定される固定コア44と、固定コア44
に巻装されたコイル45と、駆動軸32の中空軸部39
に固定される可動鉄片46とからなり、回転コア43は
プーリ27に固定されている。コイル45に通電する
と、可動鉄片46が回転コア43に吸着され、プーリ2
7は、電磁クラッチ405を通じてコンプレッサ300
の駆動軸32の中空軸部39に結合され、コンプレッサ
300を駆動する。 (動作説明)電機子1が通電によりプーリ側から見て左
回転(所定方向への回転)で駆動されると、太陽外歯車
9の回転により、遊星歯車10、太陽内歯車兼クラッチ
インナー軸12が駆動され、太陽内歯車兼クラッチイン
ナー軸12は減速出力を右回転(他方向への回転)で出
力する。
【0042】太陽内歯車兼クラッチインナー軸12の右
回転は、スプラグ19を立てる方向となるので、スプラ
グ19は太陽内歯車兼クラッチインナー軸12とクラッ
チアウター軸15とをトルク伝達可能に結合し、トルク
がクラッチアウター軸15に伝達され、更にエンジン始
動用のプーリ14からベルト26を介してクランク軸の
プーリ24へ伝達されてエンジン200が始動される。
【0043】エンジン200が始動すると、クランク軸
のプーリ24、エンジン始動用のプーリ14は右回転に
回転し、その回転数が電機子1によって駆動される太陽
内歯車兼クラッチインナー軸12の回転数を上回ると、
クラッチアウター軸15とともにスプラグ19は、クラ
ッチインナー軸12の外周面を滑り、エンジン200か
ら電機子1へのトルク逆伝達が遮断され、その後、モー
タ100への通電が停止される。更に、エンジン回転が
所定の回転数以上となると、スプラグ19に作用する遠
心力がスプリング21の径内側への付勢力より優り、こ
の結果、揺動しつつ径外側へ浮上したスプラグ19はク
ラッチインナー軸12の外周面から非接触分離する。
【0044】その後のエンジン駆動中は、クランク軸の
プーリ24がベルト26を介して電磁クラッチ内蔵のプ
ーリ27を回転駆動し、電磁クラッチ405のオン(接
続)時にはエンジン200によりコンプレッサ300が
駆動される。もちろん、エンジン始動時には電磁クラッ
チ405はオフ(解離)され、モータ100はエンジン
200のみを始動する。
【0045】コンプレッサ300の駆動軸32の中空軸
部39は、コンプレッサ27のシャフト40と一体に回
転されるが、電磁クラッチ405のオン時には、スプラ
グ35は、スプラグ19と同様の作用で、プーリ30か
ら非接触に分離され、プーリ30とベルト31、プーリ
28は回転されない。また、上記エンジン始動時におけ
る電機子1のプーリ側から見ての左回転は、プーリ2
8、ベルト31を介してプーリ30を左回転させるが、
これは相対的に駆動軸32の中空軸部39が右回転する
のと同じであり、スプラグ35は、スプラグ19と同様
の作用で、プーリ30から非接触に分離され、プーリ3
0の回転は駆動軸32へ伝達されない。
【0046】次に、アイドルストップ時などのエンジン
200の停止時におけるコンプレッサ300の駆動を説
明する。この時、電機子1は通電により出力軸16側か
ら見て右回転(他方向への回転)で駆動され、太陽外歯
車9が右回転して遊星歯車10、太陽内歯車兼クラッチ
インナー軸12が駆動されると、太陽内歯車兼クラッチ
インナー軸12から減速出力が左回転で出力される。こ
の時、スプラグ19は、太陽内歯車兼クラッチインナー
軸12の外周面で滑り、モータ100の回転はエンジン
始動用のプーリ14には伝達されない。
【0047】一方、電機子1の上記右回転(他方向への
回転)は、プーリ28、ベルト31を介して、コンプレ
ッサ300のプーリ30を右回転させ、プーリ30の内
側軸部38の外周面はスプラグ35を介して駆動軸32
の中空軸部39を右回転に駆動する。この時、電磁クラ
ッチ405をオフしておけば、この回転力はエンジン側
には伝達されず、エンジン停止時におけるモータ100
によるコンプレッサ300の駆動が可能となる。
【0048】なお、上記ベルト、プーリ機構403をス
プロケットとチェインや歯車機構などに代替することが
でき、一方向クラッチ402、404は電磁クラッチ
