JP2761115B2 - 帯状物の巻き取り装置 - Google Patents

帯状物の巻き取り装置

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JP2761115B2
JP2761115B2 JP3055353A JP5535391A JP2761115B2 JP 2761115 B2 JP2761115 B2 JP 2761115B2 JP 3055353 A JP3055353 A JP 3055353A JP 5535391 A JP5535391 A JP 5535391A JP 2761115 B2 JP2761115 B2 JP 2761115B2
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文雄 和田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,フィルム,シート,紙
等の帯状物の巻き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の帯状物であるフィルムの巻き取り
装置を図3に基づいて説明する。図において,9は図
示しない前工程より導かれた帯状物としてのフィルム,
1はガイドロール8を介して巻芯7に巻き取られたミル
ロールで,可変速モータ2で駆動されるようになってお
り,同モータには回転数検出器3が設けられている。1
0は帯状物としてのフィルム9の走行速度を検出する検
出器,4は押圧ロールで,押圧力調整装置であるエアシ
リンダ6のロッド5に接続されている。11は前記エア
シリンダ6に送る圧縮空気の圧力を調整する電/空変換
器である。そして以上の符号1〜11に示す機器によっ
て,帯状物の巻き取り装置における巻き取り部が構成さ
れている。
【0003】このように構成された前記巻き取り装置に
おいては,ミルロール1のしわ,両端の耳ズレ等を防止
すべく,次のような押圧制御が行なわれている。また制
御装置には,速度検出器10と回転数検出器3からの信
号により,ミルロール1の実巻径を演算する巻径演算器
12と,巻径に応じて押圧を演算する押圧演算器13が
設けられており,この押圧演算器13からの出力信号が
押圧指令値として電/空変換器11へ送られ押圧力が調
整される。
【0004】図4には押圧の設定例が示されており,巻
径設定器14,15で巻径D1,D2及び押圧設定器1
6,17で押圧P1,P2が設定され,巻径D1で押圧
がP1,巻径D2で押圧がP2となるようになってい
る。また巻径D1,D2は帯状物の巻き取り途中におけ
る押圧P1,P2の取替え時の巻径を示すもので,一般
的に押圧が高いと硬い巻形状が得られ,低いと柔らかな
巻形状が得られる。そしてこれらの符号12〜17に示
す機器によって押圧制御装置が構成されている。
【0005】次に図3について作用を説明すると,図示
しない前工程より導かれた帯状物としてのフィルム9
は,速度検出器10とガイドロール8を介して可変速モ
ータ2で駆動された巻芯7に巻き取られる。この時押圧
ロール4の押圧調整は次のように行なわれる。まず速度
検出器10からフィルム速度vと,回転数検出器3から
の巻き取り回転数nを巻径演算器12へ入力してミルロ
ール1の実巻径Dを演算し,その演算した値を押圧演算
器13へ入力する。図4は押圧設定の例を示すもので,
巻径設定器14,15で巻径D1,D2が,押圧設定器
16,17で上記巻径D1,D2時の押圧P1,P2が
各々設定されており,実巻径Dに応じた押圧指令値Pを
電/空変換器11へ送って同エアシリンダを作動させ,
押圧ロール4をミルロール1に押圧し,押圧力を調整す
る。
【0006】この様に巻径増大とともに,押圧ロール4
押圧制御することは結果として空気巻込量(空気層の
厚み)を制御することになる。従ってこの押圧制御は空
気巻込量の間接制御方法ということになる。また特開昭
61−179172号公報及び特開平2−76843号
公報に記載されているものでは,空気巻き込み量設定器
などの信号により設定巻径を演算し,ミルロールの巻径
が前記設定巻径となるように押圧を制御し,直接的に空
気巻き込み量を制御している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように,ミル
ロールの巻径に対してエアシリンダの押圧力を増減制御
しても,巻径の増大に伴って押圧ロールの振動周波数は
変化する。そのため前記した如くの制御ではミルロール
1への空気巻き込み量が変化を来たし,帯状物にしわや
両端の耳ズレ等の発生を防止するには十分とは言えな
い。そこで本発明はかかる不都合を解消するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は,帯状
物を巻き取るミルロールと,該帯状物を押圧ロールで押
圧するエアシリンダと,該エアシリンダを制御する制御
装置とを有する巻き取り装置において,前記押圧ロール
の支軸に振動を検出する振動センサを取付け,同振動セ
ンサの検出値によって前記制御装置を介して前記エアシ
