JPH06271138A - 画像形成装置の用紙案内装置 - Google Patents
画像形成装置の用紙案内装置Info
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- JPH06271138A JPH06271138A JP5085696A JP8569693A JPH06271138A JP H06271138 A JPH06271138 A JP H06271138A JP 5085696 A JP5085696 A JP 5085696A JP 8569693 A JP8569693 A JP 8569693A JP H06271138 A JPH06271138 A JP H06271138A
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- loop
- sheet
- paper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レジスト装置で、ループ形成方向の異なる用
紙に対して、ループを形成して整合作用を行う際に、上
下のガイド板の一方を閉じ位置に固定し、反対方向の用
紙のループに対応させ得るようにする。 【構成】 画像担持体からの画像を転写する位置の直前
部に配置するレジスト装置10では、上下流部に配置す
るローラ装置11、12の間の用紙路に、揺動ガイド板
21、21aを揺動可能に設けている。そして、用紙の
ループの形成方向と反対側の揺動ガイド板を固定し、他
方のガイド板を揺動可能に設定することにより、用紙の
ループが自由側のガイド板を押し上げるように作用さ
せ、用紙の整合作用を行うようにする。したがって、封
筒等のように、湾曲方向が特定される用紙類に画像を記
録する場合に、その封筒の一方の記録面に対応させて、
揺動ガイド板の開放方向を設定し、整合作用を良好に行
い得るようにする。
紙に対して、ループを形成して整合作用を行う際に、上
下のガイド板の一方を閉じ位置に固定し、反対方向の用
紙のループに対応させ得るようにする。 【構成】 画像担持体からの画像を転写する位置の直前
部に配置するレジスト装置10では、上下流部に配置す
るローラ装置11、12の間の用紙路に、揺動ガイド板
21、21aを揺動可能に設けている。そして、用紙の
ループの形成方向と反対側の揺動ガイド板を固定し、他
方のガイド板を揺動可能に設定することにより、用紙の
ループが自由側のガイド板を押し上げるように作用さ
せ、用紙の整合作用を行うようにする。したがって、封
筒等のように、湾曲方向が特定される用紙類に画像を記
録する場合に、その封筒の一方の記録面に対応させて、
揺動ガイド板の開放方向を設定し、整合作用を良好に行
い得るようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機等の画
像形成装置において、感光体ドラムからの画像転写部の
直前部に配置して、用紙の整合を行うレジスト装置に関
し、特に、用紙の性質に応じて、ループの方向を任意に
選択して形成することができるようにする案内機構に関
する。
像形成装置において、感光体ドラムからの画像転写部の
直前部に配置して、用紙の整合を行うレジスト装置に関
し、特に、用紙の性質に応じて、ループの方向を任意に
選択して形成することができるようにする案内機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やプリンタ等のように、
電子写真方式を用いて記録紙を作成する装置において
は、感光体ドラム等の画像担持体に形成するトナー画像
を、用紙に転写した後で定着装置を通して定着し、記録
紙として排出させる手段を用いている。前記感光体ドラ
ムからの画像転写部の直前部には、用紙の整合作用を行
うためのレジスト装置を配置しており、用紙搬送路内を
搬送されてくる用紙が、基準線に対してずれを生じた場
合でも、レジスト装置で用紙に対する整合作用を付与
し、用紙が斜めの状態で画像転写部を通ったりすること
がないようにされる。
電子写真方式を用いて記録紙を作成する装置において
は、感光体ドラム等の画像担持体に形成するトナー画像
を、用紙に転写した後で定着装置を通して定着し、記録
紙として排出させる手段を用いている。前記感光体ドラ
ムからの画像転写部の直前部には、用紙の整合作用を行
うためのレジスト装置を配置しており、用紙搬送路内を
搬送されてくる用紙が、基準線に対してずれを生じた場
合でも、レジスト装置で用紙に対する整合作用を付与
し、用紙が斜めの状態で画像転写部を通ったりすること
がないようにされる。
【0003】一般の電子写真複写機等の装置では、例え
