JP2017214128A - エアゾールボタン - Google Patents

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Abstract

【課題】エアゾール容器の内容物の噴射量及び噴射パターンを変更可能とする。【解決手段】エアゾールボタン10内の流通路がステム接続部12から上方に向う縦方向流通路13とこれから噴口部15に向う横方向流通路14とから成る。横方向流通路14内にボタンの背面側から進入する流量調整部材20を設ける。流量調整部材20はその先端の軸芯部長手方向に孔部22hを有し、この孔部22hの壁面部には貫通孔22kを設けて回動可能とする。流量調整部材20の貫通孔22kと縦方向流通路13の開口部とを合致させた際の流量が最大となり、前記貫通孔22kと縦方向流通路13の上端開口部とが離間された際の両者間の流路の流量を縦方向流通路13の上端開口部の流量よりも小さくする。噴口部15に噴口部材を嵌合し、この噴口部材の噴口の前方の両側には一対の壁部を形成する。これにより流量調整部材20の回動位置によりワイド噴射の拡散角度を広狭変更できる【選択図】図1

Description

本発明は、エアゾール容器の上部に設けられている容器の内溶物を吐出するバルブステムに装着する押しボタン即ちエアゾールボタンの改良に関するものである。
従来のこの種のエアゾールボタンにおいては、ボタンの噴口から広範囲に噴射できるもの又は狭い範囲に直線的に噴射できるもの、噴口が多数設けられたもの、或いは内容物を噴射する際に強力な噴射又はソフトな噴霧を実現できるもの等々、各種のものが存在する。
また、この種のエアゾールボタンにおいては、噴射量を大小調整できるものも存在している。
下記特許文献1に記載の発明においては、上記噴射量を調整できるエアゾール容器用押釦に関するものであって、エアゾール内容物の小量噴射と大量噴射との切り替えを確実に行い、誤噴射も防止可能とし、操作性と安全性に優れた製品を得ることを課題としたものである。
その構成は、バルブステムの押し下げ摺動量に対応して噴射量が調整可能なバルブ機構をエアゾール容器に設けたものである。
バルブステムを押し下げる押釦の押し下げ移動範囲に軸支した回動プレートを配置し、この回動プレートに、非押圧状態の押釦の下面に接触して押し下げを不能とする大突起と、押釦の小さな押し下げを可能とする小突起と、押釦の大きな押し下げを可能とする突起の非形成部とを設ける。これらを回動プレートの回動に伴って各々押釦の移動範囲に配置可能とする。
また、回動プレートと異なる色彩で形成した固定体には、大量噴射側及び小量噴射側に大きさ又は形状の異なる表示開口を設けて押し下げ可能量を確認するようにしたものである。
特開2002−337963号公報
本発明においても、上記先行技術と同様に、エアゾール容器内の内容物の噴射量を調整できるものを提供することをその第一の課題としているが、その調整を連続的に行うことができるようにすることをその課題とする。
即ち、上記従来例のようなバルブステムの押し下げ量(押し下げ距離)を異ならせるのではなく、流路の流量を徐々に異ならせることにより連続的に行い得るようにすることを課題としている。
また同時に、この噴射量の調整に伴い、エアゾールボタンの噴口から噴射される噴射パターン、即ち所定幅で所定拡散角度をもって噴射される噴射パターン(以下「ワイド噴射」とも言う。)のワイド噴射角度を広狭自在に調整できるようにすることも本発明の課題となる。
というのも、エアゾール容器内に収容される内容物の種類によっては、噴射角度を広狭変更させて使用することが求められるものがあるからである。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、エアゾール容器の上部に設けられたバルブステムに装着され、これを押下できるエアゾールボタンであって、このボタンは、その底面に前記バルブステムと接続するステム接続部を有し、このステム接続部から噴口に向かって流通路が形成され、この流通路の出口が噴口部を成すエアゾールボタンにおいて、上記流通路がバルブステムと接続するステム接続部から上方に延長する縦方向流通路と、この縦方向流通路から噴口部に向って横方向に延長する横方向流通路から成り、前記横方向流通路内にエアゾールボタンの背面側から進入する流量調整部材を設け、この流量調整部材は、その先端の軸芯部長手方向に孔部を有し、この孔部の壁面部には貫通孔を設けて回動可能とされ、前記流量調整部材の貫通孔と前記縦方向流通路の上端開口部とを合致させた際の流量が最大となり、前記流量調整部材の貫通孔と前記縦方向流通路の上端開口部とが離間された際の両者間の流路の流量が前記縦方向流通路の上端開口部の流量よりも小さく設定され、これにより前記流量調整部材を適宜角度回動させることにより内容物の流量を大小調整できることを特徴とするエアゾールボタンである。