(摩擦板式、電磁アウタークラッチ等)に代替すること
ができる。
【0049】
【実施例2】実施例2のスタータモータを用いる補機駆
動装置を図5〜図6を参照して以下に説明する。ただ
し、実施例1の構成要素と共通の主機能を有する構成要
素には理解を容易化するために同一符号を付すこともあ
る。 (構成)このスタータモータを用いる補機駆動装置は、
実質的にそのトルク伝達機構500だけが実施例1のト
ルク伝達機構400と異なっているので、トルク伝達機
構500だけを説明する。
【0050】このトルク伝達機構500は、実施例1の
トルク伝達機構400のプーリ28、ベルト31、プー
リ30を省略し、プーリ14、24、27、ベルト26
をプーリ114、124、127、ベルト126に置換
し、一方向クラッチ404を省略し、同一機能を有する
一方向クラッチ(第二のクラッチ)406をプーリ11
4内に収容し、更にエンジン200のプーリ124に電
磁クラッチ(第四のクラッチ)407を収容したもので
ある。
【0051】一方向クラッチ406は、図6に示すよう
に、クラッチインナをなす出力軸116の外周面と、ク
ラッチアウタをなすプーリ114の内周面との間に、ス
プラグ135、リテーナ136及びスプリング137を
設けて構成されている。 (動作説明)電機子101が通電によりプーリ側から見
て左回転で駆動されてエンジン200を始動する場合の
動作は実施例1の場合と同じであるので、説明を省略す
る。ただし、この時、一方向クラッチ406は遮断さ
れ、プーリ124に内蔵の電磁クラッチ407はオン
(結合)され、コンプレッサ300駆動用の電磁クラッ
チ405はオフ(解離)される。
【0052】エンジン200の停止時にモータ100に
よりコンプレッサ300を駆動する場合について以下に
説明する。この時、一方向クラッチ402が遮断される
のは実施例1と同じである。更に、電機子1の出力軸1
16の右回転はスプラグ135を介してプーリ114に
伝達され、この時、エンジン200駆動用のプーリ12
4に内蔵の電磁クラッチ407をオフし、コンプレッサ
300駆動用の電磁クラッチ405をオンすることによ
り、コンプレッサ300を電動駆動することができる。
【0053】
【実施例3】実施例3のスタータモータを用いる補機駆
動装置を図7〜図8を参照して以下に説明する。ただ
し、実施例1の構成要素と共通の主機能を有する構成要
素には理解を容易化するために同一符号を付すこともあ
る。 (構成)このスタータモータを用いる補機駆動装置は、
実施例1の装置と比較して、コンプレッサ300をモー
タ100と一体化し、トルク伝達機構400の代わりに
トルク伝達機構600を用いた点が異なっている。
【0054】モータ100は、実施例1のそれに比較し
て、その出力軸216を中空化し、その内部にコンプレ
ッサ300の駆動軸232を貫通させた点が実施例1の
モータ100と異なっている。また、実施例1における
一方向クラッチ404の代わりの一方向クラッチ(第二
のクラッチ)408をこれら出力軸216と駆動軸23
2との間に介設し、実施例1における電磁クラッチ40
5の代わりに電磁クラッチ409をモータ側のプーリ2
14内に設けた点が異なっている。ただし、これら一方
向クラッチ408及び電磁クラッチ409の機能自体は
実施例1における一方向クラッチ404及び電磁クラッ
チ405の機能と同じである。
【0055】更に、この装置の構成について以下に補足
説明する。モータ100の電機子201は、軸受20
2、203によってハウジング204に回転自由に支持
され、電力の供給用のコンミテータ205を有してい
る。ハウジング204には、電機子201に電力を供給
するブラシ206とブラシホルダ207、界磁コア20
8が取りつけられている。
【0056】電機子201とともに回転子を構成する出
力軸216には、遊星減速ギヤ機構401の太陽外歯車
209が取りつけられ、その外周に遊星歯車210が噛
合している。遊星歯車210はハウジング204に固定
されたピン部211に回転自由に支持されて太陽内歯車
212と噛合している。クラッチインナ軸を兼ねる太陽
