JPH06271155A - 押圧ロールの押圧制御装置 - Google Patents

押圧ロールの押圧制御装置

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JPH06271155A
JPH06271155A JP8107893A JP8107893A JPH06271155A JP H06271155 A JPH06271155 A JP H06271155A JP 8107893 A JP8107893 A JP 8107893A JP 8107893 A JP8107893 A JP 8107893A JP H06271155 A JPH06271155 A JP H06271155A
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JP
Japan
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roll
pressing
pressure
winding
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP8107893A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hikita
建一 疋田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の押圧ロールの押圧力にフィルム巻取り
角度θに基づく補正値を加味して、押圧ロールを制御す
ることにより、空気巻き込み量の制御を適性にし、しわ
の発生を防止する。 【構成】 フィルム9はガイドロールを介して角度θで
ミルロール1に巻取られ、高速処理に対処できるように
なっている。押圧ロール4は、押圧力調整装置であるエ
アシリンダ6のロッド5に接続されている。前記押圧力
調整装置では、従来と同じ押圧力を維持するために、補
正値f′(=F× cosθ)を加味して押圧力の調整を行
う。なお、Fはフィルムの巻取張力である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム巻取機の押圧
ロールの押圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の帯状物の巻取装置についてフィル
ムの製造装置を例にとって説明する。図5は従来の巻取
装置を示すもので、図中、9は図示しない前工程より導
かれた帯状物としてのフィルム、1はガイドロール8を
介して巻芯7に巻取られたミルロールで、可変速モータ
2で駆動されるようになっており、同モータには回転数
検出器3が設けられている。なお、フィルム9はガイド
ロール8を介して垂直に巻芯7に巻かれる。10は帯状
物としてのフィルムの走行速度を検出する速度検出器、
4は押圧ロールで、押圧力調整装置であるエアシリンダ
6のロッド5に接続されている。11は前記エアシリン
ダに送る圧縮空気の圧力を調整する電/空変換器であ
る。そして、以上の符号1〜11に示す機器によって、
帯状物の巻取装置における巻取部が構成されている。
【0003】さて前記巻取装置においては、ミルロール
1のしわ、両端の耳ずれ等を防止すべく、次のような押
圧制御が行われている。制御装置には、速度検出器10
と回転数検出器3からの信号により、ミルロール1の実
巻径を演算する巻径演算器12と、巻径に応じて押圧を
演算する押圧演算器13が設けられており、この押圧演
算器13からの出力信号が押圧指令値P′として電/空
変換器11へ送られて押圧力が調整される。図6には押
圧の設定例が示されており、巻径設定器14,15で巻
径D1,D2及び押圧設定器16,17で押圧P1,P
2が設定され、巻径D1で押圧がP1、巻径D2で押圧
P′がP2となるようになっている。また巻径D1,D
2は、帯状物の巻取途中における押圧P1,P2の切替
時の巻径を示すもので、一般的に押圧が高いと硬い巻形
状が得られ、低いと柔らかな巻形状が得られる。そして
これらの符号12〜17に示す機器によって押圧制御装
置が構成されている。
【0004】次に作用を説明すると、図示しない前工程
より導かれた帯状物としてのフィルム9は、速度検出器
10とガイドロール8を介して可変速モータ2で駆動さ
れた巻芯7に巻取られる。この時、押圧ロール4の押圧
の調整は次のように行われる。先ず速度検出器10から
フィルム速度vと、回転数検出器3からの巻取回転数n
を巻径演算器12へ入力してミルロール1の実巻径Dを
演算し、その演算した値を押圧演算器13へ入力する。
図6は押圧設定の例を示すもので、巻径設定器14,1
5で巻径D1,D2を、押圧設定器16,17で巻径D
1,D2の押圧P1,P2が各々設定されており、実巻
径Dに応じた押圧指令値P′を電/空変換器11へ送っ
