JPH06272857A - 流量制御装置の操作機構 - Google Patents

流量制御装置の操作機構

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JPH06272857A
JPH06272857A JP5066407A JP6640793A JPH06272857A JP H06272857 A JPH06272857 A JP H06272857A JP 5066407 A JP5066407 A JP 5066407A JP 6640793 A JP6640793 A JP 6640793A JP H06272857 A JPH06272857 A JP H06272857A
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秋仁 蜂矢
Hiroshi Ito
宏 伊藤
Masanori Shimizu
正則 清水
Masafumi Ono
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N1/00Regulating fuel supply
    • F23N1/007Regulating fuel supply using mechanical means

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作片付勢機構を使用するものにおいて操作
子が死点で止まった場合に、必ず絞弁を閉弁状態とし
て、生ガス放出の危険等のない流量制御装置の操作手段
の提供。 【構成】 最低弁開度から所定距離だけ弁体を変位させ
ることにより閉弁する閉弁機能付き絞弁4と、操作片6
と、操作片6と噛み合って回動する回動片67、および
操作片6と回動片の外側部との間に張設したバネ69と
からなる操作片付勢機構F1 とを備えた流量制御装置の
操作機構において、絞弁4の最小開度位置から閉弁位置
に到る間において、操作片6は、当初はバネ69をのバ
ネ荷重に逆らって変位し、バネ69が操作片6と回動片
67との噛み合い点に一致する死点で中立となり、バネ
69が死点を通過後は操作片6が閉弁位置に設定される
まではバネ69のバネ荷重により付勢され、絞弁4の閉
弁位置を死点より最小開度側に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流量制御装置の操作
手段の操作性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス機器の燃料ガス流路に、バーナの火
力調整のためガス流量を最大(強燃焼)から最小(弱燃
焼)まで増減可能であるとともに、ガスの供給停止(消
火)することのできる絞弁を含む流量制御装置が設けら
れる。この流量制御装置は、該絞弁を最大開度(強燃
焼)から最小開度(弱燃焼)をへて閉弁(消火)に到る
よう作動させるために操作レバーなどの操作子を含む操
作手段により操作される。
【0003】この操作子は絞弁の最大開度位置から最小
開度位置までは所定の操作力を付与することにより、所
望の火力に設定するため所定位置で停止させることがで
きる。操作子の最小開度位置から燃焼停止位置への操作
は、安定燃焼を確保するには両端のみが有効停止位置と
設定し、途中で停止する事を阻止するために操作片付勢
機構が付設される。この操作片付勢機構として、操作片
と噛み合って回動する回動片、および一端を前記操作片
に係止し、他端を前記回動片の外側部に係止して張設し
たバネが一般的に多用されている。上記操作片付勢機構
を使用する場合、バネ荷重が最小開度位置側と燃焼停止
位置側のどちらにも作用しない死点が中間に生ずる。こ
の死点において操作子はバネから付勢力を与えられない
ため、使用者が、操作力の付与を中止すると操作子は止
まってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の操作片付勢機構
は、絞弁の閉弁位置と前記死点位置との間における関係
が十分考慮されていなかった。従って、死点位置で操作
子が止まった状態において、絞弁の開度は設定された最
小開度より小さいため、噴出するガス量が極めて小さく
なり、燃焼を維持する事ができず、失火状態となり、生
ガスの放出の危険があった。この発明の目的は、操作片
付勢機構を使用するものにおいて、操作子が死点で止ま
った場合に、必ず絞弁を閉弁状態として、生ガス放出の
危険等のない流量制御装置の操作手段の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の流量制御装置
の操作機構は、流体供給路に設けられ、最大弁開度から
閉弁まで間の弁開度が可変である絞弁と、該絞弁を最大
