JPH0626946B2 - 自動変速機を備えた車両の走行判別方法 - Google Patents

自動変速機を備えた車両の走行判別方法

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JPH0626946B2
JPH0626946B2 JP60179200A JP17920085A JPH0626946B2 JP H0626946 B2 JPH0626946 B2 JP H0626946B2 JP 60179200 A JP60179200 A JP 60179200A JP 17920085 A JP17920085 A JP 17920085A JP H0626946 B2 JPH0626946 B2 JP H0626946B2
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clutch
traveling
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正哉 兵藤
澄 喜多川
精一 畠
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は車両の走行判別方法に係り、詳しくは自動変
速機を備えた車両の走行判別方法に関するものである。
(従来技術) 従来、自動変速機を備えた車両、例えば乾式単板クラッ
チ付き自動変速機を備えたフォークリフトにおいて、前
後進操作レバーのディレクションポイントが切換わる度
毎に、すなわち、前後進操作レバーの状態をそれぞれ前
進、ニュウトラル(中立)又は後進に切換える毎に直ち
にクラッチ及び自動変速機がその前後進操作レバーのデ
ィレクションポイントに対応するように切換わるように
なっていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、走行中、前後進操作レバーをニュウトラルに
して惰行走行する場合には問題がないが、例えば前進走
行中に前後進操作レバーを前進からニュウトラル(中
立)、そして後進にそのディレクションポイントを切換
えてスイッチバック走行を行なう場合に、クラッチ及び
自動変速機はまずニュウトラル操作に基づく切換え動作
が行なわれた後、後進操作に基づく切換え動作が行なわ
れることになる。
従って、運転者がスイッチバック走行を直ちに行ないた
いという意志にもかかわらず、クラッチ及び自動変速機
の切換え動作が1つ余分で、そのためのクラッチ切換駆
動手段及び自動変速機のシフト切換駆動手段が無駄に動
作をするという問題があった。
又、前進走行中に前後進操作レバーを前進からニュウト
ラル(中立)にしたが運転者の気が変り再び前進に戻し
た場合(惰行シフト走行という)にも同様な問題があっ
た。
この発明は上記問題点を解消すべく運転者の前後進操作
レバーの操作に対する操作の意図を正確に判断するよう
にしてクラッチ切換駆動手段及び自動変速機のシフト切
換駆動手段の無駄な動作をなくし操作性を向上させると
ともに、これら駆動手段の負担の軽減及び耐久性の向上
を図ることができる自動変速機を備えた車両の走行判別
方法を提供するにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するために、前後進操作レ
バーを操作してディレクションポイントがニュウトラル
に切換わった時、クラッチを切るとともに、自動変速機
を切換えない状態で予め定めた時間、前後進操作レバー
の操作に基づくディレクションポイントの異同を検出す
る。そして、前後進操作レバーが前記ニュウトラルに切
換わる前のディレクションポイントと異なるディレクシ
ョンポイントに切換った時、スイッチバック走行を行な
うべく、自動変速機を新たなディレクションポイントに
対応して切換えるとともにクラッチを接続する制御を行
なう。又、前後進操作レバーが前記ニュウトラルに切換
わる前のディレクションポイントに戻った時、惰行シフ
ト走行を行なうべく、自動変速機を切換えないとともに
クラッチを接続する制御を行なう。さらに又、予め定め
た時間、前後進操作レバーの操作に基づくディレクショ
ンポイントが変わらなかった時、惰行走行を行なうべ
く、自動変速機をニュウトラルに切換えるとともにクラ
ッチを接続する制御を行なうようにするようにした自動
変速機を備えた車両の走行判別方法をその要旨とするも
のである。
(作用) 前後進操作レバーがニュウトラルに切換えられた時、直
