JP3250242B2 - ゲートターンオフサイリスタ駆動回路 - Google Patents

ゲートターンオフサイリスタ駆動回路

Info

Publication number
JP3250242B2
JP3250242B2 JP28978991A JP28978991A JP3250242B2 JP 3250242 B2 JP3250242 B2 JP 3250242B2 JP 28978991 A JP28978991 A JP 28978991A JP 28978991 A JP28978991 A JP 28978991A JP 3250242 B2 JP3250242 B2 JP 3250242B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate current
signal
gto thyristor
circuit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28978991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05129921A (ja
Inventor
正光 熊澤
満 松川
孝弥 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP28978991A priority Critical patent/JP3250242B2/ja
Publication of JPH05129921A publication Critical patent/JPH05129921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3250242B2 publication Critical patent/JP3250242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thyristor Switches And Gates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、GTOサイリスタ駆
動回路、特にGTOサイリスタに断続的な直流電流を流
す際にGTOサイリスタを駆動するためのGTOサイリ
スタ駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】GTOサイリスタをオンにするためのオ
ン信号は、GTOサイリスタを速やかにオンにするため
に、ハイゲート駆動を行っている。つまり、初期に定常
ゲート電流に比べてかなり大きいゲート電流を流し、所
定時間経過後は少ない値の定常ゲート電流のみ流すよう
にしている。
【0003】図3にGTOサイリスタを上記のようにハ
イゲート駆動するGTOサイリスタ駆動回路の既提案例
(実願平3−012375号参照)の回路図を示す。図
3において、GTOゲート駆動回路21は、GTOサイ
リスタ33にオンゲート電流を流すオンゲート電流発生
回路22と、同じくGTOサイリスタ33にオフゲート
電流を流すオフゲート電流発生回路23と、それらに給
電する直流電源24,25と、単安定マルチバイブレー
タ等のワンショット回路26とからなる。
【0004】オンゲート電流発生回路22は、電流制限
用の抵抗27,28とスイッチ素子29,30とからな
り、抵抗27およびスイッチ素子29はGTOサイリス
タ33にハイゲート電流を流すハイゲート電流発生回路
31を構成し、抵抗28およびスイッチ素子30はGT
Oサイリスタ33に定常ゲート電流を流す定常ゲート電
流発生回路32を構成している。
【0005】なお、スイッチ素子29,30としては、
例えば電界効果型トランジスタ等が用いられる。また、
抵抗27の抵抗値は抵抗28の抵抗値に比べて小さく設
定し、比較的大きい電流をGTOサイリスタ33のゲー
トに流すことができるようにしている。上記オンゲート
電流発生回路22は、GTOサイリスタ33に対するオ
ン信号34が立ち上がると、スイッチ素子29,30が
同時にオンとなる。スイッチ素子29は、ワンショット
回路26の働きでオン信号34が立ち上がった後一定時
間(10〜20μsec 程度)のみオン状態を維持し、そ
の後オフとなる。また、スイッチ素子30は、オン信号
34がハイレベルになっている期間中継続してオン状態
を維持し、オン信号34が立ち下がるとオフとなる。
【0006】スイッチ素子30がオンとなると、直流電
源24から抵抗28およびスイッチ素子30を通してG
TOサイリスタ33のゲートに定常ゲート電流が流れ
る。また、スイッチ素子29がオンとなると、直流電源
24から抵抗27およびスイッチ素子29を通してGT
Oサイリスタ33のゲートにハイゲート電流が流れる。
したがって、オン信号34が立ち上がると、その直後の
一定時間は定常ゲート電流にハイゲート電流を加えたも
のが流れ、上記一定時間の経過後オン信号34が立ち下
がるまでの間は定常ゲート電流のみが流れることにな
る。
【0007】上記直流電源24から抵抗28を通してG
TOサイリスタ33のゲートに流れる電流は、図4
(a)に示すように一定の値であり、オン信号34がハ