開度から最小開度をへて閉弁まで作動させる操作片と、
前記操作片と噛み合って回動する回動片、および一端を
前記操作片に係止し、他端を前記回動片の外側部に係止
して張設したバネとからなる操作片付勢機構と備えた流
量制御装置の操作機構において、前記絞弁の最小開度位
置からの閉弁操作において、前記操作片は、当初は前記
バネの最小開度位置側へ戻そうとするバネ荷重に逆らっ
て変位し、前記バネが前記操作片と前記回動片との噛み
合い点に一致する死点で中立となり、前記バネが前記死
点を通過後は操作片が燃焼停止位置に設定されるまでは
前記バネのバネ荷重により燃焼停止位置側に付勢され、
前記絞弁の閉弁位置を前記死点より最小開度位置側に設
定したことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用効果】この発明の流量制御装置の操作機構
は、絞弁の閉弁位置を前記死点より最小開度側に設定し
ている。これにより操作片による燃焼停止位置への操作
時に、死点の前あるいは過ぎた後に操作片から手を離し
た場合、バネの付勢力によって、操作片は最小開度位置
あるいは燃焼停止位置に移動し、このとき、絞弁は最小
開度あるいは閉弁状態となるため、最小燃焼を継続する
か、あるいは消火状態となる。死点で操作片から手を離
して操作力を解除して操作片がその位置で止まってしま
っても、そのとき、絞弁は閉弁しているため安全であ
る。また逆方向の操作の場合にも死点で絞弁は閉弁して
いるため、設定された最小開度以下は生じず、安全であ
る。
【0007】
【実施例】図1〜図3は、この発明の一実施例にかかる
流量制御装置の操作機構が使用されたグリルバーナの火
力調整装置1を示す。図4に示す如く、グリルバーナ
は、グリル庫Gの両側下部に水平に設置される下火バー
ナ(第1バーナ)B1 、グリル庫Gの上方に水平に設置
される上火バーナ(第2バーナ)B2 、およびグリル庫
Gの奥部に傾斜して上下方向に取り付けられ、第1バー
ナB1 と第2バーナB2 とに火移りを行う連続火口付き
常火パイロットバーナBP を備える。火力調整装置1
は、バルブボディ10の内外に設けられた燃料ガスの流
量調整装置2と、操作部がガスこんろの前面に設置さ
れ、流量制御装置2を操作するための操作機構3とから
なり、第1バーナB1 、第2バーナB2 および常火パイ
ロットバーナBP の点火、消火および火力調節を司る。
【0008】流量制御装置2は、ガス供給路11の上流
側部に介装した安全弁21、メイン弁22およびガバナ
23を有する。ガバナ23の下流のガス供給路11は、
分岐して第1バーナB1 への第1分岐路12、第2バー
ナB2 への第2分岐路13および常火パイロットバーナ
BP への分岐路14となっている。常火パイロットバー
ナBP には、点火装置としてのスパーカー16が付設さ
れている。前記分岐路12および分岐路13には、それ
ぞれガス流量を最大火力(弁開度最大)から最小火力
(弁開度最小)に漸次変化させるとともに、燃焼停止
(閉弁)のすることのできる第1絞弁4および第2絞弁
5が設けられている。バルブボディ10は上流側ブロッ
ク1Aと下流側ブロック1Bとを締結してなり、上流側
ブロック1Aには安全弁21、メイン弁22およびガバ
ナ23が設けられ、下流側ブロック1Bには第1絞弁4
および第2絞弁5が設けられている。
【0009】操作機構3は、前記安全弁21およびメイ
ン弁22を開閉させ、スパーカー16から放電火花を発
生させるスイッチを兼ねた点消火ボタン15と、第1絞
弁4を作動させ第1バーナB1 の火力を調節するための
第1レバー(操作子)6と、第2絞弁5を作動させ上火
バーナB2 の火力を調整するための第2レバー(操作
子)7とを有する。第1レバー6と第1絞弁4との間に
は第1リンク機構60が設けられ、第2レバー7と第2
絞弁5との間には第2リンク機構70が設けられてい
る。第1レバー6と第2レバー7とは上下に並設され、
それぞれ左右に変位でき、いずれも右端位置が燃焼停
止、中間位置が弱燃焼、左端位置が強燃焼となってい
る。第1レバー6と第2レバー7とには、これら2つの
レバーが同時に燃焼停止位置(右端位置)に設定される
ことを阻止する択一機構8が設けられている。
【0010】第1絞弁4および第2絞弁5は同一構造を
有し、下流側ブロック1Bの上端面から斜め下向きに並
列して開けられたバルブ穴40、50、これらバルブ穴
40、50に上端が突出して摺動自在に嵌め込まれたニ
ードル弁体41、51からなる。ブロック1Bの上端面
には、リンク機構60および70の回転動作をニードル
弁体41、51の直線動作に変換するカム機構C1 、C
2 が設けられている。カム機構C1 、C2 は、ニードル
弁体41、51の突出上端からそれぞれ背向して半径方