上記「エアゾールボタンの背面側」というのは、噴口部から内容物が噴射される方向を前方として、その反対側を意味する(以下同じである。)。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記エアゾールボタンの噴口部に噴口部材を嵌合し、この噴口部材は、その軸芯部長手方向に流路が形成され、その先端の出口部が噴口を形成し、この噴口の前方の両側には一対の壁部が形成され、これにより噴射パターンが壁部の設けられていない方向にワイドに拡散することができ、これにより、前記流量調整部材の回動位置により流量が変更され当該ワイド噴射の拡散角度を広狭自在に変更することができることを特徴とするエアゾールボタンである。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、前記流量調整部材の背面側端部にダイヤル形態の摘みを設けたことを特徴とするエアゾールボタンである。
本発明の第4のものは、上記第1乃至第3のそれぞれの発明において、前記噴口部材がエアゾールボタンの流通路の噴口部内で回動自在に形成されていることを特徴とするエアゾールボタンである。
本発明の第5のものは、上記第それぞれの発明において、前記流量調整部材に設けた貫通孔が下向き位置のときに流量が最大となり、前記流量調整部材に設けた貫通孔が上向き位置のときに流量が最小となることを特徴とするエアゾールボタンである。
本発明の第6のものは、上記第3の発明乃至第5の発明において、前記摘みの外周に沿って略半周の範囲に円弧状の円弧状孔部を形成し、この円弧状孔部に適合する突起をエアゾールボタンの背面部に設けて、前記摘みの回動ストロークを規制したことを特徴とするエアゾールボタンである。
本発明の第1のものにおいては、エアゾール容器の上部に設けられたバルブステムに装着され、これを押下できるエアゾールボタンにおいて、このボタンは、その底面に前記バルブステムと接続するステム接続部を有し、このステム接続部から噴口に向かって流通路が形成され、この流通路の出口が噴口部を成すエアゾールボタンであって、上記流通路がバルブステムと接続するステム接続部から上方に延長する縦方向流通路と、この縦方向流通路から噴口部に向って横方向に延長する横方向流通路から成り、前記横方向流通路内にエアゾールボタンの背面側から進入する流量調整部材を設け、この流量調整部材はその先端の軸芯部長手方向に孔部を有し、この孔部の壁面部には貫通孔を設けて回動可能とされ、前記流量調整部材の貫通孔と前記縦方向流通路の上端開口部とを合致させた際の流量が最大となり、前記流量調整部材の貫通孔と前記縦方向流通路の上端開口部とが離間された際の両者間の流路の流量が前記縦方向流通路の上端開口部の流量よりも小さく設定され、これにより前記流量調整部材を適宜角度回動させることにより内容物の流量が大小調整されるのである。
即ち、前記流量調整部材の貫通孔を前記縦方向流通路の上端開口部と合致させることにより最大の流量を流通させることができ、前記流量調整部材の貫通孔を例えば略90度或いは略180度回動させて、前記縦方向流通路の上端開口部と当該流量調整部材の貫通孔との距離を離間させることにより、その間の流路に内容物を流通させることにより流量が絞られ、吐出流量が制限されることとなるのである。
本発明の第2のものにおいては、上記第1の発明に係るエアゾールボタンの噴口部に噴口部材を嵌合し、この噴口部材は、その軸芯部長手方向に流路が形成され、その先端の出口部が噴口を形成し、この噴口の前方の両側には一対の壁部が形成され、これにより噴射パターンが壁部の設けられていない方向にワイドに拡散することができるため、且つ、前記流量調整部材の回動位置によりその流量が調整されることと相俟って、当該ワイド噴射の拡散角度を広狭自在に変更することができることとなる。
即ち、内容物の噴射量が少ない時には、上記ワイド噴射の拡散角度が小さくなり、内容物の噴射量がより大きい時には、上記ワイド噴射の拡散角度が大きくなるのである。
このように本発明においては、噴射量の調整により、ワイド噴射パターンの拡散角度を広狭自在に調整することができることとなるのである。
本発明の第3のものにおいては、上記発明において、前記流量調整部材の背面側端部にダイヤル形態の摘みを設けたことを特徴とする。
これにより、手指による前記流量調整部材の回動操作を容易なものとすることができる。
本発明の第4のものにおいては、上記発明において、前記噴口部材がエアゾールボタンの流通路の噴口部内で回動自在に形成されていることを特徴とするものである。
