JPH0539842A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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Publication number
JPH0539842A
JPH0539842A JP21614591A JP21614591A JPH0539842A JP H0539842 A JPH0539842 A JP H0539842A JP 21614591 A JP21614591 A JP 21614591A JP 21614591 A JP21614591 A JP 21614591A JP H0539842 A JPH0539842 A JP H0539842A
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JP
Japan
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shift
correction coefficient
intake air
correction
air amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP21614591A
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English (en)
Inventor
Norihisa Nakagawa
徳久 中川
Hiroki Matsuoka
廣樹 松岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to US07/916,362 priority patent/US5341295A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン回転数NEおよびスロットル弁開度
TAに基づいて求めた要求吸入空気量Qcと、エアフロ
ーメータによって測定した実際の吸入空気量Qmとから
補正係数K=Qc/Qmを算出して、自動変速機の変速
判断を補正する変速制御装置において、スロットル弁開
度の増減時に過大な補正が為されてビジーシフトが発生
することを防止する。 【構成】 補正係数Kが予め設定された最大値Kmax お
よび最小値Kmin の範囲から逸脱している場合には、実
際に補正を行う修正補正係数MKとして最大値Kmax ま
たは最小値Kmin が設定されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に係り、特に、予め定められた変速条件に従って変速
制御を行う際に実際の吸入空気量に応じて補正を行う変
速制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の変速制御装置として、
(a)予め定められた変速条件に従って実際の変速パラ
メータの値に応じて自動変速機の変速段を自動的に切り
換える変速制御手段を備えたものが従来から多用されて
いる。例えば、図7および図8は、上記変速条件として
のアップシフト側変速マップおよびダウンシフト側変速
マップの一例で、「1st」,「2nd」,「3r
d」,および「4th」の前進4つの変速段を有する自
動変速機に関するものであり、それぞれ車速Vおよびス
ロットル弁開度TAを変速パラメータとして定められて
いる。そして、現在の変速段と車速Vおよびスロットル
弁開度TAに応じて、その変速マップに従って変速段を
切り換えるか否かが判断される。
【0003】ところで、上記スロットル弁開度はエンジ
ンの負荷状態を表すものとして変速段の切換制御に用い
られているのであるが、近年、エンジンの低燃費化を図
ったり車両の運転状態に応じて最適なエンジン出力を引
き出したりするために、吸排気バルブの開閉タイミング
を変化させる可変バルブタイミング機構や、アイドル時
のエンジン回転数を変化させるアイドル回転数制御機構
など、種々の可変機構を備えたエンジンが提案されてお
り、スロットル弁開度は必ずしもエンジンの負荷状態を
忠実に表すものではなくなってきている。また、平地と
高地とでは気圧が異なるため、スロットル弁開度が同じ
であっても実際の吸入空気量は相違し、それに応じてエ
ンジンの負荷状態も変化する。このため、(b)エンジ
ンの回転数およびスロットル弁開度に基づいて要求吸入
空気量すなわち計算上の吸入空気量を求めるとともに、
吸入空気量検出手段によって検出された実際の吸入空気
量と前記要求吸入空気量との比を補正係数として算出す
る補正係数算出手段と、(c)前記補正係数に応じて前
記変速条件および実際の変速パラメータの値の何れかを
補正する補正手段とを設け、変速制御の適正化を図るこ
とが提案されている。特開平2−266155号公報に
記載されている装置はその一例であり、エンジンの回転
数NEおよびスロットル弁開度TAに基づいて要求吸入
空気量Qcを予め定められたデータマップから求めると
ともに、エアフローメータによって測定した実際の吸入
空気量Qmと要求吸入空気量Qcとから補正係数K=Q
c/Qmを算出し、実際のスロットル弁開度TAに補正
係数Kを掛算してスロットル弁開度TAを補正した後、
その補正値および実際の車速Vに応じて変速マップに従
