JPH0627612A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀カラー写真感光材料Info
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- JPH0627612A JPH0627612A JP4203238A JP20323892A JPH0627612A JP H0627612 A JPH0627612 A JP H0627612A JP 4203238 A JP4203238 A JP 4203238A JP 20323892 A JP20323892 A JP 20323892A JP H0627612 A JPH0627612 A JP H0627612A
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- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
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- G03C7/32—Colour coupling substances
- G03C7/36—Couplers containing compounds with active methylene groups
- G03C7/38—Couplers containing compounds with active methylene groups in rings
- G03C7/381—Heterocyclic compounds
- G03C7/382—Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings
- G03C7/3825—Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings the nuclei containing only nitrogen as hetero atoms
- G03C7/383—Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings the nuclei containing only nitrogen as hetero atoms three nitrogen atoms
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Abstract
優れている。 【構成】カップリング活性位以外に少なくとも電子吸引
性基を有する1H−イミダゾ〔1,5−a〕イミダゾー
ルシアンカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感
光材料。
Description
プラー(以下、単にシアンカプラー)を含有するハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料に関するものである。
エロー、マゼンタおよびシアンに発色する色素形成カプ
ラーと発色現像主薬との反応を利用してカラー画像を形
成する方式が、現在、最も広く実用されている。
は、色再現性向上や画像堅牢性向上の観点から色素形成
カプラーの改良研究が盛んに行われているが、未だ十分
な改良がなされたとは言い難い。特に、シアンカプラー
に関しては、従来から一貫してフェノール系またはナフ
トール系カプラーが用いられているが、これらのカプラ
ーから生成する色素は、青色および緑色領域に不要な吸
収を有しており、色再現性向上の大きな壁となってい
た。また、生成するシアン色素の分子吸光係数が小さい
ことも、画像のシャープネス向上にとって不利であっ
た。
シアン色素形成カプラーの研究が活発に行われており、
種々の複素環化合物が提案されている。例えば、特開昭
63−226,653号に記載されているジフェニルイ
ミダゾール系カプラー、特開昭63−199,352
号、同63−250,649号、同63−250,65
0号、同64−554号、同64−555号、特開平1
−105,250号、同1−105,251号等に記載
のピラゾロアゾール系カプラー、DE4,016,41
8A1号に記載の縮環イミダゾールカプラーが開示され
ている。これらのカプラーは、いずれも色再現性改良を
うたったものであり、生成色素の吸収特性が優れている
ことを特徴としている。しかし、上記のカプラーから得
られるシアン色素は吸収が短波であったり、光や熱に対
する堅牢性が劣っているという欠点を有しており、ま
た、カプラー自身のカップリング活性が小さいといった
実用上の、重大な問題点を有していた。
は、新規なシアンカプラーを含有し、形成されるシアン
色素の発色濃度が高く分光吸収特性が良好なハロゲン化
銀カラー写真感光材料を提供することである。本発明の
第2の目的は、形成されるシアン色像の耐光性に優れた
ハロゲン化銀カラー写真感光材料を提供することであ
る。
少なくとも一層に下記一般式(I)、(II)または(II
I)で表わされる1H−イミダゾ〔1,5−a〕イミダゾ
ールシアンカプラーの少なくとも一種を含有することを
