JPS5834380B2 - マキトリマタハ マキモドシホウホウ - Google Patents

マキトリマタハ マキモドシホウホウ

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JPS5834380B2
JPS5834380B2 JP49130616A JP13061674A JPS5834380B2 JP S5834380 B2 JPS5834380 B2 JP S5834380B2 JP 49130616 A JP49130616 A JP 49130616A JP 13061674 A JP13061674 A JP 13061674A JP S5834380 B2 JPS5834380 B2 JP S5834380B2
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film
winding
air
tension
roll
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弘治 加藤
寿夫 岸上
悟雍 黒田
琢磨 勝股
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS5834380B2 publication Critical patent/JPS5834380B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H23/00Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
    • B65H23/04Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
    • B65H23/24Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by fluid action, e.g. to retard the running web
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S242/00Winding, tensioning, or guiding
    • Y10S242/908Fluid treatment or handling

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  • Winding Of Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 従来巻戻機においてプラスチックフィルムを巻戻す場合
、張力変動を吸収するためと張力を制御するためにダン
サ−ロールが使用されている。
また巻取機にも巻戻機と同様な理由によりダンサ−ロー
ルを使用している例もあるが、一般的に巻取機には皺が
発生したり1巻上りの端部が整わないなどの理由で厚物
シートおよび巾の狭いフィルム以外には採用されていな
いのが現状である。
巻取機で採用されている方法では、モータ軸トルクを制
御する方法をとっているのが一般的であり、高性能巻取
機では張力を固定したロールで張力を検出している。
ここで第1図によシ巻戻機に使用されているダンサ−ロ
ールによる張力制御方法を説明すると。
1は巻芯で、フィルム2が巻取られている。
3はフィルム2のガイドロール、4はダンサ−ロール5
はダンサ−ロール4全サポートするブラケット、6はガ
イドロールである。
7はバネで一端はブラケット5に連結され、他端は固定
部材に結合されている。
8は巻戻されたフィルムである。9は励磁電流に比例し
た制動力4与えるブレーキ、例えば電磁ブレーキ(また
けパウダーブレーキ)であジ、また同電磁ブレーキ9に
励磁電流を与えるためのコイル10が設けられている。
11は前記ダンサ−ロール4の位置を設定する設定器、
12は前記ブラケット5に結合されたポテンショメータ