向に突設された係止棹42、52と、係止棹42、52
が挿通されて摺動するカムスリット43、53とからな
る。カムスリット43、53は、底無し箱状を呈し、天
板部が下流側ブロック1Bに該ブロック1Bの上端面を
覆うように締結されたのカバー板4Aの前後側板44、
54に互いに逆方向に傾斜して形成されている。
【0011】図5〜図7に示す如く、バルブ穴40、5
0は、上流側(図示上側)に径大の第1弁口45、55
を有し、下流側に径小の第2弁口46、56を有する。
ニードル弁体41、51は、上流側に前記第1弁口4
5、55を開閉する径大でOリング付きの第1弁体部4
7、57が設けられ、下流側に径小で第2弁口46、5
6を開閉する第2弁体部48、58を有し、内部に前記
第2弁体部48、58を迂回してそれぞれOリングの下
流外周と第2弁体48、58との下流を連結するオリフ
ィス49、59が設けられている。第1絞弁4および第
2絞弁5は、最小弁開度となる第1レバー6および第2
レバー7の中間位置(弱燃焼)から所定距離だけ第1レ
バー6および第2レバー7を右方に操作してニードル弁
体41、51を下方に変位させることにより閉弁(消
火)し、さらに第1レバー6および第2レバー7を微小
な所定距離だけ右方に動かしニードル弁体41、51を
下方に変位(約1mm)させることにより閉弁が確実と
なる。図7に示す如くOリングが第1弁口45、55の
入口に当接した状態で閉弁し、ニードル弁体41、51
はOリングが第1弁口45、55内に嵌め込まれた(約
1mm)状態まで変位する。
【0012】第1リンク機構60および第2リンク機構
70は、上流側ブロック1Aの前端面に締結された略矩
形枠状のブラケット6Aと、その上板部6Bの中心に設
けた第1支点P1 と、前記カバー板4Aの天板4Bの中
心に設けられた第2支点P2とを有する。第1レバー6
(図3参照)および第2レバー7(図2参照)は、中間
部が上板部6Bの下面および上面に摺接して共に第1支
点P1 に軸支され、前端部61および71が操作部とな
っており、後端にピン62および72がそれぞれ突設さ
れている。第2支点P2 にはV字型リンクレバー63お
よびシーソー型リンクレバー73が、いずれも前記カバ
ー板4Aの天板4Bの上面に重ねて回動自在に軸支され
ている。各リンクレバー63、73の一端(前端)には
前記ピン62、72を噛み込むスリット64、74が形
成され、他端は垂直下方に折り曲げられるとともに、前
記係止棹42、52を噛み込むスリット65、75が形
成されている。
【0013】第1レバー6の下面および第2レバー7の
上面には、第1レバー6および第2レバー7が中間位置
(弱燃焼)と右端位置(消火)との間で往復操作される
ときの第1レバー6および第2レバー7を一方の位置に
付勢するためのレバー(操作片)付勢機構F1 およびF
2 が付設されている。レバー付勢機構F1 およびF2
は、第1レバー6の下面に摺接する回動片67、および
第2レバー7の上面に摺接する回動片77とを備える。
回動片67および77は、ブラケット6Aの上板部6B
から前方への延長部分6Cの下側6Dおよび上側6Eに
取り付けた回動片支点66および回動片支点76に回転
自在に支持されている。第1支点P1 と回動片支点66
および回動片支点76との中間の第1レバー6の下面お
よび第2レバー7の上面には、噛み合いピンP6 および
P7 がそれぞれ突設され、回動片67、77の内側端に
は噛み合い凹所Q6 、Q7 が形成されている。回動片6
7、77の外側端とブラケット6Aの上板部6Bの中間
部下面および上板部6Bの中間部上面に突設したピン6
8および78との間には、コイルバネ69および79が
張設されている。
【0014】択一機構8は、ブラケット6Aの上板部6
Bからの延長部分6Cの先端中央に設けられた上方への
折り曲げ部6Fに取り付けた支軸81と、中心側部が該
支軸81に回転自在に支持された四分円板82と、折り
曲げ部6Fのレバー側端に設けられた四分円板82の周
り止め83とからなる。択一機構8は、図3に示す如
く、第1レバー6が右端位置(消火)に設定されている
ときは、四分円板82の一方の縁84が第1レバー6と
当接して、四分円板82の他方の縁85が第2レバー7
と直交的に配置される。これにより四分円板82は第1
レバー6により回転を阻止されて固定され、第2レバー
7は右端位置(消火)への変位を阻止される。逆に第2
レバー7が右端位置(消火)に設定されたときには、四
分円板82の前記他方の縁85が第2レバー7の側面と
当接し、前記一方の縁84が第1レバー6と直交的に配
置されて第1レバー6は右端位置(消火)への変位を阻
止される。この結果第1レバー6または第2レバー7の