ちにそのニュウトラルのための自動変速機及びクラッチ
の切換え動作を行なうことなく、その切換え時点から予
め定めた時間にニュウトラル以外の切換え操作があるか
どうかを検出する。その結果、運転者が行なう前後進操
作レバーの操作に対する意図を正確かつ確実に判断する
ことができ、その判断結果に基づいて合理的な自動変速
機及びクラッチの切換制御が可能となる。
(実施例) 以下、この発明をフォークリフトに具体化した一実施例
を図面に従って説明する。
第1図はフォークリフトの駆動系の機構を示し、エンジ
ン1の出力は乾式単板クラッチ2を介して自動変速機3
に伝達され、その自動変速機3は差動歯車機構4を介し
て走行用駆動輪5を所定の変速比でもって前後進駆動さ
せる。又、エンジン1はフォークを昇降動作させるため
のリフトシリンダ及びマストを傾動させるためのチルト
シリンダに作動油を供給する油圧ポンプの駆動源として
も使用されている。
前記エンジン1の出力を入り切りさせる乾式単板クラッ
チ2はクラッチ制御用アクチュエータ6の駆動に基づい
て伸縮するロッド6aのストローク量に相対して同クラ
ッチ2の接続状態が調整される。一方、前記自動変速機
3はシフト切換用アクチュエータ7の駆動にて1速(低
速)と2速(高速)とに変速することができ、前後進切
換用アクチュエータ8の駆動にて前進走行、ニュウトラ
ル(中立)及び後進走行とに切換えることができる。
次に、前記各アクチュエータ6〜8を駆動制御するため
の電気回路を第2図に従って説明する。
車速センサ11は第1図に示すように自動変速機3の出
力軸の回転速度を検出し、その検出信号を入出力インタ
フェース12に出力する。エンジン回転数センサ13は
第1図に示すようにエンジン1の出力軸の回転数を検出
し、その検出信号を前記インターフェイス12に出力す
る。
ストローク検出センサ14はポテンショメータよりな
り、前記クラッチ制御用アクチュエータ6のロッド6a
のストローク量を検出し、その検出信号はA/D変換器
15にてデジタル信号に変換されて前記インターフェイ
ス12に出力される。ペダル操作量検出センサ16はポ
テンショメータよりなり、運転席に設けられたアクセル
ベダル17の踏み込み各θxを検出し、その検出信号は
A/D変換器18にてデジタル信号に変換されて前記イ
ンターフェイス12に出力される。
前後進検出センサ19は同じく運転席に設けた前後進操
作レバー20の切換状態(前進、ニュウトラル、後
進)、すなわち、ディレクションポイントを検知し、そ
の検出信号を前記インターフェイス12に出力する。負
荷検出センサ21は圧力センサよりなり、リフトシリン
ダ22内の作動油の油圧力を検出、すなわち、フォーク
23にかかる積荷24の重量を検出し、その検出信号は
A/D変換器25にてデジタル信号に変換されて前記イ
ンターフェイス12に出力される。
マイクロコンピュータ31は中央処理装置(以下、CP
Uという)32、制御プログラムを記憶した読み出し専
用(ROM)よりなるプログラムメモリ33、及び、演
算処理結果等を一時記憶する読み出し及び書き替え可能
なメモリ(RAM)よりなる作業用メモリ34からな
り、CPU32はプログラムメモリ33に記憶されたプ
ログラムデータに基づいて動作する。
CPU32は前記インターフェイス12を介して前記各
センサ、スイッチ等からの検出信号を入力する。そし
て、CPU32は車速センサ11からの検出信号に基づ
いて逐次その時のフォークリフトの走行速度Vxと加速
度Axを演算するとともに、前記エンジン回転数センサ
13からの検出信号に基づいてその時のエンジン回転数
を演算し、その演算結果を前記作業用メモリ34に記憶
する。同様に、CPU32はストローク検出センサ14
からの検出信号に基づいてその時のクラッチ制御用アク
チュエータ6のロッド6aのストローク量、すなわち、
クラッチ2の接続状態を演算するとともに、ペダル操作
量検出センサ16からの検出信号に基づいてその時のア
クセルペダル17の踏み込み角θxを演算し、作業用メ
モリ34に記憶するようになっている。
さらに、CPU31は前記前後進検出センサ19からの
検出信号に基づいてその時の前後進操作レバー20のデ
ィレクションポイントを判断するとともに、前記負荷検
出センサ21からの検出信号に基づいてその時の負荷G
x、すなわち、積荷の重量を演算し、その演算結果を作
業用メモリ34に記憶する。
なお、CPU32のこれら検出信号に対する各演算及び
判断は予めプログラムメモリ33に記憶されたデータに
基づいて演算処理される。
