JPH07171447A - 添加液混入器と散水ノズル - Google Patents

添加液混入器と散水ノズル

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Publication number
JPH07171447A
JPH07171447A JP32471493A JP32471493A JPH07171447A JP H07171447 A JPH07171447 A JP H07171447A JP 32471493 A JP32471493 A JP 32471493A JP 32471493 A JP32471493 A JP 32471493A JP H07171447 A JPH07171447 A JP H07171447A
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JP
Japan
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valve
water
detergent
additive liquid
liquid
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Application number
JP32471493A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Matsui
一弘 松井
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Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07171447A publication Critical patent/JPH07171447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/24Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with means, e.g. a container, for supplying liquid or other fluent material to a discharge device
    • B05B7/2402Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device
    • B05B7/244Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device using carrying liquid for feeding, e.g. by suction, pressure or dissolution, a carried liquid from the container to the nozzle
    • B05B7/2443Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device using carrying liquid for feeding, e.g. by suction, pressure or dissolution, a carried liquid from the container to the nozzle the carried liquid and the main stream of carrying liquid being brought together downstream of the container before discharge

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主液の流量が少なくても添加液が混入可能な
添加液混入器と、それを応用して洗剤等の混入を可能に
した散水ノズルを提供すること。 【構成】 散水ノズル1は、グリップ組立部1Aとシャ
ワーヘッド組立部1Bとの間に添加液混入器部1Cを挟
んで連結した構造を備える。この添加液混入器部1C
は、内部に水が流される流水筒263と、連通筒265
を介して流水筒263に洗剤を供給する薬剤容器267
とを備える。薬剤容器267は流水筒263の上方に配
設され、連通筒265内にはフィルタ279が配設され
ている。洗剤は、昇降する薬剤バルブ299によって流
入量が調整され、薬剤容器267から自重で連通筒26
5に流入する。流入した洗剤は、フィルタ279に滲み
込んで、流水筒265に水が流されると、フィルタ27
9が水流に洗われて洗剤が混入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主液に対して所定量の
添加液を混入するための添加液混入器と、それを応用し
て洗剤等の混入を可能にした散水ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭で洗車をする際には、洗
剤原液を適量の水であらかじめ希釈してバケツなどに洗
浄液を作り、その洗浄液をスポンジなどに含ませては、
そのスポンジで汚れを擦り落としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな洗車作業には、次のような問題があった。洗車の途
中で洗浄液が足りなくなるのは煩わしいため、従来は必
要以上に十分な量の洗浄液を作っておき、洗車後に余っ
た分は捨ててしまうことが多かった。しかし、これは経
済的ではない上に、廃棄された洗剤によって河川を汚染
することにもつながっていた。また、付着した汚れがひ
どい場合などには、洗浄液をかけながら擦りたいことが
あるが、バケツなどに満たされた洗浄液は重たく、バケ
ツを持って洗浄液をかけながらスポンジで汚れを擦り取
るといった作業は容易ではなかった。更に、バケツに貯
めた洗浄液の中に、汚れたスポンジを突っ込んでは洗浄
液を含ませているため、次第にバケツ内の洗浄液そのも
のが汚れ、洗車の効率が悪くなるという問題もあった。
これらの問題から、携帯可能で、必要な量だけ洗剤を希
釈しては供給できるような器具が望まれていた。
【0004】ところで、洗車の際には、汚れや洗浄液を
洗い落とすために、水道水などをホースで導いている。
そこで、このホースから出る水の中に、必要なときだけ
洗剤を混入できれば、携帯して洗浄液をかけながら洗車
することができる。それには、例えば、特開昭48−5
9453号公報,特公昭50−28338号公報,特公
昭54−21582号公報などに記載された流体の混合
装置を応用し、配管の途中にベンチュリー管を設け、そ
こに発生する負圧で洗剤を吸い上げて、水道水に洗剤を
混入する方法が考えられる。
【0005】しかし、これらの装置においては、水の流
量が所定量を超えなければベンチュリー管に負圧が発生