って変速制御を行ったり、或いは、補正係数Kに応じて
変速マップを選択し、その選択マップに従って実際のス
ロットル弁開度TAおよび車速Vに応じて変速制御を行
ったりするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに補正係数K(=Qc/Qm)を用いて変速条件や変
速パラメータの値を補正する場合、加減速時等にスロッ
トル弁開度が急に増減すると、要求吸入空気量Qcは直
ちに変化するものの実際の吸入空気量Qmはその変化が
遅いため、補正係数Kが一時的に急変して補正量が過大
となり、短時間で変速段がアップダウンまたはダウンア
ップするビジーシフトを発生するという問題があった。
図13は、スロットル弁開度TAが急に大きくなった場
合で、補正係数K(=Qc/Qm)は一点鎖線で示され
ているように一時的に増大するとともに、変速段は一点
鎖線で示されているように短時間で「4th」から「3
rd」、更には「2nd」までダウンシフトした後、
「3rd」、「4th」へアップシフトする。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、スロットル弁開度の
増減時に過大な補正が為されてビジーシフトが発生する
ことを防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めには、補正係数が必要以上に変動しないようにすれば
良く、本発明は、図1のクレーム対応図に示されている
ように、(a)予め定められた変速条件に従って実際の
変速パラメータの値に応じて自動変速機の変速段を自動
的に切り換える変速制御手段と、(b)エンジンの回転
数およびスロットル弁開度に基づいて要求吸入空気量を
求めるとともに、吸入空気量検出手段によって検出され
た実際の吸入空気量と前記要求吸入空気量との比を補正
係数として算出する補正係数算出手段と、(c)前記補
正係数に応じて前記変速条件および実際の変速パラメー
タの値の何れかを補正する補正手段とを備えた自動変速
機の変速制御装置において、(d)前記補正係数が予め
設定された最大値および最小値の範囲内か否かを判断す
る判断手段と、(e)その判断手段により前記補正係数
が前記最大値より大きいと判断された場合にはその最大
値を補正係数とし、前記最小値より小さいと判断された
場合にはその最小値を補正係数とする補正係数修正手段
とを設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用および発明の効果】このような自動変速機の変速
制御装置においては、補正係数算出手段により要求吸入
空気量と実際の吸入空気量とから補正係数が算出され、
その補正係数に応じて補正手段により変速条件および実
際の変速パラメータの値の何れかが補正されることによ
り、可変バルブタイミング機構やアイドル回転数制御機
構などの各種可変機構の作動状態、或いは大気圧変化等
に拘らず最適な変速制御が行われる。一方、加減速時等
に補正係数が大きく変化し、予め設定された最大値およ
び最小値の範囲から逸脱したことが判断手段によって判
断されると、補正係数修正手段によってその最大値また
は最小値が補正係数とされるため、スロットル弁開度変
化に対する実際の吸入空気量変化の遅れに起因して補正
係数が著しく増減することが防止され、過大な補正によ
るビジーシフトの発生が良好に回避される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0009】図2において、ガソリンエンジン10の燃
焼室12内には、エアクリーナ14,エアフローメータ
16,吸気通路18,スロットル弁20,バイパス通路
22,サージタンク24,インテークマニホルド26,
および吸気弁28を介して空気が吸入されるとともに、
その空気には、インテークマニホルド26に設けられた
燃料噴射弁30から噴射される燃料ガスが混合されるよ
うになっている。エアフローメータ16は、実際の吸入
空気量を検出する吸入空気量検出手段に相当するもの
で、本実施例では可動ベーン式のものが用いられてお
り、その実際の吸入空気量Qmを表す吸入空気量信号S
Qmをエンジン制御用コンピュータ32およびトランス
ミッション制御用コンピュータ34に供給する。スロッ
トル弁20は、図示しない自動車のアクセルペダルに機
械的に連結されており、その操作量に対応して開閉され
ることにより吸入空気量を連続的に変化させるようにな
っているとともに、そのスロットル弁20にはスロット
ルポジションセンサ36が設けられて、スロットル弁開
度TAを表すスロットル弁開度信号STAをエンジン制
御用コンピュータ32およびトランスミッション制御用
コンピュータ34に供給するようになっている。バイパ
ス通路22はスロットル弁20と並列に配設されている
とともに、そのバイパス通路22にはアイドル回転数制
御弁38が設けられており、エンジン制御用コンピュー
タ32によってアイドル回転数制御弁38の開度が制御
されることにより、スロットル弁20をバイパスして流
れる空気量が調整されてアイドル時のエンジン回転数が
制御される。燃料噴射弁30も、エンジン制御用コンピ
ュータ32によってその噴射タイミングや噴射量が制御
される。なお、上記エアフローメータ16の上流側には
吸入空気の温度を測定する吸気温センサ40が設けら
