JPH0639226B2 - 産業車両の荷役操作における速度制御装置 - Google Patents

産業車両の荷役操作における速度制御装置

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JPH0639226B2
JPH0639226B2 JP60078679A JP7867985A JPH0639226B2 JP H0639226 B2 JPH0639226 B2 JP H0639226B2 JP 60078679 A JP60078679 A JP 60078679A JP 7867985 A JP7867985 A JP 7867985A JP H0639226 B2 JPH0639226 B2 JP H0639226B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は産業車両の荷役操作における速度制御装置に
関するものである。
(従来技術) 従来、産業車両、例えば、フォークリフトの多くは走行
用の駆動源と荷役用の駆動源を1つのエンジンで行なっ
ている。すなわち、その1つのエンジンにてクラッチ及
び変速機を介して駆動輪を駆動させるとともに、又、荷
役用油圧ポンプを駆動させて油圧回路を介してリフトシ
リンダ、ティルトシリンダ等の各荷役用シリンダを作動
させるようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、アクセルペダルを踏込んで走行した状態から
走行速度を微速にして荷役操作を行なう場合、アクセル
ペダルの踏込みを緩め速度を落す、すなわち、エンジン
の回転数を落す必要がある。しかし、荷役操作を行なう
には荷役速度を上げる必要があることから、エンジンの
回転数を反対に上げる必要が生じるため、アクセルペダ
ルだけでは荷役操作を行なうことはできなかった。そこ
で、従来ではアクセルペダルとは別に設けたインチング
ペダルを使って荷役操作を行なっていた。
従って、荷役操作の場合にはインチングペダルを操作し
て荷役作業をしなければならず、その操作性に問題があ
った。
この発明は上記問題点を解消するために、従来産業車両
に備えられた荷役操作をする際に使用されるインチグペ
ダルをなくし、荷役作業の操作性を向上させることがで
きる産業車両の荷役操作における速度制御装置を提供す
るにある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は上記問題点を解決するために、クラッチを作
動させ同クラッチの接続状態を制御するクラッチ駆動手
段及びエンジンの回転数を制御するエンジン駆動手段を
設けるとともに、ブレーキを作動させ同ブレーキの制動
状態を制御するブレーキ駆動手段を設ける。
車両の走行速度を検出する車速検出手段を設けるととも
に、アクセルペダルの操作量を検出するアクセル操作量
検出手段及び荷役操作装置の操作量を検出する荷役操作
量検出手段を設ける。
前記荷役操作装置の操作量に対するエンジンの回転数が
回転数データとして記憶されている第1の記憶手段を設
けるとともに、前記アクセルペダルの操作量に対する車
両の走行速度が予め車速データとして記憶されている第
2の制御手段を設ける。
又、アクセルペダル及び荷役操作装置の操作有無を検出
する操作検出手段を設け、その前記操作検出手段にてア
クセルペダル及び荷役操作装置が操作されたとき、その
時の荷役操作装置の操作量に対するエンジン回転数デー
タを前記第1の記憶手段から読み出しその回転数データ
に基づいて前記エンジン駆動手段を作動させてエンジン
を所定の回転数に制御する第1の制御手段を設けるとと
もに、その時のアクセルペダルの操作量に対する車速デ
ータを前記第2の記憶手段から読み出し、その車速デー
タと前記車速検出手段からの実際の車両の走行速度とに
基づいて前記クラッチ駆動手段若しくはブレーキ駆動手
段を作動させて車両を所定の走行速度に制御する第2の
制御手段を設けてなる産業車両における速度制御装置を
その要旨とするものである。
(作用) アクセルペダル及び荷役操作装置の操作有無を検出する
操作検出手段にてアクセルペダル及び荷役操作装置が操
作されたとき、第1の制御手段はその時の荷役操作装置
の操作量に対するエンジン回転数データを第1の記憶手
段から読み出しその回転数データに基づいてエンジン駆
動手段を作動させてエンジンを所定の回転数に制御す
る。又、第2の制御手段はその時のアクセルペダルの操
作量に対する車速データを第2の記憶手段から読み出
し、その車速データと車速検出手段からの実際の車両の
走行速度とに基づいてクラッチ駆動手段若しくはブレー
キ駆動手段を作動させて車両を所定の車速に制御する。
(実施例) 以下、この発明をフォークリフトに具体化した好適な一
