JPH0650007B2 - 木製ブロック - Google Patents

木製ブロック

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JPH0650007B2
JPH0650007B2 JP3360932A JP36093291A JPH0650007B2 JP H0650007 B2 JPH0650007 B2 JP H0650007B2 JP 3360932 A JP3360932 A JP 3360932A JP 36093291 A JP36093291 A JP 36093291A JP H0650007 B2 JPH0650007 B2 JP H0650007B2
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wooden
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繁男 中尾
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繁男 中尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物壁部等を構築する
ために使用される木製ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】木製ブロックは、水平方向にはそれ自身
に設けられた鉤状の係止部を互いに組み合わせ、鉛直方
向にはその上面に設けられた凸部に他の木製ブロックの
下面に設けられた溝部を積み重ねることにより、建物壁
部等を構築する部材である。ところで、従来の木製ブロ
ックにおいては、凸部の上面が水平に形成されていたた
め、それらを積み重ねた場合には、凸部と溝部とが互い
に接触した状態で係合することになる。その結果、構築
後の建物壁部等が強い風雨にさらされると、木製ブロッ
クの接合部から雨水が侵入し、毛細管現象によって建物
壁部等の内側まで染み込んでくるという問題点があっ
た。そこで本出願人は、このような問題点を解決するこ
とを目的として、先に実開平2−71711号公報によ
り、雨水が建物壁部等の内側まで染み込んでくるのを防
止することができる木製ブロックの構造を提案した。こ
の考案は、図6に示すように、木製ブロックBに設けら
れた凸部20の上面に、その一側辺20aから他側辺2
0bに向けて傾斜する傾斜部21を形成するようにした
ものである。そして、このように構成することにより、
木製ブロックBを図7,図8の如く組み立てて建物壁部
等を構築した場合、接合部22から侵入した雨水は傾斜
部21を伝って外部に排出されるので、雨水が建物壁部
等の内側まで染み込んでくることはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造の木製ブロックBを組み立てて雨水が内側まで染
み込んでくることのない建物壁部等を構築するには、傾
斜部21が常に建物壁部等の外方を向くようにして木製
ブロックBを組み立てていかなければならない。すなわ
ち、図7における手前側(図8における右側)が建物壁
部等の外面となるように木製ブロックBを組み立てる必
要がある。しかしながら、このように木製ブロックBに
方向性があると、建物壁部等を構築していく際に、木製
ブロックの向きをその都度確認しなければならず、その
結果、構築作業をスムーズに行うことができないという
問題点がある。また、建物壁部等の外側に節目がくる
と、建物の美観を損なうことになるため、木製ブロック
Bを製作するに際しては、節目の少ない面が外側にくる
ようにして傾斜部21を形成しなければならないという
煩わしさがある。本発明は、従来技術における上記のよ
うな問題点に鑑み、組み立てるに際してその向きを確認
する必要がなく、しかも雨水の染み込みを完全に防止す
ることができ、かつ節目を気にせずに加工することので
きる木製ブロックを提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、両
端に鉤状の係止部を設け、上面に段差を有する凸部を、
下面に該凸部に係合する溝部をそれぞれ設けた形状の木
製ブロックにおいて、前記凸部の上面を、その中央部よ
りも右側では一側辺から他側辺に向けて傾斜させ、中央
部よりも左側では他側辺から一側辺に向けて傾斜させて
構成するようにしたものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る木製ブロックの斜視図、図2
はこの木製ブロックを鉛直方向に積み重ねた状態の斜視
図、図3はこの木製ブロックを図2の状態からさらに水
平方向に連結した状態の斜視図、図4は図3のI−I断
面図、図5は本発明に係る木製ブロックの使用状態を示
す斜視図である。
【0006】図1ないし図4に示すように、木製ブロッ
クAの一端部には、鉤部1aを有する係止部1が設けら
れており、鉤部1aの先端は木製ブロックAの後面2の
方向に曲折されている。同様に、木製ブロックAの他端
部には、鉤部3aを有する係止部3が設けられており、
鉤部3aの先端は木製ブロックAの前面4の方向に曲折
されている。また、前記木製ブロックAの上面には、段
差5a,5bを有する凸部5が設けられている。そし
て、凸部5の上面には、その中央部よりも右側に一側辺
5cから他側辺5dに向けて傾斜した傾斜部6が形成さ
れ、中央部よりも左側には他側辺5dから一側辺5cに
向けて傾斜した傾斜部7が形成れている。さらに、前記
木製ブロックAには、その底面に断面コ字状の溝部8が
設けられており、該溝部8を前記凸部5に係合させるこ
