JPH062759A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH062759A
JPH062759A JP4159848A JP15984892A JPH062759A JP H062759 A JPH062759 A JP H062759A JP 4159848 A JP4159848 A JP 4159848A JP 15984892 A JP15984892 A JP 15984892A JP H062759 A JPH062759 A JP H062759A
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air flow
intake air
friction
automatic transmission
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    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機に入力されるトルクの推定に吸入
空気流量を用いる場合に、フリクション分吸入空気流量
を補正するに際し、冷機時の補正を正確にする。 【構成】 エンジン回転数Neに対する暖機時フリクシ
ョン分吸入空気流量Qfhotの特性を予め記憶させてお
き、現在のエンジン回転数Neから暖機時フリクション
分吸入空気流量Qfhotを検索する(S21)。そして、N
レンジのときに、現在の吸入空気流量Qaと暖機時フリ
クション分吸入空気流量Qfhotとの比を求めて、補正係
数KQhot を設定する(S22,S23)。そして、暖機時
フリクション吸入空気流量Qfhotを最新の補正係数KQ
hot により補正して、これをフリクション分吸入空気流
量Qfricとする(S29)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機に入力され
るトルクを少なくともエンジンの吸入空気流量を用いて
推定し、このトルクに基づいて、自動変速機の作動油
圧、変速タイミングあるいはロックアップ領域等の制御
要素のうち少なくとも1つを制御する自動変速機の制御
装置であって、前記トルクの推定に吸入空気流量を用い
る場合に、自動変速機にトルクとして入力されない分の
吸入空気流量(これをフリクション分吸入空気流量とい
う)を補正する手段を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動変速機の制御装置とし
て、例えば特開平3−209048号公報に記載されて
いるように、自動変速機に入力されるトルクをエンジン
の吸入空気流量と回転数とから推定し、このトルクに基
づいて、自動変速機の作動油圧などを制御するようにし
たものがある。
【0003】このように吸入空気流量Qaとエンジン回
転数NeとからエンジントルクTQSENを算出する場
合、エンジン自身に消費されるトルクを差し引く必要が
ある。そこで、前記公報に記載の装置では、エンジン回
転数Neに基づいてフリクション分吸入空気流量Qfric
を定め、次式より、エンジントルクTQSENを求めて
いた。尚、Kは定数である。
【0004】TQSEN=K×(Qa−Qfric)/Ne
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フリク
ション分吸入空気流量Qfricは、図9に示すように、暖
機時においては、エンジン回転数Neにより定めること
ができるものの、冷機時の値を正確に決めるには温度情
報が必要であった。この場合、温度情報として最適なの
はエンジン油温であるが、エンジン油温は他の制御に使
っていないので、新たにセンサを設ける必要があり、コ
スト増を招いてしまう。
【0006】また、エンジン水温、ATF油温等で代用
することも考えられるが、これらの温度上昇がエンジン
油温と同じ傾向を示さない場合があり、代用では正確さ
に欠けることとなってしまう。本発明は、このような実
情に鑑み、自動変速機に入力されるトルクの推定に吸入
空気流量を用いる場合に、フリクション分吸入空気流量