実施例を図面に従って説明する。
第1図はフォークリフトの駆動系及び制動系の機構及び
電気ブロック回路を示し、エンジン1の出力は乾式単板
クラッチ2を介して自動変速機3に伝達され、その自動
変速機3は差動歯車機構4を介して走行用駆動輪5を所
定の変速比でもって前後進駆動させる。前記エンジン1
の出力を入切りさせる乾式単板クラッチ2はクラッチ駆
動手段としてのクラッチ制御用アクチュエータ(以下、
単にアクチュエータという)6の駆動に基づいて伸縮す
るロッド6aのストローク量に相対して同クラッチ2の
接続状態が調整、すなわち、クラッチ伝達トルクが制御
される。なお、アクチュエータ6はアクチュエータ駆動
回路37を介して後記するCPU32にて駆動制御され
るようになっている。
又、エンジン1はフォークを昇降動作させるためのリフ
トシリンダ及びマストを傾動させるためのチルトシリン
ダに作動油を供給する油圧ポンプの駆動源としても使用
されている。
次に、制動系に機構について説明する。
ブレーキペダル7の踏込み操作に基づいてマスタシリン
ダ8から作動油が第1の電磁ソレノイドバルブ9を介し
てホイールシリンダ10に供給され、その作動油の供給
に基づいてホイールシリンダ10のピストンはフォーク
リフトに制動をかける。
又、ホイールシリンダ10は、ブレーキ駆動手段として
の第2の電磁ソレノイドバルブ11を介して同じくブレ
ーキ駆動手段としてのパワーユニット12から作動油が
供給されるようになっていて、その作動油の油圧、すな
わち、ブレーキ力は第2の電磁ソレノイドバルブ11の
切換え制御に基づいて適宜制御されるようになってい
る。そして、その油圧は第2の電磁ソレノイドバルブ1
1のソレノイド11aの励磁動作、すなわち、ソレノイ
ド11aを励磁動作する第2図に示す励磁信号SG1の
デューティー(t/T1)に基づいて決定され、本実施
例では第3図に示すように予め設定されているととも
に、ホイールシリンダ10に供給される作動油の油圧に
対するブレーキ力は第4図に示すように予め設定されて
いる。
従って、デューティーの大きい励磁信号SG1で第2の
電磁ソレノイドバルブ11が駆動制御されるとホイール
シリンダの油圧は大きくなりブレーキ力の増加すること
がわかる。
次に、駆動系及び制動系を駆動制御するための電気回路
を説明する。
ストローク検出センサ21はポテンショメータよりな
り、前記アクチュエータ6のロッド6aのストローク
量、すなわち、クラッチ2の接続状態を検出し、その検
出信号はA/D変換器22にてデジタル信号に変換され
て入出力インターフェイス23に出力されるようになっ
ている。
荷役操作量及び操作検出手段としてのレバー検出センサ
24はポテンションメータよりなり、運転席に設けた荷
役操作装置としての荷役操作レバー25の操作量を検出
し、その検出信号はA/D変換器26にてデジタル信号
に変換されてインターフェイス23に出力されるように
なっている。
アクセル操作量及び操作検出手段としてのアクセルセン
サ27は同じくポテンショメータよりなり、運転席に設
けたアクセルペダル28の踏込み量を検出し、その検出
信号はA/D変換器29にてデジタル信号に変換されて
インターフェイス23に出力される。
エンジン回転数検出センサ30はエンジン1の出力軸支
の回転数を検出し、その検出信号をインターフェース2
3に出力する。車速検出手段としての車速センサ31は
自動変速機3のアウトプットシャフトの回転数を検出
し、その検出信号を同じくインターフェース23に出力
する。
第1及び第2の制御手段としての中央処理装置(以下C
PUという)32は前記入出力インターフェース23を
介して前記各センサからの検出信号を入力し第1及び第
2の記憶手段としての記憶装置33に記憶した制御プロ
グラムに従って動作する。
CPU32はストローク検出センサ21からの検出信号
に基づいて前記アクチュエータ6のロッド6aのストロ
ーク量、すなわち、クラッチ2の接続状態を割り出す。
又、CPU32はエンジン回転数センサ30からの検出
信号に基づいてその時のエンジン1の回転数を割り出す
とともに、車速センサ31からの検出信号に基づいてそ
の時のフォークリフトの走行速度を割り出すようになっ
ている。
さらに、CPU32はレバー検出センサ24からの検出
信号に基づいて荷役操作レバー25の操作の有無及び操
作量を割り出すとともに、アクセルセンサ27からの検
出信号に基づいてアクセルベダル28の操作の有無及び
踏込み量を割り出すようになっている。
そして、この各割り出しは予め記憶装置33に記憶した
ストローク検出、レバー検出、アクセル、エンジン回転
数及び車速センサ21,24,27,30,31の各検
出信号に対するストローク量、レバー操作量、踏込み
量、回転数及び走行速度の各データの基づいて割り出さ
