JPH06277352A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH06277352A
JPH06277352A JP7040893A JP7040893A JPH06277352A JP H06277352 A JPH06277352 A JP H06277352A JP 7040893 A JP7040893 A JP 7040893A JP 7040893 A JP7040893 A JP 7040893A JP H06277352 A JPH06277352 A JP H06277352A
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JP
Japan
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card
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game
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JP7040893A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技価値が付与可能な状態の成立とそれに伴
って付与される価値との関係を変化に富んだ面白味のあ
るものにする。 【構成】 遊技機設置島に設置されている複数台のパチ
ンコ機において打玉の始動入賞があるごとにJACK
POTカウンタにnを加算し(S2)、JACKPOT
入賞があったパチンコ遊技機に対しJACK POTカ
ウンタに累積記憶される価値の一部を送信して(S1
2)、送信されてきた価値を持点カード141,145
に記録させて遊技者に払出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機等で代表される弾球遊技機を含む遊技用装置に
関する。詳しくは、遊技者所有の有価価値を特定可能な
情報が記録された記録媒体の記録情報により特定される
前記有価価値を使用して打玉を遊技領域に打込んで遊技
が行なわれる弾球遊技機と、該弾球遊技機による遊技の
結果遊技者の所有となった価値を特定可能な情報が記録
された記録媒体を遊技者に払出す記録媒体払出手段とを
含む遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技領域に打
込まれた打玉が始動入賞領域等に入賞すれば遊技者の持
点に得点が加算され、また、いわゆる大当り等の特定の
遊技状態が発生したことに伴って遊技者の持点に得点が
さらに加算され、それらの遊技の結果遊技者の所有とな
った価値を特定可能な情報が記録されたカード等の記録
媒体が遊技終了時等にその遊技者に払出されるように構
成されたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の遊
技用装置においては、遊技価値を付与可能に定められた
それぞれの条件が成立したことに伴って、成立した条件
に応じた遊技価値がそのまま遊技者に付与されるもので
あり、遊技の変化に乏しく遊技者にあまり大きな興奮と
満足感を与えることができない面白味の乏しい遊技とな
ってしまう欠点があった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技価値が付与可能な条件の成
立とそれに伴って付与される価値との関係を変化に富ん
だ面白味のあるものにし、遊技者により高い興奮を提供
し得るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技者所有の
有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体の記録
情報により特定される前記有価価値を使用して打玉を遊
技領域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機と、該弾
球遊技機による遊技の結果遊技者の所有となった価値を
特定可能な情報が記録された記録媒体を遊技者に払出す
記録媒体払出手段とを含む遊技用装置であって、遊技者
に付与する価値を記憶しておくための価値記憶手段と、
所定条件の成立に伴って前記価値記憶手段の価値を増加
更新する増加更新手段とを含み、前記弾球遊技機による
遊技における予め定められた特別遊技状態の発生に基づ
いて、前記価値記憶手段に記憶されている価値の少なく
とも一部を特別遊技状態が発生した弾球遊技機の遊技者
に付与するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、所定条件が成立した場合に、
遊技者に付与する価値を記憶しておくための価値記憶手
段の価値が増加更新され、弾球遊技機による遊技による
予め定められた特別遊技状態の発生に基づいて、前記価
値記憶手段に記憶されている価値の少なくとも一部が前
記特別遊技状態が発生した弾球遊技機の遊技者に付与さ
れる。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て説明する。なお、本実施例においては、弾球遊技機の
一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限
らず、たとえばアレンジボール式パチンコ遊技機等であ
ってもよく、遊技者所有の有価価値を特定可能な情報が
記録された記録媒体の記録情報により特定される前記有
価価値を使用して打玉を遊技領域に打込んで遊技が行な
われる弾球遊技機であればすべて対象になる。
【0008】図1は、本発明に係る遊技用装置の一例の
要部を示す正面図である。遊技場には記録媒体の一例の
共通カード130(図6(a)参照)を販売する記録媒
体販売装置の一例の共通カード販売機50が設けられて
いる。共通カード130とは、第三者発行型の遊技用プ
リペイドカードのことであり、共通カードシステムに加
盟している全国の遊技場において使用できる。共通カー
ド販売機50から販売された共通カード130に記録さ
れた遊技者所有の有価価値(残額)を使用して、パチン
コ玉を遊技盤1の前面の遊技領域に打込んで弾球遊技機
の一例のパチンコ遊技機22A,22B,22C…によ
る遊技が可能となる。各パチンコ遊技機22A…で遊技
を行なった結果遊技者の所有となった価値が持点カード
138(図6(d)参照)に記録されて遊技者に払出さ
れ、その払出された持点カード138を景品処理装置8
0の持点カード挿入/排出口120に挿入することによ
り、景品処理装置80で景品交換のための手続を行なう
ことができる。
【0009】共通カード販売機50は、紙幣挿入口56
が設けられている。遊技者が紙幣を紙幣挿入口56から
挿入することによりその挿入された紙幣が紙幣識別器5
7で識別され、偽札等の不正な紙幣であった場合には遊
技者に返却されるが適正な紙幣であった場合には紙幣収
納部58内に取り込まれる。そして投入紙幣に相当する
金額が金額/残額表示器54により表示され、その表示
額の範囲内でカード選択ボタン65を選択操作する。共
通カード130には、たとえば、1000円,2000
円,3000円,5000円,10000円の5種類の
金額のカードがあり、カード選択ボタン65を選択して
押圧操作することにより前記5種類の共通カード130
のうち希望する共通カード130を指定することができ
る。このカード選択ボタン65を押圧することにより、
その押圧操作によって指定された金額が額面表示器55
により表示された後その金額の共通カード130を共通
カード収納部61から取出してその取出された共通カー
ド130が選択指定された金額の共通カード130であ
るか否かを共通カード処理器60により識別し、選択さ
れた金額の共通カードであると識別された場合に共通カ
ード排出口59からその共通カード130が払出され
る。その後、釣銭がある場合には紙幣払出装置63が作
動して紙幣収納部64内に収納されている紙幣が紙幣払
出口59から利用者に払出される。なお図中70は制御
部であり、共通カード販売機50を制御するためのマイ
クロコンピュータ等から構成されている。
【0010】なお、図中51は販売機番号表示部であ
り、この共通カード販売機50の番号が表示される。ま
た52は販売中表示器、53は販売中止表示器である。
この共通カード販売機50が共通カード130を販売し