ば、特開平1−226653号公報等に示されるよう
に、上流部に配置するプリレジストローラ装置と、画像
転写部の直前部に配置するレジストローラ装置との2つ
のローラ装置等によりレジスト装置を構成している。前
記レジスト装置では、用紙の先端部をレジストローラ装
置のニップ部に突入させた状態で、プリレジストローラ
装置により若干の追加送りの作用を付与して、用紙にル
ープを形成し、そのループの反力により、用紙の先端部
が用紙搬送路の搬送方向に直角な線に揃えられるように
している。また、前記従来例のように、レジスト装置を
2つのローラ装置により構成することの他に、レジスト
ローラ装置の上流側の直線部にゲート部材を配置して、
前記ゲート部材により用紙の先端部を規制する状態で、
その上流部に配置するプリレジストローラ装置により追
加送りの作用を付与して、用紙にループを形成する手段
を用いることも行われている。
ば、特開平1−226653号公報等に示されるよう
に、上流部に配置するプリレジストローラ装置と、画像
転写部の直前部に配置するレジストローラ装置との2つ
のローラ装置等によりレジスト装置を構成している。前
記レジスト装置では、用紙の先端部をレジストローラ装
置のニップ部に突入させた状態で、プリレジストローラ
装置により若干の追加送りの作用を付与して、用紙にル
ープを形成し、そのループの反力により、用紙の先端部
が用紙搬送路の搬送方向に直角な線に揃えられるように
している。また、前記従来例のように、レジスト装置を
2つのローラ装置により構成することの他に、レジスト
ローラ装置の上流側の直線部にゲート部材を配置して、
前記ゲート部材により用紙の先端部を規制する状態で、
その上流部に配置するプリレジストローラ装置により追
加送りの作用を付与して、用紙にループを形成する手段
を用いることも行われている。
【0004】そして、前述したように、用紙搬送路内
で、搬送ローラ装置により搬送されてくる用紙が、基準
線から離間した状態で、スキューを生じて搬送される場
合でも、その用紙の先端部がレジストローラ装置にニッ
プされる位置を修正し、用紙の整合の作用を行うことが
できる。そして、前記レジスト装置で、用紙の位置を修
正した状態で、感光体ドラムからの画像転写部に向けて
送り出すことにより、感光体ドラムから用紙に転写され
るトナー画像の位置が、ズレ等を生じたりすることが防
止される。したがって、一般の電子写真複写機やプリン
タ等の装置においては、前記従来例のようなレジスト装
置を使用することにより、用紙の腰の強さを利用して、
用紙の整合作用を容易に行うことができるものとされ
る。
で、搬送ローラ装置により搬送されてくる用紙が、基準
線から離間した状態で、スキューを生じて搬送される場
合でも、その用紙の先端部がレジストローラ装置にニッ
プされる位置を修正し、用紙の整合の作用を行うことが
できる。そして、前記レジスト装置で、用紙の位置を修
正した状態で、感光体ドラムからの画像転写部に向けて
送り出すことにより、感光体ドラムから用紙に転写され
るトナー画像の位置が、ズレ等を生じたりすることが防
止される。したがって、一般の電子写真複写機やプリン
タ等の装置においては、前記従来例のようなレジスト装
置を使用することにより、用紙の腰の強さを利用して、
用紙の整合作用を容易に行うことができるものとされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般の画像形成装置に
おいては、前記従来例に示されるようなレジスト装置を
構成する場合には、用紙のループの形成方向を一方向に
設定しているので、レジスト装置でのループに対応させ
る余裕空間を用紙搬送路の上部または下部に設定してい
る。ところが、複写に用いられる用紙類は、一般の普通
紙と呼ばれる用紙類のみではなく、厚紙や薄くて腰の弱
い用紙類等を用いることがあり、用紙の種類によって
は、ループを形成せずにそのまま画像の記録部に給紙す
る手段を用いるような場合もある。また、前述したよう
な用紙類の他に、封筒類等の複写を行うことがある。前
記封筒類に宛名や差出人を複写機を用いて画像の記録を
行う場合には、その封筒の給紙方向が一定しないという
問題がある。
おいては、前記従来例に示されるようなレジスト装置を
構成する場合には、用紙のループの形成方向を一方向に
設定しているので、レジスト装置でのループに対応させ
る余裕空間を用紙搬送路の上部または下部に設定してい
る。ところが、複写に用いられる用紙類は、一般の普通
紙と呼ばれる用紙類のみではなく、厚紙や薄くて腰の弱
い用紙類等を用いることがあり、用紙の種類によって
は、ループを形成せずにそのまま画像の記録部に給紙す
る手段を用いるような場合もある。また、前述したよう