れるようになっている。
又、CPU32は前記レバー検出センサ24及びアクセ
ルセンサ27からの検出信号に基づいて荷役操作レバー
25及びアクセルペダル28の操作の有無を判断するよ
うになっている。
そして、CPU32は荷役操作レバー25のみが操作さ
れていると判断したときには荷役制御処理動作、アクセ
ルペダル28のみが操作されていると判断したときには
走行制御処理動作、又、荷役操作レバー25及びアクセ
ルペダル28が共に操作されていると判断したときはイ
ンチング制御処理動作を選択実行するようになってい
る。
CPU32が荷役制御処理動作を選択すると、同CPU
32はその時の荷役操作レバー25の操作量に対するエ
ンジン1の回転数を割り出す。この回転数の割り出しは
操作量に対する回転数が第5図に示すような関係となる
ように割り出され、その割り出すための回転数データは
前記記憶装置33に記憶されている。
そして、この割り出した回転数に基づいてCPU32は
インターフェース23を介してエンジン駆動手段として
のステッピングモータよりなるスロットルアクチュエー
タ34に駆動制御信号を出力し、同スロットルアクチュ
エータ34を駆動制御して、操作量に対する回転数にエ
ンジン1を制御する。この回転数制御の際、本実施例で
は前記エンジン回転数センサ30から逐次出力されてく
る検出信号に基づいてその時のエンジン1の回転数を検
知しその所定の回転数に達したかどうか判断しながらス
ロットルアクチュエータ34を駆動制御するようになっ
ている。
又、CPU32が走行制御処理動作を選択すると、同C
PU32はその時のアクセルペダル28の踏込み量に対
するフォークリフトの走行速度を割り出す。この速度の
割り出しは踏込み量に対する走行速度が第6図に示すよ
うな関係となるように割り出され、その割り出すための
速度データは前記記憶装置33に記憶されている。
そして、この割り出した走行速度に基づいてCPU32
はインターフェース23を介してステッピングモータよ
りなるスロットルアクチュエータ34に駆動制御信号を
出力し同スロットルアクチュエータ34を介してエンジ
ン1の回転数を制御するとともに、自動変速機3及びク
ラッチ2を駆動制御して、操作量に対するフォークリフ
トの走行速度を制御する。この速度制御の際、前記車速
センサ31から逐次出力されてくる検出信号に基づいて
その時のフォークリフトの走行速度を検知しその所定の
走行速度に達したかとうか判断しながらスロットルアク
チュエータ34、自動変速機3及びクラッチ制御用アク
チュエータ6を駆動制御するようになっている。
すなわち、速度を上げる場合、CPU32はスロットル
アクチュエータ34を駆動制御してエンジン1の回転数
を上げるとともに、予め定めた速度ポイントに達する度
びごとに1速から2速又は2速から3速に自動変速機3
を駆動制御するようになっている。自動変速機3が切換
る時、CPU32はこれに対応してクラッチ2の接続状
態を制御するようになっている。
又、速度を下げる場合、CPU32はスロットルアクチ
ュエータ34を駆動制御してエンジン1の回転数を下げ
るとともに、予め定めた速度ポイントに達する度びごと
に3速から2速又は2速から1速に自動変速機3を駆動
制御するようになっている。自動変速機3が切換る時、
CPU32はこれに対応してクラッチ2の接続状態を制
御するようになっている。
そして、このクラッチ2及び自動変速機3の制御は前記
記憶装置33に予め記憶したデータに基づいて行なわれ
る。
又、CPU32がインチング制御処理動作を選択する
と、同CPU32はその時の荷役操作レバー25の操作
量に対するエンジン1の回転数を記憶装置33に記憶し
た前記回転数データに基づいて割り出すとともに、その
時のアクセルペダル28の踏込み量に対するフォークリ
フトの走行速度を同じく記憶装置33に記憶した前記速
度データに基づいて割り出す。
この割り出した回転数に基づいてCPU32は前記荷役
制御処理動作と同様にしてエンジン1の回転数を制御す
る。そして前記荷役制御処理動作の場合と同様に、エン
ジン回転数センサ30から逐次出力されてくる検出信号
に基づいてその時のエンジン1の回転数を検知しその所
定の回転数に達したかどうか判断しながらスロットルア
クセル34を駆動制御する。
これと同時に、CPU32はもう一方の割り出した走行
速度に基づいて前記アクチュエータ6を駆動制御してク
ラッチ2の接続状態及び前記ホイールシリンダ10の油
圧を制御して、アクセルペダル28の踏込み量に対する
フォークリフトの走行速度に制御する。すなわち、CP
U32は荷役操作レバー25の操作によるエンジン回転
数の変動に基づく走行速度の変化をクラッチ伝達トルク
及びブレーキ力を制御することによってアクセルペダル
