JP2903790B2 - 変速装置付機械式過給機 - Google Patents

変速装置付機械式過給機

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JP2903790B2
JP2903790B2 JP21740091A JP21740091A JP2903790B2 JP 2903790 B2 JP2903790 B2 JP 2903790B2 JP 21740091 A JP21740091 A JP 21740091A JP 21740091 A JP21740091 A JP 21740091A JP 2903790 B2 JP2903790 B2 JP 2903790B2
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shaft
mechanical supercharger
transmission
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shafts
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達 一 成 安
田 昇 宜 柴
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速装置付機械式過給
機に関するもので、特に自動車エンジン等の過給を行う
ための機械式過給機に適用される。
【0002】
【従来の技術】機械式過給機の従来技術としては、例え
ば実開平2−34728号公報に開示されたものがあ
る。
【0003】この従来技術を図5に基づいて説明する
と、機械式過給機80のハウジング81には4本のシヤ
フト82,83,89,90が回転自在に支承され、シ
ヤフト82,83の略中央部にはそれぞれロータ84,
85が配設されると共に、それらの他端にはそれぞれタ
イミングギア86,87が配設されて、シヤフト82,
83が同期して回転するようになつている。
【0004】ここで、シヤフト89,83の間には変速
機構88が配設されて、シヤフト89の回転が増速され
てシヤフト83に伝達される。同様に、シヤフト90,
83の間には変速機構91が配設されて、シヤフト90
の回転が増速されてシヤフト83に伝達される。当然な
がら、変速機構88,91の各変速比は異なつている。
そして、シヤフト89,90の各一端にはそれぞれ電磁
クラツチ92,93を介してプーリ94,95が係合し
ている。これらのプーリ94,95は図示しないエンジ
ン等の動力源によつて図示しないベルトを介して駆動さ
れる。また、電磁クラツチ92,93は制御装置96に
よつてその作動状態を制御される。
【0005】以上において、機械式過給機80は電磁ク
ラツチ92,93を制御装置96によつて選択的に接続
状態とされることで、各変速機構88,91の変速比に
応じてロータ84,85が駆動され、機械式過給機80
の過給圧力が変化されるようになつている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の機械
式過給機80では、高価な電磁クラツチが2台も用いら
れている上、変速機構も2台用いられているので、機械
式過給機80自体のコストが非常に高くなると同時に、
その重量が非常に重くなるという不具合を有している。
【0007】また、いずれの電磁クラツチ92,93が
接続状態にあつても、シヤフト82,83,89,90
は勿論のこと、各シヤフト82,83,89,90に配
設された回転体(各ギア等)の全てが駆動され、例えば
電磁クラツチ92が接続状態にある場合にはシヤフト9
0の系は回転不要であるのに回転してしまい、全回転体
系の重量増加となることでレスポンスが悪化するという
不具合を有している。
【0008】そこで、本発明では、機械式過給機の変速
装置を簡単な機構で構成すると共に、回転体系の重量増
加の抑制を、その技術的課題とする。
【0009】
【発明の構成】
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の技術的
課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、ハ
ウジングと、ハウジングに回転自在に支承される第1,
第2,第3シヤフトと、第1,第2シヤフトにそれぞれ
配設され、互いに噛合しあう第1,第2タイミングギア
及び第1,第2ロータと、第1シヤフトの一端に配設さ
れ、電磁クラツチを介して第1シヤフトと断続される第
1プーリと、第3シヤフトの一端にワンウエイクラツチ
を介して配設され、第2タイミングギアと噛合する減速
ギアと、第3シヤフトの他端に配設される第2プーリと
から変速装置付機械式過給機を構成し、第1,第2プー
リは同方向に回転すると共に、エンジンにより単一のベ
ルト手段を介して同時に駆動されるようにしたことであ
る。
【0011】
【作用】上述した本発明の技術的手段によれば、電磁ク
ラツチ及び減速ギアはそれぞれ1つのみであり、変速装
置付機械式過給機の構成が簡単となる。また、第3シヤ
フトと減速ギアとの間にはワンウエイクラツチが配設さ
れることで、第3シヤフトを第1,第2シヤフトから切
り離すことができ、回転体系の重量増加を抑制すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の技術的手段を具体化した実施
例について添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1において、本発明実施例の変速装置付
機械式過給機10はエンジン11のクランクプーリ12
によりベルト13を介して駆動されるもので、ベルト
(ベルト手段)13は変速装置付機械式過給機10の第
1プーリ14及び第2プーリ15と係合している。
【0014】図2,図3において、変速装置付機械式過
給機10のハウジング21には、第1,第2,第3シヤ
フト22,23,24がベアリングを介して回転自在に
それぞれ支承されている。特に、第1,第2シヤフト2
2,23には、互いに噛合しあう第1,第2タイミング
ギア25,26及び第1,第2ロータ27,28が配設
されている。ここで、第1,第2ロータ27,28はハ