せず、洗剤が混入されない(特公昭54−21582号
公報第3,4図参照)。このため、僅かずつ洗浄液をか
けながら洗車したい様な場合には、洗剤が混入されずに
水しか出てこない恐れがあった。
【0006】そこで本発明は、主液の流量が少なくても
添加液が混入可能な添加液混入器と、それを応用して洗
剤等の混入を可能にした散水ノズルを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上述した目的を
達成するため、本発明は、主液の流れる配管と、内部に
添加液を蓄えた貯液槽と、該貯液槽と前記配管とを連通
させる連通管とを備え、前記配管を流れる主液に対して
前記連通管を介して添加液を所定量混入させる添加液混
入器において、添加液が前記連通管に自重で流入するよ
うに、前記貯液槽を前記配管の上方に配設すると共に、
前記連通管に流入する添加液の量を、外部からの操作に
よって調整可能な添加液量調整弁を設けたことを特徴と
する。
【0008】本発明の添加液混入器によれば、貯液槽が
配管の上方に配設されているので、貯液槽内の添加液は
連通管に自重で流入する。しかも、添加液量調整弁を開
閉動作させると、連通管に流入する添加液の量が所望の
混入量に調整され、完全に閉じれば添加液が混入されな
くなる。
【0009】このように構成した本発明の添加液混入器
は、特に請求項2記載の散水ノズルとして応用すると、
洗車用具としてきわめて有用である。即ち、流路に設け
られた流量調整弁をグリップハンドル等の操作によって
開閉動作させることにより、噴出口から噴出する液体流
量を制御可能にした散水ノズルにおいて、前記流量調整
弁の下流から前記噴出口に至る流路に、請求項1に記載
の添加液混入器を配設したことを特徴とする散水ノズル
とするとよい。
【0010】この散水ノズルによれば、手元にあるグリ
ップハンドル等を操作すると、所望の流量の液体が噴出
口に向かう流路を流れる。この流路には、添加液混入器
の連通管がつながれ、添加液が混入される。そして、添
加液が混入された液体は、噴出口から噴出される。
【0011】ここで、添加液は流量調整弁より下流で混
入されるので、流量調整弁を閉じた時に添加液が逆流し
てホース内へ浸入するといった心配は全くない。また、
添加液量調整弁を手元で操作して、添加液の混入量を調
整したり、添加液の混入を止めることもできる。
【0012】更に、請求項3に記載の通り、前記添加液
混入器を有する添加液混入器部が、それぞれ別体のシャ
ワーヘッド部とグリップハンドル部との間に挟んで組み
立てられ、該シャワーヘッド部及びグリップハンドル部
は、前記添加液混入器部を取り外しても直接連結可能に
構成してあると、不要なときには添加液混入器を取り外
しても散水ノズルとして使用できるので、きわめて便利
である。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、実施例としての散水ノズル1の正面図で
ある。この散水ノズル1は、グリップ組立部1Aとシャ
ワーヘッド組立部1Bとの間に添加液混入器部1Cを挟
んで連結した構造を備え、添加液混入器部1Cを取り外
して、グリップ組立部1Aとシャワーヘッド組立部1B
とを直接に連結することも可能である。
【0014】まず、グリップ組立部1Aとシャワーヘッ
ド組立部1Bについて説明する。図2は、グリップ組立
部1Aとシャワーヘッド組立部1Bとを直接に連結した
状態の散水ノズル1を示す正面図である。ここで、散水
状態を選択する選択マーク3がスプレーメイン5の外周
に印刷されているが、説明上、この選択マーク3のみ展
開して示す。図3は、同じく散水ノズル1の水平管部7
の左側面図、図4はそのA−A断面図であって、上半分
が垂直に切断した状態、下半分が水平に切断した状態を
示す。図5は、その噴出部9と噴出口選択部11とを取
り除いた状態の散水ノズル1のB−B断面図、図6はそ
のデストリビュータ19、ノズルヘッド21、ニードル
23及びコイルスプリング25を組み合わせた状態の左
側面図、図7はその平面図、図8はそのC−C断面図、
図9はそのD−D断面図、図10はバルブシャフト17
3、カム機構171及びバルブチューブ151を組み合
わせた状態を表す斜視図である。
【0015】本実施例の散水ノズル1は、ピストル形状
であって、水平管部7と握部13とからなる。水平管部
7は、噴出部9と、散水状態を選択する噴出口選択部1
1と、給水部15とからなる。
【0016】噴出部9は、スプレーメイン5と、デスト
リビュータ19と、ノズルヘッド21と、ニードル23
と、コイルスプリング25と、スプレーシート27と、
リングナット29と、プロテクトカバー31とからな
る。スプレーメイン5は、中央に中心孔33を開けた仕
切板35を境として、左側が先端に向かって広がる略円
錐台形の円錐台形部37、右側が円筒部39を形成して
いる。円筒部39には、内面41にネジ部47が設けら
れており、後述するセレクター43のネジ部45に螺合
する。また、その外周49には、溝57が設けられてお
り、後述する化粧止め輪53の爪部55が嵌合してグリ
ップハウジング51を回動自在に固定する。一方、円錐
台形部37には、内部中央にデストリビュータ19がネ
ジ58によって仕切板35に固定され、その先端側にノ
ズルヘッド21が上記デストリビュータ19に固着され
て配置されている。さらに、開口部59を円形のスプレ
ーシート27で閉塞されている。また、スプレーメイン
5の外周先端には、ネジ部60が形成されており、後述
するリングナット29を螺合させる。外周中央側には、
散水状態を選択する選択マーク3が円周に沿って印刷さ
れており、後述する化粧止め輪53の指定マーク63と
合わせることにより、噴出口が指定される。
【0017】デストリビュータ19は、中央に両端が開
口された太筒状部65が形成され、その太筒状部65の
外側に、180゜向かい合って左端85が開口された2
つの細筒状部67が固着されている。太筒状部65と細
筒状部67とは、それぞれ内壁69によって隔離されて
いるが、右端部71に細筒状部67に連通する第1供給
開口73が設けられている。さらに、太筒状部65の上
面には、第2供給開口77が設けられるとともに、図示
しない反対側の下面にも同様な第2供給開口が設けられ
ている。また、太筒状部65の左端81内面は、後述す
るニードル23の外周突起95が太筒状部65の軸方向
に案内される溝97が設けられている。デストリビュー
タ19の右端部71は、上記スプレーメイン5の中心孔
33と太筒状部65の右端開口79とが連通するよう
に、上記スプレーメイン5の仕切板35にネジ58によ
って固定されている。
【0018】ノズルヘッド21は、デストリビュータ1
9の太筒状部65左端81外周に水密に重なりあって接
着された直線状噴出部83と、細筒状部67の左端85
内周に水密に重なりあって接着された扇状噴出部87と