ている最中では販売中止表示器53が消灯して販売中表
示器52が点灯表示される。逆にこの共通カード販売機
50が販売不能時には販売中表示器52が消灯し、販売
中止表示器53が点灯表示される。なお、後述するJA
CK POT入賞が発生した旨のデータが入力された場
合にはこの販売中止表示器53が点滅表示される。図中
66は投入紙幣充満表示器であり、紙幣挿入口56から
挿入された紙幣により紙幣収納部58が満杯になりそれ
以上紙幣が挿入できない状態になった場合にこの投入紙
幣充満表示器66が点灯または点滅表示され、投入紙幣
が満杯になった旨を遊技場の係員に表示できるように構
成されている。67は払出紙幣欠乏表示器であり、紙幣
払出装置57によって遊技者に払出すために貯留してい
る釣銭紙幣が欠乏した場合にこの払出紙幣欠乏表示器6
7が点灯または点滅表示し、その旨を遊技場の係員に報
知できるように構成されている。68は共通カード欠乏
表示器であり、遊技者に販売するために貯留している共
通カード130が欠乏した場合にこの共通カード欠乏表
示器68が点灯または点滅表示し、その旨を遊技場の係
員に報知できるように構成されている。
【0011】この共通カード販売機50は、遊技場に設
置されたターミナルボックス71を介して共通カード発
行会社のホール別売上集中管理コンピュータに電話回線
等により接続されて、共通カード販売機50による売上
額(カード販売額)に関するデータをホール別売上集中
管理コンピュータへ伝送できるように構成されている。
ホール別売上集中管理コンピュータは、共通カード13
0を発行した共通カード発行会社に設置されている集中
管理コンピュータのことであり、このホール別売上集中
管理コンピュータにより、遊技場別の共通カード販売額
(売上額)が集計される。共通カード130は共通カー
ド発行会社から各遊技場に出荷されて共通カード販売機
50により遊技者に販売され、遊技者は代金を共通カー
ド販売機50に挿入することにより所定の金額が記録さ
れた共通カード130が遊技者に付与される。そして、
その販売された共通カード130に記録されている有価
価値(残額)を使用してパチンコ遊技機22A…により
遊技が行なわれるのであり、共通カード発行会社と各遊
技場との間で、共通カード130の販売金額の合計(カ
ード代金)と共通カードの使用金額の合計との差額だけ
の金を移動させて、共通カード130に関する決済が行
なわれる。図中69はJACK POT処理スイッチで
あり、共通カード販売機50の前面扉119を係員が開
成することにより操作可能となり、これについては後述
する。
【0012】遊技機設置島21には、複数台のパチンコ
遊技機22A,22B,22C,…が設置されていると
ともに、そのパチンコ遊技機それぞれに対応するカード
処理装置23A,23B,23C,…が対応するパチン
コ遊技機22A,22B,22C,…の向かって左側に
設置されている。各カード処理装置23A,…には、カ
ードリーダライタ25が設けられており、遊技者が共通
カード販売機50から購入した共通カード130を、遊
技がしたいパチンコ遊技機22A,…に対応するカード
処理装置23A,…のカード挿入/排出口23に挿入す
ることにより、その挿入された共通カード130に記録
されている遊技価値(残高)が記録媒体読取手段の一例
のカードリーダライタ25により読取られ、その挿入カ
ードの残高がパチンコ遊技機22A,…に設けられてい
る残高表示器31により表示される。そして、遊技者が
引落スイッチ29を押圧操作することにより、所定額
(たとえば500円)に相当する価値が引き落とされ
る。その状態で、遊技者が打球操作ハンドル27を操作
することにより、前記引き落とされた引落額分のパチン
コ玉を遊技盤1の前面に打込んで遊技を行なうことが可
能となる。なお、挿入カード130の残額があることを
条件として、前記引落額が所定額(0を含む)以下の場
合に自動的に挿入カード130の残額から所定額を引き
落として遊技ができるようにしてもよい。前記引落額は
持点(打球発射可能数)に変換されて持点表示器46に
より表示される。
【0013】図中43は発射玉スイッチであり、遊技者
が打球操作ハンドル27を操作してパチンコ玉を発射す
ればその発射玉が発射玉スイッチ43により検出され
る。その発射玉スイッチ43の検出信号に基づいて、パ
チンコ玉1個分に相当する額(1点)が前記持点から減
算され、その減算された額が持点表示器46により表示
される。なお、打球操作ハンドル27の操作によって発
射されたパチンコ玉が遊技盤1の前面に形成されている
遊技領域にまで到達することなく引き返してきてファー
ル玉となれば、そのファール玉がファール玉スイッチ4
4により検出される。このファール玉スイッチ44の検
出信号に基づいて、パチンコ玉1個分に相当する額(1
点)が前記持点に加算されてその額が持点表示器46に
より表示される。つまり、パチンコ玉が弾発発射された
にもかかわらず遊技盤1前面側の遊技領域に到達するこ
となくファール玉となった場合には、前記持点からパチ
ンコ玉1個分の額を減算するわけにはいかないために、
ファール玉スイッチ44の検出信号に基づいてパチンコ
玉1個分の額を加算し、持点の変動をプラスマイナス0
にしているのである。なお、図中30は引落可表示器で
あり、この引落可表示器30が点灯して場合にのみ挿入
カードの残額から所定額を引落すことが可能となる。
【0014】遊技者が挿入した共通カード130を返却
してもらいたい場合は返却スイッチ32を押圧操作す
る。すると、遊技に使用した有価価値が減額更新された
残額データがカードリーダライタ25により挿入カード
に書込まれ、その新たな残額データが書込まれた共通カ
ード130がカード挿入/排出口24から遊技者側に排
出される。各パチンコ遊技機22A,…の上方位置には
トラブルランプ37が設けられており、トラブル発生時
に点灯または点滅表示するとともに、後述する大当り発
生時にも点滅する。また、後述するJACK POT入
賞時にはそのJACK POTの入賞が発生したことが
わかるように特有の態様で点灯または点滅する。各遊技
機設置島21には、JACK POT制御装置38と、
JACKPOT払出数表示器39とが設けられており、
これらに関しては後に説明する。
【0015】遊技場が打球操作ハンドル27を操作して
遊技盤1前面の遊技領域に打込んだパチンコ玉が入賞領
域等に入賞すれば、その入賞に伴う得点が持点表示器4
6に表示されている現在の持点に加算され、その加算更
新された持点が持点表示器46により表示されることに
なる。一方遊技者が遊技中に急用が発生して遊技を中断
したい場合には、中断スイッチ48を押圧操作する。す
ると、その中断操作されたパチンコ遊技機の台番号と中
断時点において持点表示器46により表示されている持
点等が記録された中断用のカードが持点カード処理装置
49Aのカード挿入・排出口33から遊技者側に排出さ
れるとともに、そのパチンコ遊技機の持点が0にクリア
される。遊技者はその中断用のカードを受取って急用等
を済まし、再度中断カードをカード挿入・排出口33に
挿入する。すると、その挿入されたカードに記録されて
いるパチンコ遊技機の台番号が中断カードが挿入された
パチンコ遊技機と一致するか否かが判定され、一致する
場合にのみ挿入カードに記録されている点をパチンコ遊
技機の持点とし、持点表示器46によりその持点を表示
し、その持点を使用して遊技が再開できるように制御さ
れる。なお、中断カードが排出されてから再度その中断
カードがカード挿入・排出口33に挿入されるまでの中
断期間においては、他の遊技者が共通カード130をカ
ード挿入・排出口24に挿入して遊技を行なわんとした
場合には、その共通カードの受付を拒絶して遊技を行な
うことができない状態に制御される。この中断期間は所
定期間(たとえば30分間)に定め、その所定期間が経
過すれば自動的に中断状態が解除され、他の遊技者の共
通カード130の挿入を受付て遊技を許容するようにし
てもよい。
【0016】遊技者が遊技を終了したい場合には遊技終
了スイッチ47を押圧操作する。すると、現時点で持点
表示器46により表示されている持点が持点カード処理
装置49A,…により持点カード138(図6(d)参
照)に書込まれ、その持点カード138がカード挿入・
排出口33から遊技者側に排出される。
【0017】一方、後述するJACK POT入賞が発