これにより、噴口から噴射される内容物の噴射パターンが縦長ワイドに、或いは横長ワイドに、更には斜め方向ワイドにと、所望により各種方向に広狭自在のワイド噴射を行うことができることとなる。
本発明の第5のものにおいては、上記発明において、前記流量調整部材に設けた貫通孔が下向き位置のときに流量が最大となり、前記流量調整部材に設けた貫通孔が上向き位置のときに流量が最小となることを特定したものである。
これにより、流量調整部材を略180度の範囲で回動させることにより、その噴射量を最大から最小の範囲に連続的に設定することができることとなる。
本発明の第6のものにおいては、前記摘みの外周に沿って略半周の範囲に円弧状の円弧状孔部を形成し、この円弧状孔部に適合する突起をエアゾールボタンの背面部に設けて、前記摘みの回動ストロークを規制したことを特徴とするものである。
このように構成することにより、摘みの回動範囲を略180度の範囲に規定し、その両端部間で流量を最大から最小の範囲に設定することができることとなる。
本発明に係るエアゾールボタンの一実施形態を示しており、その(A)が背面側斜め下から見た斜視図、その(B)が中央縦断面図、その(C)が背面図である。 上記実施形態に係るエアゾールボタンについて、その噴射量を調整した状態を図示したものであり、その(A)が噴射量を中程度とした状態を示す中央縦断面図、その(B)が同背面図、その(C)が噴射量を最小とした状態を示す中央縦断面図、その(D)が同背面図である。 上記実施形態に係るエアゾールボタンに嵌合する噴口部材を示しており、その(A)が斜め上方側から見た斜視図、その(B)が斜め下方側から見た斜視図である。 上記実施形態に係るエアゾールボタンに嵌合する噴口部材を示しており、その(A)が前方側から見た正面図、その(B)が(A)図のB−B線断面図、その(C)が(A)図のC−C線断面図である。
以下、添付の図面と共に本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係るエアゾールボタンの一実施形態を示しており、その(A)が背面側下方から見た斜視図、その(B)が中央縦断面図、その(C)が背面図である。
この(B)図で、矢印Fが内容物の噴射方向である前方側を示し、矢印Rが背面側を示している。
本発明に係るエアゾールボタン10は、天部が封鎖された略円筒形状を有しており、その本体部11の底面略中央部にはエアゾール容器の上部に位置するバルブステム(図示省略)と接続するステム接続部12が設けられている。
このステム接続部12から上方方向に延長する内容物が流通する縦方向流通路13が設けられ、この縦方向流通路13の上端部には横方向流通路14が設けられている。
この横方向流通路14は、上記本体部11の直径方向に貫通するように設けられている。
この横方向流通路14の前方側端部が噴口部15を形成する。
この噴口部15からエアゾール容器の内容物が噴射されるのであるが、この図1においては、この噴口部15に嵌合される噴口部材はいまだ嵌合されていない状態を示している。
この噴口部材は後の図3及び図4により説明する。
この噴口部15に関しては、勿論のこととして、この部分に噴口を一体的に形成して本発明を実施することも可能である。
しかし、本発明においては、噴口部材としてワイド噴射を可能とするものを別体として形成して合体する形態を採用している。
他方、横方向流通路14の背面側Rには、流量調整部材20を設けている。
この流量調整部材20は、その背面側R端部にダイヤル形態の摘み21を形成し、その円柱形状の軸部22の前方側F端部部分の軸芯部には孔部22hを形成し、この孔部22hの壁面部の半径方向には貫通孔22kを設けている。
この流量調整部材20の軸部22は、その前方側Fの外径がその背面側Rの外径よりも小さく形成されており、その前方側Fの外周面と横方向流通路14との壁面とは所定の隙間gが形成されている。この隙間gにエアゾール容器内の内容物が流通することができる。
この流量調整部材20の軸部22の前方側端部部分の外径は、横方向流通路14の噴口部15側の内径と略同一に形成し、且つ、回動自在である。
他方、この流量調整部材20の軸部22の背面側部分の外径も、横方向流通路14の背面側の内径と略同一に形成し、且つ、回動自在である。
上記流量調整部材20の摘み21の外周面には滑り止めの凹凸が形成されている。
また、摘み20の外周に沿って略半周に渡り円弧状孔部23が形成され、この円弧状孔部23に適合する突起24がエアゾールボタン10の背面部に設けられている。
これら円弧状孔部23と突起24の適合により、この流量調整部材20の回動範囲が略180度の範囲に規定される。
次に、上記エアゾールボタン10の流通路と流量調整部材20による流量調整について説明する。