からなり、それぞれ太筒状部65と細筒状部67との左
端81,85開口を閉塞している。ここで、デストリビ
ュータ19と直線状噴出部83とによって、後述するニ
ードル23を配置させるニードル室82が形成される。
直線状噴出部83には、その先端に円形の直線状噴出口
89が設けられており、また、扇状噴出部87には、そ
の先端に直線状噴出口89よりも開口面積の小さい偏平
なひし形の扇状噴出口91が設けられている。
【0019】ニードル23は、ニードル室82内に配置
され、右端の蓋部99と、左端の突出部101とからな
る。蓋部99は、偏平な円錐形であって、底面103が
デストリビュータ19の中央内径とほぼ同じ外径を有
し、ニードル室82の先端側から付勢された状態で、ニ
ードル室82の後端を閉鎖している。また、その底面1
03には外周突起95が設けられており、上記デストリ
ビュータ19の溝97に摺動自在に嵌合し、ニードル2
3自身を案内する。かつ、この外周突起95は、ニード
ル室82の後端に係止され、デストリビュータ19の中
央側への移動を禁止している。一方、突出部101は、
直線状噴出口89の内径よりも小さな外径の円筒形であ
って、蓋部99の頂点に一体となって形成されている。
その先端には、傘状部105が形成されている。ニード
ル23は、ニードル室82内に配置されたコイルスプリ
ング25によって、常に先端から後端側に付勢され、ニ
ードル室82の後端にて係止されているが、後述するセ
レクター43に左方向に押されることによって、ニード
ル室82内を前進・後退可能であり、突出部101が直
線状噴出口89から出入りする。
【0020】スプレーシート27は、中央が膨出した円
形であって、その中央に直線状噴出口89を貫通可能な
直線状噴出口貫通孔107と、それを中心として180
゜向かい合って扇状噴出口91を貫通可能な扇状噴出口
貫通孔109が2個設けられている。さらに、他の部分
は、全体に極めて細かいシャワー状噴出口111が多数
適当な間隔にて設けられている。スプレーシート27
は、上記スプレーメイン5の開口部59に配置され、内
周にネジ部113を有するリングナット29をその開口
部59のネジ部60に螺合して固定され、さらに、リン
グ形状を有するゴム状のプロテクトカバー31をその外
部から覆うことによって水密に閉塞されている。
【0021】噴出口選択部11は、セレクター43と、
ガイドプレート115と、化粧止め輪53とからなる。
セレクター43は、筒状部材であって、先端117が封
鎖されている。そして、先端117よりの側面119
に、注入開口121が設けられている。その注入開口1
21近傍には、3つのOリング123がそれぞれ配置さ
れて、デストリビュータ19の太筒状部65との間を水
密にしている。後端125には、スプレーメイン5のネ
ジ部47に螺合するネジ部45を備えた凸部129が設
けられており、スプレーメイン5を回転させることによ
って、セレクター43の位置を前進・後退させる。ま
た、図11にそのE−E断面図を示すように、凸部12
9には、後述するガイドプレート115に摺動可能に嵌
合する凹部131が2個向かい合って設けられている。
セレクター43は、ガイドプレート115に案内されて
デストリビュータ19内を摺動可能に配置される、ガイ
ドプレート115は、その左端が断面コ字形に折り曲げ
られた偏平な棒状体であって、その右端133が後述す
るグリップハウジング51に拘束されたメインチューブ
135に回動不能に取り付けられる。ガイドプレート1
15は、セレクター43の2個の凹部131がそれぞれ
摺動自在に嵌合され、セレクター43を案内する。従っ
て、セレクター43は、スプレーメイン5を回動させる
ことにより、ガイドプレート115に案内されつつスプ
レーメイン5のネジ部47にセレクター43のネジ部4
5が螺合されて、デストリビュータ19内を前進・後退
する。
【0022】化粧止め輪53は、図12にその左側面図
を示すように、一部が切断されたリング形状である。そ
の内面には、中心に向かう爪部55が3個設けられてい
る。この爪部55は、後述するグリップハウジング51
に設けられた3個の嵌合孔137を貫通し、さらに、ス
プレーメイン5に設けられた溝57に到達することによ
り、スプレーメイン5とグリップハウジング51とを互
いに回動自在に固定している。さらに、スプレーメイン
5とグリップハウジング51との間の隙間を覆い隠す。
また、爪部55の表面には、嵌合したグリップハウジン
グ51から抜け出ないように、突起を設けてもよい。さ
らに、化粧止め輪53の中央表面には、指定マーク63
が印刷されており、スプレーメイン5に印刷された選択
マーク3を指定する。
【0023】給水部15は、メインチューブ135と、
チューブコック139と、ハンドルコック141とから
なる。メインチューブ135は、一体となった右側の太
筒状部143と左側の細筒状部145とからなり、細筒
状部145はその外周にOリング147を装着してセレ
クター43内に水密に摺動可能に嵌合されている。ま
た、太筒状部143の底面149には、後述するバルブ
チューブ151が嵌入する円筒状の給水口153が設け
られており、給水口153から供給された水は、太筒状
部143から細筒状部145を経て、セレクター43内
に供給される。メインチューブ135は、後述するグリ
ップハウジング51に移動不能に固定されている。
【0024】チューブコック139は、円筒形であっ
て、メインチューブ135の太筒状部143内にEリン
グ155によって軸方向の移動を拘束され、かつ回動自
在に水密嵌合されている。その側面157には、一端が
広くて他端に向い次第に狭まる異形開口159が上記メ
インチューブ135の給水口153に対応して設けられ
ている。また、チューブコック139の右端161に
は、後述するハンドルコック141の突起162が係合
する凹部163が設けられており、ハンドルコック14
1の回転に連動して回動するよう設計されている。チュ
ーブコック139、即ち、異形開口159をハンドルコ
ック141により回動させることにより、上記給水口1
53との間で開口率を変化させ、メインチューブ135
に排出する水量を調整する。尚、チューブコック139
の右端161側に水が漏れないように、メインチューブ
135とチューブコック139との間にはOリング16
5が配置されている。
【0025】ハンドルコック141は、キャップ状であ
って、その内面に突起162が設けられ、上記のように
チューブコック139の凹部163に嵌合されてチュー
ブコック139と一体に回動する。また、その外面16
7には、調整水量を表す水量マークが突設されている。
【0026】握部13は、グリップハウジング51と、
弁座169を有するバルブチューブ151と、カム機構
171と、バルブシャフト173と、バルブボール17
5と、バルブスプリング177と、グリップハンドル1