生した場合には、そのJACK POT入賞を達成した
遊技者にJACK POT入賞に伴う価値の付与が行な
われるのであり、具体的には、たとえば、JACK P
OT入賞が発生したパチンコ遊技機22A,…に相当す
る持点カード処理装置49A,…により、後述する持点
カード141,145(図6(e),(f)参照)にJ
ACK POT入賞データが書込まれて持点カード排出
口33から遊技者側に排出される。
【0018】遊技者が持点カード138,141,14
5を使用して景品交換等を行ないたい場合には、景品処
理装置80の持点カード挿入/排出口122にそれら持
点カード138,141,145を挿入する。すると、
挿入された持点カードに記録されているデータが持点カ
ード処理器121により読取られ、挿入カードが適正な
カードである場合にのみ、持点カードに記録されている
持点やJACK POT入賞データに含まれている持点
(得点)が景品処理装置80内に入力され、その入力さ
れた持点が持点表示器96により表示される。景品処理
装置80では、その入力された持点の範囲内で、価値記
録媒体の一例の景品カード136を新規発行したり増額
更新したり特殊景品としてのゴールドカード132(図
6(b)参照)を払出したりする。
【0019】持点表示器96に表示されている持点をそ
の遊技者が所有する景品カード136(図6(c)参
照)に記録していわゆる貯玉を行なう場合は、まず、遊
技者が自己の所有する景品カード136を景品カード挿
入/排出口84に挿入する。すると、暗証番号をテンキ
ー97から入力する旨の指示がメッセージ表示器98で
表示され、遊技者はそれに従って暗証番号をテンキー9
7から入力する。その入力された暗証番号が不適正なも
のであった場合には再入力の指示がメッセージ表示器9
8で表示される。一方、入力された暗証番号が適正なも
のであった場合には、挿入された景品カード112の残
額が持点表示器96により表示される。次に、特殊景品
払出キー99,一般景品交換用のレシート払出キー10
0,景品番号指定キー102,貯玉キー101のいずれ
かを選択して押圧操作する旨の指示がメッセージ表示器
98により表示される。この段階で、遊技者が貯玉キー
101を押圧操作すると、テンキー97により貯玉額を
入力する旨の指示がメッセージ表示器98により表示さ
れ、遊技者は、その指示に従ってテンキー97により貯
玉額を入力する。次に、確認キー104を押圧操作する
旨の指示がメッセージ表示器108により表示され、遊
技者はその指示に従って確認キー104を押圧操作す
る。すると、テンキー97で入力された額に相当する貯
玉額が挿入された景品カード136に貯玉されることに
なる。実際には、景品カード発行会社のホール別景品交
換集中管理コンピュータに各景品カード136のカード
番号とそれに対応する残額が記憶されており、挿入され
ている景品カードのカード番号に相当する残額記憶領域
が割出されてそこに貯玉額分の有価価値が加算記憶され
ることになる。その後、挿入されていた景品カード13
6が遊技者に排出されるとともに、レシート発行装置9
5により取引内容を記録したレシートが印字されてレシ
ート発行口94から遊技者側に払出される。なお、貯玉
する場合にはレシートを発行しないようにしてもよい。
【0020】景品処理装置80により遊技者に新規景品
カード136を払出す場合には、その遊技者に規定の用
紙に住所,氏名,電話番号等の必要事項を手書きで記入
してもらい、その記入用紙を記入用紙投入口87に投入
してもらう。記入用紙投入口87に投入された記入用紙
は、たとえばOCR等からなる文字読取装置88により
読取られ、その後記入用紙が用紙収納部89に収納され
る。文字読取装置88で読取った結果識別可能と判断さ
れれば可能な旨の表示をメッセージ表示器98により表
示し、識別不可能であった場合には不能原因をメッセー
ジ表示器98により表示する。そして、識別可能であっ
た場合には、景品カード登録キー90を押圧操作する旨
の表示をメッセージ表示器98により表示し、景品カー
ド登録キー90を遊技者が押圧操作すれば、景品カード
収納部86に収納されている景品カードを1枚取出して
景品カード処理器85により識別するとともに必要な情
報をその景品カード136に書込んで景品カード挿入/
排出口84からその景品カード136を排出する。
【0021】次に、ゴールドカード132(図6(b)
参照)払出す場合について説明する。ゴールドカード1
32とは、金のチップ134が埋込まれた特殊景品とし
てのカードである。まず遊技者が景品カード136を景
品カード挿入/排出口83に挿入する。すると、暗証番
号をテンキー97から入力する旨の指示がメッセージ表
示器98で表示され、遊技者はそれに従って暗証番号を
テンキー97から入力する。その入力された暗証番号が
不適正なものであった場合には再入力の指示がメッセー
ジ表示器98で表示される。その場合は挿入された景品
カード136を機内に回収してもよい。一方、入力され
た暗証番号が適正なものであった場合には、挿入された
景品カード136の残額が持点表示器96により表示さ
れる。次に、特殊景品払出キー99,一般景品交換用の
レシート払出キー100,貯玉キー101,景品番号指
定キー102のいずれかを選択して押圧操作する旨の指
示がメッセージ表示器98により表示される。
【0022】遊技者が特殊景品としてのゴールドカード
132の払出を希望する場合には特殊景品払出キー99
を押圧操作する。すると、テンキー97により交換額を
入力する旨の指示がメッセージ表示器98により表示さ
れ、遊技者は、その指示に従ってテンキー97により特
殊景品の交換額を入力する。次に、確認キー104を押
圧操作する旨の指示がメッセージ表示器98により表示
され、遊技者はその指示に従って確認キー104を押圧
操作する。すると、テンキー97で入力された金額に相
当するゴールドカード132が特殊景品収納部93から
取出されて特殊景品払出装置92により特殊景品払出口
91から遊技者側に払出される。その後、レシート発行
装置95により取引内容を記録したレシートが印字され
てレシート発行口94から遊技者側に払出される。
【0023】次に、遊技者が一般景品交換用の一般景品
用レシートの払出を希望する場合には、前述したメッセ
ージ表示器98により各操作キー99,100,10
1,102のいずれかを選択操作する旨の指示が表示さ
れた段階で、遊技者が一般景品用のレシート払出キー1
00を押圧操作する。すると、テンキー97により一般
景品用レシートの交換額を入力する旨の指示がメッセー
ジ表示器98により表示され、遊技者がテンキー97に
より希望する一般景品用レシートの交換額を入力する。
次に、確認キー104を押圧する旨の指示がメッセージ
表示器98により表示され、遊技者が確認キー104を
押圧操作することにより、レシート発行装置93により
一般景品用レシートが印字されてレシート発行口94か
ら払出される。そして、前述と同様に取引内容を記録し
たレシートが発行される。
【0024】次に、遊技者が自己の景品カード112を
使用して遊技場のカウンタ等に備えられている景品カタ
ログを見てカタログに記載されている景品を入手したい
場合には、前述した各種操作キー99,100,10
1,102のいずれかを選択操作する旨の指示がメッセ
ージ表示器98で表示された段階で、遊技者が景品番号
指定キー102を押圧操作する。次に、景品番号をテン
キー97から入力する旨の指示がメッセージ表示器98
で表示され、遊技者は、カタログ等を見て予め決めてい
る希望の景品の景品番号をテンキー97から入力する。
すると、景品個数指定キー103を押圧操作する旨の指
示がメッセージ表示器98で表示され、遊技者はそれに
従って景品個数指定キー103を押圧操作する。次に、
希望する景品個数をテンキー97から入力する旨の指示
がメッセージ表示器98により表示され、遊技者は自己
の希望する景品個数をテンキー97から入力する。次
に、確認キー104を押圧操作する旨の指示がメッセー
ジ表示器98で表示され、遊技者がそれに従って確認キ
ー104を押圧操作することにより、カタログを利用し
た景品交換操作が終了する。
【0025】次に、前述したゴールドカード132の払
出操作,一般景品用レシートの払出操作,カタログを利
用しての景品交換の操作のうちのいずれかの操作を行な
って確認キーを押圧操作した段階で、持点表示器96に
より表示されている残額を超える額が前記テンキー97
