JPH08151945A - 内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量制御装置

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JPH08151945A
JPH08151945A JP6296299A JP29629994A JPH08151945A JP H08151945 A JPH08151945 A JP H08151945A JP 6296299 A JP6296299 A JP 6296299A JP 29629994 A JP29629994 A JP 29629994A JP H08151945 A JPH08151945 A JP H08151945A
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JP
Japan
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speed
intake air
engine
air amount
internal combustion
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Application number
JP6296299A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Nagata
永田  哲治
Hideki Suzuki
英樹 鈴木
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン回転数の目標アイドル回転数への収
束性を良くする。 【構成】 自動変速機がシフトダウンされるときにエン
ジンと自動変速機との動力伝達が一時的に解除されてニ
ュートラル状態になるため、この時点のエンジン回転
数、負荷、吸入空気量、吸気管圧力等のエンジン運転状
態が停車時のアイドル状態におけるニュートラル状態と
ほぼ等しくなる。そこで、スロットル全閉中の車両減速
時のシフトダウン制御中に(ステップ101〜10
3)、エンジン回転数Neからエンジン補機負荷増減に
比例した変動が現れる運転パラメータEGPを求めて
(ステップ105)、エンジン補機負荷増減を示す運転
パラメータDLEGPを算出し(ステップ106)、こ
れを損失負荷ATFKに応じて補正した後(ステップ1
07〜110)、補正後の運転パラメータDLEGP1
に基づいてISCVの制御量を算出する(ステップ11
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機付きの自動
車に搭載された内燃機関(以下「エンジン」という)へ
の吸入空気量を制御する内燃機関の吸入空気量制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のエンジンにおけるアイ
ドル回転制御は、スロットルバルブをバイパスする空気
量をISCバルブにより制御したり、或は、スロットル
バルブの全閉位置をアクチュエータで制御したりして、
エンジンの回転数を目標アイドル回転数に収束させるよ
うにしている。また、車両走行中に、空調装置、オルタ
ネータ、油圧ポンプ等のエンジン補機を駆動する必要が
あるが、エンジン補機の負荷は変動するため、このエン
ジン補機負荷の変動によって停車直後のエンジンのアイ
ドル回転数がばらついて、目標アイドル回転数への収束
性が悪くなってしまう。
【0003】そこで、特開平5−99038号公報に示
すように、空調装置の冷凍サイクル配管中に冷媒ガス圧
力センサを設け、この冷媒ガス圧力センサの出力信号に
より空調装置のコンプレッサ負荷を検出し、このコンプ
レッサ負荷を考慮してISCバルブの開度を制御するよ
うにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、空調装置の冷凍サイクル配管中に高価な冷
媒ガス圧力センサを設けなければならず、構成が複雑化
してコストアップを招く欠点がある。しかも、空調装置
のコンプレッサ以外のエンジン補機の負荷、例えばオル
タネータ、油圧ポンプ等の負荷は検出できないので、こ
れらのエンジン補機負荷が停車直後のエンジンのアイド
ル回転数の収束性を悪くする原因として残されている。
このようなアイドル回転数の収束性の悪さは、停車後の
車両ボディ振動やステアリング振動の発生原因となり、
快適性を損ねてしまう。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、コストアップを抑え
つつ、空調装置は勿論、それ以外のエンジン補機の負荷
も考慮したアイドル回転数制御を実現することができ
て、停車直後からエンジン回転数を速やかに目標アイド
ル回転数に収束させることができる内燃機関の吸入空気
量制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の吸入空気量制御装置
は、自動変速機付きの自動車に搭載された内燃機関への
吸入空気量を制御するものにおいて、前記内燃機関の回
転数、負荷、吸入空気量、吸気管圧力の少なくとも1つ
を検出する運転状態検出手段と、アイドル時に前記内燃
機関への吸入空気量を調整する吸入空気量操作手段と、
車両減速中に前記自動変速機のシフトダウン制御に伴っ
て内燃機関補機負荷増減に比例した変動が現れる運転パ
ラメータ又は前記内燃機関の回転数を前記運転状態検出
手段の検出値から求めて前記吸入空気量操作手段の操作
量を算出する操作量算出手段と、この操作量算出手段の
算出結果に応じて前記吸入空気量操作手段を制御して停
車直後から前記内燃機関の回転数を目標アイドル回転数
に収束させるアイドル回転数制御手段とを備えた構成と
したものである。
【0007】この場合、請求項2のように、前記操作量
算出手段は、車両減速中に前記自動変速機が高速段から
低速段ギアへシフトダウンされるときの前記内燃機関の
回転数と前記目標アイドル回転数との差、又は、シフト
ダウンされるときの運転パラメータとアイドル時の運転
パラメータ目標値との差に基づいて、前記吸入空気量操
作手段の操作量を算出するようにしても良い。
【0008】また、請求項3のように、前記操作量算出
手段は、車両減速中に前記自動変速機が高速段から低速
段ギアへシフトダウンされるときの運転パラメータに基
づいて内燃機関補機負荷を推定し、その推定値に基づい
て前記吸入空気量操作手段の操作量を算出するようにし
ても良い。
【0009】或は、請求項4のように、前記操作量算出
手段は、車両減速中において、スロットル全閉後、又は
前記内燃機関と前記自動変速機との直結駆動解除後の所
定時間経過後、又は前記内燃機関の回転数が所定回転数
経過後に、シフトダウンされるときの運転パラメータを
求めるようにしても良い。
【0010】更に、請求項5のように、前記自動変速機
の出力軸回転数、トルクコンバータのタービン回転数、
油圧、油温等に基づいて前記自動変速機の損失負荷を推
定し、その推定値に基づいて前記運転パラメータ又は前
記吸入空気量操作手段の操作量を補正する補正手段を備
えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載の内燃機関の吸入空気量制御装置。