な用紙類の他に、封筒類等の複写を行うことがある。前
記封筒類に宛名や差出人を複写機を用いて画像の記録を
行う場合には、その封筒の給紙方向が一定しないという
問題がある。
【0006】例えば、図5に示される封筒1を用いる場
合に、蓋部材4を本体2に対して閉じたままの状態で搬
送する場合と、蓋部材4を折り目3を介して開いた状態
で搬送する場合がある。その他に、前記封筒1では、矢
印X方向には容易に曲げられるという特性がある他に、
封筒1に画像を記録する時には、封筒の表面を上にする
場合と、裏面を上に向けて給紙する場合とがある。した
がって、前記封筒のような用紙類を使用する場合には、
表面と裏面の画像の記録の際に、レジスト装置でのルー
プ形成方向が異なる状態で出現するという問題がある。
しかしながら、従来の画像形成装置におけるレジスト装
置では、一般の普通紙を対象として考えているために、
用紙に形成するループは、一方向に設定しているもので
あって、封筒等のように、用紙の画像の記録面に応じて
ループの方向が異なるものを対象にしているものではな
いために、そのような特殊な用紙類に対する画像の記録
の動作に支障が生じることが多くある。
合に、蓋部材4を本体2に対して閉じたままの状態で搬
送する場合と、蓋部材4を折り目3を介して開いた状態
で搬送する場合がある。その他に、前記封筒1では、矢
印X方向には容易に曲げられるという特性がある他に、
封筒1に画像を記録する時には、封筒の表面を上にする
場合と、裏面を上に向けて給紙する場合とがある。した
がって、前記封筒のような用紙類を使用する場合には、
表面と裏面の画像の記録の際に、レジスト装置でのルー
プ形成方向が異なる状態で出現するという問題がある。
しかしながら、従来の画像形成装置におけるレジスト装
置では、一般の普通紙を対象として考えているために、
用紙に形成するループは、一方向に設定しているもので
あって、封筒等のように、用紙の画像の記録面に応じて
ループの方向が異なるものを対象にしているものではな
いために、そのような特殊な用紙類に対する画像の記録
の動作に支障が生じることが多くある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来の画像形
成装置の問題を解消するもので、レジスト装置に配置す
る上下のガイド板を、各々別個に揺動可能に設け、用紙
の性質に対応させて一方のガイド板を揺動させて用紙の
ループを形成する方向を設定することにより、封筒等の
ような特殊な用紙類に対する整合作用を容易に行い得る
ようにする装置を提供することを目的としている。
成装置の問題を解消するもので、レジスト装置に配置す
る上下のガイド板を、各々別個に揺動可能に設け、用紙
の性質に対応させて一方のガイド板を揺動させて用紙の
ループを形成する方向を設定することにより、封筒等の
ような特殊な用紙類に対する整合作用を容易に行い得る
ようにする装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、画
像担持体に形成したトナー画像を用紙に転写する位置の
直前部に、用紙のレジスト装置を配置し、前記レジスト
装置のループ形成部で用紙にループを形成し、用紙の先
端部の整合を行う装置に関する。本発明においては、前
記レジスト装置のループ形成部に、用紙に対して形成す
るループの方向を任意に設定可能な案内手段を配置し、
用紙に形成するループの方向を設定し得るように構成し
ている。また、本発明においては、前記レジスト装置に
配置する上下のガイド板を、上流側の端部に配置する支
軸を介して揺動可能に設けるとともに、一方のガイド板
を揺動させる手段を選択的に設け、用紙の性質等に対応
させてループの形成方向を設定する機構を用いている。
像担持体に形成したトナー画像を用紙に転写する位置の
直前部に、用紙のレジスト装置を配置し、前記レジスト
装置のループ形成部で用紙にループを形成し、用紙の先
端部の整合を行う装置に関する。本発明においては、前
記レジスト装置のループ形成部に、用紙に対して形成す
るループの方向を任意に設定可能な案内手段を配置し、
用紙に形成するループの方向を設定し得るように構成し
ている。また、本発明においては、前記レジスト装置に
配置する上下のガイド板を、上流側の端部に配置する支
軸を介して揺動可能に設けるとともに、一方のガイド板
を揺動させる手段を選択的に設け、用紙の性質等に対応
させてループの形成方向を設定する機構を用いている。
【0009】前述したように、レジスト装置に配置する
上下のガイド板を、別個に揺動可能に設けたことによ
り、用紙の性質に対応させて、用紙に形成するループの
方向を設定することができ、任意の用紙類に対する整合
