JPH0412192Y2 - - Google Patents

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JPH0412192Y2
JPH0412192Y2 JP19367685U JP19367685U JPH0412192Y2 JP H0412192 Y2 JPH0412192 Y2 JP H0412192Y2 JP 19367685 U JP19367685 U JP 19367685U JP 19367685 U JP19367685 U JP 19367685U JP H0412192 Y2 JPH0412192 Y2 JP H0412192Y2
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edge
wall
engaging claw
fitting groove
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、バルコニーの床に関するものであ
る。
この明細書において、「バルコニー」という語
にはベランダおよびテラスも含むものとする。ま
た、この明細書において、前後方向はバルコニー
が設けられた家屋の外面に直交する方向をいい、
「前」とはバルコニーが突出した側を指し、「後」
とはこれと反対側を指すものとする。
さらに、左右は後方に向つていい、また、「内」
方向とはバルコニーを平面に見てその床の中央部
に向かう方向を指し、「外」方向とはこれと反対
方向を指すものとする。
また、この明細書において、「枠部材」という
語は、家屋の外面から前方に突出した左右側枠部
材および左右側枠部材の前端部間に渡し止められ
た前枠部材のうち、少なくとも一つを指すものと
する。
従来技術 従来、バルコニーの床としては、第4図および
第5図に示すようなものがあつた。
すなわち、バルコニーの枠部材101の上には
格子102が取り付けられ、一方、枠部材101
の下縁部に設けられた根太受け103に複数の根
太104が並列状に載せられ、それら根太104
の上に床板105が敷かれており、また、枠部材
101の上縁には、床板105の上面端縁部ある
いは上面側縁部を隠す目的で枠部材101に取り
付けられる帯板状のカバー部材106の一部分を
嵌め込むための嵌合溝107が設けられており、
同嵌合溝107にカバー部材106の一部分が嵌
め込まれて、床板105の上面端縁部あるいは上
面側縁部にカバー部材106の下縁部が当接させ
られるようになされていた。
さらに詳しく述べると、枠部材101の嵌合溝
107の上部溝縁には受け止め部108が、下部
溝縁には上向き係合爪部109がそれぞれ設けら
れており、一方、カバー部材106はそれ略垂直
壁114の上縁寄り位置に、ともに外方に突出し
かつ長手方向に伸びる嵌合用の上部水平壁110
および下部水平壁111が設けられ、またこれら
両水平壁110,111の突出側の縁部にはそれ
ぞれ上向き係合爪部112および下向き係合爪部
113が設けられており、受け止め部108の下
面および上向き係合爪部112の上面はともに外
下向き傾斜面となされ、上向き係合爪部109の
上面及び下向き係合爪部113の下面はともに外
上向き傾斜面となされていた。
そして、カバー部材106と枠部材101の嵌
合溝107との嵌合はつぎのようにしてなされて
いた。
すなわち、第5図に示すように、カバー部材1
06の上下両水平壁110,111を水平状態に
保ちながらカバー部材106の上向き係合爪部1
12の上面を嵌合溝107における受け止め部1
08の上面に、カバー部材106の下向き係合爪
部113の下面を嵌合溝107における上向き係
合爪部109の上面にそれぞれ重ね合わせた後、
カバー部材106の略垂直壁114の上縁寄り位
置を押しあるいは叩いて嵌め込んでいた。
考案が解決しようとする問題点 上記のようなバルコニーの床にはその組み立て
時につぎのような問題があつた。
すなわち、カバー部材106の上下両水平壁1
10,111は上記のようにして枠部材101の
嵌合溝107に嵌め込まれるため、第5図の実線
および鎖線で示すように、嵌合操作の際、カバー
部材106は嵌合溝107における受け止め部1
08の下面および上向き爪部109の上面に当接
させられる他に、その略垂直壁114の下縁部が
床板105上面に当接させられながら水平に移動
する。
このようにカバー部材106がその嵌合操作時
に上記3箇所において他部材と接触しながら移動
させられるため、床の嵌合組み立ての際の摩擦抵
抗が大きくて嵌合が容易でなかつた。また無理に
嵌合させようとすればハンマー等によつて叩き込
む必要があり、その場合、カバー部材106に傷
がついてしまい見苦しかつた。
この考案は、上記のような実情に鑑みてなされ
たものであつて、ハンマー等を要することなくま
た余分な力を入れることなく、手で簡単にしかも
確実にカバー部材を枠部材の嵌合溝に嵌め込むこ
とができ、さらに床の構成部材に無用の損傷を与
えることなく嵌合組み立てができるバルコニーの
床を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この考案によるバルコニーの床は、垂直壁と同
垂直壁の上縁に連なつた上部内方突出壁と同垂直
壁の下縁に連なつた下部内方突出壁とを備えた横
断面略形の枠部材と、この枠部材内に上面縁部