から入力されていた場合には、再入力の指示がメッセー
ジ表示器98で表示される。一方、テンキー97で入力
された額が持点表示器96で表示されている残額以下で
あった場合にはそのテンキー97によって入力された額
を減額更新した新たな残額が持点表示器96で表示さ
れ、さらに、各種操作キー99,100,101,10
2,109のいずれかの押圧操作をする旨の指示がメッ
セージ表示器98で表示される。利用者が特殊景品払出
キー99,一般景品用のレシート払出キー100,景品
番号指定キー102を押圧操作した場合には、前述した
所定の操作を行なうことにより再度特殊景品の払出,一
般景品用レシートの払出,カタログを利用した景品交換
が行なわれる。この特殊景品としてのゴールドカード1
32の払出,一般景品用レシートの払出,カタログを利
用した景品交換は、持点表示器96により表示されてい
る残額が残っている限り繰返し行なうことができる。一
方、遊技者が自己の景品カード136に記録されている
残額を使用して前述した特殊景品(ゴールドカード13
2)の払出,一般景品用レシートの払出,カタログを利
用した景品交換を行なって、取引終了キー109を押圧
操作すれば、特殊景品の払出,一般景品用レシートの払
出,カタログを利用した景品交換に要した額だけ景品カ
ード136に記録されている残額が減額更新される。こ
の減額更新は景品カード処理器85により行なわれる。
そして最終的に前述と同様にレシートが発行される。
【0026】この景品処理装置80はターミナルボック
ス108を介してホール別景品交換集中管理コンピュー
タに接続されている。ホール別景品交換集中管理コンピ
ュータは、景品カード136を発行する景品カード発行
会社に設置されている集中管理コンピュータのことであ
る。また、この景品カード発行会社が行なっているカタ
ログを利用した景品交換システムに複数の小売店が加盟
しており、ホール別景品交換集中管理コンピュータとそ
の加盟店(小売店)に設置されている加盟店用管理コン
ピュータとがデータの送受信ができるように接続されて
いる。
【0027】前述した景品カード136の新規発行時に
入力された利用者の住所,氏名,電話番号等の必要事項
に関する情報は景品カード発行会社のホール別景品交換
集中管理コンピュータに伝送される。さらに、前述した
テンキー97から入力された景品番号や景品個数並びに
投入された景品カード136のカード番号等がこのター
ミナルボックス108を介して景品カード発行会社のホ
ール別景品交換集中管理コンピュータに伝送される。ホ
ール別景品交換集中管理コンピュータでは伝送されてき
た利用者の住所,氏名,電話番号等の必要事項をその利
用者が所持している景品カード136のカード番号と対
応させて記憶しており、景品カード136のカード番号
が伝送されて来ればそのカード番号からその景品カード
136の所持者の住所,氏名,電話番号等の必要事項を
割り出し、その利用者の住所に近い加盟店の加盟店用管
理コンピュータに景品番号とその個数情報並びに景品の
送り先である利用者の住所,氏名,電話番号等が送信さ
れる。そして、後日その加盟店から利用者の希望する景
品が希望する個数だけ利用者に配達される。なお、10
6は景品処理装置80を制御するためのマイクロコンピ
ュータ等からなる制御部である。また、81は装置番号
表示部、82は作動中である旨を表示する作動中表示
器、83は作動を中止している旨を表示する作動中止表
示器である。この作動中止表示器83は、取引不能時に
点灯するばかりでなく、後述するJACK POT入賞
があった旨の入力が行なわれた際に点滅する。105は
JACKPOT処理スイッチであり、景品処理装置80
の前面扉199を係員が開成することにより操作可能と
なり、これについては後述する。
【0028】前述したJACK POT入賞データが記
録されている持点カード141,145を使用して共通
カードを購入したい場合には、遊技者は共通カード販売
機50の持点カード挿入/排出口122に持点カード1
41,145を挿入する。すると、挿入された持点カー
ドに記録されている記録データが持点カード処理器12
3により読取られ、適正なカードである場合にのみその
読取情報に含まれているJACK POT入賞データの
持点(得点)が金額/残額表示器54により表示され、
その表示された金額に相当する枚数の共通カードが共通
カード排出口59から遊技者側に排出される。なお、前
記金額/残額表示器54に表示された額の範囲内で、前
述した遊技者の共通カードを購入するための操作に従っ
て遊技者が所望の額面の共通カードを払出し、その共通
カードの購入に伴って減額更新された金額がまだ残って
いる場合には、その金額に相当する点数を新たなJAC
KPOT入賞データとして挿入されている持点カード1
41,145に書込み、再度遊技者側に排出するように
してもよい。
【0029】図2は、パチンコ遊技機の遊技盤面を示し
た正面図である。遊技者が打球操作ハンドル27(図1
参照)を操作することにより、パチンコ玉が1つずつ遊
技盤1の前面に形成された遊技領域2内に打込まれる。
遊技領域2内には、回転ドラム(4a,4b,4cで示
された部分)が回転することにより図柄等からなる識別
情報を可変表示して表示状態が変化可能な可変表示部4
a,4b,4cを複数有する可変表示装置3が設けられ
ている。そして、遊技領域2内に打込まれたパチンコ玉
が始動入賞口10に入賞することにより始動入賞玉検出
スイッチ(始動口スイッチ)11によりその入賞玉が検
出され、その検出信号に基づいて、複数の可変表示部4
a,4b,4cが同時に可変開始される。そして、所定
時間の経過により、まず左の可変表示部4aが停止し、
次に右の可変表示部4cが停止し、最後に中央の可変表
示部4bが停止する。この複数の可変表示部4a,4
b,4cのそれぞれにより、複数種類の表示態様を表示
結果として導出表示可能な可変表示が行なわれる。そし
て、上段,中段,下段の横3本と斜め対角線上に2本の
合計5本の当りラインが定められており、複数の可変表
示部4a,4b,4cの表示結果がいずれかの当りライ
ン上において特定の表示態様の組合せ(たとえば77
7)になった場合に、大当り状態が発生して可変入賞球
装置12の開閉板14が開成して遊技者にとって有利な
第1の状態となり、比較的多くのパチンコ玉が入賞でき
る所定の遊技価値が付与可能な状態となる。
【0030】この可変入賞球装置12は、通常時は開閉
板14が閉成した遊技者にとって不利な第2の状態とな
っているが、複数の可変表示部4a〜4cの表示結果が
特定の表示態様の組合せになり特定遊技状態が発生すれ
ば、ソレノイド15が励磁されて開閉板14が開成する
大当り状態が発生する。なお、可変入賞球装置12の第
2の状態としては、打玉が入賞可能ではあるが入賞困難
な状態であってもよい。この開閉板14が開成して入賞
開口13内に入賞したパチンコ玉のすべてが10カウン
ト検出器16または特定入賞玉検出器17により検出さ
れ、その検出個数が入賞個数表示器18により表示され
る。また、入賞開口13内には特定入賞領域(Vポケッ
ト)が形成されており、その特定入賞領域に入賞した特
定入賞玉が特定入賞玉検出器(Vスイッチ)17により
検出される。この可変入賞球装置12の第1の状態は、
所定期間(たとえば30秒間)の経過またはパチンコ玉
の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早
い方の条件が成立することにより終了して第2の状態と
なる。また、この可変入賞球装置12の第1の状態とな
っている期間中にパチンコ玉が特定入賞領域に入賞すれ
ば、可変入賞球装置12のその回の第1の状態が終了す
るのを待って可変入賞球装置12を再度第1の状態に繰
返し継続する制御が16回を上限として行なわれる。こ
の可変入賞球装置12の繰返し継続制御の回数は開放回
数表示器6により表示される。
【0031】複数の可変表示部4a,4b,4cが可変
表示している最中にパチンコ玉が始動入賞口10に入賞
すれば、その始動入賞が記憶され、可変表示部4a,4
b,4cが可変停止してから再度可変開始可能な状態と
なるのを待って、始動入賞記憶に基づいて可変表示部4
a〜4cが再度可変開始される。その始動入賞記憶の上
限値はたとえば「4」に定められている。また、現時点
での始動入賞記憶数が始動記憶表示器8により表示され
る。