内歯車212は軸受213に回転自由に支持されて、減
速出力を一方向クラッチ402へ伝達する。一方向クラ
ッチ402について説明する。ハウジング204に設け
られたピン部211にはクラッチ支持ハウジング240
が固定され、クラッチ支持ハウジング240にはクラッ
チ支持軸241が嵌着、固定されている.クラッチ支持
軸241は、エンジン始動用のプーリ214が固定され
たクラッチアウター軸215を軸受217、218を介
して回転自在に支承している。太陽内歯車兼クラッチイ
ンナー軸212の外周とクラッチアウター軸215の内
周から、スプラグ219、リテーナ220およびスプリ
ング221が取りつけられる。スプラグ219は、図4
に示すようにクラッチアウター軸215の中空軸部の内
周に接する点Aと、回転中心を結んだ線に対して、重心
Gをずらして設計されている。スプラグ219は、リテ
ーナ220およびスプリング221にそれぞれ設けられ
た穴222、223に収容されている。スプリング22
1はスプラグ219をクラッチインナー軸212の外周
に押しつけるように力をスプラグ219に与えている。
クラッチアウター軸215の他端は、通常のコンプレッ
サ用の電磁クラッチ409の回転コアを兼ね、可動コア
242を通じてエンジン200の回転力をコンプレッサ
300に伝達するようになっている。
【0057】コンプレッサ300の駆動軸232の中空
軸部239は一方向クラッチ400のクラッチアウター
軸をなし、モータ100の出力軸216の端部238は
クラッチインナー軸をなし、両者の間に、スプラグ23
5、リテーナ236およびスプリング237が取りつけ
られている(図3参照)。229はナットであり、コン
プレッサ300の駆動軸232のプーリ214側の端部
は、電磁クラッチ228の可動コア242がナット22
9によりスプライン等を介して固定されている。 (動作)電機子201が通電によりプーリ側から見て左
回転で駆動された場合に、太陽外歯車209が回転し、
遊星歯車210、太陽内歯車兼クラッチインナー軸21
2が駆動されて、太陽内歯車兼クラッチインナー軸21
2から減速出力が右回転で出力される。
【0058】太陽内歯車兼クラッチインナー軸212の
回転は、プーリ側から見て右回転で駆動された場合にス
プラグ219を介して、クラッチアウター軸215の内
周に伝動され、プーリ214、クランク軸のプーリ22
4とベルト226を介してエンジン200に始動トルク
が伝達されて、その始動が行われる。エンジン200の
始動が完了すると、プーリ224、214は右回転に回
転し、その回転数が電機子201によって駆動される太
陽内歯車兼クラッチインナー軸212の回転数を上回る
と、クラッチアウター軸215とともにスプラグ219
は、クラッチインナー軸212の外周部を滑る。電機子
201は、エンジン200の始動完了後、停止される。
次に、エンジン回転が所定の回転数以上となると、スプ
ラグ219に作用する遠心力がスプリング221の押し
付け力より優り、浮上してクラッチインナー軸212の
外周部から離れる。この始動時において、電磁クラッチ
228は開放され、更に、出力軸216の左回転時はス
プラグ235がすべるので、コンプレッサ300の駆動
軸232は駆動されない。エンジン駆動中は、エンジン
200のプーリ224により、ベルト226を介して電
磁クラッチ内蔵のプーリ214を回転駆動され、必要に
応じてプーリ214内の電磁クラッチ409がオン(結
合)されて、コンプレツ300が駆動される。
【0059】次に、エンジン停止時におけるコンプレッ
サ300の電動駆動について説明する。この時、出力軸
216はプーリ側から見て右回転で駆動される。これに
より、太陽外歯車209が右回転し、遊星歯車210、
太陽内歯車兼クラッチインナー軸212が駆動され、太
陽内歯車兼クラッチインナー軸212から減速出力が左
回転で出力される。この時、スプラグ219は、太陽内
歯車兼クラッチインナー軸212の外周面ですべり、減
速後のモータ100の回転はプーリ214には伝達され
ない。この時、出力軸216の右回転はスプラグ235
を介して駆動軸232の中空軸部239の内周に伝達さ
