JP2890926B2 - エンジン出力対応変速制御装置 - Google Patents

エンジン出力対応変速制御装置

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JP2890926B2
JP2890926B2 JP3273286A JP27328691A JP2890926B2 JP 2890926 B2 JP2890926 B2 JP 2890926B2 JP 3273286 A JP3273286 A JP 3273286A JP 27328691 A JP27328691 A JP 27328691A JP 2890926 B2 JP2890926 B2 JP 2890926B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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    • Y02E60/50Fuel cells

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に係り、特に、予め定められた変速条件に従って変速
判断を行う際に運転者の要求エンジントルクと実際のエ
ンジン出力トルクとの比に基づいて補正を行うエンジン
出力対応変速制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の変速制御装置として、
(a)予め定められた変速条件に従って実際の変速パラ
メータの値に応じて自動変速機の変速段を自動的に切り
換える変速制御手段を備えたものが従来から多用されて
いる。例えば図8は、上記変速条件としてのアップシフ
ト側変速マップ(a〜c)およびダウンシフト側変速マ
ップ(d〜f)の一例で、「1st」,「2nd」,
「3rd」,および「4th」の前進4つの変速段を有
する自動変速機に関するものであり、それぞれ車速Vお
よびスロットル弁開度TAを変速パラメータとして定め
られている。そして、現在の変速段と車速Vおよびスロ
ットル弁開度TAに応じて、その変速マップに従って変
速段を切り換えるか否かが判断される。
【0003】ところで、上記スロットル弁開度はエンジ
ンの負荷状態を表すものとして変速段の切換制御に用い
られているのであるが、近年、エンジンの低燃費化を図
ったり車両の運転状態に応じて最適なエンジン出力を引
き出したりするために、吸排気バルブの開閉タイミング
を変化させる可変バルブタイミング機構や、アイドル時
のエンジン回転数を変化させるアイドル回転数制御機構
など、種々の可変機構を備えたエンジンが提案されてお
り、スロットル弁開度は必ずしもエンジンの負荷状態を
忠実に表すものではなくなってきている。また、平地と
高地とでは気圧が異なるため、スロットル弁開度が同じ
であっても実際の吸入空気量は相違し、それに応じてエ
ンジンの負荷状態も変化する。このため、(b)運転者
の要求エンジントルクと実際のエンジン出力トルクとの
比に基づいて補正係数を算出する補正係数算出手段と、
(c)前記補正係数に応じて前記変速条件および実際の
変速パラメータの値の何れかを補正する補正手段とを設
け、変速制御の適正化を図ることが提案されている。特
開平2−266155号公報に記載されている装置はそ
の一例であり、エンジンの回転数NEおよびスロットル
弁開度TAに基づいて要求吸入空気量QNTAを予め定
められたデータマップから求め、エアフローメータによ
って測定した実際の吸入空気量Qmとその要求吸入空気
量QNTAとの比QNTA/Qmを補正係数Kとして算
出し、実際のスロットル弁開度TAに補正係数Kを掛算
してスロットル弁開度TAを補正した後、その補正値お
よび実際の車速Vに応じて変速マップに従って変速制御
を行ったり、或いは、予め用意された複数の変速マップ
の中から補正係数Kに対応するものを選択し、その選択
した変速マップに従って実際のスロットル弁開度TAお
よび車速Vに応じて変速制御を行ったりするようになっ
ている。上記要求吸入空気量QNTAは運転者の要求エ
ンジントルクを表し、実際の吸入空気量Qmは実際のエ
ンジン出力トルクを表している。なお、実際の吸入空気
量Qmをそのままエンジン出力トルクとして用いる代わ
りに、例えば図6のような処理を施すことにより、エン
ジン出力トルクの算出精度を高めることも考えられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに補正係数K(=QNTA/Qm)を用いて変速条件
や変速パラメータの値を補正する場合、加速時にスロッ
トル弁開度が急に変化すると、要求吸入空気量QNTA
すなわち運転者の要求エンジントルクは直ちに変化する
ものの、吸入空気量Qmすなわちエンジン出力トルクは
その変化が遅いため、補正係数Kが一時的に急変して補
正量が増大し、ダウンシフトし易くなることがあった。
加速時のダウンシフトは好ましい方向であるが、補正量
が過大となって運転者の意に反してダウンシフトした
り、スロットル弁開度の変化が無くなって補正が元に戻
った場合に比較的短時間でアップシフトしたりすること
があるなど、総合的な走行性能としては必ずしも満足で
きるものではない。なお、補正係数Kに上限や下限を設
定したり変化を緩和するなまし処理を行ったりして過大
な補正を防止することが考えられているが、この方法で
は必ずしも適切な変速制御は望めないのである。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、スロットル弁開度が
急に変化する加速時においても適切な補正が為されるよ
うにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めには、加速時に適切な補正が為されるように定常時と
は異なる算出方法で補正係数を算出するようにすれば良
く、本発明は、図1のクレーム対応図に示されているよ
うに、(a)予め定められた変速条件に従って実際の変
速パラメータの値に応じて自動変速機の変速段を切り換
える変速制御手段と、(b)運転者の要求エンジントル
クと実際のエンジン出力トルクとの比に基づいて第1補
正係数を算出する第1補正係数算出手段と、(c)前記
第1補正係数に応じて前記変速条件および実際の変速パ
ラメータの値の何れかを補正する補正手段とを備えたエ
ンジン出力対応変速制御装置において、(d)前記要求
エンジントルクとその要求エンジントルクの変化を緩和
するようになまし処理した値との比に基づいて第2補正
係数を算出する第2補正係数算出手段と、(e)車両が
加速状態か否かを判断し、加速状態の場合には前記第2
補正係数を用いて前記補正手段による補正を行わせる判
断手段とを設けたことを特徴とする。また、好適には、