【0032】パチンコ玉が始動入賞口10に入賞すれ
ば、所定個数(たとえば7個)の賞品玉が玉貯留皿28
(図1参照)に払出される。この始動入賞時に所定個数
(たとえば8個)の賞品玉に相当する点数がそのパチン
コ遊技機が設置されている遊技機設置島21のジャック
ポット点数として累積記憶される。一方、前記大当り状
態が発生する特定の表示態様の組合せは複数種類(たと
えば、8図柄の5ラインで計40通り)用意されてお
り、その複数種類の特定の表示態様の組合せのうち予め
定められた特別の表示態様の組合せが成立した場合(た
とえば横方向中段の当りライン上に赤色の777が揃っ
た場合)には、弾球遊技機による遊技における予め定め
られた特別遊技状態(JACK POT入賞)が発生し
て、前述した大当り制御が行なわれるばかりでなく、そ
のパチンコ遊技機が設置されている遊技機設置島21の
ジャックポット点数の一部がJACK POT入賞デー
タとして持点カード141,145に記録されて遊技者
に払出される。
【0033】図中5は前方に出っ張った覆いである。ま
た回転ドラムの内側にはバックライト7a〜7iが設け
られており、たとえばリーチ状態(左,右の可変表示部
4a,4cが停止した段階で大当りが発生する表示条件
を満たしている状態)発生時におけるリーチ成立ライン
上の図柄や特定の表示態様の組合せ成立時におけるその
特定の表示態様の組合せが成立している当りライン上の
図柄等を点滅または点灯表示できるように構成されてい
る。なお、前記特別の表示態様の組合せが成立した場合
には、その旨がわかるようにバックライト7a〜7iが
特有の点滅状態または点灯状態となるように構成しても
よい。また図中9はパチンコ玉を始動入賞口10の上方
に誘導するための誘導部材である。19は遊技状態に応
じて点灯または点滅する装飾ランプである。なお、可変
表示装置12は、液晶,LED,7セグメント,ドット
マトリックス,エレクトロルミネセンス,プラズマ等を
利用した表示装置により構成してもよい。
【0034】図中19a〜19hは、ラッキーナンバ表
示器である。このラッキーナンバ表示器19a〜19h
は、大当り状態の発生毎に1〜8のうちの1つの数値を
ランダムに表示するものであり、このラッキーナンバ表
示器19a〜19hが表示した数値と、その遊技場が予
め定めたラッキーナンバとが一致した場合には、遊技者
にある特典をサービスとして提供するようにしてもよ
い。このある特典とは、たとえば、大当りの発生に伴っ
て付与された賞品玉等の遊技価値を景品交換することな
く継続して遊技に使用できるようにすること等が考えら
れる。また、弾球遊技機の遊技内容は前述したものに限
らず、たとえば、打玉の始動入賞に伴って可変入賞球装
置が1または2回第1の状態となり、その間に可変入賞
球装置内に進入した打玉が特定入賞領域に入賞した場合
に大当りが発生して可変入賞球装置が比較的大きな遊技
価値が付与可能な態様で第1の状態となるタイプのもの
でよい。さらには、打玉の所定領域への入賞毎に権利発
生状態と消滅状態とを繰返し、権利発生中に打玉が始動
領域に進入した場合に大当りとなり可変入賞球装置が第
1の状態となるタイプのものでもよい。また、弾球遊技
機としては、打玉を玉貯留皿28に投入することにより
遊技を開始可能となり、遊技状態に応じて付与される価
値が得点の形で累積記憶され、遊技終了時にその得点に
相当する価値が遊技者に付与されるいわゆるクレジット
タイプのものであってもよい。
【0035】図3は、本発明に係る遊技用装置の制御回
路の概略構成を示すブロック図である。前述した共通カ
ード販売機50と景品処理装置80とがJACK PO
T制御装置38に対しデータの伝送が可能となるように
電気配線により接続されている。図5に基づいて後述す
るように、JACK POT入賞時に行なわれる遊技者
への価値の付与を、ゴールドカード132の払出時また
は景品カード136への貯玉によって行なう場合には、
JACK POT制御装置38から景品処理装置80に
対しJACK POT入賞に伴って付与される価値デー
タが送信される。一方、図5に基づいて後述するよう
に、共通カード130の払出によって、JACK PO
T入賞に伴なう価値の付与を行なう場合には、共通カー
ドの売上情報に関するデータがJACK POT制御装
置38から共通カード販売機50に対し与えられる。ま
た、後述するように、共通カード130の販売時にJA
CKPOT加算を行なう場合には、共通カード販売機5
0からその加算データがJACK POT制御装置38
に送信される。なお、JACK POT入賞時に共通カ
ード130やゴールドカード132を遊技者に与える場
合には、遊技場の係員が直接それらのカードを遊技者に
手渡すようにしてもよい。
【0036】遊技機設置島21(図1参照)に設置され
ている各遊技機22A,22B,22C,…には、それ
ぞれ遊技制御基板40A,40B,40C,…とパチン
コ機制御基板41A,41B,41C,…とが設けられ
ており、各遊技制御基板40A,…と各払出制御基板4
1A,…とがJACK POT制御装置38に対しデー
タの送受信が可能となるように電気配線により接続され
ている。
【0037】遊技制御基板40A,…は、パチンコ遊技
機22A…の遊技制御を行なうためのものであり、CP
U,RAM,ROM,I/Oポート等が実装されてい
る。そして、始動口スイッチ11による始動入賞玉の検
出信号と可変入賞球装置12から10カウント検出器1
6と特定入賞玉検出器17との検出信号とが遊技制御基
板40A,…に入力される。始動口スイッチ11からの
検出信号を受けた遊技制御用基板40Aは、大当りを発
生させるか否かを乱数を利用してランダムに事前決定す
る(たとえば確率250分の1)とともに、大当りと事
前決定された場合には複数の特定の表示態様の組合せ
(たとえば40通り)の中から実際に停止表示させる特
定の表示態様の組合せを1つ乱数を利用してランダムに
事前決定する。この場合、JACK POT入賞となる
大当りの発生確率は250分の1×40分の1すなわち
10000分の1となる。
【0038】一方、はずれと事前決定された場合には、
複数のはずれの図柄の組合せのうちから実際に停止表示
させる図柄の組合せを乱数を利用してランダムに事前決
定する。そして、遊技制御基板40Aは、可変表示装置
3を可変開始させた後事前決定された停止図柄となるよ
うに可変表示装置3を停止制御する制御信号を可変表示
装置3に出力する。一方、可変表示装置3が停止した
後、大当りを発生させることが事前決定されている場合
には、可変入賞球装置12に対しソレノイド15の励磁
制御信号を出力し、可変入賞球装置12を第1の状態に
駆動する。一方、各遊技制御基板40A,…は、始動入
賞時にジャックポット加算を行なうべく、始動口スイッ
チ11からの始動入賞玉検出信号に基づいて、前述した
所定個数(たとえば8個)に相当する点数データをJA
CK POT制御装置38に出力する。JACK PO
T制御装置38には、CPU,ROM,RAM,I/O
ポート等が内蔵されており、各遊技制御基板40A,…
から与えられた点数データを累積記憶し、その累積記憶
されたJACK POT点数の一部がJACK POT
払出数表示器39により表示されるとともに遊技制御基
盤40A,…に送信され、払出数表示器20により表示
される。
【0039】パチンコ機制御基板41A,…はCPU,
RAM,ROM,I/Oポート等が実装されている。前
述した発射玉スイッチ43により発射玉が検出されれ
ば、その検出信号がパチンコ機制御基板41A,…に入
力され、その入力信号に基づいてパチンコ機制御基板4
1A,…は、現時点での持点からパチンコ玉1個分の持
点を減額更新し、新たな持点データを持点表示器46に
出力して持点表示器46により表示させる。また、前述
したように、ファール玉スイッチ44による検出信号が
パチンコ機制御基板41A,…に入力され、ファール玉
の発生に伴う持点の加算処理が行なわれ、加算更新され
た持点が持点表示器46により表示される制御が行なわ
れる。各パチンコ遊技機22A,…には、遊技領域に設
けられている種々の入賞口や可変入賞球装置に入賞した
入賞玉すべてを検出する入賞玉スイッチ42が設けられ
ており、その入賞玉スイッチ42からの入賞玉検出信号
がパチンコ機制御基板41A,…に入力される。パチン
コ機制御基板41A,…では、入賞玉スイッチ42から
の検出信号と遊技制御基板40A,…からの始動口スイ