79と、ジョイナー181と、ハンドルストッパー18
3とからなる。
【0027】グリップハウジング51は、スプレーメイ
ン5と化粧止め輪53によって回動自在に固定される筒
状の水平部185と、水平部185から鈍角で屈曲して
下方に延びる下端部187とからなり、水平管部7と握
部13とを連結している。水平部185には、上記噴出
口選択部11と給水部15とが配置され、下端部187
には上記握部13の他の構成部材が配置される。また、
下端部187の左側面には、後述するグリップハンドル
179を収納している収納孔180が設けられている。
さらに、収納孔180の上部には、突起239が形成さ
れており、後述するハンドルストッパー183を回動可
能に係止する。
【0028】バルブチューブ151は、略L字形の円筒
流路であって、上部189が上記メインチューブ135
の給水口153に水密に連結されている。また、その前
方外表面191には、後述するバルブシャフト173を
誘導するレール193が突設されている。バルブチュー
ブ151の下部195は、上部189から直角に屈曲し
ており、その先端が閉鎖されている。下部195の底面
中央には、弁座169を備えている。そして、弁座16
9を介して弁座筒170が設けられている。弁座筒17
0は、バルブボール175の外径よりも大きい内径を有
する円筒状であって、バルブチューブ151の内部と外
部からの流路とを連通させる。弁座169は、バルブボ
ール175が上方に付勢された状態でバルブボール17
5と水密に嵌合し、かつバルブボール175の衝撃を緩
めるために、上面に防水パッキン200が備えられてい
る。弁座169は、後述するバルブスプリング177の
付勢力に抗してバルブボール175が下方に押し下げら
れると開口し、弁座筒170とバルブチューブ151の
内部とが連通する。また弁座筒170の内面には、バル
ブボール175を軸方向に案内する支持突条198が形
成されている。かつ、弁座筒170の外周には、後述す
るジョイナー181と螺合されるように、ネジ部199
が形成されている。さらに、その下部195の上面に
は、上部189と平行で上方に向かうバルブシャフト貫
通孔201が設けられており、後述するバルブシャフト
173を軸方向に摺動可能で保持する。
【0029】バルブシャフト173は、棒状体であっ
て、バルブチューブ151の上部189とほぼ平行に配
置される。その上端203は、右側の開口した略コの字
形に形成され、上記バルブチューブ151に設けられた
レール193を挟持し、レール193に案内される。そ
の中央には、左右に向かって開口する縦孔206が形成
され、後述するバルブレバー205の円弧状張り出し部
207を挟持する。縦孔206の底面209は、バルブ
レバー205の円弧状張り出し部207による接触が滑
らかとなるように、アーチ状に形成されている。また、
下端211は、円錐状に下方に向かって狭まっており、
上記バルブシャフト貫通孔201に挿入され、その中央
には、上記バルブシャフト貫通孔201に水密嵌合する
ためのOリング213が配置される。その先端215
は、上記バルブチューブ151の下部195から弁座1
69を貫通して、バルブボール175に当接している。
【0030】カム機構171は、バルブレバー205
と、リンクローラ217と、リンクシャフト219とか
らなる。バルブレバー205は、上端にリンクローラ挟
持部221、下端に円弧状張り出し部207を有する棒
状体である。バルブレバー205は、バルブチューブ1
51の下部195上面に、バルブシャフト173と並ん
でリンクシャフト219によって揺動自在に固定されて
いる。リンクローラ挟持部221は、上方に向かって開
口した略コの字形で、前後に貫通する係止凹部222が
設けられて後述するリンクローラ217を回動自在に係
止する。円弧状張り出し部207は、上記バルブシャフ
ト173の縦孔206に挿入されており、バルブレバー
205の時計回り方向(即ち、図10においてY1 方
向)の揺動によって縦孔206が押圧されてバルブシャ
フト173が下方(即ち、図10においてY2 方向)に
移動し、バルブボール175が下方に押される。尚、縦
孔206の底面209がアーチ状であるために、この円
弧状張り出し部207と縦孔206との接触は滑らかで
ある。
【0031】リンクローラ217は、円板状であって、
中心に前後に貫通する軸223が設けられている。この
軸223が上記リンクローラ挟持部221の係止凹部2
22によって回動自在に係止され、リンクローラ217
はリンクローラ挟持部221に挟持されている。リンク
ローラ217は、後述するグリップハンドル179によ
って押圧されてその内面225を滑らかに回転しながら
その位置を移動し、グリップハンドル179の押圧によ
るバルブレバー205の位置変化を滑らかにする。
【0032】また、リンクシャフト219には、バネ部
材であるリターンスプリング220が備えられ、常にバ
ルブレバー205をグリップハンドル179側(即ち、
図10において、X1 方向)に押し付けている。このこ
とにより、常にグリップハンドル179は図5に示すよ
うに逆時計回り方向に付勢され、かつバルブレバー20
5がグリップハンドル179及びグリップハウジング5
1内で遊んで雑音を発生させることを防止する。
【0033】バルブボール175は、上記弁座169に
配置され、弁座169と後述するジョイナー181との
間に配置されたバルブスプリング177によって、常に
上方に付勢され、弁座169を水密に保っている。グリ
ップハンドル179は、上記グリップハウジング51の
グリップハンドル摺動孔188に挿入され、下部に備え
たピン227を支点として揺動可能となっている。ま
た、上面には、後述するハンドルストッパー183によ
ってグリップハウジング51側に係止されるための凹部
245が形成されている。グリップハンドル179の時
計回り方向への揺動によって、バルブレバー205が図
10に示すY1 方向に押圧されて、その円弧状張り出し
部207がバルブシャフト173の縦孔206をY2 方
向に押圧し、バルブシャフト173がバルブスプリング
177の付勢力に抗してバルブボール175を下方に押
し込む。
【0034】ジョイナー181は、外部からの流路を上
記弁座筒170に連結する筒状部材である。上端の内面
には、ネジ部229が設けられ、そのネジ部229にて
上記弁座筒170の外周に設けられたネジ部199に螺
合する。また、下端外周には、連結部231が設けられ
ている。連結部231には、Oリングが配置されるOリ
ング用孔233が形成されており、外部からの流路を水
密に連結する。さらに、ジョイナー181の内面には、
係止突起234が設けられており、バルブスプリング1
77の下端を係止する。
【0035】ハンドルストッパー183は、取っ手23
5と、屈曲した付勢板241と、グリップハンドル止め
用突起243とを有する板状部材である。その中央に前