いずれか一方のみが消火位置に設定されるという択一が
なされる。
【0015】流量制御装置2および操作機構3の作動を
説明する。点消火ボタン15を押すと、メイン弁22お
よび安全弁21が開き常火パイロットバーナBP に燃料
ガスが供給され、同時にスパーカー16による火花で点
火がなされる。このとき、第1レバー6および第2レバ
ー7の内、右端位置(消火)以外にレバーが設定されて
いる第1バーナB1 および/または第2バーナB2が火
移り点火がなされる。この点火操作の後に、第1レバー
6と第2レバー7とを所定の位置に設定すると、リンク
機構60および/または70を介して第1絞弁4および
第2絞弁5が作動され、第1バーナB1 および/または
第2バーナB2 は加熱調理の目的に応じて所望の火力で
燃焼する。
【0016】火力調整操作において、第1レバー6また
は第2レバー7のいずれかを左端位置(強燃焼)から右
方に変位させると、ニードル弁体41(51)は第2弁
体48(58)が先ず第2弁口46(56)を塞ぐ。こ
の位置が中間位置(弱燃焼)であり、オリフィス49
(59)のみの開度となる(図6に示す)。図8に示す
如く第1弁体47(57)のOリングが第1弁口45、
55の入口に当接して閉弁する第1レバー6または第2
レバー7の設定位置は、レバー付勢機構F1 およびF2
が死点となる第1レバー6または第2レバー7の設定位
置より前記中間位置(弱燃焼)側に偏っている。
【0017】第1レバー6または第2レバー7のいずれ
かを中間位置(弱燃焼)から右端位置(消火)まで右方
に変位させ消火操作する場合において、死点まではレバ
ー付勢機構F1 またはF2 の中間位置に戻そうとするバ
ネ荷重に逆らって変位させるため、操作力は比較的大き
い。Oリングが第1弁口45、55の入口に当接したと
きは、Oリングが第1弁口45、55の入口に嵌まり込
む時のOリングの変形を伴うとともにレバー付勢機構F
1 またはF2 による付勢に逆らってなされるため操作力
は最大となる。Oリングが第1弁口45、55の入口に
嵌まり込んだ後は、摺動摩擦抵抗はあるがOリングの変
形に較べれば小さく、中程度になる。
【0018】第1レバー6および第2レバー7に付与さ
れるバネの付勢力は、死点から離れるほど大きくなる。
この結果、死点の前あるいは過ぎた後に第1レバー6お
よび第2レバー7から手を離した場合、バネの付勢力に
よって、第1レバー6および第2レバー7は中間位置
(弱燃焼)あるいは右端位置(消火)に移動し、このと
き、第1絞弁4および第2絞弁5は最小開度あるいは閉
弁状態となるため、最小燃焼を継続するか、あるいは消
火状態となる。死点で第1レバー6および第2レバー7
から手を離して操作力を解除して第1レバー6および第
2レバー7がその位置で止まってしまっても、そのと
き、第1絞弁4および第2絞弁5は閉弁しているため安
全である。また逆方向の操作の場合にも死点で第1絞弁
4および第2絞弁5は閉弁しているため、設定された最
小開度以下は生じず、安全である。
【0019】第1バーナB1 または第2バーナB2 の何
れかを燃焼停止させるときは、第1レバー6または第2
レバー7いずれかを右端位置に設定する。この操作によ
りニードル弁本体41(51)は、第1弁体47(5
7)のOリングが第1弁口45、55を塞ぐ。これによ
り燃料ガスの供給が遮断され第1バーナB1 または第2
バーナB2 の何れかが消火する。第1バーナB1 または
第2バーナB2 のいずれか一方が消火位置(右端位置)
に設定されると、選択機構8の四分円板82は回動し四
分円板82の一方の縁(84、85)は第1レバー6ま
たは第2レバー7いずれか一方の移動方向に平行し、他
方の縁(84、85)が第1レバー6または第2レバー
7いずれか他方の移動方向に対し直角となる。これによ
り1レバー6または第2レバー7のいずれか他方が消火
位置に設定されることを阻止する。
【0020】レバー付勢機構F1 、F2 はつぎのように
作動する。第1レバー6または第2レバー7を左端位置
(強燃焼)から右方に変位させ中間位置(弱燃焼)に到
るまでは、回動片67、77の内側端に設けた噛み合い
凹所Q6 、Q7 と第1レバー6、第2レバー7に突設し
た噛み合いピンP6 、P7とは噛み合わない。第1レバ
ー6または第2レバー7を中間位置(弱燃焼)から右方
に変位させ右端位置(消火)に到るまでは、凹所Q6 、
Q7 とピンP6 、P7 と噛み合って、回動片67、77
はバネ69、79を伸長しながら(バネ荷重に逆らっ
て)回動し、 第1支点P1 と、回動片支点66および
回動片支点76と、噛み合いピンP6 およびP7 とが一
直線となる死点を経過した後はバネ69、79を縮ませ
ながら(バネ荷重に付勢されて)回動する。