れ、その吸気温を表す信号をエンジン制御用コンピュー
タ32に供給するようになっている。
【0010】エンジン10は、吸気弁28,排気弁4
2,ピストン44,および点火プラグ46を備えて構成
されており、点火プラグ46は、エンジン制御用コンピ
ュータ32によって制御されるイグナイタ48からディ
ストリビュータ50を介して供給される高電圧によって
点火火花を発生し、燃焼室12内の混合ガスを爆発させ
てピストン44を上下動させることによりクランク軸を
回転させる。吸気弁28および排気弁42は、クランク
軸の回転に同期して回転駆動されるカムシャフトにより
開閉されるようになっているとともに、エンジン制御用
コンピュータ32によって制御される可変バルブタイミ
ング機構52により、カムシャフトとクランク軸との回
転位相が変更されて開閉タイミングが調整されるように
なっている。そして、燃焼室12内で燃焼した排気ガス
は、排気弁42からエキゾーストマニホルド54,排気
通路56,触媒装置58を経て大気に排出される。エン
ジン10にはエンジン冷却水温を測定する水温センサ6
0が設けられており、そのエンジン冷却水温を表す信号
をエンジン制御用コンピュータ32に供給するようにな
っているとともに、エキゾーストマニホルド54には排
気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ62が設けら
れており、その酸素濃度を表す信号をエンジン制御用コ
ンピュータ32に供給するようになっている。また、デ
ィストリビュータ50にはクランク軸の回転に同期して
パルスを発生する回転角センサが設けられており、その
パルス信号をエンジン制御用コンピュータ32に供給す
るようになっているとともに、そのパルス信号はエンジ
ン10の回転数NEを表すエンジン回転数信号SNEと
してトランスミッション制御用コンピュータ34にも供
給されるようになっている。
【0011】上記エンジン制御用コンピュータ32,ト
ランスミッション制御用コンピュータ34は、何れもC
PU,RAM,ROM,入出力インタフェース回路,A
/Dコンバータ等を備えて構成されており、RAMの一
時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログ
ラムに従って信号処理を行うもので、エンジン制御用コ
ンピュータ32には前記各信号の他、エアコンスイッチ
64からエアコンのON,OFFを表す信号が供給され
るとともに、トランスミッション制御用コンピュータ3
4には、運転席のシフトレバー操作位置、すなわち「P
(パーキング)」、「N(ニュートラル)」,「D(ド
ライブ)」,「1(ファースト)」,「2(セカン
ド)」,「R(リバース)」等を表す信号がシフトセレ
クトセンサ66から供給される。トランスミッション制
御用コンピュータ34にはまた、前記エンジン10の回
転速度を例えば前進4段および後進1段で変速する自動
変速機68の変速段が「1st」,「2nd」,「3r
d」,および「4th」の何れであるかを表す変速段信
号SGがシフトポジションスイッチ70から供給される
とともに、その自動変速機68の出力軸の回転速度すな
わち車速Vを表す車速信号SVが車速センサ72から供
給されるようになっている。自動変速機68は、遊星歯
車装置や油圧式摩擦係合装置などを備えた良く知られた
もので、油圧回路が切り換えられて油圧式摩擦係合装置
の係合状態が変更されることにより、上記前進4段およ
び後進1段が成立させられるように構成されている。な
お、両制御用コンピュータ32と34との間でも必要な
情報が授受されるようになっており、前記吸入空気量信
号SQm,スロットル弁開度信号STA,およびエンジ
ン回転数信号SNEは、少なくとも何れかの制御用コン
ピュータ32または34に供給されるようになっておれ
ば良い。また、例えばブレーキペダルのON,OFFや
ステアリングホイールの操舵角、路面の勾配、排気温度
など、自動車の運転状態を表す他の種々の信号を取り込
んでエンジン制御やトランスミッションの変速制御に用
いることも可能である。
【0012】そして、上記エンジン制御用コンピュータ
32は、前記吸入空気量Qmやスロットル弁開度TA,
エンジン回転数NE,エンジン10の冷却水温度,吸入
空気温度,排気通路56内の酸素濃度,エアコンのON
−OFFなどに応じて、例えば必要なエンジン出力を確
保しつつ燃費や有害排出ガスを低減するように予め定め
られたデータマップや演算式などに基づいて、前記燃料
噴射弁30による燃料ガスの噴射量や噴射タイミング、
イグナイタ48による点火時期、アイドル回転数制御弁
38によるアイドル回転数、および可変バルブタイミン
グ機構52による吸排気弁28,42の開閉タイミング
などを制御する。また、トランスミッション制御用コン
ピュータ34は、吸入空気量Qmやスロットル弁開度T
A,エンジン回転数NE,車速V,自動変速機68の変
速段,シフトレバー操作位置などに応じて、予め定めら
れた変速条件に従って自動変速機68の変速段を切換制
御する。以下、シフトレバー操作位置が「D」で、前進
4段で変速が行われる場合の変速制御について、図3乃
至図6のフローチャートを参照しつつ具体的に説明す
る。
【0013】先ず、図3のステップS1において、自動
変速機68の現在の変速段を表す変速段信号SGを読み
