JPH0626953Y2 - プラズマ・デイスプレイ・パネル駆動装置 - Google Patents

プラズマ・デイスプレイ・パネル駆動装置

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JPH0626953Y2
JPH0626953Y2 JP1983047575U JP4757583U JPH0626953Y2 JP H0626953 Y2 JPH0626953 Y2 JP H0626953Y2 JP 1983047575 U JP1983047575 U JP 1983047575U JP 4757583 U JP4757583 U JP 4757583U JP H0626953 Y2 JPH0626953 Y2 JP H0626953Y2
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transistor
signal
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三久 神津
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装置に関
し、特にACプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装置
に関する。
従来、ACプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装置に
おいて、ACプラズマ・ディスプレイ・パネルの表示素
子を駆動するために、点灯時間と非点灯時間とのタイミ
ングを制御する低電圧制御信号が用いられる。また、点
灯時間として予備点灯時間と正式点灯時間とのタイミン
グを制御する高電圧起動信号が用いられ、さらに、その
表示素子によって定められる所定繰返し周期をもった正
式点灯時間を制御する高電圧の電源信号(以下、高電圧
電源信号と称す)が用いられる。
この高電圧電源信号が“1”レベルから“0”レベルに
遷移するとき、高電圧電源信号を用いて表示素子を駆動
する出力駆動回路内に使用されているダイオードの逆回
復時間との関係から、出力駆動回路の出力信号が所定の
高電圧レベルに達しない鈍化した異常電圧が発生するこ
とがある。
この異常電圧によりプラズマ・ディスプレイ・パネルの
表示画面が消灯したり、暗い点灯となる現象がおきる。
この異常電圧の発生を防ごうとすると、高電圧電源信号
のパルス幅、周期や高電圧起動信号及び低電圧制御信号
の周期等の駆動条件がかなり制限されるという問題があ
る。
第1図は従来のプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装
置の一例を示すブロック図である。
この駆動装置は、プラズマ・ディスプレイ・パネルの表
示素子を駆動する出力駆動回路106と、この出力駆動
回路106に高電圧電源信号101を与える電源回路1
09と、出力駆動回路106に高電圧起動信号102を
与える起動信号発生回路111と、電源回路109に低
電圧電源制御号108を与え、起動信号発生回路111
に低電圧起動制御信号110を与え、制御信号バッファ
回路113を介して出力駆動回路106に低電圧制御信
号103を与える制御信号発生回路107とを含んで構
成されている。
第2図は第1図に示す出力駆動回路106の詳細回路
図、第3図は第2図に示す出力駆動回路106の動作を
説明するための波形図である。
第3図を用いて第2図に示す出力駆動回路106の動作
について説明する。
出力駆動回路106は、電源回路109から供給される
高電圧電源信号101が“1”レベルで、且つ低電圧制
御信号103が“0”レベルのとき、トランジスタ1お
よび出力端子14を経てプラズマ・ディスプレイ・パネ
ルに電流を供給する。また、高電圧電源信号101が低
電圧のときには出力端子14より入力される逆方向の電
流により、ダイオード4が導通してトランジスタ1のエ
ミッタ・ベース間は導通状態となることから、ベース・
コレクタ間はダイオードと等価となり、電源回路109
は端子11からこの逆方向の電流をダイオード4,トラ
ンジスタ1のベース・コレクタを経て吸収するので出力
端子14は“0”レベルとなる。
起動信号発生回路111から供給される高電圧起動信号
102が“1”レベルのときは、抵抗5,ダイオード3
を経てトランジスタ1にベース電流が供給されて、トラ
ンジスタ1は動作状態になる。また、低電圧制御信号1
03が“1”レベルのときは、抵抗6を経てトランジス