(a)前記第1補正係数算出手段は、前記実際のエンジ
ン出力トルクが前記要求エンジントルクに対して小さい
場合はダウンシフトし易くなるとともにアップシフトし
難くなるように補正する第1補正係数を算出するように
構成されるとともに、(b)前記変速段の切換えがダウ
ンシフトの場合は、正の修正係数で前記第1補正係数に
よる補正方向を維持するが、その変速段の切換えがアッ
プシフトの場合、変速の種類毎に高車速側では正の修正
係数でその第1補正係数による補正方向を維持する一方
低車速側では負の修正係数でその第1補正係数による補
正方向を逆転させる係数修正手段を有して構成される。
【0007】
【作用および発明の効果】このようなエンジン出力対応
変速制御装置においては、第1補正係数算出手段により
運転者の要求エンジントルクと実際のエンジン出力トル
クとの比に基づいて第1補正係数が算出されるととも
に、第2補正係数算出手段により要求エンジントルクと
その要求エンジントルクをなまし処理した値との比に基
づいて第2補正係数が算出され、定常時には第1補正係
数を用いて補正手段により変速判断の補正が為される
が、判断手段によって加速状態である旨の判断が為され
た場合には第2補正係数を用いて補正手段により変速判
断の補正が為される。要求エンジントルクをなまし処理
した値を用いて算出される第2補正係数は、実際のエン
ジン出力トルクを用いて算出される第1補正係数と本質
的に全く異なるものであるが、互いに異なるパラメータ
を用いて算出される第1補正係数のように極端に変化す
ることがないとともに、運転者の加速に対する要求を適
度に反映した値とすることが可能で、かかる第2補正係
数に従って加速時の変速判断が補正されることにより、
加速時の走行性能や乗り心地などを総合的に向上させる
ことができるようになる。また、第1補正係数算出手段
が、前記実際のエンジン出力トルクが前記要求エンジン
トルクに対して小さい場合はダウンシフトし易くなると
ともにアップシフトし難くなるように補正する第1補正
係数を算出するもので、係数修正手段により、ダウンシ
フトの場合は正の修正係数で前記第1補正係数による補
正方向を維持するが、アップシフトの場合、変速の種類
毎に高車速側では正の修正係数で第1補正係数による補
正方向を維持する一方低車速側では負の修正係数で第1
補正係数による補正方向を逆転させるようにすれば、高
地走行などにおいて実際のエンジン出力トルクが要求エ
ンジントルクより小さくてトルク不足の場合、例えばシ
フトダウン車速Vdが高車速側へ補正されるなどしてダ
ウンシフトし易くなり、トルク不足が良好に回避されて
要求通りの走行性能が得られる一方、シフトアップ車速
Vuは修正係数が負の低車速側では低車速側へ補正さ
れ、適度な車速でアップシフトが行われるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0009】図2において、ガソリンエンジン10の燃
焼室12内には、エアクリーナ14,エアフローメータ
16,吸気通路18,スロットル弁20,バイパス通路
22,サージタンク24,インテークマニホルド26,
および吸気弁28を介して空気が吸入されるとともに、
その空気には、インテークマニホルド26に設けられた
燃料噴射弁30から噴射される燃料ガスが混合されるよ
うになっている。エアフローメータ16は吸入空気量を
測定するもので、本実施例では可動ベーン式のものが用
いられており、その吸入空気量Qmを表す吸入空気量信
号SQmをエンジン制御用コンピュータ32およびトラ
ンスミッション制御用コンピュータ34に供給する。ス
ロットル弁20は、図示しない自動車のアクセルペダル
に機械的に連結されており、その操作量に対応して開閉
されることにより吸入空気量を連続的に変化させるよう
になっているとともに、そのスロットル弁20にはスロ
ットルポジションセンサ36が設けられて、スロットル
弁開度TAを表すスロットル弁開度信号STAをエンジ
ン制御用コンピュータ32およびトランスミッション制
御用コンピュータ34に供給するようになっている。バ
イパス通路22はスロットル弁20と並列に配設されて
いるとともに、そのバイパス通路22にはアイドル回転
数制御弁38が設けられており、エンジン制御用コンピ
ュータ32によってアイドル回転数制御弁38の開度が
制御されることにより、スロットル弁20をバイパスし
て流れる空気量が調整されてアイドル時のエンジン回転
数が制御される。燃料噴射弁30も、エンジン制御用コ
ンピュータ32によってその噴射タイミングや噴射量が
制御される。なお、上記エアフローメータ16の上流側
には吸入空気の温度を測定する吸気温センサ40が設け
られ、その吸気温を表す信号をエンジン制御用コンピュ
ータ32に供給するようになっている。
【0010】エンジン10は、吸気弁28,排気弁4
2,ピストン44,および点火プラグ46を備えて構成
されており、点火プラグ46は、エンジン制御用コンピ
ュータ32によって制御されるイグナイタ48からディ
ストリビュータ50を介して供給される高電圧によって
点火火花を発生し、燃焼室12内の混合ガスを爆発させ
てピストン44を上下動させることによりクランク軸を
回転させる。吸気弁28および排気弁42は、クランク
軸の回転に同期して回転駆動されるカムシャフトにより
開閉されるようになっているとともに、エンジン制御用
コンピュータ32によって制御される可変バルブタイミ
ング機構52により、カムシャフトとクランク軸との回
転位相が変更されて開閉タイミングが調整されるように
なっている。そして、燃焼室12内で燃焼した排気ガス
は、排気弁42からエキゾーストマニホルド54,排気
通路56,触媒装置58を経て大気に排出される。エン
ジン10にはエンジン冷却水温を測定する水温センサ6
0が設けられており、そのエンジン冷却水温を表す信号
をエンジン制御用コンピュータ32に供給するようにな
っているとともに、エキゾーストマニホルド54には排
気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ62が設けら
れており、その酸素濃度を表す信号をエンジン制御用コ
ンピュータ32に供給するようになっている。また、デ
ィストリビュータ50にはクランク軸の回転に同期して
パルスを発生する回転角センサが設けられており、その
パルス信号をエンジン制御用コンピュータ32に供給す
るようになっているとともに、そのパルス信号はエンジ
ン10の回転数NEを表すエンジン回転数信号SNEと
してトランスミッション制御用コンピュータ34にも供
給されるようになっている。
【0011】上記エンジン制御用コンピュータ32,ト
ランスミッション制御用コンピュータ34は、何れもC
PU,RAM,ROM,入出力インタフェース回路,A
