JP2679159B2 - 乾式クラッチの駆動装置 - Google Patents

乾式クラッチの駆動装置

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JP2679159B2
JP2679159B2 JP63247764A JP24776488A JP2679159B2 JP 2679159 B2 JP2679159 B2 JP 2679159B2 JP 63247764 A JP63247764 A JP 63247764A JP 24776488 A JP24776488 A JP 24776488A JP 2679159 B2 JP2679159 B2 JP 2679159B2
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正哉 兵藤
喜康 内田
茂樹 森出
精一 畠
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株式会社豊田自動織機製作所
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は乾式クラッチの駆動装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 産業車両、例えばフォークリフトにおいてクラッチの
動作の監視は自動変速機の変速ギヤ切換時及び前行進ギ
ヤ切換え時に行われる。このギヤ切換時には、クラッチ
は遮断位置に移動されるが、センサからの信号に基きク
ラッチが予め設定した目標遮断位置に達しないと、コン
トローラはクラッチの駆動系に不調があると判断する。
前記ギヤ切換終了後はコントローラはクラッチを再度接
続させる。そして、次のギヤ切換えが行われると、コン
トローラは上記と同様の処理を行う。上記したギヤ切換
時にクラッチの不調があると、コントローラは表示ラン
プ点灯表示させて運転者にクラッチの不調があることを
知らせ、早期の修理を促す。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記したコントローラの処理はギヤ切換時
における、クラッチの不調を表示することのみを主眼に
おいたものである。従って、インチングペダルを操作し
てクラッチの接続量を変化させながら車両を微速で走行
させるインチング走行を行うとき、微妙かつ連続的に変
化されるインチングペダルの踏込み量にクラッチが追従
して移動する場合の監視は行っていなかった。
この発明は上記した問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的はインチング走行の際のクラッチ
の駆動系統の不調を監視でき、変速機の保護を図ること
ができるとともに、作業性に優れる乾式クラッチの駆動
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記した目的を達成するために、エンジン
及び変速機間において完接位置と完断位置との間を移動
して、この移動位置に対応する伝達トルクにより前記変
速機に対してエンジン出力の伝達及び遮断を行うクラッ
チと、前記クラッチを移動させるクラッチ駆動手段と、
前記クラッチの接続状態を指示するインチングペダル
と、前記インチングペダルの操作量に基いて前記クラッ
チの目標位置を演算し、この演算結果に従ってクラッチ
を移動させる第1の制御手段と、前記クラッチの目標移
動位置までの移動時間をカウントするカウント手段と、
前記クラッチの移動量を検出する検出手段と、前記カウ
ント手段及び検出手段の検出結果に基き、クラッチが所
定時間内に目標移動位置に移動したか否かを判断する判
断手段と、前記判断手段の判断結果が所定時間内に到達
していないと判断した時、エンジンの回転数を強制的に
低下させるとともに、クラッチが目標移動位置に移動す
ることを継続させる2の制御手段とを設けたことをその
要旨とする。
[作用] 第1の制御手段はインチングペダルの操作量に基づく
クラッチの目標移動位置を演算し、この演算値に従って
クラッチを移動させる。カウント手段及び検出手段はそ
れぞれクラッチの目標移動位置までの移動時間及び移動
量を検出し、クラッチが所定時間内に目標移動位置まで
移動しないとき、判断手段がクラッチに不調があること
を判断する。第2の制御手段は判断手段の判断結果に基
づいて、エンジン回転数を低下させるとともにクラッチ
の目標移動位置への移動を継続させ、クラッチの不良接
続により変速機に過大なエンジン出力が伝達されること
を防止する。
[実施例] 以下、この発明をフォークリフトのクラッチ制御装置
に具体化した一実施例を第1〜3図に従って説明する。
第1図において、エンジン1の出力は乾式単板クラッ
チ2を介して自動変速機3に伝達され、その自動変速機
3は差動歯車機構4を介して駆動輪5を所定の変速比に