ッチ11の検出信号があった旨の信号とに基づいて、入
賞玉スイッチ42と始動口スイッチ11との両方の検出
信号があった場合はたとえば7個分の賞品玉に相当する
持点が現時点の持点に加算更新され、持点表示器46に
より表示される。一方、入賞玉スイッチ42からの検出
信号のみがあった場合には、たとえば15個分の賞品玉
に相当する持点等の所定の持点が現時点の持点に加算さ
れ、その加算更新された持点が持点表示器46により表
示される。さらに、JACK POT入賞があった場合
には、その入賞のあった遊技制御基板40A,…からそ
の旨の信号がJACK POT制御装置38に伝送さ
れ、JACK POT制御装置38では、現時点でJA
CK POT払出数表示器39により表示されている払
出数の範囲内の払出数データを遊技制御基板40A,…
に伝送する。遊技制御基板40A,…では、伝送されて
きた払出数データに応じた持点(得点)を持点カード処
理装置49A,…に伝送し、持点(得点)データを含む
JACK POT入賞データを持点カード141,14
5に記録して遊技者に払出す。なお、JACK POT
入賞データを、JACK POT制御装置38,パチン
コ機制御基板41A,…,持点カード処理装置49A,
…のルートで持点カード処理装置49A,…に伝送し、
持点カード141,145にそのJACK POT入賞
データを書込むようにしてもよい。そして、JACK
POT入賞データが書込まれた持点カード141,14
5を使用して、ゴールドカード132や共通カード13
0の払出しや貯玉等が行なわれる。その際に、持点カー
ド141,145を共通カード販売機50の持点カード
挿入/排出口122や景品処理装置80の持点カード挿
入/排出口120に挿入することにより、自動的に払出
しや貯玉が行なわれるようにしてもよいし、遊技者のボ
タン操作により行なわれるようにしてもよい。
【0040】パチンコ機制御基板41A,…は、さら
に、打球発射装置45に対し打球発射制御信号を送信
し、遊技終了スイッチ47の遊技終了操作検出信号がパ
チンコ機制御基板41A,…に入力され、中断スイッチ
48の中断操作検出信号がパチンコ機制御基板41A,
…に入力される。
【0041】一方、共通カード処理装置23A,…に
は、引落スイッチ29,返却スイッチ32,引落可表示
器30,残額表示器31が接続されており現時点で引落
が可能な場合には引落可表示器30を点灯するための制
御用信号が共通カード処理装置23A,…から引落可表
示器30に与えられる。遊技者が共通カードをカード挿
入・排出口24(図1参照)に挿入すれば、その挿入カ
ードに記録されている残額を表示するための表示信号が
共通カード処理装置23A,…から残額表示器31に出
力されて残額が表示される。遊技者が引落スイッチ29
を押圧操作すれば、引落スイッチ29がONになった信
号が共通カード処理装置23A,…に与えられ、共通カ
ード処理装置23A,…からは、所定額(たとえば50
0円)の価値を引落とす旨の指令信号がパチンコ機制御
基板41A,…に与えられ、パチンコ機制御基板41
A,…では、その与えられた指令信号に従って所定額
(たとえば500円)の価値を引落しその引落額に応じ
た点数を持点として持点表示器46に表示させる制御が
行なわれる。また、共通カードの使用によってJACK
POT加算を行なう場合には、所定額(500円)の引
落しを行なった旨の信号が共通カード処理装置23A,
…からJACK POT制御装置38に転送される。
【0042】図4は,図5は、図3に示した制御回路に
おけるJACK POT制御装置の動作を説明するため
のフローチャートである。この図4(a),(b),図
5のフローチャートはたとえば2msec毎に1回実行
される。
【0043】まず、図4(a)に示すように、ステップ
S(以下単にSという)1により、JACK POT制
御装置38が設置されている遊技機設置島21(図1参
照)に設置されている複数台のパチンコ遊技機のうちあ
るパチンコ遊技機から始動情報の入力があったか否かの
判断が行なわれ、ない場合にはS3に進み、その遊技機
設置島21に設置されているパチンコ遊技機全台の確認
が終了したか否かの判断が行なわれ、未だに終了してい
ない場合はS1に戻り、次のパチンコ遊技機から始動情
報入力があったか否かの判断が行なわれる。すなわち、
S1により、遊技機設置島21に設置されているすべて
のパチンコ遊技機に対しポーリングを行ない、始動情報
の入力があったか否かの判断を行なっているのである。
【0044】そして、始動口スイッチ11からの検出信
号があった旨の信号が遊技制御基板40A,…からJA
CK POT制御装置38に入力されれば、S1により
YESの判断がなされ、S2に進み、価値記憶手段の一
例のJACK POTカウンタを「n」加算する処理が
行なわれる。この「n」はたとえば8に定められてい
る。このように、JACK POT制御装置38は、J
ACK POT制御装置38が設けられている遊技機設
置島21に設置されているすべてのパチンコ遊技機をポ
ーリングし、始動情報の入力がある毎にS2の加算処理
を行なうのである。
【0045】一方、前記S1の代わりに、図4(a)に
示すS1Aの引落情報の入力があるか否かの判断やS1
Bの売上情報の入力があるか否かの判断を行なうように
してもよい。S1Aの判断を行なう場合には、JACK
POT制御装置38が設置されている遊技機設置島2
1に設置されている共通カード処理装置23A,…から
引落情報が入力されたか否かの判断が行なわれ、入力さ
れていなけれはS3に進み、その遊技機設置島21に設
置されている共通カード処理装置23A,…全台の確認
が終了したか否かの判断が行なわれる。つまり、遊技機
設置島21に設置されているすべての共通カード処理装
置23A,…に対しポーリングを行ない、S1Aの判断
を行なっているのである。そして、共通カード処理装置
23A,…に共通カードが挿入され、引落スイッチ29
が押圧操作されれば、その共通カード処理装置23A,
…から引落情報がJACK POT制御装置38に伝送
されるのであり、その引落情報が伝送されてくれば、S
1よりYESの判断がなされS2に進み、前述した
「n」の加算処理が行なわれるのである。
【0046】S1の代わりに、S1Bの判断を行なう場
合には、遊技場に設置されているすべての共通カード販
売機50に対し共通カードの売上情報の入力があったか
否かの判断を行ない、S3により、全台の共通カード販
売機の確認が終了したか否かの判断が行なわれ、すべて
の共通カード販売機50をポーリングしてS1Bの判断
が行なわれる。そして、ある共通カード販売機50から
共通カード130が販売されてその売上情報がJACK
POT制御装置38に伝送されてくれば、S1Bによ
りYESの判断が行なわれてS2に進み、「n」の加算
処理が行なわれる。
【0047】次に、図4(b)に示すように、S4によ
りJACK POTカウンタがm以上になったか否かの
判断が行なわれる。このmはたとえば10000の予め
定められた値である。そして、JACK POTカウン
タの値がm未満の場合にはS5に進み、JACK PO
Tカウンタの1/2の値を払出カウンタにセットする処
理が行なわれる。一方、JACK POTカウンタの値
がm以上であった場合には、S6に進み、JACK P
OTカウンタの値からkを引いた値を払出カウンタにセ
ットする処理が行なわれる。このkはたとえば5000
等の予め定められた値である。S7に進み、払出カウン
タの値をJACK POT払出数表示器39(図2参
照)により表示させるとともに遊技制御基板40A,…
に出力する。
【0048】次に、図5のJACK POT払出制御動
作を説明する。S8により、JACK POT入力があ
ったか否かの判断が行なわれ、S10に進み、遊技機設
置島21(図1参照)に設置されているすべての遊技機
に対する確認が終了したか否かの判断が行なわれ、終了
していない場合にはS8に戻り、遊技機設置島21に設
置されているすべての遊技機に対しポーリングが行なわ
れる。そして、遊技機設置島21に設置されている複数
台の遊技機のうちある遊技機において、JACK PO
T入賞があった場合(たとえば前述した可変表示装置の
表示結果が横中段の当りライン上において赤色の777
となった場合)に、その遊技機からJACK POT入
賞の信号がJACK POT制御装置38に送信されて