込むとともに、ステップS2においてスロットル弁開度
TAを表すスロットル弁開度信号STAおよび車速Vを
表す車速信号SVを読み込む。続くステップS3では、
上記ステップS1で読み込んだ変速段信号SGが表す現
在の変速段が「4th」であるか否かが判断され、YE
Sの場合にはアップシフトの可能性がないため直ちにス
テップS8以下のダウンシフトに関する各ステップを実
行するが、NOの場合にはステップS4以下のアップシ
フトに関する各ステップを実行する。ステップS4で
は、図7に示されているように車速Vおよびスロットル
弁開度TAを変速パラメータとして予め記憶された3種
類のアップシフト側変速マップ、すなわち「1st→2
nd」,「2nd→3rd」,および「3rd→4t
h」に関する変速マップの中から、現在の変速段からア
ップシフトする場合の変速マップを選択する。例えば現
在の変速段が「3rd」の場合には、(c)の「3rd
→4th」に関する変速マップが選択される。また、ス
テップS5では、その選択した変速マップとステップS
2で読み込んだスロットル弁開度信号STAが表す現在
のスロットル弁開度TAとからシフトアップ車速Vuを
求め、ステップS6において、そのシフトアップ車速V
uに修正補正係数MKを掛算することにより補正シフト
アップ車速MVuを算出する。そして、次のステップS
7では、その補正シフトアップ車速MVuと前記ステッ
プS2で読み込んだ車速信号SVが表す現在の車速Vと
を比較して、MVu≦Vであるか否かによりアップシフ
トを行うか否かを判断し、MVu≦Vであればステップ
S13において自動変速機68の変速段を切り換えてア
ップシフトさせるが、V<MVuの場合にはステップS
8以下を実行する。
【0014】ステップS8では、前記ステップS1で読
み込んだ現在の変速段が「1st」であるか否かが判断
され、YESの場合にはダウンシフトの可能性がないた
め直ちに終了してステップS1以下の実行を繰り返す
が、NOの場合にはステップS9において、図8に示さ
れているように車速Vおよびスロットル弁開度TAを変
速パラメータとして予め記憶された3種類のダウンシフ
ト側変速マップ、すなわち「2nd→1st」,「3r
d→2nd」,および「4th→3rd」に関する変速
マップの中から、現在の変速段からダウンシフトする場
合の変速マップを選択する。例えば現在の変速段が「3
rd」の場合には、(b)の「3rd→2nd」に関す
る変速マップが選択される。また、ステップS10で
は、その選択した変速マップとステップS2で読み込ん
だスロットル弁開度信号STAが表す現在のスロットル
弁開度TAとからシフトダウン車速Vdを求め、ステッ
プS11において、そのシフトダウン車速Vdに修正補
正係数MKを掛算することにより補正シフトダウン車速
MVdを算出する。そして、次のステップS12では、
その補正シフトダウン車速MVdと前記ステップS2で
読み込んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとを比較し
て、V≦MVdであるか否かによりダウンシフトを行う
か否かを判断し、V≦MVdであればステップS13に
おいて自動変速機68の変速段を切り換えてダウンシフ
トさせるが、MVu<Vの場合にはステップS1以下の
実行を繰り返す。
【0015】ここで、上記修正補正係数MKが1.0よ
り大きい場合には、前記補正シフトアップ車速MVuや
補正シフトダウン車速MVdは高車速側に移動してダウ
ンシフトし易くなる一方、修正補正係数MKが1.0よ
り小さい場合には、補正シフトアップ車速MVuや補正
シフトダウン車速MVdは低車速側に移動してアップシ
フトし易くなるが、この修正補正係数MKは、例えば図
4のフローチャートに従って求められるとともに、この
フローが前記図3のフローと略同じサイクルタイム、例
えば32msec程度の時間間隔で繰り返し実行される
ことにより逐次更新される。かかる図4において、ステ
ップS21,S22,S23ではそれぞれスロットル弁
開度信号STA,エンジン回転数信号SNE,吸入空気
量信号SQmを読み込み、ステップS24において、ス
ロットル弁開度信号STAが表すスロットル弁開度TA
およびエンジン回転数信号SNEが表すエンジン回転数
NEに基づいて、例えば図9に示されているような予め
定められたデータマップや演算式等から要求吸入空気量
Qcを算出する。そして、次のステップS25におい
て、その要求吸入空気量Qcを上記吸入空気量信号SQ
mが表す実際の吸入空気量Qmで割算することにより、
補正係数Kを算出する。これは、前記アイドル回転数制
御弁38や可変バルブタイミング機構52等の可変機構
の作動状態、或いは大気圧などにより、スロットル弁開
度TAが同じであっても実際の吸入空気量Qmは相違
し、そのスロットル弁開度TAおよび車速Vに関して定
められた前記変速マップのみでは適切な変速制御を行う
ことができないため、スロットル弁開度TAおよびエン
ジン回転数NEから求められる要求吸入空気量Qcと実
際の吸入空気量Qmとの比に応じて前記シフトアップ車
速Vuやシフトダウン車速Vdを補正することにより、
変速制御の適正化を図るためである。
【0016】一方、上記補正係数Kをそのままシフトア
ップ車速Vuやシフトダウン車速Vdに掛算して補正す
ると、加減速時等にスロットル弁開度TAが急に増減し