作用を容易に行うことができる。また、本発明のレジス
ト装置では、用紙に対して無理な方向に曲げ作用を付与
したりすることがないので、封筒のような特殊な用紙類
に対する整合作用をも容易に行うことができ、感光体ド
ラムからの画像転写の位置を正確に設定することができ
る。
上下のガイド板を、別個に揺動可能に設けたことによ
り、用紙の性質に対応させて、用紙に形成するループの
方向を設定することができ、任意の用紙類に対する整合
作用を容易に行うことができる。また、本発明のレジス
ト装置では、用紙に対して無理な方向に曲げ作用を付与
したりすることがないので、封筒のような特殊な用紙類
に対する整合作用をも容易に行うことができ、感光体ド
ラムからの画像転写の位置を正確に設定することができ
る。
【0010】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の用紙案内装置を説明する。図1に示される例に
おいて、レジスト装置10は、従来の装置の場合と同様
に、図示を省略した感光体ドラムの上流部の直前部に配
置するレジストローラ装置12と、プリレジストローラ
装置11とを所定の間隔を介して配置している。また、
前記レジストローラ装置12の直前部には、ゲート部材
13を配置しており、レジスト装置に突入した用紙の先
端部を、ゲート部材13に係止する状態で、プリレジス
トローラ装置11により用紙に対して、矢印Y方向に追
加送りを行って、用紙Pにループを形成して、その用紙
の腰の強さにより、用紙の先端を整合する作用を行わせ
るようにしている。そして、整合された用紙は、ゲート
部材13が用紙搬送路から退避すると、レジストローラ
装置12のニップ部に突入し、整合された状態のままで
レジストローラ装置1により画像転写部に向けて給紙さ
れる。
成装置の用紙案内装置を説明する。図1に示される例に
おいて、レジスト装置10は、従来の装置の場合と同様
に、図示を省略した感光体ドラムの上流部の直前部に配
置するレジストローラ装置12と、プリレジストローラ
装置11とを所定の間隔を介して配置している。また、
前記レジストローラ装置12の直前部には、ゲート部材
13を配置しており、レジスト装置に突入した用紙の先
端部を、ゲート部材13に係止する状態で、プリレジス
トローラ装置11により用紙に対して、矢印Y方向に追
加送りを行って、用紙Pにループを形成して、その用紙
の腰の強さにより、用紙の先端を整合する作用を行わせ
るようにしている。そして、整合された用紙は、ゲート
部材13が用紙搬送路から退避すると、レジストローラ
装置12のニップ部に突入し、整合された状態のままで
レジストローラ装置1により画像転写部に向けて給紙さ
れる。
【0011】前記レジスト装置10では、上下流部に配
置するローラの間の用紙搬送路に、上ガイド板14と下
ガイド板15とを、所定の間隔を介して配置することに
より構成しており、前記上下のガイド板の間に用紙を案
内する機構を設けている。また、前記レジスト装置の上
下のガイド板に対して、揺動可能なガイド板21、21
aを配置して、ループ形成部20を構成している。前記
上下の揺動ガイド板21、21aは、上流側に設けたヒ
ンジ22、22aを介して、それぞれ揺動させる機構を
設けている。そして、例えば、用紙が上向きにループを
形成する際には、図2に示されるように、上揺動ガイド
板21が用紙のループによって上向きに揺動する。
置するローラの間の用紙搬送路に、上ガイド板14と下
ガイド板15とを、所定の間隔を介して配置することに
より構成しており、前記上下のガイド板の間に用紙を案
内する機構を設けている。また、前記レジスト装置の上
下のガイド板に対して、揺動可能なガイド板21、21
aを配置して、ループ形成部20を構成している。前記
上下の揺動ガイド板21、21aは、上流側に設けたヒ
ンジ22、22aを介して、それぞれ揺動させる機構を
設けている。そして、例えば、用紙が上向きにループを
形成する際には、図2に示されるように、上揺動ガイド
板21が用紙のループによって上向きに揺動する。
【0012】前述したように、レジスト装置10におい
て、用紙のループの方向を任意に設定できるようにする
ためには、例えば、図3に示されるような揺動ガイド板
に対する駆動機構を用いることができる。前記図3に示
される例において、上下の揺動ガイド板21、21aの
それぞれに対して、ソレノイド26、26aによる駆動
機構を配置している。前記揺動ガイド板の駆動機構は、
上揺動ガイド板21に対しては、ヒンジ22を介して上
流側を支持し、下流側には、一方の側部にブラケット2
3を突出させて設けている。前記ブラケット23に対し
て配置する揺動部材25は、ソレノイド26の軸に支持