特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料によって達
成された。
わし、R2 及びR3 はそれぞれ置換基を表わす。但し、
R1 、R2 及びR3 のうち少なくとも1つは電子吸引性
基を表わす。Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体
とのカップリング反応において離脱しうる基を表わ
す。)
しく述べる。R1 は、水素原子又は置換基を表わし、R
2 及びR3 は置換基を表わす。置換基としては、アリー
ル基、アルキル基、シアノ基、アシル基、カルバモイル
基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニ
ル基、ホルミルアミノ基、アシルアミノ基、アルコキシ
カルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ
基、スルホンアミド基、ウレイド基、スルファモイルア
ミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルコ
キシ基、アリールオキシ基、ヘテリルオキシ基、アルキ
ルチオ基、アリールチオ基、ヘテリルチオ基、ヘテロ環
基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトロ基、スルファ
モイル基、スルホニル基、アシルオキシ基、カルバモイ
ルオキシ基、イミド基、スルフィニル基、ホスホリル
基、カルボキシル基、ホスホノ基、無置換のアミノ基な
どがあげられる。これらのうち更に置換基を有すること
のできる基は上記の置換基で置換されていてもよい。
しくは、アリール基(好ましくは炭素数6〜30、例え
ばフェニル、m−アセチルアミノフェニル、p−メトキ
シフェニル)、アルキル基(好ましくは炭素数1〜3
0、例えばメチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ
プロピル、ヘプタフルオロプロピル、t−ブチル、n−
オクチル、n−ドデシル)、シアノ基、ホルミル基、ア
シル基(好ましくは炭素数1〜30、例えばアセチル、
ピバロイル、ベンゾイル、フロイル、2−ピリジルカル
ボニル)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜3
0、例えばメチルカルバモイル、エチルカルバモイル、
ジメチルカルバモイル、n−オクチルカルバモイル)、
アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数1〜30、
例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソ
プロポキシカルボニル、ジフェニルメチルカルボニ
ル)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数
7〜30、例えばフェノキシカルボニル、p−メトキシ
フェノキシカルボニル、m−クロロフェノキシカルボニ
ル、o−メトキシフェノキシカルボニル)、ホルミルア
ミノ基、アシルアミノ基〔好ましくは炭素数1〜30の
アルキルカルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミ
ノ、プロピオニルアミノ、シアノアセチルアミノ)、好
ましくは炭素数7〜30のアリールカルボニルアミノ基
(例えば、ヘンゾイルアミノ、p−トルイルアミノ、ペ
ンタフルオロベンゾイルアミノ、m−メトキシベンゾイ
ルアミノ)、好ましくは炭素数4〜30のヘテリルカル
ボニルアミノ基(例えば、2−ピリジルカルボニルアミ
ノ、3−ピリジルカルボニルアミノ、フロイルアミ
ノ)〕、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭
素数2〜30、例えばメトキシカルボニルアミノ、エト
キシカルボニルアミノ、メトキシエトキシカルボニルア
ミノ)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましく
は炭素数7〜30、例えばフェノキシカルボニルアミ
ノ、p−メトキシフェノキシカルボニルアミノ、p−メ
チルフェノキシカルボニルアミノ、m−クロロフェノキ
シカルボニルアミノ)、スルホンアミド基(好ましくは
炭素数1〜30、例えばメタンスルホンアミド、ベンゼ
ンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド)、ウ
レイド基(好ましくは炭素数1〜30、例えばメチルウ
レイド、ジメチルウレイド、p−シアノフェニルウレイ
ド)、スルファモイルアミノ基(好ましくは炭素数1〜
30、例えばメチルアミノスルホニルアミノ、エチルア
ミノスルホニルアミノ、アニリノスルホニルアミノ)、
アルキルアミノ基(好ましくは炭素数0〜30、例えば
アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、n−ブチルアミノ)、アリールア
ミノ基(好ましくは炭素数6〜30、例えばアニリ
ノ)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜30、例え
ばメトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、メトキシエトキシ、n−ドデシルオキシ)、アリー
ルオキシ基(好ましくは炭素数6〜30、例えばフェノ
キシ、m−クロロフェノキシ、p−メトキシフェノキ
シ、o−メトキシフェノキシ)、ヘテリルオキシ基(好
ましくは炭素数3〜30、例えばテトラヒドロピラニル
オキシ、3−ピリジルオキシ、2−(1,3−ベンゾイ
ミダゾリル)オキシ)、アルキルチオ基(好ましくは炭
素数1〜30、例えばメチルチオ、エチルチオ、n−ブ
チルチオ、t−ブチルチオ)、アリールチオ基(好まし
くは炭素数6〜30、例えばフェニルチオ)、ヘテリル
チオ基(好ましくは炭素数3〜30、例えば2−ピリジ
ルチオ、2−(1,3−ベンゾオキサゾリル)チオ、1
−ヘキサデシル−1,2,3,4−テトラゾリル−5−
チオ、1−(3−N−オクタデシルカルバモイル)フェ
ニル−1,2,3,4−テトラゾリル−5−チオ)、ヘ
テロ環基(好ましくは炭素数3〜30、例えば2−ベン
ゾオキサゾリル、2−ベンゾチアゾリル、1−フェニル
−2−ベンズイミダゾリル、5−クロロ−1−テトラゾ
リル、1−ピロリル、2−フラニル、2−ピリジル、3
−ピリジル)、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素)、
ヒドロキシ基、ニトロ基、スルファモイル基(好ましく
は炭素数0〜30、例えばメチルスルファモイル、ジメ
チルスルファモイル、エチルスルファモイル、N,N−
ジプロピルスルファモイル)、スルホニル基(好ましく
は炭素数1〜30、例えばメタンスルホニル、ベンゼン
スルホニル、トルエンスルホニル、トリフルオロメタン
スルホニル、ジフルオロメタンスルホニル)、アシルオ
キシ基(好ましくは炭素数1〜30、例えばホルミルオ
キシ、アセチルオキシ、ベンゾイルオキシ)、カルバモ
イルオキシ基(好ましくは炭素数1〜30、例えばメチ
ルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキ
シ)、イミド基(好ましくは炭素数4〜30、例えば、
こはく酸イミド、フタルイミド)、スルフィニル基(好
ましくは炭素数1〜30、例えばジエチルアミノスルフ
ィニル)、ホスホリル基(好ましくは炭素数0〜30、
例えばジメトキシホスホリル、ジフェニルホスホリ
ル)、カルボキシル基、ホスホノ基、無置換のアミノ基
である。
3 のうち少なくとも一つが、電子吸引性基である。本明
細書中で電子吸引性基とは、ハメットの置換基定数σp
の値が正の値を有する置換基(原子も含む)である。
の置換基定数について若干説明する。ハメット則はベン
ゼン誘導体の反応または平衡に及ぼす置換基の影響を定
量的に論ずるために1935年 L.P.Hammettにより提唱
された経験則であるが、これは今日広く妥当性が認めら
れている。ハメット則により求められた置換基定数には
σp 値とσm 値があり、これらの値は多くの一般的な成
書に見出すことができるが、例えば J.A.Dean 編、「La
nge's Handbook of Chemistry 」第12版、1979年
(McGraw−Hill) や「化学の領域」増刊、122号、9
6〜103頁、1979年(南光堂)に詳しい。なお、
本発明において各置換基をハメットの置換基定数σp に
より限定したり、説明したりするが、これは上記の成書
で見出せる、文献既知の値がある置換基にのみ限定され
るという意味ではなく、その値が文献未知であってもハ
メット則に基づいて測定した場合にその範囲内に含まれ
るであろう置換基をも含むことはいうまでもない。
てはシアノ基(σp 値0.66)、ニトロ基(0.7
8)、カルボキシル基(0.45)、パーフルオロアル
キル基(例えば、トリフルオロメチル(0.54)、パ
ーフルオロブチル)、アシル基(例えば、アセチル
(0.50)、ベンゾイル(0.43))、ホルミル基
(0.42)、スルホニル基(例えば、トリフルオロメ
タンスルホニル(0.92)、メタンスルホニル(0.
72)、ベンゼンスルホニル(0.70))、スルフィ
ニル基(例えば、メタンスルフィニル(0.49))、
カルバモイル基(例えば、カルバモイル(0.36)、
メチルカルバモイル(0.36)、フェニルカルバモイ
ル、2−クロロ−フェニルカルバモイル)、アルコキシ
カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル(0.4
5)、エトキシカルボニル、ジフェニルメチルカルボニ
ル)、複素環残基(例えば、ピラゾリル(0.37)、
1−テトラゾリル(0.50))、アルキルスルホニル
オキシ基(例えば、メタンスルホニルオキシ(0.3
6)、ホスホリル基(例えば、ジメトキシホスホリル
(0.60)、ジフェニルホスホリル)、スルファモイ
ル基(0.57)、ベンタクロロフェニル基、ペンタフ
ルオロフェニル基又はスルホニル基置換芳香族基(例え
ば、2,4−ジメタンスルホニルフェニル)などが挙げ
られる。
基がハメットの置換基定数σp の値が0.3以上の電子
吸引性基である。σp の値が0.3以上の電子吸引性基
としては、シアノ基、ニトロ基、アシル基、カルバモイ
ル基、ホスホノ基、アルコキシカルボニル基、ホスホリ