イレベルの期間中継続して流れる(定常ゲート電流)。
一方、直流電源24から抵抗27を通してGTOサイリ
スタ33のゲートに流れる電流は、図4(b)に示すよ
うに、オン信号34の立ち上がり直後の一定時間(ワン
ショット回路26で設定される)だけ流れ、その後は零
になる。
【0008】したがって、GTOサイリスタ33のゲー
トに流れる合成ゲート電流は、図4(c)に示すように
なり、オン信号34の立ち上がり直後一定時間は定常状
態に比べてかなり大きい電流が流れる。この後、GTO
サイリスタ33に対するオン信号34が立ち下がると、
スイッチ素子30がオフとなるとともに、GTOサイリ
スタ33に対するオフ信号(上記のオン信号34を反転
した信号)が立ち上がって、今度は直流電源25を駆動
電源としてオフゲート電流発生回路23が作動し、GT
Oサイリスタ33のゲートに逆極性の電流を流してGT
Oサイリスタ33をオフにする。なお、このオフゲート
電流発生回路23の具体的な回路構成は、本件発明とは
直接関係しないので、図示を省略している。
【0009】なお、GTOサイリスタ33には、スナバ
回路35および還流ダイオード36が並列接続されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したGTOサイリ
スタ駆動回路は、GTOサイリスタ33のターンオフお
よびターンオンを一つの信号で行っている。つまり、オ
ン信号34の立ち上がりでGTOサイリスタ33をター
ンオンさせ、オン信号34の立ち下がりでGTOサイリ
スタ33をターンオフさせている。
【0011】このような単一の信号の立ち上がり・立ち
下がりでGTOサイリスタ33をターンオンおよびター
ンオフを制御する構成では、GTOサイリスタ33に断
続的な直流電流が流れるような回路において保持回路等
として使用する場合、つまり断続的に流れる直流電流が
過大となったときにGTOサイリスタ33をターンオフ
させるような場合に、以下に述べるような重大な問題が
生じる。
【0012】 GTOサイリスタ33へ流す直流電流
の断続に同期させてGTOサイリスタ33にオンゲート
電流およびオフゲート電流を流すことにより、直流電流
の断続に応じてGTOサイリスタ33をオンオフさせた
場合、GTOサイリスタ33の特性上最小オフ期間を設
定する必要があり、動作特性上制限がある。つまり、電
流が遮断した後つぎに電流が流れるまでの時間が最小オ
フ時間より短いような断続的な直流電流の通電には適用
できない。このような回路構成では、GTOサイリスタ
33に流す直流電流の断続周期が最小オフ時間の制限を
受けることになり、回路構成的に実現が困難である。
【0013】以下、図5を参照しながら上記のの構成
が直流電流の断続周期が最小オフ時間の制限を受けるこ
とを詳しく説明する。図5は、このように直流電流の断
続に同期させてGTOサイリスタ33にオンゲート電流
およびオフゲート電流を流す構成としたときの各部の波
形図を示し、同図(a)は断続する直流電流に同期した
同期パルスつまりオン信号34を示し、同図(b)はG
TOサイリスタ33に流れるゲート電流を示している。
【0014】つぎに、図5を参照して図3のGTOサイ
リスタ駆動回路の動作を説明する。図5(a)に示すよ
うに、直流電流の断続に同期したオン信号34が時刻t
1 で立ち上がると、図3のスイッチ素子29,30が同
時にオンとなり、図5(b)に示すように、GTOサイ
リスタ33のゲートに定常時より多いゲート電流が流れ
る。
【0015】この後の時刻t2 でスイッチ素子29がオ
フとなってGTOサイリスタ33に定常ゲート電流が流
れるようになる。この定常ゲート電流が流れている期間
は時刻t3 まで続き、このときに流れる電流がオンゲー
ト電流IONである。時刻t3 でオン信号34が立ち下が
ると、オンゲート電流IONがなくなり、オフゲート電流
OFF が流れ、それが時刻t4 まで続く。
【0016】時刻t5 で再びオン信号34が立ち上がる
と、時刻t1 〜t3 間と同様にオンゲート電流IONが流
れる。時刻t6 でオン信号34が立ち下がると、オンゲ
ート電流IONがなくなり、オフゲート電流IOFF が流
れ、それが時刻t8 まで続く。このオフ期間T2 は、G
TOサイリスタ33の特性上、最小オフ期間として設定
されており、オン信号34の低レベル期間T1 がオフ期
間T2 より短い場合、つまり時刻t8 以前の時刻t7
オン信号34が立ち上がると、GTOサイリスタ33に
オンゲート電流を供給することができず、GTOサイリ
スタ33をオン状態へ移行させることができない。
【0017】したがって、この発明の目的は、断続周期
が最小オフ時間による制限を受けることなくGTOサイ
リスタに断続的な直流電流を流すことができるGTOサ
イリスタ駆動回路を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明のGTOサイリ
スタ駆動回路は、断続的な直流電流を流すGTOサイリ
スタを駆動するもので、オンゲート電流発生回路とワン
ショット回路とラッチ回路とオフゲート電流発生回路と
からなる。オンゲート電流発生回路は、GTOサイリス
タに定常ゲート電流を流す定常ゲート電流発生回路およ