を補正するに際し、センサを新たに設けることなく、冷
機時の補正を正確に行うことができるようにすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1に示すように、エンジンの吸入空気流量を検出する吸
入空気流量検出手段Aと、検出された吸入空気流量から
自動変速機にトルクとして入力されない分の吸入空気流
量であるフリクション分吸入空気流量を減算して実効吸
入空気流量を算出する実効吸入空気流量算出手段Bと、
算出された実効吸入空気流量に基づいて自動変速機に入
力されるトルクを推定するトルク推定手段Cと、このト
ルクに基づいて自動変速機を制御する制御手段Dとを備
える自動変速機の制御装置において、下記(1)〜
(4)のいずれかの構成としたものである。 (1) 図1に示すように、回転数に対する暖機時のフ
リクション分吸入空気流量の特性を予め記憶した記憶手
段Eと、この記憶手段より現在の回転数から暖機時のフ
リクション分吸入空気流量を検索する暖機時フリクショ
ン分吸入空気流量検索手段Fと、自動変速機が非走行レ
ンジにあるときに、現在の吸入空気流量と前記検索手段
により検索された暖機時のフリクション分吸入空気流量
との比を求めて補正係数を設定する補正係数設定手段G
と、前記検索手段により検索された暖機時のフリクショ
ン分吸入空気流量と前記補正係数設定手段により自動変
速機が非走行レンジにあったときに設定された補正係数
とから前記実効吸入空気流量算出手段で用いるフリクシ
ョン分吸入空気流量を算出するフリクション分吸入空気
流量算出手段Hとを設ける。 (2) 回転数に対する暖機時のフリクション分吸入空
気流量の特性を予め記憶した記憶手段Eと、この記憶手
段より現在の回転数から暖機時のフリクション分吸入空
気流量を検索する暖機時フリクション分吸入空気流量検
索手段Fと、自動変速機が走行レンジでかつ非ロックア
ップ中に、現在の吸入空気流量とエンジン回転数とトル
クコンバータ特性値とを用いて現在のフリクション分吸
入空気流量を算出し、この現在のフリクション分吸入空
気流量と前記検索手段により検索された暖機時のフリク
ション分吸入空気流量との比を求めて補正係数を設定す
る補正係数設定手段G’と、前記検索手段により検索さ
れた暖機時のフリクション分吸入空気流量と前記補正係
数設定手段により自動変速機が走行レンジでかつ非ロッ
クアップ中に設定された補正係数とから前記実効吸入空
気流量算出手段で用いるフリクション分吸入空気流量を
算出するフリクション分吸入空気流量算出手段Hとを設
ける。 (3) 回転数に対する暖機時のフリクション分吸入空
気流量の特性を予め記憶した記憶手段Eと、この記憶手
段より現在の回転数から暖機時のフリクション分吸入空
気流量を検索する暖機時フリクション分吸入空気流量検
索手段Fと、エンジンのスロットル弁をバイパスする補
助空気通路に設けられたアイドル回転数制御弁によるア
イドル回転数のフィードバック制御中に、アイドル回転
数制御弁の現在の開口面積と暖機時の開口面積との比を
求めて補正係数を設定する補正係数設定手段G”と、前
記検索手段により検索された暖機時のフリクション分吸
入空気流量と前記補正係数設定手段によりアイドル回転
数制御中に設定された補正係数とから前記実効吸入空気
流量算出手段で用いるフリクション分吸入空気流量を算
出するフリクション分吸入空気流量算出手段Hとを設け
る。 (4) 上記(1)〜(3)のいずれかの構成に加え、
前記補正係数設定手段により所定の運転条件にて設定さ
れた補正係数を所定の運転条件以外にてエンジン始動か
らの経過時間に応じて補正する補正係数時間補正手段I
を設ける(図1参照)。
【0008】
【作用】基本的には、エンジン回転数に対する暖機時の
フリクション分吸入空気流量の特性を予めて記憶させて
おき、現在のエンジン回転数から暖機時のフリクション
分吸入空気流量を検索する。そして、所定の運転条件に
おいて、現在のフリクション分吸入空気流量と検索され
た暖機時のフリクション吸入空気流量との比又はこれに
相当するものを求めて、補正係数を設定する。
【0009】そして、フリクション分吸入空気流量によ