28の踏込み量に対する走行速度となるように制御する
ようになっている。
この速度制御の際、制御車速センサ31から逐次出力さ
れてくる検出信号に基づいてその時のフォークリフトの
走行速度を検知しその所定の走行速度に達したかどうか
判断しながらアクチュエータ6、第1及び第2の電磁ソ
レノイドバルブ9,11を駆動制御して、クラッチ2の
接続状態及びブレーキ力を制御するようになっている。
すなわち、速度を上げる場合、CPU32はアクチュエ
ータ6を駆動制御してクラッチ2の接続を強め、すなわ
ち、クラッチ伝達トルクを大きくして走行速度を上げる
ようにする。反対に、速度を下げる場合、CPU32は
アクチュエータ6を駆動制御してクラッチ2の接続を弱
め、すなわち、クラッチ伝達トルクを小さくするととも
に、第1及び第2の電磁ソレノイドバルブ9,11を駆
動制御してブレーキ力を下げて所定の走行速度に下げる
ようにする。
この第1及び第2の電磁ソレノイドバルブ9,11の制
御はCPU32が第1の電磁ソレノイドバルブ9のソレ
ノイド9aにソレノイド駆動回路35を介して切換え励
磁信号SG2を出力するとともに、第2の電磁ソレノイ
ドバルブ11のソレノイド11aにソレノイド駆動回路
36を介して予め定めた前記デューティーの励磁信号S
G1を出力することによって行なわれる。
すなわち、切換え励磁信号SG2に基づいて第1の電磁
ソレノイドバルブ9を切換えて前記マスタシリンダ2と
ホイールシリンダ4間の管路を遮断するとともに、予め
定めたデューティーの励磁信号SG1に基づいて第2の
ソレノイドバルブ11を間欠的に切換え制御(デューテ
ィー制御)してパワーユニット12からの作動油をホイ
ールシリンダ10に供給してその油圧を制御、すなわ
ち、ブレーキ力を制御する。
そして、このホイールシリンダ10の油圧制御及びクラ
ッチ2の接続制御は前記記憶装置33に予め記憶された
データに基づいて行なわれる。
次に、上記のように構成したフォークリフトの作用につ
いて説明する。
今、アクセルペダル28のみ踏込んで走行している場
合、CPU32はレバー検出センサ及びアクセルセンサ
24,27からの検出信号に基づいてアクセルペダル2
8のみが踏込まれていると判断して走行制御処理動作を
行なう。
CPU32はその時のアクセルペダル28の踏込み量に
対するフォークリフトの走行速度を割り出すとともに、
フォークリフトのその時の走行速度を割り出す。そし
て、CPU32はこの両走行速度に基づいてエンジン1
の回転数を制御するとともに、自動変速機3及びクラッ
チ2を駆動制御して、踏込み量に対するフォークリフト
の走行速度を制御する。
従って、この場合にはアクセルペダル28の踏込み量に
基づいてフォークリフトは速度制御される。
次に、停止した状態でアクセルペダル28を踏込むこと
なく荷役操作レバー25を操作して荷役作業をしている
場合、CPU32はレバー検出センサ及びアクセルセン
サ24,27からの検出信号に基づいて荷役操作レバー
25のみが踏込まれていると判断して荷役制御処理動作
を行なう。
CPU32はその時の荷役操作レバー25の操作量に対
するエンジン1の回転数を割り出しエンジン1の回転数
をその操作量に対する回転数になるように回転制御し荷
役用油圧回路の油圧ポンプを駆動制御する。
従って、この場合には荷役操作レバー25の操作量に基
づいてエンジン1の回転数が制御されフォークリフトの
荷役速度は制御される。
次に、走行しながら荷役作業をしている場合、CPU3
2はレバー検出センサ及びアクセルセンサ24,27か
らの検出信号に基づいて荷役操作レバー25及びアクセ
ルペダル28が共に操作されていると判断してインチン
グ制御処理動作を行なう。
CPU32はその時の荷役操作レバー25の操作量に対
するエンジン1の回転数を割り出しエンジン1の回転数
をその操作量に対する回転数になるように回転制御す
る。一方、CPU32はその時のアクセルペダル28の
踏込み量に対するフォークリフトの走行速度を割り出す
とともに、車速センサ31からの検出信号に基づいてフ
ォークリフトのその時の走行速度を割り出す。そして、
CPU32はこの両走行速度に基づいてアクチュエータ
6、第1及び第2の電磁ソレノイドバルブ9,11を制
御しクラッチ2のクラッチ伝達トルク及びブレーキ力を
制御して、アクセルペダル28の踏込み量に対するフォ
ークリフトの走行速度を制御する。
従って、エンジン1の回転数はアクセルペダル28の踏
込みに関係なく優先的に荷役操作レバー25の操作量に
基づいて制御され、アクセルペダル28に基づくフォー
クリフトの走行速度はクラッチ2のクラッチ伝達トルク
及びホイールシリンダ10のブレーキ力に基づいて制御
される。この結果、荷役作業中においても、アクセルペ
ダル28の踏込み量を加減するだけで荷役作業に支障を