で、ダンサ−ロール4の位置を電気信号として取出すた
めに設けられている。
13U前記設定器11の出力である電気信号と、ポテン
ショメータ12の出力である電気信号の差を取るための
引算器、14は引算器13の出力をコイル10を作動さ
せるに元号な電流値1で増巾する積分増巾器である。
ここでフィルムの張力が弱くなった場合を仮定すると、
ダンキーロール4はフィルムパスを長くする方向にバネ
7によりブラケット5を介して動き、ポテンショメータ
12の電気信号を小さくする方向に作動する。
昔た引算器13により設定器11との差を取っているの
で、引算器13の出力は犬となり、増巾器14により増
巾されてコイル10に印加される電流が大きくなり、ブ
レーキトルクを強くし張力を大きくする。
なお張力が強くなった場合は前述の逆の作動をするだけ
であるので詳細な説明は省略する。
このようにして張力を制御しながら巻戻される。
LかLながら第1図のようにダンサ−ロール4を使用し
た巻戻機には大きな欠点があった。
即ち1巻取られたフィル′ム2が偏心している場合、ま
たは卵形になっている場合を想定すると、半径が巻取ら
れたフィルムの周囲の位置により異なることとなり1巻
戻されたフィルム8が一定速度で次の工程に進むために
はダンサーーロール4が充分追従する必要がある。
またフィルム巾が広くなるとダンサ−ロール4の重量は
幾例級数的に大きくなり、ダンサ−ロール4は追従性が
悪くなる。
更に偏心が大きい場合にハタンサーロール4を吊ってい
るバネ7はバネ常数全車さくする必要があるが、バネ常
数を小さくすると追従性が悪くなる。
このように追従性が悪くなると張力の変動が大きくなり
、極端な場合は共振点もしくはそれ以上になると制御は
全く不能となり、かえって害を及ぼす結果となる。
次に巻取機における例を第2図について説明すると、ダ
ンサ−ロールを使用したものについては前記の場合のブ
レーキを、駆動力に変えただけであって作用効果も同じ
であるので、詳明な説明は省略するが、ただダンサ−ロ
ールを使用しない場合は多少なりとも趣を異にするので
この場合を図面について説明する。
図において1は巻芯で、フィルム2が巻取られている。
また直流変流器15゜引算器16.増巾器17.サイリ
スク18で示される閉ループは積分増巾器19の出力を
指令値とする電流制御系であり、直流モータ201巻芯
1、巻取られたフィルム2.ガイドロール21,22、
張力検出器23.引算器24、積分増巾器19および電
流制御系よりなる閉ループは設定器25の出力を指令値
とする張力制御系である。
ただ実際KV′i張力漸減特性を作るための部分がある
が、以下の説明には関係がないので省略する。
なお図中26はフィルム、27はクロスロールである。
ここで張力が弱くなった場合を想定すると、直流モータ
20のトルクが小さくなるので同モータの電流が小さく
なり、これを直流変流器15で検出すると電流制御系は
電流およびトルクを増力[]L、張力を回復りようとす
る。
従って電流制御系はトルクの変化の速いものについて応
答する機能を有していることになる。
また巻き太シ等による張力の減少については、張力検出
器23の出力が減少するので積分増巾器19の入力は増
加するが、この入力の積分値を電流制御系の指令値とし
て出すこととなり、その結果直流モータ20の電流が増
大し、かつ出力トルクも増大し張力を増すことになる。
LかLながらフィルムのヤング率が大きく。伸びの小さ
いフィルムにお論では巻芯1に偏心があると、次に示す
理由により張力変動を起す欠点がある。
即ち、張力は送り込1れるフィルムの速度と1巻取られ
るフィルムの速度差の積分量が張力となって発生するが
1巻芯1が偏心していると巻芯1回転中に巻取られたフ
ィルム2の表面速度は、巻取られたフィルムの慣性モー
メントカ大キいため電流制御系で直流モータ20のトル
クを応答よく制#Ilしても張力の変動は消えない。
Lかしヤング率の小さいフィルムを巻取る場合はフィル
ムが伸びるので、張力の変化は小さいものとなる。
な釦巻戻機で前述の巻取機と同じ制御を行なった場合を