る補正を行う際に、暖機時のフリクション分吸入空気流
量を補正係数により補正して、これを用いる。この場
合、上記(1)の構成においては、自動変速機が非走行
レンジにあるときの吸入空気流量はすべてフリクション
分吸入空気流量であることから、自動変速機が非走行レ
ンジにあるときに、現在の吸入空気流量と暖機時のフリ
クション分吸入空気流量との比を求めて補正係数を設定
する。
【0010】また、上記(2)の構成においては、自動
変速機が走行レンジでかつ非ロックアップ中に、現在の
吸入空気流量とエンジン回転数とトルクコンバータ特性
値とを用いて現在のフリクション分吸入空気流量を算出
し、この現在のフリクション分吸入空気流量と暖機時の
フリクション分吸入空気流量との比を求めて補正係数を
設定する。
【0011】また、上記(3)の構成においては、、ア
イドル回転数のフィードバック制御中に、アイドル回転
数制御弁の現在の開口面積と暖機時の開口面積との比を
求めて補正係数を設定する。また、上記(4)の構成に
おいては、所定の運転条件にて設定された補正係数を所
定の運転条件以外にてエンジン始動からの経過時間に応
じて補正する。
【0012】
【実施例】以下に本発明を自動変速機のライン圧制御装
置に適用した実施例を図面に基づいて説明する。第2図
を参照し、エンジン1の出力側に自動変速機2が設けら
れている。自動変速機2は、エンジン1の出力側に介在
するトルクコンバータ3と、このトルクコンバータ3を
介して連結された歯車式変速機4と、この歯車式変速機
4中の各種変速要素の結合・解放操作を行う油圧アクチ
ュエータ5とを備える。油圧アクチュエータ5に対する
作動油圧は各種の電磁バルブを介してON・OFF制御
されるが、ここでは自動変速のためのシフト用電磁バル
ブ6A,6Bのみを示してある。尚、7は自動変速機2
の出力軸である。
【0013】ここで、トルクコンバータ3及び油圧アク
チュエータ5に対する作動油圧であるライン圧を得るた
めに、歯車式変速機の入力軸により駆動されるオイルポ
ンプ8が用いられると共に、オリフィス9、電磁バルブ
10、プレッシャモデファイヤバルブ11及びプレッシャレ
ギュレータバルブ12が設けられている。電磁バルブ10
は、後述の如くデューティ制御され、オリフィス9を介
して導かれるオイルポンプ8の吐出圧を基に、パイロッ
ト圧を得る。プレッシャモデファイヤバルブ11は、その
パイロット圧を増幅する。プレッシャレギュレータバル
ブ12は、オイルポンプ8からの吐出圧をプレッシャモデ
ファイヤバルブ11からのパイロット圧に比例したライン
圧に調圧して、トルクコンバータ3及び油圧アクチュエ
ータ5等の油圧回路へ送る。
【0014】コントロールユニット13には、各種のセン
サから信号が入力されている。前記各種のセンサとして
は、エンジン1の吸気系に吸入空気流量Qaを検出すべ
く熱線式のエアフローメータ14が設けられている。ま
た、エンジン1のクランク軸又はこれに同期して回転す
る軸にクランク角センサ15が設けられている。このクラ
ンク角センサ15からの信号は例えば基準クランク角毎の
パルス信号で、その周期よりエンジン回転数Neが算出
される。
【0015】また、エンジン1の吸気系のスロットル弁
16の開度TVOを検出するポテンショメータ式のスロッ
トルセンサ17が設けられている。また、自動変速機2の
出力軸7より回転信号を得て車速VSPを検出する車速
センサ18が設けられている。尚、図中19はスロットル弁
16をバイパスする補助空気通路、20は補助空気通路19に
介装されてデューティ制御されるアイドル回転数制御弁
である。
【0016】コントロールユニット13は、マイクロコン
ピュータを内蔵し、主に変速制御とライン圧制御とを行
う。変速制御は、セレクトレバーの操作位置に適合して
行い、特にセレクトレバーがDレンジの状態では、スロ
ットル弁開度TVOと車速VSPとに従って1速〜4速
の変速位置を自動設定し、シフト用電磁弁6A,6Bの
ON・OFFの組合わせを制御して、油圧アクチュエー
タ5を介して歯車式変速機4をその変速位置に制御す
る。
【0017】ライン圧制御は、図3及び図4のフローチ