が入り込むように配された床板と、枠部材の上部
内方突出壁の突出側の縁部に設けられかつ内方へ
開口するとともに長手方向に伸びる嵌合溝に嵌合
されて床板の上面縁部に渡される帯板状のカバー
部材とを備えており、上記嵌合溝の上部溝縁およ
び下部溝縁はそれぞれ嵌合溝内部へ向かう受け止
め部および上向き係合爪部とされており、一方、
上記カバー部材は、略垂直壁と、同壁の上縁寄り
位置からともに外方突出状に設けられかつ互いに
平行状に長手方向へ伸びる上部水平壁および下部
水平壁とからなり、その略垂直壁上縁と上部水平
壁上面との段差部は当接部とされており、またそ
の上部水平壁の縁部は略垂直上向きの抜け止め用
突縁とされるとともに下部水平壁の縁部は下向き
係合爪部とされており、上向き係合爪部の上面お
よび下向き係合爪部の下面がともに外上向き傾斜
面となされ、カバー部材の上部水平壁が外下向き
斜めにして同嵌合溝内へ入れられ、上記当接部が
受け止め部における嵌合溝外方側の側面に当接さ
せられるとともに抜け止め用突縁が受け止め部の
下縁に引掛けられ、かつ下向き係合爪部の先端下
縁が上向き係合爪部の上面に当接せられた後、略
垂直壁がその下縁部寄り位置で枠部材方向へ押さ
れることにより、カバー部材が回動せられて、そ
の上下両水平壁が嵌合溝に嵌め込まれ、抜け止め
用突縁および下向き係合爪部がそれぞれ嵌合溝の
受け止め部および上向き係合爪部に係合されるよ
うになされているものである。
この考案におけるバルコニーの床を構成する、
枠部材、床板およびカバー部材は、いずれもアル
ミニウム押出型材製であるのが好ましい。
実施例 以下、この考案の実施例を第1図ないし第3図
を参照しながら説明する。
図において、1は家屋の外面から突出して設け
られかつ屋根上面に立てられた支柱により支持さ
れたバルコニーの床である。
床1は、家屋の外面から前方に突出した左右側
枠部材(図示略)およびこれら左右側枠部材の前
端部間に渡し止められた前枠部材2により形成さ
れた床枠と、前枠部材2と家屋との間に所定間隔
をおいて左右並列状に配置された複数の根太3
と、これらの根太3の上に敷かれた床板4と、左
右側枠部材の上縁部および前枠部材2の上縁部か
らそれぞれ床板4の上面両端縁部および上面前縁
部に渡された帯板状のカバー部材5とを備えてい
る。
前枠部材2は、横断面略形のアルミニウム押
出型材製で、垂直壁6と、同垂直壁6の上縁に連
なつた上部内方突出壁7と、同垂直壁6の下縁に
連なつた下部内方突出壁8とを備えている。
上部内方突出壁7の上面には、上方に開口しか
つ長手方向に伸びる格子取り付け用溝9が形成さ
れている。そして、この溝9の外方側の側壁外面
には、同面に連なりかつ内方に開口するとともに
長手方向に伸びる嵌合溝10が形成されている。
一方、下部内方突出壁8は、上部内方突出壁7
よりも内方に突出しており、そこに根太受け部1
1が設けられている。
根太3は、その後端部が家屋の外面に取り付け
られた左右に長い根太掛けの上に載せられ、その
前端部が前枠部材2の根太受け部11の上に載せ
られている。
床板4は複数の根太3の上に載せられている。
前枠部材2の嵌合溝10の上部溝縁および下部
溝縁はそれぞれ嵌合溝10内部へ向かう横断面略
横長方形の受け止め部12および上向き係合爪部
13とされており、上向き係合爪部13の上面は
外上向き傾斜面とされている。
一方、カバー部材5は、略垂直壁14と、同壁
14の内面上縁寄り位置からともに外方突出状に
設けられかつ所定間隔をおいて互いに平行状に長
手方向へ伸びる上部水平壁15および下部水平壁
16とからなる。
略垂直壁14上縁と上部水平壁15上面との段
差部は横断面略円形状の当接部17とされてお
り、上部水平壁15の突出側の縁部は略垂直上向
きの抜け止め用突縁18とされている。上部水平
壁15上面の幅は受け止め部12下面の幅よりわ
ずかに広くなるように構成されており、また抜け
止め用突縁18の高さは、受け止め部12におけ
る嵌合溝10内方側の側面の高さに略等しくなる
ように構成されている。そして受け止め部12の
下面は外下向き傾斜面となされている。
下部水平壁16の突出側の縁部は上向き係合爪
部13に係合しうる下向き係合爪部19とされて
おり、下向き係合爪部19の下面は外上向き傾斜
面となされている。なお、下向き係合爪19の後
面は、外下向き傾斜面となされており、後述のよ
うに、下向き係合爪部19が上向き係合爪部13
に係合されてからも必要に応じ係合を解くことが
できるようになつている。
上記のように構成されたカバー部材5はつぎの
ようにして枠部材2の嵌合溝10内に嵌め込まれ
る。
すなわち、まず、第2図に実線で示すように、
カバー部材5の上部水平壁15が外下向き斜めに
して同嵌合溝10内へ入れられ、上記当接部17
が受け止め部12における嵌合溝10外方側の側
面に当接させられるとともに抜け止め用突縁18
の高さの中程が受け止め部12の下縁に引掛けら
れ、かつ下向き係合爪部19の先端下縁が上向き
係合爪部13の上面に当接せられる。このさい、
受け止め部12の下面と上部水平壁15の上面と
の間には、抜け止め用突縁18に向かつて広がつ
た横断面三角形の隙間があいている。
ついで、カバー部材5の略垂直壁14がその下
縁部寄り位置で枠部材1方向へ押されて、カバー
部材5が第3図の鎖線位置から同図の実線位置に
移動し、受け止め部12と上部水平壁15との間