【0011】また、請求項6のように、前記アイドル回
転数制御手段は、車速、走行時間、走行積算回転数とい
った所定走行条件を満たした後の車両減速状態でのみ、
前記操作量算出手段の算出結果に基づく前記吸入空気量
操作手段の制御を実行するようにしても良い。
【0012】或は、請求項7のように、前記アイドル回
転数制御手段は、暖機運転中は、前記吸入空気量操作手
段の操作量に制限を加えるようにしても良い。また、請
求項8のように、前記アイドル回転数制御手段は、運転
者が手動で低速段ギアへシフトダウンしたときには、前
記吸入空気量操作手段の操作量に制限を加えるようにし
ても良い。
【0013】更に、請求項9のように、前記吸入空気量
操作手段により調整された停車直後の前記内燃機関の回
転数と目標アイドル回転数に差があった場合、その差に
基づいて次回の制御時に反映する操作量の補正係数を求
める学習手段を設けた構成としても良い。
【0014】
【作用】自動変速機付きの自動車では、走行中にスロッ
トルを全閉して減速すると、自動変速機が高速段から低
速段ギアへ自動的にシフトダウンされ、このシフトダウ
ン時に内燃機関(以下「エンジン」という)と自動変速
機との動力伝達が一時的に解除されてニュートラル状態
になるため、この時点のエンジンの回転数、負荷、吸入
空気量、吸気管圧力等のエンジン運転状態が停車後のア
イドル状態におけるニュートラル状態とほぼ等しくな
る。また、車両減速中における上記ニュートラル状態の
エンジン運転状態は、空調装置、オルタネータ、油圧ポ
ンプ等のエンジン補機の負荷に応じて変動するため、車
両減速中のニュートラル状態のエンジン運転状態からエ
ンジン補機の負荷を推定可能である。
【0015】そこで、本発明の請求項1では、エンジン
の回転数、負荷、吸入空気量、吸気管圧力の少なくとも
1つを検出する運転状態検出手段を備え、車両減速中に
自動変速機のシフトダウン制御に伴ってエンジン補機負
荷増減に比例した変動が現れる運転パラメータ又はエン
ジンの回転数を前記運転状態検出手段の検出値から求
め、それを基にして吸入空気量操作手段の操作量を操作
量算出手段により算出する。これにより、空調装置、オ
ルタネータ、油圧ポンプ等のエンジン補機の負荷を考慮
した吸入空気量操作手段の操作量を算出し、その算出結
果に応じてアイドル回転数制御手段により吸入空気量操
作手段を制御して停車直後からエンジンの回転数を速や
かに目標アイドル回転数に収束させる。
【0016】また、請求項2では、操作量算出手段は、
車両減速中に自動変速機が高速段から低速段ギアへシフ
トダウンされるときのエンジンの回転数と目標アイドル
回転数との差、又は、シフトダウンされるときの運転パ
ラメータとアイドル時の運転パラメータ目標値との差に
基づいて、吸入空気量操作手段の操作量を算出する。こ
の場合、シフトダウンされるときのエンジンの回転数と
目標アイドル回転数との差、又は、シフトダウンされる
ときの運転パラメータとアイドル時の運転パラメータ目
標値との差は、エンジン補機負荷の増減にほぼ比例して
増減するため、これらの差に基づいて吸入空気量操作手
段の操作量を算出すれば、エンジン補機の負荷を考慮し
たアイドル回転数制御が可能となる。
【0017】また、請求項3では、操作量算出手段は、
車両減速中に自動変速機が高速段から低速段ギアへシフ
トダウンされるときの運転パラメータに基づいてエンジ
ン補機負荷を推定し、その推定値に基づいて吸入空気量
操作手段の操作量を算出する。この場合、エンジン補機
負荷の推定値は、吸入空気量操作手段の操作量を算出す
るときに用いる他、例えばエンジンの制御や自動変速機
の変速タイミングの制御、エンジン補機の制御等にも利
用可能である。
【0018】また、請求項4では、操作量算出手段は、
車両減速中において、スロットル全閉後、又はエンジン
と自動変速機との直結駆動解除後(ロックアップ解除
後)の所定時間経過後、又はエンジンの回転数が所定回
転数経過後に、シフトダウンされるときの運転パラメー
タを求める。この場合、車両減速中でもスロットルが全
閉でない場合があるので、運転パラメータの検出タイミ
ングをスロットル全閉後に限定することによって、スロ
ットル開による影響が排除される。また、ロックアップ
機構付きの自動変速機では、ロックアップ中は、トルク
コンバータの入力軸と出力軸とが直結され、ロックアッ
プ解除後に運転状態が安定するまでに暫く時間がかかる
ので、運転パラメータの検出タイミングをロックアップ
解除後の所定時間経過後、又はエンジン回転数が所定回
転数経過後に限定することによって、ロックアップによ
る影響が排除される。また、車両減速中でもエンジン回
転数又はタービン回転数が高い間は、シフトダウン時の
エンジン回転数も相対的に高くなり、エンジン補機の負
荷によるエンジン回転数の変動が分かりにくくなるの
で、運転パラメータの検出タイミングをエンジン回転数
が所定回転数経過後に限定することによって、運転パラ
メータの検出精度を向上できる。
【0019】更に、請求項5では、自動変速機の出力軸
回転数、トルクコンバータのタービン回転数、油圧、油
温等に基づいて自動変速機の損失負荷を推定し、その推
定値に基づいて運転パラメータ又は吸入空気量操作手段
の操作量を補正手段により補正する。これにより、自動
変速機の損失負荷の影響を排除して、エンジン補機の負
荷をより正確に反映させたアイドル回転数制御が可能と
なる。
【0020】また、請求項6では、アイドル回転数制御
手段は、車速、走行時間、走行積算回転数(=走行時間
×エンジン回転数)といった所定走行条件を満たした後
の車両減速状態でのみ、操作量算出手段の算出結果に基
づく吸入空気量操作手段の制御を実行し、これ以外のと
きには、通常のアイドル回転数制御を実行する。つま
り、エンジン補機の負荷は、さほど頻繁に変動するもの
ではないので、上述したように、車速、走行時間、走行
積算回転数(=走行時間×エンジン回転数)といった所
定走行条件を満たした後の車両減速状態でのみ、本発明
の制御を実行することで、吸入空気量操作手段の操作回
数を少なくして耐久性を向上させることができる。
【0021】一方、請求項7では、アイドル回転数制御
手段は、暖機運転中は、吸入空気量操作手段の操作量に
制限を加える。暖機運転中は、エンジン自身のフリクシ
ョンや自動変速機のフリクションが増加するためであ
る。また、暖機運転中の吸入空気量の流量特性が暖機運
転後に比して高流量域を使うので、同じ操作量でエンジ
ン回転数が変化しやすくなることを避けるためのであ
る。
【0022】また、請求項8では、アイドル回転数制御
手段は、運転者が手動で低速段ギアへシフトダウンした
ときには、吸入空気量操作手段の操作量に制限を加え
る。運転者が手動で低速段ギアへシフトダウンする場合
は、エンジンブレーキの効きを狙うことが多く、自動変
速機のタービン回転数がエンジン回転数よりも大幅に高
くなり、自動変速機の損失負荷が大きくなり過ぎて、走
行中のエンジン補機負荷増減を検出する運転パラメータ
の算出精度が低下するからである。このような場合に、
吸入空気量操作手段の操作量に制限を加えることで、停
車直後のエンジン回転数と目標アイドル回転数との差を
小さくするものである。
【0023】更に、請求項9では、吸入空気量操作手段