ル基、スルファモイル基、スルホニル基、パーフルオロ
アルキル基などが挙げられる。Xは水素原子または発色
現像主薬、例えば芳香族第1級アミン現像主薬の酸化体
とのカップリング反応により離脱しうる基(以下、カッ
プリング離脱基と呼ぶ)を表わす。
ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素)、アルコキ
シ基(例えばエトキシ、ドデシルオキシ、メトキシエチ
ルカルバモイルメトキシ、カルボキシプロピルオキシ、
メチルスルホニルエトキシ)、アリールオキシ基(例え
ば4−クロロフェノキシ、4−メトキシフェノキシ、4
−カルボキシフェノキシ)、アシルオキシ基(例えばア
セトキシ、テトラデカノイルオキシ、ベンゾイルオキ
シ、スルホニルオキシ基(例えばメタンスルホニルオキ
シ、トルエンスルホニルオキシ)、アシルアミノ基(例
えばジクロロアセチルアミノ、ヘプタフルオロブチリル
アミノ)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホンア
ミド、p−トルエンスルホンアミド)、アルコキシカル
ボニルオキシ基(例えばエトキシカルボニルオキシ、ベ
ンジルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカル
ボニルオキシ基(例えばフェノキシカルボニルオキ
シ)、アルキルチオ基(例えばカルボキシメチルチ
オ)、アリールチオ基(例えば2−ブトキシ−5−tert
−オクチルフェニルチオ)、複素環チオ基(例えばテト
ラゾリルチオ)、カルバモイルアミノ基(例えばN−メ
チルカルバモイルアミノ、N−フェニルカルバモイルア
ミノ)、5員もしくは6員の含窒素ヘテロ環基(例えば
イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリ
ル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)、
イミド基(例えばスクシンイミド、ヒダントイニル)、
芳香族アゾ基(例えばフェニルアゾ)、スルフィニル基
(例えば2−ブトキシ−5−tert−オクチルフェニルス
ルフィニル)、スルホニル基(例えば2−ブトキシ−5
−tert−オクチルフェニルスルホニル)などがあり、こ
れらの基はさらにR1 の置換基として許容された基で置
換されていてもよい。
して、アルデヒド類又はケトン類で四当量カプラーを縮
合して得られるビス型カプラーがある。本発明の離脱基
は、現像抑制剤、現像促進剤など写真的有用基を含んで
いてもよい。本発明において、Xは特に好ましくは塩素
原子である。一般式(I)〜(III)で表されるカプラー
は、R1 〜R3 の基中に一般式(I)〜(III)で表わさ
れるカプラー残基を有して、二量体以上の多量体を形成
してもよいし、またR1 〜R3 の基が高分子鎖を有して
おり、単重合体若しくは共重合体を形成してもよい。高
分子鎖と結合して単重合体若しくは共重合体とは一般式
(I)〜(III)で表されるカプラー残基を有する付加重
合体エチレン型不飽和化合物の単独もしくは共重合体が
典型例である。この場合、一般式(I)〜(III)で表さ
れるカプラー残基を有する発色繰り返し単位は重合体中
に1種類以上含有されていてもよく、共重合成分として
アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイン
酸エステル類の如き非発色性のエチレン型モノマーの1
種または1種以上を含む共重合体であってもよい。本発
明において、最も好ましいのは一般式(I)で表わされ
る1H−イミダゾ〔1,5−a〕イミダゾールシアンカ
プラーである。次に本発明に用いられるカプラーの代表
的化合物例を示すが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
す。1H−イミダゾ〔1,5−a〕イミダゾール骨格の
合成は、以下に示すようにアミノイミゾール誘導体(化
合物a)とα−ハロケトン誘導体(化合物b)との縮合
反応により達成される。
5.4g、2−ブロモ−2’−(2,4−ジ−t−アミ
ルフェノキシブタノイルアミノ)−プロピオフェノン2
7.0g、炭酸ナトリウム10.6gをエタノール20
0mlに分散し、1時間加熱還流した。冷却後、酢酸エ
チルを加え、水洗した後、有機溶媒を留去して得られた
油状物をカラムクロマトグラフィーにて精製し、カプラ
ー(II)−1を11.4g得た。他の化合物についても
同様な方法で合成することができる。
ラーを含有する層を支持体上に少なくとも1層有すれば
よく、本発明のシアンカプラーを含有する層としては、
支持体上の親水性コロイド層であればよい。一般的な感
光材料は、支持体上に青感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感
性ハロゲン化銀乳剤層および赤感性ハロゲン化銀乳剤層
を少なくとも一層ずつこの順で塗設して構成することが
できるが、これと異なる順序であっても良い。また、赤
外感光性ハロゲン化銀乳剤層を前記の感光性乳剤層の少
なくとも一つの替りに用いることもできる。これらの感
光性乳剤層には、それぞれの波長域に感度を有するハロ
ゲン化銀乳剤と、感光する光と補色の関係にある色素を