/Dコンバータ等を備えて構成されており、RAMの一
時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログ
ラムに従って信号処理を行うもので、エンジン制御用コ
ンピュータ32には前記各信号の他、エアコンスイッチ
64からエアコンのON,OFFを表す信号が供給され
るとともに、トランスミッション制御用コンピュータ3
4には、前記エンジン10の回転速度を例えば前進4段
および後進1段で変速する自動変速機68の出力軸の回
転速度すなわち車速Vを表す車速信号SVが車速センサ
72から供給されるようになっている。自動変速機68
は、遊星歯車装置や油圧式摩擦係合装置などを備えた良
く知られたもので、油圧回路が切り換えられて油圧式摩
擦係合装置の係合状態が変更されることにより、上記前
進4段および後進1段の何れかが成立させられるように
構成されている。なお、両制御用コンピュータ32と3
4との間でも必要な情報が授受されるようになってお
り、前記吸入空気量信号SQm,スロットル弁開度信号
STA,およびエンジン回転数信号SNEは、少なくと
も何れかの制御用コンピュータ32または34に供給さ
れるようになっておれば良い。また、例えばブレーキペ
ダルのON,OFFやステアリングホイールの操舵角、
路面の勾配、排気温度など、自動車の運転状態を表す他
の種々の信号を取り込んでエンジン制御やトランスミッ
ションの変速制御に用いることも可能である。
【0012】そして、上記エンジン制御用コンピュータ
32は、前記吸入空気量Qmやスロットル弁開度TA,
エンジン回転数NE,エンジン10の冷却水温度,吸入
空気温度,排気通路56内の酸素濃度,エアコンのON
−OFFなどに応じて、例えば必要なエンジン出力を確
保しつつ燃費や有害排出ガスを低減するように予め定め
られたデータマップや演算式などに基づいて、前記燃料
噴射弁30による燃料ガスの噴射量や噴射タイミング、
イグナイタ48による点火時期、アイドル回転数制御弁
38によるアイドル回転数、および可変バルブタイミン
グ機構52による吸排気弁28,42の開閉タイミング
などを制御する。また、トランスミッション制御用コン
ピュータ34は、吸入空気量Qmやスロットル弁開度T
A,エンジン回転数NE,車速V,自動変速機68の現
在の変速段などに応じて、予め定められた変速条件に従
って自動変速機68の変速段を切換制御する。以下、シ
フトレバー操作位置が「D」で、前進4段で変速が行わ
れる場合の変速制御について、図3のフローチャート等
を参照しつつ具体的に説明する。
【0013】先ず、ステップS1において、スロットル
弁開度TAを表すスロットル弁開度信号STA、および
車速Vを表す車速信号SVを読み込む。続くステップS
1−1では、加速要求値KSFTTAが予め定められた
判定値aより大きいか否かが判断され、KSFTTA≦
aすなわち図13における定常領域の場合にはステップ
S1−2において図9の定常時用の修正マップA1 が選
択され、KSFTTA>aすなわち図13における過渡
領域の場合にはステップS1−3において図10の加速
時用の修正マップA2 が選択される。これ等の修正マッ
プA1 およびA2 は予めROM等に記憶されている。ま
た、加速要求値KSFTTAは、例えば図7のフローチ
ャートに従って算出されるとともに、そのフローが所定
のサイクルタイム、例えば32msec程度の時間間隔
で繰り返し実行されることにより逐次更新される。
【0014】図7において、ステップS51−1ではス
ロットル弁開度TAを表すスロットル弁開度信号STA
を読み込み、ステップS51−2では、そのスロットル
弁開度信号STAが表す今回のスロットル弁開度TAと
前回のサイクル時のスロットル弁開度TAi-1 との変化
量ΔTA(=TA−TAi-1 )を算出し、ステップS5
2では、上記変化量ΔTAに基づいて例えば図12に示
されているような予め記憶されたデータマップからマッ
プ補間により基準値KSFTTAbを算出する。データ
マップは、変化量ΔTAが小さい間はKSFTTAb=
0で、変化量ΔTAが大きくなる程KSFTTAbも大
きくなるように定められている。そして、ステップS5
3において、基準値KSFTTAbと前回のサイクル時
の加速要求値KSFTTAi-1 から一定値γを引算した
値(KSFTTAi-1 −γ)とを比較し、KSFTTA
b<KSFTTAi-1 −γの場合にはステップS54に
おいて、加速要求値KSFTTAとしてKSFTTA
i-1 −γが設定され、KSFTTAb≧KSFTTA
i-1 −γの場合にはステップS55において、加速要求
値KSFTTAとしてKSFTTAbが設定される。こ
れ等のステップS53〜S55は、アクセルペダルの踏
込みが完了してスロットル弁開度TAの変化量ΔTAが
略零になると、図12のデータマップから基準値KSF
TTAbも零になるが、アクセルペダルの踏込み状態が
継続している間は運転者の加速要求は継続していると考
えられるため、加速要求値KSFTTAを予め定められ
た変化率(1サイクル当たりの変化幅)γで減衰させる
ことにより、変化量ΔTAが零となった後も運転者の加
速要求が加速要求値KSFTTAに反映されるようにす
るためのものである。上記一定値γは、サイクルタイム
が32msecである本実施例では、例えば0.000
5程度の値に設定される。なお、変化量ΔTA<0の場
合には、基準値KSFTTAb=0である。
【0015】図3に戻って、ステップS2では現在の変
速段が「4th」であるか否かが判断され、YESの場
合にはアップシフトの可能性がないため直ちにステップ
S9以下のダウンシフトに関する各ステップを実行する
が、NOの場合にはステップS3以下のアップシフトに
関する各ステップを実行する。ステップS3では、現在
の変速段からアップシフトする場合の変速マップおよび
修正マップを選択する。変速マップは、例えば図8に示
されているように車速Vおよびスロットル弁開度TAを
変速パラメータとして切換えの種類毎に予め設定されて
いる一方、修正マップは、前記図9,図10に示されて
いるように車速Vをパラメータとして切換えの種類毎に
予め設定されており、例えば現在の変速段が「3rd」
の場合には、それぞれ(c)の「3rd→4th」に関
する変速マップおよび修正マップが選択される。修正マ
ップは、定常時か加速時かによって前記ステップS1−
2またはS1−3で選択された定常時用の修正マップA
1 または加速時用の修正マップA2 の中から選択され
る。また、ステップS4では、ステップS3で選択した
変速マップとステップS1で読み込んだスロットル弁開
度信号STAが表す現在のスロットル弁開度TAとから
マップ補間によりシフトアップ車速Vuを算出するとと