た場合、要求吸入空気量Qcは直ちに変化するものの実
際の吸入空気量Qmはその変化が遅いため、それ等要求
吸入空気量Qcと実際の吸入空気量Qmとの比である上
記補正係数Kは一時的に急変し、補正量が過大となって
短時間で変速段がアップダウンまたはダウンアップする
ビジーシフトを発生する恐れがある。例えば、図13は
スロットル弁開度TAが急増した場合の一例であり、補
正係数Kは一点鎖線で示されているように一時的に急増
して補正量が過大となり、自動変速機68の変速段は一
点鎖線で示されているように短時間で変速段が「4t
h」から「2nd」までダウンシフトするとともに再び
「4th」までアップシフトする。
【0017】このため、本実施例ではステップS26に
おいて、上記補正係数Kが予め設定された最小値Kmin
より小さいか否かを判断し、K<Kmin の場合には、ス
テップS28において前記修正補正係数MKとしてその
最小値Kmin が設定されるようになっている。また、K
min ≦Kの場合には、ステップS27において補正係数
Kが予め設定された最大値Kmax より大きいか否かを判
断し、Kmax <Kの場合にはステップS30において修
正補正係数MKとしてその最大値Kmax が設定され、K
≦Kmax の場合、すなわちKmin ≦K≦Kmax の場合に
はステップS29において補正係数Kがそのまま修正補
正係数MKとして設定される。これにより、修正補正係
数MKは、予め設定された最小値Kminと最大値Kmax
との間で変化させられることとなり、スロットル弁開度
TAの変化に対する吸入空気量Qmの変化遅れに起因し
て著しく増減することが防止される。
【0018】上記最小値Kmin ,最大値Kmax は、アイ
ドル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52
等の可変機構の作動状態変化、或いは大気圧変化などに
伴う補正係数Kの予想され得る変動範囲に所定の余裕幅
を持って予め一定の値に設定されても良いが、運転者の
加減速に対する要求、具体的にはスロットル弁開度TA
の変化量ΔTAを考慮して、例えば図5のフローチャー
トに従って設定されるようにすることもできる。この図
5のフローは、前記図4のフローと略同じサイクルタイ
ムで繰り返し実行され、最小値Kminおよび最大値Kmax
は逐次更新される。
【0019】上記図5のフローチャートにおいて、ステ
ップS41では、前回のサイクル時のスロットル弁開度
TAbと今回のスロットル弁開度TAとの差(TA−T
Ab)が変化量ΔTAとして算出され、次のステップS
42において、その変化量ΔTAに応じて例えば図10
に示されているようなデータマップ或いは演算式等から
標準最大値kmax が求められる。この標準最大値kmax
を求めるためのデータマップ等は、変化量ΔTAが負の
場合には標準最大値kmax が零よりも大きい略一定の値
aに設定され、変化量ΔTAが正の場合には、その変化
量ΔTAが大きくなるに従って標準最大値kmax も大き
くなるように定められている。一定値aは、アイドル回
転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52等の可
変機構の作動状態変化や大気圧変化などに伴う補正係数
Kの変動を許容するように定められる。そして、次のス
テップS43では、上記標準最大値kmax に制御中心値
KGを加算した値が、前回のサイクル時の最大値Kmax
bから一定値α(>0)を引いた値より小さいか否かが
判断され、「kmax +KG<Kmax b−α」の場合には
ステップS44において最大値Kmax としてKmax b−
αが設定され、「kmax +KG≧Kmax b−α」の場合
にはステップS45において最大値Kmax としてkmax
+KGが設定される。これは、アクセルペダルの踏込み
が完了してスロットル弁開度TAの変化量ΔTAが略零
となり、最大値Kmax が直ちに通常の値すなわちkmax
+KGに戻ると、修正補正係数MKが極めて短時間で上
昇,下降させられて自動変速機68がビジーシフトを生
じる恐れがあるため、これを防止するために上記一定値
αに対応する一定の割合で最大値Kmax を減衰させるよ
うにしたのである。
【0020】また、ステップS46では、上記変化量Δ
TAに応じて例えば図11に示されているようなデータ
マップ或いは演算式等から標準最小値kminが求められ
る。この標準最小値kmin を求めるためのデータマップ
等は、変化量ΔTAが正の場合には標準最小値kmin が
零よりも小さい略一定の値bに設定され、変化量ΔTA
が負の場合には、その変化量ΔTAが小さくなるに従っ
て標準最小値kmin も小さくなるように定められてい
る。一定値bは、アイドル回転数制御弁38や可変バル
ブタイミング機構52等の可変機構の作動状態変化や大
気圧変化などに伴う補正係数Kの変動を許容するように
定められる。そして、次のステップS47では、上記標
準最小値kmin に制御中心値KGを加算した値が、前回
のサイクル時の最小値Kmin bに一定値β(>0)を加
算した値より大きいか否かが判断され、「kmin +KG
>Kmin b+β」の場合にはステップS48において最
小値Kmin としてKmin b+βが設定され、「kmin +
KG≦Kmin b+β」の場合にはステップS49におい
