JPH0627686Y2 - 木製ブロック - Google Patents

木製ブロック

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JPH0627686Y2
JPH0627686Y2 JP15121888U JP15121888U JPH0627686Y2 JP H0627686 Y2 JPH0627686 Y2 JP H0627686Y2 JP 15121888 U JP15121888 U JP 15121888U JP 15121888 U JP15121888 U JP 15121888U JP H0627686 Y2 JPH0627686 Y2 JP H0627686Y2
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wooden block
wooden
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rainwater
gap
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繁男 中尾
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繁男 中尾
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、建物壁部等を組み立てるために使用される木
製ブロックに関するものである。
(従来技術) 木製ブロックは、水平方向にはそれ自身に設けられた鉤
状の係止部を互いに組み合せ、鉛直方向にはその上面に
設けられた凸部にその下面に設けられた溝部を積み重ね
ることにより建物壁部等を完成させる材料である。
ところで、従来の木製ブロックにおいては、その上面に
設けられた凸部の上面が水平に形成されていた。このた
め、従来の木製ブロックを積み重ねた場合、凸部と溝部
とが互いに接触した状態で係合することになり、完成後
の建物壁部等が強い風雨にさらされて凸部と溝部とのわ
ずかな隙間から雨水が浸入すると、毛細管現象によって
建物壁部等の内側まで雨水が染み込んでくるという問題
点があった。
そこで本出願人は、上記のような問題点を解決すること
を目的として、先に実開昭62−201216号公報に
より、雨水が容易に染み込んでくることのない木製ブロ
ックの構造を提案した。該考案は、第5図,第6図に示
すように、木製ブロックBの上面に設けられた凸部13を
その略中間部を頂点とし、木製ブロックBの前面14,後
面15方向にそれぞれ傾斜させて山形に構成されており、
このように構成することにより木製ブロックBを組み立
てて建物壁部等を完成したときに、木製ブロックBの凸
部13と溝部16との係合部に間隙17a,17bを形成させるこ
とができ、従来の木製ブロックのように毛細管現象によ
って雨水が容易に染み込んでいくことがないようにされ
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記のように構成された木製ブロックを使用し
た場合であっても、強い風雨にさらされた結果、凸部と
溝部とのわずかな隙間から侵入した雨水が毛細管現象に
よって一方の間隙内に達すると、該間隙内に存する傾斜
部の距離が比較的短いために雨水はこの傾斜部を上って
いく恐れがあり、このようにして傾斜部を上っていき他
方の間隙内に達した雨水は毛細管現象によって建物壁部
等の内側に容易に染み込んでしまうことになるという問
題点がある。
本考案は、従来技術の上記のような欠点に鑑み、雨水の
染み込みを完全に防止することができる木製ブロックの
構造を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) このため本考案では、木製ブロックの上面に設けられた
凸部の上面を、その一側辺から他側辺に向けて傾斜させ
て構成したものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る木製ブロックの斜視図、第2図は
第1図の底面図、第3図は本考案に係る木製ブロックを
積み重ねた状態の断面図、第4図は木製ブロックの使用
状態を示す斜視図である。
第1図,第2図に示すように、木製ブロックAの一端部
には、鉤部2aを有する係止部2が設けられており、該
鉤部2aの先端は木製ブロックAの後面3方向に曲折さ
れている。同様に、木製ブロックAの他端部には、鉤部
4aを有する係止部4が設けられており、該鉤部4aの
先端は木製ブロックAの前面5方向に曲折されている。
前記木製ブロックAの上面には、段差6a,6bを有す
る凸部6が設けられており、該凸部6の上面には、その
一側辺6cから他側辺6dに向けて傾斜した傾斜部6e
が形成されている。
前記凸部6の傾斜部6eには、下方に向かって挿通孔7
a,7bが穿設されており、該挿通孔7a,7bは底面
まで貫通している。
前記木製ブロックAの底面には、コ字状の溝部8が設け
られている。
次に本実施例の作用について説明する。
第4図に示すように、コンクリート基礎9上には、間隔
をもって細長いボルト10の下端部が固着されている。次
に、このコンクリート基礎9上に木製ブロックAを積み
重ねることにより、壁部11が完成される。
前記木製ブロックAの組立は、水平方向においては、木
製ブロックAの係止部2と他の木製ブロックAの係止部
4とを係合させ、鉛直方向においては、コンクリート基
礎9上に固着されたボルト10に木製ブロックAの挿通孔
7a,7bを挿通させながら木製ブロックAの凸部6上
に溝部8を係合させる(第3図参照)ことによってなさ
れる。ここで、以上のように木製ブロックAを組み立て
た場合、木製ブロックAの凸部6上面に形成された傾斜
部6eの低い方の辺(他側辺6d)が壁部11の外側寄り
に位置するようにされる。従って、強い風雨にさらされ
て凸部6と溝部8とのわずかな隙間から侵入した雨水
が、毛細管現象によって凸部6と溝部8との係合部に形
成された間隙12内に達しても、該間隙12内に存する傾斜
部6eの距離が従来に比して長いので、間隙12内に侵入
した雨水は傾斜部6eを上っていくことができない。こ
のため、雨水は壁部11内部に染み込むことがない。
(考案の効果) 本考案は、以上のように木製ブロックの上面に設けられ
た凸部の上面を、その一側辺から他側辺に向けて傾斜さ
せて構成したことにより、凸部と溝部との係合部に形成
される間隙内に存する傾斜部の距離が従来に比して長く
なるので、木製ブロックを、その凸部上面の傾斜部の低
い方の辺が外側寄りに位置するように組み立てて建物壁
部等を完成させた場合、間隙内に侵入した雨水は傾斜部
を上っていくことができない。このため、雨水は建物壁
部等の内部に染み込むことがないので、雨水の染み込み
を完全に防止することができるというすぐれた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る木製ブロックの斜視図、第2図は
第1図の底面図、第3図は本考案に係る木製ブロックを
積み重ねた状態の断面図、第4図は木製ブロックの使用
状態を示す斜視図、第5図は従来技術における木製ブロ
ックを示す斜視図、第6図は第5図に示す従来の木製ブ
ロックを積み重ねた状態の断面図である。 6……凸部、6a,6b……段差 6c……一側辺、6d……他側辺 6e……傾斜部、8……溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に鉤状の係止部を設け、上面に段差を
    有する凸部を、下面に該凸部に係合する溝部をそれぞれ
    設けた形状の木製ブロックにおいて、前記凸部の上面
    を、その一側辺から他側辺に向けて傾斜させて構成した
    ことを特徴とする木製ブロック。
JP15121888U 1988-11-18 1988-11-18 木製ブロック Expired - Fee Related JPH0627686Y2 (ja)

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JPH0271711U (ja) 1990-05-31
CN1043972A (zh) 1990-07-18
CN1017363B (zh) 1992-07-08

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