JPS6146345B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6146345B2 JPS6146345B2 JP18000681A JP18000681A JPS6146345B2 JP S6146345 B2 JPS6146345 B2 JP S6146345B2 JP 18000681 A JP18000681 A JP 18000681A JP 18000681 A JP18000681 A JP 18000681A JP S6146345 B2 JPS6146345 B2 JP S6146345B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing lid
- ventilation hole
- lid
- pivotally connected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 32
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/24—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
- B60H1/26—Ventilating openings in vehicle exterior; Ducts for conveying ventilating air
- B60H1/262—Openings in or on the vehicle roof
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は車両の室内換気を行なうのに用いら
れるベンチレータに関する。
れるベンチレータに関する。
車両の室内換気は、空気の温度や湿度を乗員に
取つて好ましい状態に保つ上で重量である。この
ため、車両にはルーフや前窓の上、下に通気穴を
形成し新鮮な空気を導入している。この内、バス
のように乗員の多い車両では特に、ルーフに設け
た通気穴を用い自然換気を行なうことが有効であ
り、多用されている。通常、第1図に示すような
バス1において、天井に取付けられる自然換気装
置としては通気穴2を外側より密封可能な開閉蓋
3で覆う形式のものが多く、これらの開閉蓋3の
操作方式も多様化している。この内、通気穴を通
して外気の吸入と車室内の空気の排気とを共に行
なうよう、開閉蓋の傾きを自由に調整し、開閉蓋
を導風板として効果的に利用するものがあるが、
従来の開閉蓋は通気口に対する位置調整が不十分
であつたり、開閉蓋のぐらつきが多いという欠点
がある。
取つて好ましい状態に保つ上で重量である。この
ため、車両にはルーフや前窓の上、下に通気穴を
形成し新鮮な空気を導入している。この内、バス
のように乗員の多い車両では特に、ルーフに設け
た通気穴を用い自然換気を行なうことが有効であ
り、多用されている。通常、第1図に示すような
バス1において、天井に取付けられる自然換気装
置としては通気穴2を外側より密封可能な開閉蓋
3で覆う形式のものが多く、これらの開閉蓋3の
操作方式も多様化している。この内、通気穴を通
して外気の吸入と車室内の空気の排気とを共に行
なうよう、開閉蓋の傾きを自由に調整し、開閉蓋
を導風板として効果的に利用するものがあるが、
従来の開閉蓋は通気口に対する位置調整が不十分
であつたり、開閉蓋のぐらつきが多いという欠点
がある。
この発明は車体に適確に支持され、開閉操作性
のよい開閉蓋を備えた車両のベンチレータを提供
することを目的とする。
のよい開閉蓋を備えた車両のベンチレータを提供
することを目的とする。
この発明による車両のベンチレータは、車体の
外板上の通気穴を覆うと共に、外板面と垂直な開
口方向に移動可能な開閉蓋と、この開閉蓋を車体
側に連結する開閉蓋連結装置と、上記通気穴の前
後縁部にそれぞれ枢着される前後駆動軸を回転さ
せる前後一対の開口量調整装置とを有し、上記開
閉蓋連結装置は開閉蓋の前縁を開口方向に移動可
能に支持する前部リンク部と、開閉蓋の後縁を開
口方向に移動可能に支持する後部リンク部と、上
記通気穴の前後縁部方向に長く形成され、かつ、
一端が通気穴の周縁部に他端が開閉蓋にそれぞれ
枢着される位置規制棒とで形成され、上記前部お
よび後部リンク部は前後駆動軸よりそれぞれ延出
する駆動杆と、各駆動杆に一端が枢着され、他端