又、CPU32は予め定められたプログラムデータに基
づいてインターフェイス12及び各アクチュエータ駆動
回路35,36,37を介してそれぞれ前記クラッチ制
御用、シフト切換用及び前後進切換用アクチュエータ6
〜8を駆動制御するようになっている。さらに、CPU
32は予め定められたプログラムデータに基づいてイン
ターフェイス12及びモータ駆動回路38を介してステ
ッピングモータ39を駆動制御する。同モータ39はエ
ンジン1のスロットルバルブに駆動連結されていて、同
モータ39の回動量に基づいてそのスロットルバルブ開
度を制御するようになっている。
CPU32は走行時において前後進操作レバー20がニ
ュウトラルに切換わったと判断した時、走行判別処理動
作、すなわち、運転者が行なった前後進操作レバー20
のニュウトラル操作がスイッチバック走行、惰性シフト
走行、又は、惰性走行を行なうための操作かどうかを判
断する処理動作を実行するようになっている。
そして、CPU32はその判断結果に基づいてスイッチ
バック走行、惰性シフト走行、又は、惰性走行のための
走行を行なうために予め定めたプログラムに従って前記
クラッチ制御用、シフト切換用及び前後進切換用アクチ
ュエータ6〜8を駆動制御するようになっている。
又、CPU32は後記するスイッチバック走行時であっ
て自動変速機3が走行方向と反対に切換えられた状態に
おいて、第3図に示すようにその時の負荷Gx、すなわ
ち、積荷24の重量に応じてその時のアクセルペダル1
7の踏み込み角θxに対する負の加速度Anを予め決定
するようになっていて、フォークリフトをその負の加速
度Anとなるように制御する。
なお、この踏み込み角θxに対する負の加速度Anは予
め前記プログラムメモリ33に記憶されたデータに基づ
いて演算されるようになっている。
そして、この負の加速度制御はCPU32が後記する乾
式単板クラッチ2の接続状態を制御、すなわち、クラッ
チ制御用アクチュエータ6のロッド6aの伸縮量を制御
することによって行なわれる。
次に、上記のように構成された電気ブロック回路の動作
を第4図〜第6図に示すフローチャートに従って説明す
る。
今、フォークリフトが所定の走行速度で前進走行してい
る状態で運転者が前後進操作レバー20を前進からニュ
ウトラルに切換えると、CPU32は前後進検出センサ
19からの検出信号に基づいてディレクションポイント
がニュウトラルに切換わったことを判断し(ステップ
1)、インターフェイス12及びアクチュエータ駆動回
路35を介してクラッチ制御用アクチュエータ6を駆動
制御して乾式単板クラッチ2を最高速度で切る(ステッ
プ2)。これと同時にCPU32は同CPU32に内蔵
されたタイマを作動させ予め定めた時間(以下、設定時
間tといい、本実施例では1秒間)中に前後進操作レバ
ー20がニュウトラル以外のディレクションポイントに
切換わったかどうかを判断する(ステップ3,4)。
そして、設定時間tが経過しても前後進操作レバー20
が操作されずディレクションポイントが変わらなかった
時にはCPU32はフォークリフトを惰行走行させるべ
く惰楕行走行制御処理動作を実行する(ステップ5)。
すならち、CPU32はタイムアップに応答して惰行走
行と判断して前後進切換用アクチュエータ8を駆動制御
して自動変速機3のギアを前進からニュウトラルに切換
えた後、前記切れている乾式単板クラッチ2を接続す
る。従って、フォークリフトはこの状態で惰行走行を行
なうことになる。
一方、前記設定時間t内において再び操作レバー20を
前進に切換えた時にはCPU32は惰行シフトと判断し
て(ステップ6)、フォークリフトを再び前進走行させ
るべく惰行シフト制御処理動作を実行する(ステップ
7)。CPU32はディレクションポイントが再び前進
に切換わったことに応答して単に乾式単板クラッチ2を
接続する。従って、フォークリフトは再び前進走行を続
行することになる。
又、前記設定時間t内において操作レバー20が後進に
切換わった時にはCPU32はスイッチバックと判断し
て(ステップ6)、フォークリフトをスイッチバック走
行させるべくスイッチバック制御処理動作を実行する
(ステップ8)。
CPU32はディレクションポイントがニュウトラルか
ら後進に切換わったことに応答してステッピングモータ
39を駆動制御してスロットルバルブを完全に閉じる
(ステップ9)。これと同時にCPU32はクラッチ制
御用アクチュエータ6を動作させて乾式単板クラッチ2
