JPH0626885Y2 - 光フアイバー用コネクター - Google Patents

光フアイバー用コネクター

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JPH0626885Y2
JPH0626885Y2 JP1989062049U JP6204989U JPH0626885Y2 JP H0626885 Y2 JPH0626885 Y2 JP H0626885Y2 JP 1989062049 U JP1989062049 U JP 1989062049U JP 6204989 U JP6204989 U JP 6204989U JP H0626885 Y2 JPH0626885 Y2 JP H0626885Y2
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JP
Japan
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optical fiber
ferrule
connector
fiber core
core wire
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JP1989062049U
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JPH032305U (ja
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邦浩 野場
幸雄 桜場
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電子計算機のような電子機器の内部回路の
自己診断に使用する光フアイバー用コネクターに関する
ものである。
〔従来の技術〕
近年、情報通信システムにおいて光フアイバーが賞用さ
れており、このような光フアイバーが多くの分野に使用
されている。たとえば、高速光ローカルエリアネツトワ
ーク(光LAN)では複数個の電子計算機をひとつの建
物もしくは複数の建物に設置し、それらの複数の電子計
算機を光フアイバーで環状に接続することがなされてい
る。このような光LANにおいては、電子計算機自体の
機能の診断を、光LANの構成前に行つたり構成後に定
期的に行つたりしている。すなわち上記電子計算機で
は、光LANを構成するための接続回路の入力側と出力
側とがあり、それぞれに受光および発光端子が取付けら
れている。自己診断用コネクターは、このような入力側
と出力側の端子を利用し、両端子を直接、短絡的に接続
してその電子計算機の内部回路が適正か否かの自己診断
を行うものである。この自己診断用コネクターの一例と
して、第4図に示すように、光フアイバーを被覆層で被
覆してなる光フアイバー心線1の両端被覆を除去したの
ち、U字状に曲げてその両端にステンレス鋼製のフエル
ール部2を設け、これら全体を上下2つ割りのソケツト
形ケース3の凹部に収容してなるものがある。このコネ
クターは、フエルール部2を上記電子計算機の端子部
(図示せず)に差し込み、フエルール部2の先端プラグ
部2aの端面から露呈している光フアイバーの端面(図
では隠れていて見えない)を上記電子計算機の端子部に
露呈している発光および受光素子と結合させ電子計算機
の内部回路の自己診断を行うようになつている。2bは
コネクター本体、4は上下2つ割りのケースを合わせて
固定するためのねじ止め用の穴である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の自己診断用コネクターでは、フエルール部2の取
付けを、第5図に示すステンレス鋼製のフエルール部2
の内部にエポキシ系接着剤を注入し、そこに第6図に示
すように、被覆層を除去して光フアイバー1aを露出さ
せた状態の光フアイバー心線1の端部を挿入し、ついで
接着剤を硬化させて固定することによつて行つている。
この場合には、金属製フエルール2をステンレス鋼の切
削加工によつて造るため、かなりの熟練を要し、しかも
高価になるという欠点がある。また、その金属製フエル
ール2内に光フアイバー心線1の端部を挿入する際、端
部の被覆層を除去してコアとクラツドからなる光フアイ
バー1aを露呈させるため、光フアイバーが折損しやす
いという問題も生じている。そのうえ、露呈している光
フアイバー1aの部分をフエルール2内に挿入すると
き、挿入クリアランスがわずか数μmしかないため、こ
の挿入時にも光フアイバー1aの折損の問題が生じてい
る。また、接着剤の硬化に約1時間程度を要するため、
その間光フアイバー1aを良好な状態で固定しておかな
ければならず、製造が煩雑である。
そこで、光フアイバ心線の端部にフエルールをモールド