タ2にベース電流が供給されてトランジスタ2は動作状
態になり、その結果、トランジスタ2のコレクタ電位お
よびトランジスタ1のベース電位は“0”レベルとな
り、したがって高電圧起動信号102が“1”レベルで
あってもトランジスタ1は非動作状態になり、出力端子
14は“0”レベルにマスクされる。
このように、出力端子14から出力する出力信号104
の状態は、高電圧電源信号101,高電圧起動信号10
2,低電圧制御信号103の組み合せにより定まる。
次に、動作の基本タイミングについて第3図を用いて説
明する。
周期tはプラズマ・ディスプレイ・パネルの予備点灯
時間tと正式点灯時間tで構成される。
予備点灯時間tは、後述する時間tと、高電圧電源
信号101および高電圧起動信号102によって時間t
後に所定の予備点灯時間tが確保できるようにあら
かじめ設定された時間tとからなる。また、出力信号
104が低電圧制御信号103の“1”レベルによりマ
スクされて“0”レベルを持続する期間を非点灯時間と
する。
これら予備点灯時間tおよび正式点灯時間tはラズ
マ・ディスプレイ・パネルの規模により変化する。
出力端子14にプラズマ・ディスプレイ・パネルの表示
素子を駆動する出力信号104を得る場合、高電圧起動
信号102は第3図に示す予備点灯時間tの間、高電
圧電源信号101に同期させ、低電圧制御信号103の
“1”レベルは高電圧電源信号101の正式点灯時間t
に同期させる。
また、端子12に高電圧起動信号102の“1”レベル
が供給され、端子13には低電圧起動信号103の
“0”レベルが供給され、トランジスタ2が完全に非動
作状態の場合、起動電流はトランジスタ1に流れるベー
ス電流のみになり、トランジスタ1が動作状態になる。
すなわち、端子12に高電圧起動信号102の“1”レ
ベルが供給され、端子14には端子11から供給される
高電圧電源信号101の“1”レベルがトランジスタ1
から出力信号104として出力されているとき、ダイオ
ード4は非導通状態にある。
トランジスタ1が動作状態にあるからトランジスタ1の
ベース・エミッタ間電圧をVBE1とすると、端子12
および端子14間に接続された抵抗5とダイオード3と
トランジスタ1のベース・エミッタの直列接続回路にお
いて、高電圧起動信号102の電圧値は、抵抗5のドロ
ップ電圧値とダイオード3の順電圧VF3の値とトランジ
スタ1のベース・エミッタ間電圧VBE1の値と端子1
04の出力電圧値との和に等しい関係にあることが分
る。
したがって、起動電流はこの直列接続回路の抵抗5を流
れる電流であるから、オームの法則により(抵抗5のド
ロップ電圧値)=(起動電流)×(抵抗5の抵抗値)で
ある。ここで、上述した各レベル値の和の関係から、 (抵抗5のドロップ電圧値)=(高電圧起動信号102
の電圧値)−〔(ダイオード3の順電圧VF3の値)+
(トランジスタ1のベース・エミッタ間電圧VBE1の
値)+(端子104の出力電圧値)〕 である。これらの関係から起動電流は、 起動電流=〔(高電圧起動信号102の電圧値)−(ダ
イオード3の順電圧VF3の値)−(トランジスタ1のベ
ース・エミッタ間電圧VBE1の値)−(端子104の
出力電圧値)〕/(抵抗5の抵抗値) で表わされる。
一方、時間tおよびtについて説明すると、高電圧
電源信号101および高電圧起動信号102が“0”レ
ベルから“1”レベルに変化するのに同期して低電圧制
御信号103が“1”レベルから“0”レベルに変化し
ても、トランジスタ2はそれ自体の蓄積時間tおよび
下降時間tによりまだ前の“1”レベル状態を保持し
ているので、動作状態から非動作状態に遷移する時間が
遅れ、この遅れによって出力信号104は時間tを生
じる。
この時間tの期間は、トランジスタ2がまだ動作状態
を持続しており、従って、トランジスタ1および2とも
動作状態にあり、起動端子12から流入する起動電流は
抵抗5およびダイオード3を経てトランジスタ1とトラ
ンジスタ2とに分流するが、トランジスタ2のコレクタ
電流の方がトンジスタ1のベース電流に対して十分大き
な電流比率で分流する。
上述したように、トランジスタ1および2とも動作状態
のときはダイオード3には大きな順電流が流れる。この
ダイオード3の大きな順電流(この場合は起動電流)の
電流量に依存してその逆回復時間trr(1)も長くなるか
ら、時間t後にトランジスタ2が非動作状態になりダ
イオード3の順電流がトランジスタ1のベース電流のみ
となる時間tに移行する。
この状態で、予備点灯時間tを終了し正式点灯時間t
2に移行し、高電圧電源信号101および高電圧起動信