ャートに示すルーチンに従って、電磁バルブ10をデュー
ティ制御して行う。ここで、デューティ(開弁時間割
合)を増大させることにより、ライン圧を増大させるこ
とができる。図3はエンジントルク(TQSEN)演算
ルーチンである。ステップ1(図にはS1と記してあ
る。以下同様)では、エアフローメータ14の出力電圧を
読込んでA/D変換し、これをAFMADとする。
【0018】ステップ2では、リニアライズ処理のた
め、マップを参照し、エアフローメータ出力A/D変換
値AFMADより、吸入空気流量Qaを検索する。従っ
て、ステップ1,2の部分がエアフローメータ14と共に
吸入空気流量検出手段に相当する。ステップ3では、フ
リクション補正のため、次式のごとく、吸入空気流量Q
aから後述する図6又は図7のルーチンにより設定され
るフリクション分吸入空気流量Qfricを減算して、実効
吸入空気流量Qを算出する。この部分が実効吸入空気流
量算出手段に相当する。
【0019】Q=Qa−Qfric ステップ4では、実効吸入空気流量Qとエンジン回転数
Neとから、次式により、エンジントルクTQSENを
算出する。Kは定数である。この部分がトルク推定手段
に相当する。 TQSEN=K×(Q/Ne) 図4はライン圧制御ルーチンである。これが制御手段に
相当する。
【0020】ステップ11では、エンジントルクTQSE
Nとトルクコンバータのトルク比TRとから、次式によ
り、変速機入力トルクTQENGを算出する。 TQENG=TQSEN×TR ステップ12では、変速中か否かを判定する。非変速中の
場合は、ステップ13で、図5の(A) のマップを参照し、
ギア位置からトルク・油圧変換係数KPLXを検索す
る。そして、ステップ14で、変速機入力トルクTQEN
G、トルク・油圧変換係数KPLX及び所定のオフセッ
ト圧POFSTから、次式により、ライン圧PL を算出
して、ステップ18へ進む。
【0021】PL =TQENG×KPLX+POFST 変速中の場合は、ステップ15で、図5の(B) のマップを
参照し、変速前後のギア位置から、イナーシャINXX
を検索する。そして、ステップ16で、変速機入力トルク
TQENG、変速開始タービン回転数NtHLD及びイ
ナーシャINXXから、トルクTRQ=TQENG+N
tHLD×INXXを算出する。そして、ステップ17
で、図5の(C) に示すように、変速前後のギア位置より
マップを選択し、選択したマップより、トルクTRQか
らライン圧PL を検索して、ステップ18へ進む。
【0022】ステップ18では、マップを参照し、算出さ
れたライン圧PL をデューティDUTYに変換する。ス
テップ19では、このデューティDUTYを出力して、電
磁バルブ10を駆動することにより、最適なライン圧を得
る。次に、図3のルーチンのステップ3で用いるフリク
ション分吸入空気流量Qfricを演算するためのルーチン
について説明する。
【0023】図6はフリクション分吸入空気流量(Qfr
ic)演算ルーチンの一例を示している。ステップ21で
は、記憶手段としてエンジン回転数Neに対する暖機時
のフリクション分吸入空気流量Qfhotの特性を予め記憶
させたマップを参照し、現在のエンジン回転数Neか
ら、暖機時フリクション分吸入空気流量Qfhotを検索す
る。この部分が暖機時フリクション分吸入空気流量検索
手段に相当する。
【0024】ステップ22では、自動変速機が非走行レン
ジであるNレンジにあるか否かを判定する。Nレンジの
場合は、エンジンから自動変速機の側へトルクを伝えな
いため、そのときの吸入空気流量Qaがすべてフリクシ
ョン分吸入空気流量となる。従って、現在のフリクショ
ン分吸入空気流量Qfcと暖機時フリクション分吸入空気
流量Qfhotとの比として、フリクション分吸入空気流量
補正係数KQhot =Qfc/Qfhotを定めれば、Nレンジ
の場合は、現在の吸入空気流量Qaと暖機時フリクショ
ン分吸入空気流量Qfhotとの比として、フリクション分
吸入空気流量補正係数KQhot =Qa/Qfhotを算出す
ることができる。
【0025】よって、Nレンジの場合は、ステップ23へ
進んで、次式のごとく、現在の吸入空気流量Qaと暖機