れ、コンプレッサ300が駆動される。この時、電磁ク
ラッチ409はオフ(解離)され、モータ100はエン
ジン200を駆動しない。
【0060】
【変形態様】実施例1のスタータモータを用いる補機駆
動装置の変形態様を図9〜図11を参照して以下に説明
する。ただし、実施例1の構成要素と共通の主機能を有
する構成要素には理解を容易化するために同一符号を付
すこともある。 (構成)このスタータモータを用いる補機駆動装置で
は、実質的にそのトルク伝達機構700だけが実施例1
のトルク伝達機構400と異なっているので、トルク伝
達機構700だけを説明する。
【0061】このトルク伝達機構700は、実施例1の
トルク伝達機構400の遊星減速ギヤ機構401の代わ
りに、偏心減速機構410を用いた点にその特徴をもつ
ので、この偏心減速機構410だけを説明する。もちろ
ん、他の実施例の遊星減速ギヤ機構をこの偏心減速機構
(本発明でいう減速機構)410に代替することも可能
である。
【0062】モータ軸324には、モータ軸324の軸
心に対して偏心した偏心リング309が固定されてお
り、偏心リング309の外周面にはころ軸受310を介
してギア板311が偏心リング309と同軸かつ相対回
転自在に装着されている。ギア板311の外周には外歯
328が設けられており、外歯328の一部はハウジン
グ304の内歯329に噛合している。内歯329は、
モータ軸324の軸心を中心として円形に配置されてい
る。この実施例では、ギア板311が25歯、内歯32
9が26歯と一歯数差に設定されており、これにより、
減速比が1/25に設定されている。ギア板311に
は、その軸心から一定径の位置にて互いに45度だけ離
れて、合計8ケの穴327が貫設されており、この穴3
27には、クラッチインナ軸313からでた出力ピン3
13aが挿入されている。出力ビン313aは穴327
より径が小さく、各出力ピン313aは穴327の内周
面に常に接している。 (動作)偏心減速機構410の作動についてのみ以下に
説明する。
【0063】電機子301が通電によりプーリ側から見
て左回転で駆動されると、出力軸324が回転し、偏心
リング309の回転によりギア板311が偏心揺動運動
させられる。その結果、ギア板311の一部分だけ減速
されたモータ軸324と反対方向へ回転駆動される。出
力は、出力ピン313から右回転でクラッチインナ軸3
13へ伝達される。
【0064】なお、411は、第1のクラッチをなす一
方向クラッチであり、クラッチインナ軸313の外周と
クラッチアウタ軸315の内周との間にスプラグ31
7、リテ−ナ318、スプリング319が設けられてい
る。316はクラッチインナ軸313を支承する軸受け
である。
【0065】
【実施例4】実施例4のスタータモータを用いる補機駆
動装置を図12を参照して以下に説明する。この実施例
は実施例1の装置を用いてアイドルストップ時における
コンプレッサ300の駆動制御を行う点をその特徴とし
ており、図12のフローチャートを参照して説明する。
なお、この制御は、マイコン構成の電子制御ユニット
(ECU)で行われるが、ECU自体の図示は省略す
る。
【0066】まず、交差点などで所定時間アイドルが持
続されたかどうかを検出することにより、エンジンを停
止べきかどうかを判定し(S100)、エンジンを停止
すべきとはんだんしたら、エンジン停止処理を実行する
(S102)。次に、補機(ここではコンプレッサ)の
駆動が必要かどうかを判定し(S104)、必要である
場合にだけコンプレッサ300をモータ100の他方向
への回転により電動駆動する(S106)。
【0067】次に、補機(ここではコンプレッサ)の停
止が必要かどうかを判定し(S108)、必要である場
合にだけコンプレッサ300を逆回転により駆動するモ
ータ100を停止させる(S110)。次に、エンジン
200の再始動が必要かどうかを調べ(S112)、必
要である場合にだけエンジンの再始動制御を行い、次に
エンジン回転数が所定回転数を上回ったかどうかを調べ
(S116)、上回ったならエンジン始動が完了したも
のと判定してエンジン200の始動制御を終了する(S