により調整された停車直後のエンジンの回転数と目標ア
イドル回転数に差があった場合、その差に基づいて次回
の制御時に反映する操作量の補正係数を学習手段により
求める。このような学習を重ねるに従って、停車直後の
エンジンの回転数と目標アイドル回転数との差が少なく
なり、目標アイドル回転数への収束性が更に向上する。
【0024】
【実施例】
[第1実施例]以下、本発明の第1実施例を図1乃至図
21に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジ
ン制御系システム全体の概略構成を説明する。エンジン
10(内燃機関)の吸気管11の上流側には、吸入空気
量Qaを検出するエアフロメータ12が設けられ、その
下流側に吸気管圧力Pmを検出する吸気管圧力センサ1
3が設けられている。また、吸気管11には、運転者が
操作するアクセル(図示せず)によって開度調整される
スロットルバルブ14が設けられ、このスロットルバル
ブ14の開度TAがスロットル開度センサ15によって
検出される。更に、吸気管11には、スロットルバルブ
14をバイパスするアイドル調整用のバイパス通路16
が設けられ、このバイパス通路16中に吸入空気量操作
手段としてアイドルスピードコントロールバルブ(以下
「ISCV」と略称する)17が設けられ、アイドル時
にISCV17の開度がロータリソレノイド、リニアソ
レノイド、ステップモータ等のアクチュエータ18によ
り調整される。
【0025】一方、エンジン10には、回転数Neに応
じたパルス信号を出力する回転角センサ19と、冷却水
温THWを検出する水温センサ20が設けられている。
これら回転角センサ19、水温センサ20、エアフロメ
ータ12、吸気管圧力センサ13、スロットル開度セン
サ15が特許請求の範囲でいう運転状態検出手段として
機能する。
【0026】エンジン10の出力軸は、ロックアップク
ラッチ(図示せず)を内蔵するトルクコンバータ21に
連結され、このトルクコンバータ21の出力軸は自動変
速機22に連結され、この自動変速機22によってエン
ジン10の出力を車輪(図示せず)に伝達して車両を駆
動する。トルクコンバータ21には、タービン回転数N
Tを検出するタービン回転数センサ23が設けられ、自
動変速機22には、トランスミッションオイルの油圧A
Tpを検出するAT油圧センサ24と、油温AToを検
出するAT油温センサ25と、自動変速機22の出力軸
の回転数を検出する出力軸回転数センサ26が設けられ
ている。
【0027】運転状態検出手段である回転角センサ1
9、水温センサ20、エアフロメータ12、吸気管圧力
センサ13、スロットル開度センサ15の出力信号はエ
ンジン制御回路(以下「エンジンECU」という)30
に入力され、それらの信号に基づいて各種のエンジン制
御を行うと共に、アイドル時(スロットルバルブ14が
全閉の時)には、エンジンECU30からISCV17
のアクチュエータ18に開度制御信号PMTを出力し
て、ISCV17の開度を調整し、エンジン10のアイ
ドル回転数を目標アイドル回転数に収束させる。
【0028】また、タービン回転数センサ23、AT油
圧センサ24、AT油温センサ25、出力軸回転数セン
サ26の出力信号は、自動変速機制御回路(以下「T/
MECU」と略称する)31に入力される。このT/M
ECU31は、通信線32を介してエンジンECU30
との間で各種信号を送受信し、エンジン10の運転状態
や走行状態に応じて自動変速機22のシフトアップ・シ
フトダウンの動作を制御する。
【0029】前記エンジンECU30は、マイクロコン
ピュータを主体として構成され、図2及び図3に示すア
イドル制御プログラムに従って停車直後のエンジン10
のアイドル回転数を制御する。ここで、第1実施例にお
ける制御原理を説明する。
【0030】自動変速機22付きの自動車では、走行中
にスロットルバルブ14を全閉して減速すると、図4に
示すように、自動変速機22が高速段から低速段ギアへ
自動的にシフトダウンされ、このシフトダウン時にエン
ジン10と自動変速機22との動力伝達が一時的に解除
されてニュートラル状態になるため、この時点(図4に
Aで示す部分)のエンジン回転数Ne、負荷、吸入空気
量、吸気管圧力等のエンジン運転状態が停車時のアイド
ル状態におけるニュートラル状態とほぼ等しくなる。ま
た、車両減速中における上記ニュートラル状態のエンジ
ン運転状態は、空調装置、オルタネータ、油圧ポンプ等
のエンジン補機(図示せず)の負荷に応じて変動するた
め、車両減速中のニュートラル状態のエンジン運転状態
からエンジン補機の負荷を推定可能である。
【0031】そこで、第1実施例では、車両減速中に自
動変速機22が高速段から低速段ギアへシフトダウンさ
れるとき(つまりニュートラル状態)のエンジン補機の
負荷の増減に応じて増減する無次元の運転パラメータE
GPをエンジン回転数Neから求め、この運転パラメー
タEGPに基づいてISCV17の制御量PEGを算出
し、その算出結果に応じてISCV17を制御して停車
直後からエンジン10の回転数を速やかに目標アイドル
回転数NEmに収束させる。
【0032】以下、第1実施例の制御の流れを図2及び
図3のフローチャートに従って具体的に説明する。この
処理は、65ms毎に繰り返し実行され、特許請求の範
囲でいう操作量算出手段とアイドル回転数制御手段とし
て機能する。この処理が開始されると、まず、車両が減
速停車に至る状態になっているか否かを判定するため
に、スロットルが全閉になっているか否か(ステップ
101)、車速が2km/h以上であるか否か(ステ
ップ102)、自動変速機22が4→3→2→1速ギ
アに変速するシフトダウン制御中であるか否か(ステッ
プ103)を判定する。これら3つの条件のうち1つで
も「No」となった場合には、車両が減速停車に至る状
態になっていないので、そのまま処理を終了する。
【0033】一方、上記ステップ101〜103の判定
結果が全て「Yes」の場合は、ステップ104に進
み、エンジン回転数Neを読み込み、続くステップ10
5で、走行中のエンジン補機負荷増減に比例する無次元
の運転パラメータEGPを、エンジン回転数Neを変数
とする所定の関数f1(Ne)により算出する。Neと
EGPの関係は図5に示す通りである。
【0034】このように、第1実施例では、エンジン回
転数Neから運転パラメータEGPを算出したが、エン
ジン負荷Gn(g/rev)又は吸気管圧力Pm(mm
Hg)を検出して、Gn,Pmを変数とした所定の関数
f2(Gn),f3(Pm)を使用して運転パラメータ
EGPを算出するようにしても良い。GnとEGPの関
係は図6に示し、PMとEGPの関係は図7に示す通り
である。
【0035】以上のようにして運転パラメータEGPを
算出した後、ステップ106で、エンジン補機負荷増減
値DLEGPを次のようにして求める。エンジン補機負
荷増減値の算出は、走行ギア(例えば1速ギア)位置で
の停車状態で且つ走行開始直前の運転パラメータを基準
とし、走行中のエンジン補機負荷増減を減速中の運転パ
ラメータより相対的に検出する。つまり、図8に示す停
車時のエンジン回転数とニュートラル時のエンジン回転
数とのマップを参照して、走行開始直前のエンジン回転