て前後進駆動させる。前記エンジン1の出力を入り切り
させるクラッチ2は油圧シリンダよりなるクラッチ駆動
手段としてのクラッチ制御用アクチュエータ6の駆動に
基いて伸縮するロッド6aのストローク量に対応して接続
状態が調整される。
次に、前記クラッチ制御用アクチュエータ6を駆動制
御するための電気回路について説明する。
検出手段としてのストローク検出センサ7はポテンシ
ョメータよりなり、前記クラッチ制御用アクチュエータ
6のロッド6aのストローク量、即ちクラッチ接続状態を
検出し、その検出信号はA/D変換器8にてデジタル信号
に変換されてインターフェイス9に出力される。
アクセル開度センサ10はポテンショメータよりなり、
運転室に設けられたアクセルペダル11の踏み込み量を検
出し、その検出信号はA/D変換器12にてデジタル信号に
変換されて前記インターフェイス9に出力される。
インチングセンサ13はポテンショメータよりなり、運
転席に設けられたインチングペダル14の踏込み量を検出
し、その検出信号がA/D変換器15にてデジタル信号に変
換されて前記インターフェイス9に出力される。
第1及び第2の制御手段並びに判断手段としての中央
処理装置(以下、CPUという)16は読み出し専用メモリ
(以下、ROMという)17及び読み出し書き替え可能なメ
モリ(以下、RAMという)18を備えており、CPU16はROM1
7に記憶された制御プログラムに従って動作し、前記入
出力インターフェイス9を介して前記各センサからの検
出信号を入力する。
CPU16はカウント手段としてのタイマ19を内蔵し、こ
のタイマ19のカウント動作によりクラッチ2の移動時間
を計測する。また、CPU16はストローク検出センサ7か
らの検出信号に基いて前記クラッチ制御用アクチュエー
タ6のロッド6aのストローク量、即ち、前記クラッチ2
の接続状態を演算するようになっている。
又、CPU16はアクセル開度センサ10からの検出信号に
基いてアクセルペダル11の踏み込み量を割り出すように
なっている。そして、CPU16はその割り出したアクセル
ペダル踏込み量に対するエンジン回転数を前記ROM17に
記憶したデータに基いて割り出したその割り出した回転
数にすべく入出力インターフェイス9及びスロットルア
クチュエータ駆動回路20を介してスロットルバルブを開
閉しエンジン1の回転数を制御するようになっている。
又、CPU16は前記アクセル開度センサ10からの検出信
号に基いてアクセルペダル11の操作開始を判断するよう
になっている。
前記CPU16はインチングペダル14が踏込み操作された
時には、インチングセンサ13からの検出信号に基づいて
同ペダル14の踏み込み量を割り出す。そして、CPU16はR
OM17に記憶した第3図に示すような踏み込み量に対する
クラッチ接続状態(伝達トルク)のデータに基いて、ク
ラッチ2の目標移動位置を演算し、クラッチアクチュエ
ータ駆動回路21を介してクラッチアクチュエータ6を駆
動し、クラッチ2を目標移動位置Pに移動させて、同ク
ラッチ2の接続量を調整する。
従って、インチングペダル14の踏込み量を増加させる
に従ってクラッチ2は完接位置から半接位置を経て完断
位置へと移動されることとなり、エンジン1から変速機
3への伝達トルクを制御でき、車両をインチング走行さ
せることが可能となる。又、クラッチ2の位置が半接位
置に近づくと制動力が作用し、以後インチングペダル14
の操作量が増加すると制動力も増加するようになってい
る。
又、CPU16はこのクラッチ2を目標移動位置に移動さ
せる際、タイマ19をカウント動作させ、クラッチ2の移
動時間を、さらにストローク検出センサ7からの検出信
号によりクラッチ2のその時々の移動量を確認する。そ
して、本実施例ではクラッチ2が最大移動量、即ち完接
位置から完断位置の間を移動するのに要する2秒間内に
クラッチ2が目標移動位置に到達しない時には、CPU16
は何らかの原因、即ちクラッチ2又はクラッチ駆動系が
不調な状態にあると判断するようになっている。そして
不調状態にあると判断すると、本実施例ではCPU16はス
ロットルアクチュエータ駆動回路20を介してエンジン1
の回転数を強制的に低下させて変速機3に所定値以上の
エンジン出力が伝達されることを防止するとともに、ク
ラッチ2を目標移動位置に移動させつづける。このと
き、CPU16は表示駆動回路22を介して表示ランプ23を点
滅させ、運転者にクラッチ2の不調が発生したことを知
らせるようになっている。
さて、上記のように構成したクラッチ制御装置の作用
を第3図のフローチャートに従って以下に説明する。
今、インチングペダル14が踏込み操作され、エンジン
1はアクセルペダル11の踏み込み量に応じて回転を行
い、車両は微速にて走行している。このインチング走行
時にクラッチ2の接続状態を変更して車速を変化させる