が開閉蓋に枢着される蓋側杆とでそれぞれ形成さ
れる構成である。
外板上の通気穴を覆うと共に、外板面と垂直な開
口方向に移動可能な開閉蓋と、この開閉蓋を車体
側に連結する開閉蓋連結装置と、上記通気穴の前
後縁部にそれぞれ枢着される前後駆動軸を回転さ
せる前後一対の開口量調整装置とを有し、上記開
閉蓋連結装置は開閉蓋の前縁を開口方向に移動可
能に支持する前部リンク部と、開閉蓋の後縁を開
口方向に移動可能に支持する後部リンク部と、上
記通気穴の前後縁部方向に長く形成され、かつ、
一端が通気穴の周縁部に他端が開閉蓋にそれぞれ
枢着される位置規制棒とで形成され、上記前部お
よび後部リンク部は前後駆動軸よりそれぞれ延出
する駆動杆と、各駆動杆に一端が枢着され、他端
が開閉蓋に枢着される蓋側杆とでそれぞれ形成さ
れる構成である。
このため、車両のベンチレータは次のような作
用効果が得られる。前後一対の開口量調整装置の
操作により、前部および後部リンク部を別々に作
動させ、開閉蓋の前縁と後縁とを通気穴より所望
量ずつ離した状態に移動させ、通気穴に対し、所
望量のエアーを記入、あるいは流出させることが
できる。このように導風板として作用する開閉蓋
の傾きを自由に調整することができ、しかも、前
部および後部リンク部の働きにより、開閉蓋は複
数箇所を確実に支持され、かつ、位置規制棒の働
きにより開閉蓋の前後縁部方向へのずれも規制さ
れる。このため、所望の傾き角で通気穴と対向す
るよう、容易に開閉蓋を操作でき、しかも、開閉
蓋はぐらつきを生じることなく、確実に車両側に
支持され、通気穴を通過するエアーを適確に導び
き車室の換気を良好に行なうことができる。
用効果が得られる。前後一対の開口量調整装置の
操作により、前部および後部リンク部を別々に作
動させ、開閉蓋の前縁と後縁とを通気穴より所望
量ずつ離した状態に移動させ、通気穴に対し、所
望量のエアーを記入、あるいは流出させることが
できる。このように導風板として作用する開閉蓋
の傾きを自由に調整することができ、しかも、前
部および後部リンク部の働きにより、開閉蓋は複
数箇所を確実に支持され、かつ、位置規制棒の働
きにより開閉蓋の前後縁部方向へのずれも規制さ
れる。このため、所望の傾き角で通気穴と対向す
るよう、容易に開閉蓋を操作でき、しかも、開閉
蓋はぐらつきを生じることなく、確実に車両側に
支持され、通気穴を通過するエアーを適確に導び
き車室の換気を良好に行なうことができる。
以下、この発明を添付図面と共に説明する。
第2図にはこの発明の一実施例としての車両の
ベンチレーク(以後単にベンチレータと記す)4
を示した。このベンチレータ4は図示しないバス
の天井を形成する外板5および内板6(第3図参
照)にわたつて形成される通気穴7を用い、車室
Rの換気を行なうものである。ベンチレータ4は
通気穴7を密封可能な開閉蓋8と、この開閉蓋8
を車体側である外板5に連結する開閉蓋連結装置
9と、通気穴7の前縁部701と後縁部702
(示矢方向Aを車両の前後方とする)にそれぞれ
枢着される前、後駆動軸10,11を回転させる
前後一対の開口量調整装置12,13とを備え
る。外板5が形成する通気穴7はほぼ矩形を呈
し、その周縁部である前、後縁部701,702
および側縁部703は外板面501より高さH
(第3図参照)だけ突出し、環状の上端には密閉
用のゴムのウエザストリツプ14が取付けられ
る。開閉蓋8は鋼板で作られ、その裏面に補強板
801が取付けられ剛性を強化される。この開閉
蓋8の周縁全体は下方に湾曲形成され、その裏側
面には環状に配備されるウエザストリツプ15が
取付けられる。このため、開閉蓋8が通気穴7を
閉鎖する場合、雨水等は湾曲状の周縁から外板面
501に流下する。更に、エアーは、一方のウエ
ザストリツプ15の先端が外板の段部502に密
着し、他方のウエザストリツプ14が開閉蓋8の
裏面に密着することにより、通気穴7を通過する
ことはない。
ベンチレーク(以後単にベンチレータと記す)4
を示した。このベンチレータ4は図示しないバス
の天井を形成する外板5および内板6(第3図参
照)にわたつて形成される通気穴7を用い、車室
Rの換気を行なうものである。ベンチレータ4は
通気穴7を密封可能な開閉蓋8と、この開閉蓋8
を車体側である外板5に連結する開閉蓋連結装置
9と、通気穴7の前縁部701と後縁部702
(示矢方向Aを車両の前後方とする)にそれぞれ
枢着される前、後駆動軸10,11を回転させる