118)。
【0068】このように、本実施例によればアイドルス
トップを行う場合でもコンプレッサなどの補機の運転を
持続できるので、運転フィーリングを低下させることな
く、燃費向上及び排気ガス排出量の低減を実現すること
ができる。なお、この実施例において、S100、S1
02は本発明でいうアイドルストップ制御手段を構成
し、S104、S106は本発明でいうコンプレッサ制
御手段を構成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のスタータモータを用いる補機駆動装
置の断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】図1のB−B線矢視断面図である。
【図4】図2の要部拡大断面図である。
【図5】実施例2のスタータモータを用いる補機駆動装
置の断面図である。
【図6】図5のC−C線矢視断面図である。
【図7】実施例3のスタータモータを用いる補機駆動装
置の断面図である。
【図8】図7のD−D線矢視断面図である。
【図9】実施例1の変形態様の断面図である。
【図10】図9のE−E線矢視断面図である。
【図11】図9のF−F線矢視断面図である。
【図12】実施例4のスタータモータを用いる補機駆動
装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100はスタータモータ(モータ)、200はエンジ
ン、300はコンプレッサ(補機)である。401は遊
星減速ギヤ機構(減速機構)、 (実施例1)400はトルク伝達機構、プーリ14、2
4、27、ベルト26は第一のトルク伝達部、402は
一方向クラッチ(第一のクラッチ)、プーリ28、3
0、ベルト31は第二のトルク伝達部、 404は第二
のクラッチ、405は第三のクラッチ、 (実施例2)500はトルク伝達機構、プーリ114、
124、127、ベルト126はトルク伝達部、402
は一方向クラッチ(第一のクラッチ)、405は第四の
クラッチ、406は第二のクラッチ、407は第三のク
ラッチ、 (実施例3)600はトルク伝達機構、プーリ214、
224、ベルト226はトルク伝達部、402は一方向
クラッチ(第一のクラッチ)、409は第三のクラッ
チ、408は第二のクラッチ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 1/32 F16H 1/32 C

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと、 エンジンと、 回転負荷である補機と、 所定方向への回転状態の前記モータから前記エンジンへ
    の始動用トルク伝達時に前記モータから前記補機へのト
    ルクの伝達を遮断し、エンジン停止時における他方向へ
    の回転状態の前記モータから前記補機へのトルク伝達時
    に前記モータから前記エンジンへのトルク伝達を遮断
    し、始動後の前記エンジンから前記補機へのトルク伝達
    時に前記モータから前記補機へのトルク伝達及び前記エ
    ンジンから前記モータへのトルク伝達を遮断するトルク
    伝達機構と、 を備えることを特徴とするスタータモータを用いる補機
    駆動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスタータモータを用いる補
    機駆動装置において、 前記トルク伝達機構は、 前記モータの出力軸から出力される所定方向への回転ト
    ルクを前記他方向への回転トルクと同一回転方向へ反転
    減速して前記エンジンへ伝達する減速機構を備えること
    を特徴とするスタータモータを用いる補機駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のスタータモータを用いる補
    機駆動装置において、 前記トルク伝達機構は、 前記減速機構の出力軸、前記エンジンのクランク軸及び
    前記補機の駆動軸をトルク伝達可能に連結する第一のト
    ルク伝達部と、 前記減速機構の出力軸から出力される反転減速トルクを