て最小値Kmin としてkmin +KGが設定される。これ
により、アクセルペダルの戻し完了で変化量ΔTAが略
零となっても、最小値Kmin は一定値βに対応する一定
の割合で上昇させられ、修正補正係数MKが極めて短時
間で下降,上昇させられることにより自動変速機68が
ビジーシフトを生じることが防止される。
【0021】図12は、スロットル弁開度TAの変化に
関連して上記図5のフローチャートに従って設定される
最大値Kmax および最小値Kmin や、それ等最大値Kma
x および最小値Kmin により前記図4のフローチャート
に従って変動が制限される修正補正係数MKの変化を示
すタイムチャートの一例である。かかる図12から明ら
かなように、スロットル弁開度TAが増加する変化量Δ
TAが正の加速要求時には、最大値Kmax が一時的に上
昇させられることにより、修正補正係数MKが通常より
大きな値を採り得るようになってダウンシフトし易くな
る一方、スロットル弁開度TAが減少する変化量ΔTA
が負の減速要求時には、最小値Kmin が一時的に低下さ
せられることにより、修正補正係数MKが通常より小さ
な値を採り得るようになってアップシフトし易くなる。
なお、最大値Kmax ,最小値Kmin を逸脱した部分に示
されている点線は、修正前の補正係数K(=Qc/Q
m)である。
【0022】前記制御中心値KGは、アイドル回転数制
御弁38や可変バルブタイミング機構52等の可変機構
が予め定められた標準の作動状態、例えばエアコンOF
F等の場合における補正係数Kの平均値に相当するもの
で、基本的には要求吸入空気量Qcが実際の吸入空気量
Qmと一致して1.0となるが、要求吸入空気量Qcの
算出誤差やエアフローメータ16による吸入空気量Qm
の測定誤差などにより要求吸入空気量Qcは必ずしも実
際の吸入空気量Qmと完全には一致せず、また、各部の
経時変化などによっても変化する。このため、例えば図
6のフローチャートに従って制御中心値KGを求め、そ
の制御中心値KGを基準として前記最大値Kmax および
最小値Kmin を設定するようにしたのである。
【0023】上記図6のフローチャートは予め定められ
たサイクルタイムで繰り返し実行され、制御中心値KG
を逐次更新するようになっている。かかる図6のステッ
プS51においては、自動車の運転状態が予め定められ
た学習条件を満足するか否かが判断される。この学習条
件としては、アイドル回転数制御弁38や可変バルブタ
イミング機構52等の可変機構が前記予め定められた標
準の作動状態であって、且つスロットル弁開度TAの変
化量ΔTAが略零となる定常状態であること等が挙げら
れ、学習条件を満足する場合には、次のステップS52
において前記ステップS25で算出された補正係数Kが
読み込まれる。ステップS53では、上記ステップS5
2において読み込まれた最新の一定数の補正係数Kの移
動平均KGnが算出され、ステップS54において、そ
の移動平均KGnが予め定められた更新条件を満足する
か否か、例えば現在の制御中心値KGと移動平均KGn
との差|KG−KGn|が予め定められた一定値より大
きいか否かなどが判断され、更新条件を満足する場合に
はステップS55において制御中心値KGが更新され
る。ステップS55における更新は、上記移動平均KG
nをそのまま新たな制御中心値KGとすることもできる
が、制御中心値KGの頻繁な変動を抑制する上で、例え
ば次式(1)に示されているように少しずつ変化させる
ことが望ましい。なお、かかる制御中心値KGは、前記
ステップS51の学習条件を満足する場合であっても、
例えばスロットル弁開度TAの大きさなどの運転条件に
よって相違するため、その運転条件に応じて複数の制御
中心値KGが設定され更新されるようにするとともに、
前記図5のフローでは、現在の運転条件に対応する制御
中心値KGを読み出して最大値Kmax や最小値Kmin を
決定するようにすることが望ましい。
【0024】
【数1】 KG=KG+(KGn−KG)/2 ・・・(1)
【0025】このように本実施例では、要求吸入空気量
Qcと実際の吸入空気量Qmとから補正係数Kを算出
し、その補正係数Kが最大値Kmax と最小値Kmin との
範囲内であれば、補正係数Kがそのまま修正補正係数M
Kとされ、シフトアップ車速Vuやシフトダウン車速V
dにその修正補正係数MKを掛算することにより補正シ
フトアップ車速MVuや補正シフトダウン車速MVdを
求め、その補正シフトアップ車速MVuや補正シフトダ
ウン車速MVdに基づいて変速判断が行われるため、ア
イドル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構5
2などの各種可変機構の作動状態、或いは大気圧変化等
に拘らず最適な変速制御が行われる。
【0026】一方、上記補正係数Kが最大値Kmax およ
び最小値Kmin の範囲を逸脱している場合には、修正補
正係数MKとしてその最大値Kmax または最小値Kmin
が設定されるため、スロットル弁開度TAの変化に対す
る実際の吸入空気量Qmの変化遅れに起因して補正係数
Kが著しく増減しても、実際にシフトアップ車速Vuや
シフトダウン車速Vdを補正する修正補正係数MKの変
化幅は小さく、過大な補正によるビジーシフトの発生が
回避される。図13において実線で示されている修正補