後に貫通する貫通孔237を有し、グリップハウジング
51の突起239に係止されて、ここを支点として揺動
可能に配置されている。また、付勢板241は、右端に
設けられており、上記メインチューブ135を押圧する
ことにより、常にハンドルストッパー183自身を時計
回り方向に付勢している。さらに、グリップハンドル止
め用突起243は、下面に設けられており、図13に示
すようにグリップハンドル179をグリップハウジング
51側に握りしめた状態で、グリップハンドル179の
凹部245を係止して、グリップハンドル179を固定
する。
【0036】次に、この散水ノズルの使用方法について
説明する。まず、外部流路をジョイナー181に連結さ
せて、水を弁座筒170に供給する。この状態では、ま
だグリップハンドル179をグリップハウジング51側
に握っていないので、弁座169は、バルブボール17
5によって水密に閉鎖され、水は、散水ノズル1内に入
り込まない。
【0037】次いで、グリップハンドル179を握る。
すると、図13に示すように、リンクローラ217を介
してバルブレバー205が時計回り方向(図10におい
て、Y1 方向)に押され、その円弧状張り出し部207
によってバルブシャフト173が下方に(図10におい
て、Y2 方向)押し下げられ、その先端215がバルブ
ボール175をバルブスプリング177の付勢力に抗し
て押し下げる。この結果、外部から供給された水は、図
13に矢印で示すようにジョイナー181の内部から弁
座169を経てバルブチューブ151内に注入される。
ここで、ハンドルストッパー183のグリップハンドル
止め用突起243によってグリップハンドル179の凹
部245を係止して、グリップハンドル179をその状
態で固定する。この状態で、バルブシャフト173は、
弁座筒170とほぼ同じ軸方向に配置され、側面から水
圧が加わらないので、水流によって偏心したり振動した
りすることがなく、バルブボール175を常に一定の位
置に保つことができる。このため、水流を一定に保つこ
とができる。しかも、振動がないので、バルブシャフト
173やバルブボール175及びその周囲に配置された
部材を摩耗したり、故障させることがない。
【0038】次に、ハンドルコック141によって、水
量を調整する。水量は、ハンドルコック141を回動さ
せてハンドルコック141の外面167に突設された水
量マークを所定の位置に合わせることにより行う。即
ち、図13に示すように異形開口159と給水口153
とが重なりあっていない(水がメインチューブ135に
供給されていない)状態から、チューブコック139に
設けられた異形開口159をハンドルコック141によ
り回動させることにより、上記給水口153と異形開口
159との間で開口率を変化させ、メインチューブ13
5に排出する水量を調整する。すると、水は、所望の水
量でメインチューブ135内に注入され、さらにセレク
ター43内に注入される。
【0039】そして、スプレーメイン5を回動すること
により、散水状態を選択する。散水状態の選択は、その
外周に印刷された散水状態を選択する選択マーク3を化
粧止め輪53の指定マーク63と合わせることにより行
う。即ち、図2、図4及び図14に示すように選択マー
ク3の扇状噴出マーク3aが指定マーク63に合わせら
れている場合には、セレクター43の注入開口121が
デストリビュータ19の第1供給開口73と連通されて
いるので、水は、図14に示すようにセレクター43内
から注入開口121を出て、第1供給開口73から第1
供給開口73に連通される扇状噴出口91に噴出され
る。ここで、直線状噴出口89は、ニードル23の蓋部
99によって閉鎖されており、ゴミ等の浸入が防止され
ている。
【0040】さらに、スプレーメイン5を回動すること
により、選択マーク3のシャワー状噴出マーク3bを指
定マーク63に合わせた場合には、図15に示すように
セレクター43が図14よりもさらに左方向に前進さ
れ、上記のような注入開口121と第1供給開口73と
の間の連通が閉鎖されて、セレクター43の注入開口1
21がデストリビュータ19の第2供給開口77に連通
される。すると、水は、図15に矢印で示すようにセレ
クター43内から注入開口121を出て、第2供給開口
77から第2供給開口77に連通されるシャワー状噴出
口111に噴出される。
【0041】さらにまた、スプレーメイン5を回動する
ことにより、選択マーク3のジョウロ状噴出マーク3c
を指定マーク63に合わせた場合には、図16に示すよ
うにセレクター43が図15よりもさらに左方向に前進
され、上記のような注入開口121と第2供給開口77
との間の連通が閉鎖されて、セレクター43はニードル
23を押し込む。すると、セレクター43の注入開口1
21はニードル室82にて開口し、水は、セレクター4
3内から注入開口121を出て、ニードル室82から直
線状噴出口89に噴出される。水は、コイルスプリング
25によってその螺旋方向に沿って回転力が与えられ真
直に、かつニードル23の軸線に沿って美しく放出され
る。この状態では、セレクター43の注入開口121は
ニードル室82において開口率が少ないので、水量が少
なく、水はジョウロ状に噴出される。ここで、はじめて
直線状噴出口89はデストリビュータ19内と連通する
が、常に水圧が加えられているので、外部からゴミ等が
浸入することはない。
【0042】さらに、スプレーメイン5を回動すること
により、選択マーク3の直線状噴出マーク3dを指定マ
ーク63に合わせた場合には、図17に示すようにセレ
クター43が図16よりもさらに左方向に前進され、上
記のよりもニードル23を押し込む。すると、水は、上
記と同様にセレクター43内から注入開口121を出
て、ニードル室82から直線状噴出口89に噴出される
のであるが、セレクター43の注入開口121がニード
ル室82に十分に開口されるので、水量が十分になり、
水は直線状に噴出される。
【0043】さらに、スプレーメイン5を回動すること
により、選択マーク3の霧状噴出マーク3eを指定マー
ク63に合わせた場合には、図18に示すようにセレク
ター43が図17よりもさらに左方向に前進され、上記
のよりもニードル23を押し込む。すると、水は、上記
と同様にセレクター43内から注入開口121を出て、
ニードル室82から直線状噴出口89に噴出されるので
あるが、ニードル23の突出部101が直線状噴出口8
9を貫通し、ニードル23の突出部101と直線状噴出
口89との間の隙間が極狭いものとなっているので、水
はニードル23の突出部101に沿ってその傘状部10
5に衝突して傘状薄膜として霧状に噴出される。
【0044】使用が終わった場合には、以下のようにし
て、水の流入を止める。即ち、グリップハンドル179
を再度握る。すると、ハンドルストッパー183のグリ
ップハンドル止め用突起243とグリップハンドル17