数Nedからニュートラル時のエンジン回転数Neiを
算出する。このNeiを変数とした所定の関数f1(N
ei)により、運転パラメータの基準値EGPiを算出
する。そして、ステップ105で算出した運転パラメー
タEGPと上記基準値EGPiとの偏差DLEGPを算
出することで、エンジン補機負荷増減値DLEGPを求
める(図9参照)。このような処理により、走行中のエ
ンジン補機負荷増減値パラメータDLEGPをアイドル
状態に至る前の減速中に検出することができる。
【0036】また、運転パラメータEGPの算出に、エ
ンジン負荷Gn又は吸気管圧力Pmを用いた場合にも、
走行開始直前のGni、Pmiを変数とした所定の関数
f4(Gni),f5(Pmi)により運転パラメータ
の基準値EGPiを算出し、前記ステップ105で算出
したEGPとEGPiとの偏差DLEGPを算出するこ
とで、エンジン補機負荷増減値を検出するようにしても
良い。ここで、エンジン負荷Gnからエンジン補機負荷
増減を検出する場合の特性図は図10に示し、吸気管圧
力Pmからエンジン補機負荷増減を検出する場合の特性
図は図11に示す通りである。
【0037】続くステップ107では、自動変速機22
の損失負荷を検出するため、この時点での自動変速機2
2のタービン回転数NTを読み込む。この後、ステップ
108で、タービン回転数NTとエンジン回転数Neの
比NT/Neを変数とする所定の関数f6(NT/N
e)により、自動変速機22の無次元の損失負荷ATF
Kを算出する。尚、NT/NeとATFKの関係は図1
2に示す通りである。
【0038】減速停車前のシフトダウン制御は、自動変
速機22の出力回転数NOが所定値(例えば車速25k
m/h相当)に達してから開始する。これにより、シフ
トダウン制御開始時には、タービン回転数NTがエンジ
ン回転数Neと等しくなって、ATFKがほぼ0とな
り、自動変速機22の損失負荷がほとんど無い状態、つ
まりニュートラル状態になっている。しかし、減速度合
い、油温等により、NT=Neの関係が成立しない場合
があるので、損失負荷を正確に検出して、運転パラメー
タEGPを補正する必要がある。
【0039】尚、前記自動変速機22の損失負荷ATF
Kの算出は、自動変速機22の油圧ATp又は油温AT
oを検出し、これらATp,AToを変数とする所定の
関数f7(ATp)、f8(ATo)を使用しても良
い。上記ATpとATFKの関係は図13に示し、AT
oとATFKの関係は図14に示す通りである。
【0040】次に、ステップ109で、自動変速機22
の損失負荷ATFKを基に、前記エンジン補機負荷増減
を示す運転パラメータDLEGPを補正するための補正
係数εを所定の関数f9(ATFK)により算出する。
ATFKと補正係数εの関係は図15に示す通りであ
る。続くステップ110で、前記エンジン補機負荷増減
を示す運転パラメータDLEGPに補正係数εを乗算し
て、エンジン補機負荷増減を示す運転パラメータDLE
GPを補正し、これをDLEGP1とする。上記ステッ
プ108〜110の処理は、自動変速機22の損失負荷
に応じて運転パラメータを補正する補正手段として機能
する。
【0041】続くステップ111で、補正後の運転パラ
メータDLEGP1に基づくISCV17の制御量PE
g1を、前記DLEGP1を変数とする所定の関数f1
0(DLEGP1)により算出する。DLEGP1とP
Eg1の関係は、図16に示す通りである。
【0042】前回のISCV17の制御量PEg1を調
整した結果を学習し、これを今回の制御量に反映するた
め、ステップ112で、前回停止時のエンジン回転数N
Etから目標アイドル回転数NEmを差し引いて偏差N
Ehを求め、続くステップ113で、この偏差NEhを
変数とする所定の関数f11(NEh)により今回の制
御時に反映する制御補正係数βを算出する。NEhとβ
の関係は、図17に示す通りである。上記ステップ11
2,113の処理は、特許請求の範囲でいう学習手段と
して機能する。
【0043】この後、ステップ114で、前記ステップ
111で求めたISCV17の制御量PEg1に制御補
正係数βを乗算して制御量PEg1を補正し、これをP
Eg2とする。この補正を行うことにより、前回の吸入
空気量操作の誤差を修正することが可能になり、今回の
ISCV17の制御量PEg2を常に精度良く算出する
ことができる。
【0044】次に、暖機運転中の制御量に制限を加える
ため、ステップ115で、暖気運転後か否かを、エンジ
ン冷却水の水温THWが80℃以上であるか否かによっ
て判定する。暖機運転後であれば、ステップ116に進
んで、前記制御量PEg2を今回の制御時に反映する制
御量PEGとする。一方、暖機運転中の場合には、ステ
ップ117に進み、水温THWと暖機補正係数λとの関
係を示す図18のマップから暖機補正係数λを求め、前
記制御量PEg2に暖機補正係数λを乗算して制御量P
Eg2を補正し、これをPEg3とする。
【0045】次いで、ステップ118で、制御量の調整
方向と補正係数γの関係を示す図19のマップから補正
係数γを求め、前記制御量PEg3に補正係数γを乗算
して制御量PEg3を補正し、これをPEg4とし、続
くステップ119で、PEg4を今回の制御時に反映す
る制御量PEGとする。
【0046】尚、ステップ117で使用する暖機補正係
数λは、暖機運転中のISCV17の流量特性が暖機運
転後に比して高流量域を使うので、同じ制御量でエンジ
ン回転数Neが変化しやすくなることを避けるためのも
のである。一方、ステップ118で使用する補正係数γ
は、空燃比制御がオープンループとなって、エンジン回
転数Neが低下しやすくなることを避けるため、減量側
の制御量を小さくすることを狙ったものである。これら
の補正係数λ,γは、制御量算出に乗算しても、制御量
を基にISCV17を駆動するステップ122の出力
(駆動量)に乗算しても良い。これらいずれの場合も、
結果的に、ISCV17の操作量が同じになるからであ
る。
【0047】前述したステップ116又は119の処理
を終了した後、ステップ120に進み、ISCV17の
調整を許可しても良い運転状態になっているか否かを判
定するため、車速や走行時間、走行積算回転数(=走行
時間×エンジン回転数Ne)のいずれかが所定値を満足
したか否かを判定する。この判定結果が「Yes」の場
合には、ステップ121に進んで、前記今回の制御時に
反映する制御量PEGを、現在のISCV制御量PMT
に加算して、ISCV制御目標値PTMTを求め、この
PTMTを出力してISCV17を駆動する(ステップ
122)。
【0048】一方、ステップ120の判定結果が「N
o」の場合には、ステップ123に進み、前記今回の制
御時に反映する制御量PEGをクリアし、本ルーチンを
終了する。このような処理は、空調装置の冷房負荷のよ
うに数分単位の長時間走行した時のみ負荷が大きく変わ
るエンジン補機負荷増減を狙った補正の場合に有効で、
頻繁にISCV17を駆動することの防止(=耐久性向
上)を目的としている。従って、上記条件に当てはまら
ない場合は、不要の処理である。
【0049】以上説明した第1実施例においては、スロ
ットル全閉の減速中且つシフトダウン制御中のエンジン
回転数Ne、エンジン負荷Gn、吸気管圧力Pmがエン