考えると1巻取られたフィルムはエージングのため巻取
機にて巻戻される1でに一般には数日放置され、フィル
ムと一緒に巻込1れた空気が抜けて偏心するので1巻取
る時より遥かに大きい張力変動となって現われ1巻戻し
不能と考えられる。
以上述べた如〈従来方法には多くの欠点があるが、ダン
サ−ロールを有する巻戻機に釦いてはダンサ−ロールの
質量により張力を精度よく測れないこと、更に巻芯の回
転数とダンサ−ロール4およびブラケット5で示す質量
と、バネ7で示す振動系の共振周波数が一致するか、も
しくはそれ以上になると張力を検出する機能のみならず
1巻戻すこと自体がダンサ−ロールの振動により不可能
となる。
一般に巻取ったフィルムはエージングするために数日放
置される。
またエージングの不要なものについては加工工程の関係
上、多少の遊び時間が不要となる。
一般に1台の巻取機に対して20〜50本程度の巻芯を
必要とするが、前述の如くヤング率の高いフィルムを巻
取る場合は巻芯の偏心を小さく作る必要がちるため、精
度の高い巻芯を多く用意しなければならず、多額の費用
が必要であった。
次に巻戻機、巻取機に共通のことであるが、巻取る際に
発生する皺が問題となる。
一般に皺防止手段トシてエキスパンダロール、クロスロ
ール等があるが、これらは固定したフィルムパスの間で
のみ使用可能であう、最終フリーロールとの間のフィル
ムパスが巻取りまたけ巻戻し過程で変化する位置では取
付けがたいものである。
なお、プラスチックフィルム機械においては、最終巻上
りにおいて皺なしに巻取ることが重要であシ、巻取られ
る前にエキスパンダロール等で皺を取った場合はその皺
のなめ状態の11巻取ることが必要である。
フィルムパス中に工夫をこらして巻取る前に皺を取るこ
とができれば理想的である。
またプラスチックフィルムにおいては印刷性を向上させ
る目的でコロナ放電処理を巻取機の前の工程で行なう。
この処理を行なったフィルムは悪臭があるため、香りが
商品価値の重要部分を占めるお茶等の商品の包装には不
向きであった。
また巻取られたフィルムはエージングのため巻戻機にて
巻戻されて一般に数日放置されるので、フィルムと一緒
に巻込筐れた空気が抜けることによシ偏心し、場合によ
って1i15%もの偏心を起すことがらる。
従ってこれを張力の変動なしに、かつ高速にダンサ−ロ
ールを使用して巻戻すことは不可能であった一方従来も
走行する記録帯上に風を吹付けて張力を付与する張力付
与装置が、特公昭4832545号公報において開示さ
れているが、これはインキの未乾燥による記録面上の汚
れを防止させるため、記録面を非接触により張力を発生
させるだけのものであシ、本来は記録紙には皺はないも
のである。
本発明は前記従来の欠点を除去するために提案されたも
ので、フィルムの巻取りまたは巻戻し工程中においてフ
ィルムに同フィルムの巾方向に横切ってフィルム巾より
広く空気を吹付け、同フィルムをふくらませてフィルム
パス長を変えることにより巻芯の偏芯又は偏芯荷重から
発生する送りむらを吸収し、かつ皺を除去して巻取り1
f?:、V′i巻戻すことを特徴とし、フィルムを非常
に早い速度で巻取っても問題はなく、かつ皺を伸ばす効
果の大きな巻取りまたは巻戻し方法を提供せんとするも
のである。
本発明はまた。
フィルム巻芯に巻かれるフィルムを案内するガイドロー
ル、前記巻芯と前記ガイドロールの間のフィルムパスを
横切って配設されフィルム巾より広く空気を吹き出すエ
アダクトを有するフィルムの巻取りtたは巻戻し装置を
提供せんとするものである。
以下本発明の実施例を図面について説明する。
先ず第3図イ9ロ、八について巻戻機の具体的な1例を
説明すると、第3図イは側面図、第3図口は第3図イの
A−A線断面図、第3図ハは同エアダクトの詳細断面図
でちる。
図に釦いて28は巻芯でフィルム29が巻取られており
、同フィルム29はガイドロール30.31を経て巻戻
される。
32はエアダクトでブロア33で吹出した空気が送風管