成形したものが、特開昭61−52609号公報に開示
されている。このものは、光フアイバ心線の端部の被覆
部を切り離し、この被覆部を切り離した部分(光フアイ
バが露呈する部分)だけに、もしくは、上記被覆部を切
り離した部分(光フアイバが露呈する部分)およびこれ
に続く光フアイバ心線の被覆部の部分に、フエルールを
モールド成形したものである。しかしながら、このもの
では、光フアイバ心線の端部の被覆部を切り離してモー
ルド成形しているため、光フアイバ心線の端部から被覆
部を切り離すとき、および成形金型内に光フアイバ心線
を配設して固定するときに、露呈した光フアイバが折損
したり、損傷したりするという問題がある。しかも、光
フアイバの外周に直接モールド成形するため、熱影響を
受けると、光フアイバと樹脂材料との線膨張率の違いに
より、光フアイバにクラツクが入りやすいという問題が
ある。さらに、光フアイバ心線の端部の被覆部を除去す
る作業に手間がかかるという問題もある。
また、特開昭57−67906号公報にも、光フアイバ
の端部の保護層を除去し、この保護層を除去した部分
(光フアイバ素線が露呈する部分)およびこれに続く光
フアイバの保護層の部分をモールド成形したものが開示
されている。しかしながら、このものでも、光フアイバ
の端部の保護層を除去してモールド成形しているため、
上記特開昭61−52609号公報の場合と同様に、光
フアイバの端部から保護層を除去するとき、および成形
金型内に光フアイバを配設して固定するときに、露呈し
た光フアイバ素線が折損したり、損傷したりするという
問題がある。しかも、光フアイバ素線の外周に直接モー
ルド成形するため、熱影響を受けると、光フアイバ素線
と樹脂材料との線膨張率の違いにより、光フアイバ素線
にクラツクが入りやすいという問題がある。さらに、光
フアイバの端部の保護層を除去する作業に手間がかかる
という問題もある。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、製
造時に光フアイバーが折損したり、損傷したりすること
がなく、また製造が容易で製造時間も短く、しかも低コ
ストの光フアイバー用コネクターの提供をその目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の光フアイバー用
コネクターは、電子機器における光フアイバー製の接続
回路の入力側と出力側とを着脱自在に短絡接続する自己
診断用のコネクターであつて、コアとクラツドとその外
周の被覆層とを有する光フアイバー心線と、上記心線の
左右両端にそれぞれ形成されたフエルール部とを備え、
上記フエルール部が、上記被覆層が取り除かれていない
光フアイバー心線の端部の外周に一体形成された合成樹
脂製のプラグ部と、このプラグ部から内側に延びる合成
樹脂製のコネクター本体部とからなるという構成をと
る。
〔作用〕
すなわち、この考案の光フアイバー用コネクターは、光
フアイバー心線の両端の外周に、そのままの状態で合成
樹脂の一体成形により、上記従来の金属製フエルールに
相当する合成樹脂製フエルールを形成するため、ステン
レス鋼を切削加工する手間が不要であり製造が容易であ
る。また、光フアイバー心線の両端部の被覆層を取り除
く必要がなく、そのまま型内に入れて成形することによ
りフエルールが構成されるため、光フアイバー心線の折
損が殆ど生じず、しかも短時間の製造が可能となる。さ
らに、フエルール部が、上記被覆層が取り除かれていな
い光フアイバー心線の端部の外周に一体形成された合成
樹脂製のプラグ部と、このプラグ部から内側に延びる合
成樹脂製のコネクター本体部とからなるため、光フアイ
バー心線の端部は被覆層で保護されており、射出成形等
により合成樹脂製フエルールを成形する場合に、成形金
型内に光フアイバー心線を配設して固定するときに光フ
アイバー心線を折損させたり、損傷させたりすることが
ない。さらに、被覆層を構成する材料(通常は、ナイロ
ン樹脂等)とフエルール成形材料の合成樹脂との線膨張
率の差を小さくすることにより、かつ、被覆層が緩衝作
用効果を奏することから、光フアイバーにクラツクが入
ることがなくなる。さらに、光フアイバー心線の端部か
ら被覆層を取り除く作業を省略することができる。
つぎに、実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の光フアイバー用コネクターの一実施
例を示している。図において1は光フアイバー心線であ
り、10はその両端に形成されたフエルール部、10a
はそのプラグ部、10bはコネクター本体部である。こ
のフエルール部10の成形は、第2図に示すように、上
下2つ割り金型11内の金型空間12内に、光フアイバ
ー心線1の端部をそのままの状態で挿入し、ゲート13
から溶融合成樹脂成形材料(図示せず)を注入し硬化さ
