JPH06277565A - シャワーノズル - Google Patents

シャワーノズル

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Publication number
JPH06277565A
JPH06277565A JP6696193A JP6696193A JPH06277565A JP H06277565 A JPH06277565 A JP H06277565A JP 6696193 A JP6696193 A JP 6696193A JP 6696193 A JP6696193 A JP 6696193A JP H06277565 A JPH06277565 A JP H06277565A
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JP
Japan
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valve
water
grip
valve shaft
handle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6696193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsui
一弘 松井
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Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kitagawa Industries Co Ltd filed Critical Kitagawa Industries Co Ltd
Priority to JP6696193A priority Critical patent/JPH06277565A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブシャフトに横方向から水流の力が加わ
らないシャワーヘッドの提供。 【構成】 上部189が噴出口に連通され、下部195
が上部からほぼ垂直に屈曲された筒状のバルブチューブ
151と、バルブチューブ151の下部195底面中央
に設けられた弁座169と、バルブチューブ151の下
部195上面に設けられた上部189と平行なバルブシ
ャフト貫通孔201と、バルブシャフト貫通孔201を
水密に貫通し、先端がバルブボールに接触するバルブシ
ャフト173と、弁座169に配置されたバルブボール
175と、バルブボール175を上方に付勢するバルブ
スプリングと177、その揺動でバルブシャフト173
を揺動させてバルブボール175を押し下げるカム機構
171と、カム機構を揺動させるグリップハンドル17
9とを備えたシャワーノズル1。バルブシャフト173
が上流水の軸方向に沿って配置されているので横方向か
ら水圧が加わらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャワーノズルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ピストル形等に形成したノズ
ル本体の握部先端にホース接続部を設け、かつノズル本
体の握部に設けたグリップハンドルの操作に基づき噴出
口を開閉するシャワーノズルが知られている。
【0003】特に、特開平2ー14765号公報には、
図18にその断面図を示すように、上流側の流路300
から屈曲した下流側の流路302の開口304を開閉す
るバルブ306を有するシャワーノズル308が開示さ
れている。このシャワーノズル308は、上流側の流路
300に交差したバルブシャフト310をバルブ306
に設けており、バルブシャフト310に接続したグリッ
プハンドル312の操作により、バルブシャフト310
を移動させてバルブ306を開閉動作させ、バルブ30
6を介して噴出口314に供給される液体の噴出制御を
行うことを可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ャワーノズル308においては、バルブ306のバルブ
シャフト310が上流側の流路300に交差しており、
バルブシャフト310の横方向から水流、即ち力が加え
られていた。このため、バルブシャフト310が偏心し
たり振動したりしてバルブ306の位置が変動し、噴出