34を経て送られ、空気流35を巻芯28とガイドロー
ル30間のフィルム29に下方より同フィルムの巾方向
に横切って吹付ける。
従ってフィルム29Vi長さ方向に29aの如くふくら
むと同時に、巾方向にも29bの如くふくらむことにな
る。
tf?c吹付けられた空気は35a、35bの如くフィ
ルムの外側へ吹出される。
36はエアダクト32を構成している外板、37は空気
溜(高圧室)、38は外板36に穿設された穴。
39Viエアノズル、40は空気の案内板、41はブロ
アの空気の吸込口である。
なおガイドロール30.31.エアダクト32等の支持
部材は図示省略L′Cある。
次に以上説明した第3図の実施例について作用を説明す
ると、巻芯28にフィルム29が巻取られており、この
巻取られたフィルム29よシガイドロール30,31を
経てフィルムが巻戻され。
次の工程へ送られる。
LかLながら前記巻取られたフィルム29に偏心がある
と、1回転毎に張力変動を起し、制御装置では吸収でき
ない。
ここでブロア33により同吸込口41から空気が吸込1
れて送風管34を通ってエアダクト32へ送られ、これ
より吹出された空気流35はフィルムを29aの如く長
さ方向にふくらませる。
これにより偏心によって発生する筈の1回転毎の張力変
動は29aで示すフィルムのふくらみ量の変化により吸
収されることになる。
一方第3図口で示すようにダクト32より吹出された空
気流35V′i、フィルム巾方向についても29bK示
すようなふくらみを与え、このふくらみによりフィルム
巾方向に引張力が作用し、フィルムの皺が伸ばされる。
なお。29bのふくらみが出来るのは、帆が風を受けて
ふくらむのと同じであり、特別な手段を講じる訳でld
ない。
次にダクト32の空気吹出し口の巾と、フィルム巾の大
小の関係による空気流の変化について説明する。
先ず空気吹出し巾がフィルム巾より小さい場合には、第
3図二に示す如く、ダクト32から吹き出された空気流
35がフィルムに当った後、フィルム巾方向に折曲し、
側方へ流れる成分35Cとなってフィルム下面側を流れ
る。
このダクト32から吹付けられる空気は、側方へ流れる
成分35cをフィルムに押付けるため、フィルムには巾
方向に大きな張力が働く。
LかLダクト32から空気が吹付けられない部分は、側
方へ流れる成分35c75Eフイルムに押付けられなし
ため、フィルム両端では巾方向の張力が小さく、皺を伸
ばす作用も小さく、かつ横方向へ吹くため埃を吹上げ、
フィルムを汚染することになる。
次に空気吹出し巾がフィルム巾より広い場合には、ダク
ト32から吹出された空気流35が、フィルムK”3つ
た後折曲し、側方へ流れる成分35cとなってフィルム
下面側を流れる。
ダクト32から吹付けられる空気は、側方へ流れる成分
35cをフィルムに押付けるため、フィルムには巾方向
に大きな張力が働き、皺を伸ばす働きをする。
またダクト32から吹出された空気のうち、35aで示
す空気の流れは、側方へ流れる成分35cを上方へ吹上
げるため、埃などを吹上げる欠点はない〇 一方空気吹出し巾がフィルム巾と略同じである場合を考
えてみると、この場合には皺を伸ばす効果はあるが、横
方向へ吹く空気流のため、やはり埃を吹上げてフィルム
を汚染することになる。
方35bで示す空気の流れはエアダクト32より吹出さ
れた空気が逃げて行く通路である。
次に第3図へに示すエアダクト32について説明すると
、外板36によって囲1れた空気溜37には送風管34
より送られた空気が入り、圧力が高く保持されて外板3
6に穿設された穴3Bより放出され。
エアノズル39を通り空気案内板40を経て外部へ空気
流35となって放出されるが、エアノズル39および案
内板40により指向性のある空気流となる。
空気案内板40Vi、エアノズル39の口に巾方向に植
設された板をもって構成されて釦り。
空気流れを整えるために設けられたものである。
また空気溜37の内部で圧力を高く保持することにより
、エアダクト32より放出される空気流35を巾方向に
対し均一にする。