号102が“1”レベルから“0”レベルに遷移する
と、プラズマ・ディスプレイ・パネルは容量をもってお
り電荷が蓄えられているので、このプラズマ・ディスプ
レイ・パネルから出力端子14へ逆流する電流はダイオ
ード4およびトランジスタ1のベース・コレクタを通っ
て電源端子11に流れるものと、ダイオード3の逆回復
時間trr(1)によりダイオード4とダイオード3と抵抗
5との経路で起動端子12に流れるものとに分流され
る。
通常動作では起動端子12に流れる電流よりも電源端子
11に流れる電流が大きいが、トランジスタ2のベース
の接合容量、前述の蓄積時間および下降時間等のばらつ
きによりトランジスタ2の動作状態から非動作状態への
遷移が遅れてダイオード3の順電流が大きくなり、した
がってその逆回復時間が長くなり、電源端子11に逆流
する電流よりも起動端子12に流れる電流が多くなると
いう異常状態が生じることがある。その場合、トランジ
スタ1のベース・コレクタ間の等価ダイオードの順電流
がダイオード3の順電流よりも少ないので、逆回復時間
rr(2)も短い。
本来の正常動作ならば、逆回復時間trr(2)において、
端子11の高電圧電源信号101の“1”レベルにより
トランジスタ1のコレクタ・ベースの容量を介してベー
スにベース電流が流れてトランジスタ1が動作状態にな
り、出力端子14に高電圧電源信号101の“1”レベ
ルが出力され、高電圧電源信号101が“0”レベルに
なるとプラズマ・ディスプレイ・パネルからの逆電流に
より、再びトランジスタ1のベース・コレクタの等価ダ
イオードに順電流が、ダイオード3に逆回復電流が流
れ、出力信号104は“0”レベルになる。このサイク
ルを繰り返すことにより、正常な出力信号104をプラ
ズマ・ディスプレイ・パネルに供給する。
しかしながら、上述したように、ダイオード3の逆回復
電流が大きいため、そのときのトランジスタ1のベース
電流が正常に供給されなくなり、トランジスタ1は動作
状態にならず出力信号104が異常電圧となる。
すなわち、時間t2に移行した瞬間からダイオード3に
は上述した大きな順電流に依存した逆回復電流が流れ始
めるので、出力信号104の点灯信号の“1”レベルは
ダイオード4とダイオード3と抵抗5との経路で端子1
2に流れる電流によりほとんど“0”レベルの異常電圧
となる。次の点灯時間では逆回復電流の減少に応答して
トランジスタ1に微小なベース電流が流れその出力信号
104は前の点灯時間よりもわずかに高いレベルに達す
る。
この動作を繰返し、逆回復時間trr(1)の経過とともに
減少する逆回復電流に応答して、トランジスタ1のベー
ス電流も増加するようになりその出力の出力信号104
の点灯信号のレベルも徐々に所定の“1”レベルの点灯
信号が出力されるように回復していく(第3図の時間t
5の出力信号104の波形参照)。
以上述べたように、正常動作時の順電流が時間tでト
ランジスタ1に流れるベース電流のみであるのに対し、
異常動作時の順電流は、時間tにおけるトランジスタ
1のベース電流とトランジスタ2のコレクタ電流および
時間tにおけるトランジスタ1のベース電流を合わせ
た電流であり、異常時の順電流がはるかに大きく、した
がって、その逆回復時間trr(1)も長くなり、出力信号
104の異常電圧が回復する時間も長くなる。
上述の説明で分るように、出力駆動回路106が正常
で、且つ安定な動作をする条件は、ダイオード3の逆回
復時間trr(1)が、トランジスタ1のベース・コレクタ
間の等価ダイオードの逆回復時間trr(2)よりも短いこ
とである。
従来のプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装置では、
上述した出力信号104が所定の“1”レベルに達しな
い異常電圧が、逆回復時間trr(1)によって時間t
間発生する欠点がある。
また、トランジスタ1のベース・コレクタ間の等価ダイ
オードの逆回復時間trr(2)内で高電圧電源信号101
を“0”レベルから“1”レベル高電圧に遷移させて異
常電圧の発生を軽減するには、予備点灯時間tを長く
し、点灯時間t内の周波数を上げることになり、消費
電力が増加する等の表示素子を駆動する条件がかなり限
定される欠点があった。また、予備点灯時間tでトラ
ンジスタ2より接地端子15に流れる電流は、無駄電流
であり、抵抗5,ダイオード3,トランジスタ2のパワ
ー損失の増加になる欠点があった。
本考案の目的は、上述の欠点を除去することにより、プ
ラズマ・ディスプレイ・パネルの表示素子を駆動する出