びGTOサイリスタにハイゲート電流を流すハイゲート
電流発生回路からなる。ワンショット回路は、断続的な
直流電流の立ち上がりに同期したオン信号が発生する毎
にハイゲート電流発生回路を一定時間作動させる。ラッ
チ回路は、オン信号の発生に応答して定常ゲート電流発
生回路を作動させオン信号とは独立したオフ信号の発生
に応答して定常ゲート電流発生回路の作動を停止させ
る。オフゲート電流発生回路は、オフ信号に発生に応答
してGTOサイリスタにオフゲート電流を供給する。
【0019】
【作用】この発明の構成によれば、断続的な直流電流に
同期したオン信号が発生すると、ラッチ回路が動作して
定常ゲート電流発生回路を継続的に作動させGTOサイ
リスタに定常ゲート電流を継続的に流してGTOサイリ
スタのオン状態を保持するとともに、オン信号が発生す
る毎にワンショット回路が動作してハイゲート電流発生
回路を一定時間ずつ作動させてGTOサイリスタにハイ
ゲート電流を流す。
【0020】つまり、断続的な直流電流が流れ始める
と、定常ゲート電流を継続的に流し、かつ直流電流が立
ち上がる毎にハイゲート電流を流す。この定常ゲート電
流はオフ信号が発生してラッチ回路が復旧するまで続
き、またオン信号とは独立したオフ信号の発生に応答し
てオフゲート電流発生回路が作動してGTOサイリスタ
にオフゲート電流を流し、GTOサイリスタをオフにす
る。
【0021】
【実施例】図1にこの発明の一実施例のGTOサイリス
タ駆動回路の回路図を示す。図1において、GTOゲー
ト駆動回路1は、GTOサイリスタ14にオンゲート電
流を流すオンゲート電流発生回路2と、同じくGTOサ
イリスタ14にオフゲート電流を流すオフゲート電流発
生回路3と、それらに給電する直流電源4,5と、例え
ば単安定マルチバイブレータからなるワンショット回路
6と、例えば双安定マルチバイブレータからなるラッチ
回路7とからなる。
【0022】オンゲート電流発生回路2は、電流制限用
の抵抗8,9とスイッチ素子10,11とからなり、抵
抗8およびスイッチ素子10はGTOサイリスタ14に
ハイゲート電流を流すハイゲート電流発生回路12を構
成し、抵抗9およびスイッチ素子11はGTOサイリス
タ14に定常ゲート電流を流す定常ゲート電流発生回路
13を構成している。
【0023】なお、スイッチ素子10,11としては、
既提案例と同様に例えば電界効果型トランジスタ等が用
いられる。また、抵抗8の抵抗値は抵抗9の抵抗値に比
べて小さく設定し、比較的大きい電流をGTOサイリス
タ14のゲートに流すことができるようにしている。上
記オンゲート電流発生回路2は、GTOサイリスタ14
に対するオン信号15が立ち上がると、スイッチ素子1
0,11が同時にオンとなる。上記オン信号15は、G
TOサイリスタ14に流すべき断続的な直流電流に同期
した同期パルスからなる。
【0024】ハイゲート電流発生回路12のスイッチ素
子10は、オン信号15が立ち上がるとワンショット回
路6が動作することにより、オン信号15が立ち上がっ
た後一定時間(10〜20μsec 程度)のみオン状態を
維持し、その後オフとなる。また、定常ゲート電流発生
回路13のスイッチ素子11は、オン信号15が一度立
ち上がるとラッチ回路7が動作することにより、その後
オン信号15がなくなっても継続してオン状態を維持
し、オン信号15とは独立したオフ信号16が立ち上が
ると、ラッチ回路7が復旧してオフとなる。上記オフ信
号は、保護等のために、GTOサイリスタ14をオフに
する必要があるときに、発生させるものである。
【0025】スイッチ素子11がオンとなると、直流電
源4から抵抗9およびスイッチ素子11を通してGTO
サイリスタ14のゲートに定常ゲート電流が流れる。ま
た、スイッチ素子10がオンとなると、直流電源4から
抵抗8およびスイッチ素子10を通してGTOサイリス
タ14のゲートにハイゲート電流が流れる。したがっ
て、オン信号15が立ち上がる毎に、その直後の一定時
間は定常ゲート電流にハイゲート電流を加えたものが流
れ、上記一定時間の経過後は定常ゲート電流のみが流
れ、この状態はオフ信号が立ち上がるまで続くことにな
る。
【0026】なお、直流電源4から抵抗8を通してGT
Oサイリスタ14のゲートに流れるハイゲート電流およ
び抵抗9を通してGTOサイリスタ14のゲートに流れ
る定常ゲート電流はそれぞれ既提案例と同じレベルで流
れることはいうまでもない。また、GTOサイリスタ1
4には、スナバ回路17および還流ダイオード18が並
列接続されている。
【0027】この実施例のGTOサイリスタ駆動回路で
は、断続的な直流電流に同期したオン信号15が発生す
ると、ラッチ回路7が動作して定常ゲート電流発生回路
13を継続的に作動させGTOサイリスタ14に定常ゲ
ート電流を継続的に流してGTOサイリスタ14のオン
状態を保持するとともに、オン信号15が発生する毎に
ワンショット回路6が動作してハイゲート電流発生回路
12を一定時間ずつ作動させてGTOサイリスタ14に
ハイゲート電流を流す。
【0028】つまり、断続的な直流電流が流れ始める
と、定常ゲート電流を継続的に流し、かつ直流電流が立
ち上がる毎にハイゲート電流を流す。この定常ゲート電