リンダの押圧力を補正するように構成してなるものであ
また請求項2の発明は,上記構成に加えて,前記エ
アシリンダと併設してダンパを取り付け,該ダンパを前
記制御装置で制御するように構成してなるものである
【0009】
【作用】請求項1の発明においては,押圧ロールの支軸
に取り付けられた振動を検出する振動センサ値に基づい
てエアシリンダの押圧力を補正する。即ち巻径に基づい
て調整されていた押圧力を前記振動センサの振動値を補
正演算して制御する。請求項2の発明においては,上記
の制御に加え,上記ダンパーの制御を組み合わせて,ミ
ルロールに発生する帯状物のしわや両端の耳ズレ等を防
止する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。 (第1実施例) 本実施例を図1を参照して説明する。なおエアシリンダ
6の押圧力を制御する制御装置(制御方式),即ち速度
検出器10と回転数検出器3からの信号によりミルロー
ル1の実巻径を実径演算器12で演算し,押圧演算器1
8で巻径に応じて押圧を演算し,この押圧演算器18か
らの出力信号が指令値として電/空変換器11へ送って
押圧力を調整することは従来例と同じであるため説明を
省略し,同じ作用等をなす機器は同じ符号を付す。
【0011】押圧ロールの支軸19には,該支軸19の
振動を検出する振動センサ20が取り付けられていて,
出力値はアンプ21を介してダンピング力演算器22に
入力される。ダンピング力演算器22では振幅値を算出
して押圧演算器18に出力される。この押圧演算器18
では巻径演算器12からの入力信号と,ダンピング力演
算器22からの入力信号によって,エアシリンダの押圧
力値を算出する。即ちセットされた巻径D1に対しての
圧力P1を押圧ロール4の振動に対して補正する。この
補正値を電/空変換器11を介してエアシリンダ6を制
御する。この補正によって,巻径の増大に伴って押圧ロ
ール4の振動を吸収することができる。その結果帯状物
の空気の巻き込み量を一定にすることができ,ミルロー
ルに発生するしわや両端の耳ズレ等を防止することがで
きる。
【0012】(第2実施例)本実施例を図2に基づいて説明する。本実施例において
は,まず第1実施例と同様に,振動センサ20,アンプ
21,ダンピング力演算器22が設けられ,かつ押圧ロ
ール4の支軸19にダンパ25が取り付けられている。
このダンパ25は押圧演算器18よりの出力信号で制御
される。このダンパ力はミルロール1の巻径が大きくな
るにつれて小さな値とする。このようにダンパ25を作
用させることによって,巻径の増大に伴って押圧ロール
4の振動を吸収することができる 。この制御によれば,
ダンパ25によって振動が緩衝され,かつ振動センサ2
0の値に基づいても振動を制御ように制御される。その
ため押圧ロール4の振動制御をより改善することがで
き,空気の巻き込み量を一定に制御することができ,ミ
ルロールに発生するしわや両端の耳ズレ等を防止するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば,ミルロ
ールの巻径に伴って変化する押圧ロールの振動周波数に
応じて押圧ロールに対して押力をコントロール可能とな
り,これにより巻径の増大に伴って押圧ロールの振動を
吸収することができ,ミルロールのしわ,両端の耳ズレ
等を防止することができるまた請求項2記載の本発明
によれば,上記制御に加えて,エアシリンダと併設して
ダンパを取り付け,該ダンパを前記制御装置で制御する
ようにしたため,ダンパによる振動緩衝作用が加わるた
め,なお一層押圧ロールの振動制御を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概念図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す概念図である。
【図3】従来例を示す概念図である。
【図4】従来例の巻径に対するエアシリンダの押圧力を
示す線図である。
【符号の説明】
1 ミルロール 4 押圧ロール 6 エアシリンダ 10 速度検出器 12 巻径演算器 18 押圧演算器 20 振動センサ 22 ダンピング力演算器 25 ダンパ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状物を巻き取るミルロールと,該帯状
    物を押圧ロールで押圧するエアシリンダと,該エアシリ
    ンダを制御する制御装置とを有する巻き取り装置におい
    て,前記押圧ロールの支軸に振動を検出する振動センサ
    を取付け,同振動センサの検出値によって前記制御装置
    を介して前記エアシリンダの押圧力を補正するように構
    成してなることを特徴とする帯状物の巻き取り装置。
  2. 【請求項2】 前記エアシリンダと併設してダンパを取
    り付け,該ダンパを前記制御装置で制御するように構成
    してなることを特徴とする請求項1記載の帯状物の巻き
    取り装置。
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