の隙間がなくなるとともに、上向き係合爪部13
の上面と下向き係合爪部19の下面とが重なり、
密接する。
この状態からカバー部材5の略垂直壁14がそ
の下縁部寄りの位置で枠部材1方向へさらに押さ
れると、受け止め部12の下縁角を支点として略
垂直壁14は第2図の実線位置から鎖線位置まで
回動し、下向き係合爪部19の下面は上向き係合
爪部13の上面を強制的に通過する。
その結果、カバー部材5の上下両水平壁15,
16が嵌合溝10に嵌め込まれ、抜け止め用突縁
18および下向き係合爪部19がそれぞれ嵌合溝
10における受け止め部12および上向き係合爪
部13に係合されるのである。このさい、受け止
め部12の下面と上部水平壁15の上面との間に
は、上記と逆方向の三角形の隙間が生じる。そし
て、最終的には、カバー部材5の略垂直壁14の
下縁は床板4の上面に当接する。
考案の効果 この考案によるバルコニーの床は、上記のよう
に構成されているので、その嵌合組み立て途上に
おいて、カバー部材の略垂直壁下縁が床板上面に
当接することがなく、しかもカバー部材はてこの
原理により容易に枠部材の嵌合溝に嵌合される。
したがつて、この考案によれば、バルコニーの
床の組み立てを、従来のようにハンマー等を要す
ることなく、手で簡単にしかも確実に行なうこと
ができる。また、従来のように床の構成部材に無
用の損傷を与えることなく、床の嵌合組み立てを
行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図まではこの考案の実施例を示
すもので、第1図は横断面図、第2図および第3
図は嵌合組み立て操作を示す要部拡大断面図であ
る。第4図および第5図は、従来のバルコニーの
床を示すもので、第4図はその横断面図、第5図
はその嵌合組み立て操作を示す要部拡大横断面図
である。 2……枠部材、4……床板、5……カバー部
材、6……垂直壁、7……上部内方突出壁、8…
…下部内方突出壁、10……嵌合溝、12……受
け止め部、13……上向き係合爪部、14……略
垂直壁、15……上部水平壁、16……下部水平
壁、17……当接部、18……抜け止め用突縁、
19……下向き係合爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルコニーの床であつて、垂直壁6と同垂直壁
    6の上縁に連なつた上部内方突出壁7と同垂直壁
    6の下縁に連なつた下部内方突出壁8とを備えた
    横断面略形の枠部材2と、この枠部材2内に上
    面縁部が入り込むように配された床板4と、枠部
    材2の上部内方突出壁7の突出側の縁部に設けら
    れかつ内方へ開口するとともに長手方向に伸びる
    嵌合溝10に嵌合されて床板4の上面縁部に渡さ
    れる帯板状のカバー部材5とを備えており、上記
    嵌合溝10の上部溝縁および下部溝縁はそれぞれ
    嵌合溝10内部へ向かう受け止め部12および上
    向き係合爪部13とされており、一方、上記カバ
    ー部材5は、略垂直壁14と、同壁14の上縁寄
    り位置からともに外方突出状に設けられかつ互い
    に平行状に長手方向へ伸びる上部水平壁15およ
    び下部水平壁16とからなり、その略垂直壁14
    上縁と上部水平壁15上面との段差部は当接部1
    7とされており、またその上部水平壁15の縁部
    は略垂直上向きの抜け止め用突縁18とされると
    ともに下部水平壁16の縁部は下向き係合爪部1
    9とされており、上向き係合爪部13の上面およ
    び下向き係合爪部19の下面がともに外上向き傾
    斜面となされ、カバー部材5の上部水平壁15が
    外下向き斜めにして同嵌合溝10内へ入れられ、
    上記当接部17が受け止め部12における嵌合溝
    10外方側の側面に当接させられるとともに抜け
    止め用突縁18が受け止め部12の下縁に引掛け
    られ、かつ下向き係合爪部19の先端下縁が上向
    き係合爪部13の上面に当接せられた後、略垂直
    壁14がその下縁部寄り位置で枠部材2方向へ押
    されることにより、カバー部材5が回動せられ
    て、その上下両水平壁15,16が嵌合溝10に
    嵌め込まれ、抜け止め用突縁18および下向き係
    合爪部19がそれぞれ嵌合溝10の受け止め部1
    2および上向き係合爪部13に係合されるように
    なされているバルコニーの床。
JP19367685U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0412192Y2 (ja)

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JP19367685U JPH0412192Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JP19367685U JPH0412192Y2 (ja) 1985-12-17 1985-12-17

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JPS62101939U JPS62101939U (ja) 1987-06-29
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