口314に供給する水量を一定に制御することが困難と
なる場合があった。さらに、この偏心や振動のために、
バルブシャフト310やバルブ306及びそれらの周囲
に配置された部材が摩耗し、水漏れ等の故障の恐れがあ
った。
【0005】従って、本発明は、上記課題を解決し、バ
ルブシャフトに横方向から水流の力が加わらないシャワ
ーヘッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のシャワーノズル
は、グリップハンドルを操作して、流路に設けられたバ
ルブを開閉動作させることにより、バルブを介して噴出
口に供給される液体の噴出制御を行うシャワーノズルに
おいて、上記バルブが、バルブ上流側の流路とは対向す
る側に設けられた弁座と、該弁座に上流側から着座する
バルブボールと、外部から、屈曲するバルブ下流側の流
路内へ、を摺動可能かつ液密状態で貫通し、更に上記バ
ルブの下流側から弁座を貫通して上記バルブボールに当
接するバルブシャフトと、を備え、上記グリップハンド
ルが、上記バルブシャフトの内、流路外部へ露出した部
へ、直接または間接に接続されてなることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本発明のシャワーノズルによれば、バルブシャ
フトがバルブ上流側の流路とは対向する側に設けられた
弁座を下流側から貫通し、バルブボールに当接してい
る。このため、バルブシャフトと上流側の水流方向とが
同じ軸方向にあるので、上流側から加えられた水流、即
ち力がバルブシャフトの横方向からはほとんど加えられ
ない。従って、バルブシャフトはほとんど偏心したり振
動したりしない。
【0008】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下に本発明の好適な実施例を説明す
る。図1に本実施例のシャワーノズル1の正面図を示
す。ここで、散水状態を選択する選択マーク3がスプレ
ーメイン5の外周に印刷されているが、説明上、この選
択マーク3のみ展開して示す。図2は、その水平管部7
の左側面図、図3はそのA−A断面図であって、上半分
が垂直に切断した状態、下半分が水平に切断した状態を
示す。図4は、その噴出部9と噴出口選択部11とを取
り除いた状態のシャワーノズル1のB−B断面図、図5
はそのデストリビュータ19、ノズルヘッド21、ニー
ドル23及びコイルスプリング25を組み合わせた状態
の左側面図、図6はその平面図、図7はそのC−C断面
図、図8はそのD−D断面図、図9はバルブシャフト1
73、カム機構171及びバルブチューブ151を組み
合わせた状態を表す斜視図である。
【0009】本実施例のシャワーノズル1は、ピストル
形状であって、水平管部7と握部13とからなる。水平
管部7は、噴出部9と、散水状態を選択する噴出口選択
部11と、給水部15とからなる。
【0010】噴出部9は、スプレーメイン5と、デスト
リビュータ19と、ノズルヘッド21と、ニードル23
と、コイルスプリング25と、スプレーシート27と、
リングナット29と、プロテクトカバー31とからな
る。スプレーメイン5は、中央に中心孔33を開けた仕
切板35を境として、左側が先端に向かって広がる略円
錐台形部37、右側が円筒部39を形成している。円筒
部39には、内面41にネジ部47が設けられており、
後述するセレクター43のネジ部45に螺合する。ま
た、その外周49には、溝57が設けられており、後述
するSEリング53の爪部55が嵌合してグリップハウ
ジング51を回動自在に固定する。一方、円錐台形部3
7には、内部中央にデストリビュータ19がネジ58に
よって仕切板35に固定され、その先端側にノズルヘッ
ド21が上記デストリビュータ19に固着されて配置さ
れている。さらに、開口部59を円形のスプレーシート
27で閉塞されている。また、スプレーメイン5の外周
先端には、ネジ部60が形成されており、後述するリン
グナット29を螺合させる。外周中央側には、散水状態
を選択する選択マーク3が円周に沿って印刷されてお
り、後述するSEリング53の指定マーク63と合わせ
ることにより、噴出口が指定される。
【0011】デストリビュータ19は、中央に両端が開
口された太筒状部65が形成され、その太筒状部65の
外側に、180゜向かい合って左端85が開口された2
つの細筒状部67が固着されている。太筒状部65と細
筒状部67とは、それぞれ内壁69によって隔離されて