ジン補機負荷増減に比例した変動が現れる点に着目し、
エンジン回転数Ne(又はエンジン負荷Gn又は吸気管
圧力Pm)から運転パラメータEGPを求めてISCV
17の操作量(制御量PEG又は駆動量)を算出し、吸
入空気量を調整するようにしているため、走行中にエン
ジン補機負荷が減少した場合(すなわち、運転パラメー
タEGPが減少した場合)には、図20に示すようにI
SCV17の開度は、アイドル運転状態に至る前の減速
走行中に減少したエンジン補機負荷に適切となる開度に
調整される。逆に、走行中にエンジン補機負荷が増加し
た場合(すなわち、運転パラメータEGPが増加した場
合)には、図21に示すようにISCV17の開度は、
アイドル運転状態に至る前の減速走行中に増加したエン
ジン補機負荷に適切となる開度に調整される。このよう
な制御により、走行中のエンジン補機負荷に増減がある
場合でも、停車直後からエンジン回転数Neを速やかに
目標アイドル回転数NEmへ収束させることができ、停
車後の車両ボディ振動やステアリング振動の発生を防止
できる。しかも、エンジン制御に用いるエンジン回転
数、負荷、吸入空気量、吸気管圧力等の情報を利用し
て、エンジン補機負荷増減を間接的に判定できるので、
エンジン補機負荷を直接検出する新たなセンサ類が不要
であり、コストアップを抑えることができる。
【0050】尚、上記第1実施例において、運転者が強
制的に低速ギアへ変速操作した場合には、ISCV17
の操作量に制限を加えても良い。何故ならば、運転者が
強制的に低速ギアへ変速操作する場合はエンジンブレー
キの効きを狙うことが多く、自動変速機22のタービン
回転数NTがエンジン回転数Neよりも大幅に高くな
り、自動変速機22の損失負荷が大きくなり過ぎて、前
記走行中のエンジン補機負荷増減を検出する運転パラメ
ータの算出精度が低下するからである。また、NT>>N
eの場合には、たとえISCV17の操作量を調整して
も、逆に走行停車時のエンジン回転数Neが目標アイド
ル回転数NEmから外れることがあり、ISCV17の
操作量に制限を加えることで、停車直後のエンジン回転
数Neと目標アイドル回転数NEmとの差を小さくする
ものである。
【0051】[第2実施例]次に、本発明の第2実施例
を、図22のフローチャートに基づいて説明する。この
第2実施例においても、ISCV17の制御量PEGを
算出するため、スロットル全閉中のシフトダウン時のエ
ンジン回転数Neがアイドル状態におけるニュートラル
状態とほぼ等しくなり、且つエンジン回転数Neの変動
量がエンジン補機負荷増減に比例する現象を利用してい
る点(図4参照)は、前記第1実施例と同じである。
【0052】前記第1実施例では、ステップ105で、
走行中のエンジン補機負荷増減に比例する無次元の運転
パラメータEGPを、エンジン回転数Neを変数とする
所定の関数f1(Ne)により算出し、この運転パラメ
ータEGPに基づいてエンジン補機負荷増減DLEGP
を算出し、ステップ106)ISCV17の制御量PE
g1を算出するようにしたが(ステップ110,11
1)、第2実施例では、このような運転パラメータEG
Pを用いた処理を行わず、シフトダウン制御中のエンジ
ン回転数Neからアイドル停車時の走行ギア(例えば1
速ギア)位置のエンジン回転数NEpを推定し、このN
Epとアイドル停車時の走行ギア位置の目標アイドル回
転数NEmとの偏差DNEhを算出し、このDNEhに
基づいてISCV17の制御量PEsを算出するもので
ある。
【0053】第2実施例においても、ステップ101〜
104,107〜109の処理は、第1実施例と同じで
あり、自動変速機22の損失負荷ATFKによる補正係
数εを求める。この後、ステップ201で、シフトダウ
ン中のエンジン回転数Neと補正係数εより所定の関数
f12(ε×Ne)にて、アイドル停車時のエンジン回
転数推定値NEpを算出する。ε×NeとNEpの関係
は図23に示す通りである。続くステップ202で、ア
イドル停車時のエンジン回転数の推定値NEpと目標値
NEmとの偏差DNEhを求める。この後、ステップ2
03で、偏差DNEhに基づいて所定の関数f13(D
NEh)により、ISCV17の制御量PEsを算出す
る。前記偏差DEhとISCV17の制御量PEsとの
関係は図24に示す通りである。尚、上記ステップ20
3で、ISCV17の制御量PEsを算出した後のステ
ップ112以降の処理は、第1実施例と同じである。
【0054】以上説明した第2実施例では、ステップ2
01で、シフトダウン制御中のエンジン回転数Neをア
イドル停車時の走行ギア位置のエンジン回転数NEpに
置き換えたが、アイドル停車時のニュートラル位置のエ
ンジン回転数NEpnに置き換えても良い。これは、減
速中に運転者が走行ギア位置からニュートラル位置にシ
フト操作した場合、補正ができなくなることを防止する
ためである。この場合、アイドル停車時のニュートラル
位置のエンジン回転数NEpnとニュートラル位置の目
標アイドル回転数NEmnとの偏差DNEhnを求め、
それを基準にISCV17の制御量PEsを算出する。
【0055】また、第2実施例では、アイドル停車時の
エンジン回転数の推定値NEpと目標値NEmとの偏差
DNEhを求めてISCV17の制御量PEsを算出し
たが、第1実施例で算出した運転パラメータとアイドル
時の運転パラメータ目標値との偏差を求めてISCV1
7の制御量PEsを算出するようにしても良い。
【0056】[第3実施例]次に、本発明の第3実施例
を、図25のフローチャートに基づいて説明する。この
第3実施例においても、第1実施例と同じく、シフトダ
ウン制御中のエンジン回転数Ne、エンジン負荷Gn、
吸気管内圧力Pm等から算出したエンジン補機負荷増減
に比例した変動が現れる運転パラメータEGPを算出す
る(ステップ101〜105)。しかし、この第3実施
例では、第1実施例のステップ106の処理(エンジン
補機負荷増減値DLEGPの算出)を行わず、ステップ
107〜109で、自動変速機22の損失負荷ATFK
による補正係数εを求めた後、ステップ211にて、運
転パラメータEGPと補正係数εより所定の関数f14
(ε×EGP)にて、無次元のエンジン補機負荷推定値
HFKを算出する。ε×EGPとHFKの関係は図26
に示す通りである。
【0057】更に、ステップ212で、HFKを変数と
した所定の関数f15(HFK)にて、ISCV17の
制御量PEhを算出する。HFKとPEhの関係は図2
7に示す通りである。尚、上記ステップ212で、IS
CV17の制御量PEhを算出した後のステップ112
以降の処理は、第1実施例と同じである。
【0058】以上説明した第3実施例では、ステップ2
11で算出するエンジン補機負荷推定値HFKは、エン
ジン補機負荷の絶対値を示すため、空調装置、オルタネ
ータ等のエンジン補機に関する制御に利用できることは
勿論、点火時期制御、燃料噴射制御等のエンジン制御に
も利用できるという利点がある。
【0059】[第4実施例]次に、本発明の第4実施例
を、図28及び図29に示すフローチャートに基づいて
説明する。この第4実施例では、エンジン10と自動変
速機22との直結駆動解除後(ロックアップ解除後)の
所定時間経過後に、運転パラメータの検出を開始するこ