【0021】これにより第1レバー6または第2レバー
7の中間位置から右端位置まで動かす場合の操作力は、
死点まではバネ69、79を伸長しながらバネ荷重に逆
らって変位するため大きく、死点でバネ荷重に影響され
ない中立となる。死点通過後は、バネ69、79のバネ
荷重で付勢されながら変位するため、第1レバー6また
は第2レバー7は自動的に右端位置に変位する。すなわ
ち、第1レバー6または第2レバー7は、中間位置から
右端位置までの変位では死点通過前及び死点通過後はバ
ネ力で付勢され、操作力を解除しても、中間位置、右端
位置に自動的に変位させることができる。また、逆に右
端位置から中間位置まで変位させるときも死点を通過す
る前及び通過したあとバネ力で付勢され一方の位置に自
動的に変位する。これにより、第1レバー6または第2
レバー7が中間位置と右端位置との間で停止することを
有効に防止できる。死点では操作片付勢機構は中立とな
り、どちらの方向にもバネ力による付勢はないため、操
作力を解除して操作子が死点で止まる場合が生ずるが、
このとき必ず第1絞弁4および第2絞弁5は閉弁状態で
あるため、設定された最小開度以下の開度状態となって
失火し生ガスが放出してしまうといった不具合が生じる
事はない。
【0022】この発明の操作機構は、ガス機器以外の流
量制御装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガス機器の火力調整装置の要部断面側面図であ
る。
【図2】ガス機器の火力調整装置の要部の平面図であ
る。
【図3】ガス機器の火力調整装置の要部の平面図であ
る。
【図4】グリルの概略説明図である。
【図5】操作片と絞弁の作動説明図である。
【図6】操作片と絞弁の作動説明図である。
【図7】操作片と絞弁の作動説明図である。
【図8】操作片の変位説明図である。
【符号の説明】
1 ガス機器の火力調整装置 2 燃料ガス制御機構 3 操作機構 4 第1絞弁 5 第2絞弁 6 第1操作レバー 7 第2操作レバー 8 択一機構 B1 第1バーナ B2 第2バーナ BP 常火パイロットバーナ 60 第1リンク機構 70 第2リンク機構 G グリル庫 F1 、F2 レバー(操作片)付勢機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 雅史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体供給路に設けられ、最大弁開度から
    閉弁までの間の弁開度が可変である絞弁と、 該絞弁を最大開度から最小開度をへて閉弁まで作動させ
    る操作片と、 前記操作片と噛み合って回動する回動片、および一端を
    前記操作片に係止し、他端を前記回動片の外側部に係止
    して張設したバネとからなる操作片付勢機構と備えた流
    量制御装置の操作機構において、 前記絞弁の最小開度位置からの閉弁操作において、前記
    操作片は、当初は前記バネの最小開度位置側へ戻そうと
    するバネ荷重に逆らって変位し、前記バネが前記操作片
    と前記回動片との噛み合い点に一致する死点で中立とな
    り、前記バネが前記死点を通過後は操作片が燃焼停止位
    置に設定されるまでは前記バネのバネ荷重により燃焼停
    止位置側に付勢され、 前記絞弁の閉弁位置を前記死点より最小開度位置側に設
    定したことを特徴とする流量制御装置の操作機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記絞弁は、最低弁
    開度から所定距離だけ弁体を変位させることにより閉弁
    を開始し、さらに所定距離だけ弁体を変位させることに
    より閉弁が完了するニードル弁であり、 前記操作片は操作レバーであり、リンク機構を介して前
    記弁体を作動させることを特徴とする流量制御装置の操
    作機構。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記絞弁は第1弁口
    および第2弁口を有するバルブ穴を有し、前記弁体は前
    記第1弁口を開閉するOリング付きの第1弁体部および
    前記第2弁口を開閉する第2弁体部を有し、内部に前記
    第2弁体部を迂回してそれぞれOリングの下流外周と第
    2弁体との下流を連結するオリフィスが設けられてお
    り、 前記閉弁開始は前記Oリングが前記第1弁口の入口に当
    接した状態であり、前記閉弁完了は前記Oリングが前記
    第1弁口内に嵌め込まれた状態であることを特徴とする
    流量制御装置の操作機構。
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