流はオフ信号16が発生してラッチ回路7が復旧するま
で続き、またオン信号15とは独立したオフ信号16の
発生に応答してオフゲート電流発生回路3が作動してG
TOサイリスタ14にオフゲート電流を流し、GTOサ
イリスタ14をオフにする。
【0029】図2は、このように直流電流の断続に同期
させてGTOサイリスタ14にオンゲート電流およびオ
フゲート電流を流す構成としたときの各部の波形図を示
し、同図(a)は断続しながら流れる直流電流を示し、
同図(b)は断続する直流電流に同期した同期パルスつ
まりオン信号15を示し、同図(c)はオフ信号16を
示し、同図(d)はGTOサイリスタ14に流れるゲー
ト電流を示している。
【0030】つぎに、図2を参照して図1のGTOサイ
リスタ駆動回路の動作を説明する。図2(a)に示すよ
うに直流電流が断続する場合、直流電流の断続に同期し
た図2(b)に示すようなオン信号15が時刻t1 で立
ち上がると、図1のスイッチ素子10,11が同時にオ
ンとなり、図2(d)に示すように、GTOサイリスタ
14のゲートに定常時より多いオンゲート電流が流れ
る。
【0031】この後の時刻t2 でスイッチ素子10がオ
フとなってGTOサイリスタ14に定常ゲート電流のみ
が流れるようになる。この定常ゲート電流が流れている
期間は後述するようにオフ信号16が発生する時刻t9
まで続く。時刻t3 でオン信号15が立ち下がるが、こ
の後も定常ゲート電流が継続して流れ、時刻t4 で再び
オン信号15が立ち上がると、スイッチ素子10が再度
オンとなり、GTOサイリスタ14のゲートに定常時よ
り多いオンゲート電流が再度流れ、時刻t5 でスイッチ
素子10がオフとなってハイゲート電流はなくなり、G
TOサイリスタ14には定常ゲート電流が流れるのみと
なる。時刻t6 でオン信号15が立ち下がる。時刻
7 ,t8 は時刻t4 ,t5 と同様である。
【0032】その後の時刻t9 で、図2(c)に示すよ
うにオフ信号16が立ち上がると、スイッチ素子11が
オフとなって定常ゲート電流がなくなるとともに、オフ
ゲート電流がGTOサイリスタ14に流れ、GTOサイ
リスタ14がオフとなる。以上のように、このGTOサ
イリスタ駆動回路によれば、オン信号15とは独立して
オフ信号16を設け、オン信号15の発生に応答してラ
ッチ回路7を動作させてGTOサイリスタ14に定常ゲ
ート電流を継続的に流しGTOサイリスタ14のオン状
態を保持するとともに、オン信号15が発生する毎にワ
ンショット回路6を動作させてハイゲート電流を流すよ
うにし、オフ信号16の発生に応答してラッチ回路7を
復旧させてGTOサイリスタ14の定常ゲート電流を遮
断すると同時にGTOサイリスタ14にオフゲート電流
を流してGTOサイリスタ14をオフにするようにした
ので、断続的な直流電流が流れている期間はGTOサイ
リスタ14のオン状態が保持され、しかもゲート電流が
多く必要な直流電流の立ち上がり毎にハイゲート電流を
流すことができる。
【0033】この結果、断続周期が最小オフ時間による
制限を受けることなくGTOサイリスタ14に断続的な
直流電流を流すことができる。
【0034】
【発明の効果】この発明のGTOサイリスタ駆動回路に
よれば、オン信号とは独立してオフ信号を設け、オン信
号の発生に応答してラッチ回路を動作させてGTOサイ
リスタに定常ゲート電流を継続的に流してGTOサイリ
スタのオン状態を保持するとともに、オン信号が発生す
る毎にワンショット回路を動作させてハイゲート電流を
流すようにし、オフ信号の発生に応答してラッチ回路を
復旧させてGTOサイリスタの定常ゲート電流を遮断す
ると同時にGTOサイリスタにオフゲート電流を流して
GTOサイリスタをオフにするようにしたので、断続的
な直流電流が流れている期間はGTOサイリスタのオン
状態が保持され、しかもゲート電流が多く必要な直流電
流の立ち上がり毎にハイゲート電流を流すことができ
る。
【0035】この結果、断続周期が最小オフ時間による
制限を受けることなくGTOサイリスタに断続的な直流
電流を流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のGTOサイリスタ駆動回
路の構成を示す回路図である。
【図2】図1のGTOサイリスタ駆動回路の動作を示す
各部のタイムチャートである。
【図3】GTOサイリスタ駆動回路の既提案例の構成を
示す回路図である。
【図4】ハイゲート駆動の模様を示すタイムチャートで
ある。
【図5】図3のGTOサイリスタ駆動回路の動作を示す
各部のタイムチャートである。
【符号の説明】 1 GTOサイリスタ駆動回路 2 オンゲート電流発生回路 3 オフゲート電流発生回路 4,5 直流電源 6 ワンショット回路 7 ラッチ回路 8,9 抵抗 10,11 スイッチ素子 12 ハイゲート電流発生回路 13 定常ゲート電流発生回路 14 GTOサイリスタ 15 オン信号 16 オフ信号 17 スナバ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/73 H03K 17/732