前後一対の開口量調整装置12,13とを備え
る。外板5が形成する通気穴7はほぼ矩形を呈
し、その周縁部である前、後縁部701,702
および側縁部703は外板面501より高さH
(第3図参照)だけ突出し、環状の上端には密閉
用のゴムのウエザストリツプ14が取付けられ
る。開閉蓋8は鋼板で作られ、その裏面に補強板
801が取付けられ剛性を強化される。この開閉
蓋8の周縁全体は下方に湾曲形成され、その裏側
面には環状に配備されるウエザストリツプ15が
取付けられる。このため、開閉蓋8が通気穴7を
閉鎖する場合、雨水等は湾曲状の周縁から外板面
501に流下する。更に、エアーは、一方のウエ
ザストリツプ15の先端が外板の段部502に密
着し、他方のウエザストリツプ14が開閉蓋8の
裏面に密着することにより、通気穴7を通過する
ことはない。
開閉蓋連結装置9は開閉蓋8の4角をそれぞれ
車体側に連結するものであり、通気穴7の左右方
向(前方に向つて左右の方向)Bに同一構造のも
のが一対配置される。このため第2図中、前方に
向つて右側の開閉蓋連結装置9を主に説明する。
この開閉蓋連結装置7は、開閉蓋の前縁802を
外板面より垂直な開口方向である上下方向Cに移
動させる前部リンク部16と、開閉蓋8の後縁8
03を上下方向Cに移動させる後部リンク部17
と、通気穴の前後縁部701,702の方向即
ち、車両の前後方向Aに長く形成され、かつ、一
端が前縁部701より突出するブラケツト18
に、他端が開閉蓋8の後縁803にそれぞれ枢着
される位置規制棒19とで形成される。前部リン
ク部16はブラケツト18に枢着される前駆動軸
10より延出し、一体となつて回動する駆動杆2
1と、この駆動杆21の回動端に一端が枢着さ
れ、他端が開閉蓋の前縁802側に枢着される蓋
側杆22とで形成される。なお、位置規制棒19
の前端は前駆動軸10の端部にa点中心として同
心的に枢着される。一方、後部リンク部17は通
気穴の後縁部702に取付けられたブラケツト2
3に枢着される後駆動軸11より延出し、これと
一体となつて回動する駆動杆25と、この駆動杆
の回動杆の回動端に一端が枢着され、他端が開閉
蓋の後縁803側に枢着される蓋側杆26とで形
成される。なお、後縁803に枢着される蓋側杆
26と位置規制棒19の後端とはb点中心として
同心的に枢着される。第2図および第3図中、符
号27,28は前、後蓋側ブラケツトを示してい
る。
車体側に連結するものであり、通気穴7の左右方
向(前方に向つて左右の方向)Bに同一構造のも
のが一対配置される。このため第2図中、前方に
向つて右側の開閉蓋連結装置9を主に説明する。
この開閉蓋連結装置7は、開閉蓋の前縁802を
外板面より垂直な開口方向である上下方向Cに移
動させる前部リンク部16と、開閉蓋8の後縁8
03を上下方向Cに移動させる後部リンク部17
と、通気穴の前後縁部701,702の方向即
ち、車両の前後方向Aに長く形成され、かつ、一
端が前縁部701より突出するブラケツト18
に、他端が開閉蓋8の後縁803にそれぞれ枢着
される位置規制棒19とで形成される。前部リン
ク部16はブラケツト18に枢着される前駆動軸
10より延出し、一体となつて回動する駆動杆2
1と、この駆動杆21の回動端に一端が枢着さ
れ、他端が開閉蓋の前縁802側に枢着される蓋
側杆22とで形成される。なお、位置規制棒19
の前端は前駆動軸10の端部にa点中心として同
心的に枢着される。一方、後部リンク部17は通
気穴の後縁部702に取付けられたブラケツト2
3に枢着される後駆動軸11より延出し、これと
一体となつて回動する駆動杆25と、この駆動杆
の回動杆の回動端に一端が枢着され、他端が開閉
蓋の後縁803側に枢着される蓋側杆26とで形
成される。なお、後縁803に枢着される蓋側杆
26と位置規制棒19の後端とはb点中心として
同心的に枢着される。第2図および第3図中、符
号27,28は前、後蓋側ブラケツトを示してい
る。
前、後一対の開口量調整装置12,13は第2
図に示すように、左右一対の前駆動軸10、ある
いは左右一対の後駆動軸11をそれぞれ回転操作
するものであり、共に同一の構造を有するため、
以後の説明では前駆動軸10を操作する前部の開
口量調整装置12を主に説明する。開口量調整装
置12は第5図に示したように、ハンドル29に
より、一対の前駆動軸10を一体的に所定量の回
動角αだけ(第6図参照)回転操作するものであ