ウジング21内に形成された容積室29内にて回転す
る。
【0015】第1シヤフト22の一端には、電磁クラツ
チ30を介して第1シヤフト22と断続自在に制御され
る前述の第1プーリ14が配設されている。また、第3
シヤフト24の一端には第2タイミングギアと噛合する
減速ギア31が配設されると共に、その他端には前述の
第2プーリ15が配設され、減速ギア31と第3シヤフ
ト24との間にはワンウエイクラツチ32が配設されて
いる。
【0016】以上の構成を有する変速装置付機械式過給
機10の作動を説明すると、エンジン11の始動に伴つ
てクランクプーリ12によりベルト13を介して第1,
第2プーリ14,15が駆動される。ここで、エンジン
11の要求過給量が多い場合には、図示しない制御手段
が電磁クラツチ30を接続状態(オン)とする。する
と、第1プーリ14に伝達されているベルト13の駆動
力が電磁クラツチ30を介して第1シヤフト22に伝達
され、第1,第2タイミングギア25,26を介して第
2シヤフト23に伝達される。従つて、第1,第2ロー
タ27,28が同期して回転することにより、変速装置
付機械式過給機10の図示しない吸入口から吐出口へと
空気が送られエンジン10へ過給を行う。このとき、第
1プーリ14と第1,第2ロータ27,28との間で変
速は行われず、その回転数比は1:1となつている。
【0017】また、第2タイミングギア26と噛合する
減速ギア31も第1,第2シヤフト22,23と同様に
回転するが、第2タイミングギア26が減速ギア31の
駆動源となつているため、減速ギア31は増速され第1
プーリ14の回転数よりも高い。一方、第2プーリ15
及び第3シヤフト24もベルト13により駆動されてい
るが、その回転数は第1プーリ14と同一であり減速ギ
ア31の回転数よりも低くなつている。しかし、ワンウ
エイクラツチ32の作用により第3シヤフト24と減速
ギア31とは非係合状態となるため、両者の間に回転数
差が存在してもなんら問題は生じない。
【0018】一方、エンジン11の要求過給量が少ない
場合には、図示しない制御手段が電磁クラツチ30を離
断状態(オフ)とする。すると、第1プーリ14に伝達
されているベルト13の駆動力は第1シヤフト22へは
伝わらない。ところが、第2プーリ15に伝達されてい
るベルト13の駆動力が第3シヤフト24、ワンウエイ
クラツチ32及び減速ギア31を介して第2タイミング
ギア26へと伝達される。このとき、減速ギア31と第
2タイミングギア26との間の減速比に応じて第2プー
リ15の回転数が減速されて第2シヤフト23へと伝達
される。
【0019】そして、第1,第2タイミングギア25,
26を介して第1シヤフト22にも第2プーリ15に伝
達されているベルト13の駆動力が伝達される。従つ
て、第1,第2ロータ27,28が同期して回転するこ
とにより、変速装置付機械式過給機10の図示しない吸
入口から吐出口へと空気が送られエンジン10へ過給を
行う。尚、このときの過給量は電磁クラツチ30オン時
よりも少なく、図4に示すような特性を有する。
【0020】尚、電磁クラツチ30の断続状態の制御
は、エンジン負荷等のエンジンの状態に応じて制御され
る。
【0021】
【発明の効果】以上に示した様に本発明では、機械式過
給に付加される変速装置(電磁クラツチ及び減速ギア
等)の数が少ないため、その構成が簡単で安価であると
共に信頼性が低下しない。また、ワンウエイクラツチの
作用により第3シヤフトを第1,第2シヤフトから切り
離すことができ、回転体系の余分な重量増加を抑制する
ことができる。
【0022】更に、従来のものに比べて過給機本体の重
量増加も抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の変速装置付機械式過給機のエン
ジン搭載時における構成図を示す。
【図2】本発明実施例の変速装置付機械式過給機10の
断面図を示す。
【図3】図2におけるA矢視図を示す。
【図4】本発明実施例の変速装置付機械式過給機10の
過給特性図を示す。
【図5】従来技術の変速装置付機械式過給機の断面図を
示す。
【符号の説明】
10 変速装置付機械式過給機、 11 エンジン、 13 ベルト(ベルト手段)、 14 第1プーリ、 15 第2プーリ、 21 ハウジング、 22 第1シヤフト、 23 第2シヤフト、 24 第3シヤフト、 25 第1タイミングギア、 26 第2タイミングギア、 27 第1ロータ、 28 第2ロータ、 30 電磁クラツチ、 31 減速ギア、 32 ワンウエイクラツチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 該ハウジングに回転自在に支承される第1,第2,第3
    シヤフトと、 該第1,第2シヤフトにそれぞれ配設され、互いに噛合
    しあう第1,第2タイミングギア及び第1,第2ロータ
    と、 前記第1シヤフトの一端に配設され、電磁クラツチを介
    して前記第1シヤフトと断続される第1プーリと、 前記第3シヤフトの一端にワンウエイクラツチを介して
    配設され、前記第2タイミングギアと噛合する減速ギア
    と、 前記第3シヤフトの他端に配設される第2プーリと、 前記第1,第2プーリは同方向に回転すると共に、エン
    ジンにより単一のベルト手段を介して同時に駆動される
    ことを特徴とする変速装置付機械式過給機。
JP21740091A 1991-08-28 1991-08-28 変速装置付機械式過給機 Expired - Lifetime JP2903790B2 (ja)

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US07/935,171 US5289813A (en) 1991-08-28 1992-08-26 Two speed mechanical supercharger

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JPH0559959A JPH0559959A (ja) 1993-03-09
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