とを特徴とする。ここで、所定時間経過を待つのは、次
の理由による。シフトダウン実行条件は、自動変速機2
2の出力軸回転数NOが所定値になった時であり、その
時点で、自動変速機22のタービン回転数NTがエンジ
ン回転数Neとほぼ等しくなって、自動変速機22の損
失負荷ATFKがほぼ0となり、エンジン回転数Neが
エンジン補機負荷と比例する。しかし、直結状態(ロッ
クアップ状態)では、Ne=NT=NO÷ギア比とな
り、直結状態が解除された場合でも、エンジン回転数N
e(エンジン補機負荷に比例)とタービン回転数NTが
安定するまで、直結状態が解除された時点のエンジン回
転数Neに応じて500〜1500ms程度待つ必要が
ある。この事情を考慮して、直結状態解除後の所定時間
経過後に運転パラメータの検出を開始するものである。
【0060】具体的な処理の流れは、ステップ101,
102で、スロットル全閉で且つ車速が2km/h以上
と判定されると、ステップ221に進んで、エンジン1
0と自動変速機22との直結状態が解除されたか否かを
判定し、解除されていなければ、以降の処理を行わず、
本ルーチンを終了する。一方、直結状態が解除されてい
れば、ステップ222に進み、所定時間が経過したか否
かを判定し、所定時間が経過していなければ、以降の処
理を行わず、本ルーチンを終了する。
【0061】一方、直結状態解除後、所定時間が経過し
ていれば、シフトダウン制御中のうち、4→3速ギアシ
フトダウン制御中、3→2速ギアシフトダウン制御中、
2→1速ギアシフトダウン制御中のいずれであるか判定
する(ステップ223,224,225)。いずれのシ
フトダウンでも、エンジン10の運転状態がほぼアイド
ル状態となるため、各段のシフトダウンのタイミング
で、エンジン回転数Ne、エンジン負荷Gn、吸気管圧
力Pm等を読み込み、エンジン補機負荷増減に比例した
変動が現れる運転パラメータを算出する(ステップ22
3〜231)。
【0062】つまり、4→3速ギアシフトダウン制御中
の場合には、そのときのエンジン回転数Ne4-3 を読み
込み(ステップ226)、続くステップ227で、走行
中のエンジン補機負荷増減に比例する無次元の運転パラ
メータEGP4-3 を、エンジン回転数Ne4-3 を変数と
する所定の関数f1(Ne4-3 )により算出する。同様
に、3→2速ギアシフトダウン制御中の場合には、その
ときのエンジン回転数Ne3-2 を読み込み(ステップ2
28)、このエンジン回転数Ne3-2 を変数とする所定
の関数f1(Ne3-2 )により運転パラメータEGP3-
2 を算出する(ステップ229)。また、2→1速ギア
シフトダウン制御中の場合には、そのときのエンジン回
転数Ne2-1 を読み込み(ステップ230)、このエン
ジン回転数Ne2-1 を変数とする所定の関数f1(Ne
2-1 )により運転パラメータEGP2-1 を算出する(ス
テップ231)。
【0063】尚、エンジン回転数から運転パラメータを
算出したが、エンジン負荷Gn(g/rev)又は吸気
管圧力Pm(mmHg)を検出して、Gn,Pmを変数
とした所定の関数f2(Gn),f3(Pm)を使用し
て運転パラメータを算出するようにしても良い。
【0064】上述した運転パラメータの算出は、ギア位
置が最低速段ギア(1速ギア)にシフトダウンされるま
で繰り返され(ステップ232)、ギア位置が最低速段
ギアにシフトダウンされると、ステップ233に進み、
ステップ227,229,231で算出した3つの運転
パラメータEGP4-3 ,EGP3-2 ,EGP2-1 の平均
値を算出して、それを新たな運転パラメータEGPSM
とする。このように、エンジン補機負荷増減に比例して
現れる運転パラメータを、複数回検出することで、運転
パラメータの検出精度を向上することができる。
【0065】また、停車時のエンジン回転数を高い状態
にしたい場合には、運転パラメータの最大値をEGPS
Mとして用い、逆にエンジン回転数を低い状態にしたい
場合には、最小値をEGPSMとして用いて、吸入空気
量を調整するようにしても良い。
【0066】更に、複数回検出することで、4→3速ギ
アシフトダウン制御中の運転パラメータに基づき、吸入
空気量を調整した後、再度、3→2速、又は、2→1速
ギアシフトダウン制御中に運転パラメータを算出して吸
入空気量を調整することで、フィードバック制御が可能
となり、停車直後のエンジン回転数を、精度良くアイド
ル目標回転数に収束させることができる。
【0067】前述したステップ233で、運転パラメー
タEGPSMを算出した後のステップ107以降の処理
は、第1実施例と同じである。但し、第1実施例の運転
パラメータEGPを、ステップ233で求めた運転パラ
メータEGPSMに置き換えて用いる。
【0068】[第5実施例]次に、本発明の第5実施例
を、図30のフローチャートに基づいて説明する。この
第5実施例では、エンジン補機負荷増減に比例した変動
が現れる運転パラメータを、シフトダウン制御終了後か
ら次段のシフトダウン制御に至る途中(図4にBで示す
部分)のエンジン回転数Neを使用して求めている。こ
の場合のエンジン回転数Neは、自動変速機22がニュ
ートラル状態ではないが、エンジン補機負荷の増減状態
を現している。
【0069】エンジン目標回転数でシフトダウン制御し
た場合の自動変速機22の損失回転数ATFKNは、図
31で表される。走行中にエンジン補機負荷の増減がな
ければ、シフトダウン制御終了後から次段のシフトダウ
ン制御に至る途中のエンジン回転数NEsはNEs=N
O×ギア比−ATFKNHとなる。しかし、エンジン補
機負荷の増減がある場合、Ne≠NEsとなり、その偏
差がエンジン補機負荷の増減量となる。これを利用して
運転パラメータを次のようにして算出する。
【0070】まず、ステップ101,102で、スロッ
トル全閉で且つ車速が2km/h以上と判定されると、
ステップ241に進んで、シフトダウン制御終了後、所
定時間が経過したか否かを判定し、経過していなけれ
ば、以降の処理を行わず、本ルーチンを終了する。一
方、所定時間が経過していれば、ステップ242〜24
5に進んで、エンジン回転数Ne、自動変速機22の出
力軸回転数NO、タービン回転数NTを読み込む。次い
で、ステップ246で、NT/Neを変数とする所定の
関数f17(NT/Ne)により、自動変速機22の損
失回転数ATFKNを算出する。ここで、ATFKNは
エンジン目標回転数でシフトダウン制御した場合の損失
回転数であり、NT/NeとATFKNの関係は図31
に示す通りである。
【0071】続くステップ247で、自動変速機22の
ギア位置を読み込み、メモリ内に記憶されたギア比を求
める。次いで、ステップ248で、エンジン目標回転数
でシフトダウンした場合に、シフトダウン制御終了後か
ら次段のシフトダウン制御に至る途中のエンジン回転数
NEsを次式により算出する。
【0072】NEs=NO×ギア比−ATFKNH この後、ステップ249で、NEsからNeを差し引い
て、エンジン補機負荷増減量に比例した偏差DNEhを
求める。続くステップ250で、偏差DNEhに基づい
て、所定の関数f18(DNEh)により、ISCV1
7の制御量PEsを算出する。DNEhとPEsの間係
は図32に示す通りである。上記ステップ250で、I