もに、ステップS3で選択した修正マップとステップS
1で読み込んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとから
マップ補間により修正係数Aを算出する。
【0016】次のステップS5では、次式(1)に従っ
て補正係数Kを上記修正係数Aで修正することにより修
正補正係数MKを算出する。また、ステップS6では、
前記シフトアップ車速Vuに修正補正係数MKを掛算す
ることにより補正シフトアップ車速MVuを算出し、ス
テップS7では、その補正シフトアップ車速MVuの上
限チェックを行う。この上限チェックは、エンジン回転
数NEがオーバランすることを防止するためのもので、
変速段毎にその変速比に応じて予め上限車速が設定され
ており、アップシフトに関する本ステップでは現在の変
速段に基づいて上限チェックを行い、上限車速を超えて
いる場合にはその上限車速を補正シフトアップ車速MV
uとする。そして、次のステップS8において、その補
正シフトアップ車速MVuと前記ステップS1で読み込
んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとを比較して、M
Vu≦Vであるか否かによりアップシフトを行うか否か
を判断し、MVu≦VであればステップS16において
自動変速機68の変速段を切り換えてアップシフトさせ
るが、V<MVuの場合にはステップS9以下を実行す
る。
【0017】
【数1】 MK=(K−1)×A+1 ・・・(1)
【0018】ステップS9では、現在の変速段が「1s
t」であるか否かが判断され、YESの場合にはダウン
シフトの可能性がないため直ちに終了してステップS1
以下の実行を繰り返すが、NOの場合にはステップS1
0において、現在の変速段からダウンシフトする場合の
変速マップおよび修正マップを前記図8,および図9ま
たは図10から選択する。例えば現在の変速段が「3r
d」の場合には、それぞれ(e)の「3rd→2nd」
に関する変速マップおよび修正マップが選択される。修
正マップは、定常時か加速時かによって前記ステップS
1−2またはS1−3で選択された定常時用の修正マッ
プA1 または加速時用の修正マップA2 の中から選択さ
れる。また、ステップS11では、ステップS10で選
択した変速マップとステップS1で読み込んだスロット
ル弁開度信号STAが表す現在のスロットル弁開度TA
とからマップ補間によりシフトダウン車速Vdを算出す
るとともに、ステップS10で選択した修正マップとス
テップS1で読み込んだ車速信号SVが表す現在の車速
Vとからマップ補間により修正係数Aを算出する。次の
ステップS12では、前記ステップS5と同様に前記
(1)式に従って補正係数Kを上記修正係数Aで修正す
ることにより修正補正係数MKを算出し、ステップS1
3では、前記シフトダウン車速Vdに修正補正係数MK
を掛算することにより補正シフトダウン車速MVdを算
出する。ステップS14では、前記ステップS7と同様
にして補正シフトダウン車速MVdの上限チェックを行
うが、ダウンシフトに関する本ステップでは切換え後の
変速段、すなわち現在の変速段より一つ下の変速段の上
限車速に基づいて上限チェックを行い、上限車速を超え
ている場合にはその上限車速を補正シフトダウン車速M
Vdとする。そして、次のステップS15では、その補
正シフトダウン車速MVdと前記ステップS1で読み込
んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとを比較して、V
≦MVdであるか否かによりダウンシフトを行うか否か
を判断し、V≦MVdであればステップS16において
自動変速機68の変速段を切り換えてダウンシフトさせ
るが、MVd<Vの場合にはステップS1以下の実行を
繰り返す。
【0019】ここで、上記修正補正係数MKが1.0よ
り大きい場合には、前記補正シフトアップ車速MVuや
補正シフトダウン車速MVdは高車速側に移動してダウ
ンシフトし易くなる一方、修正補正係数MKが1.0よ
り小さい場合には、補正シフトアップ車速MVuや補正
シフトダウン車速MVdは低車速側へ移動してアップシ
フトし易くなるが、修正係数Aで修正する前の補正係数
Kは、例えば図4のフローチャートに従って求められ
る。補正係数Kは、図4のフローが所定のサイクルタイ
ム、例えば32msec程度の時間間隔で繰り返し実行
されることにより逐次更新される。
【0020】かかる図4において、ステップS21で
は、スロットル弁開度信号STA,エンジン回転数信号
SNE,および吸入空気量信号SQmを読み込み、ステ
ップS22において前記加速要求値KSFTTAが判定
値a以下か否か、言い換えれば車両の走行状態が定常領
域か過渡(加速)領域かを判断する。そして、KSFT
TA≦aすなわち定常領域ではステップS23以下を実
行して補正係数K(=KSFTSM)を算出する一方、
KSFTTA>aすなわち過渡領域ではステップS30
−1以下を実行して補正係数K(=KSFTDT)を算
出する。
【0021】定常領域の場合に実行されるステップS2
3では、吸入空気量比KSFTを算出する。この吸入空
気量比KSFTは、例えば図5のフローチャートに従っ
て求められ、先ず、ステップS31およびS32におい
て要求吸入空気量QNTAおよび推定吸入空気量QNF
WDを算出する。要求吸入空気量QNTAは運転者の要
求エンジントルクに相当するもので、スロットル弁開度
信号STAが表すスロットル弁開度TAおよびエンジン
回転数信号SNEが表すエンジン回転数NEに基づい
て、例えば図11に示されているような予め記憶された
データマップからマップ補間により求められる。図11
のデータマップは、定常走行状態において実験的に求め
たものである。また、推定吸入空気量QNFWDは実際
のエンジン出力トルクに相当するもので、例えば図6の
フローチャートに従って算出される。
【0022】図6のステップS41では、前記実測吸入
空気量Qmをエンジン回転数NEで割算することにより
1回転当たりの吸入空気量QNを算出し、ステップS4
2では、エンジン回転数NEおよび前記要求吸入空気量
QNTAに基づいて予め定められた一次遅れの時定数T
IMCAに関するマップから、マップ補間により一次遅
れ時定数TIMCAを算出し、ステップS43では、要
求吸入空気量QNTAの一次遅れ処理値QNCRTを次
式(2)に従って算出する。(2)式のQNCRTi-1
は前回のサイクル時の一次遅れ処理値QNCRTであ
る。続くステップS44では、後述する吸入空気量QN
のなまし値QNSMと同じ応答性を有する値として、一
次遅れ処理値QNCRTを次式(3)により更に一次遅
れ処理したなまし値QNCRT4を算出する。(3)式
のQNCRT4i-1 は前回のサイクル時のなまし値QN