いるが、右端部71に細筒状部67に連通する第1供給
開口73が設けられている。さらに、太筒状部65の上
面には、第2供給開口77が設けられるとともに、図示
しない反対側の下面にも同様な第2供給開口が設けられ
ている。また、太筒状部65の左端81内面は、後述す
るニードル23の外周突起95が太筒状部65の軸方向
に案内される溝97が設けられている。デストリビュー
タ19の右端部71は、上記スプレーメイン5の中心孔
33と太筒状部65の右端開口79とが連通するよう
に、上記スプレーメイン5の仕切板35にネジ58によ
って固定されている。
【0012】ノズルヘッド21は、デストリビュータ1
9の太筒状部65左端81外周に水密に重なりあって接
着された直線状噴出部83と、細筒状部67の左端85
内周に水密に重なりあって接着された扇状噴出部87と
からなり、それぞれ太筒状部65と細筒状部67との左
端81,85開口を閉塞している。ここで、デストリビ
ュータ19と直線状噴出部83とによって、後述するニ
ードル23を配置させるニードル室82が形成される。
直線状噴出部83には、その先端に円形の直線状噴出口
89が設けられており、また、扇状噴出部87には、そ
の先端に直線状噴出口89よりも開口面積の小さい偏平
なひし形の扇状噴出口91が設けられている。
【0013】ニードル23は、ニードル室82内に配置
され、右端の蓋部99と、左端の突出部101とからな
る。蓋部99は、偏平な円錐形であって、底面103が
デストリビュータ19の中央内径とほぼ同じ外径を有
し、ニードル室82の先端側から付勢された状態で、ニ
ードル室82の後端を閉鎖している。また、その底面1
03には外周突起95が設けられており、上記デストリ
ビュータ19の溝97に摺動自在に嵌合し、ニードル2
3自身を案内する。かつ、この外周突起95は、ニード
ル室83の後端に係止され、デストリビュータ19の中
央側への移動を禁止している。一方、突出部101は、
直線状噴出口89の内径よりも小さな外径の円筒形であ
って、蓋部99の頂点に一体となって形成されている。
その先端には、傘状部105が形成されている。ニード
ル23は、ニードル室82内に配置されたコイルスプリ
ング25によって、常に先端から後端側に付勢され、ニ
ードル室82の後端にて係止されているが、後述するセ
レクター43に左方向に押されることによって、ニード
ル室82内を前進・後退可能であり、突出部101が直
線上噴出口89から出入りする。
【0014】スプレーシート27は、中央が膨出した円
形であって、その中央に直線状噴出口89を貫通可能な
直線状噴出口貫通孔107と、それを中心として180
゜向かい合って扇状噴出口91を貫通可能な扇状噴出口
貫通孔109が2個設けられている。さらに、他の部分
は、全体に極めて細かいシャワー状噴出口111が多数
適当な間隔にて設けられている。スプレーシート27
は、上記スプレーメイン5の開口部59に配置され、内
周にネジ部113を有するリングナット29をその開口
部59のネジ部60に螺合して固定され、さらに、リン
グ形状を有するゴム状のプロテクトカバー31をその外
部から覆うことによって水密に閉塞されている。
【0015】噴出口選択部11は、セレクター43と、
セレクターガイド115と、SEリング53とからな
る。セレクター43は、筒状部材であって、先端117
が封鎖されている。そして、先端117よりの側面11
9に、注入開口121が設けられている。その注入開口
121近傍には、3つのOリング123がそれぞれ配置
されて、デストリビュータ19の太筒状部65との間を
水密にしている。後端125には、スプレーメイン5の
ネジ部47に螺合するネジ部45を備えた凸部129が
設けられており、スプレーメイン5を回転させることに
よって、セレクター43の位置を前進・後退させる。ま
た、図10にそのE−E断面図を示すように、凸部12
9には、後述するセレクターガイド115に摺動可能に
嵌合する凹部131が2個向かい合って設けられてい
る。セレクター43は、セレクターガイド115に案内
されてデストリビュータ19内を摺動可能に配置され
る、セレクターガイド115は、その右端133で後述
するグリップハウジング51に拘束されたチューブメイ
ン135に回動不能に取り付けられた偏平な棒状体であ
る。セレクターガイド115は、セレクター43の2個
の凹部131がそれぞれ摺動自在に嵌合され、セレクタ