る。この開口量調整装置12はハンドル29の回
転操作を上下方向Cのストロークに変換するスト
ローク調整用のレギユレータ30と、このレギユ
レータ30の上端の移動枠31の上下方向Cの作
動を前駆動軸10の回転運動に変換する駆動リン
ク部32とで形成される。レギユレータ30は、
第6図に示すように、筒状のケーシング33を有
し、これは一体的に連結される取付片34を介
し、通気穴の前縁部701より延出するL型片3
5に固着される。このケーシング33の下端は内
側に突出するフツク331に形成され、このフツ
ク331にハンドル29の裏面より突出する環状
フツク291が係合し、ケーシング33に対し、
ハンドル29は同心的に回転自在に連結される。
ハンドル29の中央にはその中心線l方向に長い
ソケツトスクリユーを形成したネジ棒292が一
体的に取付けられる。このネジ棒292にはこれ
に螺合する内歯361が形成され、かつ、ソケツ
トスクリユーを外面に形成したネジ付センタリン
グ36と、このネジ付センタリング36に螺合す
る内歯371が形成され、かつ、上端に移動枠3
1を固着したネジ付アウタリング37と、このネ
ジ付アウタリング37の外周面と摺接する筒状の
ハウジング38とがこの順序で外嵌される。この
ためハンドル29を回転させるとネジ棒292が
回転し、ネジ付センタリング36、ネジ付アウタ
リング37およびハウジング38は一体的に上方
に移動する。ネジ棒292の上端側の図示しない
ストツパにネジ付センタリング36の内歯361
が達すると、両者の相対移動はストツプし、つづ
いて両者はハンドル29と一体的に回転する。つ
づいてネジ付センタリング36側の回転により、
ネジ付アウタリング37の内歯371はネジ付セ
ンタリング36に噛合した状態で相対的に上昇
し、最終的には内歯371がネジ付センタリング
36の上端側の図示しないストツパに達すること
により停止する。この時、ネジ付アウタリング3
7の上端の移動枠31は第6図に示す閉鎖位置P
1より第7図に示す全開位置P2に達し、ストロ
ーク量Lだけ上方向に移動することになる。同時
に、ネジ付アウタリング37に外嵌されるハウジ
ング38も所定量だけ上方に摺動し支持される。
駆動リンク部32は一対の前駆動軸10に移動枠
31の上下動を回転量として伝達するものであ
り、左右同一の部材で作られる。即ち、移動枠3
1に枢着される移動枠側リンク39と、この移動
枠側リンクに一端が枢着され、他端が前駆動軸1
0に固着される駆動軸側リンク40とが左右一対
(第5図参照)配備される。左右一対の前駆動軸
10はそれぞれ前縁部701に取付けられたセン
タブラケツト41に枢着され、それぞれの他端
は、同じく左右のブラケツト18(第2図参照)
に枢着される。このため、移動枠31がP1点よ
りP2点に上昇すると前駆動軸10は回転角αだ
け回転し、各、開閉蓋連結装置の前部リンク部1
6を作動させる。なお、後部の開口量調整装置1
3も同様の構成を有する。図中、符号42は開口
量調整装置12,13の要部を覆うカバーであ
る。
図に示すように、左右一対の前駆動軸10、ある
いは左右一対の後駆動軸11をそれぞれ回転操作
するものであり、共に同一の構造を有するため、
以後の説明では前駆動軸10を操作する前部の開
口量調整装置12を主に説明する。開口量調整装
置12は第5図に示したように、ハンドル29に
より、一対の前駆動軸10を一体的に所定量の回
動角αだけ(第6図参照)回転操作するものであ
る。この開口量調整装置12はハンドル29の回
転操作を上下方向Cのストロークに変換するスト
ローク調整用のレギユレータ30と、このレギユ
レータ30の上端の移動枠31の上下方向Cの作
動を前駆動軸10の回転運動に変換する駆動リン
ク部32とで形成される。レギユレータ30は、
第6図に示すように、筒状のケーシング33を有
し、これは一体的に連結される取付片34を介
し、通気穴の前縁部701より延出するL型片3
5に固着される。このケーシング33の下端は内
側に突出するフツク331に形成され、このフツ
ク331にハンドル29の裏面より突出する環状
フツク291が係合し、ケーシング33に対し、
ハンドル29は同心的に回転自在に連結される。
ハンドル29の中央にはその中心線l方向に長い
ソケツトスクリユーを形成したネジ棒292が一
体的に取付けられる。このネジ棒292にはこれ
に螺合する内歯361が形成され、かつ、ソケツ
トスクリユーを外面に形成したネジ付センタリン