とにより、木製ブロックAを鉛直方向に積み重ねること
ができるようにされている。木製ブロックAを以上のよ
うに構成したことにより、木製ブロックAを図1の状態
から水平面内で反転させても、再び図1と同じ状態にな
る。すなわち、木製ブロックAには方向性がなく、木製
ブロックAの前面4と後面2の向きを逆にして組み立て
ても、全く同じ内部構造を有する壁部14(図5)を構
築することができる。従って、壁部14を構築していく
に際し、木製ブロックAの向きをその都度確認する必要
がないので、構築作業をスムーズに行うことができる。
また、上述したように木製ブロックAには方向性がない
ので、従来のように節目の少ない面が外側にくるように
して製作しなければならないという煩わしさがない。
【0007】前記傾斜部6,7には、下方に向かって挿
通孔9,10がそれぞれ穿設されており、該挿通孔9,
10は底面まで貫通している。ここで、木製ブロックA
の鉛直方向への積重ねは、一方の木製ブロックAの挿通
孔9と他方の木製ブロックAの挿通孔10とが合致する
ようにして行われる(図2参照)。そして、このように
して木製ブロックAを積み重ねた場合、木製ブロックA
の前面4側の左側接合面13が、その直下に位置する木
製ブロックAの中央部よりも幾分右寄り、すなわち傾斜
部6側に存することとなるようにされている(図2参
照)。
【0008】次に本実施例の作用について説明する。図
2ないし図5に示すように、木製ブロックAの組立は、
水平方向においては、木製ブロックAの係止部1と他の
木製ブロックAの係止部3とを係合させ、鉛直方向にお
いては、コンクリート基礎11上に間隔をもって固着さ
れた細長いボルト12に木製ブロックAの挿通孔9,1
0を挿通させながら凸部5上に溝部8を係合させること
により行われる。尚、この場合、鉛直方向への積重ね
は、図2に示すように、一方の木製ブロックAの挿通孔
9と他方の木製ブロックAの挿通孔10とが合致するよ
うにして行われる。そして、図5に示すように、木製ブ
ロックAを組み立てて壁部14を構築した場合、各木製
ブロックAの前面4側の左側接合面13は、その直下に
位置する木製ブロックAの中央部よりも幾分右寄り、す
なわち傾斜部6側に存することとなる(図2参照)。こ
のため、壁部14が強い風雨にさらされ、隣接する木製
ブロックA,Aの接合部15から雨水が侵入し毛細管現
象によって凸部5と溝部8との係合部に形成された間隙
16内に達しても(図2矢印イ,ロ)、この雨水は傾斜
部6を伝って流れ落ち(図2矢印ハ)、段差5aを経由
して壁部14の外部に排出されるので(図2矢印ニ)、
雨水が壁部14の内部まで染み込んでくることはない。
【0009】
【考案の効果】以上のように本発明では、両端に鉤状の
係止部を設け、上面に段差を有する凸部を、下面に該凸
部に係合する溝部をそれぞれ設けた形状の木製ブロック
において、前記凸部の上面を、その中央部よりも右側で
は一側辺から他側辺に向けて傾斜させ、中央部よりも左
側では他側辺から一側辺に向けて傾斜させて構成するよ
うにしたので、木製ブロックの前面と後面の向きを逆に
して組み立てても、雨水の染み込みを完全に防止するこ
とのできる建物壁部等を構築することができる。従っ
て、建物壁部等を構築していく際に、木製ブロックの向
きをその都度確認する必要がないので、構築作業をスム
ーズに行うことができるというすぐれた効果がある。ま
た、このように本発明に係る木製ブロックには方向性が
ないので、従来のように節目の少ない面が外側にくるよ
うにして製作しなければならないという煩わしさもな
い。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る木製ブロックの斜視図である。
【図2】本発明に係る木製ブロックを鉛直方向に積み重
ねた状態の斜視図である。
【図3】本発明に係る木製ブロックを図2の状態からさ
らに水平方向に連結した状態の斜視図である。
【図4】図3のI−I断面図である。
【図5】本発明に係る木製ブロックの使用状態を示す斜
視図である。
【図6】従来技術における木製ブロックの斜視図であ
る。
【図7】従来技術における木製ブロックを鉛直方向に積
み重ねた状態の斜視図である。
【図8】図7のII−II断面図である。
【符号の説明】
A 木製ブロック 1 係止部 3 係止部 5 凸部 6 傾斜部 7 傾斜部 8 溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に鉤状の係止部を設け、上面に段差
    を有する凸部を、下面に該凸部に係合する溝部をそれぞ
    れ設けた形状の木製ブロックにおいて、前記凸部の上面
    を、その中央部よりも右側では一側辺から他側辺に向け
    て傾斜させ、中央部よりも左側では他側辺から一側辺に
    向けて傾斜させて構成したことを特徴とする木製ブロッ
    ク。
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JPH05163771A JPH05163771A (ja) 1993-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3637442B2 (ja) * 1999-01-21 2005-04-13 繁男 中尾 家屋等の壁面用のブロック
JP2007297824A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Shigeo Nakao 家屋等の壁面用ブロック

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