されるリンク27の端部にスプリング29を配置し、前
記リンク27の他端部の長孔28にはブラケット23を
挿入している。
て、用紙のループの方向を任意に設定できるようにする
ためには、例えば、図3に示されるような揺動ガイド板
に対する駆動機構を用いることができる。前記図3に示
される例において、上下の揺動ガイド板21、21aの
それぞれに対して、ソレノイド26、26aによる駆動
機構を配置している。前記揺動ガイド板の駆動機構は、
上揺動ガイド板21に対しては、ヒンジ22を介して上
流側を支持し、下流側には、一方の側部にブラケット2
3を突出させて設けている。前記ブラケット23に対し
て配置する揺動部材25は、ソレノイド26の軸に支持
されるリンク27の端部にスプリング29を配置し、前
記リンク27の他端部の長孔28にはブラケット23を
挿入している。
【0013】前記リンク27は、ソレノイド26の軸に
対して支軸26bを介して接続し、本体フレームに対し
ては支軸27bを介して接続しており、両部材に対し
て、リンク27を揺動可能な状態に設けている。また、
前記ガイド板21の下部の位置決めを行うために、スト
ッパ24を配置しており、ガイド板を閉じた状態では、
前記ブラケット23がストッパ24に係合している。前
記上揺動ガイド板21を揺動させる際には、ソレノイド
26を作動させるが、ガイド板を閉じる位置に保持する
際に、ソレノイド26を付勢して、ガイド板のブラケッ
ト23をストッパ24に係止させるようにする。
対して支軸26bを介して接続し、本体フレームに対し
ては支軸27bを介して接続しており、両部材に対し
て、リンク27を揺動可能な状態に設けている。また、
前記ガイド板21の下部の位置決めを行うために、スト
ッパ24を配置しており、ガイド板を閉じた状態では、
前記ブラケット23がストッパ24に係合している。前
記上揺動ガイド板21を揺動させる際には、ソレノイド
26を作動させるが、ガイド板を閉じる位置に保持する
際に、ソレノイド26を付勢して、ガイド板のブラケッ
ト23をストッパ24に係止させるようにする。
【0014】レジスト装置の用紙路の下部に配置する下
揺動ガイド板21aに対しては、前記上ガイド板21の
場合と同様に、ストッパ24aに対応するブラケット2
3aと、ソレノイド26aとリンク27aによる揺動装
置25aが設けられている。前記リンク27aは、ソレ
ノイド26aの軸と、本体フレームに対して支軸26
c、27cを介して揺動可能に設けられており、スプリ
ング29aとソレノイド26aにより、リンクを介して
下揺動ガイド板21aに対する揺動機構を構成してい
る。そして、前記下揺動ガイド板においても、ソレノイ
ドを作動させることにより、用紙路の下部を閉じる状態
を設定できるようにする。
揺動ガイド板21aに対しては、前記上ガイド板21の
場合と同様に、ストッパ24aに対応するブラケット2
3aと、ソレノイド26aとリンク27aによる揺動装
置25aが設けられている。前記リンク27aは、ソレ
ノイド26aの軸と、本体フレームに対して支軸26
c、27cを介して揺動可能に設けられており、スプリ
ング29aとソレノイド26aにより、リンクを介して
下揺動ガイド板21aに対する揺動機構を構成してい
る。そして、前記下揺動ガイド板においても、ソレノイ
ドを作動させることにより、用紙路の下部を閉じる状態
を設定できるようにする。
【0015】前記レジスト装置のループ形成部20にお
いて、用紙の上側にループを形成しようとする際には、
下揺動ガイド板21aに対するソレノイド26aを作動
させて、ブラケット23aをストッパ24aに当接さ
せ、下揺動ガイド板を開閉不能な状態に保持させる。そ
の状態では、用紙の下部がガイド板21aにより規制さ
れ、上揺動ガイド板21は自由に揺動されるように設定
される。そして、用紙に対する整合作用を行うと、スプ
リング29による付勢力に対抗して、用紙のループは上
向きに形成され、用紙のループが上揺動ガイド板21を
押し上げる状態で、用紙に対する整合作用を行うことが
できる。また、用紙のループを下向きに形成する場合に
は、上揺動ガイド板21を固定した状態で、下揺動ガイ
ド板を自由に揺動させ得るように設定することにより、
用紙のループの形成の動作に対応させることができる。
いて、用紙の上側にループを形成しようとする際には、
下揺動ガイド板21aに対するソレノイド26aを作動
させて、ブラケット23aをストッパ24aに当接さ
せ、下揺動ガイド板を開閉不能な状態に保持させる。そ
の状態では、用紙の下部がガイド板21aにより規制さ
れ、上揺動ガイド板21は自由に揺動されるように設定
される。そして、用紙に対する整合作用を行うと、スプ