力駆動回路の出力信号が予備点灯時間から正式点灯時間
に移行した直後に出力レベル異常となる時間を短縮し、
高電圧電源信号のパルス幅とその周期、および高電圧起
動信号と低電圧制御信号との各周期等の駆動条件を緩和
して設計を容易にしたプラズマ・ディスプレイ・パネル
駆動装置を提供することにある。
本考案のプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装置は、
プラズマ・ディスプレイ・パネルの表示素子を駆動する
出力駆動回路が、予備点灯時間および所定繰返し周期を
もつ正式点灯時間を制御する高電圧電源信号をコレクタ
に供給され、ベースに第1の抵抗と第1のダイオードと
を介して前記予備点灯時間および前記正式点灯時間のタ
イミングを制御する高電圧起動信号を供給され、エミッ
タを出力端子とするとともに前記出力端子と前記ベース
間に第2のダイオードが接続された第1のトランジスタ
と、この第1のトランジスタのベースと前記第1および
前記第2のダイオードの各カソード電極との共通接続点
にコレクタが接続され、ベースが第3の抵抗を介して接
地電位にバイアスされかつ点灯時間および非点灯時間の
タイミングを制御する低電圧制御信号が第2の抵抗を介
して供給され、エミッタが接地端子に接続される第2の
トランジスタとから構成されたプラズマ・ディスプレイ
・パネル駆動装置において、前記第1のトランジスタの
ベースに供給される前記高電圧起動信号の“0”レベル
から“1”レベルへの立上りのタイミングが遅延回路で
遅延されて供給され、前記遅延回路の遅延量は少なくと
も前記第2のトランジスタの有する過渡応答時間の蓄積
時間および下降時間の和の時間に相当することを特徴と
する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例について図面を用いて説明す
る。
第4図は本考案の実施例のブロック図であり、第5図は
実施例の動作を説明するための波形図である。
第4図及び第5図によれば、本考案のプラズマ・ディス
プレイ・パネル駆動装置は、低電圧電源制御信号108
と低電圧起動制御信号110と低電圧制御入力信号11
2とを発生する制御信号発生回路107と、低電圧電源
制御信号108を入力して(第1の)予備点灯時間t
内は高レベル、正式点灯時間t内は所定の繰返し周期
をもつ高電圧の電源信号からなる高電圧電源信号101
を生成する電源回路109と、低電圧起動制信号110
を入力しその信号の“0”レベルから“1”レベルへの
立上りのタイミングを時間t相当の時間遅延して遅延
起動制御入力信号115を生成する起動制信号遅延回路
114と、遅延起動制御入力信号115を入力して予備
点灯時間t内であって遅延時間の終了時から予備点灯
時間tの終了時までは高レベル((第2の)予備点灯
時間t)となり、点灯時間t内は低レベルとなる遅
延起動制御信号116を生成する起動信号発生回路11
1と、低電圧制御入力信号112を入力し予備点灯時間
内と点灯時間t内は低レベル、非点灯時間内は高
レベルとなる低電圧制御信号103を生成する制御信号
バッファ回路113と、高電圧電源信号101と遅延起
動制御信号116と低電圧制御信号103とを入力して
表示素子を駆動するための出力信号104を出力する出
力駆動回路106とを備えて構成される。
つまり、第1図に示した従来の装置の制御信号発生回路
107と、起動信号発生回路111との間に起動制御信
号遅延回路114を追加したものである。
起動制御信号遅延回路114を設けたことにより、その
出力の遅延起動制御信号116の“1”レベルの信号は
従来の高電圧起動信号102と比べて“0”レベルから
“1”レベルへの立上りのタイミングを時間t相当時
間遅れて出力駆動回路106に供給される。
従って、低電圧制御信号103の“0”レベルが供給さ
れトランジスタ2が蓄積時間t及び下降時間t(第
3図の時間t)を経て動作状態から非動作状態に遷移
した直後に、時間t相当時間遅延された高電圧起動信
号116が“1”レベルとなり、抵抗5およびダイオー
ド3を経てトランジスタ1にベース電流を供給し、トラ
ンジスタ1を動作状態にする。
即ち、第2図に示す出力駆動回路106の起動端子12
の電圧を時間tの間“0”レベルにしてダイオード3
に流れる順電流を無くし、その後の時間tではダイオ
ード3に流れる順電流はトランジスタ1のベース電流I
のみにする。
一般にトランジスタのベース電流はその出力電流の1/
FE(hFEは順方向電流増幅率)しか流れないから、ダ
イオード3を経て供給されるベース電流Iよりも、プ
