JPH053603Y2 - - Google Patents

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JPH053603Y2
JPH053603Y2 JP1985201691U JP20169185U JPH053603Y2 JP H053603 Y2 JPH053603 Y2 JP H053603Y2 JP 1985201691 U JP1985201691 U JP 1985201691U JP 20169185 U JP20169185 U JP 20169185U JP H053603 Y2 JPH053603 Y2 JP H053603Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、例えば2階家において上階の外装
板と下階の外装板との間に介装して雨水の浸入を
防止する、所謂水切りジヨイナーに関するもので
ある。
<従来の技術> 上記のような水切りジヨイナーとしては、例え
ば第3図A,あるいは第3図Bに示したものが公
知である。即ち、第3図Aに示した水切りジヨイ
ナー15は、上方外装板12の内表面側に位置す
る後板部16と、下方外装板13の外表面上部を
覆う覆板部18、及び後板部16と覆板部18と
を連結し、下方外装板13の外側上端部にその内
面か当接した傾斜面部17とから構成されたもの
である。また、第3図Bに示した水切りジヨイナ
ー20は、上記水切りジヨイナー15において後
板部16と傾斜面部17との接合部分の構造を改
良したもので、同部分を、後板部21の下端から
水平方向に突出し上方外装板12の下端面の内側
部分に当接し同板を保持する水平保持部22と、
この水平保持部2の先端から後板部分に対応する
斜め後方位置に至る折返し部23と、折返し部2
3の先端部分から垂設された僅かな垂直部24と
から構成したものである。
ところで、第3図Aに示した水切りジヨイナー
15を用いた構造では、上方外装板下端面とジヨ
イナー傾斜面部との間に形成される三角形の空間
がごみによつて目詰まつてしまい、上方外装板1
2とジヨイナー後板部との間に吹込んだ雨水が容
易に抜けてくれないことから、特に寒冷地では、
雨水の凍結による膨張などによつて上方外装板下
端部が材質劣化する等といつた欠点がある。
一方、第3図Bに示した水切りジヨイナー20
を用いた構造では、上方外装板12の外側部分は
ごみなどによつて目詰まりすることなく常に空気
中に露出させることができ、上方外装板12とジ
ヨイナー後板部との間に吹込んだ雨水はこの露出
部において放湿されるから、上述した如き凍害に
よる材質劣化を防止することができる他、水平保
持部22の形成によつて上方外装板12の支持と
位置決めとを確実に行なえるといつた特長があ
る。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、本考案者によれば、上記の如き
水切りジヨイナー20を用いた場合には、上方外
装板下端部の上述の如き材質劣化は確実に防げる
ものの、下方外装板上端部とジヨイナー覆板部と
が近接した構造であることから、ジヨイナー下端
よりこれらの間に浸入した雨水が容易に抜け出て
くれず、上記と同様な凍害によつて、下方外装板
上端部が材質劣化し易いという問題があることが
わかつた。また、この種の水切りジヨイナーの施
工時において、ジヨイナー上側部分を構成する後
板部を胴縁に釘着する際、釘打ち位置が不揃いと
なつたり、釘打ちが不十分でその頭部が浮き上が
つて上方外装板装着時の妨げになるといつた問題
もある。
<問題点を解決するための手段> この考案の水切りジヨイナーは、上方外装板と
下方外装板との間に介装される水切りジヨイナー
において、前記上方外装板の内表面側に位置し且
つこの内表面側に突出する複数の帯状水平突起を
有してなる後板部と、この後板部の下端から水平
方向に張出して前記上方外装板下端面の内側部分
に当接した水平保持部とで構成された上側部材
と、前記下方外装板の外側上端部にその内面が当
接した傾斜面部と、この傾斜面部の下方に連続し
前記下方外装板の外側上面との間に空気溜りを形
成する空気溜り形成部と、この空気溜り形成部の
下方に連続し前記下方外装板の外側上面を覆う覆
板部とで構成された下側部材とを有してなること
を要旨とするものである。
<作用> 上記手段のように下方外装板上端部に位置する
ジヨイナー下側部材に空気溜り形成部を設ける構
成とすることで、同板上端部の放湿を効果的に行
なえる。また、ジヨイナー上側部材に複数の帯状
水平突起を設けたので、上方外装板釘着に際して
はこれら突起により画定される水平溝で釘打ちす
るようにすることで、釘打ち位置を備え且つ釘打
ちをその深さを確認しつつ常に十分な深さまで行
なうことができる。
<実施例> 以下、添付図面を用いて本考案の実施例を説明
する。
第1図A,Bに示したように、この水切りジヨ
イナー1は、上端部を外側に折曲げ突出させた上
縁部2並びに凸状に加工形成して同じく外側に突
出させた複数の帯状水平突起4とを有する後板部
3と、後板部3の下端に連続し、水平方向に張出
した水平保持部5と、水平保持部5の先端から下
方に垂設された連結部6と、連結部6の下端から
斜め外側方向に延設された傾斜面部7と傾斜面部
7の先端から垂設された空気溜り形成部8と、空
気溜り形成部8のやや内側に連続して形成された
覆板部9と、覆板部9の下方で下端部を内側に折
曲げ突出させた下縁部10とから構成されてい
る。このような水切りジヨイナー1は、鋼板、ア
ルミ板、亜鉛板、プロンズ板などの金属板の曲げ
加工のほか、これらの金属あるいは硬質塩ビの如
き合成樹脂の押出成形などによつて作られる。
第2図は、この水切りジヨイナー1の施工状態
を示したもので、その施工順序を次に説明する。
まず、木片セメント板の如き下方外装板13を胴
縁14に釘11により止着(図中表裏方向に適宜
な間隔で複数本の釘を打ちつけて止着)し、その
後、水切りジヨイナー1を胴縁上部と下方外装板
外表面上部との間に図のように位置させ、帯状水
平突起間に形成された凹溝内に釘打ちを行なつ
て、ジヨイナーを胴縁14に釘11で止着する。
この時、釘11の頭部が帯状水平突起4の高さ以
下になるように釘打ちする。次いで、ジヨイナー