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断続的な直流電流を流すゲートターンオ
    フサイリスタ(以下、GTOサイリスタと略す)を駆動
    するGTOサイリスタ駆動回路であって、 GTOサイリスタに定常ゲート電流を流す定常ゲート電
    流発生回路および前記GTOサイリスタにハイゲート電
    流を流すハイゲート電流発生回路からなるオンゲート電
    流発生回路と、前記断続的な直流電流の立ち上がりに同
    期したオン信号が発生する毎に前記ハイゲート電流発生
    回路を一定時間作動させるワンショット回路と、前記オ
    ン信号の発生に応答して前記定常ゲート電流発生回路を
    作動させ前記オン信号とは独立したオフ信号の発生に応
    答して定常ゲート電流発生回路の作動を停止させるラッ
    チ回路と、前記オフ信号に発生に応答して前記GTOサ
    イリスタにオフゲート電流を流すオフゲート電流発生回
    路とを備えたGTOサイリスタ駆動回路。
JP28978991A 1991-11-06 1991-11-06 ゲートターンオフサイリスタ駆動回路 Expired - Fee Related JP3250242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28978991A JP3250242B2 (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ゲートターンオフサイリスタ駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28978991A JP3250242B2 (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ゲートターンオフサイリスタ駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05129921A JPH05129921A (ja) 1993-05-25
JP3250242B2 true JP3250242B2 (ja) 2002-01-28

Family

ID=17747793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28978991A Expired - Fee Related JP3250242B2 (ja) 1991-11-06 1991-11-06 ゲートターンオフサイリスタ駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3250242B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05129921A (ja) 1993-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5508906A (en) Low loss recirculation apparatus
US3662245A (en) Control circuit for energizing the windings of multi-phase step motors including a two level supply voltage
KR19990077628A (ko) 피드백펄스발생기
JP3250242B2 (ja) ゲートターンオフサイリスタ駆動回路
JPH0564424A (ja) 半導体装置の電圧降下回路
JP2737452B2 (ja) 電源システム
JPH073828Y2 (ja) オンゲ−ト回路
JPH0626953Y2 (ja) プラズマ・デイスプレイ・パネル駆動装置
JPS63168996A (ja) El発光装置
JPH041979B2 (ja)
JPS5833793B2 (ja) トランジスタインバ−タのトランジスタ駆動装置
KR900009637Y1 (ko) 이중전압에 의한 스텝모터 구동회로
JPH0553667A (ja) 半導体装置の電圧レベル判定回路
JP2674864B2 (ja) スイッチング電源
JPS63168997A (ja) El素子の発光駆動回路
JPS61170284A (ja) パルス電流発生電源装置の駆動方法
JPH0321929B2 (ja)
JPS60234462A (ja) スイツチング電源制御装置
JP2001103733A (ja) 直流電源装置
JPH01150470A (ja) 交流アーク溶接電源
JPH0136651B2 (ja)
JPS6261423A (ja) アナログスイツチ回路
JPH04285495A (ja) モータ駆動装置
JPH04191913A (ja) 起動回路
JPS59134806A (ja) プランジヤ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081116

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091116

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees