JPH0627794A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH0627794A
JPH0627794A JP4181120A JP18112092A JPH0627794A JP H0627794 A JPH0627794 A JP H0627794A JP 4181120 A JP4181120 A JP 4181120A JP 18112092 A JP18112092 A JP 18112092A JP H0627794 A JPH0627794 A JP H0627794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
developing device
developing roller
developing
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4181120A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Ishikawa
知司 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4181120A priority Critical patent/JPH0627794A/ja
Publication of JPH0627794A publication Critical patent/JPH0627794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像ローラ回転方向の上流側からの気流を遮
断することなく、トナー飛散を極力防止することができ
ること。 【構成】 装置本体(11)の開口部から露出する現像
ローラ(7)を像担持体(10)に近接対向させて、こ
の像担持体(10)上の静電潜像を顕像化する現像装置
(1)であって、前記開口部の前記現像ローラ(7)回
転方向上流側位置に、現像剤粒子を通過させず、空気の
みを通過させる多数の空孔を有する通気性材料から成る
入口シール(20)を設けており、この通気性材料には
高密度ポリエチレン不織布繊維を用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、ファクシミ
リ等に用いられる現像装置に関し、特に、トナー飛散を
防止するために現像ローラの近傍に設けられた入口シー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機等に用いられる現像装
置においては、トナーが飛散するのを防止するために、
種々の提案がなされている。例えば、図5に示すよう
に、現像装置の、感光体ドラム10に面した現像ローラ
7回転方向(矢印a方向)上流側の開口部を塞ぐ入口シ
ール20を設け、現像装置内のトナーが外部に飛び散る
のを防止している。この入口シール20の材料としては
ポリウレタンゴム、テフロンブラシ等が用いられてい
る。また、同じく現像ローラ7回転方向の下流側に対し
ては、図示しない吸引装置を設けて飛散したトナーを吸
引する等の方法を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像装置における前者の入口シール20を用いる方
法においては、図5に示すように、現像ローラ7回転方
向の上流側からの気流が遮断されるために、現像ローラ
7回転方向に吸い込まれる気流Aに伴って、下流側への
気流Bが強くなり、この気流Bによってトナー飛散が発
生し、特にトナー濃度が高くなった時(2成分現像剤の
場合、4重量%以上)に顕著に発生するという問題点が
あった。このように、トナー飛散が生じてしまうと、清
掃しない限りトナーは残り、それがひどくなると転写紙
上が汚れて異常画像になっていた。また、後者の吸引装
置を設ける方法においては、現像装置内に吸い込んでい
る気流Aも吸引してしまうことがあり、且つ高コスト
で、スペース上の制約があること、又吸引装置のフィル
ターを定期的に交換しなければならない等の問題点があ
った。そこで、この発明は上述した従来の問題点を解消
し、現像ローラ回転方向の上流側からの気流を遮断する
ことなく、トナー飛散を極力防止することのできる現像
装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の要旨とすると
ころは、装置本体の開口部から露出する現像ローラを像
担持体に近接対向させて、この像担持体上の静電潜像を
顕像化する現像装置において、前記開口部の前記現像ロ
ーラ回転方向上流側位置に、現像剤粒子を通過させず、
空気のみを通過させる多数の空孔を有する通気性材料か
ら成る入口シールを設けたことにある。
【0005】
【作用】したがって、現像ローラの回転によって現像装
置内へ吸い込まれる気流が生じると共に、現像ローラ回
転方向下流側で、現像装置外に流れていく気流が生じ
る。この気流は分岐して、現像ローラ回転方向上流側
で、入口シールの多数の空孔から現像装置外に流れてい
く気流も生じる。この気流の発生によって前記現像装置
外に流れていく気流が弱まり、前記吸い込み気流によっ
て飛散したトナーは現像装置外には飛び散らず、現像装
置内だけに抑えられる。また、入口シールの多数の空孔
から現像装置外に流れていく気流には現像剤粒子は含ま
れていないので、この気流によってトナー飛散は生じな
い。
【0006】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1において、現像装置1は、トナーを収容す
るためのトナーカートリッジ2、このトナーカートリッ
ジ2内のトナーを送り出すためのアジテータ3、アジテ
ータ3によって送り出されたトナーを現像部方向へ補給
するトナー補給ローラ4及びスクリュー5、補給された