一方フイルムの表面を空気が高速で流れるので1表面処
理機(図示省略)で発生し、同表面に付着したオゾン等
の悪臭を発するガスを吹飛ばすことができる。
なお第3図では巻戻された直後の位置で空気を吹付けて
悪臭を取り除くようにしているが、必要に応じて巻取ま
たは巻戻工程中の任意の位置で第3図に示すような手段
によって空気を吹付けることにより、同様の効果を持た
せることもできる。
次に第4図イ2口により巻取機の具体的な1例を説明す
ると、第4図イは側面図、第4図口はイのB−B線断面
図を示し、巻芯28にはガイドロール30’、31’を
介してフィルム42が巻取られている。
32はエアダクトでブロア33で吹出した空気が送風管
34を経て送られ、空気流43を巻芯28とガイドロー
ル30′間のフィルム42に上方より同フィルムの巾方
向に横切って吹付ける。
従ってフィルム42は長さ方向に42aの如くふくらむ
と同時に巾方向にも42bの如くふくらむことになる。
t、e吹付けられた空気は43a。43bの如くフィル
ムの外側へ吹出される。
次に第4図イ2口の実施例について作用を説明すると、
前工程より送られて来たフィルム42はガイドロール3
0’、 31’を経て巻芯28に巻取られる。
しかしながらこの場合にも巻芯28に偏心があると張力
変動を起し、制御装置では吸収できない。
ここでブロア33によシ空気吸込口41より空気を吸込
み、送風管34を通してエアダクト32へ送り、これよ
り吹出された空気流43は第4図イで42aで示す如く
フィルムを長さ方向にふくらませる。
これによシ前記偏心によ多発生する筈の1回転毎の張力
変動は42aで示すふくらみ量の変化、即ち見掛上ヤン
グ率が小さくなったことにより吸収される作用を持つ。
このように巻芯に偏心があると1回転毎の表面速度にむ
らが出来ることは先に述べた通りであるが、フィルムの
ヤング率が大きい場合はこの表面速度むらにより大きい
張力変動を起す。
逆にヤング率が小さい場合は張力変動が小さい。
即ち、フィルムの伸び(表面速度むら)が同じ場合はヤ
ング率が大きいと張力(張力変動)が大きくなり、ヤン
グ率が小さいと張力(張力変動)が小さくなる。
第4図における如く空気を吹付けることによりフィルム
はふくらむが、偏心によるフィルムの表面速度のむらは
ふくらみ量の変化となって現われる。
このふくらみ量の変化は張力の吸収作用を営み、張力の
変化が小さくなる。
即ち、これはフィルムが見掛上伸びても張力の増力口が
小さく、あたかもヤング率を小さくしていることと同じ
結果となる。
一方第4図口で42bで示すように、エアダクト32よ
シ吹出された空気流43はフィルムの巾方向について若
干ではあるがふくらみ作用をする。
このふくらみによりフィルム巾方向に引張力が作用し、
フィルム42の皺を伸ばす。
なz−,43cはフィルムに当った後折曲し、側方へ流
れる空気の成分でちる。
また空気吹出し巾がフィルム巾より小さい場合には、ダ
クトから吹出された空気流が、第3図二の場合と同様に
フィルムに当った後フィルム巾方向に折曲り、側方へ流
れる成分となってフィルム下面側を流れる。
このダクトから吹付けられる空気は、側方へ流れる成分
をフィルムに押付けるため、フィルムには巾方向に大き
な張力が働く。
Lかしダクトから空気が吹付けられない部分は、側方へ
流れる成分がフィルムに押付けられないため、フィルム
両端では巾方向の張力が小さく、皺を伸ばす作用も小さ
く、かつ横方向へ吹くため埃を吹上げ、フィルムを汚染
することになる。
また43bで示す空気の流れはエアダクト32より吹出
された空気の逃げて行く通路を示すものである。
なお第4図に示すエアダクト32については前記第3図
における巻戻機の場合と同じものであるので、詳細な説
明は省略する。
また悪臭を消す作用についても同じでちる。
なお、第3図および第4図においては同一面にエアダク
トにより空気を吹付けていることになるが、巻戻機か巻
取機の倒れか一方だけ反対方向よシ吹付ければフィルム
両面より悪臭を吹飛ばすことが可能である。
以上詳細に説明した如く本発明は、フィルムの巻取りま