CRT4であり、KLは、エアフローメータ16がスロ
ットル弁20の上流側にある分の応答遅れ量を補正する
ための係数である。
【0023】
【数2】 QNCRT=QNCRTi-1 +(QNTA−QNCRTi-1 )×TIMCA ・・・(2) QNCRT4=QNCRT4i-1 +(QNCRT−QNCRT4i-1 )×KL ・・・(3)
【0024】次のステップS45では、エンジン回転数
NEに応じて予め定められた一次元マップから時定数T
IMCをマップ補間により算出し、ステップS46で
は、次式(4)に従って吸入空気量QNのなまし値QN
SMを算出する。このなまし値QNSMは、時定数TI
MCによりエンジン回転数NEに応じた応答性をもつよ
うに補正されている。(4)式のQNSMi-1 は前回の
サイクル時のなまし値QNSMである。
【0025】
【数3】 QNSM=QNSMi-1 +(QN−QNSMi-1 )×TIMC ・・・(4)
【0026】ステップS47では、現時点から吸入予測
時点すなわち燃焼室12内への吸入空気量が確定する吸
気弁28の閉弁時点までの時間Taを算出し、ステップ
S48では、かかるQNFWD算出ルーチンの実行周期
をΔt(本実施例では32msec)とすると、Ta/
Δtで表される演算回数だけ次式(5)の演算を繰り返
し実行する。(5)式のtZi-1 は前回のサイクル時の
なまし値tZであり、初期値tZ0 はQNCRTであ
る。そして、最後のステップS49では、Ta/Δt回
計算後のなまし値tZを用いて、次式(6)により吸気
弁28の閉弁時における推定吸入空気量QNFWDを算
出する。
【0027】
【数4】 tZ=tZi-1 +TIMCA×(QNTA−tZi-1 ) ・・・(5) QNFWD=QNSM+(tZ−QNCRT4) ・・・(6)
【0028】図5に戻って、ステップS33では、要求
吸入空気量QNTAと推定吸入空気量QNFWDとの差
Qaを算出し、ステップS34では、−α≦Qa≦+α
か否かを判断する。Qa<−αであればステップS35
においてX=−αに設定され、−α≦Qa≦+αであれ
ばステップS36においてX=Qaに設定され、+α<
QaであればステップS37においてX=+αに設定さ
れる。そして、次式(7)に従って吸入空気量比KSF
Tを算出する。上記αは予め定められた正の値、例えば
0.0375であり、差Qaの絶対値がα以下の場合に
はKSFT=1.0となる。なお、図示は省略するが、
スロットル弁開度TAが2゜より小さい場合にも、吸入
空気量比KSFTは1.0とされるようになっている。
【0029】
【数5】 KSFT=QNTA/(QNFWD+X) ・・・(7)
【0030】かかる吸入空気量比KSFTは、前記アイ
ドル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52
等の可変機構の作動状態、或いは大気圧などにより、ス
ロットル弁開度TAが同じであっても実際の吸入空気量
Qmは相違し、そのスロットル弁開度TAおよび車速V
に関して定められた前記変速マップのみでは適切な変速
制御を行うことができないため、その適正化を図るため
の基本パラメータである。したがって、各種可変機構の
作動状態や大気圧等が予め定められた標準状態で且つ車
両が定常走行状態の場合には、QNTA≒QNFWDと
なり、KSFT=1となる。図13の要求吸入空気量Q
NTA,推定吸入空気量QNFWD,吸入空気量QNの
なまし値QNSMは、例えば高地走行等において推定吸
入空気量QNFWDが要求吸入空気量QNTAに比較し
て定常的に小さい場合のものであり、定常領域において
も吸入空気量比KSFTは1.0より大となる。
【0031】図4に戻って、ステップS24では、上記
吸入空気量比KSFTが予め定められた下限値KSFT
min 以上で且つ上限値KSFTmax以下となるように、
KSFT<KSFTmin の場合にはKSFTとして下限
値KSFTmin を設定し、KSFTmax <KSFTの場
合にはKSFTとして上限値KSFTmax を設定する。
下限値KSFTmin としては例えば0.55程度の値が
設定され、上限値KSFTmax としては例えば1.45
程度の値が設定される。また、ステップS25では、吸
入空気量比KSFTが前回のサイクル時におけるなまし
値KSFTSMi-1 以下か否かを判断し、KSFT≦K
SFTSMi-1 の場合にはステップS26において、吸
入空気量比KSFTのなまし値KSFTSMとしてKS
FTSMi-1 −β1を設定し、KSFT>KSFTSM
i-1 の場合にはステップS27において、吸入空気量比
KSFTのなまし値KSFTSMとしてKSFTSM
i-1 +β2を設定する。これは、例えば前記アイドル回
転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52等の可
変機構の作動状態の変化などにより吸入空気量比KSF
Tが一時的に大きく増減することを回避するための処理
で、吸入空気量比KSFTを一定の変化率(1サイクル
当たりの変化幅)−β1,+β2で変化させるものであ
る。β1およびβ2は予め定められた定数で、サイクル
タイムが32msecの本実施例では、例えばβ1は
0.001程度、β2は0.002程度に設定される。
そして、かかる吸入空気量比KSFTのなまし値KSF
TSMが次のステップS28において補正係数Kとして
設定される。
【0032】一方、過渡領域の場合に実行されるステッ
プS30−1では、前記図5のステップS31と同様
に、スロットル弁開度信号STAが表すスロットル弁開
度TAおよびエンジン回転数信号SNEが表すエンジン
回転数NEに基づいて、前記図11に示されているよう
な予め記憶されたデータマップからマップ補間により要
求吸入空気量QNTAを算出する。次のステップS30
−2では、要求吸入空気量QNTAの変化を緩和するよ
うになましたなまし値QNTASMを次式(8)に従っ
て算出する。(8)式のQNTASMi-1 は前回のサイ
クル時のなまし値QNTASMであり、KMは適度なな
まし値が得られるように予め定められた係数である。か
かるなまし処理によって得られるなまし値QNTASM
は、要求吸入空気量QNTAに対して例えば図13に示
されているように変化させられる。そして、次のステッ
プS30−3において、上記要求吸入空気量QNTAを
なまし値QNTASMで割算することにより吸入空気量
比KSFTDTが算出され、ステップS30−4におい
てその吸入空気量比KSFTDTが補正係数Kとして設
定される。
【0033】
【数6】 QNTASM=QNTASMi-1 +(QNTA−QNTASMi-1 )/KM ・・・(8)
【0034】上記ステップS28またはS30−4にお
