JPH0627451Y2 - トラクタ−のキヤビン後部窓開閉機構 - Google Patents

トラクタ−のキヤビン後部窓開閉機構

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JPH0627451Y2
JPH0627451Y2 JP1987018675U JP1867587U JPH0627451Y2 JP H0627451 Y2 JPH0627451 Y2 JP H0627451Y2 JP 1987018675 U JP1987018675 U JP 1987018675U JP 1867587 U JP1867587 U JP 1867587U JP H0627451 Y2 JPH0627451 Y2 JP H0627451Y2
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JP
Japan
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frame
window
cabin
rear window
slide
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Application number
JP1987018675U
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JPS63125609U (ja
Inventor
敏広 原
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はトラクターに装着したキャビンにおいて、作業
機側に位置する後部窓の開閉機構に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、キャビンの後部窓枠を上下に回動自在に構成
した技術は公知とされているのである。例えば実開昭5
4−144617号公報の如くである。
また、自動車において、ドアの窓部分を、上下に開閉開
放可能とすると共に、該窓枠の内部に嵌装した窓硝子を
左右にスライド可能とする技術は、公知とされているの
である。例えば、実開昭61−122912号公報に記
載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし従来のキャビンの後部窓は、該前述の従来技術の
如く上下回動とすると、作業機がリフト装置により上昇
した場合には、この開放状態の後部窓に干渉する為に窓
を壊したり、また夏季の暑い日の作業中でも、作業機と
窓との干渉を心配して、窓を開放することが出来ず通風
が不良の状態で作業を続けなければならないという不具
合があったのである。
また逆に後部窓が上下回動開放することは出来ないが、
左右へのスライド回動は可能であるという従来技術も有
ったのであるが、この場合にはオペレータが後方へ身を
乗り出して、作業機の耕深調節をする場合に、窓の開閉
空間が狭い為に、身体を乗り出すことができないという
不具合があったのである。
本考案は、該一長一短のある回動開放とスライド開放
を、どちらも可能としたのである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明する。
トラクターに装着したキャビンにおいて、該キャビンの
後面にキャビン本体8と左右の上下支柱11,11とキ
ャビン下部枠17により囲まれた四角の枠を構成し、該
四角の枠の内部全周に密封周縁枠12を突設構成し、該
密封周縁枠12と重複する作業機側の後部窓枠6を構成
し、該後部窓枠6の上部をキャビン本体8側にヒンジ3
a,3bにより枢支し、該ヒンジ3a,3bを中心に後
部窓枠6を上方へ回動開放可能に構成すると共に、該後
部窓枠6の内部にスライド枠2を固設し、該スライド枠
2の内部に窓硝子1a,1bを嵌装した複数の窓硝子枠
7a,7bを嵌装して左右にスライド開放可能とし、該
窓硝子枠7aと7bの間、及び窓硝子枠7a,7bと左
右のスライド枠2の間に、密封の為のブラシ部19を介
装したものである。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成と作用を説明する。
第1図は、キャビンを装着したトラクターの全体側面
図、第2図はキャビンの後部窓の部分の前面図、第3図
は該後部窓の側面断面図、第4図は後部窓枠6の部分を
ヒンジ3a,3bから取り外した状態の後面図、第5図
は第4図の横断面図、第6図は窓硝子1と窓硝子枠7
a,7bのみの後面図、第7図は第6図のI−I断面矢
視図、第8図は同じくII−II断面矢視図、第9図は同じ
くIII−III断面矢視図である。
通常のトラクターにおいてはキャビンは装着されておら
ず、需要家の要望により、第1図に示す如くトラクター
の座席の周辺を覆い、冬季や夏季において冷房や暖房等
によりオペレーターの作業環境を良好にすべく構成して
いるのである。
キャビンは左右の側方に乗降ドアが配置されており、該
乗降ドアの上部に嵌められた側面窓16は、第2図に示
す如く上部のヒンジにより側方回動開放可能に構成して
いるのである。
また本考案の要部である後部窓枠6が回動開放可能に構
成されており、該側面窓16と後部窓枠6の間のキャビ
ンの隅部は直角に曲げた硝子により構成された隅部窓9
に構成されている。
次に第2図において説明する。
キャビンはキャビン本体8とキャビン下部枠17の間
を、上下支柱11,11により連結して構成している。