リング29による付勢力に対抗して、用紙のループは上
向きに形成され、用紙のループが上揺動ガイド板21を
押し上げる状態で、用紙に対する整合作用を行うことが
できる。また、用紙のループを下向きに形成する場合に
は、上揺動ガイド板21を固定した状態で、下揺動ガイ
ド板を自由に揺動させ得るように設定することにより、
用紙のループの形成の動作に対応させることができる。
【0016】また、本発明の上下の揺動ガイド板21、
21aに対して配置する開閉手段は、図示される例とは
別に、他の任意の開閉機構を用いて構成することもでき
る。さらに、本発明のレジスト装置の用紙路は、図4に
示されるように構成することも可能である。前記図4に
示されるレジスト装置10aにおいては、前記図1の装
置の場合と同様に、用紙路の上下流に2つのローラ装置
11、12を配置するとともに、レジストローラ装置1
2の直前部には、ゲート部材13を設けている。さら
に、用紙路を規制する上下のガイド板14、15の間に
は、ループ形成部20aを配置し、前記ループ形成部の
上部には開口部30を、下部には揺動ガイド板31をそ
れぞれ配置している。前記用紙路に配置するループ形成
部20aでは、用紙のループが上向きに形成される場合
には、開口部30の部分でループを形成させることがで
き、用紙のループが下方に向けて形成される場合には、
揺動ガイド板31が用紙によって開かれるようにするこ
とができる。また、前記図4に示される例においても、
揺動ガイド板31に対する開閉機構として、図3に示さ
れるような駆動手段を用いることができる。
21aに対して配置する開閉手段は、図示される例とは
別に、他の任意の開閉機構を用いて構成することもでき
る。さらに、本発明のレジスト装置の用紙路は、図4に
示されるように構成することも可能である。前記図4に
示されるレジスト装置10aにおいては、前記図1の装
置の場合と同様に、用紙路の上下流に2つのローラ装置
11、12を配置するとともに、レジストローラ装置1
2の直前部には、ゲート部材13を設けている。さら
に、用紙路を規制する上下のガイド板14、15の間に
は、ループ形成部20aを配置し、前記ループ形成部の
上部には開口部30を、下部には揺動ガイド板31をそ
れぞれ配置している。前記用紙路に配置するループ形成
部20aでは、用紙のループが上向きに形成される場合
には、開口部30の部分でループを形成させることがで
き、用紙のループが下方に向けて形成される場合には、
揺動ガイド板31が用紙によって開かれるようにするこ
とができる。また、前記図4に示される例においても、
揺動ガイド板31に対する開閉機構として、図3に示さ
れるような駆動手段を用いることができる。
【0017】前記図1または図4に示されるようなレジ
スト装置を構成し、図5に示されるような封筒を用いて
画像を記録する場合には、その封筒の向きに応じて、揺
動ガイド板を開閉するようにする。例えば、封筒の表面
に画像の記録を行う場合には、前記封筒は上側に向けて
ループを形成しやすいものであるから、用紙のループを
上向きに形成できるようにする。そこで、図1の例で
は、下の揺動ガイド板21aを閉じた状態にすることに
より、用紙のループに対応させることができ、図4では
上部の開口部30に向けてループを突出させることがで
きる。これに対して、封筒の裏面に画像を記録する場合
には、用紙のループは下方に向けて形成する必要がある
ので、上部のガイド板21を固定位置に保持して、用紙
の下向きのループに対応させることができる。
スト装置を構成し、図5に示されるような封筒を用いて
画像を記録する場合には、その封筒の向きに応じて、揺
動ガイド板を開閉するようにする。例えば、封筒の表面
に画像の記録を行う場合には、前記封筒は上側に向けて
ループを形成しやすいものであるから、用紙のループを
上向きに形成できるようにする。そこで、図1の例で
は、下の揺動ガイド板21aを閉じた状態にすることに
より、用紙のループに対応させることができ、図4では
上部の開口部30に向けてループを突出させることがで
きる。これに対して、封筒の裏面に画像を記録する場合
には、用紙のループは下方に向けて形成する必要がある
ので、上部のガイド板21を固定位置に保持して、用紙
の下向きのループに対応させることができる。
【0018】また、本発明の装置では、封筒以外にも、
他の任意の用紙類に対して、整合作用を行うことができ
るものであるから、その用紙の性質に応じて、レジスト
装置では任意の方向に用紙のループを形成する作用に対
応させることができる。そして、その用紙に形成するル
ープの方向は、あらかじめ用紙のループの形成方向が判
明している場合には、画像形成装置に設けたコントロー