    前記第一のトルク伝達部へ伝達する一方向クラッチから
    なる第一のクラッチと、 前記モータの出力軸と前記補機の駆動軸とをトルク伝達
    可能に連結する第二のトルク伝達部と、 前記モータの出力軸から前記第二のトルク伝達部を通じ
    て前記補機の駆動軸へのトルク伝達を行う第二のクラッ
    チと、 を備えることを特徴とするスタータモータを用いる補機
    駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のスタータモータを用いる補
    機駆動装置において、 前記トルク伝達機構は、 前記第一のトルク伝達部と前記補機の駆動軸とを接離自
    在に連結する第三のクラッチを備えることを特徴とする
    スタータモータを用いる補機駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載のスタータモータを用いる補
    機駆動装置において、 前記トルク伝達機構は、 前記減速機構の出力軸、前記エンジンのクランク軸及び
    前記補機の駆動軸をトルク伝達可能に連結する単一のト
    ルク伝達部と、 前記減速機構の出力軸から出力される反転減速トルクを
    前記トルク伝達部へ伝達する一方向クラッチからなる第
    一のクラッチと、 前記モータの出力軸から出力される他方向への回転トル
    クを前記トルク伝達部を通じて前記補機の駆動軸へ伝達
    する第二のクラッチと、 前記トルク伝達部と前記エンジンのクランク軸とを接離
    自在に連結する第三のクラッチと、 を備えることを特徴とするスタータモータを用いる補機
    駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のスタータモータを用いる補
    機駆動装置において、 前記トルク伝達機構は、 前記トルク伝達部と前記補機の駆動軸とを接離自在に連
    結する第四のクラッチを備えることを特徴とするスター
    タモータを用いる補機駆動装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載のスタータモータを用いる補
    機駆動装置において、 前記モータ及び補機は一体化され、前記モータの中空の
    出力軸内に前記補機の駆動軸が同軸配置され、 前記トルク伝達機構は、 前記減速機構の出力軸、前記エンジンのクランク軸及び
    前記補機の駆動軸をトルク伝達可能に連結する単一のト
    ルク伝達部と、 前記減速機構の出力軸から出力される反転減速トルクを
    前記トルク伝達部へ伝達する一方向クラッチからなる第
    一のクラッチと、 前記モータの出力軸から出力される他方向への回転トル
    クを前記トルク伝達部を介することなく前記補機の駆動
    軸へ伝達する第二のクラッチと、 を備えることを特徴とするスタータモータを用いる補機
    駆動装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載のスタータモータを用いる補
    機駆動装置において、 前記減速機構の出力軸と前記トルク伝達部とを接離自在
    に連結する第三のクラッチを備えることを特徴とするス
    タータモータを用いる補機駆動装置。
  9. 【請求項9】請求項3乃至8のいずれか記載のスタータ
    モータを用いる補機駆動装置において、 前記第2クラッチは一方向クラッチからなることを特徴
    とするスタータモータを用いる補機駆動装置。
  10. 【請求項10】請求項2乃至9のいずれか記載のスター
    タモータを用いる補機駆動装置において、 前記一方向クラッチは、遠心力分離式一方向クラッチか
    らなることを特徴とするスタータモータを用いる補機駆
    動装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載のスタータモータを用い
    る補機駆動装置において、 前記一方向クラッチは、前記減速機構の出力軸をなす外