9の凹部245との間にゆとりが生じるので、ハンドル
ストッパー183は付勢板241により時計回りに付勢
され、この係止は解かれる。そして、グリップハンドル
179の握力を解く。すると、バルブシャフト173に
よるバルブボール175の押し下げが解除されるので、
バルブスプリング177によってバルブボール175が
上方に付勢され、弁座169を水密に閉鎖する。同時に
バルブスプリング177がバルブボール175を押し上
げることによって、バルブシャフト173が押し上げら
れ(図10において、X2 方向)、バルブレバー205
を逆時計回り方向(図10において、X1 方向)に付勢
し、かつリターンスプリング220がバルブレバー20
5を逆時計回り方向に付勢するので、バルブレバー20
5がグリップハンドル179を押し付け、グリップハン
ドル179が逆時計回り方向に揺動し、図5に示す状態
に戻る。ここで、グリップハンドル179の逆時計回り
方向の付勢力をさらに高めるために、グリップハンドル
179とグリップハウジング51との間のバネ受け25
1(図5)に付勢部材を設けてもよい。
【0045】尚、水量と散水状態との選択は、水を供給
する前に行っておくと、所望の状態のものが水の供給と
同時に得られるので好ましい。そして、さらにそこから
適宜微調整をすればよい。次に、本実施例の特徴的な部
分である添加液混入器部について説明する。
【0046】図19は、添加液混入器部1Cの付近を破
断して示す部分断面図で、グリップ組立部1Aの一部は
省略してある。また、図20は、グリップ組立部1Aと
シャワーヘッド組立部1Bを取り外して、添加液混入器
部1Cだけを示した断面図である。
【0047】添加液混入器部1Cは、図19,図20に
示す通り、図示左端側でスプレーメイン5と嵌合し、図
示右端側でグリップハウジング51と嵌合する連結筒2
61と、連結筒261の軸心に固定された流水筒263
と、流水筒263の図示上側に一体に形成された連通筒
265と、連結筒261の図示上側に配置されて連通筒
265に螺合された薬剤容器267と、薬剤容器267
の外周に螺合してその上部開口を閉塞する蓋体269
と、蓋体269に昇降可能に支持された薬剤バルブ軸2
70と、蓋体269に回動可能に嵌合されて回動操作に
よって薬剤バルブ軸270を昇降させる薬剤バルブ駆動
栓271とを備えている。
【0048】連結筒261の左端側は、グリップハウジ
ング51の左端側と同様の形状にされ、化粧止め輪53
によってスプレーメイン5を回動自在に連結する。ま
た、連結筒261の右端側は、スプレーメイン5の右端
側とほぼ同様の形状にされ、化粧止め輪53によってグ
リップハウジング51を連結する。但し、化粧止め輪5
3が引っかかる凹部272は、スプレーメイン5の溝5
7のように周方向に延びておらず、連結筒261はグリ
ップハウジング51に対して回動不能に固定される。
【0049】流水筒263は、図示左側がグリップ組立
部1Aのメインチューブ135と同様の形状にされ、外
周にOリング273を装着してセレクター43内に水密
に摺動可能に嵌合されている。また、流水筒263の図
示右側には、メインチューブ135が水密嵌合する。更
に、流水筒263の側面には、ガイドプレート275が
取り付けられ、メインチューブ135に装着されたガイ
ドプレート115と同様、セレクター43をその摺動方
向へ案内する。
【0050】連通筒265には、その外周にOリング2
76が装着され、薬剤容器267下端の筒状部277が
水密に螺合されている。また、連通筒265の内部に
は、フィルタ279が配設されている。フィルタ279
は、実施例では、極細のナイロン繊維を束ねて圧縮成形
したもので、ちょうどタバコのフィルタの様な感じのも
のである。
【0051】薬剤容器267は、薬液が満たされる槽部
280と、槽部280に連通する筒状部277からな
り、筒状部277の内部に、ゴム等の弾性体でできた逆
止弁座281と、金属製の逆止弁球282とを備える。
逆止弁座281は、球押え部材283によって支持固定
され、逆止弁球282は、球押え部材283の内部に遊
びをもたせて封入されている。
【0052】蓋体269には、略中央から下向きに延び
る二段円筒285が一体に形成されている。二段円筒2
85は、その上下が開口になっており、上側から薬剤バ
ルブ軸270が入れられている。薬剤バルブ軸270
は、上端の螺合部287で薬剤バルブ駆動栓271に螺
合しており、薬剤バルブ駆動栓271を回動させること
によって、薬剤バルブ軸270が昇降する。薬剤バルブ
軸270には、鍔部289が形成されている。この鍔部
289は、二段円筒285の段付部分との間にバルブス
プリング291を挟み込んでいる。したがって、薬剤バ
ルブ軸270を降下させた際には、バルブスプリング2
91が圧縮され、薬剤バルブ軸270には上方向への付
勢力が働く。また、鍔部289には、更に側方へ突出す
る突起293が形成されている。この突起293は、二
段円筒285に沿って縦方向に延びる回り止め溝295
に入り込んでいる。これにより、薬剤バルブ軸270
は、薬剤バルブ駆動栓271と共に回動しないよう動き
を規制されると共に、昇降方向に導かれる。更に、薬剤
バルブ軸270の下端には、ゴム等の弾性体でできた薬
剤バルブ297が被せられている。この薬剤バルブ29
7は、薬剤バルブ軸270を下降させた際に筒状部27
7への連通孔299を水密に閉塞する。
【0053】薬剤バルブ駆動栓271は、蓋体269の
上部のフランジ301に回動可能に嵌め込まれている。
また、薬剤バルブ駆動栓271の略中央には、小さい空
気孔303が穿設されている。この空気孔303から
は、図示しない連通路を介して薬剤容器267内に空気
が導かれる。
【0054】次に、添加液混入器部1Cの各部の機能に
ついて、洗剤を水で希釈して放出する場合を例にして説
明する。まず、薬剤容器267には、家庭用の中性洗剤
などが満たされる。洗剤は、自重によって槽部280か
ら連通孔299を通って筒状部277へ流入する。この
とき、逆止弁球282は自重で下方に位置しており、洗
剤は逆止弁球282の周りの隙間を通ってフィルタ27
9に至る。フィルタ279では、異物が濾過されて洗剤
だけが流水筒263内へ滲み出る。
【0055】次に、先に詳述した通り、グリップハンド
ル179を操作して、メインチューブ135内へ水を流
入させる。メインチューブ135に流入した水は、流水
筒263内に流入する。流水筒263に水が流れると、
フィルタ279に含浸した洗剤が水流に引かれて、ある
いは水流中に溶け出すことによって、水の中に混入され
る。このとき洗剤は、フィルタ279によって少量ずつ
滲み出るので、一気に流出してしまうことがない。こう
して洗剤が混入された水は、流水筒263からセレクタ
ー43へと導かれる。セレクター43内へ流入した水
は、先に詳述した通り、スプレーメイン5の回動位置に