ー43を案内する。従って、セレクター43は、スプレ
ーメイン5を回動させることにより、セレクターガイド
115に案内されつつスプレーメイン5のネジ部47に
セレクター43のネジ部45が螺合されて、デストリビ
ュータ19内を前進・後退する。
【0016】SEリング53は、図11にその左側面図
を示すように、一部が切断されたリング形状である。そ
の内面には、中心に向かう爪部55が3個設けられてい
る。この爪55は、後述するグリップハウジング51に
設けられた3個の嵌合孔137を貫通し、さらに、スプ
レーメイン5に設けられた溝57に到達することによ
り、スプレーメイン5とグリップハウジング51とを互
いに回動自在に固定している。さらに、スプレーメイン
5とグリップハウジング51との間の隙間を覆い隠す。
また、爪55の表面には、嵌合したグリップハウジング
51から抜け出ないように、突起を設けてもよい。さら
に、SEリング53の中央表面には、指定マーク63が
印刷されており、スプレーメイン5に印刷された選択マ
ーク3を指定する。
【0017】給水部15は、チューブメイン135と、
チューブコック139と、ハンドルコック141とから
なる。チューブメイン135は、一体となった右側の太
筒状部143と左側の細筒状部145とからなり、細筒
状部145はその外周にOリング147を装着してセレ
クター43内に水密に摺動可能に嵌合されている。ま
た、太筒状部143の底面149には、後述するバルブ
チューブ151が嵌入する円筒状の給水口153が設け
られており、給水口153から供給された水は、太筒状
部143から細筒状部145を経て、セレクター43内
に供給される。チューブメイン135は、後述するグリ
ップハウジング51に移動不能に固定されている。
【0018】チューブコック139は、円筒形であっ
て、チューブメイン135の太筒状部143内にEリン
グ155によって軸方向の移動を拘束され、かつ回動自
在に水密嵌合されている。その側面157には、一端が
広くて他端に向い次第に狭まる異形開口159が上記チ
ューブメイン135の給水口153に対応して設けられ
ている。また、チューブコック139の右端161に
は、後述するハンドルコック141の突起162が係合
する凹部163が設けられており、ハンドルコック14
1の回転に連動して回動するよう設計されている。チュ
ーブコック139、即ち、異形開口159をハンドルコ
ック141により回動させることにより、上記供給口1
53との間で開口率を変化させ、チューブメイン135
に排出する水量を調整する。尚、チューブコック139
の右端161側に水が漏れないように、チューブメイン
135とチューブコック139との間にはOリング16
5が配置されている。
【0019】ハンドルコック141は、キャップ状であ
って、その内面に突起162が設けられ、上記のように
チューブコック139の凹部163に嵌合されてチュー
ブコック139と一体に回動する。また、その外面16
7には、調整水量を表す水量マークが突設されている。
【0020】握部13は、グリップハウジング51と、
弁座169を有するバルブチューブ151と、カム機構
171と、バルブシャフト173と、バルブボール17
5と、バルブスプリング177と、グリップハンドル1
79と、ジョイナー181と、ハンドルストッパー18
3とからなる。
【0021】グリップハウジング51は、スプレーメイ
ン5とSEリング53によって回動自在に固定される筒
状の水平部185と、水平部185から鈍角で屈曲して
下方に延びる下端部187とからなり、水平管部7と握
部13とを連結している。水平部185には、上記噴出
口選択部11と給水部15とが配置され、下端部187
には上記握部13の他の構成部材が配置される。また、
下端部187の左側面には、後述するグリップハンドル
179を収納している収納孔180が設けられている。
さらに、収納孔180の上部には、突条239が形成さ
れており、後述するハンドルストッパー183の凹部2
37を回動可能に係止する。
【0022】バルブチューブ151は、略L字形の円筒
流路であって、上部189が上記メインチューブ135
の給水口153に水密に連結されている。また、その前
方外表面191には、後述するバルブシャフト173を
誘導するレール193が突設されている。バルブチュー
ブ151の下部195は、上部189から直角に屈曲し
ており、その先端が閉鎖されている。下部195の底面
中央には、弁座169を備えている。そして、弁座16