たは巻戻し工程中において1巻芯とガイドロール間のフ
ィルムに同フィルムの巾方向に横切って空気を吹付け、
同フィルムをふぐら1せてフィルムパス長を変えること
により送シむらを吸収し、かつ皺を除去して巻取りまた
は巻戻すようにしたもので、偏芯荷重または偏芯による
フィルムの送りむら金吸収でき、かつフィルム巾方向に
も張力を与えてフィルムの皺をとることができ。
結局張力変動吸収と皺の除去並に臭の除去を達成したも
ので、下記に述べる如〈従来の欠点を除去し、優れた効
果を奏することができる。
即ち、巻戻機において従来装置では、バネとダンサ−ロ
ールの質量が送り出されるフィルム速度の変化に応答で
きるためKは巻上ったフィルムの偏心によりその回転数
には限界があった。
即ち、この限界は巻上ったフィルムの偏心が太き論場合
は1巻戻されるフィルム速度の1回転毎の変動が大きく
、これを吸収するためにはダンサ−ロールは大きく動く
必要から9.このためにバネのバネ定数全車さくしなけ
ればならないが、これによると応答性が悪くなる。
また逆に偏心が小さい場合は前記の逆でバネ定数を大き
くでき、応答性もよくなる。
従って偏心が大きい場合は低速でしか運転できない。
以上はダンサ−ロールの質量を一定として考えた場合で
あるが、ダンサ−ロールは質量を極力軽減するように材
質、太さ、構造等が検討されているが、撓み、危険速度
の限界のためこの軽減も制限される。
またフィルム巾が大きくなると幾何級数的にその質量は
大きくなる。
本発明は以上説明した構成を備えるので、前記の質量は
無視することができる。
従って歩pの変動が小さくなり1次の工程への影響を無
くすことができると共に1巻戻し速度が飛躍的に大きく
でき、生産能率向上に貢献することができる。
またフィルムの皺を除去するためにはエキスパンダロー
ルまたはクロス口・−ル装置を使用しなければならない
が、これは固定したフィルムパスで使用可能であり1巻
戻されたすぐ後のようにフィルムパスが変るところでは
使用できず、現在工業的に実用化されているものでフィ
ルムパスが変るところで使用されてbるものはない。
またエキスパンダロールなフィルムの状態によって角度
を調整りなければならず、筐たクロスロールはフィルム
の巾や厚さによってクロスロール間の巾と角度を調整し
なければならない。
更にエキスパンダロールによる場合はフィルムとロール
表面上の摩擦により同ロール表面は軟かいゴム等で作成
しであるとはいえ、小さい砂等の硬い塵がロール表面に
付着した場合はフィルムに傷となって表われ、商品価値
を低下させることとなる。
捷だクロスロールはその端を一対のニップロールで挟み
1強引に左右に引張って皺をとるため挟んだ部分に釦い
てフィルムが変形し、この変形した部分は商品価値を失
うのでスリットして屑として捨てることになL都留りを
悪くしている。
本発明によるとフィルムに無理な力を刃口えず、風力に
よるふくらみ作用によりフィルムをふくら1せるだけで
ちるので、フィルムに部分的にせよ皺を寄らせるような
ことV′iなく、また角度や巾の調整が不要となる。
更に非接触であるのでフィルムに砂等による傷を作るよ
うな欠点はなり。
また従来より印刷性を向上させる目的で行なうコロナ放
電処理をしたフィルムは悪臭を発するが、この悪臭を消
す方法は従来はなかった。
本発明は空気を吹付けるのでフィルム表面に付着した悪
臭を吹き飛ばすことができ、お茶色装用など従来不向き
とされていた分野にもコロナ放電処理したフィルムが使
用可能となり、使用用途を広げることができる。
また本発明は、フイψム巾より広く空気を吹付け、同フ
ィルムをふくら1せてフィルムパス長を変えることによ
り巻芯の偏芯又は偏芯荷重から発生する送りむらを吸収
するようにしたので、ダクトから吹付けられる空気は側
方へ流れる成分をフィルムに押付けることになり、フィ
ルムには巾方向に大きな張力が働き、皺を伸ばす働きを
する。
芽たダクトから吹出された空気のうち、フィルム巾より
外の空気の流れは、側方へ流れる前記成分を上方へ吹上