べく、インチングペダル14の踏込み量を第2図に示すA
位置からB位置に変化させると、これを検出したインチ
ングセンサ13からの検出信号がCPU16に入力される。す
ると、CPU16は入力信号に基いてB位置に対応するクラ
ッチ2の目標移動位置Pbを演算し、原位置Paからこの目
標移動位置Pbにクラッチ2を移動させるべくアクチュエ
ータ駆動回路21を介してアクチュエータ6を駆動制御す
るとともにタイマ19をカウント動作させる。CPU16はク
ラッチ2が2秒間以内に目標移動位置Pbに到達したかど
うかを判断する。そして、CPU16は2秒間の経過して
も、ストローク検出センサ7からの信号によりクラッチ
2がインチングペダル14にて指示された目標移動位置Pb
に到達していないと判断した時、クラッチ2又はその駆
動系に不調個所、故障個所があると判断する。次に、CP
U16はスロットルアクチュエータ駆動回路20を介してア
イドリング状態にエンジン1の回転数を低下させる。
又、CPU16はアクチュエータ6を駆動してクラッチ2を
目標移動位置Pbに向けてへ移動させ続けるとともに、表
示ランプ23を点滅させてクラッチ2の不調を運転者に認
識させ、運転者からの指示を待つ。
前記した2秒以内にクラッチ2が目標移動位置Pbに移
動した時には、クラッチ2の駆動系は正常に機能してい
ると判断して、CPU16は動作していると判断して、次の
クラッチ動作を待つ。
なお、この発明は上記した実施例に限定されるもので
はなく、例えば インチングペダル14のみの操作時にも同様の制御を行
ったり、 フォークリフト以外の産業車両にも上記実施例を応用
する、 等、発明の趣旨から逸脱しない限りにおいて任意の変更
は無論可能である。
[効果] 以上詳述したように、この発明によれば、クラッチの
駆動系統の不調時を確実に判断でき、変速機の保護が充
分に行われるとともに、作業効率に優れるという効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のクラッチ駆動系を示すブロック回路
図、第2図はインチングペダルの踏み込み量とクラッチ
の接続量との関係を示す線図、第3図はCPUの動作を示
すフローチャート図である。 エンジン1、乾式クラッチ2、自動変速機3、クラッチ
駆動手段としてのクラッチ制御用アクチュエータ6、検
出手段としてのストローク検出センサ7、インチングペ
ダル14、第1及び第2の制御手段並びに判断手段として
のCPU16、カウント手段としてのタイマ19。
フロントページの続き (72)発明者 畠 精一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−8840(JP,A) 特開 昭63−112230(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン及び変速機間において完接位置と
    完断位置との間を移動して、この移動位置に対応する伝
    達トルクにより前記変速機に対してエンジン出力の伝達
    及び遮断を行うクラッチと、 前記クラッチを移動させるクラッチ駆動手段と、 前記クラッチの接続状態を指示するインチングペダル
    と、 前記インチングペダルの操作量に基いて前記クラッチの
    目標位置を演算し、この演算結果に従ってクラッチを移
    動させる第1の制御手段と、 前記クラッチの目標移動位置までの移動時間をカウント
    するカウント手段と、 前記クラッチの移動量を検出する検出手段と、 前記カウント手段及び検出手段の検出結果に基き、クラ
    ッチが所定時間内に目標移動位置に移動したか否かを判
    断する判断手段と、 前記判断手段の判断結果が所定時間内に到達していない
    と判断した時、エンジンの回転数を強制的に低下させる
    とともに、クラッチが目標移動位置に移動することを継
    続させる第2の制御手段とを備えてなる乾式クラッチの
    駆動装置。
JP63247764A 1988-09-30 1988-09-30 乾式クラッチの駆動装置 Expired - Lifetime JP2679159B2 (ja)

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US5084917A (en) * 1989-11-28 1992-02-04 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Lavatory seat device
JP2006214478A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Hino Motors Ltd クラッチ操作装置

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