正係数MKおよび変速段の変化は本実施例のものであ
り、自動変速機68の変速段が「2nd」までダウンシ
フトすることが防止されている。
【0027】また、上記最大値Kmax および最小値Kmi
n は、運転者の加減速に対する要求すなわちスロットル
弁開度TAの変化量ΔTAに関連して、変化量ΔTAが
大きい場合には最大値Kmax が一時的に上昇させられ、
変化量ΔTAが小さい場合には最小値Kmin が一時的に
下降させられるようになっているため、それ等の最大値
Kmax および最小値Kmin として予め一定の値が設定さ
れる場合に比較して、運転者の加減速要求を反映した変
速制御が行われるようになる。
【0028】さらに、本実施例では制御中心値KGを基
準として最大値Kmax および最小値Kmin が設定される
ようになっているため、要求吸入空気量Qcの算出誤差
やエアフローメータ16による吸入空気量Qmの測定誤
差、或いは各部の経時変化などに拘らず、アイドル回転
数制御弁38や可変バルブタイミング機構52などの各
種可変機構の作動状態、或いは大気圧変化等に伴う修正
補正係数MKの変動が確実に許容されて適切な補正が為
されるとともに、要求吸入空気量Qcの算出やエアフロ
ーメータ16による吸入空気量Qmの測定に対する要求
精度が緩和される。
【0029】本実施例では、前記トランスミッション制
御用コンピュータ34による一連の信号処理のうち前記
図3の各ステップを実行する部分が変速制御手段に相当
し、そのうちのステップS6およびS11を実行する部
分が補正手段に相当する。また、図4のステップS21
〜S25を実行する部分は補正係数算出手段に相当し、
ステップS26およびS27を実行する部分は判断手段
に相当し、ステップS28およびS30を実行する部分
は補正係数修正手段に相当する。また、予め記憶された
図7および図8の変速マップは変速条件を表している。
【0030】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0031】例えば、前記実施例では変速マップからシ
フトアップ車速Vu,シフトダウン車速Vdを求めて、
それ等の車速Vu,Vdを修正補正係数MKにより補正
するようになっているが、車速Vu,Vdと比較する実
際の車速Vを修正補正係数MKで割算して補正したり、
車速Vu,Vdを変速マップから求める際の実際のスロ
ットル弁開度TAに修正補正係数MKを掛算して補正し
たり、修正補正係数MKに応じて変速マップの変速線を
ずらしたり、予め用意した複数種類の変速マップの中か
ら修正補正係数MKに対応するものを選択したりするな
ど、種々の補正手段を採用することが可能である。
【0032】また、前記実施例の変速マップは車速Vお
よびスロットル弁開度TAを変速パラメータとして定め
られていたが、スロットル弁開度TAがアクセルペダル
操作量に対応して変化する場合には、スロットル弁開度
TAの代わりにアクセルペダル操作量を用いて変速マッ
プを設定することもできるなど、他の変速パラメータを
用いて変速マップを設定することもできる。要求吸入空
気量Qcを求める際のエンジン回転数NEやスロットル
弁開度TAについても、実質的にそれ等を表す他のパラ
メータを用いることができる。
【0033】また、前記実施例では最大値Kmax および
最小値Kmin が変化量ΔTAに関連して変更されるよう
になっていたが、それ等の最大値Kmax および最小値K
minとして一定値を設定したり、最大値Kmax のみを変
化量ΔTAに関連して変更するようにしたり、或いは変
化量ΔTAの代わりに要求吸入空気量Qcをエンジン回
転数NEで割算した値Qc/NEの変化など、他の運転
状態に関するパラメータを用いて最大値Kmax や最小値
Kmin を変更したりすることも可能である。
【0034】また、上記最大値Kmax や最小値Kmin は
それぞれ変化率α,βで減衰させられるようになってい
たが、例えば変化量ΔTAの符号が反転するまで通常よ
り高い状態或いは低い状態を維持するようにしても良
い。
【0035】また、前記実施例では制御中心値KGを基
準として最大値Kmax および最小値Kmin が設定される
ようになっていたが、要求吸入空気量Qcの算出誤差や
エアフローメータ16による吸入空気量Qmの測定誤
差、各部の経時変化等が無視できる場合など、制御中心
値KGの代わりに1.0を代入して最大値Kmax および
最小値Kmin を設定することもできる。前記標準最大値
kmax ,標準最小値kmin として1.0を加算した値を
設定しておくようにしても差し支えない。
【0036】また、上記制御中心値KGは、新たに求め
られた移動平均KGnとの差(KGn−KG)の1/2
ずつ変化させられるようになっていたが、変化量は必ず
しも1/2である必要はなく1/3や2/3等であって
も良いことは勿論、予め定められた一定量ずつ変化させ
たり一定の変化率で変化させたりすることも可能であ
る。
【0037】また、前記実施例では吸入空気量検出手段
として可動ベーン式のエアフローメータ16が用いられ
ていたが、カルマン渦式や熱線式等の他のエアフローメ
ータを採用できることは勿論、大気圧変化に対する補正
を犠牲にすれば吸気管圧力を測定して吸入空気量を検出
することもできる。
【0038】また、前記実施例では可変機構としてアイ