いて、補正係数KとしてKSFTSMまたはKSFTD
Tが設定されると、次にステップS29が実行される。
かかるステップS29では、補正係数Kが予め定められ
た下限値Kmin 以上で且つ上限値Kmax 以下となるよう
に、K<Kmin の場合には補正係数Kとして下限値Kmi
n を設定し、Kmax <Kの場合には補正係数Kとして上
限値Kmax を設定する。下限値Kmin としては例えば
0.55程度の値が設定され、上限値Kmax としては例
えば1.45程度の値が設定されるが、これ等は必ずし
も前記吸入空気量比KSFTの下限値KSFTmin ,上
限値KSFTmax と一致させる必要はなく、また、ΔT
Aをパラメータとして設定されるようにすることもでき
る。
【0035】このように、本実施例では加速要求値KS
FTTAが判定値a以下の定常時には、要求吸入空気量
QNTAと推定吸入空気量QNFWDとの比を基本とし
て求められた吸入空気量比KSFTSMが補正係数Kと
して設定される一方、加速要求値KSFTTAが判定値
aよりも大きい過渡時には、要求吸入空気量QNTAと
そのなまし値QNTASMとの比である吸入空気量比K
SFTDTが補正係数Kとして設定され、その補正係数
Kに応じてシフトアップ車速Vu,シフトダウン車速V
dが補正される。このため、アイドル回転数制御弁38
や可変バルブタイミング機構52等の可変機構の作動状
態変化、或いは大気圧変化などに拘らず適切な変速制御
が行われるとともに、過渡時に過度の補正が為されて運
転者の意に反してダウンシフトしたりビジーシフトを生
じたりすることが良好に回避され、加速時の走行性能や
乗り心地などが総合的に向上させられる。すなわち、要
求吸入空気量QNTAとそのまなし値QNTASMとか
ら求められる吸入空気量比KSFTDTは、要求吸入空
気量QNTAと推定吸入空気量QNFWDとの比を基本
として求められる吸入空気量比KSFTSMとは本質的
に全く異なるものであるが、前記(8)式の係数KMを
適当に設定することにより運転者の加速に対する要求を
適度に反映した値とすることができるのである。
【0036】一方、本実施例では図9または図10に示
す修正マップA1 またはA2 から求められた修正係数A
により上記補正係数Kを変速段切換えの種類に応じて修
正するようになっているため、更に適切な変速判断が行
われるようになる。すなわち、例えば定常時に用いられ
る図9の修正マップA1 においては、アップシフトでは
修正係数Aが変速の種類毎に低車速側では0より小さ
く、ダウンシフトでは修正係数Aが0より大きいため、
高地走行などにおいて補正係数Kが1.0より大きい場
合、言い換えれば実際のエンジン出力トルクが要求エン
ジントルクより小さくてトルク不足の場合、シフトダウ
ン車速Vdは高車速側へ補正されてダウンシフトし易く
なり、トルク不足が良好に回避されて要求通りの走行性
能が得られる一方、シフトアップ車速Vuは前記(1)
式から明らかなように修正補正係数MKが1.0より小
さくなるため低車速側へ補正され、適度な車速でアップ
シフトが行われるようになるのである。また、過渡時に
用いられる図10の修正マップA2 では、アップダウン
共に修正係数Aが0より大きいため、補正係数Kが1.
0より大きい場合、シフトアップ車速Vu,シフトダウ
ン車速Vdは共に高車速側へ補正され、ダウンシフトし
易くなって要求通りの加速性能が得られるとともに、そ
の加速に伴って車速Vが上昇しても短時間でアップシフ
トするビジーシフトが良好に回避される。
【0037】また、図9のダウンシフト側のマップ
(d)〜(f)では、低車速側の「2nd→1st切換
え」修正マップに比較して高車速側の「4th→3rd
切換え」修正マップの方が修正係数Aは0に近い値に設
定されているため、補正係数Kが同じ場合でも修正補正
係数MKは「4th→3rd切換え」の方が1.0に近
くなる。これにより、「4th→3rd切換え」のシフ
トダウン車速Vdの補正量は、シフトダウン車速Vdに
対する割合では「2nd→1st切換え」の場合に比較
して小さくなるが、車速Vd自体が大きいため絶対的な
補正量すなわち(MVd−Vd)は「2nd→1st切
換え」の場合に近くなり、車速Vdの相違に伴う補正量
のばらつきが軽減されてより適切な補正が為されるよう
になる。図10の修正マップA2 については、アップダ
ウン共に上記と同様のことが言える。
【0038】また、かかる本実施例の修正マップは車速
Vをパラメータとして設定されているため、現在の車速
Vに応じた適切な修正係数Aにより補正係数Kの修正が
行われる。具体的には、この実施例では変速段切換えの
種類毎に設定された各修正マップがそれぞれ高車速側で
徐々に0に接近させられ、補正係数Kの修正量が徐々に
小さくなるようにされているため、特定の車速で急に変
速判断が変化することがないのである。
【0039】また、本実施例では加速要求値KSFTT
Aが判定値a以下の定常時には修正マップA1 が選択さ
れ、加速要求値KSFTTAが判定値aよりも大きい過
渡時には修正マップA2 が選択されるようになっている
ため、前記補正係数Kが定常時と過渡時とで別個に算出
されることと相俟って、自動変速機68の変速制御を更
に高いレベルで運転者の意図に合致させることができる
のである。修正マップA1 ,A2 の設定に際しては、図
8の基本変速マップの特性や図4のK算出ルーチンによ
って算出される補正係数Kの特性、特に吸入空気量比K
SFTSMとKSFTDTとの相違を考慮しなければな
らないことは勿論、エンジン10の出力トルク特性や自
動変速機68の各変速段の変速比、修正補正係数MKに
よる補正の態様等をも参酌する必要がある。
【0040】図13および図14は、高地走行など要求
吸入空気量QNTAに対して推定吸入空気量QNFWD
が定常的に小さく、補正係数K(=KSFTSM)が
1.0より大きい状況下において、2nd走行時にアク
セルを踏み込んだ場合を想定した図である。図14にお
いてVd,Vuは、それぞれ2nd→1stシフトダウ
ン車速,1st→2ndシフトアップ車速であり、前記
図8の変速マップ(d),(a)に相当する。MVd
(ta),MVu(ta)は、アクセルを踏み込む前の
時間taにおける2nd→1st補正シフトダウン車
速,1st→2nd補正シフトアップ車速で、定常時の
修正マップA1 から求めた修正係数Aにより補正係数K
(=KSFTSM)を修正した修正補正係数MKによっ
て上記車速Vd,Vuを補正したものであり、車速MV
d(ta)は高車速側へ補正されているのに対し車速M
Vu(ta)は低車速側へ補正されて、トルク不足を補
うようにダウンシフトし易くなっている。MVd(t
b),MVu(tb)は、アクセル踏込み過程の時間t
bにおける2nd→1st補正シフトダウン車速,1s