グ36と、このネジ付センタリング36に螺合す
る内歯371が形成され、かつ、上端に移動枠3
1を固着したネジ付アウタリング37と、このネ
ジ付アウタリング37の外周面と摺接する筒状の
ハウジング38とがこの順序で外嵌される。この
ためハンドル29を回転させるとネジ棒292が
回転し、ネジ付センタリング36、ネジ付アウタ
リング37およびハウジング38は一体的に上方
に移動する。ネジ棒292の上端側の図示しない
ストツパにネジ付センタリング36の内歯361
が達すると、両者の相対移動はストツプし、つづ
いて両者はハンドル29と一体的に回転する。つ
づいてネジ付センタリング36側の回転により、
ネジ付アウタリング37の内歯371はネジ付セ
ンタリング36に噛合した状態で相対的に上昇
し、最終的には内歯371がネジ付センタリング
36の上端側の図示しないストツパに達すること
により停止する。この時、ネジ付アウタリング3
7の上端の移動枠31は第6図に示す閉鎖位置P
1より第7図に示す全開位置P2に達し、ストロ
ーク量Lだけ上方向に移動することになる。同時
に、ネジ付アウタリング37に外嵌されるハウジ
ング38も所定量だけ上方に摺動し支持される。
駆動リンク部32は一対の前駆動軸10に移動枠
31の上下動を回転量として伝達するものであ
り、左右同一の部材で作られる。即ち、移動枠3
1に枢着される移動枠側リンク39と、この移動
枠側リンクに一端が枢着され、他端が前駆動軸1
0に固着される駆動軸側リンク40とが左右一対
(第5図参照)配備される。左右一対の前駆動軸
10はそれぞれ前縁部701に取付けられたセン
タブラケツト41に枢着され、それぞれの他端
は、同じく左右のブラケツト18(第2図参照)
に枢着される。このため、移動枠31がP1点よ
りP2点に上昇すると前駆動軸10は回転角αだ
け回転し、各、開閉蓋連結装置の前部リンク部1
6を作動させる。なお、後部の開口量調整装置1
3も同様の構成を有する。図中、符号42は開口
量調整装置12,13の要部を覆うカバーであ
る。
第2図に示したベンチレータ4を第4図aに示
すような外気の吸入用として使用するには、ま
ず、前部の開口量調整装置のハンドル29を回転
させる。このハンドル29の回転操作により、移
動枠31が上昇し、一対の前駆動転10が回転す
る。そして、前部リンク部16の働きにより開閉
蓋の前縁802が上昇し通気穴の前縁部701上
端との間に所望量L1の間隙が保たれ、この間隙
を経て通気穴7に外気が吸込まれる。この場合、
後部の開口量調整装置17は作動せず、開閉蓋8
は作動規制棒19と後部リンク部17とが実質的
に固定ヒンジとして働くため、b点中心に回動す
る。開閉蓋8の形成する間隙の量L1はハンドル
29の回転量により自由に調整できる。しかも、
レギユレータ30はソケツトスクリユーを互いに
噛合させた構成であり、開閉蓋8側からの風圧等
による外力が伝達されてきても、これら外力によ
り逆動することがなく、逆動防止手段としても働
くことになる。このため、開閉蓋8に前方からの
風圧が加わつても、この開閉蓋8を4角で車体側
に連結する開閉蓋連結装置9と、前後一対の開口
量調整装置12,13の働きにより、開閉蓋8は
その傾き角θをずらせたり、ぶれを生じることも
なく、適確に外板5上に支持される。
すような外気の吸入用として使用するには、ま
ず、前部の開口量調整装置のハンドル29を回転
させる。このハンドル29の回転操作により、移
動枠31が上昇し、一対の前駆動転10が回転す
る。そして、前部リンク部16の働きにより開閉
蓋の前縁802が上昇し通気穴の前縁部701上
端との間に所望量L1の間隙が保たれ、この間隙
を経て通気穴7に外気が吸込まれる。この場合、
後部の開口量調整装置17は作動せず、開閉蓋8
は作動規制棒19と後部リンク部17とが実質的
に固定ヒンジとして働くため、b点中心に回動す
る。開閉蓋8の形成する間隙の量L1はハンドル
29の回転量により自由に調整できる。しかも、
レギユレータ30はソケツトスクリユーを互いに
噛合させた構成であり、開閉蓋8側からの風圧等
による外力が伝達されてきても、これら外力によ
り逆動することがなく、逆動防止手段としても働
くことになる。このため、開閉蓋8に前方からの
風圧が加わつても、この開閉蓋8を4角で車体側
に連結する開閉蓋連結装置9と、前後一対の開口
量調整装置12,13の働きにより、開閉蓋8は
その傾き角θをずらせたり、ぶれを生じることも