ルパネルのセットボタンを用いて設定することができ
る。これに対して、用紙の特性が判明しない場合には、
揺動ガイド板に対して圧力センサ等を配置しておき、用
紙のループによる押圧力を検知した信号を、制御装置に
入力することによって、該当する揺動ガイド板の反対側
のガイド板を閉じる動作を行い、用紙のループ形成方向
を任意に設定する方式を用いることができる。なお、本
発明のレジスト装置においては、ゲート部材を用いず
に、用紙の先端部をレジストローラ装置に突入させた状
態で整合作用を行う機構のものとして構成することもで
きるものであり、その場合でも、用紙路に配置する揺動
ガイド板の開閉機構は、前記実施例の場合と同様に構成
することができる。
他の任意の用紙類に対して、整合作用を行うことができ
るものであるから、その用紙の性質に応じて、レジスト
装置では任意の方向に用紙のループを形成する作用に対
応させることができる。そして、その用紙に形成するル
ープの方向は、あらかじめ用紙のループの形成方向が判
明している場合には、画像形成装置に設けたコントロー
ルパネルのセットボタンを用いて設定することができ
る。これに対して、用紙の特性が判明しない場合には、
揺動ガイド板に対して圧力センサ等を配置しておき、用
紙のループによる押圧力を検知した信号を、制御装置に
入力することによって、該当する揺動ガイド板の反対側
のガイド板を閉じる動作を行い、用紙のループ形成方向
を任意に設定する方式を用いることができる。なお、本
発明のレジスト装置においては、ゲート部材を用いず
に、用紙の先端部をレジストローラ装置に突入させた状
態で整合作用を行う機構のものとして構成することもで
きるものであり、その場合でも、用紙路に配置する揺動
ガイド板の開閉機構は、前記実施例の場合と同様に構成
することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の画像形成装置の用紙案内装置
は、前述したように構成したものであり、レジスト装置
に配置する上下のガイド板を、別個に揺動可能に設けた
ことにより、用紙の性質に対応させて、用紙に形成する
ループの方向を規定することができ、任意の用紙類に対
して整合作用を容易に行うことができる。また、本発明
のレジスト装置では、用紙に対して無理な方向に曲げ作
用を付与したりすることがないので、封筒のような特殊
な用紙類に対する整合作用をも容易に行うことができ、
感光体ドラムからの画像転写の位置を正確に設定するこ
とができる。
は、前述したように構成したものであり、レジスト装置
に配置する上下のガイド板を、別個に揺動可能に設けた
ことにより、用紙の性質に対応させて、用紙に形成する
ループの方向を規定することができ、任意の用紙類に対
して整合作用を容易に行うことができる。また、本発明
のレジスト装置では、用紙に対して無理な方向に曲げ作
用を付与したりすることがないので、封筒のような特殊
な用紙類に対する整合作用をも容易に行うことができ、
感光体ドラムからの画像転写の位置を正確に設定するこ
とができる。
【図1】 本発明のレジスト装置の構成を示す側面図で
ある。
ある。
【図2】 上揺動ガイド板を開いた状態を示す説明図で
ある。
ある。
【図3】 揺動ガイド板の揺動機構の構成を示す斜視図
である。
である。
【図4】 本発明のレジスト装置の第2の実施例を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】 一般的な封筒の構成を示す説明図である。
1 封筒、 10 レジスト装置、 11 プリ
レジストローラ装置、12 レジストローラ装置、
20 ループ形成部、21・21a 揺動ガイド
板、 25・25a 揺動装置、26・26a ソ
レノイド、 30 上部開口、31 揺動ガイド
板。
レジストローラ装置、12 レジストローラ装置、
20 ループ形成部、21・21a 揺動ガイド
板、 25・25a 揺動装置、26・26a ソ
レノイド、 30 上部開口、31 揺動ガイド
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今田 大輔 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 宮崎 三男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 画像担持体に形成したトナー画像を用紙
に転写する位置の直前部に、用紙のレジスト装置を配置
し、前記レジスト装置のループ形成部で用紙にループを
形成し、用紙の先端部の整合を行う装置において、 前記レジスト装置のループ形成部に、用紙に対して形成
するループの方向を任意に設定可能な案内手段を配置