形成するカラーカプラーを含有させることで減色法の色
再現を行うことができる。但し、感光性乳剤層とカラー
カプラーの発色色相とは、上記のような対応を持たない
構成としても良い。本発明のシアンカプラーを感光材料
に適用する場合には特に赤感性ハロゲン化銀乳剤層に使
用することが好ましい。本発明のシアンカプラーの感光
材料中の含有量は、ハロゲン化銀1モル当り1×10-3
モル〜1モルが適当であり、好ましくは、2×10-3モ
ル〜3×10-1モルである。
により感光材料に導入でき、高沸点有機溶媒(必要に応
じて低沸点有機溶媒を併用)に溶解し、ゼラチン水溶液
に乳化分散してハロゲン化銀乳剤に添加する水中油滴分
散法が好ましい。水中油滴分散法に用いられる高沸点溶
媒の例は米国特許第2,322,027号などに記載さ
れている。また、ポリマー分散法の1つとしてのラテッ
クス分散法の工程、効果、含浸用のラテックスの具体例
は、米国特許第4,199,363号、西独特許出願第
(OLS)2,541,274号、同2,541,23
0号、特公昭53−41091号及び欧州特許公開第0
29104号等に記載されており、また有機溶媒可溶性
ポリマーによる分散についてPCT国際公開番号WO8
8/00723号明細書に記載されている。
る高沸点有機溶媒としては、フタール酸エステル類(例
えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジ
シクロヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフ
タレート、デシルフタレート、ビス(2,4−ジ−tert
−アミルフェニル)イソフタレート、ビス(1,1−ジ
−エチルプロピル)フタレート)、リン酸又はホスホン
酸のエステル類(例えば、ジフェニルホスフェート、ト
リフェニルホスフェート、トリクリレルホスフェート、
2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、ジオクチ
ルブチルホスフェート、トリシクロヘキシルホスフェー
ト、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、トリドデ
シルホスフェート、ジ−2−エチルヘキシルフェニルホ
スフェート)、安息香酸エステル類(例えば、2−エチ
ルヘキシルベンゾエート、2,4−ジクロロベンゾエー
ト、ドデシルベンゾエート、2−エチルヘキシル−p−
ヒドロキシベンゾエート)、アミド類(例えば、N,N
−ジエチルドデカンアミド、N,N−ジエチルラウリル
アミド)、アルコール類またはフェノール類(イソステ
アリルアルコール、2,4−ジ−tert−アミルフェノー
ルなど)、脂肪族エステル類(例えば、コハク酸ジブト
キシエチル、コハク酸ジ−2−エチルヘキシル、テトラ
デカン酸2−ヘキシルデシル、クエン酸トリブチル、ジ
エチルアゼレート、イソステアリルラクテート、トリオ
クチルシトレート)、アニリン誘導体(N,N−ジブチ
ル−2−ブトキシ−5−tert−オクチルアニリンな
ど)、塩素化パラフィン類(塩素含有量10%〜80%
のパラフィン類)トリメシン酸エステル類(例えば、ト
リメシン酸トリブチル)、ドデシルベンゼン、ジイソプ
ロピルナフタレン、フェノール類(例えば、2,4−ジ
−tert−アミルフェノール、4−ドデシルオキシフェノ
ール、4−ドデシルオキシカルボニルフェノール、4−
(4−ドデシルオキシフェニルスルホニル)フェノー
ル)、カルボン酸類(例えば、2−(2,4−ジ−tert
−アミルフェノキシ酪酸、2−エトキシオキタンデカン
酸)、アルキルリン酸類(例えば、ジ−2(エチルヘキ
シル)リン酸、ジフェニルリン酸)などが挙げられる。
また補助溶媒として沸点が30℃以上約160℃以下の
有機溶剤(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオ
ン酸エチル、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、
2−エトキシエチルアセテート、ジメチルホルムアミ
ド)を併用してもよい。高沸点有機溶媒はカプラーに対
して重量比で0〜10.0倍量、好ましくは0〜4.0
倍量で使用できる。
剤やその他の素材(添加剤など)および写真構成層(層
配置など)、並びにこの感光材料を処理するために適用
される処理法や処理用添加剤としては、特開昭62−2
15272号、特開平2−33144号、同2−854
号、同2−93641号、同3−194539号、同4
−145433号、欧州特許EP0,355,660A
2号に記載されているものが好ましく用いられる。カラ
ーネガフィルム用の安定液においては、安定化剤として
ホルムアルデヒドが一般に使用されている。本発明にお
いて、従来のようにホルムアルデヒドを安定化剤として
使用してもよいが、作業環境安全の点から、N−メチロ
ールピラゾール、ヘキサメチレンテトラミン、ホルムア
ルデヒド重亜硫酸付加物、ジメチロール尿素、1,4−
ビス(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)ピ
ペラジンの如きトリアゾール誘導体などが好ましい。中
でも、ホルムアルデヒドとピラゾールの反応で得られる