応じた流路を経て、扇状,シャワー状,ジョウロ状,直
線状,又は霧状に放水される。
【0056】ここで、洗剤の混入量は、薬剤バルブ駆動
栓271によって基本的な量が調整される。即ち、薬剤
バルブ駆動栓271を回動させると、薬剤バルブ軸27
0が昇降して、連通孔299との隙間の幅を増減させ、
連通孔299へ流入する洗剤の量が調整される。特に、
薬剤バルブ軸270を最下位置まで降ろした場合には、
薬剤バルブ297が連通孔299を水密に閉塞し、洗剤
の混入が停止される。したがって、例えば、洗車の際に
は、まず、洗剤を混入して汚れを洗い落とし、次に、洗
剤の混入を止めて水で洗剤分を洗い流すといった作業
が、手元で薬剤バルブ駆動栓271を操作するだけで簡
単にできる。
【0057】また、洗剤の混入量は、上述の基本的な量
に対して、流水筒263内を流れる水の流量に応じて自
動的に増減される。即ち、流量が多い場合には、水流に
引かれる洗剤の量が多くなる。一方、流量が少ない場合
にも、洗剤の自重によって少量ずつは滴下されるため、
洗剤が流水に溶け出す。したがって、水の流量の多少に
かかわらず洗剤が混入され、特に、僅かな量の洗浄液を
流しながら洗車することも可能となる。更に、散水状態
のままスプレーメイン5を回動させて、散水形態を切り
替えようとした場合等に、シャワーヘッド組立部1B内
で水路が閉ざされ、流水筒263内の水圧が急激に上昇
することがある。このとき、薬剤容器267内へ向かっ
て流水が流れ込もうとするが、その流れによって逆止弁
球282が持ち上がり、逆止弁座281に密着する。し
たがって、薬剤容器267内へ水が噴入することはな
い。
【0058】加えて、散水をやめる場合には、先に詳述
した通り、グリップハンドル179を再度握ると、バル
ブボール175が弁座169を水密に閉鎖して(図13
参照)、メインチューブ135内へ流入していた水が止
まる。このとき、流水筒263から下流部分に若干量の
洗浄液が残留しているが、それより上流でバルブボール
175及び弁座169が逆流を遮断するので、給水元で
ある水道管等に洗剤が浸入する心配は全くない。なお、
流水筒263から下流部分に残留した洗浄液は、スプレ
ーシート27側から空気が入り込むことによって、同じ
くスプレーシート27側から漏出する。また、薬剤バル
ブ駆動栓271を操作して、薬剤バルブ297で連通孔
299を塞いでおけば、完全に洗剤が漏れなくなる。
【0059】以上説明したように、本実施例によれば、
ホースで導いた水道水の中に必要に応じて洗剤を混入し
て散水することができる。したがって、携帯して洗浄液
をかけながら洗車することも可能である。特に、僅かず
つ洗浄液をかけながら洗車したい様な場合でも、洗剤が
混入された水を放水できる。この結果、必要な分だけ常
にきれいな洗浄液を供給でき、経済的で、簡単に洗車が
できる。
【0060】また、洗剤の混入量を手元で操作して簡単
に調整できる。特に、混入を停止して水だけを放出する
こともできるので、洗剤洗浄、水洗いといった一連の洗
車作業がスムーズに行える。さらに、実施例では、添加
液混入器部1Cを外しても、散水ノズルとして組み立て
られるので、薬剤容器付散水ノズルと通常の散水ノズル
との両方を製造するに当り、部品の共有化率が100%
になり、コストダウンにつながる。
【0061】次に、第2の実施例について説明する。図
21は、第2の実施例としての散水ノズル1を示す正面
図で、添加液混入器部1Cに改良を加えてある。本実施
例における添加液混入器部1Cでは、図22(a)に示
すように、薬剤バルブ駆動栓271の上面に混入量マー
ク311を表示して、薬剤バルブ駆動栓271の回転操
作方向が視覚的にわかるようにしてある。また、図22
(b)に示すように、薬剤容器267下端の筒状部27
7の外周には、補強板313を形成して、くびれ部分の
強度を上げてある。この薬剤容器267は、透明なポリ
エチレンテレフタレート樹脂(PET)によって形成さ
れており、内部にいれた洗剤の残量が一目でわかる。
【0062】更に、図23に示すように、薬剤バルブ軸
270付近の構造が変えてある。薬剤バルブ軸270
は、先の実施例とは異なり、薬剤バルブ駆動栓271と
一体に回転し、かつ昇降方向へは摺動可能に薬剤バルブ
駆動栓271に嵌入されている。また、薬剤バルブ軸2
70は、蓋体269に一体に形成された円筒部315に
螺合している。したがって、本実施例においては、薬剤
バルブ駆動栓271を回転させると薬剤バルブ軸270
も回転し、円筒部315のネジ溝に導かれて薬剤バルブ
軸270が昇降する。
【0063】次に、第3の実施例について説明する。図
24は、第3の実施例としての添加液混入器部1Cの断
面図である。本実施例における添加液混入器部1Cで
は、先の2つの実施例における薬剤バルブ軸270およ
び薬剤バルブ駆動栓271に代えて、バルブシャフト3
21を設けてある。このバルブシャフト321は、蓋体
269に回転可能に支持され、かつ下端部は薬剤容器2
67の内側に形成された切欠付筒部323に嵌入され、
上端部を操作して回転させることができる。バルブシャ
フト321の下端部には薬剤流路325が形成され、バ
ルブシャフト321を回転させると上記切欠付筒部32
3の切欠部分に薬剤流路325の端面にある異形開口3
25aが露出して、槽部280と筒状部277とが連通
する。この薬剤流路325の異形開口325aは、図2
5(a)に示す様に、バルブシャフト321を最も右ま
で回転させると完全に露出して開口率が100%とな
り、同図(b)に示す様に、左へ回転させると徐々に開
口率が小さくなり、同図(c)に示す様に、最も左まで
回転させると完全に切欠付筒部323に隠れて開口率が
0%になる。したがって、バルブシャフト321を回転
操作すれば、洗剤の流入量を連続的に微調整することが
でき、完全に流入を止めることもできる。
【0064】また、本実施例では、フィルタ279を、
上述の実施例よりも目の荒いフェルトにて構成してあ
る。このため、フィルタ279からは、より洗剤が滲み
出やすくなっているが、バルブシャフト321にて滲み
出る量を微調整すれば、洗剤が一気に流れ出ることはな
い。更に、バルブシャフト321の開口率を小さく調整
して、少量ずつ適度に滴下するようにすれば、フィルタ
279を外してしまっても、適量の洗剤を混入すること
は可能である。
【0065】更にまた、本実施例では、筒状部277の
内部に、ゴム等の弾性体でできたバルブシート331を
備える。このバルブシート331は、先の実施例におけ
る逆止弁球282に代わるもので、フィルタ279側か
ら薬剤容器267内へ向かって流水が流れ込みそうにな
ると持ち上がり、薬剤容器267内へ水が噴入するのを
防止する。このバルブシート331は、きわめて薄く
(実施例では厚さ0.6mm)軽量なので、フィルタ2
79側からの水流を受けると直ちに持ち上がり、逆流防
止効果が特に高い。