の水平保持部5に上方外装板12の下端面を載置
し、この上方外装板12の上端面(図示せず)を
他の胴縁に釘止めする。尚、水切りジヨイナー1
の上縁部2と帯状水平突起4の高さを図示したよ
うに同じとすれば、上方外装板12はこれら3点
で側部から支持されるので、その側面方向の支持
がより強固且つ安定なものになる。
尚、水切りジヨイナー1の下縁部10は下方外
装板13の表面に密着することとなるため、下方
外装板13の板厚のバラツキで厚い下方外装板1
3が載置された場合には、覆板部9が外側に出る
ことになるが、空気溜り形成部8より内側(下方
外装板13側)に覆板部9を設けて段部としたの
で、覆板部9が外側に出ても該段部で力が分散さ
れる。その結果、水切りジヨイナー1が胴縁14
から浮き上がろうとする力が小さくなり、水切り
ジヨイナー1の胴縁14からの浮き上がりを阻止
することが可能となる。
また、上述の施工方法では、第2図に示すよう
に、水切りジヨイナー1を釘11で胴縁14に固
定し、該水切りジヨイナー1の上に上方外装板1
2を載置したが、上方外装板12の下縁部の表面
から釘を打ち込んで胴縁14に釘止めすることも
可能である。この場合には、後板部3に形成され
た複数の帯状水平突起4によつて上方外装板12
を支持する間隔(スパン)が短くなるので、釘を
打ち込む際の上方外装板12の割れを防止するこ
とが出来る。
尚、以上の後板部と水平保持部などから構成さ
れる上側部材と、傾斜面部と空気溜り形成部及び
覆板部などで構成される下側部材とを、水平保持
部の先端から下方に垂設された連結部で連結した
ジヨイナーについて説明したが、これに限定され
ず、連結部として、水平保持部の先端から後板部
に対応する斜め後方位置に至る折返し形状として
もよい他、連結部を設けることなく、水平保持部
の先端に連結して傾斜面部を形成するようにして
もよいことは言うまでもない。
<考案の効果> 以上のように構成されるこの考案の水切りジヨ
イナーによれば、空気溜り形成部と下方外装板と
の間に大容積の空気溜りができることから、下方
外装板上端部の放湿を効果的に行なえて同上端部
の冷害による材質劣化を防止することができる。
また、ジヨイナー上側部材に複数の帯状水平突起
を設けたので、釘打ち位置を容易に揃えることが
でき、また上方外装板装着時の作業性向上を図る
ことができる。
更に、後板部3には複数の帯状水平突起4が形
成されているので、上方外装板12の下端部の表
面から釘を打ち込む際の上方外装板12の割れを
防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の実施例を示した斜視図、第
1図Bは第1図Aにおける−線断面拡大図、
第2図は実施例の施工状態を示した断面図、第3
図A,Bは夫々従来の水切りジヨイナーの施工例
を示した断面図である。 1,15,20……水切りジヨイナー、3,1
6,21……後板部、4……帯状水平突起、5,
22……水平保持部、6……連結部、7,17,
25……傾斜面部、8……空気溜り形成部、9,
18,26……覆板部、12……上方外装板、1
3……下方外装板、14……胴縁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上方外装板と下方外装板との間に介装される水
    切りジヨイナーにおいて、 前記上方外装板の内表面側に位置し且つこの内
    表面側に突出する複数の帯状水平突起を有してな
    る後板部と、この後板部の下端から水平方向に張
    出して前記上方外装板下端面の内側部分に当接し
    た水平保持部とで構成された上側部材と、 前記下方外装板の外側上端部にその内面が当接
    した傾斜面部と、この傾斜面部の下方に連続し前
    記下方外装板の外側上面との間に空気溜りを形成
    する空気溜り形成部と、この空気溜り形成部の下
    方に連続し前記下方外装板の外側上面を覆う覆板
    部とで構成された下側部材とを有してなることを
    特徴とする水切りジヨイナー。
JP1985201691U 1985-12-25 1985-12-25 Expired - Lifetime JPH053603Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985201691U JPH053603Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985201691U JPH053603Y2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25

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Publication Number Publication Date
JPS62107013U JPS62107013U (ja) 1987-07-08
JPH053603Y2 true JPH053603Y2 (ja) 1993-01-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935506B2 (ja) * 1977-05-13 1984-08-29 株式会社日立製作所 質量分析計用イオン源

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935506U (ja) * 1982-08-30 1984-03-06 アイジ−工業株式会社 水切り
JPS59154504U (ja) * 1983-03-31 1984-10-17 ニチハ株式会社 水切りジヨイナ−

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JPS5935506B2 (ja) * 1977-05-13 1984-08-29 株式会社日立製作所 質量分析計用イオン源

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JPS62107013U (ja) 1987-07-08

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