て圧縮空気の調整を行う。具体的にはミルロールの実巻
径Dが巻径D1以下のとき押圧ロールの押圧力P′をP
1として、実巻径Dが巻径D1以上D2以下のとき押圧
ロールの押圧力P′をP1+D×(P1−P2)/(D
1−D2)として、実巻径Dが巻径D2以上のとき押圧
力P′をP2として押圧を行い、これを押圧調整装置で
あるエアシリンダ6に送って同エアシリンダに作動さ
せ、押圧ロール4をミルロール1に押圧し、押圧力Pを
制御する。この様にして巻径増大と共に、押圧ロール4
の押圧制御をすることは、結果として空気巻き込み量
(空気層の厚み)を制御することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記説明の巻取器で
は、フィルムはガイドロールを介してミルロールに垂直
に巻取られている。しかしながら、フィルム巻取速度を
増大させるため、ガイドロールとミルロールとの位置を
角度θを以て巻取ることが巻取抵抗を考慮して為され
る。この場合、押圧ロールの押圧力の制御を従来の様に
行うと、空気巻き込み量が相違してしわの発生を起こし
たり、巻取硬度に変化をもたらす。本発明は前記従来の
問題を解消するために提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、フィ
ルムをガイドロールを介し、押圧ロールの押圧力を制御
しながら巻取張力Fと角度θでもってミルロールに巻取
ると共に、前記押圧ロールの押圧力をミルロールの実巻
径Dに応じて押圧制御するフィルム巻取機の押圧制御装
置において、前記押圧力P′にフィルムの巻取角θに応
じた補正値f′(f′=F× cosθ)を加味して制御す
ることを特徴とするもので、これを課題解決のための手
段とするものである。
【0007】
【作用】従来フィルムはガイドロールを介してミルロー
ルに垂直状態で巻かれているため、押圧ロールはフィル
ム張力の影響を受けない。しかしフィルムが角度θで巻
かれる場合には、押圧ロールは補正値f′(=F× cos
θ)を反力として受ける。その為本発明では、従来と同
じ押圧力を維持するために、かかる補正値f′を加味し
て押圧制御する。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1〜図3は本発明の実施例を示す。なお、本発明
において従来と同じ部分には同じ符号を用いて説明する
ことにする。図1において9は図示しない前工程より導
かれた帯状物としてのフィルム、1はガイドロール8を
介して巻芯7に巻き取られたミルロールで、可変速モー
タ2で駆動されるようになっており、同モータ2には回
転数検出器3が設けられている。なお、フィルム9はガ
イドロール8を介して角度θで巻き取られ、高速処理に
対処している。10は帯状物としてのフィルムの走行速
度を検出する速度検出器、4は押圧ロールで、押圧力調
整装置であるエアシリンダ6のロッド5に接続されてい
る。11は前記エアシリンダに送る圧縮空気の圧力を調
整する電/空変換器である。そして以上の符号1〜11
に示す機器によって帯状物の巻取装置における巻取部を
構成されている。
【0009】さて前記巻取装置においては、ミルロール
1のしわ、両端の耳ずれ等を防止すべく、次のような押
圧制御が行われている。また制御装置には、速度検出器
10と回転数検出器3からの信号により、ミルロール1
の実巻径を演算する巻径演算器12と、巻径演算器12
からの入力信号を受入れ、張力F′をセットする張力設
定器21、張力テーパαをセットする張力テーパ設定器
22(張力が巻径と共に変化する割合を設定)を付設
し、押圧演算器13に出力値Fを出力する張力制御器2
0と、巻径に応じて押圧を演算する押圧演算器13が設
けられており、この押圧演算器13からの出力信号が押
圧指令値Pとして電/空変換器11へ送られて押圧力が
調整される。図2にはフィルム9が角度θ、張力Fでミ
ルロール1に巻かれている状態を示し、図3は同張力F
の分解力図を示す。即ち、押圧ロール方向には張力f′
(=F× cosθ)が反力として作用する。
【0010】一方図4には基本となる従来の押圧P′の
設定例が示されており、巻径設定器14,15で巻径D
1,D2、押圧設定器16,17で押圧P1,P2及び
角度設定器18で角度θが設定され、巻径D1で押圧が
P1、巻径D2で押圧がP2となるようになっている。
また巻径D1,D2は、帯状物の巻取途中における押圧
P1,P2の切替時の巻径を示すものである。そしてこ
れらの符号12〜18、20〜22に示す機器によって
押圧制御装置が構成されている。
【0011】次に作用を説明すると、図示しない前工程
より導かれた帯状物としてのフィルム9は、速度検出器
10とガイドロール8を介して角度θで可変速モータ2
で駆動された巻芯7に巻取られる。この時、押圧ロール
4の押圧Pの調整は次のように行われる。先ず速度検出