N−メチロールピラゾールや、1,2,4−トリアゾー
ルの如きトリアゾールと1,4−ビス(1,2,4−ト
リアゾール−1−イルメチル)ピペラジンの如きその誘
導体の併用(特願平3−159918号)が、画像安定
性が高く、且つホルムアルデヒド蒸気圧が少なく好まし
い。尚、本発明のカプラーは、公知の乾式分析要素にも
適用することができる。この分野ではカプラーは色原体
と言われることもある。多層の乾式分析要素としては、
例えば米国特許第3,992,158 号、同4,042,335 号、特開
昭55-164356 号等が挙げられる。
するが本発明はこれに限定されるものではない。
散物を、以下に記す方法により作成した。
びトリス(2−エチルヘキシル)ホスフェートを0.9
ccとを、酢酸エチル10ccに添加し、液温を約40℃に
保ちながら、完全に溶解させた。(これを、油相液とす
る)これとは別に、室温で、ゼラチン4.2gを26cc
の水に加え、十分膨潤させた後、液温を約40℃に保ち
完全に溶解させた。このゼラチン水溶液を約40℃に保
ったまま、5%のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム3ccおよび先に作成した油相液を全て加え、ホモジナ
イザーにより乳化分散を行ない、乳化分散物を得た。
この乳化分散物を用いて、以下の組成の塗布液を作成
し、下塗りを施した三酢酸セルロース支持体上にカプラ
ーが、1mmol/m2になるように、塗布した。さらに、
この乳剤層の上に、2g/m2のゼラチンを保護層とし
て塗布し、試料101を作成した。
において、比較カプラー(C−1)のかわりに、表1に
示す比較カプラーを例示カプラー(C−1)と等モル添
加した以外試料101と同様に作成した。これらを試料
102〜116とした。
露光し以下に示す処理工程(I)により、発色現像処理
を行なった。次に、これらのサンプルを、キセノン試験
器(10万ルックス)で、6日間光を照射し、強制試験
を行なった。試験前の濃度が、1.0のところの試験後
の濃度により画像堅牢性の尺度とした。結果を表1にま
とめて記す。
ーは、光堅牢性に優れていることがわかる。
65ml、蒸留水50mlの溶液に室温下、炭酸ナトリ
ウム3.75g、現像主薬R0.81g及び過硫酸アン
モニウム1.65gを順次加えた。更に1時間攪拌した
のち、水層を捨て、クロロホルム層を濃縮し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、アゾミチン色
素(D−1)を得た。またカプラー(C−1)の替わり
に本発明のカプラーを用いて、同様に数種の色素を合成
した。
に秤取し、酢酸エチルを加えて、室温で溶解したのち、
媒線まで酢酸エチルを加えた。軽く振とうして均一にし
たのち、厚さ1cmのセルに入れて島津製作所(株)製
の紫外可視分光光度計で可視スペクトルを測定した。色
素の吸収特性を表わす尺度として、図1に示すようなΔ
W1/2 、Δλ、Abs(B)の3つを評価した。ΔW1/
2 が小さい程、Δλが大きい程、Abs(B)が小さい
程に色再現上好ましい吸収特性である。
ーより得られるシアン色素は、比較カプラーより得られ
るシアン色素よりも吸収特性に優れていることが判る。
ナ放電処理を施した後、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムを含むゼラチン下塗層を設け、さらに種々の写
真構成層を塗布して以外に示す層構成の多層カラー印画
紙(試料201)を作製した。塗布液は下記のようにし
て調製した。
(UV−2)2.0g、色像安定剤(Cpd−1)1
0.0g、色像安定剤(Cpd−3)5.0g、色像安
定剤(Cpd−5)10.0g、色像安定剤(Cpd−
6)2.0g、色像安定剤(Cpd−8)10.0g、
溶媒(Solv−3)40.0g、溶媒(Solv−
5)20.0gに酢酸エチル60.0ccを加えて溶解
し、この溶液をドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
8.0gを含む20%ゼラチン水溶液500ccに添加し
た後、超音波ホモジナイザーにて乳化分散させて乳化分
散物Cを調整した。一方、塩臭化銀乳剤C(立方体、平
均粒子サイズ0.50μm の大サイズ乳剤Cと0.41
μm の小サイズ乳剤Cとの1:4混合物(Agモル
比)。粒子サイズ分布の変動係数はそれぞれ0.09と
0.11、各サイズ乳剤ともAgBr0.8モル%を粒
子表面の一部に局在含有させた)が調製した。この乳剤
Cには赤感性増感色素Eが銀1モル当たり大サイズ乳剤
Cに対しては0.9×10-4モル、また小サイズ乳剤C
に対しては1.1×10-4モル添加されている。さらに
化合物Fがハロゲン化銀1モル当たり2.6×10-3モ
ル添加されている。またこの乳剤Cの化学熟成は硫黄増
感剤と金増感剤が添加して行なわれた。前記の乳化分散
物とこの赤感性塩臭化銀乳剤Cとを混合溶解し、以下に
示す組成となるように第五層塗布液を調製した。
塗布液も第一層塗布液と同様の方法で調製した。各層の
ゼラチン硬化剤としては、1−オキシ−3,5−ジクロ
ロ−s−トリアジンナトリウム塩を用いた。また、各層
にCpd−14とCpd−15をそれぞれ全量が25.