を接続してフォークリフトの速度Vxがプログラムメモ
リ33に予め定め記憶されている第1の基準速度V1
(本実施例では自動変速機3を2速から1速に切換え可
能となる速度)になるまでエンジンブレーキをかけてフ
ォークリフトを減速させる(ステップ10,11)。こ
の時、CPU32は車速センサ11からの検出信号に基
づいて演算されたその時の速度Vxにて第1の基準速度
V1に減速されたかどうか逐次比較判断している。
速度Vxが第1の基準速度V1以下になると、CPU3
2は自動変速機が2速の状態にあるか1速の状態にある
か判断する(ステップ12)。そして、自動変速機が1
速の状態にある場合にはCPU32は後記する速度Vx
がプログラムメモリ33に予め記憶された第2の基準速
度V2(本実施例では自動変速機3を前進から後進に切
換え可能となる速度)以下に減速されているかどうかの
判断に移る(ステップ17)。
一方、自動変速機3が2速の時にはCPU32はクラッ
チ制御用アクチュエータ6を駆動制御して一旦乾式単板
クラッチ2を切った後(ステップ13)、アクチュエー
タ駆動回路36を介してシフト切換用アクチュエータ7
を駆動制御して自動変速機3を2速から1速にギアを切
換える(ステップ14)。そして、自動変速機3が1速
に切換わると、CPU32は再び前記クラッチ制御用ア
クチュエータ6を駆動制御して乾式単板クラッチ2を接
続して(ステップ15)、フォークリフトの速度Vxが
予め定めた第2の基準速度V2になるまでエンジンブレ
ーキをかけてフォークリフトを減速させる(ステップ1
6,17)。
速度Vxが第2の基準速度V2以下になると、CPU3
2は前記と同様に乾式単板クラッチ2を切った後(ステ
ップ18)、アクチュエータ駆動回路37を介して前後
進切換用アクチュエータ8を駆動制御して自動変速機3
を前進から後進にギアを切換える(ステップ19)。こ
れと同時にCPU32は今まで完全に閉じていたスロッ
トルバルブをアクセルベダル17の踏み込み角θxに相
対した開度に制御すべくステッピングモータ39を駆動
制御するとともに、進行方向を反転させるための制御を
行なう(ステップ20)。
自動変速機3が前進から後進にギアを切換えられると
(ステップ19)、フォークリフトをさらに減速し停止
させた後直ちに後進走行させるべく、CPU32はその
時のアクセルベダル17の踏み込み角θxをペダル操作
量検出センサ16からの検出信号に基づいて演算すると
ともに負荷検出センサ21からの検出信号に基づいてそ
の時の負荷Gxを演算する(ステップ21,22)。
CPU32はその時の負荷Gxにおける第3図に示す踏
み込み角θxに対する負の加速度Anを算出のためのデ
ータをプログラムメモリ33から選択する。そして、踏
み込み角θxに対する負の加速度算出のためのデータが
選択されると、CPU32はその選択されたデータに基
づいて前記演算した踏み込み各θxに対する負の加速度
Anを演算する(ステップ23)。
一方、CPU32は前記車速検出センサ11からの検出
信号を微分処理してその時のフオークリフトの負の加速
度Axを算出する(ステップ24〜26)。そして、こ
の実際の負の加速度Axが前記求めた負の加速度Anと
なるように、クラッチ制御用アクチュエータ6を作動さ
せて乾式単板クラッチ2の接続状態を制御する(ステッ
プ27〜30)。すなわち、実際の負の加速度Axのほ
うが演算で求めた負の加速度Anより大きい時にはクラ
ッチ2を切る方向に(ステップ30)、反対に実際の負
の加速度Axのほうが演算で求めた負の加速度Anより
小さい時にはクラッチ2を接続する方向にその半クラッ
チ接続状態を制御して求めた負の加速度Anとなるよう
に制御する(ステップ28)。
又、実際の負の加速度Axが演算で求めた負の加速度A
nと一致した場合にはCPU32はその時の半クラッチ
状態を維持すべくクラッチ2の接続状態を制御する(ス
テップ29)。
従って、この時の減速はアクセルベダル17の踏み込み
角θxに応じて負の加速度Anを適宜変更することがで
きることになる。
そして、フォークリフトはこの負の加速度Anに従って
減速し、反転して後進走行を移りスイッチバック走行が
完了する。
なお、この場合、前進から後進について説明したが、後
進から前進へのスイッチバック走行も同様な処理動作に
よって行なわれる。
このように本実施例ではアクセルペダル17の踏み込み
角θxに応じて負の加速度Anを適宜変更することがで
きるので、運転者の好みに応じてスイッチバック走行の
反転速度を速くすることができる。しかも、アクセルペ