せることにより行われる。そののち、上記成形材料を冷
却固化させ、金型11を開くと、第3図に示すような合
成樹脂製フエルール部10が両端に形成されている自己
診断用コネクターが得られる。この場合、上記成形材料
としては、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹
脂、ナイロン樹脂等の熱可塑製樹脂が用いられる。
このようにして得られた光フアイバー用コネクターは、
第4図に示すように、ケース3に収容して使用するよう
にしてもよいし、そのまま使用するようにしても差し支
えはない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の光フアイバー用コネクターは
自己診断に用いるものであり、ひとつの建物、もしくは
複数の建物に設置した複数の電子計算機等の電子機器を
光フアイバーで環状に接続する高速光ローカルエリアネ
ツトワーク(光LAN)において、上記電子機器の(光
LANを構成する)接続回路の入力側と出力側の両端子
を着脱自在に短絡接続することにより、上記電子機器の
内部回路が適正か否かの自己診断を行うことができる。
しかも、この考案の光フアイバー用コネクターは、被覆
層が取り除かれていない光フアイバー心線の左右両端に
合成樹脂製のフエルール部を形成しているため、従来の
ような金属製フエルールを製造する際行われる切削加工
工程が不要となり、材料費および加工費の低減を実現す
ることができ、コストの大幅な切り下げを実現すること
ができる。また、ナイロン樹脂等からなる被覆層がつい
たままの状態で、上記光フアイバー心線の端部を金型内
に挿入し成形材料を注入して硬化させることにより合成
樹脂製フエルールが形成されるため、従来のように被覆
層を除去し、それを金属製フエルール内に挿入する必要
がない。したがつて、被覆層の除去およびそれをフエル
ール内に挿入するときにおける光フアイバーの折損が生
じない。そのうえ、射出成形等の成形加工によつて、上
記合成樹脂製フエルールが形成されるため、従来のよう
な金属製フエルール内に接着剤を注入したのち光フアイ
バーを挿入し、接着剤の硬化を待つ必要がない。したが
つて、製造時間の大幅な短縮化を実現しうるようにな
る。
しかも、この考案では、フエルール部が、上記被覆層が
取り除かれていない光フアイバー心線の端部の外周に一
体形成された合成樹脂製のプラグ部と、このプラグ部か
ら内側に延びる合成樹脂製のコネクター本体部とからな
るため、光フアイバー心線の端部は被覆層で保護されて
おり、射出成形等により合成樹脂製フエルールを成形す
る場合に、成形金型内に光フアイバー心線を配設して固
定するときに光フアイバー心線を折損させたり、損傷さ
せたりすることがない。さらに、被覆層を構成する材料
(通常はナイロン等)とフエルール成形材料の合成樹脂
との線膨張率の差を小さくすることにより、かつ、被覆
層が緩衝作用効果を奏することから、光フアイバーにク
ラツクが入ることがなくなる。さらに、光フアイバー心
線の端部から被覆層を取り除く作業を省略することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成図、第2図および第
3図はそのフエルール部を製造する説明図、第4図は従
来例のケースを開いた状態の斜視図、第5図はその金属
製フエルール部の説明図、第6図はそれに挿入する光フ
アイバーの斜視図である。 1……光フアイバー心線、1a……光フアイバー、10
……フエルール部、10a……プラグ部、10b……コ
ネクター本体部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器における光フアイバー製の接続回
    路の入力側と出力側とを着脱自在に短絡接続する自己診
    断用のコネクターであつて、コアとクラツドとその外周
    の被覆層とを有する光フアイバー心線と、上記心線の左
    右両端にそれぞれ形成されたフエルール部とを備え、上
    記フエルール部が、上記被覆層が取り除かれていない光
    フアイバー心線の端部の外周に一体形成された合成樹脂
    製のプラグ部と、このプラグ部から内側に延びる合成樹
    脂製のコネクター本体部とからなることを特徴とする光
    フアイバー用コネクター。
JP1989062049U 1989-05-29 1989-05-29 光フアイバー用コネクター Expired - Lifetime JPH0626885Y2 (ja)

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JPH032305U JPH032305U (ja) 1991-01-10
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