0mg/m2と50mg/m2となるように添加した。各感光
性乳剤層の塩臭化銀乳剤に用いた分光増感色素を以下に
示す。
性乳剤層に対し、1−(5−メチルウレイドフェニル)
−5−メルカプトテトラゾールをそれぞれハロゲン化銀
1モル当たり8.5×10-5モル、7.7×10-4モ
ル、2.5×10-4モル添加した。また、青感性乳剤層
と緑感性乳剤層に対し、4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデンをそれぞれハロゲ
ン化銀1モル当たり、1×10-4モルと2×10-4モル
添加した。また、イラジエーション防止のために、乳剤
層に下記の染料(カッコ内は塗布量を表す)を添加し
た。
は塗布量(g/m2)を表す。ハロゲン化銀乳剤は銀換算
塗布量を表す。
のシアンカプラー(ExC)のかわりに実施例1で用い
た本発明のシアンカプラーに等モル量で置き換え、試料
301同様に作成した。まず、各試料に実施例1に記載
した方法に準じ露光を与えた。(但し赤色光による露光
とした)露光の終了した試料を、ペーパー処理機を用い
て、下記処理工程および処理液組成の液を使用して、連
続処理を実施し、ランニング平衡状態の現像処理状態を
作製した。このランニングテスト終了後、評価のための
試料301〜316の処理を行ない、実施例1と同様の
方法で、発色性、画像堅牢性の評価を行なったところ画
像堅牢性に優れていることがわかった。
像は、分光吸収特性に優れ、色再現上大変好ましいもの
であり、更に、光耐光性に優れる。
bs(B)を定義する曲線である。
びR3 はそれぞれ置換基を表わす。但し、R1 、R2 及
びR3 のうち少なくとも1つは電子吸引性基を表わす。
Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体とのカップリ
ング反応において離脱しうる基を表わす。)
てはシアノ基(σp 値0.66)、ニトロ基(0.7
8)、カルボキシル基(0.45)、パーフルオロアル
キル基(例えば、トリフルオロメチル(0.54)、パ
ーフルオロブチル)、アシル基(例えば、アセチル
(0.50)、ベンゾイル(0.43))、ホルミル基
(0.42)、スルホニル基(例えば、トリフルオロメ
タンスルホニル(0.92)、メタンスルホニル(0.
72)、ベンゼンスルホニル(0.70))、スルフィ
ニル基(例えば、メタンスルフィニル(0.49))、
カルバモイル基(例えば、カルバモイル(0.36)、
メチルカルバモイル(0.36)、フェニルカルバモイ
ル、2−クロロ−フェニルカルバモイル)、アルコキシ
カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル(0.4
5)、エトキシカルボニル、ジフェニルメトキシカルボ
ニル)、複素環残基(例えば、ピラゾリル(0.3
7)、1−テトラゾリル(0.50))、アルキルスル
ホニルオキシ基(例えば、メタンスルホニルオキシ
(0.36)、ホスホリル基(例えば、ジメトキシホス
ホリル(0.60)、ジフェニルホスホリル)、スルフ
ァモイル基(0.57)、ベンタクロロフェニル基、ペ
ンタフルオロフェニル基又はスルホニル基置換芳香族基
(例えば、2,4−ジメタンスルホニルフェニル)など
が挙げられる。
ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素)、アルコキ
シ基(例えばエトキシ、ドデシルオキシ、メトキシエチ
ルカルバモイルメトキシ、カルボキシプロピルオキシ、
メチルスルホニルエトキシ)、アリールオキシ基(例え
ば4−クロロフェノキシ、4−メトキシフェノキシ、4
−カルボキシフェノキシ)、アシルオキシ基(例えばア
セトキシ、テトラデカノイルオキシ、ベンゾイルオキ
シ)、スルホニルオキシ基(例えばメタンスルホニルオ
キシ、トルエンスルホニルオキシ)、アシルアミノ基
(例えばジクロロアセチルアミノ、ヘプタフルオロブチ
リルアミノ)、スルホンアミド基(例えばメタンスルホ
ンアミド、p−トルエンスルホンアミド)、アルコキシ
カルボニルオキシ基(例えばエトキシカルボニルオキ
シ、ベンジルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキ
シカルボニルオキシ基(例えばフェノキシカルボニルオ
キシ)、アルキルチオ基(例えばカルボキシメチルチ