ラズマ・ディスプレイ・パネルの蓄積電荷が出力端子1
4からダイオード4を経てトランジスタ1のベース・コ
レクタ間の等価ダイオードから端子12に逆流して吸込
まれる電流の方が大きく、したがって、正常な動作条件
である前述のダイオード3の逆回復時間trr(1)がトラ
ンジスタ1のベース・コレクタ間のダイオードの逆回復
時間trr(2)より短い関係が成立する。
このことから、ダイオード3の逆回復時間trr(1)が短
縮(時間tより時間tへ)され、高電圧電源信号1
01のパルス幅と周期、および高電圧起動信号102と
低電圧制御信号103との各周期等の駆動条件を設定す
るに当っては上述した出力信号の異常電圧を対策する必
要がなくなるので設計が容易になる。
第3図と第5図に示す出力信号104の波形を比較すれ
ば明らかなように、出力信号104の異常状態が起る時
間tは極めて短くなっており、異常電圧の発生も少な
くなっている。
以上詳細に説明したように、本考案によれば、プラズマ
・ディスプレイ・パネルの表示素子を駆動する出力駆動
回路の出力信号が予備点灯時間から正式点灯時間に移行
した直後に出力信号の電圧が異常に小さくなることを軽
減することができる。また高電圧電源信号のパルス幅と
周期、および高電圧起動信号と低電圧制御信号との各周
期等の駆動条件を対策する必要がなく、設計の容易なプ
ラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装置が得られるので
その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動装
置の一例のブロック図、第2図は第1図に示す出力駆動
回路の詳細回路図、第3図は第2図に示す出力駆動回路
の動作を説明するための波形図、第4図は本考案の一実
施例のブロック図、第5図は第4図に示す一実施例の動
作を説明するための波形図である。 1,2……トランジスタ、3,4……ダイオード、5,
6,7……抵抗、11……電源端子、12……起動端
子、13……低電圧制御入力信号端子、14……出力端
子、15……接地端子、101……高電圧電源信号、1
02……高電圧起動信号、103……低電圧制御信号、
104……出力信号、106……出力駆動回路、107
……制御信号発生回路、108……低電圧電源制御信
号、109……電源回路、110……低電圧起動制御信
号、111……起動信号発生回路、112……低電圧制
御入力信号、113……制御信号バッファ回路、114
……起動制御信号遅延回路、115……遅延起動制御入
力信号、116……遅延起動制御信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマ・ディスプレイ・パネルの表示素
    子を駆動する出力駆動回路が、予備点灯時間および所定
    繰返し周期をもつ正式点灯時間を制御する高電圧電源信
    号をコレクタに供給され、ベースに第1の抵抗と第1の
    ダイオードとを介して前記予備点灯時間および前記正式
    点灯時間のタイミングを制御する高電圧起動信号を供給
    され、エミッタを出力端子とするとともに前記出力端子
    と前記ベース間に第2のダイオードが接続された第1の
    トランジスタと、この第1のトランジスタのベースと前
    記第1および前記第2のダイオードの各カソード電極と
    の共通接続点にコレクタが接続され、ベースが第3の抵
    抗を介して接地電位にバイアスされかつ点灯時間および
    非点灯時間のタイミングを制御する低電圧制御信号が第
    2の抵抗を介して供給され、エミッタが接地端子に接続
    される第2のトランジスタとから構成されたプラズマ・
    ディスプレイ・パネル駆動装置において、前記第1のト
    ランジスタのベースに供給される前記高電圧起動信号の
    “0”レベルから“1”レベルへの立上りのタイミング
    が遅延回路で遅延されて供給され、前記遅延回路の遅延
    量は少なくとも前記第2のトランジスタの有する過渡応
    答時間の蓄積時間および下降時間の和の時間に相当する
    ことを特徴とするプラズマ・ディスプレイ・パネル駆動
    装置。
JP1983047575U 1983-03-31 1983-03-31 プラズマ・デイスプレイ・パネル駆動装置 Expired - Lifetime JPH0626953Y2 (ja)

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