9を介して弁座筒170が設けられている。弁座筒17
0は、バルブボール175の外径よりも大きい内径を有
する円筒状であって、バルブチューブ151の内部と外
部からの流路とを連通させる。弁座169は、バルブボ
ール175が上方に付勢された状態でバルブボール17
5と水密に嵌合し、かつバルブボール175の衝撃を緩
めるために、上面に防水パッキン200が備えられてい
る。弁座169は、後述するバルブスプリング177の
付勢力に抗してバルブボール175が下方に押し下げら
れると開口し、弁座筒170とバルブチューブ151の
内部とが連通する。また弁座筒170の内面には、バル
ブボール175を軸方向に案内する支持突条198が形
成されている。かつ、弁座筒170の外周には、後述す
るジョイナー181と螺合されるように、ネジ部199
が形成されている。さらに、その下部195の上面に
は、上部189と平行で上方に向かうバルブシャフト貫
通孔201が設けられており、後述するバルブシャフト
173を軸方向に摺動可能で保持する。
【0023】バルブシャフト173は、棒状体であっ
て、バルブチューブ151の上部189とほぼ平行に配
置される。その上端203は、右側の開口した略コの字
形に形成され、上記バルブチューブ151に設けられた
レール193を挾持し、レール193に案内される。そ
の中央には、左右に向かって開口する縦孔206が形成
され、後述するバルブレバー205の円弧状張り出し部
207を挾持する。縦孔206の底面209は、バルブ
レバー205の円弧状張り出し部207による接触が滑
らかとなるように、アーチ状に形成されている。また、
下端211は、円錐状に下方に向かって狭まっており、
上記バルブシャフト貫通孔201に挿入され、その中央
には、上記バルブシャフト貫通孔201に水密嵌合する
ためのOリング213が配置される。その先端215
は、上記バルブチューブ151の下部195から弁座1
69を貫通して、バルブボール175に当接している。
【0024】カム機構171は、バルブレバー205
と、リンクローラ217と、リンクシャフト219とか
らなる。バルブレバー205は、上端にリンクローラ挾
持部221、下端に円弧状張り出し部207を有する棒
状体である。バルブレバー205は、バルブチューブ1
51の下部195上面に、バルブシャフト173と並ん
でリンクシャフト219によって揺動自在に固定されて
いる。リンクローラ挾持部221は、上方に向かって開
口した略コの字形で、前後に貫通する係止凹部222が
設けられて後述するリンクローラ217を回動自在に係
止する。円弧状張り出し部207は、上記バルブシャフ
ト173の縦孔206に挿入されており、バルブレバー
205の時計回り方向(即ち、図9においてY1方向)
の揺動によって縦孔206が押圧されてバルブシャフト
173が下方(即ち、図9においてY2方向)に移動
し、バルブボール175が下方に押される。尚、縦孔2
06の底面209がアーチ状であるために、この円弧状
張り出し部207と縦孔206との接触は滑らかであ
る。 リンクローラ217は、円板状であって、中心に
前後に貫通する軸223が設けられている。この軸22
3が上記リンクローラ挟持部221の係止凹部222に
よって回動自在に係止され、リンクローラ217はリン
クローラ挟持部221に挾持されている。リンクローラ
217は、後述するハンドルグリップ179によって押
圧されてその内面225を滑らかに回転しながらその位
置を移動し、ハンドルグリップ179の押圧によるバル
ブレバー205の位置変化を滑らかにする。
【0025】また、リンクシャフト219には、バネ部
材であるリターンスプリング220が備えられ、常にバ
ルブレバー205をハンドルグリップ179側(即ち、
図9において、X1方向)に押し付けている。このこと
により、常にグリップハンドル179は図4に示すよう
に逆時計回り方向に付勢され、かつバルブレバー205
がハンドルグリップ179及びグリップハウジング51
内で遊んで雑音を発生させることを防止する。
【0026】バルブボール175は、上記弁座169に
配置され、弁座169と後述するジョイナー181との
間に配置されたバルブスプリング177によって、常に
上方に付勢され、弁座169を水密に保っている。グリ
ップハンドル179は、上記グリップハウジング51の
グリップハンドル摺動孔188に挿入され、下部に備え
たピン227を支点として揺動可能となっている。ま