トナーを現像剤と共に混合するための撹拌ローラ6、像
担持体である感光体ドラム10に対して現像を行う現像
ローラ7、現像ローラ7に付着した現像剤を一定の量に
かき落とすドクタ8、横撹拌を行うためのセパレータ9
等から構成されており、この現像ローラ7の上流側の装
置本体(カバー)11には、図2にも示すように、トナ
ーの飛散を防止するための入口シール20が取り付けら
れている。
【0007】この入口シール20には、トナーは通過せ
ずに空気を通過させる多数の空孔を有する通気性材料、
例えば高密度ポリエチレン不織布繊維が用いられ、この
実施例では、平均孔径3μmの空孔を有するデュポン社
製ダイベックシートを用いた。また、平均粒径9μmの
トナーを用いた。この構成において、トナーカートリッ
ジ2に収容されているトナーは、アジテエータ3の矢印
方向の回転によってトナー補給ローラ4の近傍まで補給
され、トナー補給ローラ4及びスクリュー5の回転によ
って撹拌ローラ6の方向へ運ばれる。この撹拌ローラ6
は、矢印方向の回転によってトナーと現像剤とを混合
し、それを現像ローラ7の方ヘ送り出す。現像ローラ7
へ送られて付着した現像剤は濃度ムラの防止のためにド
クタ8により一定の量にかき落とされた後、感光体ドラ
ム10に形成されている静電潜像に付着して顕像化され
ることにより、現像が行われる。一方、ドクタ8により
かき落とされた現像剤は、セパレータ9ヘ送られて、そ
の斜めに設けられたガイドによって、現像剤が図中手前
側から奥側へと送られ横撹拌が行なわれる。そして、ス
クリュー5に落ちた現像剤はその回転によって奥側から
手前側へ送られて横撹拌が行なわれ、これらの横撹拌に
よって現像剤とトナーを左右均一にし、濃度ムラの防止
を行っている。
【0008】この現像動作においては、図3に示すよう
に、現像ローラ7の矢印a方向の回転によって現像装置
1内へ吸い込まれる気流Aが生じると共に、現像ローラ
7回転方向下流側で、気流Aに伴って現像装置1外に流
れていく気流Bが生じる。この気流Bは分岐して、現像
ローラ7回転方向上流側で、入口シール20の多数の空
孔から現像装置1外に流れていく気流Cが生じる。この
気流Cの発生によって気流Bが弱まり、吸い込み気流で
ある気流Aによって飛散したトナーは現像装置1外には
飛び散らず、現像装置1内だけに抑えられる。また、気
流Cにはトナーは含まれていないので、気流Cによって
トナーが飛び散ることはない。
【0009】この実施例において、トナー飛散の程度
を、現像装置1下側に設置したダストモニター21(日
立電子エンジニアリング製のレーザダストモニターTS
−40を使用)によって飛散トナーの個数を測定するこ
とにより判定し、トナー飛散とトナー濃度の関係を調べ
ると図4に示すようになる。同図において、Dは従来
例、Eはこの実施例の実験結果をそれぞれ示しており、
トナー濃度が4重量%を越えると、Dはトナー飛散が大
幅に増加しているのに対して、Eはトナー飛散が最小限
に抑えられている。この実験は2成分現像剤を用いた
が、これはキャリアとトナーから成っていて、キャリア
に被覆できるトナーの割合の限界が4重量%であるか
ら、この限界を越えるとトナー飛散が発生し易くなるこ
とが分かる。従来、トナー濃度は4重量%以内に抑える
ように制御しているが、現像剤の帯電能力の変動、セン
サの汚れ等により、トナー濃度が4重量%を越えること
もあり、これがトナー飛散の原因となっていた。しか
し、この実施例によれば、同図に示すように、もしトナ
ー濃度が4重量%を越えることがあっても、6重量%位
まではそれほどトナー飛散は発生せず許容できるので、
トナー飛散に対してトナー濃度に余裕を持たせることが
できる。
【0010】なお、入口シール20の空孔の大きさは、
使用するトナーの粒径に応じて適宜選択することは言う
までもない。また、この実施例では2成分現像剤を用い
たが、1成分現像剤にも適用することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、現像装置の開口部の現像ローラ回転方向上流側位置
に、現像剤粒子を通過させず、空気のみを通過させる多
数の空孔を有する通気性材料から成る入口シールを設け
たので、現像ローラ回転方向の下流側へ吹き出していく
気流が弱まり、これに伴ってトナーが現像装置外へ飛び
散るのを極力抑えることができる。特に、2成分現像の
場合には、トナー濃度が4重量%を少し越えることがあ
っても、トナー飛散を最小限に抑えることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の現像装置の実施例を示す全体構成図
である。
【図2】この発明の入口シールの配置を示す現像装置の
斜視図である。
【図3】現像動作時の気流の流れを示す説明図である。
【図4】トナー濃度とトナー飛散の関係を示す特性線図
である。
【図5】従来の現像装置の現像動作時の気流の流れを示
す説明図である。
【符号の説明】
1 現像装置 7 現像ローラ 10 像担持体 11 装置本体(カバー) 20 入口シール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体の開口部から露出する現像ローラ
    を像担持体に近接対向させて、この像担持体上の静電潜
    像を顕像化する現像装置において、 前記開口部の前記現像ローラ回転方向上流側位置に、現
    像剤粒子を通過させず、空気のみを通過させる多数の空
    孔を有する通気性材料から成る入口シールを設けたこと
    を特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】前記通気性材料は、高密度ポリエチレン不
    織布繊維であることを特徴とする請求項1記載の現像装
    置。