ダル17の踏み込み角θxに対する負の加速度Anをそ
れぞれフォークリフトの負荷Gxに応じて、すなわち、
負荷Gxが大きいほど踏み込み角θxに対する負の加速
度Anが小さくなるようにしたので、運転者の技量及び
積荷の有無にかかわらず常に理想的な滑らかな減速が可
能となるとともに、減速時に重量バランスを失って横転
するといった虞はない。
又、本実施例ではスイッチバック走行において、自動変
速機3を前進から切換える前に予め定めた基準速度V
1,V2になるまでエンジンブレーキをかけて減速する
ようにしたので、スイッチバック走行のために自動変速
機3を2速から1速及び前進から後進への切換えのため
の同期が自動的にとれ無理なく切換えができ、自動変速
機3を損傷させることがないとともに、運転者の技量に
関係なくスムーズにスイッチバック走行のための変速機
の切換えが行なえる。
さらに、本実施例では走行時に前後進操作レバー20が
ニュウトラルに切換わった時、そのニュウトラルに応答
して直ちに自動変速機3を切換えることはせずに予め定
めた設定時間tの間に行なわれる次の前後進操作レバー
20の操作の有無に基づいて運転者が今から行なおうと
する走行(惰行走行、惰行シフト走行及びスイッチバッ
ク走行)を判断するようにしたので、クラッチ切換駆動
手段及び自動変速機のシフト切換駆動手段の無駄の動作
をなくし操作性を向上させることができるとともに、こ
れら駆動手段の負担の軽減及び耐久性の向上を図ること
ができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、前記設定時間tを運転に支障をきたさない範囲で適
宜変更したり、又、前記第1及び第2の基準速度V1,
V2を適宜変更して実施してなるフォークリフトに応用
したり、又、第1及び第2の基準速度V1,V2を同じ
値にして実施してなるフォークリフトに応用してもよ
い。
さらに、スイッチバック制御における前進から後進に切
換える前の減速制御において、その時の走行速度Vxが
大きく第1の基準速度V1に減速するまでに時間を要す
る場合又はより速く減速したい場合、CPU32がフォ
ークリフトのディスクブレーキを駆動制御して強制的に
制動をかけるようにしてもよい。この場合、予め定めた
速度以上の時、ディスクブレーキをかけ減速しその設定
速度以下になった時ディスクブレーキを解除することに
なる。
又、前記実施例ではフォークリフトの負荷Gx応じてア
クセルベダル17の踏み込み角θxに対する負の加速度
Anを種々演算できるようになっていたが、これを負荷
Gxに関係なく単一の踏み込み角θxに対する負の加速
度Anにて実施するようにしてなるフォークリフトに応
用してもよい。
さらに、前記実施例ではフォークリフトに応用したが、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその他車両に応用して
もよいことは勿論である。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば走行時に前後進
操作レバーがニュウトラルに切換わった時、そのニュウ
トラルに応答して直ちに自動変速機を切換えることはせ
ずに予め定めた設定時間の間に行なわれる次の前後進操
作レバーの操作の有無に基づいて運転者が今から行なお
うとする走行を判断するようにしたので、運転者の前後
進操作レバーの操作に対する操作の意図を正確に判断す
るようにしてクラッチ切換駆動手段及び自動変速機のシ
フト切換駆動手段の無駄な動作をなくし操作性を向上さ
せるとともに、これら駆動手段の負担の軽減及び耐久性
の向上を図ることができ自動変速機を備えた車両の走行
判別方法として産業上優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したフォークリフトの駆動系
の機構を示す機構図、第2図は同じくフォークリフトの
電気ブロック回路図、第3図は各負荷におけるアクセル
ペダルの踏み込み角に対する負の加速度の関係を示す
図、第4図〜第6図はフォークリフトの作用を説明する
ためのフローチャート図である。 図中、1はエンジン、2は乾式単板クラッチ、3は自動
変速機、6はクラッチ制御用アクチュエータ、7はシフ
ト切換用アクチュエータ、8は前後進切換用アクチュー
タ、11は車速センサ、14はストローク検出センサ、
16はペダル操作量検出センサ、17はアクセルベダ
ル、19は前後進検出センサ、20は前後進操作レバ