なく、適確に外板5上に支持される。
同様に、第4図bに示すように、開閉蓋8を用
い、車室Rのエアーを排出させる吐出用として使
用するには、まず、開口量調整装置のうち、前部
12を作動させず、後部13のみを作動させる。
この場合、後部の開口量調整装置13の操作によ
り、開閉蓋8は作動するが、この開閉蓋8は作動
規制棒19と前部リンク部16との作用によりa
点中心に回動し、他の作動は前部の場合と同様に
行なわれる。
い、車室Rのエアーを排出させる吐出用として使
用するには、まず、開口量調整装置のうち、前部
12を作動させず、後部13のみを作動させる。
この場合、後部の開口量調整装置13の操作によ
り、開閉蓋8は作動するが、この開閉蓋8は作動
規制棒19と前部リンク部16との作用によりa
点中心に回動し、他の作動は前部の場合と同様に
行なわれる。
次に、第4図cに示すように開閉蓋8を全開さ
せ通気穴7を最大限開放させ、車外と車室Rとの
間のエアーの流通を最も効果的に行なうには、前
後の開口量調整装置12,13を共に作動させ
る。即ち、前後のハンドル29を最大限回転さ
せ、開閉蓋8の前後縁802,803側に間隙L
1を共に形成する。この場合も、開閉蓋8は開閉
蓋連結装置9と、前、後の開口量調整装置12,
13との働きにより、容易に全開状態に保持さ
れ、かつ、そのまま適確に支持され、開閉蓋8の
ぶれ、ずれ等は防止される。
せ通気穴7を最大限開放させ、車外と車室Rとの
間のエアーの流通を最も効果的に行なうには、前
後の開口量調整装置12,13を共に作動させ
る。即ち、前後のハンドル29を最大限回転さ
せ、開閉蓋8の前後縁802,803側に間隙L
1を共に形成する。この場合も、開閉蓋8は開閉
蓋連結装置9と、前、後の開口量調整装置12,
13との働きにより、容易に全開状態に保持さ
れ、かつ、そのまま適確に支持され、開閉蓋8の
ぶれ、ずれ等は防止される。
このように第2図に示したベンチレータ4は車
室R側の前後一対のハンドル29の回転操作によ
り、容易に開閉蓋8を所望量L1だけ開口させ、
所望の傾き角θに支持でき、通気穴7を通して車
室R内のエアーを所望の状態で換気できる。しか
も、開閉蓋8はガタツキやずれを生じることがな
いため耐久性が良好で、かつ、開閉蓋8の密封性
も良好となる。
室R側の前後一対のハンドル29の回転操作によ
り、容易に開閉蓋8を所望量L1だけ開口させ、
所望の傾き角θに支持でき、通気穴7を通して車
室R内のエアーを所望の状態で換気できる。しか
も、開閉蓋8はガタツキやずれを生じることがな
いため耐久性が良好で、かつ、開閉蓋8の密封性
も良好となる。
上述の処においてベンチレータ4はバスに取付
けられていたが、その他、各種の特殊用途車等に
も使用できる。
けられていたが、その他、各種の特殊用途車等に
も使用できる。
第2図に示したベンチレータ4は前、後の開口
量調整装置12,13としてレギユレータ30と
駆動リンク部32とを用いていたがこれに代え、
ラツク−ピニオン方式、あるいはウオーム−ウオ
ームホイル方式を利用しても同様の効果が得られ
る。
量調整装置12,13としてレギユレータ30と
駆動リンク部32とを用いていたがこれに代え、
ラツク−ピニオン方式、あるいはウオーム−ウオ
ームホイル方式を利用しても同様の効果が得られ
る。
第1図は従来のベンチレータを取付けたバスの
側面図、第2図はこの発明の一実施例としてのベ
ンチレータの要部平面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図は同上ベンチレータの作動説
明図、第5図は第2図の−線側面図、第6図
は第2図の−線部分断面図、第7図は同上ベ
ンチレータに用いられるレギユレータの作動時の
側面図である。 4……ベンチレータ、5……外板、501……
外板面、7……通気穴、701……前縁部、70
2……後縁部、8……開閉蓋、802……前縁
部、803……後縁部、9……開閉蓋連結装置、
10……前駆動軸、11……後駆動軸、12……
前部の開口量調整装置、13……後部の開口量量
調整装置、16……前部リンク部、17……後部
リンク部、19……位置規制棒、21,25……
駆動杆、22,26……蓋側杆、A……前後方
向、C……上下方向。
側面図、第2図はこの発明の一実施例としてのベ
ンチレータの要部平面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図は同上ベンチレータの作動説