オ)、アリールチオ基(例えば2−ブトキシ−5−tert
−オクチルフェニルチオ)、複素環チオ基(例えばテト
ラゾリルチオ)、カルバモイルアミノ基(例えばN−メ
チルカルバモイルアミノ、N−フェニルカルバモイルア
ミノ)、5員もしくは6員の含窒素ヘテロ環基(例えば
イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリ
ル、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピリジル)、
イミド基(例えばスクシンイミド、ヒダントイニル)、
芳香族アゾ基(例えばフェニルアゾ)、スルフィニル基
(例えば2−ブトキシ−5−tert−オクチルフェニルス
ルフィニル)、スルホニル基(例えば2−ブトキシ−5
−tert−オクチルフェニルスルホニル)などがあり、こ
れらの基はさらにR1 の置換基として許容された基で置
換されていてもよい。
剤やその他の素材(添加剤など)および写真構成層(層
配置など)、並びにこの感光材料を処理するために適用
される処理法や処理用添加剤としては、特開昭62−2
15272号、特開平2−33144号、同2−854
号、同2−93641号、同3−194539号、同4
−145433号、欧州特許EP0,355,660A
2号に記載されているものが好ましく用いられる。カラ
ーネガフィルム用の安定液においては、安定化剤として
ホルムアルデヒドが一般に使用されている。本発明にお
いて、従来のようにホルムアルデヒドを安定化剤として
使用してもよいが、作業環境安全の点から、N−メチロ
ールピラゾール、ヘキサメチレンテトラミン、ホルムア
ルデヒド重亜硫酸付加物、ジメチロール尿素、1,4−
ビス(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)ピ
ペラジンの如きトリアゾール誘導体などが好ましい。中
でも、ホルムアルデヒドとピラゾールの反応で得られる
N−メチロールピラゾールや、1,2,4−トリアゾー
ルの如きトリアゾールと1,4−ビス(1,2,4−ト
リアゾール−1−イルメチル)ピペラジンの如きその誘
導体の併用(特開平4−359249号)が、画像安定
性が高く、且つホルムアルデヒド蒸気圧が少なく好まし
い。尚、本発明のカプラーは、公知の乾式分析要素にも
適用することができる。この分野ではカプラーは色原体
と言われることもある。多層の乾式分析要素としては、
例えば米国特許第3,992,158 号、同4,042,335 号、特開
昭55-164356 号等が挙げられる。
に秤取し、酢酸エチルを加えて、室温で溶解したのち、
媒線まで酢酸エチルを加えた。軽く振とうして均一にし
たのち、厚さ1cmのセルに入れて島津製作所(株)製
の紫外可視分光光度計で可視スペクトルを測定した。色
素の吸収特性を表わす尺度として、図1に示すようなΔ
W1/2 、Δλ、Abs(B)の3つを評価した。ΔW1/
2 は主吸収の半値巾を示すもので、この値が小さい程、
一般に吸収がシャープであり、赤味の抜けたきれいなシ
アン色である。Δλは、主吸収に対して第二吸収がどの
程度短波側にあるかを示すものである。Abs(B)は
主吸収のAbsを規格化し、1とした時の第二吸収帯の
Absを表わし、どの程度第二吸収が大きいかを示すも
のである。ΔW1/2 が小さい程、Δλが大きい程、Ab
s(B)が小さい程に主吸収に対して黄味の抜けた色再
現上好ましい吸収特性である。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体上の少なくとも一層に下記一般式
(I)、(II)または(III)で表わされる1H−イミダ
ゾ〔1,5−a〕イミダゾールシアンカプラーの少なく
とも一種を含有することを特徴とするハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料。 【化1】 (式中、R1 は水素原子または置換基を表わし、R2 及
びR3 はそれぞれ置換基を表わす。但し、R1 、R2 及
びR3 のうち少なくとも1つは電子吸引性基を表わす。
Xは水素原子または発色現像主薬の酸化体とのカップリ
ング反応において離脱しうる基を表わす。)
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