JPH0627329U - 車両用ルームランプブラケットの仮支持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルームランプブラケットの取付作業の簡略化
を図り、作業性の向上、疲労度の低減を図ることを目的
とするものである。 【構成】 ルームランプを車両の天井部に取り付けるた
めのルームランプブラケット９の後縁部に一対の突片部
９Ａを離間して一体に設けると共に、天井部のルーフボ
ウ７には、突片部９Ａに対向して、突片部９Ａが差し込
み係止される一対の切起こし部１０Ａを設ける。従っ
て、突片部９Ａを切起こし部１０Ａに差し込んで係止さ
せて、該ルームランプブラケット９を仮支持すれば、ル
ームランプブラケット９から手を離しても良いため、最
初から最後まで、ブラケット９を手で保持する必要がな
く、ルームランプブラケット９の固定取付作業に手間が
掛からず、作業時間も短縮できると共に、作業者の疲労
度を低減することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ルームランプを車両の天井部に取り付けるためのルームランプブラ ケットの仮支持構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、車両において、図４及び図５に示すようなルームランプ１を天井部に取 り付ける場合、図６に示すように、ルームランプ１を取り付けるためのルームラ ンプブラケット２を片手で持ち、もう一方の手でボルト３の締付工具４を持ち、 ボルト３の取付孔５を探りながらその位置合わせを行いつつ、ルームランプブラ ケット２をボルト３でルーフパネル６に固着されたルーフボウ７とルーフレール ８に締結する必要があり、又、２本目のボルト３を先のボルト３の対角線上位置 に締め付けるまでは、ブラケット２から手が離せない。このため、次のボルト３ を予めブラケット２と共に手で持って置く必要がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、ルームランプブラケットの固定取付作業に手間が掛り、時間も掛か ると共に作業者の疲労度も高い。 本考案は如上のような従来の問題に鑑み、簡単な構造により、ルームランプブ ラケットを仮支持する構成により、ルームランプブラケットの取付作業の簡略化 を図り、作業性の向上、疲労度の低減を図ることを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため、本考案は、ルームランプを車両の天井部に取り付けるためのルーム ランプブラケットの周縁部に突片部を設け、天井部のルーフパネル側に、前記突 片部に対向して、該突片部が差し込み係止される係止部を設けた構成とする。

【０００５】

【作用】 ルームランプブラケットの突片部をルーフインナパネル側の係止部に差し込ん で係止させ、ルームランプブラケットをルーフインナパネルに仮支持させる 従って、その後ルームランプブラケットをボルト等の締結具で簡単に固定取付 することができるため、作業者が疲労度を感じることなく、短時間でルームラン プブラケットの固定取付を行うことができる。

【０００６】

【実施例】

以下、添付された図面を参照して本考案を詳述する。 尚、以下に示す図面において、図４〜図６と同一要素のものには同一符号を付 して説明を簡単にする。 図１及び図２は車両としてのトラックのキャブの天井部を示しており、天井部 のルーフパネル６にはルーフボウ７とルーフレール８が固着されている。

【０００７】 ここで、ルームランプを車両の天井部に取り付けるためのルームランプブラケ ット９の周縁部、即ち、ここでは、後縁部には一対の突片部９Ａが離間して一体 に設けられている。一方、天井部の前記ルーフボウ７には、前記突片部９Ａに対 向して、該突片部９Ａが差し込み係止される一対の係止部が設けられる。 本実施例においては、係止部として略コ字形の一対の切起こし部１０Ａをルー フボウ７のコ字形部の底壁に離間して設ける。

【０００８】 かかる構成において、図１に示すように、ルームランプブラケット９の後縁部 の突片部９Ａをルーフボウ７の切起こし部１０Ａに差し込んで係止させて、該ル ームランプブラケット９を仮支持する。その後、図２に示すように、片手でルー ムランプブラケット９を持ち、もう一方の手でボルト１１の締付工具１２を持ち 、ルームランプブラケット９をボルト１１でルーフボウ７とルーフレール８に締 結する。

【０００９】 かかる構成によると、ルームランプブラケット９を仮支持すれば、該ルームラ ンプブラケット９から手を離しても良いため、最初から最後まで、ブラケット９ を手で保持する必要がなく、ルームランプブラケット９の固定取付作業に手間が 掛からず、作業時間も短縮できると共に、作業者の疲労度を低減することができ る。

【００１０】 尚、図３に示すように、ルームランプブラケット９の後縁部に略Ｌ字形状に折 り曲げた突片部９Ｂを設け、ルーフボウ７の底壁には単なる方形状の溝１３Ａを 係止部としても設けるようにしても良い。 本考案は実施例の構成に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に 基づいて種々の変更が可能である。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、ルームランプブラケットの周縁部に突片部を設 け、ルーフインナパネル側に、前記突片部に対向して、該突片部が係止される係 止部を設けるようにしたから、ルームランプブラケットの取付作業の簡略化を図 れ、作業性の向上、作業者の疲労低減を図ることができるものである。 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る車両用ルームランプブラケット
の仮支持構造の一実施例を示す斜視図

【図２】 ルームランプブラケットの仮支持状態を示す
斜視図

【図３】 他の実施例の斜視図

【図４】 車両用ルームランプの取付状態を示す斜視図

【図５】 同上の取付状態を示す断面図

【図６】 従来の車両用ルームランプブラケットの取付
方法を示す斜視図

【符号の説明】

６ ルーフパネル ９ ルームランプブラケット ９Ａ 突片部 ９Ｂ 突片部 10Ａ 切起こし部 １３ 溝

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ルームランプを車両の天井部に取り付け
   るためのルームランプブラケットの周縁部に突片部を設
   け、天井部のルーフパネル側に、前記突片部に対向し
   て、該突片部が差し込み係止される係止部を設けたこと
   を特徴とする車両用ルームランプブラケットの仮支持構
   造。