た、上面には、後述するハンドルストッパー183によ
ってグリップハウジング51側に係止されるための凹部
245が形成されている。グリップハンドル179の時
計回り方向への揺動によって、バルブレバー205が図
9に示すY1方向に押圧されて、その円弧状張り出し部
207がバルブシャフト173の縦孔206をY2方向
に押圧し、バルブシャフト173がバルブスプリング1
77の付勢力に抗してバルブボール175を下方に押し
込む。
【0027】ジョイナー181は、外部からの流路を上
記弁座筒170に連結する筒状部材である。上端の内面
には、ネジ部229が設けられ、そのネジ部229にて
上記弁座筒170の外周に設けられたネジ部199に螺
合する。また、下端外周には、連結部231が設けられ
ている。連結部231には、Oリングが配置されるOリ
ング用孔233が形成されており、外部からの流路を水
密に連結する。さらに、ジョイナー181の内面には、
係止突起235が設けられており、バルブスプリング1
77の下端を係止する。
【0028】ハンドルストッパー183は、取っ手23
5と、屈曲した付勢板241と、グリップハンドル止め
用突起243とを有する板状部材である。その中央に前
後に貫通する貫通孔237を有し、グリップハウジング
51の突状239に係止されて、ここを支点として揺動
可能に配置されている。また、付勢板241は、右端に
設けられており、上記メインチューブ143を押圧する
ことにより、常にハンドルストッパー183自身を時計
回り方向に付勢している。さらに、グリップハンドル止
め用突部243は、下面に設けられており、図12に示
すようにグリップハンドル179をグリップハウジング
51側に握りしめた状態で、グリップハンドル179の
凹部245を係止して、グリップハンドル179を固定
する。
【0029】次に、本実施例のシャワーノズルの使用方
法について説明する。まず、外部流路をジョイナー18
1に連結させて、水を弁座筒170に供給する。この状
態では、まだグリップハンドル179をグリップハウジ
ング51側に握っていないので、弁座169は、バルブ
ボール175によって水密に閉鎖され、水は、シャワー
ノズル1内に入り込まない。
【0030】次いで、グリップハンドル179を握る。
すると、図12に示すように、リンクローラ217を介
してバルブレバー205が時計回り方向(図9におい
て、Y 1方向)に押され、その円弧状張り出し部207
によってバルブシャフト173が下方に(図9におい
て、Y2方向)押し下げられ、その先端215がバルブ
ボール175をバルブスプリング177の付勢力に抗し
て押し下げる。この結果、外部から供給された水は、図
12に矢印で示すようにジョイナー181の内部から弁
座169を経てバルブチューブ151内に注入される。
ここで、ハンドルストッパー183のグリップハンドル
止め用突部243によってグリップハンドル179の凹
部245を係止して、グリップハンドル179をその状
態で固定する。この状態で、バルブシャフト173は、
弁座筒170とほぼ同じ軸方向に配置され、側面から水
圧が加わらないので、水流によって偏心したり振動した
りすることがなく、バルブボール175を常に一定の位
置に保つことができる。このため、水流を一定に保つこ
とができる。しかも、振動がないので、バルブシャフト
173やバルブボール175及びその周囲に配置された
部材を摩耗したり、故障させることがない。
【0031】次に、ハンドルコック141によって、水
量を調整する。水量は、ハンドルコック141を回動さ
せてハンドクコック141の外面167に突設された水
量マークを所定の位置に合わせることにより行う。即
ち、図12に示すように異形開口159と供給口153
とが重なりあっていない(水がチューブメイン135に
供給されていない)状態から、チューブコック139に
設けられた異形開口159をハンドルコック141によ
り回動させることにより、上記供給口153と異形開口
159との間で開口率を変化させ、チューブメイン13
5に排出する水量を調整する。すると、水は、所望の水
量でチューブメイン135内に注入され、さらにセレク
ター43内に注入される。
【0032】そして、スプレーメイン5を回動すること
により、散水状態を選択する。散水状態の選択は、その
外周6に印刷された散水状態を選択する選択マーク3を
SEリング53の指定マーク63と合わせることにより