t→2nd補正シフトアップ車速で、過渡時の修正マッ
プA2 から求めた修正係数Aにより補正係数K(=KS
FTDT)を修正した修正補正係数MKによって上記車
速Vd,Vuを補正したものであり、車速MVd(t
b),MVu(tb)は共に高車速側へ補正されてい
る。この過渡時に2nd→1stダウンシフトが実行さ
れ、充分な加速性能が得られるとともに、車速が上昇し
ても短時間で1st→2ndアップシフトが実行される
ことはない。また、MVd(tc),MVu(tc)
は、アクセル踏込み後に定常状態に戻った時間tcの2
nd→1st補正シフトダウン車速,1st→2nd補
正シフトアップ車速で、定常時の修正マップA1 から求
めた修正係数Aにより補正係数K(=KSFTSM)を
修正した修正補正係数MKによって上記車速Vd,Vu
を補正したものであり、時間taの場合と同様に車速M
Vd(tc)は高車速側へ補正されているのに対し車速
MVu(tc)は低車速側へ補正されている。車速MV
u(tc)が低車速側へ補正されることにより1st→
2ndアップシフトが実行され易くなり、運転者が加速
を欲していない定常時にはエンジン透過音が大きくなる
前の段階で速やかにアップシフトされて乗り心地が改善
される。
【0041】なお、前記図9,図10の修正マップはあ
くまでも一例であり、例えば通常の走行時に「2nd→
1st切換え」が行われると駆動力が急激に変化するた
め、これを防止する上で「2nd→1st切換え」を実
行し難くする修正マップを設定したり、「1st」や
「2nd」では一般に走行性能が重視される一方「3r
d」や「4th」では騒音等を含む乗り心地が重視され
るため、このような変速段毎の特性を考慮して修正マッ
プを設定したりするなど、他の種々の切換え条件を反映
させることができる。所定の車速のみで修正を行う修正
マップを設定することも可能である。また、図9,図1
0の修正マップA1 ,A2 は、0すなわち修正補正係数
MK=1となる値を基準として修正係数が設定されてい
たが、1すなわち修正補正係数MK=Kとなる値を基準
として修正係数を設定するようにしても良い。
【0042】本実施例では、前記トランスミッション制
御用コンピュータ34による一連の信号処理のうち図3
の各ステップを実行する部分が変速制御手段に相当し、
そのうちのステップS5およびS12を実行する部分が
係数修正手段に相当し、ステップS6およびS13を実
行する部分が補正手段に相当する。図4のステップS2
2を実行する部分は判断手段に相当し、ステップS23
〜S27を実行する部分は第1補正係数算出手段に相当
し、ステップS30−1〜S30−3を実行する部分は
第2補正係数算出手段に相当する。ステップS23〜S
27で算出される吸入空気量比(なまし値)KSFTS
Mは第1補正係数であり、ステップS30−1〜S30
−3で算出される吸入空気量比KSFTDTは第2補正
係数である。また、ROM等に予め記憶された図8の変
速マップは変速条件を表している。
【0043】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0044】例えば、前記実施例では変速マップからシ
フトアップ車速Vu,シフトダウン車速Vdを求めて、
それ等の車速Vu,Vdを修正補正係数MKにより補正
するようになっているが、車速Vu,Vdと比較する実
際の車速Vを修正補正係数MKで割算して補正したり、
車速Vu,Vdを変速マップから求める際の実際のスロ
ットル弁開度TAに修正補正係数MKを掛算して補正し
たり、修正補正係数MKに応じて変速マップの変速線を
ずらしたり、予め用意した複数種類の変速マップの中か
ら修正補正係数MKに対応するものを選択したりするな
ど、種々の補正手段を採用することが可能である。
【0045】また、前記実施例の変速マップは車速Vお
よびスロットル弁開度TAを変速パラメータとして定め
られていたが、スロットル弁開度TAの代わりにアクセ
ルペダル操作量を用いて変速マップを設定することもで
きるなど、他の変速パラメータを用いて変速マップを設
定することもできる。
【0046】また、前記実施例では運転者の要求エンジ
ントルクを表すものとして要求吸入空気量QNTA、実
際のエンジン出力トルクを表すものとして推定吸入空気
量QNFWDを用いていたが、例えば推定吸入空気量Q
NFWDの代わりに吸入空気量QNを用いたり吸気管圧
力に基づいてエンジン出力トルクを求めたりするなど、
他のパラメータで要求エンジントルクや実際のエンジン
出力トルクを表すこともできる。推定吸入空気量QNF
WDの算出方法を変更することも可能である。
【0047】また、前記実施例では吸入空気量比KSF
Tのなまし値KSFTSMを定常時の補正係数Kとして
いたが、吸入空気量比KSFTをそのまま補正係数Kと
して用いることも可能である。
【0048】また、前記実施例では過渡時の補正係数K
(=KSFTDT)の算出に際して、前記(8)式によ
り要求吸入空気量QNTAをなまし処理していたが、か
かる(8)式の係数KMがスロットル弁開度TAの変化
量ΔTAや加速要求値KSFTTAをパラメータとして
設定されるようにすることもできるなど、なまし値QN
TASMを求めるためのなまし処理方法は適宜変更され
得る。吸入空気量比KSFTDTについても、なまし処
理や上下限処理等を行うことができるし、その吸入空気
量比KSFTDTに加速要求値KSFTTA等を加算し
て過渡時の補正係数Kを算出するようにしても良い。
【0049】また、前記実施例ではステップS22によ
り加速状態か否かを判断し、加速状態であれば吸入空気
量比KSFTDTを求める一方、定常状態であれば吸入
空気量比KSFTSMを求めるようになっているが、そ
れ等の吸入空気量比KSFTDTおよびKSFTSMを
常時算出し、加速状態か否かによって何れかを選択する
ようにしても良い。
【0050】また、前記実施例ではスロットル弁開度T
Aの変化量ΔTAに基づく加速要求値KSFTTAによ
って加速状態か否かを判断するようになっているが、変
化量ΔTAが一定値を超えたのち負となるまでを加速状
態と判断したり、アクセルペダルの操作量変化から加速
状態を判断したりするなど、他の種々の手法で加速状態
を判断することが可能である。
【0051】また、前記実施例では補正係数Kを修正係
数Aにより変速段切換えの種類に応じて修正するように
なっていたが、本発明の実施に際して修正係数Aによる
修正は必ずしも必要ないのであり、また、定常時,加速
時共に同じ修正マップを用いて修正係数Aを求めるよう
にしても良い。
【0052】また、前記実施例では(1)式に従って修
正係数Aにより補正係数Kを修正するようになっていた
が、修正係数Aによる補正係数Kの修正態様は適宜変更