器10からフィルム速度vと、回転数検出器3からの巻
取回転数nを巻径演算器12へ入力してミルロール1の
実巻径Dを演算し、その演算した値を押圧演算器13へ
入力する。図4は基本の押圧設定の例を示し、巻径設定
器14,15で巻径D1,D2を、押圧設定器16,1
7で巻径D1,D2時の押圧P1,P2が各々設定され
ている。前記の各値をもとに実巻径Dに応じた押圧指令
値P′が得られる。具体的にはミルロールの実巻液Dが
巻径D1以下のとき押圧ロールの押圧力P′をP1とし
て、実巻径Dが巻径D1以上D2以下のとき押圧ロール
の押圧力P′をP1+D×(P1−P2)/(D1−D
2)として、実巻径Dが巻径D2以上のときは押圧力
P′をP2として押圧する。一方図3に示すように、押
圧ロール8には反力として、張力f′(=F× cosθ)
が作用するため、同値を補正値として、押圧力PをP=
P′+f′(=F×cosθ)として、電/空変換器11
へ送って圧縮空気の調整を行う。これを押圧調整装置で
あるエアシリンダ6に送って同エアシリンダに作動さ
せ、押圧ロール4をミルロール1に押圧し、押圧力Pを
制御する。この様にして、ガイドロールを介して角度θ
でミルロールに巻取る巻取機において、巻径増大と共
に、押圧ロール4の押圧制御をすることは結果として空
気巻き込み量(空気層の厚み)を制御することになり、
従来と同じ状態で巻き取ることができ、しわの発生を防
止することができる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明に係る
フィルム巻取機の押圧ロールの押圧制御装置によれば、
ガイドロールを介して角度θでミルロールに巻取る押圧
ロールの押圧力を、押圧ロールに反力としてかかるフィ
ルム張力を考慮して押圧制御するものであるから、空気
巻き込み量を適性に制御でき、しわの発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る装置の系統図である。
【図2】図1における巻取部分の詳細図である。
【図3】フィルム張力の分解力(補正値)を示す説明図
である。
【図4】基本となる巻径と押圧ロールの押圧力との関係
を示す説明図である。
【図5】従来の押圧ロールにおける押圧制御装置の系統
図である。
【図6】図5における巻径と押圧ロールの押圧力との関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ミルロール 4 押圧ロール 6 シリンダ 9 フィルム 12 巻径演算器 13 押圧演算器 18 角度設定器 20 張力制御器 21 張力設定 P ミルロールへの押圧ロールの押圧力 θ フィルムがガイドロールを介してミルロールに巻か
れる角度 F フィルムの巻取張力 f′ 押圧力の補正値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムをガイドロールを介し、押圧ロ
    ールの押圧力を制御しながら巻取張力Fと角度θでもっ
    てミルロールに巻取ると共に、前記押圧ロールの押圧力
    をミルロールの実巻径Dに応じて押圧制御するフィルム
    巻取機の押圧制御装置において、前記押圧力P′にフィ
    ルムの巻取角θに応じた補正値f′(f′=F× cos
    θ)を加味して制御することを特徴とする押圧ロールの
    押圧制御装置。
JP8107893A 1993-03-17 1993-03-17 押圧ロールの押圧制御装置 Pending JPH06271155A (ja)

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JP8107893A JPH06271155A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 押圧ロールの押圧制御装置

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JP8107893A JPH06271155A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 押圧ロールの押圧制御装置

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ID=13736364

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JP8107893A Pending JPH06271155A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 押圧ロールの押圧制御装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030520