図1(B)に示した断面図においては、流量調整部材20は、その流量が最大の位置に位置している。
即ち、この流量調整部材20の位置においては、その軸部22に設けた貫通孔22kの入口開口部が本体部11の縦方向流通路13の上端開口部と対面している状態である。
従って、この状態で、このエアゾールボタン10が押下されるとエアゾール容器内の内容物は最大の流量で噴口部15の側に流出するのである。
他方、次図の図2で説明するように、摘み21が右方向に回動されると、上記流量調整部材20の軸部22が回動して、その貫通孔22kと縦方向流通路13の上端開口部とは離間された状態となる。
そして、上記縦方向流通路13の上端開口部と上記流量調整部材20の貫通孔22kとの間は、横方向流通路14の内壁面と流量調整部材20の軸部22の前方側部分の外周壁面との間の隙間gによって連通されることとなる。
この隙間gの流通量は、縦方向流通路13の流通量よりも小さく設定している。
これにより、上記貫通孔22kと縦方向流通路13の上端開口部との距離が大きくなれば大きくなる程、その流通量が小さくなり、それゆえ噴口部15から噴射される噴射量も小さくなるのである。
図2は、上記実施形態に係るエアゾールボタンを示し、且つ、その噴射量を調整している状態を図示したものであり、その(A)が噴射量を中程度とした状態を示す中央縦断面図、その(B)が同背面図、その(C)が噴射量を最小とした状態を示す中央縦断面図、その(D)が同背面図である。
図2(A)(B)においては、上記流量調整部材20を図1(B)の状態から略90度右に回動させた状態を示しており、縦方向流通路13から隙間gを通過し、流量調整部材20の軸部22の貫通孔22kを通過して噴口部15へ流通する流量が、前図1(B)の最大流量から減少した状態となる。
他方、図2(C)(D)においては、上記流量調整部材20を図2(A)の状態から更に略90度右に回動させた状態を示しており、縦方向流通路13から隙間gを通過し、流量調整部材20の軸部22の貫通孔22kを通過して噴口部15へ流通する流量が、図2(A)の状態から更に減少した最小流量状態となるのである。
次に、上記エアゾールボタン10の噴口部15に嵌合されるワイド噴射を可能とする噴口部材について説明する。
図3は、当該噴口部材を示しており、その(A)が斜め上方側から見た斜視図、その(B)が斜め下方側から見た斜視図である。
図4は、当該噴口部材を示しており、その(A)が前方側から見た正面図、その(B)が(A)図のB−B線断面図、その(C)が(A)図のC−C線断面図である。
この噴口部材30は、その全体が有底略円筒形状を有し、その前方端の底部の中心部に噴口31が設けられたものである。即ち、その軸芯部には流路36が形成されている。
他方、その基端部(背面側)には、略円筒形状の噴口部嵌合部32を有し、この噴口部嵌合部32が、図1及び図2に図示したエアゾールボタン10の噴口部15に挿入され、嵌合されるのである。
ここで、この噴口部材30は、噴口部嵌合部32をエアゾールボタン10の噴口部15内で回動自在に連結することができる。
更に、この噴口部材30においては、その噴口31の前方(噴射方向前方)の両側に壁部35、35が一対設けられている。
即ち、これら一対の壁部35、35によって巾狭のスリットsが形成された状態となる。
このスリットsによって内容物は所定幅で噴射角度が拡開された扇形状の状態で噴射されることとなるのである。
これら図3及び図4の状態では、上下方向に拡散されるワイド噴射が行われることとなるのである。
本発明においては、このワイド噴射状態が、噴射量の大小により、つまり、噴射量が大のときにはワイド噴射角度がより大きくなり、他方、噴射量がより小さいときには、ワイド噴射角度がより小さいものとなるのである。
また、噴口部材30を回動させて、スリットsの向きを横や斜めにすることにより、ワイド噴射のワイド方向を横や斜めに変更することもできるのである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明においては、以下の通りその実施形態を種々設計変更することができる。
本発明に係るエアゾールボタンの外形形状及びサイズは任意に設計変更することができる。
ボタンの外形は、略円柱形状でなく、四角柱形状であってもよいし、その他の横断面多角形の角柱形状であってもよい。
要するに、その底面部にステム接続部が設けられ、このステム接続部から噴口部に向かって流通路が設けられ、この流通路が、縦方向流通路と横方向流通路とから構成され、この横方向流通路内にその背面側から流量調整部材を進入させ、これを回動できるように構成すればよいのである。