SCV17の制御量PEsを算出した後のステップ11
2以降の処理は、第1実施例と同じである。
【0073】[その他の実施例]運転パラメータの検出
タイミングを、エンジン回転数又はタービン回転数が所
定回転数以下になった後にシフトダウンされるときに限
定しても良い。車両減速中でもエンジン回転数が高い間
は、シフトダウン時のエンジン回転数も相対的に高くな
り、エンジン補機の負荷によるエンジン回転数の変動が
分かりにくくなるので、運転パラメータの検出タイミン
グをエンジン回転数が所定回転数以下になった後に限定
することによって、運転パラメータの検出精度を向上で
きる。
【0074】また、前記各実施例では、アイドル時にエ
ンジン10への吸入空気量を調整する吸入空気量操作手
段としてISCV17を設け、このISCV17の開度
調整によりエンジン10のアイドル回転数を目標アイド
ル回転数に収束させるようにしたが、アイドル時にスロ
ットルバルブの全閉位置をアクチュエータで制御してア
イドル回転制御を行うようにしても良い(この場合には
スロットルバルブが吸入空気量操作手段として機能す
る)。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、車両減速中に自動変速機の
シフトダウン制御に伴ってエンジン補機負荷増減に比例
した変動が現れる運転パラメータ又はエンジン回転数を
検出して吸入空気量操作手段の操作量を算出するように
したので、空調装置は勿論、それ以外のエンジン補機の
負荷も考慮したアイドル回転数制御を実現することがで
きて、停車直後からエンジン回転数を速やかに目標アイ
ドル回転数に収束させることができ、停車後の車両ボデ
ィ振動やステアリング振動の発生を防止できる。しか
も、エンジン制御に用いるエンジン回転数、負荷、吸入
空気量、吸気管圧力等の情報を利用して、エンジン補機
負荷増減を間接的に判定できるので、エンジン補機負荷
を直接検出する新たなセンサ類が不要であり、コストア
ップを抑えることができる。
【0076】更に、請求項2では、車両減速中に自動変
速機がシフトダウンされるときのエンジン回転数と目標
アイドル回転数との差、又は、運転パラメータとアイド
ル時の運転パラメータ目標値との差に基づいて、吸入空
気量操作手段の操作量を算出するようにしたので、吸入
空気量操作手段の操作量を精度良く算出することができ
る。
【0077】また、請求項3では、車両減速中に自動変
速機がシフトダウンされるときの運転パラメータに基づ
いてエンジン補機負荷を推定するようにしたので、エン
ジン補機負荷の推定値に基づいて吸入空気量操作手段の
操作量を算出することができることは勿論、例えばエン
ジン制御や自動変速機の変速タイミングの制御、エンジ
ン補機の制御等にも利用可能である。
【0078】また、請求項4では、車両減速中におい
て、スロットル全閉後、又はエンジンと自動変速機との
直結駆動解除後(ロックアップ解除後)の所定時間経過
後、又はエンジンの回転数が所定回転数経過後に、シフ
トダウンされるときの運転パラメータを求めるようにし
たので、運転パラメータの検出環境が整うのを待って運
転パラメータを検出することができ、運転パラメータの
検出精度を向上できる。
【0079】更に、請求項5では、自動変速機の出力軸
回転数、トルクコンバータのタービン回転数、油圧、油
温等に基づいて自動変速機の損失負荷を推定し、その推
定値に基づいて運転パラメータ又は吸入空気量操作手段
の操作量を補正するようにしたので、自動変速機の損失
負荷の影響を排除して、エンジン補機負荷をより正確に
反映させたアイドル回転数制御を行うことができる。
【0080】また、請求項6では、車速、走行時間、走
行積算回転数(=走行時間×エンジン回転数)といった
所定走行条件を満たした後の車両減速状態でのみ、本発
明の制御を実行するようにしたので、吸入空気量操作手
段の操作回数を必要最小限に減らすことができて、耐久
性を向上させることができる。
【0081】一方、請求項7では、暖機運転中の吸入空
気量の流量特性が暖機運転後に比して高流量域を使う点
に着目し、暖機運転中は、吸入空気量操作手段の操作量
に制限を加えるようにしたので、同じ操作量でエンジン
回転数が変化しやすくなることを避けることができる。
【0082】また、請求項8では、運転者が手動で低速
段ギアへシフトダウンしたときには吸入空気量操作手段
の操作量に制限を加えるようにしたので、手動でシフト
ダウンされた場合でも、停車直後のエンジン回転数と目
標アイドル回転数との差を小さくすることができる。
【0083】更に、請求項9では、吸入空気量操作手段
により調整された停車直後のエンジン回転数と目標アイ
ドル回転数に差があった場合、その差に基づいて次回の
制御時に反映する操作量の補正係数を学習するようにし
たので、この学習効果により目標アイドル回転数への収
束性を更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す制御系全体のブロッ
ク図
【図2】本発明の第1実施例の制御の流れを示すフロー
チャート(その1)
【図3】本発明の第1実施例の制御の流れを示すフロー
チャート(その2)
【図4】車両減速中のシフトダウン、エンジン回転数N
e及びタービン回転数NTの変化を示す図
【図5】シフトダウン制御中のエンジン回転数Neと運
転パラメータEGPとの関係を示す図
【図6】シフトダウン制御中のエンジン負荷Gnと運転
パラメータEGPとの関係を示す図
【図7】シフトダウン制御中の吸気管圧力Pmと運転パ
ラメータEGPとの関係を示す図
【図8】停車時のエンジン回転数Nedとニュートラル
時のエンジン回転数Neiとの関係を示す図
【図9】走行開始直前のエンジン回転数から算出した運
転パラメータ基準値EGPiとシフトダウン制御中のエ
ンジン回転数から算出した運転パラメータEGPとの偏
差によりエンジン補機負荷増減を示す運転パラメータD
LEGPを求める方法を説明するための図
【図10】走行開始直前のエンジン負荷から算出した運
転パラメータ基準値EGPiとシフトダウン制御中のエ
ンジン負荷から算出した運転パラメータEGPとの偏差
によりエンジン補機負荷増減を示す運転パラメータDL
EGPを求める方法を説明するための図
【図11】走行開始直前の吸気管圧力から算出した運転
パラメータ基準値EGPiとシフトダウン制御中の吸気
管圧力から算出した運転パラメータEGPとの偏差によ
りエンジン補機負荷増減を示す運転パラメータDLEG
Pを求める方法を説明するための図
【図12】タービン回転数とエンジン回転数との比NT
/Neと自動変速機の損失負荷ATFKとの関係を示す
【図13】自動変速機の油圧ATpと自動変速機の損失
負荷ATFKとの関係を示す図
【図14】自動変速機の油温AToと自動変速機の損失
負荷ATFKとの関係を示す図
【図15】自動変速機の損失負荷ATFKと補正係数ε
との関係を示す図
【図16】補正後の運転パラメータDLEGP1とIS
CVの制御量PEg1との関係を示す図
【図17】NEhと補正係数βとの関係を示す図
【図18】水温THWと補正係数λとの関係を示す図
【図19】制御量の調整方向と補正係数γとの関係を示
す図
【図20】車両走行中にエンジン補機負荷が減少した場
合のISCV開度、車速、エンジン回転数、スロットル