時フリクション分吸入空気流量Qfhotとの比として、フ
リクション分吸入空気流量補正係数KQhot を算出す
る。 KQhot =Qa/Qfhot Nレンジ以外の場合は、ステップ24へ進んで、車両停止
時(車速VSP=0)か否かを判定する。尚、車両停止
時は非ロックアップ中でもある。
【0026】車両停止時(車速VSP=0のとき)は、
ステップ25へ進んで、エンジン回転数Neとストール時
容量係数(トルクコンバータ入力容量係数τの速度比0
のときの値)TAWとから、次式より、実効吸入空気流
量Qeを算出する。 Qe=(TAW/K)×Ne3 尚、上記の式は、次のように導かれる。トルクコンバー
タ特性より、Te=TAW×Ne2 となる。また、Qa
より、Te=K×(Qe/Ne)となる。これらより、
Teを消去すると、Qe=(TAW/K)×Ne3 とな
る。
【0027】次にステップ26で、次式のごとく、現在の
吸入空気流量Qaから実効吸入空気流量Qeを減算し
て、現在のフリクション分吸入空気流量Qfcを算出す
る。 Qfc=Qa−Qe 次にステップ27で、次式のごとく、現在のフリクション
分吸入空気流量Qfcと暖機時フリクション分吸入空気流
量Qfhotとの比として、フリクション分吸入空気流量補
正係数KQhot を算出する。
【0028】KQhot =Qfc/Qfhot 尚、かかる演算を車両停止時に行うようにしたのは、ト
ルクコンバータ入力容量係数τの速度比0のときの値T
AWがわかればよいからである。従って、可能であれ
ば、これに限ることはなく、少なくともトルクコンバー
タの非ロックアップ中に行うことができる。
【0029】車両停止時でないとき(VSP≠0のと
き)は、ステップ28へ進んで、図8の補正係数(KQho
t )漸減サブルーチンを実行することにより、エンジン
始動後の時間経過と共にフリクション分吸入空気流量補
正係数KQhot を漸減させて、最終的には1に収束させ
る。すなわち、図8のステップ101 では、エンジン始動
後所定時間内か否かを判定する。所定時間内の場合は、
ステップ102 へ進んで、1秒毎のタイミングか否かを判
定する。
【0030】YESの場合のみ、ステップ103 へ進ん
で、フリクション分吸入空気流量補正係数KQhot を漸
減させるべく、次式のごとく、現在のフリクション分吸
入空気流量補正係数KQhot に所定の減少割合係数KQ
DEC(例えば0.99)を乗じて、新たなフリクション分
吸入空気流量補正係数KQhot を設定する。 KQhot ←KQhot ×KQDEC 次にステップ104 では、フリクション分吸入空気流量補
正係数KQhot が1より小さくなったか否かを判定し、
1より小さくなった場合に、ステップ105 へ進んで、K
Qhot =1とする。
【0031】エンジン始動後所定時間経過した場合は、
ステップ101 からステップ105 へ進んで、KQhot =1
とする。尚、図6のステップ22〜27の部分が補正係数設
定手段に相当し、ステップ28の部分が補正係数時間補正
手段に相当する。図6のステップ29では、次式のごと
く、暖機時フリクション分吸入空気流量Qfhotに補正係
数KQhot を乗じて、フリクション分吸入空気流量Qfr
icを算出する。この部分がフリクション分吸入空気流量
算出手段に相当する。
【0032】Qfric=Qfhot×KQhot 図7はフリクション分吸入空気流量(Qfric)演算ルー
チンの他の例を示している。ステップ31では、記憶手段
としてエンジン回転数Neに対する暖機時のフリクショ
ン分吸入空気流量Qfhotの特性を予め記憶させたマップ
を参照し、現在のエンジン回転数Neから、暖機時フリ
クション分吸入空気流量Qfhotを検索する。この部分が
暖機時フリクション分吸入空気流量検索手段に相当す
る。
【0033】ステップ32では、アイドル回転数制御弁20
によるアイドル回転数フィードバック制御中(ISCク
ローズド中)か否かを判定する。アイドル回転数フィー
ドバック制御中の場合は、ステップ33へ進んで、アイド
ル回転数制御弁20へ出力しているデューティISCDU
TYの平均値を算出する。