与えることなく適宜の走行速度を自由に選択できる。
従って、従来のようにアクセルペダルの他に設けられて
いるインチングペダルは全く不要となり、そのためのイ
ンチング操作がなくなり、荷役作業の操作性を向上させ
ることができる。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、乾式単板クラッチ以外の湿式クラッチ、多
板クラッチ等のその他のクラッチに応用したり、フォー
クリフト以外の産業車両に応用してもよい。
発明の効果 以上詳述したように本発明によれば、荷役操作レバーの
操作量でエンジンの回転数を制御し、そのエンジンの回
転制御に基づく走行速度の変動をアクセルペダルの踏込
み量に対する走行速度にすべくクラッチ伝達トルク若し
くはブレーキ力で制御するようにしたので、従来産業車
両に備えられた荷役操作をする際に使用されるインチン
グペダルをなくすことができ、荷役作業の操作性を向上
させることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化したフォークリフトの機構及
び電気ブロック回路図、第2図は励磁信号の波形図、第
3図はホイールシリンダの油圧とブレーキ力との関係を
示す図、第4図は励磁信号のデューティーとホイールシ
リンダの油圧との関係を示す図、第5図は荷役操作レバ
ーの操作量とエンジンの回転数との関係を示す図、第6
図はアクセルペダルの踏込み量と走行速度との関係を示
す図、第7図はフォークリフトの作用を示すフローチャ
ート図である。 エンジン1、乾式単板クラッチ2、自動変速機3、クラ
ッチ制御用アクチュエータ6、ロッド6a、マスタシリ
ンダ8、第1及び第2の電磁ソレノイドバルブ9,1
1、ホイールシリンダ10、パワーユニット12、スト
ローク検出手段21、レバー検出センサ24、荷役操作
レバー25、アクセルセンサ27、アクセルペダル2
8、エンジン回転数センサ30、車速センサ31、中央
処理装置(CPU)32、記憶装置33、スロットルア
クチュエータ34。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多川 澄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 畠 精一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの出力を入切りして、その出力を
    自動変速機に伝達するクラッチと、 前記クラッチを作動させ同クラッチの接続状態を制御す
    るクラッチ駆動手段と、 前記エンジンの回転数を制御するエンジン駆動手段と、 車両を制動させるブレーキと、 前記ブレーキを作動させ同ブレーキの制動状態を制御す
    るブレーキ駆動手段と、 車両の走行速度を検出する車速検出手段と、 アクセルペダルの操作量を検出するアクセル操作量検出
    手段と、 荷役操作装置の操作量を検出する荷役操作量検出手段
    と、 前記荷役操作装置の操作量に対するエンジンの回転数が
    回転数データとして記憶されている第1の記憶手段と、 前記アクセルペダルの操作量に対する車両の走行速度が
    予め車速データとして記憶されている第2の記憶手段
    と、 前記アクセルペダル及び荷役操作装置の操作有無を検出
    する操作検出手段と、 前記操作検出手段にてアクセルペダル及び荷役操作装置
    が操作されたとき、その時の荷役操作装置の操作量に対
    するエンジン回転数データを前記第1の記憶手段から読
    み出しその回転数データに基づいて前記エンジン駆動手
    段を作動させてエンジンを所定の回転数に制御する第1
    の制御手段と、 前記操作検出手段にてアクセルペダル及び荷役操作装置
    が操作されたとき、その時のアクセルペダルの操作量に
    対する車速データを前記第2の記憶手段から読み出し、
    その車速データと前記車速検出手段からの実際の車両の
    走行速度とに基づいて前記クラッチ駆動手段若しくはブ
    レーキ駆動手段を作動させて車両を所定の走行速度に制
    御する第2の制御手段と からなる産業車両の荷役操作における速度制御装置。
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DE102006027866A1 (de) * 2006-06-16 2008-01-24 Zf Friedrichshafen Ag Verfahren zum Steuern eines Rangiermodus eines Kraftfahrzeuges

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