開度の変化の一例を示すタイムチャート
【図21】車両走行中にエンジン補機負荷が増加した場
合のISCV開度、車速、エンジン回転数、スロットル
開度の変化の一例を示すタイムチャート
【図22】本発明の第2実施例の制御の流れを示すフロ
ーチャート
【図23】ε×NeとNEpとの関係を示す図
【図24】DNEhとPEsとの関係を示す図
【図25】本発明の第3実施例の制御の流れを示すフロ
ーチャート
【図26】ε×EGPとHFKとの関係を示す図
【図27】HFKとPEhとの関係を示す図
【図28】本発明の第4実施例の制御の流れを示すフロ
ーチャート(その1)
【図29】本発明の第4実施例の制御の流れを示すフロ
ーチャート(その2)
【図30】本発明の第5実施例の制御の流れを示すフロ
ーチャート
【図31】NT/NeとATFKNとの関係を示す図
【図32】DNEhとPEsとの関係を示す図
【符号の説明】
10…エンジン(内燃機関)、12…エアフロメータ
(運転状態検出手段)、13…吸気管圧力センサ(運転
状態検出手段)、14…スロットルバルブ、15…スロ
ットル開度センサ(運転状態検出手段)、16…バイパ
ス通路、17…ISCV(吸入空気量操作手段)、19
…回転角センサ(運転状態検出手段)、20…水温セン
サ(運転状態検出手段)、21…トルクコンバータ、2
2…自動変速機、23…タービン回転数センサ、24…
AT油圧センサ、25…AT油温センサ、26…出力軸
回転数センサ、30…エンジン制御回路(操作量算出手
段,アイドル回転数制御手段,補正手段,学習手段)、
31…トランスミッション制御回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 L 340 F

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機付きの自動車に搭載された内
    燃機関への吸入空気量を制御するものにおいて、 前記内燃機関の回転数、負荷、吸入空気量、吸気管圧力
    の少なくとも1つを検出する運転状態検出手段と、 アイドル時に前記内燃機関への吸入空気量を調整する吸
    入空気量操作手段と、 車両減速中に前記自動変速機のシフトダウン制御に伴っ
    て内燃機関補機負荷増減に比例した変動が現れる運転パ
    ラメータ又は前記内燃機関の回転数を前記運転状態検出
    手段の検出値から求めて前記吸入空気量操作手段の操作
    量を算出する操作量算出手段と、 この操作量算出手段の算出結果に応じて前記吸入空気量
    操作手段を制御して停車直後から前記内燃機関の回転数
    を目標アイドル回転数に収束させるアイドル回転数制御
    手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の吸入空気量
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記操作量算出手段は、車両減速中に前
    記自動変速機が高速段から低速段ギアへシフトダウンさ
    れるときの前記内燃機関の回転数と前記目標アイドル回
    転数との差、又は、シフトダウンされるときの運転パラ
    メータとアイドル時の運転パラメータ目標値との差に基
    づいて、前記吸入空気量操作手段の操作量を算出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸入空気量
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操作量算出手段は、車両減速中に前
    記自動変速機が高速段から低速段ギアへシフトダウンさ
    れるときの運転パラメータに基づいて内燃機関補機負荷
    を推定し、その推定値に基づいて前記吸入空気量操作手
    段の操作量を算出することを特徴とする請求項1に記載
    の内燃機関の吸入空気量制御装置。
  4. 【請求項4】 前記操作量算出手段は、車両減速中にお
    いて、スロットル全閉後、又は前記内燃機関と前記自動
    変速機との直結駆動解除後の所定時間経過後、又は前記
    内燃機関の回転数が所定回転数経過後に、シフトダウン
    されるときの運転パラメータを求めることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関の吸入空気
    量制御装置。
  5. 【請求項5】 前記自動変速機の出力軸回転数、トルク
    コンバータのタービン回転数、油圧、油温等に基づいて
    前記自動変速機の損失負荷を推定し、その推定値に基づ
    いて前記運転パラメータ又は前記吸入空気量操作手段の
    操作量を補正する補正手段を備えていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の吸入空
    気量制御装置。
  6. 【請求項6】 前記アイドル回転数制御手段は、車速、
    走行時間、走行積算回転数といった所定走行条件を満た
    した後の車両減速状態でのみ、前記操作量算出手段の算
    出結果に基づく前記吸入空気量操作手段の制御を実行す
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
    内燃機関の吸入空気量制御装置。
  7. 【請求項7】 前記アイドル回転数制御手段は、暖機運
    転中は、前記吸入空気量操作手段の操作量に制限を加え
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の
    内燃機関の吸入空気量制御装置。
  8. 【請求項8】 前記アイドル回転数制御手段は、運転者
    が手動で低速段ギアへシフトダウンしたときには、前記
    吸入空気量操作手段の操作量に制限を加えることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の内燃機関の吸
    入空気量制御装置。
  9. 【請求項9】 前記吸入空気量操作手段により調整され
    た停車後の前記内燃機関の回転数と目標アイドル回転数
    に差があった場合、その差に基づいて次回の制御時に反
    映する操作量の補正係数を求める学習手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の内
    燃機関の吸入空気量制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100362630B1 (ko) * 2000-10-19 2002-11-29 기아자동차주식회사 차량 정지시 엔진 스톨 및 아이들 회전수 강하 방지 방법
JP2008137518A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Daihatsu Motor Co Ltd 発電量制御方法
JP2014132165A (ja) * 2013-01-07 2014-07-17 Fuji Heavy Ind Ltd パワーユニットの制御装置

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