明図、第5図は第2図の−線側面図、第6図
は第2図の−線部分断面図、第7図は同上ベ
ンチレータに用いられるレギユレータの作動時の
側面図である。 4……ベンチレータ、5……外板、501……
外板面、7……通気穴、701……前縁部、70
2……後縁部、8……開閉蓋、802……前縁
部、803……後縁部、9……開閉蓋連結装置、
10……前駆動軸、11……後駆動軸、12……
前部の開口量調整装置、13……後部の開口量量
調整装置、16……前部リンク部、17……後部
リンク部、19……位置規制棒、21,25……
駆動杆、22,26……蓋側杆、A……前後方
向、C……上下方向。
Claims (1)
- 1 車体の外板上の通気穴を覆うと共に、外板面
と垂直な開口方向に移動可能な開閉蓋と、この開
閉蓋を車体に連結する開閉蓋連結装置と、上記通
気穴の前、後縁部にそれぞれ枢着される前、後駆
動軸を回転させる前後一対の開口量調整装置とを
有し、上記開閉蓋連結装置は開閉蓋の前縁を開口
方向に位動可能に支持する前部リンク部と、開閉
蓋の後縁を開口方向に移動可能に支持する後部リ
ンク部と、上記通気穴の前後縁部方向に長く形成
され、かつ、一端が通気穴の周縁部に、他端が開
閉蓋にそれぞれ枢着される位置規制棒とで形成さ
れ、上記前部、および後部リンク部は前、後駆動
軸よりそれぞれ延出する駆動杆と、各駆動杆に一
端が枢着され、他端が開閉蓋に枢着される蓋側杆
とでそれぞれ形成される構成の車両のベンチレー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18000681A JPS5881812A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 車両のベンチレ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18000681A JPS5881812A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 車両のベンチレ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5881812A JPS5881812A (ja) | 1983-05-17 |
JPS6146345B2 true JPS6146345B2 (ja) | 1986-10-14 |
Family
ID=16075800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18000681A Granted JPS5881812A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 車両のベンチレ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5881812A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6081117U (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-05 | 関東自動車工業株式会社 | サンル−フ車用のオ−バヘツドコンソ−ル |
KR101094991B1 (ko) | 2010-01-28 | 2011-12-20 | 현대로템 주식회사 | 철도차량 객실용 환기장치 및 이에 구비되는 실링구조체 |
CN104015743B (zh) * | 2014-05-30 | 2016-08-17 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 高速动车组车顶应急通风窗 |
CN112046251A (zh) * | 2020-08-24 | 2020-12-08 | 安徽安凯汽车股份有限公司 | 一种客车空气净化消毒装置 |
-
1981
- 1981-11-10 JP JP18000681A patent/JPS5881812A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5881812A (ja) | 1983-05-17 |
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