くるのであり、その送信があった場合にはS8によりY
ESの判断がなされ、S9に進み、JACK POT入
賞カウンタを「1」加算する処理が行なわれS12に進
む。このように、遊技機設置島21に設置されている複
数台の遊技機においてJACK POT入賞がある毎に
S9の加算処理が行なわれる。そして、遊技機設置島2
1に設置されているすべての遊技機に対する確認が終了
した段階でS11に進み、JACK POT入賞カウン
タが「0」であるか否かの判断がなされ、「0」の場合
にはリターンする。一方、JACK POT入賞カウン
タが「1」以上であった場合にはS12に進み、払出カ
ウンタの値をJACK POT入賞カウンタの値で除し
た値(小数点以下切捨て)をJACK POT入力のあ
ったパチンコ台に送信する処理が行なわれる。その結
果、JACK POT入賞が1台の遊技機のみの場合に
は払出カウンタの値がそのまま送信され、同時に2台J
ACK POT入賞があった場合には払出カウンタの値
の1/2の値が送信され、JACK POT入賞が3台
あった場合には1/3の値が送信されて、それぞれの値
に相当する持点(得点)からなるJACK POT入賞
データが持点カード141,145に記録されてカード
挿入・排出口33から遊技者側に排出される。
【0049】次に、S13に進み、JACK POTカ
ウンタの値から払出カウンタの値を減算更新する処理が
行なわれ、S14により、JACK POT入賞カウン
タをクリアする処理を行なった後リターンする。なお、
閉店時におけるJACK POTカウンタの値はバック
アップ装置等によりバックアップされ翌日に持ち越され
る。
【0050】以上説明したように、S12に従ってJA
CK POT入賞時に付与される持点(得点)の総額
は、JACK POTカウンタの値がm未満の場合には
m/2,m以上の場合にはそのJACK POTカウン
タの値からK(たとえば5000)を引いた値が払出さ
れることになる。なお、JACK POT入賞時におけ
る価値の最低保証の方法としては、JACK POTカ
ウンタが所定値を下回った場合にはJACK POTカ
ウンタの値を所定値に修正するようにしてもよい。ま
た、同時に複数台の遊技機でJACK POT入賞があ
った場合においても同様に、最低保証として所定値に修
正した値をJACK POT入賞台に送信するようにし
てもよい。さらに、JACK POT入賞時の払出数の
上限値を設定するようにしてもよく、また、払出数を固
定的に定められた一律の値としてもよい。さらに、JA
CK POT入賞時にJACK POTカウンタ分全部
を遊技者に付与するようにしてもよい。
【0051】図5のS12の代わりに、図5に示すS1
2A,S12BあるいはS12Cの処理を行なうように
してもよい。つまり、S12の代わりに、S12Aの処
理を行ない、JACK POT入賞時には、払出カウン
タの値とJACK POT入賞カウンタの値とによりゴ
ールドカード132の払出枚数を算出してその算出デー
タを景品処理装置80に送信し、ゴールドカード132
の払出しという形でJACK POT入賞に伴う価値の
付与を行なうようにしてもよい。さらに他の例として、
S12の代わりにS12Bの処理を行なうようにし、払
出カウンタとJACK POT入賞カウンタの値を景品
処理装置80に送信し、景品カード136に貯玉させる
形でJACK POT入賞に伴う価値の付与を行なうよ
うにしてもよい。この場合は、景品カード処理装置80
は、景品カード処理中でない場合は直ちに、処理中であ
った場合は処理の終了を待って取引中止状態になる。そ
して、景品カード処理装置82の前面扉199を係員が
開けてJACK POT処理スイッチ105を操作する
ことによりJACK POT処理モードに移行する。そ
してJACK POT入賞を達成した遊技者の景品カー
ド136を遊技場の係員が受取り貯玉処理を行なう。そ
の後前面扉199を閉じれば取引可能状態に復帰する。
また、JACK POT入賞時にゴールドカードを払出
す場合には、JACK POT処理モードへの移行によ
りJACK POT制御装置38から入力された枚数の
ゴールドカード132が特殊景品払出装置92によって
払出されることでJACK POT入賞に伴う価値の付
与が行なわれることとなる。
【0052】さらに、他の例として、S12の代わりに
S12Cの処理を行ない、S11により入賞カウンタが
「0」でない場合には、払出カウンタの値とJACK
POT入賞カウンタの値とにより共通カード130の払
出枚数を算出し、共通カード販売機50にその枚数デー
タを送信する処理を行なう。枚数データを受信した共通
カード販売機50では、共通カードの販売処理中でない
場合には直ちに、販売中であった場合には販売処理の終
了を待って販売中止状態となる。そして遊技場の係員が
共通カード販売機50の前面扉119を開けてJACK
POT処理スイッチ60を操作することにより、受信
した枚数だけの共通カード130が払出される。JAC
K POT制御装置38は、払出カウンタの値/入賞カ
ウンタの値 を演算し、その演算結果がたとえば0〜2
500の場合には入賞カウンタ1につき10000円の
共通カード130を1枚払出し、2501〜5000の
場合には10000円のカード2枚払出し、5001〜
7500の場合には10000円カードを3枚払出し、
7501以上の場合には10000円カードを4枚払出
すように枚数データを共通カード販売機に出力する。こ
のように、JACKPOT入賞に伴う価値の付与を共通
カード130の払出しという形で行なってもよい。共通
カードの払出が終了した後前面扉119を閉じることに
より共通カード販売機50は販売可能状態に復帰する。
なお、前述したゴールドカード132の払出枚数も、前
記共通カードの払出枚数と同様に算出することができ
る。なお、共通カード,ゴールドカード等の払出しや貯
玉によるJACK POT入賞に伴う価値の付与を行な
う場合には、JACK POT入賞を達成した遊技者に
その価値の付与を行なう必要があり、遊技場の係員がJ
ACK POT入賞時の対応で点灯または点滅している
トラブルランプ37を見てその旨判断する。以上説明し
たように、この図5に示すS12A,S12Bあるいは
S12Cの処理は、JACK POT入賞に伴う価値の
付与を、JACK POT入賞データが記録されている
持点カード141,145を払出すことなく直接景品処
理装置80や共通カード販売機50に価値データを送信
し、その景品処理装置80や共通カード販売機50から
貯玉あるいはゴールドカードや共通カードの払出しとい
う形で直接的に遊技者に付与するものである。
【0053】また、S12A,S12B,S12Cによ
る価値付与の方法として次のようにしてもよい。JAC
K POT入賞が発生すればその発生した遊技機の遊技
制御基板40A,…から持点カード処理装置49A,…
にJACK POT入賞データが発生した旨を表わすデ
ータが送信されて持点カード141,145のそのJA
CK POT入賞発生データが書込まれて排出され、そ
の排出された持点カード141,145を景品処理装置
80や共通カード販売機50に挿入する。すると、挿入
された持点カード141,145に記録されているJA
CK POT入賞発生データが読取られ、そのデータに
基づいてJACK POT入賞を達成した遊技者である
ことを判定して、前述したS12A,S12B,S12
Cに従って送信されてきた価値データに相当するだけの
ゴールドカード132の払出、景品カード136への貯
玉、共通カード130の払出を行なう。また、前記JA
CK POT入賞発生データを遊技制御基板40A,…
からパチンコ機制御基板41A,…を介して持点カード
処理装置49A,…に送信するようにしてもよい。な
お、ゴールドカードの払出しや貯玉によるJACK P
OT入賞に伴う価値の付与を行なう場合には、そのJA
CK POT払出分の負担を、各遊技者,遊技場あるい
は景品カード発行会社に負わせてもよい。また、共通カ
ードの払出時にJACK POT入賞に伴う価値の付与
を行なう場合には、そのJACK POT払出分の負担
を、各遊技者,遊技場あるいは共通カード発行会社に負
わせてもよい。
【0054】図6は、各種カードの記録情報を説明する
ための正面図である。(a)にしめすように、共通カー
ド130の磁気ストライプ131には、カード番号,残
額データ,セキュリティコードが記録されている。