できる。加速時と定常時とで修正態様を変更することも
できる。
【0053】また、前記実施例では総ての変速段切換え
判断で補正係数Kを修正していたが、一部の変速段切換
え判断においてのみ補正係数Kを修正するようにした
り、そのような補正係数Kの修正を行うことなく、一部
の変速段切換え判断において補正係数Kによる補正を禁
止するようにしたりすることもできる。例えばダウンシ
フト側の変速段切換え判断では補正係数Kによる補正を
行うが、アップシフト側の変速段切換え判断では補正係
数Kによる補正を行わないようにするだけでも良い。
【0054】また、前記実施例では修正係数Aが車速V
をパラメータとして設定されていたが、スロットル弁開
度TA等の他のパラメータを用いたり、複数のパラメー
タを用いて修正係数Aを設定したり、マップの代わりに
演算式を用いたりすることができることは勿論、変速段
切換えの種類毎に修正係数Aとして予め一定値が設定さ
れても良い。
【0055】また、前記実施例では吸入空気量を測定す
るために可動ベーン式のエアフローメータ16が用いら
れていたが、カルマン渦式や熱線式等の他のエアフロー
メータを採用できることは勿論、大気圧変化に対する補
正を犠牲にすれば吸気管圧力を測定して吸入空気量、す
なわちエンジン出力トルクを求めることもできる。
【0056】また、前記実施例では可変機構としてアイ
ドル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52
を備えていたが、実際の吸入空気量すなわちエンジン出
力トルクに影響を及ぼす他の可変機構を備えた自動車の
変速制御装置にも本発明は同様に適用され得る。
【0057】また、前記実施例ではエンジン制御用コン
ピュータ32およびトランスミッション制御用コンピュ
ータ34が別体に構成されていたが、単一のコンピュー
タにてエンジン10および自動変速機68を制御するこ
ともできる。
【0058】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例であるエンジン出力対応変速
制御装置を備えた自動変速機およびエンジン等の構成を
説明する図である。
【図3】図2の実施例における自動変速機の変速段を切
り換える際の作動を説明するフローチャートである。
【図4】図3のステップS5,S12で用いられる補正
係数Kを求めるためのフローチャートである。
【図5】図4のステップS23における吸入空気量比K
SFT算出ルーチンを説明するフローチャートである。
【図6】図5のステップS32における推定吸入空気量
QNFWD算出ルーチンを説明するフローチャートであ
る。
【図7】図3のステップS1−1で用いられる加速要求
値KSFTTAを算出するためのフローチャートであ
る。
【図8】図2の変速制御装置に予め記憶されている変速
マップの一例を示す図である。
【図9】図2の変速制御装置に予め記憶されている定常
時用の修正マップの一例を示す図である。
【図10】図2の変速制御装置に予め記憶されている加
速時用の修正マップの一例を示す図である。
【図11】図2の変速制御装置に予め記憶されているQ
NTAマップの一例を示す図である。
【図12】図2の変速制御装置に予め記憶されているK
SFTTAbマップの一例を示す図である。
【図13】図2の実施例において補正係数Kが定常的に
1より大きい状況下でアクセルが踏込み操作された場合
の吸入空気量,スロットル弁開度等の変化を示すタイム
チャートである。
【図14】図13の場合におけるシフトアップ車速およ
びシフトダウン車速の変化を説明する図である。
【符号の説明】
10:エンジン 16:エアフローメータ 20:スロットル弁 34:トランスミッション制御用コンピュータ 36:スロットルポジションセンサ 68:自動変速機 72:車速センサA:修正係数 V:車速(変速パラメータ) TA:スロットル弁開度(変速パラメータ) NE:エンジン回転数 QNTA:要求吸入空気量(要求エンジントルク) QNFWD:推定吸入空気量(エンジン出力トルク) QNTASM:要求吸入空気量のなまし値 KSFTSM:第1補正係数 KSFTDT:第2補正係数 ステップS1〜S16:変速制御手段ステップS5,S12:係数修正手段 ステップS6,S13:補正手段 ステップS22:判断手段 ステップS23〜S27:第1補正係数算出手段 ステップS30−1〜S30−3:第2補正係数算出手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−266155(JP,A) 特開 昭63−36038(JP,A) 特開 平3−96754(JP,A) 特開 平3−140664(JP,A) 特開 平3−79859(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた変速条件に従って実際の
    変速パラメータの値に応じて自動変速機の変速段を切り
    換える変速制御手段と、 運転者の要求エンジントルクと実際のエンジン出力トル
    クとの比に基づいて第1補正係数を算出する第1補正係
    数算出手段と、 前記第1補正係数に応じて前記変速条件および実際の変
    速パラメータの値の何れかを補正する補正手段とを備え
    たエンジン出力対応変速制御装置において、 前記要求エンジントルクと該要求エンジントルクの変化
    を緩和するようになまし処理した値との比に基づいて第
    2補正係数を算出する第2補正係数算出手段と、 車両が加速状態か否かを判断し、加速状態の場合には前
    記第2補正係数を用いて前記補正手段による補正を行わ
    せる判断手段とを設けたことを特徴とするエンジン出力
    対応変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1補正係数算出手段は、前記実際
    のエンジン出力トルクが前記要求エンジントルクに対し
    て小さい場合はダウンシフトし易くなるとともにアップ
    シフトし難くなるように補正する第1補正係数を算出す
    るもので、 前記変速段の切換えがダウンシフトの場合は、正の修正
    係数で前記第1補正係数による補正方向を維持するが、
    該変速段の切換えがアップシフトの場合、変速の種類毎
    に高車速側では正の修正係数で該第1補正係数による補
    正方向を維持する一方低車速側では負の修正係数で該第
    1補正係数による補正方向を逆転させる係数修正手段を
    有する ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン出力
    対応変速制御装置。
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