ー、21は負荷検出センサ、24は積荷、31はマイク
ロコンピュータ、32は中央処理装置(CPU)、33
はプログラムメモリ、34は作業用メモリである。
フロントページの続き (72)発明者 喜多川 澄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 畠 精一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後進操作レバーを操作してディレクショ
    ンポイントがニュウトラルに切換わった時、クラッチを
    切るとともに、自動変速機を切換えない状態で予め定め
    た時間、前後進操作レバーの操作に基づくディレクショ
    ンポイントの異同を検出し、 前後進操作レバーが前記ニュウトラルに切換わる前のデ
    ィレクションポイントと異なるディレクションポイント
    に切換った時、スイッチバック走行を行なうべく、自動
    変速機を新たなディレクションポイントに対応して切換
    えるとともにクラッチを接続する制御を行ない、 前後進操作レバーが前記ニュウトラルに切換わる前のデ
    ィレクションポイントに戻った時、惰行シフト走行を行
    なうべく、自動変速機を切換えないとともにクラッチを
    接続する制御を行ない、 又、予め定めた時間、前後進操作レバーの操作に基づく
    ディレクションポイントが変わらなかった時、惰行走行
    を行なうべく、自動変速機をニュウトラルに切換えると
    ともにクラッチを接続する制御を行なうようにするよう
    にした自動変速機を備えた車両の走行判別方法。
JP60179200A 1985-07-26 1985-08-14 自動変速機を備えた車両の走行判別方法 Expired - Lifetime JPH0626946B2 (ja)

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JP60179200A JPH0626946B2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14 自動変速機を備えた車両の走行判別方法
US07/019,596 US4768636A (en) 1985-07-26 1986-07-26 Forward/reverse drive controller for controlling a rapid forward/reverse shifting of the driving mode of a vehicle equipped with an automatic transmission
EP86904407A EP0231393B1 (en) 1985-07-26 1986-07-26 Operation controller for quickly controlling change of forward or backward direction of vehicle equipped with automatic transmission
DE8686904407T DE3674768D1 (de) 1985-07-26 1986-07-26 Umsteuervorrichtung zum schnellen umschalten von vorwaerts- oder rueckwaertsgang bei mit automatischem getriebe ausgestattetem fahrzeug.
PCT/JP1986/000395 WO1987000489A1 (fr) 1985-07-26 1986-07-26 Organe de commande de fonctionnement permettant la commande rapide du changement du sens de marche avant ou arriere d'un vehicule pourvu d'une transmission automatique

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60179200A JPH0626946B2 (ja) 1985-08-14 1985-08-14 自動変速機を備えた車両の走行判別方法

Publications (2)

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