【0066】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
の種々なる態様を採用することができる。例えば、フィ
ルタ279の材質としては、液体が滲み込むようなもの
であればよく、ナイロン繊維等の合成繊維以外にも、木
綿、麻等の天然繊維、ガラス繊維などを用いてもよい。
特に、このような繊維を同方向に並べて束ね、それを圧
縮成形したものは、液体が滲み込みやすいので特に望ま
しい。また、ポリウレタン等、連続気泡を含む合成樹脂
発泡体で、フィルタを形成してもよい。
【0067】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、配管の上方
に貯液槽を配設して添加液が自重で滴るようにしたの
で、配管に主液が流されたときにその流量が少なくて
も、主液に添加液を混入することができる。
【0068】また、添加液が貯液槽から下方へ導かれる
ので、槽内から残らず配管に流れ込み、添加液を無駄に
することがない。更に、添加液量調整弁を開閉動作させ
るだけで、添加液の混入量を所望の量に調整できる。特
に、完全に閉じれば、添加液が全く混入されなくなる。
【0069】更にまた、請求項2記載の散水ノズルによ
れば、洗剤を無駄にせず、簡単に必要な量の洗浄液を放
出でき、取扱も容易なので、洗車用具としてきわめて有
用である。特に、洗剤などの添加液は、散水ノズルの流
量調整弁より下流で混入されるので、流量調整弁を閉じ
た時に添加液が逆流してホース・水道管内へ浸入すると
いった心配は全くない。また、手元で操作して洗剤の混
入・停止を切り替えられるので、洗剤で汚れを落として
から、水で洗剤分を洗い流すといった一連の洗車作業を
きわめてスムーズに行うことができる。
【0070】加えて、請求項3に記載の散水ノズルによ
れば、不要なときには添加液混入器を取り外しても散水
ノズルとして使用できるので、きわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の散水ノズルを表す正面図である。
【図2】 添加液混入器を外した状態の散水ノズルを表
す正面図である。
【図3】 水平管部を表す左側面図である。
【図4】 図3に示したA−A線での切断面を表す断面
図である。
【図5】 図4に示したB−B線での切断面を表す断面
図である。
【図6】 デストリビュータ、ノズルヘッド、ニードル
及びコイルスプリングを組み合わせた状態の左側面図で
ある。
【図7】 デストリビュータ、ノズルヘッド、ニードル
及びコイルスプリングを組み合わせた状態の平面図であ
る。
【図8】 図6に示したC−C線での切断面を表す断面
図である。
【図9】 図7に示したD−D線での切断面を表す断面
図である。
【図10】 バルブシャフト、カム機構及びバルブチュ
ーブを組み合わせた状態の斜視図である。
【図11】 図4に示したE−E線での切断面を表す断
面図である。
【図12】 化粧止め輪を表す左側面図である。
【図13】 グリップハンドルを握った状態のB−B断
面図である。
【図14】 扇状噴出状態のA−A断面図である。
【図15】 シャワー状噴出状態のA−A断面図であ
る。
【図16】 ジョウロ状噴出状態のA−A断面図であ
る。
【図17】 直線状噴出状態のA−A断面図である。
【図18】 霧状噴出状態のA−A断面図である。
【図19】 散水ノズルの添加液混入器部付近を破断し
た部分断面図である。
【図20】 添加液混入器部の断面図である。
【図21】 第2実施例の散水ノズルを表す正面図であ
る。
【図22】 第2実施例の添加液混入器部を示し、
(a)はその平面図、(b)はその正面図である。
【図23】 第2実施例の添加液混入器部の断面図であ
る。
【図24】 第3実施例の添加液混入器部の断面図であ
る。
【図25】 第3実施例のバルブシャフトによる洗剤混
入量の調整方法を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1・・・散水ノズル、1A・・・グリップ組立部、1B
・・・シャワーヘッド組立部、1C・・・添加液混入器
部、3・・・選択マーク、5・・・スプレーメイン、1
9・・・デストリビュータ、21・・・ノズルヘッド、
23・・・ニードル、27・・・スプレーシート、43
・・・セレクター、51・・・グリップハウジング、5
3・・・化粧止め輪、82・・・ニードル室、115,
275・・・ガイドプレート、135・・・メインチュ
ーブ、151・・・バルブチューブ、169・・・弁
座、175・・・バルブボール、261・・・連結筒、
263・・・流水筒、265・・・連通筒、267・・
・薬剤容器、269・・・蓋体、270・・・薬剤バル
ブ軸、271・・・薬剤バルブ駆動栓、277・・・筒
状部、279・・・フィルタ、280・・・槽部、28
1・・・逆止弁座、282・・・逆止弁球、283・・
・球押え部材、285・・・二段円筒、287・・・螺
合部、289・・・鍔部、295・・・回り止め溝、2
97・・・薬剤バルブ、299・・・連通孔、301・
・・フランジ、303・・・空気孔、311・・・混入
量マーク、313・・・補強板、315・・・円筒部、
321・・・バルブシャフト、323・・・切欠付筒
部、325・・・薬剤流路、331・・バルブシート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主液の流れる配管と、 内部に添加液を蓄えた貯液槽と、 該貯液槽と前記配管とを連通させる連通管とを備え、 前記配管を流れる主液に対して前記連通管を介して添加
    液を所定量混入させる添加液混入器において、 添加液が前記連通管に自重で流入するように、前記貯液
    槽を前記配管の上方に配設すると共に、 前記連通管に流入する添加液の量を、外部からの操作に
    よって調整可能な添加液量調整弁を設けたことを特徴と
    する添加液混入器。
  2. 【請求項2】 流路に設けられた流量調整弁をグリップ
    ハンドル等の操作によって開閉動作させることにより、
    噴出口から噴出する液体流量を制御可能にした散水ノズ
    ルにおいて、 前記流量調整弁の下流から前記噴出口に至る流路に、請
    求項1記載の添加液混入器を配設したことを特徴とする
    散水ノズル。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の散水ノズルにおいて、 前記添加液混入器を有する添加液混入器部が、それぞれ
    別体のシャワーヘッド部とグリップハンドル部との間に
    挟んで組み立てられ、 該シャワーヘッド部及びグリップハンドル部は、前記添
    加液混入器部を取り外しても直接連結可能に構成してあ
    ることを特徴とする散水ノズル。
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