ドル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52
を備えていたが、実際の吸入空気量に影響を及ぼす他の
可変機構を備えた自動車の変速制御装置にも本発明は同
様に適用され得る。
【0039】また、前記実施例ではエンジン制御用コン
ピュータ32およびトランスミッション制御用コンピュ
ータ34が別体に構成されていたが、単一のコンピュー
タにてエンジン10および自動変速機68を制御するこ
ともできる。
【0040】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明の一実施例である変速制御装置を備えた
自動変速機およびエンジン等の構成を説明する図であ
る。
【図3】図2の実施例における自動変速機の変速段を切
り換える際の作動を説明するフローチャートである。
【図4】図3のステップS6,S11で用いられる修正
補正係数MKを求めるためのフローチャートである。
【図5】図4のフローにおいて用いられる最大値Kmax
および最小値Kmin を求めるためのフローチャートであ
る。
【図6】図5のフローにおいて用いられる制御中心値K
Gを求めるためのフローチャートである。
【図7】図3のフローの実行に際して用いられるアップ
シフト側変速マップの一例である。
【図8】図3のフローの実行に際して用いられるダウン
シフト側変速マップの一例である。
【図9】図4のステップS24で用いられるエンジン回
転数NEおよびスロットル弁開度TAから要求吸入空気
量Qcを求めるためのデータマップの一例である。
【図10】図5のステップS42で用いられる変化量Δ
TAから標準最大値kmax を求めるためのデータマップ
の一例である。
【図11】図5のステップS46で用いられる変化量Δ
TAから標準最小値kmin を求めるためのデータマップ
の一例である。
【図12】図2の実施例における修正補正係数MKやス
ロットル弁開度TA等の変化を示すタイムチャートの一
例である。
【図13】図2の実施例においてスロットル弁開度TA
の増加時における変速段や補正係数MK等の変化を示す
タイムチャートの一例である。
【符号の説明】
10:エンジン 16:エアフローメータ(吸入空気量検出手段) 20:スロットル弁 34:トランスミッション制御用コンピュータ 36:スロットルポジションセンサ 68:自動変速機 72:車速センサ Kmax :最大値 Kmin :最小値 V:車速(変速パラメータ) TA:スロットル弁開度(変速パラメータ) NE:エンジン回転数 Qc:要求吸入空気量 Qm:実際の吸入空気量 MK:修正補正係数 ステップS6,S11:補正手段 ステップS21,S22,S23,S24,S25:補
正係数算出手段 ステップS26,S27:判断手段 ステップS28,S30:補正係数修正手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた変速条件に従って実際の
    変速パラメータの値に応じて自動変速機の変速段を自動
    的に切り換える変速制御手段と、 エンジンの回転数およびスロットル弁開度に基づいて要
    求吸入空気量を求めるとともに、吸入空気量検出手段に
    よって検出された実際の吸入空気量と前記要求吸入空気
    量との比を補正係数として算出する補正係数算出手段
    と、 前記補正係数に応じて前記変速条件および実際の変速パ
    ラメータの値の何れかを補正する補正手段とを備えた自
    動変速機の変速制御装置において、 前記補正係数が予め設定された最大値および最小値の範
    囲内か否かを判断する判断手段と、 該判断手段により前記補正係数が前記最大値より大きい
    と判断された場合には該最大値を補正係数とし、前記最
    小値より小さいと判断された場合には該最小値を補正係
    数とする補正係数修正手段とを設けたことを特徴とする
    自動変速機の変速制御装置。
JP21614591A 1991-07-23 1991-07-31 自動変速機の変速制御装置 Pending JPH0539842A (ja)

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JP21614591A JPH0539842A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 自動変速機の変速制御装置
US07/916,362 US5341295A (en) 1991-07-23 1992-07-21 Vehicle transmission shift control apparatus having means for suitably determining compensating coefficient used in determining shifting of the transmission

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190078063A (ko) * 2017-12-26 2019-07-04 현대 파워텍 주식회사 자동 변속기의 변속 제어 장치 및 방법

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