【0034】次にステップ34では、マップを参照し、こ
のデューティISCDUTYの平均値から、アイドル回
転数制御弁20の現在の開口面積AISCを検索する。次
にステップ35では、マップを参照し、エンジン回転数N
eから、アイドル回転数制御弁20の暖機時の開口面積
(暖機時の標準的な開口面積)AISCHを検索する。
【0035】次にステップ36では、次式のごとく、現在
の開口面積AISCと暖機時の開口面積AISCHとの
比として、フリクション分吸入空気流量補正係数KQho
t を算出する。 KQhot =AISC/AISCH アイドル回転数フィードバック制御中でない場合は、ス
テップ37へ進んで、図8の補正係数(KQhot )漸減サ
ブルーチンを実行することにより、エンジン始動後の時
間経過と共にフリクション分吸入空気流量補正係数KQ
hot を漸減させて、最終的には1に収束させる。
【0036】尚、ステップ32〜ステップ36の部分が補正
係数設定手段に相当し、ステップ37の部分が補正係数時
間補正手段に相当する。ステップ38では、次式のごと
く、暖機時フリクション分吸入空気流量Qfhotに補正係
数KQhot を乗じて、フリクション分吸入空気流量Qfr
icを算出する。この部分がフリクション分吸入空気流量
算出手段に相当する。
【0037】Qfric=Qfhot×KQhot 尚、以上では、自動変速機のライン圧制御に適用した実
施例について説明したが、自動変速機の変速タイミング
あるいはロックアップ領域等の制御要素を制御する場合
にも適用可能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動変速機に入力されるトルクの推定に吸入空気流量を用
いる場合に、フリクション分吸入空気流量を補正するに
際し、センサを新たに設けることなく、冷機時の補正を
正確に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示すシステム図
【図3】 エンジントルク演算ルーチンのフローチャー
【図4】 ライン圧制御ルーチンのフローチャート
【図5】 図4のルーチンで用いる各種マップを示す図
【図6】 フリクション分吸入空気流量演算ルーチンの
フローチャート
【図7】 フリクション分吸入空気流量演算ルーチンの
他の例を示すフローチャート
【図8】 補正係数漸減サブルーチンのフローチャート
【図9】 エンジン回転数とフリクション分吸入空気流
量との関係を示す図
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 トルクコンバータ 4 歯車式変速機 5 油圧アクチュエータ 10 電磁バルブ 13 コントロールユニット 14 エアフローメータ 15 クランク角センサ 18 車速センサ 19 補助空気通路 20 アイドル回転数制御弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの吸入空気流量を検出する吸入空
    気流量検出手段と、検出された吸入空気流量から自動変
    速機にトルクとして入力されない分の吸入空気流量であ
    るフリクション分吸入空気流量を減算して実効吸入空気
    流量を算出する実効吸入空気流量算出手段と、算出され
    た実効吸入空気流量に基づいて自動変速機に入力される
    トルクを推定するトルク推定手段と、このトルクに基づ
    いて自動変速機を制御する制御手段とを備える自動変速
    機の制御装置において、 回転数に対する暖機時のフリクション分吸入空気流量の
    特性を予め記憶した記憶手段と、 この記憶手段より現在の回転数から暖機時のフリクショ
    ン分吸入空気流量を検索する暖機時フリクション分吸入
    空気流量検索手段と、 自動変速機が非走行レンジにあるときに、現在の吸入空
    気流量と前記検索手段により検索された暖機時のフリク
    ション分吸入空気流量との比を求めて補正係数を設定す
    る補正係数設定手段と、 前記検索手段により検索された暖機時のフリクション分
    吸入空気流量と前記補正係数設定手段により自動変速機