JP4181120A 1992-07-08 1992-07-08 現像装置 Pending JPH0627794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4181120A JPH0627794A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4181120A JPH0627794A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0627794A true JPH0627794A (ja) 1994-02-04

Family

ID=16095206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4181120A Pending JPH0627794A (ja) 1992-07-08 1992-07-08 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627794A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907207B2 (en) * 2001-08-22 2005-06-14 T & M Corporation Sealing material for rotary body, usage of the same, and developing apparatus
US20110188882A1 (en) * 2010-02-03 2011-08-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP2013195492A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2016218164A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
US11409237B2 (en) 2018-07-20 2022-08-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Developing apparatus with an airflow passage to provide air flow at a longitudinal end of a developer roller

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6907207B2 (en) * 2001-08-22 2005-06-14 T & M Corporation Sealing material for rotary body, usage of the same, and developing apparatus
US20110188882A1 (en) * 2010-02-03 2011-08-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
JP2013195492A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置
JP2016218164A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 株式会社リコー 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
US11409237B2 (en) 2018-07-20 2022-08-09 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Developing apparatus with an airflow passage to provide air flow at a longitudinal end of a developer roller

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4689436B2 (ja) 画像形成装置
JPH09114243A (ja) 現像装置
JP3247963B2 (ja) 現像装置
JPH0627794A (ja) 現像装置
US5103765A (en) Developing device with a toner leakage prevention member
JPH0462388B2 (ja)
JPS61140968A (ja) 乾式現像装置
JPH10186846A (ja) 現像剤規制部材
JP3160038B2 (ja) 現像装置
JP2011007920A (ja) 画像形成装置
JP4676079B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JPH09106161A (ja) 現像装置
JP4358656B2 (ja) 現像剤回収装置およびこれを備えた画像形成装置
JP3042914B2 (ja) 現像装置
JP4451802B2 (ja) 現像装置およびそれを備える画像形成装置
JPH04139470A (ja) 画像形成装置の現像装置用トナー補給機構
JP2021173808A (ja) 画像形成装置
JPH11202708A (ja) 画像形成装置
JPH0139581B2 (ja)
JP4004011B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置、並びにプロセスカートリッジ
JPH04216572A (ja) 画像形成装置
JP2003202751A (ja) 現像装置及びプロセスカ−トリッジ
JPS6095559A (ja) 現像装置
JPH0273273A (ja) 現像装置
JPH05127521A (ja) 現像装置