    周部の外側に配置されることを特徴とするスタータモー
    タを用いる補機駆動装置。
  12. 【請求項12】請求項10又は11のいずれか記載のス
    タータモータを用いる補機駆動装置において、 前記減速機構は、 前記モータの出力軸に配設された太陽歯車と、内歯を有
    して前記太陽歯車の外周に回転自在に配設されたリング
    状のインターナルギヤと、ハウジングに自転自在に支承
    されて前記太陽歯車及びインターナルギヤに噛合する遊
    星歯車とを備える遊星減速機構からなり、 前記一方向クラッチは、前記インターナルギヤを兼ねる
    クラッチインナ軸と、前記クラッチインナの外周側に回
    転自在に配設されるクラッチアウタ軸と、前記両軸間に
    配設されて前記両軸間の一方向のトルク伝達を行う接続
    部材とを有する遠心力分離式一方向クラッチからなるこ
    とを特徴とするスタータモータを用いる補機駆動装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載のスタータモータを用い
    る補機駆動装置において、 前記接続部材は、前記クラッチアウタ軸が前記クラッチ
    インナ軸に対して一方向へ相対回転する場合に一方向へ
    自転回動して前記両軸を連結し、前記クラッチアウタ軸
    が前記クラッチインナ軸に対して他方向へ相対回転する
    場合に遠心力により他方向へ自転回動して前記両軸を分
    離する複数のスプラグと、前記スプラグを前記遠心力に
    抗する方向へ付勢するスプリングとを備えることを特徴
    とするスタータモータを用いる補機駆動装置。
  14. 【請求項14】請求項10又は11のいずれか記載のス
    タータモータを用いる補機駆動装置において、 前記減速機構は、 前記モータの出力軸に偏心して配設された偏心リング
    と、前記偏心リングの軸心を中心として円形に配置され
    た所定数の外歯を外周に有して前記偏心リングに回転自
    在に嵌着されたギア板と、前記モータの出力軸の軸心を
    中心として前記外歯より所定数多くハウジングの内周面
    に形成されて前記外歯に噛合する内歯と、 前記偏心リングの軸心を中心として前記ギア板に配設さ
    れた複数の穴と、前記モータの出力軸の軸心を中心とし
    て配設されて前記各穴の内周に個別に接する減速トルク
    出力用の複数の出力ピンとを備え、 前記一方向クラッチは、 前記減速機構に隣接して前記モータの出力軸に回転自在
    に嵌着されるとともに前記出力ピンと一体化されて前記
    出力ピンとともに回転する円盤状のクラッチインナ軸
    と、前記モータの出力軸に回転自在に嵌着されて内周面
    が前記クラッチインナ軸の外周面に所定のスペースを隔
    てて対面するクラッチアウタ軸と、前記スペースに配設
    されて前記クラッチインナ軸が前記クラッチアウタ軸に
    対して一方向へ相対回転する場合に一方向へ自転回動し
    て前記両軸を連結し前記クラッチインナ軸が前記クラッ
    チアウタ軸に対して他方向へ相対回転する場合に遠心力
    により他方向へ自転回動して前記両軸を分離する複数の
    スプラグと、前記スペースに配設されて前記スプラグを
    前記遠心力に抗する方向へ付勢するスプリングとを備え
    ることを特徴とするスタータモータを用いる補機駆動装
    置。
  15. 【請求項15】請求項2乃至14のいずれか記載のスタ
    ータモータを用いる補機駆動装置において、 前記エンジンのアイドルリング状態が所定時間継続する
    場合に前記エンジンの停止を行うアイドルストップ制御
    手段と、 前記アイドルストップ制御手段により前記エンジンの停
    止がなされる場合に前記モータにより前記補機をなすコ
    ンプレッサを駆動可能とするコンプレッサ制御手段とを
    備えることを特徴とするスタータモータを用いる補機駆
    動装置。
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