行う。即ち、図1、図3及び図13に示すように選択マ
ーク3の扇状噴出マーク3aが指定マーク63に合わせ
られている場合には、セレクター43の注入開口121
がデストリビュータ19の第1供給開口73と連通され
ているので、水は、図13に示すようにセレクター43
内から注入開口121を出て、第1供給開口73から第
1供給開口73に連通される扇状噴出口91に噴出され
る。ここで、直線状噴出口89は、ニードル23の蓋部
99によって閉鎖されており、ゴミ等の浸入が防止され
ている。
【0033】さらに、スプレーメイン5を回動すること
により、選択マーク3のシャワー状噴出マーク3bを指
定マーク63に合わせた場合には、図14に示すように
セレクター43が図13よりもさらに左方向に前進さ
れ、上記のような注入開口121と第1供給開口73と
の間の連通が閉鎖されて、セレクター43の注入開口1
21がデストリビュータ19の第2供給開口77に連通
される。すると、水は、図14に矢印で示すようにセレ
クター43内から注入開口121を出て、第2供給開口
77から第2供給開口77に連通されるシャワー状噴出
口111に噴出される。
【0034】さらにまた、スプレーメイン5を回動する
ことにより、選択マーク3のジョウロ状噴出マーク3c
を指定マーク63に合わせた場合には、図15に示すよ
うにセレクター43が図14よりもさらに左方向に前進
され、上記のような注入開口121と第2供給開口77
との間の連通が閉鎖されて、セレクター43はニードル
23を押し込む。すると、セレクター43の注入開口1
21はニードル室82にて開口し、水は、セレクター4
3内から注入開口121を出て、ニードル室82から直
線状噴出口89に噴出される。水は、コイルスプリング
25によってその螺旋方向に沿って回転力が与えられ真
直に、かつニードル23の軸線に沿って美しく放出され
る。この状態では、セレクター43の注入開口121は
ニードル室82において開口率が少ないので、水量が少
なく、水はジョウロ状に噴出される。ここで、はじめて
直線状噴出口89はデストリビュータ19内と連通する
が、常に水圧が加えられているので、外部からゴミ等が
浸入することはない。
【0035】さらに、スプレーメイン5を回動すること
により、選択マーク3の直線状噴出マーク3dを指定マ
ーク63に合わせた場合には、図16に示すようにセレ
クター43が図15よりもさらに左方向に前進され、上
記のよりもニードル23を押し込む。すると、水は、上
記と同様にセレクター43内から注入開口121を出
て、ニードル室82から直線状噴出口89に噴出される
のであるが、セレクター43の注入開口121がニード
ル室82に十分に開口されるので、水量が十分になり、
水は直線状に噴出される。
【0036】さらに、スプレーメイン5を回動すること
により、選択マーク3の霧状噴出マーク3eを指定マー
ク63に合わせた場合には、図17に示すようにセレク
ター43が図16よりもさらに左方向に前進され、上記
のよりもニードル23を押し込む。すると、水は、上記
と同様にセレクター43内から注入開口121を出て、
ニードル室82から直線状噴出口89に噴出されるので
あるが、ニードル23の突出部101が直線状噴出口8
9を貫通し、ニードル23の突出部101と直線状噴出
口89との間の隙間が極狭いものとなっているので、水
はニードル23の突出部101に沿ってその傘状部10
5に衝突して傘状薄膜として霧状に噴出される。
【0037】使用が終わった場合には、以下のようにし
て、水の流入を止める。即ち、グリップハンドル179
を再度握る。すると、ハンドルストッパー183のグリ
ップハンドル止め用突起243とグルップハンドル17
9の凹部245との間にゆとりが生じるので、ハンドル
ストッパー183は付勢板241により時計回りに付勢
され、この係止は解かれる。そして、グリップハンドル
179の握力を解く。すると、バルブシャフト173に
よるバルブボール175の押し下げが解除されるので、
バルブスプリング177によってバルブボール175が
上方に付勢され、弁座169を水密に閉鎖する。同時に
バルブスプリング177がバルブボール175を押し上
げることによって、バルブシャフト173が押し上げら
れ(図9において、X2方向)、バルブレバー205を
逆時計回り方向(図9において、X1方向)に付勢し、
かつリターンスプリング220がバルブレバー205を
逆時計回り方向に付勢するので、バルブレバー205が