該左右の上下支柱11,11の間に、後部窓枠6が嵌装
されているのである。
そしてキャビンの内部において、上下支柱11,11の
下部から突出した支持ブラケット14と、後部窓枠6か
ら突出した上部ブラケット13の間に開放支持調節装置
4a,4bが介装されているのである。
次に第3図より第9図について説明する。キャビン本体
8と上下支柱11,11とキャビン下部枠17とにより
囲まれた四角の枠の内部に、密封周縁枠12が全周にわ
たり構成されているのである。
そして第7図において示す如く、密封周縁枠12の上部
の部分に補強枠15を設けて、該部分にヒンジ3a,3
bを設け、後部窓枠6を支持している。
また前記開放支持調節装置4a,4bの上部ブラケット
13の部分は、第8図の如く後部窓枠6により固設され
て上部ブラケット13が突出されているのである。
また開放支持調節装置4a,4bの支持ブラケット14
の部分は第9図の如く、上下支柱11,11より突出し
て支持ブラケット14が設けられているのである。
次に第5図において後部窓枠6の内部における窓硝子1
a,1bのスライド機構について説明する。
後部窓枠6の内部にスライド枠取付縁5が固設されてお
り、該スライド枠取付縁5にアルミ材により型押出しさ
れたスライド枠2が上下左右の4辺に固設されているの
である。
該スライド枠2に型押出しにより構成された溝は、上下
部ではスライド溝の役目をし、左右部では、窓硝子1
a,1bが嵌入して密封度を向上させる為の溝の役目を
しているのである。
また窓硝子1a,1bを嵌装する硝子枠7もアルミ材に
より、型押出しにより製造されており、窓硝子1a,1
bを嵌め込んだ後に固定ゴム枠18により抜け止め固定
しているのである。
また窓硝子枠7aと7bの間及び窓硝子枠7a,7bと
左右のスライド枠2の間には密封効果を上げる為のブラ
シ部19が構成されているのである。10はスライド枠
取付縁5とスライド枠2を固定するビスである。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、従来のトラクターの後部窓は回動開放窓かまた
は引き違い開放窓かのどちらかであり、どちらも欠点長
所があったのである。
回動開放窓の場合には、窓枠いっぱいまで開放すること
ができ、オペレーターが後方へ身を乗り出して、作業機
の耕深調整ハンドル等を操作することができるが、作業
機を最上昇した際に、後部窓と作業機が干渉するという
欠点があったのである。
逆に引き違い開放窓の場合には、上昇した作業機と開放
した窓が干渉することはないが、後部窓枠6の半分しか
開放できないので、オペレーターが身を乗り出すには狭
過ぎるという欠点があったのである。
本考案においては、後部窓枠6を上下回動可能とし、該
後部窓枠6の内部で窓硝子枠7a,7bを引き違い開放
可能としたので、従来の不具合を合わせて解消すること
が出来たものである。
第2に、キャビン側にキャビン本体8と上下支柱11と
キャビン下部枠17により構成した四角の枠の内部に、
全周にわたり密封周縁枠12を突設したので、後部窓枠
6との間で、密閉度を向上することが出来たのである。
第3に、窓硝子枠7a,7bの間、及び、窓硝子枠7
a,7bとスライド枠2の間に、ブラシ部19を介装し
たので、該部分により、窓硝子枠7a,7bの振動を吸
収し、更に窓硝子枠7a,7bの部分にできる間隙を密
封することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、キャビンを装着したトラクターの全体側面
図、第2図はキャビンの後部窓の部分の前面図、第3図
は該後部窓の側面断面図、第4図は後部窓枠6の部分を
ヒンジ3a,3bから取り外した状態の後面図、第5図
は第4図の横断面図、第6図は窓硝子1と窓硝子枠7
a,7bのみの後面図、第7図は第6図のI−I断面矢
視図、第8図は同じくII−II断面矢視図、第9図は同じ
くIII−III断面矢視図である。 1…窓硝子 2…スライド枠 3…ヒンジ 4…開放支持調節装置 5…スライド枠取付縁 6…後部窓枠 7…窓硝子枠 8…キャビン本体 9…隅部窓 19…ブラシ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクターに装着したキャビンにおいて、
    該キャビンの後面にキャビン本体8と左右の上下支柱1
    1,11とキャビン下部枠17により囲まれた四角の枠
    を構成し、該四角の枠の内部全周に密封周縁枠12を突
    設構成し、該密封周縁枠12と重複する作業機側の後部
    窓枠6を構成し、該後部窓枠6の上部をキャビン本体8
    側にヒンジ3a,3bにより枢支し、該ヒンジ3a,3
    bを中心に後部窓枠6を上方へ回動開放可能に構成する
    と共に、該後部窓枠6の内部にスライド枠2を固設し、
    該スライド枠2の内部に窓硝子1a,1bを嵌装した複
    数の窓硝子枠7a,7bを嵌装して左右にスライド開放
    可能とし、該窓硝子枠7aと7bの間、及び窓硝子枠7
    a,7bと左右のスライド枠2の間に、密封の為のブラ
    シ部19を介装したことを特徴とするトラクターのキャ
    ビン後部窓開閉機構。
JP1987018675U 1987-02-10 1987-02-10 トラクタ−のキヤビン後部窓開閉機構 Expired - Lifetime JPH0627451Y2 (ja)

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