    が非走行レンジにあったときに設定された補正係数とか
    ら前記実効吸入空気流量算出手段で用いるフリクション
    分吸入空気流量を算出するフリクション分吸入空気流量
    算出手段と、 を設けたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】エンジンの吸入空気流量を検出する吸入空
    気流量検出手段と、検出された吸入空気流量から自動変
    速機にトルクとして入力されない分の吸入空気流量であ
    るフリクション分吸入空気流量を減算して実効吸入空気
    流量を算出する実効吸入空気流量算出手段と、算出され
    た実効吸入空気流量に基づいて自動変速機に入力される
    トルクを推定するトルク推定手段と、このトルクに基づ
    いて自動変速機を制御する制御手段とを備える自動変速
    機の制御装置において、 回転数に対する暖機時のフリクション分吸入空気流量の
    特性を予め記憶した記憶手段と、 この記憶手段より現在の回転数から暖機時のフリクショ
    ン分吸入空気流量を検索する暖機時フリクション分吸入
    空気流量検索手段と、 自動変速機が走行レンジでかつ非ロックアップ中に、現
    在の吸入空気流量とエンジン回転数とトルクコンバータ
    特性値とを用いて現在のフリクション分吸入空気流量を
    算出し、この現在のフリクション分吸入空気流量と前記
    検索手段により検索された暖機時のフリクション分吸入
    空気流量との比を求めて補正係数を設定する補正係数設
    定手段と、 前記検索手段により検索された暖機時のフリクション分
    吸入空気流量と前記補正係数設定手段により自動変速機
    が走行レンジでかつ非ロックアップ中に設定された補正
    係数とから前記実効吸入空気流量算出手段で用いるフリ
    クション分吸入空気流量を算出するフリクション分吸入
    空気流量算出手段と、 を設けたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】エンジンの吸入空気流量を検出する吸入空
    気流量検出手段と、検出された吸入空気流量から自動変
    速機にトルクとして入力されない分の吸入空気流量であ
    るフリクション分吸入空気流量を減算して実効吸入空気
    流量を算出する実効吸入空気流量算出手段と、算出され
    た実効吸入空気流量に基づいて自動変速機に入力される
    トルクを推定するトルク推定手段と、このトルクに基づ
    いて自動変速機を制御する制御手段とを備える自動変速
    機の制御装置において、 回転数に対する暖機時のフリクション分吸入空気流量の
    特性を予め記憶した記憶手段と、 この記憶手段より現在の回転数から暖機時のフリクショ
    ン分吸入空気流量を検索する暖機時フリクション分吸入
    空気流量検索手段と、 エンジンのスロットル弁をバイパスする補助空気通路に
    設けられたアイドル回転数制御弁によるアイドル回転数
    のフィードバック制御中に、アイドル回転数制御弁の現
    在の開口面積と暖機時の開口面積との比を求めて補正係
    数を設定する補正係数設定手段と、 前記検索手段により検索された暖機時のフリクション分
    吸入空気流量と前記補正係数設定手段によりアイドル回
    転数制御中に設定された補正係数とから前記実効吸入空
    気流量算出手段で用いるフリクション分吸入空気流量を
    算出するフリクション分吸入空気流量算出手段と、 を設けたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】前記補正係数設定手段により所定の運転条
    件にて設定された補正係数を所定の運転条件以外にてエ
    ンジン始動からの経過時間に応じて補正する補正係数時
    間補正手段を設けたことを特徴する請求項1〜請求項3
    のいずれか1つに記載の自動変速機の制御装置。
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