げるため、埃などを吹上げるような欠点はない。
次に巻取機におめで従来は巻芯の偏心による張力変動を
とる機構は全く知られていなかったが。
張力変動なしに巻取るためには巻芯の加工精度を上げな
ければならない。
Lかし巻芯は一台の巻取機に20〜50本程度必要とさ
れるので、精度の高い巻芯を作ることは経済的に大きな
負星となる。
本発明によると見掛上フィルムのヤング率が小さくなっ
たと同じ効果を有し、フィルムのふくらみ量で吸収され
てc4って張力の変動となって現われないため、フィル
ムにンヨソクを与えなくてすみ1巻上り形状がよくなり
、良質なフィルムを安価な巻芯に巻取ることができる。
寸た本発明によると皺をとるためのエキスパンダロール
とガイドロールが省略できるので1巻取り部近くで張力
を検出でき1巻取り張力を正しく制御できる。
エキスパンダロールおよびクロスロールは構造上同ロー
ルの出入口の張力の差が一般のガイドロールに比べて非
常に大きいので、従来一般に張力の精度を優先して考え
る場合は張力検出器のすぐ前に設ける場合があり、また
フィルムの皺発生防止を優先して考えると第2図の2つ
のガイドロール間にエキスパンダーロールかクロスロー
ルを設置ていたが、本発明によるとこのような特殊構造
としなくても皺の発生もなく、精度よく巻いたプラスチ
ックフィルムを容易に得ることができるものである。
また皺を伸す必要性は巻取機の場合特に必要で、一旦M
6E発生すると益々皺がひどくなるので、皺なLK巻取
るためには巻取るすぐ前にエキスパンダロールかクロス
ロールを設けるのが最も都合がよいことになるが、この
ようにするとフィルムパスが変るので巻取り部のすぐ前
には設けられない。
従ってフィルムパスが変らずに巻取るためにはエキスパ
ンダロールまたはクロスロールの設置位置は前記の如く
なり1本発明に比べて欠点を有することになる。
本発明によるとフィルムに無理な力を力nえず非接触で
フィルムを張ることが可能であり、構造も簡単でフィル
ムの皺防止としても極めて優れている。
なお本発明はプラスチックフィルム、セロファン紙等の
巻取機または巻戻機に応用して有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の巻戻機の1例を示す側面図、第2図は従
来の巻取機の1例を示す側面図、第3図イは本発明の方
法を実施する巻戻機の側面図、第3図口は第3図イのA
−A線断面図、第3図ハは同エアダクトの1例を示す断
面図、第3図二は空気吹出し巾がフィルム巾より小さい
場合の第3図口に対応する断面を示す説明図、第4図イ
は本発明の方法を実施する巻取機の側面図、第4図口は
第4図イのB−B線断面図、である。 図の主要部分の説明 28・・・・・・巻芯、29,42・・・・・・フィル
ム、32・・・・・・エアダクト、29a、42a・・
・・・・フィルムの長さ方向のふくらみ、29b、42
b・・・・・・巾方向のふくらみ、35,35a、35
b・・・・・・空気流。 39・・・・・・エアノズル 43,43a、43b・
・・・・空気流。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フィルムの巻取り寸たは巻戻し工程中において、巻
    芯とがイドロール間のフィルムに同フィルムの巾方向に
    横切ってフィルム巾より広く空気を吹付け、同フィルム
    をふぐら1せてフィルムパス長を変えることにより巻芯
    の偏芯又は偏芯荷重から発生する送りむらを吸収し、か
    つ皺を除去して巻取りまたは巻戻すことを特徴とする巻
    取りまたけ巻戻し方法。 2 フィルム巻芯に巻かれるフィルムを案内するガイド
    ロール、前記巻芯と前記ガイドロールの間のフィルムパ
    ス全横切って配設されフィルム巾より広く空気を吹き出
    すエアダクトを有するフィルムの巻取りまたは巻戻し装
    置。
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