し、 用紙に形成するループの方向を設定し得るようにするこ
とを特徴とする画像形成装置の用紙案内装置。 - 【請求項2】 前記レジスト装置に配置する上下のガイ
ド板を、上流側の端部に配置する支軸を介して揺動可能
に設けるとともに、 一方のガイド板を揺動させる手段を選択的に設け、用紙
の性質等に対応させてループの形成方向を設定すること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の用紙案内
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5085696A JPH06271138A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 画像形成装置の用紙案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5085696A JPH06271138A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 画像形成装置の用紙案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06271138A true JPH06271138A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13865999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5085696A Pending JPH06271138A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 画像形成装置の用紙案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06271138A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4319752A1 (de) * | 1992-06-15 | 1993-12-16 | Matsushita Electric Works Ltd | Elektromagnetisches Relais |
KR100495460B1 (ko) * | 1997-05-08 | 2005-09-30 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 가동식 종이 안내판 기구를 구비한 프린터 |
JP2006347769A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-12-28 | Ricoh Co Ltd | 用紙搬送装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙搬送方法 |
JP2013220880A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP5085696A patent/JPH06271138A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4319752A1 (de) * | 1992-06-15 | 1993-12-16 | Matsushita Electric Works Ltd | Elektromagnetisches Relais |
KR100495460B1 (ko) * | 1997-05-08 | 2005-09-30 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 가동식 종이 안내판 기구를 구비한 프린터 |
JP2006347769A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-12-28 | Ricoh Co Ltd | 用紙搬送装置、用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙搬送方法 |
JP4695526B2 (ja) * | 2005-05-20 | 2011-06-08 | 株式会社リコー | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
JP2013220880A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置 |
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