ハンドルグリップ179を押し付け、グリップハンドル
179が逆時計回り方向に揺動し、図4に示す状態に戻
る。ここで、グリップハンドル179の逆時計回り方向
の付勢力をさらに高めるために、グリップハンドル17
9とグリップハウジング51との間のバネ受け251
(図4)に付勢部材を設けてもよい。
【0038】尚、水量と散水状態との選択は、水を供給
する前に行っておくと、所望の状態のものが水の供給と
同時に得られるので、好ましい。そして、さらにその状
態によって、微調整をすればよい。上記実施例によれ
ば、バルブシャフト173が弁座筒170、即ち、上流
側の水流方向と同じ軸方向に配置されているので、バル
ブシャフト173の横方向から水流、即ち力が加えられ
ることがほとんどない。このため、バルブシャフト17
3がほとんど偏心したり振動したりしないので、バルブ
ボール175の位置が変動せず、常に一定の水量を供給
することができる。さらに、この振動が防止されたため
に、振動によるバルブシャフト173やバルブボール1
75及びそれらの周囲に配置された部材の摩耗が防止さ
れ、水漏れ等の故障が防止された。
【0039】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシャワー
ノズルによれば、バルブシャフトに横方向から水流の力
が加わらないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のシャワーノズル1を表す正面図であ
る。
【図2】その水平管部を表す左側面図である。
【図3】そのA−A断面図である。
【図4】そのB−B断面図である。
【図5】そのデストリビュータ、ノズルヘッド、ニード
ル及びコイルスプリングを組み合わせた状態の左側面図
である。
【図6】その平面図である。
【図7】そのC−C断面図である。
【図8】そのD−D断面図である。
【図9】バルブシャフト、カム機構及びバルブチューブ
を組み合わせた状態の斜視図である。
【図10】水平管部を表すE−E断面図である。
【図11】SEリングを表す左側面図である。
【図12】ハンドルグリップを握った状態のB−B断面
図である。
【図13】扇状噴出状態を示すA−A断面図である。
【図14】シャワー状噴出状態を示すA−A断面図図で
ある。
【図15】ジョウロ状噴出状態を示すA−A断面図であ
る。
【図16】直線状噴出状態を示すA−A断面図である。
【図17】霧状噴出状態を示すA−A断面図である。
【図18】従来のシャワーノズルを示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・シャワーノズル、51・・・グリップハウジン
グ、89・・・直線状噴出口、91・・・扇状噴出口、
111・・・シャワー状噴出口、169・・・弁座、1
70・・・弁座筒、151・・・バルブチューブ、17
1・・・カム機構、173・・・バルブシャフト、17
5・・・バルブボール、201・・・バルブシャフト貫
通孔、177・・・バルブスプリング、179・・・グ
リップハンドル、181・・・ジョイナー、189・・
・バルブチューブの上部、195・・・バルブチューブ
の下部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップハンドルを操作して、流路に設
    けられたバルブを開閉動作させることにより、バルブを
    介して噴出口に供給される液体の噴出制御を行うシャワ
    ーノズルにおいて、 上記バルブが、 バルブ上流側の流路とは対向する側に設けられた弁座
    と、 該弁座に上流側から着座するバルブボールと、 外部から、屈曲するバルブ下流側の流路内へ、摺動可能
    かつ液密状態で貫通し、更に上記バルブの下流側から弁
    座を貫通して上記バルブボールに当接するバルブシャフ
    トと、 を備え、 上記グリップハンドルが、上記バルブシャフトの内、流
    路外部へ露出した部分へ、直接または間接に接続されて
    なることを特徴とするシャワーノズル。
JP6696193A 1993-03-25 1993-03-25 シャワーノズル Pending JPH06277565A (ja)

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Cited By (6)

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