また、横方向流通路の内壁面と流量調整部材の先端部分の外周壁面との隙間(流路)を、縦方向流通路の開口部の流量よりも少ない流量に設定すればよく、具体的なその流量については相対的なものであり、適宜必要に応じて設定すればよい。
要するに、エアゾールボタンの縦方向流通路の上端開口部と流量調整部材の先端部の貫通孔との間の流路となる隙間によって流量が絞られればよく、本発明においては、この隙間の流路の長さにより、換言すれば、流量調整部材の回動により流路の長さを変更でき、その結果、その流量を変更することができ、噴射量を調整することができるのである。
噴口部材の形状やサイズも、適宜必要に応じて設計変更することができるが、その噴口部嵌合部の形状及び大きさは、エアゾールボタンの噴口部の形状及びサイズと適合するように形成すればよい。
勿論、上記噴口部材を別体に形成して合体するのでなく、エアゾールボタンと一体的に製作することも可能である。
噴口部材に設けた一対の壁部のサイズも自由であり、特に平行に向かい合う壁部の壁面の隙間距離やその壁面の面積及び上下長さ(縦方向に位置させた時の上下長さ)等々も自由に設計変更することができる。
以上、本発明においては、その流量調整部材の回動によりエアゾール容器内の内容物の流量を大小調整することができ、同時にその噴口部材の形態によりワイド噴射を可能にし、前記流量の大小により、そのワイド噴射の拡散角度をも大小変更させることのできるエアゾール容器用エアゾールボタンを提供することができたものである。
10 エアゾールボタン
11 本体部
12 ステム接続部
13 縦方向流通路
14 横方向流通路
15 噴口部
20 流量調整部材
21 摘み
22 軸部
22h 孔部
22k 貫通孔
23 円弧状孔部
24 突起
30 噴口部材
31 噴口
32 噴口部嵌合部
35 壁部
36 流路
g 隙間
s スリット
F 前方側
R 背面側

Claims (6)

  1. エアゾール容器の上部に設けられたバルブステムに装着され、これを押下できるエアゾールボタンであって、このボタンは、その底面に前記バルブステムと接続するステム接続部を有し、このステム接続部から噴口に向かって流通路が形成され、この流通路の出口が噴口部を成すエアゾールボタンにおいて、
    上記流通路がバルブステムと接続するステム接続部から上方に延長する縦方向流通路と、この縦方向流通路から噴口部に向って横方向に延長する横方向流通路から成り、
    前記横方向流通路内にエアゾールボタンの背面側から進入する流量調整部材を設け、
    この流量調整部材は、その先端の軸芯部長手方向に孔部を有し、この孔部の壁面部には貫通孔を設けて回動可能とされ、
    前記流量調整部材の貫通孔と前記縦方向流通路の上端開口部とを合致させた際の流量が最大となり、前記流量調整部材の貫通孔と前記縦方向流通路の上端開口部とが離間された際の両者間の流路の流量が前記縦方向流通路の上端開口部の流量よりも小さく設定され、
    これにより前記流量調整部材を適宜角度回動させることにより内容物の流量を大小調整できることを特徴とするエアゾールボタン。
  2. 前記エアゾールボタンの噴口部に噴口部材を嵌合し、
    この噴口部材は、その軸芯部長手方向に流路が形成され、その先端の出口部が噴口を形成し、この噴口の前方の両側には一対の壁部が形成され、これにより噴射パターンが壁部の設けられていない方向にワイドに拡散することができ、
    これにより、前記流量調整部材の回動位置により流量が変更され当該ワイド噴射の拡散角度を広狭自在に変更することができることを特徴とする請求項1に記載のエアゾールボタン。
  3. 前記流量調整部材の背面側端部にダイヤル形態の摘みを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアゾールボタン。
  4. 前記噴口部材がエアゾールボタンの流通路の噴口部内で回動自在に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のエアゾールボタン。
  5. 前記流量調整部材に設けた貫通孔が下向き位置のときに流量が最大となり、前記流量調整部材に設けた貫通孔が上向き位置のときに流量が最小となることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のエアゾールボタン。
  6. 前記摘みの外周に沿って略半周の範囲に円弧状の円弧状孔部を形成し、この円弧状孔部に適合する突起をエアゾールボタンの背面部に設けて、前記摘みの回動ストロークを規制したことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載のエアゾールボタン。
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