(b)に示すように、ゴールドカード132の磁気スト
ライプ135には、このゴールドカード132を発行し
た発行番号,セキュリティコードが記録されている。さ
らに、ゴールドカード132には、金のチップ134が
埋込まれているとともに、偽造防止用のホログラム13
3が設けられている。(c)に示すように、景品カード
136の磁気ストライプ137には、カードの使用有効
期限,カード番号,セキュリティコードが記録されてい
る。なお、景品カード136の残高は景品カード発行会
社のホール別景品交換集中管理コンピュータにおいて、
そのカード番号に対応させて記憶させており、ホール別
景品交換集中管理コンピュータによりカード番号を手掛
かりに背番号管理が行なわれている。
【0055】(a)に示すように、持点カード138の
磁気ストライプ140には、カード有効期限,カード番
号,持点データ,セキュリティコードが記録されてい
る。この持点カード138は、JACK POT入賞が
発生せずに遊技が終了し、遊技の結果遊技者が獲得した
持点を記録するものである。一方、持点カードの他の例
として、JACK POT入賞によらずに獲得した持点
とJACK POT入賞に伴う持点(得点)とが1枚の
カードに記録された持点カード141が(e)に示され
ている。この持点カード141は、その磁気ストライプ
144に、カード有効期限,カード番号,通常ゲームに
伴って遊技者の所有となった持点,JACK POT入
賞に伴う持点(得点)であるJACK POT入賞デー
タ,セキュリティコードが記録されている。持点カード
のさらに他の例として、JACKPOT入賞に伴って付
与される持点(得点)のみを専用に記録したJACK
POT専用持点カード145が(f)に示されている。
この持点カード145の磁気ストライプ147には、カ
ード有効期限,カード番号,JACK POT入賞デー
タ146,セキュリティコードが記録される。なお、J
ACK POT入賞データ136は、通常時の持点13
9と区別するための識別情報と、JACKPOTによる
持点(得点)データとが書込まれている。
【0056】前記共通カード130の残額データを、共
通カード130のカード番号に対応されてホール別景品
交換集中管理コンピュータに記憶させ、景品カード13
6と同様に背番号管理を行なうようにしてもよい。ま
た、逆に、景品カード136の磁気ストライプ137に
対し直接残高データを記録するようにしてもよい。さら
に、持点カード138,141,145に記録されてい
る持点データやJACKPOT入賞データを、その遊技
場のホストコンピュータであるホール用管理コンピュー
タにカード番号と対応させて記憶させ、前記景品カード
136と同様に背番号管理を行なうようにしてもよい。
図6に示した各種カードは、磁気カードに限らず、たと
えば、ICカード,光ディスクメモリを用いたカード、
ICメモリカートリッジ,CD−ROM,感熱カードで
あってよい。
【0057】本実施例では、JACK POT制御装置
38によるJACK POT制御を1つの遊技機設置島
を単位として行なうものを示したが、その代わりに、た
とえば、遊技機1台ごとを制御単位としてもよく、ある
いは、遊技場に設置された複数台の遊技機における遊技
機の機種ごと、所定台数の遊技機ごと、遊技場内の全遊
技機、遊技場がチェーン店を構成している場合の系列遊
技場に設置されているすべての遊技機、共通カードシス
テムに加盟している遊技場のすべての遊技機、景品カー
ドシステムに加盟している遊技場のすべての遊技機を制
御単位として、JACK POT制御を行なってもよ
い。
【0058】JACK POT入賞の発生条件として、
パチンコ遊技機における打込玉が所定値に達する毎,J
ACK POT入賞以外の大当りが発生する毎、(たと
えば他の大当りを継続15回とし、入賞玉10個分たと
えば150点を加算する)、始動入賞に限らずすべての
入賞玉の発生毎等に、JACK POT加算を行なうよ
うにしてもよい。さらに、3つの可変表示部4a,4
b,4cの表示結果に代えて、あるいはそれに加えて、
ラッキーナンバー表示器19a〜19hの表示結果が所
定の態様になった場合にJACK POTを発生させて
それに伴う価値の付与を行なうようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、弾球遊技機による遊技
において所定条件が成立した場合に価値記憶手段の価値
が増加更新され、特別遊技状態の発生に基づいてその価
値記憶手段に記憶されている価値の少なくとも一部がそ
の特別遊技状態の発生した弾球遊技機の遊技者に付与さ
れるのであり、前記所定条件の成立に伴って増加更新さ
れた価値が特別遊技状態の発生に基づいて付与されるた
めに、遊技価値が付与可能な条件の成立とそれに伴って
付与される価値との関係が変化に富んだ面白味のあるも
のになり、遊技者に対しより高い興奮を提供して遊技の
興趣を向上し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数台の遊技機が設置された遊技機設置島を示
す正面図である。
【図2】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面
を示す正面図である。
【図3】遊技用装置の一例に用いられる制御回路の構成
を示すブロック図である。
【図4】図3の制御回路におけるJACK POT制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図3の制御回路におけるJACK POT制御
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】各種カードの記録情報を示す正面図である。
【符号の説明】
21は遊技機設置島、38はJACK POT制御装
置、20,39はJACK POT払出数表示器、22
A,22B,22C,22D…は弾球遊技機の一例のパ
チンコ遊技機、23A,23B,23C,23Dは共通
カード処理装置、10 は始動入賞口、11は始動口スイ
ッチ、80は景品処理装置、50は共通カード販売機、
120,122は持点カード挿入/排出口、121,1
23は持点カード処理器、49A,49B,49C,…
は持点カード処理装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者所有の有価価値を特定可能な情報
    が記録された記録媒体の記録情報により特定される前記
    有価価値を使用して打玉を遊技領域に打込んで遊技が行
    なわれる弾球遊技機と、該弾球遊技機による遊技の結果
    遊技者の所有となった価値を特定可能な情報が記録され
    た記録媒体を遊技者に払出す記録媒体払出手段とを含む
    遊技用装置であって、 遊技者に付与する価値を記憶しておくための価値記憶手
    段と、 所定条件の成立に伴って前記価値記憶手段の価値を増加
    更新する増加更新手段とを含み、 前記弾球遊技機による遊技における予め定められた特別
    遊技状態の発生に基づいて、前記価値記憶手段に記憶さ
    れている価値の少なくとも一部を特別遊技状態が発生し
    た弾球遊技機の遊技者に付与するようにしたことを特徴
    とする、遊技用装置。
JP7040893A 1993-03-29 1993-03-29 遊技用装置 Withdrawn JPH06277352A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6152446A (en) * 1995-02-24 2000-11-28 Sanyo Electric Co., Ltd. Pachinko game machine mounting unit and method of producing pachinko island

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6152446A (en) * 1995-02-24 2000-11-28 Sanyo Electric Co., Ltd. Pachinko game machine mounting unit and method of producing pachinko island

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